JP4363220B2 - 血圧計 - Google Patents

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Description

本発明は、測定部位の動脈にカフ帯の阻血袋を均等な圧迫力で当てがうことができる血圧計に関する。
従来、カフ帯の阻血袋を測定部位(手首、上腕、足首等)に当てがって、阻血袋の膨張で動脈を圧迫阻血して血圧測定を行う血圧計がある(オシロメトリック法)。
上記のような血圧計で、例えば手首で血圧を測定する場合、図8(b)に手首1の断面形状を示すように、手首1の手掌側において、上腕動脈から分岐した橈骨動脈2と尺骨動脈3とは、長掌筋腱、橈側手根屈筋腱、尺側手根屈筋腱、指屈筋腱等の腱組織4と、橈骨5と尺骨6の両突起部による弾性の高い(硬い)組織に挟まれ、しかも、これらの硬い組織の方が動脈に比べてやや隆起していることが多く、特に体脂肪の低い人は、動脈の周辺組織が緩やかに陥没していることがある。
したがって、図8(a)(b)のように、カフ帯7のC字状のクリップ板9を介して阻血袋8を手首1に当てがって、阻血袋8の膨張で動脈を圧迫阻血して血圧測定を行う際に、動脈2,3を同時に圧迫阻血しようとしても、硬い組織4等に阻害されるために圧迫力が動脈2,3に充分に伝わらず、阻血袋8の内圧を相当に高くしないと、2本の動脈2,3を同時に圧迫阻血することができない。
このため、2本の動脈にそれぞれ阻血袋を当てがう方法(特許文献1)、クリップ板(弾性体板)に変形部分を形成する方法(特許文献2)、クリップ板(湾曲板)の剛性を変える方法(特許文献3)がある。
特開2003−290156号公報 特許第3235602号公報 特開昭61−238229号公報
しかしながら、手首等の断面形状は、人によって千差万別であって、上記従来技術であっても、測定部位の2本の動脈に阻血袋を均等な圧迫力で当てがうことができないという問題があった。
本発明は、上記問題を解消するためになされたもので、測定部位の動脈にカフ帯の阻血袋を均等な圧迫力で当てがって血圧の測定が正確に行える血圧計を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、カフ帯の阻血袋を手首等の測定部位に当てがって、阻血袋の膨張で動脈を圧迫阻血して血圧測定を行う血圧計であって、
上記カフ帯と阻血袋との間に可撓性の弾性体板が介設されて、この弾性体板は、測定部位の周方向において、動脈側のフラット部と、このフラット部の両端に、略ハ字形状で連なる傾斜部と、この傾斜部の各端に、略逆ハ字形状で連なる湾曲部とで構成されていることを特徴とする血圧計を提供するものである。
請求項2の発明は、請求項1記載の血圧計であって、上記弾性体板は、フラット部と傾斜部と湾曲部とが、それぞれ折れ曲がり部で一体的に連結された一体物であることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1記載の血圧計であって、上記弾性体板の少なくともフラット部と傾斜部とには、測定部位の長手方向の少なくとも一方の端部に肉厚部が形成されていることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1記載の血圧計であって、上記弾性体板は、フラット部が少なくとも1箇所以上で分割されて、この分割部分がヒンジ部により開閉自在に結合されていることを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項1記載の血圧計であって、上記弾性体板は、フラット部と一方側の傾斜部、および/または一方側の傾斜部と湾曲部の折れ曲がり部のいずれかにおいて少なくとも1箇所以上で分割されて、この分割部分がヒンジ部により開閉自在に結合されているとともに、上記フラット部と他方側の傾斜部および湾曲部は、上記折れ曲がり部で一体的に連結された一体物であることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項1記載の血圧計であって、上記弾性体板のフラット部と両側の傾斜部、および/または両側の傾斜部と湾曲部の折れ曲がり部が左右対称の位置で少なくとも1箇所以上で分割されて、この分割部分がヒンジに部により開閉自在に結合されていることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、弾性体板は、測定部位が手首では、手掌側の大きな隆起の腱組織をフラット部で押さえて平坦にしたうえで、動脈の周辺組織を傾斜部で押さえることによって、腱組織と動脈の周辺組織との高さの差が小さくなるために、測定部位に阻血袋が均等な圧迫力で当てがわれて、阻血袋の圧迫力が動脈に効率良く伝わるようになるので、血圧の測定が正確に行えるようになる。また、フラット部と傾斜部とで手首に対する装着位置が安定するとともに、湾曲部が手首の手背側に回り込むので、手首からずれにくくなる。
