JP4362353B2 - 浮き、および、仕掛け - Google Patents

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Description

本発明は魚釣りに用いる浮き、特に、中通し浮きと呼ばれるタイプの浮き、および、この浮きを有する仕掛けに関する。
魚釣りの際に用いられる浮きとして「中通し浮き」と呼ばれるタイプのものがある。
この「中通し浮き」には、第1のタイプとして「固定仕掛け用中通し浮き」と呼ばれるものがある。固定仕掛け用中通し浮きは、釣糸が挿通する貫通孔を軸方向に有しており、ここに釣糸を挿通した上で、さらに止めピンなどを貫通孔に挿入して釣糸を貫通孔内において位置決めし、釣糸上の任意の長手方向位置に浮きを固定するものである。
「中通し浮き」の第2のタイプとして、「半遊動仕掛け用中通し浮き」と呼ばれるものがある。例えば、従来のこのタイプの浮きは、釣糸が挿通する貫通孔を有する本体部を有し、この貫通孔の水底側出口の径を小径化させたものである。そして、釣糸に浮き止めを取り付けておき、釣り操作を行う(特許文献1参照)。
この第2のタイプの浮きでは、水中に仕掛けを投じると、中通し浮きは水面に浮遊し、釣糸の先端に取り付けた錘や釣針などの重さによって釣糸は先端側から沈降する。釣糸が浮き止めを取り付けた位置まで沈降すると、浮き止めが遊動浮きの貫通孔内の小径部分に当たり、釣糸の沈降が止まる。このようにして、水面より一定の深さに釣針を位置させることができることになるのである。
このような「半遊動仕掛用中通し浮き」は、狙いとする魚が生息する水深が深い場合に用いられるものである。即ち、狙いとする魚が生息する水深が深ければ、その水深にあわせて浮きと仕掛けとの間の距離を設定するので、浮きと仕掛けとの間の距離が長くなる。浮きと仕掛けとの間の距離が長い場合に「固定仕掛用中通し浮き」を利用すると、この浮きの位置までしか釣糸をリールに巻き上げることができないので、仕掛けに係った魚を取り込み難い。そこで、必要に応じて、浮きと仕掛けとの間の距離を変更し得るような「半遊動仕掛用中通し浮き」が必要となるのである。
また、このような「半遊動仕掛用中通し浮き」を利用すれば、浮き止めの位置を調整することで、仕掛けの位置する深さを容易に変更することも可能であり、釣り場の状況にあわせて機動的に対応できる。
特開平8-33443号公報
しかし、上述のような従来の「半遊動仕掛用中通し浮き」においては以下のような問題点が指摘される。
第1の問題点として、従来の「半遊動仕掛用中通し浮き」は風の影響を受けるという問題がある。即ち、従来の「半遊動仕掛用中通し浮き」では、釣針等の仕掛けを水面から一定の深さに留めても、水面上に位置する釣糸が強い風を受けて流されると、釣糸は遊動浮きを逆に挿通して水面から引き上げられ、釣針等の仕掛けが予定の深さより浅い位置へと引き上げられてしまう。釣針の水深が変化すると、狙った魚を上手く捉えられない。
このような問題に対して、本体部の貫通孔の上空側の口端に、釣糸の浮き止めの逆走を防止するためのリングなどを配置する対応方法が考えられる。
しかし、仮に上述のような対応を施したとしても、さらに第2の問題点として、従来の「半遊動仕掛用中通し浮き」では魚が仕掛けに係った際の「当たり」に瞬時に反応し得ないという問題がある。即ち、上述の対応をさらに施した「半遊動仕掛用中通し浮き」を用いた魚釣りにおいては、風等の影響を受けても釣糸の浮き止めは上述のリングにより中通し浮きの本体部内に留められ、従って、釣針等の仕掛けが予定の深さより浅い位置に引き上げられることは防止できる。しかし、浮き止めが上述のリングに当たっているので、仕掛けに係った魚が釣糸を引きつけても、浮き止めが貫通孔内の小径部分に当たるまで貫通孔内を移動する一定のタイムラグが発生する。釣人は浮きの動きを見て「当たり」に反応するので、このようなタイムラグは、釣人が瞬時に適格に「当たり」に反応して釣針などに魚を引っ掛ける上での大きな障害となる。
本発明は、風を受けても釣糸が引き上げられ難く一定の深さに釣針を位置させることができる浮きおよび仕掛けを提供することにある。さらに、釣人が「当たり」に的確に反応できる浮きおよび仕掛けを提供することにある。
