JP4366110B2 - ズームレンズ及びそれを有する光学機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はズームレンズ及びそれを有する光学機器に関し、特にビデオカメラ、デジタルカメラ、フィルムカメラ、そして放送用カメラ等に好適に用いられる構成レンズ枚数が比較的少ないレンズ系全体の小型化を図ったズームレンズ及びそれを有する光学機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、一眼レフカメラやレンズシャッターカメラ、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等の小型化に伴い、これらに使用される撮影レンズとしてレンズ全長が短くコンパクトなズームレンズが要望されている。物体側より順に正、負、正、そして正の屈折力のレンズ群の4つのレンズ群より成り、各レンズ群を少枚数のレンズで構成する一方第3レンズ群以降に2面以上の非球面を配置することなどにより、コンパクトで広画角のズーム比3倍以上のズームレンズが知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
また、物体側より順に正、負、正、そして正の屈折力のレンズ群の4つのレンズ群より成り、各レンズ群の構成枚数を限定して、且つ屈折力配分も規定することなどにより、コンパクトで広画角のズーム比3.5倍程度までのズームレンズが知られている(例えば特許文献2)。
特許文献1、特開平8−220439号公報
特許文献2、特開平9−184982号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一般にズームレンズにおいて、レンズ系全体の小型化を図りつつ、所定の変倍比を有しつつ、全変倍範囲にわたり良好なる光学性能を得るには、各レンズ群のレンズ構成を適切に設定する必要がある。ズームレンズにおいて、各レンズ群の屈折力を強めれば変倍における各レンズ群の移動量が少なくなり、レンズ全長の短縮化が可能となる。しかしながら、各レンズ群の屈折力を単に強めると変倍に伴う収差変動が大きくなり、これを良好に補正するのが難しくなってくるという問題点が生じてくる。
【0005】
多くのズームレンズには、高い光学性能を維持したままで光学系の構成を出来るだけ簡素化するのが重要となっている。
【0006】
前記特許文献1で開示されているズームレンズでは、4つあるレンズ群の全てが3枚以下のレンズで構成されていて全体のレンズ枚数も少なくコンパクトではあるが、その一方で、屈折力の強い非球面レンズを比較的製造の難しいガラス材質で形成したものを2枚以上は使用している。この為、製造が難しくなる傾向があった。
【0007】
前記特許文献2に開示されているズームレンズは、少ない枚数構成で4群ズームレンズを達成しているが、変倍比が3倍を超えるような場合はやはり非球面レンズを2枚使用する必要がある。この為、製造が難しくなる傾向にあった。また、光学系の中で最も大きな口径を有している第1レンズ群が、比較的強い正の屈折力を持っているために曲率の強いレンズ形状を有しており、そのためにレンズの加工が難しくなる傾向があった。特に正、負、正そして正の屈折力のレンズ群の4つのレンズ群より成る4群ズームレンズにおいて、高変倍率でレンズ枚数が少ない小型のレンズ系を達成するにはズーミングに伴う各レンズ群の移動条件や各レンズ群の屈折力等を適切に設定する必要がある。これらが満足されないと諸収差の発生が増大し、全変倍範囲にわたり良好なる画質の映像を得るのが難しくなってくる。
【0008】
本発明は、ズーミングに伴う各レンズ群の移動条件や、各レンズ群の屈折力等を適切に設定することにより高変倍比で全変倍範囲にわたり、しかも全画面にわたり高い光学性能を有するズームレンズ及びそれを有する光学機器の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有し、
広角端に対し望遠端での該第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が大きく、該第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が小さく、該第3レンズ群と第4レンズ群の間隔が小さくなるように少なくとも該第1、第3、第4レンズ群が光軸上を移動するズームレンズにおいて、
該第1レンズ群は物体側より順に、1枚の正レンズと1枚の負レンズより成り、
該第2レンズ群は、2枚の負レンズと1枚の正レンズより成り、
該第3レンズ群は、1枚の正レンズと1枚の負レンズにより成り、
該第4レンズ群は、1枚の正レンズと1枚の負レンズを有し、該第4レンズ群以降に1以上の非球面を含む光学部材を有し、
該第iレンズ群の焦点距離をFi、広角端における全系の焦点距離fwとするとき、
0.1 < f4/f3 < 0.9
2.0 < f1/fw < 5.0
の条件式を満足することを特徴としている。
【0010】
この他発明は、前記第1レンズ群は両レンズ面が凸面の正レンズと両レンズ面が凹面の負レンズよりなること、や