請求項2の発明によれば、弾性体板は、フラット部と傾斜部と湾曲部とを折れ曲がり部で一体的に連結した一体物であるから、多数人のデータに基づいて最も分布の多い標準の手首等の形状に合うように折れ曲がり部の角度を設定することで、手首等の細い人から太い人まで当てがいやすくなる。
請求項3の発明によれば、阻血袋は、中央部に比べて端部での膨張が小さくて圧迫力が弱いために、端部に肉厚部を形成することで、阻血袋と手首等との密着性が良好になって、測定精度が向上するようになる。
請求項4の発明によれば、ヒンジ部により弾性体板の開閉が可能になるから、手首等が細い人から太い人まで当てがいやすくなる。また、様々な曲率の手首等であっても、ヒンジ部で弾性体板の開閉角度を調節することができるので、手首等との密着性がより良好になって、測定精度が向上するようになる。
請求項5の発明によれば、ヒンジ部により、フラット部に対して一方側の傾斜部、一方側の傾斜部に対して湾曲部が開閉可能になるから、様々な曲率の手首等であっても、ヒンジ部で傾斜部や湾曲部の開閉角度を調節することができるので、手首等との密着性がより向上するようになる。また、ヒンジ部で傾斜部や湾曲部を折り畳むことができるので、不使用時の血圧計が小型化して、収納性が向上するようになる。さらに、血圧計を手首等に装着する時に、折れ曲がり部で一体的に連結したフラット部と他方側の傾斜部および湾曲部とを手首等の長径部分に引っ掛けてから手掌側を覆うように装着すると、装着動作が容易になるとともに、装着ずれが少なくなる。
請求項6の発明によれば、弾性体板は、ヒンジ部によって手首等の形状に対するフレキシビリティは高いが、阻血袋を固定する力は弱いことから、阻血袋が左右不均一に膨張することがある。そこで、ヒンジ部を左右対称位置に設けることにより、阻血袋が左右均一に膨張しやすくなるので、動脈に対する圧迫性が良くなる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、血圧計10であり、(a)は手首1に装着した時の断面図、(b)は、第1実施形態の弾性体板11Aの平面図、(c)は(a)の正面図である。
上記血圧計10は、図1(a)のように、阻血袋13を手首1の手掌側に当てがった状態で、カフ帯12を手首1に巻き付けて、面ファスナー14等でずれないように固定する。
血圧計本体15内には、ポンプ16、排気弁17、圧力センサー18等が設けられ、これらは、阻血袋13に対して空気を給排するための配管19で接続されるとともに、制御部20によって作動タイミングが制御されるようになる。
すなわち、スイッチをオンして血圧の測定を開始すると、ポンプ16から配管19を介して阻血袋13に空気が供給されて、阻血袋13が所定の圧力に達するまで手首1を圧迫して、橈骨動脈2と尺骨動脈3とを阻血する。そして、圧力センサー18で所定の圧力に達したことが確認されると、ポンプ16を停止し、排気弁17により一定速度で減圧するように阻血袋13の空気が排出される。同時に橈骨動脈2と尺骨動脈3の脈波成分をフィルター等により抽出して、所定のアルゴリズムを用いて血圧値を算出する。
この阻血袋13で手首1を圧迫して、橈骨動脈2と尺骨動脈3とを阻血する際に、腱組織4、橈骨5、尺骨6等が各動脈2,3を圧迫する障害となって、手首1の2本の動脈2,3に阻血袋13を均等な圧迫力で当てがうことができない。
そこで、上記血圧計10では、カフ帯12と阻血袋13との間に第1実施形態の弾性体板11Aを介設固定している。
上記弾性体板11Aは、図1(b)(c)のように、手首1の周方向において、動脈2,3側のフラット部11aと、このフラット部11bの両端に、略ハ字形状で連なる傾斜部11bと、この傾斜部11bの各端に、略逆ハ字形状で連なる湾曲部11cとで構成されている。
この弾性体板11Aは、フラット部11aと傾斜部11bと湾曲部11cとが、それぞれ折れ曲がり部11d,11eで一体的に連結された一体物としている。