0.15 < f4/f1 < 0.8
の条件式を満足することや
前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させることでフォーカスを行うことや、前記第4レンズ群は1枚の正レンズと1枚の負レンズから成り、該正レンズ又は負レンズは1以上の非球面を有することや、
前記第4レンズ群は、2枚の正レンズと1枚の負レンズから成り、これらのうちいずれか1枚のレンズは、1以上の非球面を有すること等を特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のズームレンズ及びそれを有する光学機器の実施形態について説明する。
【0012】
図1は実施形態1のズームレンズの広角端のレンズ断面図、図2、図3は実施形態1のズームレンズの広角端、望遠端のズーム位置における収差図である。
【0013】
図4は実施形態2のズームレンズの広角端のレンズ断面図、図5、図6は実施形態2のズームレンズの広角端、望遠端のズーム位置における収差図である。
【0014】
図7は実施形態3のズームレンズの広角端のレンズ断面図、図8、図9は実施形態3のズームレンズの広角端、望遠端のズーム位置における収差図である。
【0015】
図10はの実施形態4のズームレンズの広角端のレンズ断面図、図11、図12は実施形態4のズームレンズの広角端、望遠端のズーム位置における収差図である。
【0016】
図13は実施形態5のズームレンズの広角端のレンズ断面図、図14、図15は実施形態5のズームレンズの広角端、望遠端のズーム位置における収差図である。
【0017】
図16は本発明の光学機器の概略図である。
【0018】
図1、図4、図7、図10、図13のレンズ断面図において、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は正の屈折力の第4レンズ群である。L5は平板又は非球面を有する正又は負の屈折力の光学部材(第5レンズ群)である。広角端に対して望遠端での、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔(軸上空気間隔)が大きく、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔が小さく、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔が小さくなるように又、図10、図13の実施形態4、5では、第4レンズ群L4と第5レンズ群L5との間隔が大きくなるようにレンズ群を矢印の如く物体側へ移動させてズーミングを行っている。
【0019】
具体的には、第1、第3、第4レンズ群L1、L3、L4を物体側へ、第2レンズ群L2を像面側に凸状の軌跡の一部に沿って移動させている。
【0020】
SPは絞りである。IPは像面であり、デジタルカメラのときは固体撮像素子がフィルム用カメラのときはフィルムが位置している。
【0021】
フォーカスは第2レンズ群L2を光軸に沿って移動させて行っている。
【0022】
尚、各実施形態において、広角端と望遠端とは変倍用のレンズ群が機構上、移動可能な光軸上、一端から他端まで移動するときの両端のズーム位置をいう。
【0023】
収差図において、dはd線、gはg線、S.Cは正弦条件、Mはメリディオナル像面、Sはサジタル像面、倍率色収差はg線によって表わしている。また、FnoはFナンバー、Yは像高である。
【0024】
次に、実施形態1〜5のズームレンズのレンズ構成の特徴について説明する。
【0025】
実施形態1〜5に係るズームレンズは、正の屈折力を有する3つのレンズ群を全て移動させてズーミング(変倍)及び変倍に伴う像面変動の補正を行うことにより、屈折力の効率的な分配を行い、全体としてコンパクトな光学系ながらも高い変倍比と良好な光学性能を得ている。
【0026】
また、正の屈折力の第1レンズ群L1は物体側より順に1枚の正レンズと1枚の負レンズを貼り合わせた構成にしている。このような構成とすると、第1レンズ群L1を負レンズ、正レンズの順で構成した場合に比べて、該負レンズは曲率が弱い面形状をとるようになり、それによって該負レンズの製造時の加工が容易となる。またこのとき、正レンズを両レンズ面が凸面のレンズ形状、負レンズを両レンズ面が凹面のレンズとして、撮影光が第1レンズ群L1内を通過する際に各媒質の境界面で極端な屈折を起こすことがないようにし、収差の発生を抑え良好なる光学性能を得ている。
【0027】
負の屈折力の第2レンズ群L2は2枚の負レンズと1枚の正レンズで構成している。各実施形態の屈折力配置のズームレンズにおいて第2レンズ群L2は大きな変倍効果を負担することになり、負の屈折力も強くなって内部での収差発生も大きくなる。前記のようなレンズ構成とすることで、強い負の屈折力を維持しながらも良好な収差補正を可能とし、簡素なレンズ構成でありながら高変倍かつ高い光学性能を有した光学系を達成している。
【0028】