上記弾性体板11Aは、例えば、厚さtが1〜2mm、幅Wが50mm程度のプラスチック等の可撓性材料を加熱状態で折り曲げ成形したり、型で射出成形することで、簡単に成形することができる。
第1実施形態の血圧計10であれば、図1(a)のように、弾性体板11Aは、手首1の手掌側の大きな隆起の腱組織4をフラット部11aでほほ垂直方向から押さえて平坦にしたうえで、動脈2,3の周辺組織を傾斜部11bでほほ垂直方向から押さえることによって、腱組織4と動脈2,3の周辺組織との高さの差が小さくなるために、手首1の手掌側に阻血袋13が均等な圧迫力で当てがわれて、阻血袋13の圧迫力が動脈2,3に効率良く伝わるようになるので、血圧の測定が正確に行えるようになる。
また、フラット部11aと傾斜部11bとで手首1に対する装着位置が安定するとともに、湾曲部11cが手首1の手背側に回り込むので、手首1からずれにくくなる。
さらに、フラット部11aと傾斜部11bと湾曲部11cとを折れ曲がり部11d,11eで一体的に連結した一体物であるから、多数人のデータに基づいて最も分布の多い標準の手首1の形状に合うように折れ曲がり部11d,11eの角度を設定することで、手首1の細い人から太い人まで当てがいやすくなる。
図2は、第2実施形態の弾性体板11Bであり、(a)は弾性体板11Bのフラット部11aの側面断面図、(b)は弾性体板11Bの正面図、(c)は手首1に装着した弾性体板11Bの側面断面図である。
第1実施形態の弾性体板11Aと相違する点は、弾性体板11Bのフラット部11aと傾斜部11bと湾曲部11cには、手首1の長手方向の両端部11fに肉厚部11gをそれぞれ形成したことである。この肉厚部11gは、例えば厚さ2mm、幅5mm程度が好ましいが、これに限られるものではない。また、肉厚部11gは、弾性体板11Bと同一の材質であっても良いが、弾性体板11Bよりも柔らかく、手首1よりも硬い材質であることが好ましい。
上記肉厚部11gは、少なくともフラット部11aと傾斜部11bとに形成してあれば良い。
第2実施形態の弾性体板11Bであれば、阻血袋13は、中央部に比べて端部11fでの膨張が小さくて圧迫力が弱いために、端部11fに肉厚部11gを形成することで、阻血袋13と手首1との密着性が良好になって、測定精度が向上するようになる。
図3(a)(b)は、第2実施形態の弾性体板11Bの変形例1であって、(a)は弾性体板11Bのフラット部11aの側面断面図、(b)は手首1に装着した弾性体板11Bの側面断面図である。
そして、肉厚部11hは、端部11gから中央方向に向かって厚みが薄くなる勾配状に形成している。
このように、肉厚部11hに勾配を付けたので、厚みが急激に変わらないために、阻血袋13と手首1との密着性がより良好になって、測定精度が向上するようになる。
また、図3(c)(d)に示す変形例2のように、肉厚部11h(上記肉厚部11gも同様)は、手首1の長手方向の少なくとも一方の端部11f、好ましくは、動脈血流の方向aから考えて中枢側にのみ形成してあっても同様の効果を得ることができる。
図4は、第3実施形態の弾性体板11Cであり、(a)は弾性体板11Cの平面図、(b)は弾性体板11Cの正面図である。
第1実施形態の弾性体板11Aと相違する点は、弾性体板11Cは、フラット部11aが略中央部付近で分割されて、この分割部分をヒンジ部22により開閉自在に結合したことである。なお、フラット部11aの分割は、略中央部付近だけに限られず、少なくとも1箇所以上で分割すれば良い。
第3実施形態の弾性体板11Cであれば、フラット部11aのヒンジ部22により弾性体板11Cの開閉が可能になるから、手首1が細い人から太い人まで当てがいやすくなる。
また、様々な曲率の手首1であっても、ヒンジ部22で弾性体板11Cの開閉角度を調節することができるので、手首1との密着性がより向上するようになる。すなわち、手首1の断面は、図1(a)や図8(b)に示したような正楕円形状ではなく、図8(c)に示すように、実際には長径方向と短径方向の何れでも形状が相違するものであるから、この形状の相違に合うように、弾性体板11Cの開閉角度を調節できるので、手首1との密着性が向上するのである。
図5は、第4実施形態の弾性体板11Dであり、(a)は弾性体板11Dの平面図、(b)は弾性体板11Dの正面図である。