正の屈折力の第3レンズ群L3は1枚の正レンズと1枚の負レンズより構成している。これにより正レンズで発生する色収差を負レンズでキャンセルして、少ないレンズ枚数で良好な光学性能を得ている。
【0029】
実施形態1、2、4、5では正の屈折力の第4レンズ群L4を1枚の正レンズと1枚の負レンズにより構成しており、該負レンズには1以上の非球面を配置している。これにより、正レンズで発生する諸収差を負レンズでキャンセルし、且つ有効な非球面効果と合わせることで、少ないレンズ枚数ながらも良好な光学性能を得ている。
【0030】
また各実施形態では、ズーミングの際に第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔を変化させて、広角側から望遠側へのズーミングにおいて、第3レンズ群L3から射出された軸外光束が異なる高さで第4レンズ群L4を通過するようにしている。これによって第4レンズ群L4に配置した非球面が効率良く機能し広角側から望遠側へのズーム範囲全体にわたり良好に収差補正を行っている。このとき、非球面は第4レンズ群L4の一番像側の面に配置すると、より効果的である。
【0031】
非球面を含むレンズの材質は特に限定するものではないが、比較的安易に製造できるメリットから、樹脂成形のものを採用することが製造上の面では望ましい。その様な意図から数値実施例1、2では非球面を有するレンズの材質にポリカーボネートを採用している。
もちろん、該材質はガラスでも構わず、ガラス基盤上に非球面形状の樹脂層を配置した所謂複合非球面でも良い。
【0032】
第iレンズ群の焦点距離をfi、広角端のズーム位置における全系の焦点距離をfwとするとき、
0.1 < f4/f3 < 0.9 ・・・(1)
2.0 < f1/fw < 5.0 ・・・(2)
なる条件式を満足している。
【0033】
この条件式(1)の範囲の上限を越えて第3レンズ群L3の屈折力が強まると、発生する諸収差を少ないレンズ枚数で補正することが困難となり光学性能の良好なる維持が難しい。
また下限を越えて第3レンズ群L3の屈折力が弱まると広角端から望遠端へのズーミング際の移動量が大きくなると共に第4レンズ群L4のレンズ外径が大きくなり、コンパクト化が難しくなる。
また、条件式(1)の範囲のように第4レンズ群L4により強い屈折力を配置する構成とすることで、広角端では所謂レトロフォーカスの屈折力配置をする傾向が強くなり広画角化に有利な構成としており、ズーミング時には比較的移動量を大きく取り易い第4レンズ群L4の方に大きな変倍分担を持たせることができ全体としてコンパクトな構成ながら高変倍を容易に実現している。
【0034】
条件式(2)では光学系全体のコンパクト化と光学性能のバランスを良好に保つ為のものである。この条件式(2)の範囲の上限を越えて第1レンズ群L1の屈折力が弱くなると、所望の変倍に対し第1レンズ群L1の移動量が大きく必要となり光学系のコンパクト化が難しくなる。また、下限を越えて第1レンズ群L1の屈折力が強くなると、変倍時に発生する収差の補正が困難となる。
また、よりバランスの取れた良好な光学性能を得るには、条件式(1)、(2)の数値を以下の如く設定することが望ましい。
【0035】
0.25 < f4/f3 < 0.5 ・・・(1a)
3.0 < f1/fw < 4.0 ・・・(2a)
又第1、第4レンズ群の焦点距離f1、f4が、
0.15 < f4/f1 < 0.8 ・・・(3)
なる条件式を満足している。
【0036】
条件式(3)は変倍効果と光学性能および光学系のコンパクト化のバランスをとるための条件である。上限を越えて第4レンズ群L4の屈折力が弱くなり第1レンズ群L1の屈折力が強くなると、2枚レンズ構成の第1レンズ群L1ではズーミングにより発生する収差の補正が困難となり望ましくない。また下限を越えて第4レンズ群L4の屈折力が強くなり第1レンズ群L1の屈折力が弱くなると、ズーミング時の第1レンズ群L1の移動量が大きくなって光学系のコンパクト化に反し、同時に第4レンズ群L4内で発生する収差の補正も困難となるため望ましくない。
また、更にバランスの取れた良好な形態とするには、条件式(3)の数値範囲を次の如く設定することが望ましい。
【0037】
0.25 < f4/f1 < 0.5 ・・・(3a)
第2レンズ群L2を光軸上移動させることで、物体距離が無限遠から至近に変化した際の焦点位置の調節を行っている。第1レンズ群L1を移動させて焦点位置調節を行うようにすると、広角端での画面周辺光量の確保の為に第1レンズ群L1の外径が大きくなりコンパクト化に不利である。第2レンズL2で焦点位置調節を行うことで、光学系を大型化することなく、且つ無限遠から至近まで良好な光学性能を得ている。
【0038】
第2レンズ群L2はズーミング時にも光軸上を移動しているが、ズーミング時に固定にしてもよい。その際には、第2レンズ群L2の移動機構に変倍用と焦点位置調節用の2つの系統を必要とせず焦点位置調節機構のみで構成できるため、メカ機構及び制御系統の簡略化ができて、より簡易な構成とすることができる。
【0039】