第1実施形態の弾性体板11Aと相違する点は、弾性体板11Dは、フラット部11aと一方側(図中左側)の傾斜部11bとの間の折れ曲がり部11dで分割されて、この分割部分をヒンジ部22により開閉自在に結合するとともに、フラット部11aと他方側(図中右側)の傾斜部11bは、上記折れ曲がり部11dで一体的に連結した一体物としたことである。
第4実施形態の弾性体板11Dであれば、ヒンジ部22により、フラット部11aに対して一方側の傾斜部11bが開閉可能になるから、様々な曲率の手首1であっても、ヒンジ部22で傾斜部11bや湾曲部11cの開閉角度を調節することができるので、手首1との密着性がより向上するようになる。また、ヒンジ部22で傾斜部11bと湾曲部11cを内方に折り畳むことができるので(二点鎖線b参照)、不使用時の血圧計10が小型化して、収納性が向上するようになる。さらに、血圧計10を手首1に装着する時に、折れ曲がり部11d,11eで一体的に連結したフラット部11aと他方側の傾斜部11bおよび湾曲部11cとを手首1の長径部分に引っ掛けてから手掌側を覆うように装着すると、装着動作が容易になるとともに、装着ずれが少なくなる。
また、図6(a)に示す変形例1のように、一方側の傾斜部11bと湾曲部11cとの間の折れ曲がり部11eで分割して、この分割部分をヒンジ部22により開閉自在に結合することもできる。なお、具体的に図示しないが、フラット部11aと一方側の傾斜部11bとの間の折れ曲がり部11dで分割して、この分割部分をヒンジ部22により開閉自在に結合するとともに、一方側の傾斜部11bと湾曲部11cと間の折れ曲がり部11eで分割して、この分割部分をヒンジ部22により開閉自在に結合することもできる。
さらに、図6(b)に示す変形例2のように、フラット部11aと両側の傾斜部11bとの間の折れ曲がり部11dで分割して、この分割部分をそれぞれヒンジ部22により開閉自在に結合することもできる。なお、具体的に図示しないが、各傾斜部11bと湾曲部11cと間の折れ曲がり部11eで分割して、この分割部分をそれぞれヒンジ部22により開閉自在に結合することもできる。
すなわち、図4、図5、図6(a)の構成では、弾性体板11C,11Dは、ヒンジ部22によって手首1の形状に対するフレキシビリティは高いが、阻血袋13を固定する力は弱いことから、阻血袋13が左右不均一に膨張することがある。そこで、図6(b)の構成のように、ヒンジ部22を左右対称位置に設けることにより、阻血袋13が左右均一に膨張しやすくなるので、動脈2,3に対する圧迫性が良くなる。
図4、図5、図6(a)(b)のヒンジ部22を有する弾性体板11C,11Dにおいては、図6(c)のように、ヒンジ部22に折り畳み方向cのトーションを付与するトーションばね23を設ければ、血圧計10を手首1に装着した後に、弾性体板11C,11Dはトーションによって内側に付勢された状態で手首1に固定されるので、装着時の位置ずれが少なくなる。
また、図6(d)のように、上記ヒンジ部22のヒンジ軸24をバネピンのように、静止トルクを有するものとすれば、弾性体板11C,11Dを手首1に装着すると、弾性体板11C,11Dは静止トルクによって静止状態で手首1に固定されるので、装着時の位置ずれが少なくなる。
図7(a)〜(c)は、それぞれ第5実施形態の弾性体板11Eの正面図である。
図7(a)のように、第1実施形態の弾性体板11Aと相違する点は、上記湾曲部11cは、一方(右側)の長さL1に対して他方(左側)の長さL2を長く(換言すれば、一方の長さL2に対して他方の長さL1を短く)設定していることである。
この構成であれば、手首1は、左右の曲率半径が対称ではないから、曲率半径の小さい側に長い湾曲部11cを装着すれば、阻血袋13の膨張時に左右のバランスが良くなる。また、血圧計10を手首1に装着する時に、長い湾曲部11cを手首1の長径部分に引っ掛けてから手掌側を覆うように装着すると、装着動作が容易になるとともに、装着ずれが少なくなる。
図7(b)のように、第1実施形態の弾性体板11Aと相違する点は、上記湾曲部11cは、一方(左側)に対して他方(右側…クロスハッチング参照)の弾性を高く設定していることである。
この構成であれば、手首1は、左右の曲率半径が対称ではないから、曲率半径の小さい側に弾性が高い湾曲部11cを装着すれば、阻血袋13の膨張時に左右のバランスが良くなる。また、血圧計10を手首1に装着する時に、弾性が高い湾曲部11cを手首1の長径部分に引っ掛けてから手掌側を覆うように装着すると、装着動作が容易になるとともに、装着ずれが少なくなる。