実施形態3では、第4レンズ群L4は2枚の正レンズと1枚の負レンズの3枚より構成しており、このうち正レンズの内1枚に非球面を配置している。
このように比較的強い正の屈折力の第4レンズ群を2枚の正レンズと1枚の負レンズで構成することで、ズーミングおよび変倍に伴う像面変動の補正効果を安定して行い、第4レンズ群L4内で発生する収差も良好に補正するようにしている。
【0040】
実施形態4では、物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、絞りSP、正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4、そして実質上屈折力の無い第5レンズ群L5で構成している。
広角端に対して望遠端での第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔が大きく、第2レンズL2と第3レンズ群L3の間隔が小さく、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔が小さくなるように、第1レンズ群L1と第3レンズ群L3と第4レンズ群L4が光軸上を物体側に移動し、第2レンズ群L2も光軸上を移動している。第5レンズ群L5はズーミング時に固定である。
【0041】
樹脂製の非球面レンズを第4レンズ群L4の一番像側に配置した形態では、例えばこれが一眼レフカメラ用交換レンズなどの脱着式であると、通常のガラス材質より傷などに対する耐性の弱い樹脂製レンズが外界に晒されることとなる。その際には、実施形態4のように樹脂製レンズを保護するためにカバーガラスを第5レンズ群L5として配置することも可能である。また、ズームレンズをデジタルカメラに使用する場合などは同位置に波長選択型フィルターなどを配置しても良いし、ビデオカメラなどに適用するなら複数の撮像素子への光路分岐手段を配置しても良い。
【0042】
実施形態5では、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、絞りSP、正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力をの第4レンズ群L4、そして弱い負の屈折力の第5レンズ群L5で構成している。
広角端に対し望遠端での第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔が大きく、第2レンズL2と第3レンズ群L3の間隔が小さく、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔が小さくなるように、第1レンズ群L1と第3レンズ群L3と第4レンズ群L4が光軸上を物体側に移動し、第2レンズ群L2も光軸上を移動している。第5レンズ群L5はズーミング時に固定である。
【0043】
実施形態5では、第5レンズ群L5に樹脂(PMMA)製の非球面レンズを配置している。これによって諸収差をより良好に補正することができ、より高性能な光学系を実現している。特に、変倍で大きく移動する第4レンズ群L4に配置した非球面では補正の難しかった望遠端側での画像周辺性能、例えば非点収差などを良好に補正している。
【0044】
以上のように各実施形態では4つのレンズ群又は5つのレンズ群を有するズームレンズにおいて各レンズ群のレンズ構成を適切に設定することにより、広角端の撮影画角60度以上と広画角を有し且つ3倍以上の変倍比を達成し、全変倍域(全ズーム域)にわたり高い光学性能を維持していながら構成が簡易でコンパクト化を達成した一眼レフカメラやレンズシャッターカメラ、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等に好適なズームレンズを得ている。
【0045】
次に、本発明のズームレンズを用いた一眼レフカメラシステムの実施形態を、図16を用いて説明する。図16において、10は一眼レフカメラ本体、11は本発明によるズームレンズを搭載した交換レンズ、12は交換レンズ11を通して得られる被写体像を記録する銀塩フィルムや固体撮像素子(光電変換素子)などの感光面、13は交換レンズ11からの被写体像を観察するファインダー光学系、14は交換レンズ11からの被写体像を感光面12とファインダー光学系13に切り替えて伝送するための回動するクイックリターンミラーである。ファインダーで被写体像を観察する場合は、クイックリターンミラー14を介してピント板15に結像した被写体像をペンタプリズム16で正立像としたのち、接眼光学系17で拡大して観察する。撮影時にはクイックリターンミラー14が矢印方向に回動して被写体像は記録手段12に結像して記録される。
【0046】
このように本発明のズームレンズを一眼レフカメラ交換レンズ等の光学機器に適用することにより、高い光学性能を有した光学機器が実現できる。
【0047】
尚、本発明はクイックリターンミラーのないSLR(Single lensReflex)カメラにも同様に適用することができる。
【0048】
次に本発明の実施形態1〜5に各々対応する数値実施例1〜5を示す。数値実施例においてiは物体側からの面の順番を示し、Riは各面の曲率半径、Diは第i番目と第i+1番目の光学部材厚又は空気間隔、Niとνiは第i番目の光学部材のd線に対する屈折率とアッベ数である。
【0049】
また、非球面形状は面の中心部の曲率半径をR、光軸からの高さYの位置での光軸方向(光の進行方向)の変位を面頂点を基準にしてXとし、B、C、D、Eをそれぞれ非球面係数、Kを円錐係数としたとき、
【0050】
【数1】
【0051】
で表されるものとする。尚、「e−x」は「×10-x」を表す。また前述の各条件式の一部と数値実施例における諸数値との関係を表−1に示す。
【0052】
【外1】
【0053】
【外2】
【0054】
【外3】
【0055】
【外4】
【0056】
【外5】
【0057】
【表1】
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、高変倍比で全変倍範囲にわたり、しかも全画面にわたり高い光学性能を有するズームレンズ及びそれを有する光学機器を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のズームレンズの光学断面図
【図2】実施形態1のズームレンズの広角端における収差図
【図3】実施形態1のズームレンズの望遠端における収差図
【図4】実施形態2のズームレンズの光学断面図
【図5】実施形態2のズームレンズの広角端における収差図
【図6】実施形態2のズームレンズの望遠端における収差図
【図7】実施形態3のズームレンズの光学断面図
【図8】実施形態3のズームレンズの広角端における収差図
【図9】実施形態3のズームレンズの望遠端における収差図
【図10】実施形態4のズームレンズの光学断面図
【図11】実施形態4のズームレンズの広角端における収差図
【図12】実施形態4のズームレンズの望遠端における収差図
【図13】実施形態5のズームレンズの光学断面図
【図14】実施形態5のズームレンズの広角端における収差図
【図15】実施形態5のズームレンズの望遠端における収差図
【図16】本発明の光学機器の概略図
【符号の説明】
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
L5 第5レンズ群
SP 絞り
IP 像面
d d線
g g線
S.C 正弦条件
△S サジタル像面
△M メリディオナル像面
Claims (8)
- 物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群を有し、広角端に対し望遠端での該第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が大きく、該第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が小さく、該第3レンズ群と第4レンズ群の間隔が小さくなるように少なくとも該第1、第3、第4レンズ群が光軸上を移動するズームレンズにおいて、
該第1レンズ群は物体側より順に、1枚の正レンズと1枚の負レンズより成り、
該第2レンズ群は、2枚の負レンズと1枚の正レンズより成り、
該第3レンズ群は、1枚の正レンズと1枚の負レンズにより成り、
該第4レンズ群は、1枚の正レンズと1枚の負レンズを有し、該第4レンズ群以降に1以上の非球面を含む光学部材を有し、
該第iレンズ群の焦点距離をFi、広角端における全系の焦点距離fwとするとき、
0.1 < f4/f3 < 0.9
2.0 < f1/fw < 5.0
の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 前記第1レンズ群は両レンズ面が凸面の正レンズと両レンズ面が凹面の負レンズよりなることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
- 0.15 < f4/f1 < 0.8
の条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。 - 前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させることでフォーカスを行うことを特徴とする請求項1、2、または3に記載のズームレンズ。
- 前記第4レンズ群は1枚の正レンズと1枚の負レンズから成り、該正レンズ又は負レンズは1以上の非球面を有することを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載のズームレンズ。
- 前記第4レンズ群は、2枚の正レンズと1枚の負レンズから成り、これらのうちいずれか1枚のレンズは、1以上の非球面を有することを特徴とする請求項1、2、3または4に記載のズームレンズ。
- 固体撮像素子上に像を形成する為の光学系であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する固体撮像素子を有することを特徴とする光学機器。
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