図7(c)のように、第1実施形態の弾性体板11Aと相違する点は、上記湾曲部11cは、傾斜部11bとの角度が一方(右側)の角度θ2に対して他方(左側)の角度θ1を小さく設定していることである。
この構成であれば、手首1は、左右の曲率半径が対称ではないから、曲率半径の小さい側に角度が小さい方を装着すれば、阻血袋13の膨張時に左右のバランスが良くなる。また、血圧計10を手首1に装着する時に、この角度が小さい湾曲部11cを手首1の長径部分に引っ掛けてから手掌側を覆うように装着すると、装着動作が容易になるとともに、装着ずれが少なくなる。
上記各実施形態の説明では、測定部位を手首1としたが、上腕、足首等であっても良いことは言うまでもない。
(a)は、第1実施形態の弾性体板を設けた血圧計を手首に装着した時の断面図、(b)は第1実施形態の弾性体板の平面図、(c)は(a)の正面図である。 (a)は、第2実施形態の弾性体板のフラット部の側面断面図、(b)は弾性体板の正面図、(c)は手首に装着した弾性体板の側面断面図である。 第2実施形態の変形例であり、(a)は変形例1の弾性体板のフラット部の側面断面図、(b)は手首に装着した弾性体板の側面断面図、(c)は変形例2の弾性体板のフラット部の側面断面図、(d)は手首に装着した弾性体板の側面断面図である。 第3実施形態の弾性体板であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 第4実施形態の弾性体板であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 第4実施形態の弾性体板の変形例であり、(a)は変形例1の正面図、(b)は変形例2の正面図、(c)はトーションばねを設けたヒンジ部の正面図、(d)は静止トルクを有するヒンジ軸を設けたヒンジ部の正面図である。 (a)〜(c)は、それぞれ第5実施形態の弾性体板の正面図である。 (a)は、従来の弾性体板を設けた血圧計を手首に装着した弾性体板の側面断面図、(b)は(a)の血圧計を手首に装着した時の断面図、(c)は手首の断面図である。
符号の説明
1 手首
2,3 動脈
10 血圧計
11A〜11E 弾性体板
11a フラット部
11b 傾斜部
11c 湾曲部
11d,11e 折れ曲がり部
11f 端部
11g 肉厚部
12 カフ帯
13 阻血袋
22 ヒンジ部
23 トーションばね
24 ヒンジ軸

Claims (6)

  1. カフ帯の阻血袋を手首等の測定部位に当てがって、阻血袋の膨張で動脈を圧迫阻血して血圧測定を行う血圧計であって、
    上記カフ帯と阻血袋との間に可撓性の弾性体板が介設されて、この弾性体板は、測定部位の周方向において、動脈側のフラット部と、このフラット部の両端に、略ハ字形状で連なる傾斜部と、この傾斜部の各端に、略逆ハ字形状で連なる湾曲部とで構成されていることを特徴とする血圧計。
  2. 上記弾性体板は、フラット部と傾斜部と湾曲部とが、それぞれ折れ曲がり部で一体的に連結された一体物であることを特徴とする請求項1記載の血圧計。
  3. 上記弾性体板の少なくともフラット部と傾斜部とには、測定部位の長手方向の少なくとも一方の端部に肉厚部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の血圧計。
  4. 上記弾性体板は、フラット部が少なくとも1箇所以上で分割されて、この分割部分がヒンジ部により開閉自在に結合されていることを特徴とする請求項1記載の血圧計。
  5. 上記弾性体板は、フラット部と一方側の傾斜部、および/または一方側の傾斜部と湾曲部の折れ曲がり部のいずれかにおいて少なくとも1箇所以上で分割されて、この分割部分がヒンジ部により開閉自在に結合されているとともに、上記フラット部と他方側の傾斜部および湾曲部は、上記折れ曲がり部で一体的に連結された一体物であることを特徴とする請求項1記載の血圧計。
  6. 上記弾性体板のフラット部と両側の傾斜部、および/または両側の傾斜部と湾曲部の折れ曲がり部が左右対称の位置で少なくとも1箇所以上で分割されて、この分割部分がヒンジに部により開閉自在に結合されていることを特徴とする請求項1記載の血圧計。
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