本発明の浮きは、釣糸に浮き止めを取り付けて行う魚釣りの際に用いられる浮きであって、釣糸が挿通するための貫通孔が鉛直方向に形成された本体部と、貫通孔を挿通する釣糸の浮き止めの水底側への導出を抑止する第1抑止手段と、第1抑止手段に抑止された釣糸の浮き止めが第1抑止手段に抑止された状態から上空側へ逆導出されるのを抑止するための第2抑止手段とを備えている。
この浮きは、本体部の貫通孔に釣糸を挿通した状態で用いられる。例えば、釣糸の一定の位置に結び目や小球などを取り付けおく。これが浮き止めである。水中に釣糸の先端に連結した仕掛けを投じると、本体部は水面に浮遊し、釣糸の先端に取り付けた錘や釣針などの仕掛けの重さによって釣糸は先端側から沈降する。釣糸が結び目等の浮き止めの位置まで沈降すると、第1抑止手段が結び目等を係止して、釣糸がそれ以上水底側へ導出するのを抑える。そして、釣糸の沈降が止まる。このようにして、水面より一定の深さに釣針等の仕掛けを位置させることができる。
一方、水面上で強風等により釣糸が流されると、釣糸が逆に浮きから上空方向へ引き戻される場合もある。この場合には、第2抑止手段が第1抑止手段によって水底側への移動が抑制されている釣糸の結び目等の浮き止めを係止して、釣糸がその位置から上空側へ逆導出されるのを抑える。そして、沈降している釣針の深さを一定の位置に留める。このように、第2抑止手段は、浮き止めが第1抑止手段に抑制されている状態で釣糸の逆導出を抑止している。よって、仕掛けに魚が係り、魚が釣糸を引き込んだ際には、浮き止めが瞬時に第1抑止手段に当たって、浮きが反応することになる。
例えば、このような浮きの1つは、本体部の貫通孔の内部に配置される部材であり、貫通孔に連通する貫通孔より小径の孔が形成され、その孔の内周面に複数の凹凸が形成されている第1部材と、本体部の貫通孔の内部の第1部材の上空側に一定の間隔を隔てて配置される部材であり、貫通孔の軸方向に於いて水底方向に傾斜し且つ径方向於いて内側に張り出すフランジを有している第2部材とを備えるものである。この第1部材が第1抑止手段であり、第2部材が第2抑止手段である。
この浮きも、本体部の貫通孔に釣糸を挿通した状態で用いられる。また、釣糸の一定の位置に結び目や小球などを浮き止めとして取り付けおく。水中に仕掛けを投じると、本体部は水面に浮遊し、釣糸の先端に取り付けた錘や釣針などの重さによって釣糸は先端側から沈降する。釣糸の結び目等の浮き止めは第2部材を挿通して本体部の貫通孔内に至り、その後、第1部材の小径の孔に結び目等の浮き止めが引っかかり、釣糸がそれ以上水底側へ導出するのが抑えられる。そして、釣糸の沈降が止まる。
一方、水面上で強風等により釣糸が流されると、釣糸が逆に浮きから上空方向へ引き戻されるが、第2部材のフランジに釣糸の結び目等が係止され、釣糸がそれ以上、上空側へ戻らない。なお、リールで釣糸を巻き上げる等して、過剰に釣糸を本体部から上空側へ引き出せば、釣糸の結び目等はフランジを乗り越える
なお、本発明の浮きにおいては、第1抑止手段及び第2抑止手段は、本体部の貫通孔の軸方向の中央付近に配置されているのが好ましい。
本発明の仕掛けの1つは、浮きと、浮き止めとを備える。浮きは、釣糸が挿通するための貫通孔が鉛直方向に形成され、貫通孔の出口側に小径部が形成された本体部と、本体部の貫通孔の内部に配置され、貫通孔に連通し小径部の内径に合致する孔を有する磁石と、を有する。浮き止めは、釣糸上の所定の位置に装着される磁性体であり、小径部より太径である。そして、浮き止めが磁石に磁着することにより、浮き止めの水底側への導出および上空側への逆導出が抑止される。
この仕掛けでも、浮きは、本体部の貫通孔に釣糸を挿通した状態で用いられる。また、釣糸の一定の位置に磁性体を浮き止めとして取り付けおく。水中に仕掛けを投じると、本体部は水面に浮遊し、釣糸の先端に取り付けた錘や釣針などの重さによって釣糸は先端側から沈降する。釣糸の磁性体は本体部の貫通孔内に至り磁石に磁着して、釣糸がそれ以上水底側へ導出するのが抑えられる。そして、釣糸の沈降が止まる。
一方、水面上で強風等により釣糸が流されると、釣糸が逆に浮きから上空方向へ引き戻されるが、磁性体が磁石に磁着しており、釣糸は上空側へ戻らない。なお、リールで釣糸を巻き上げる等して、過剰に釣糸を本体部から上空側へ引き出せば、釣糸の磁性体と磁石との磁着は解除できる。
なお、本発明の仕掛けにおいては、磁石は、本体部の貫通孔の軸方向の中央付近に配置されているのが好ましい。
本発明の別の仕掛けは、浮きと、浮き止めとを備える。浮きは、釣糸が挿通するための貫通孔が鉛直方向に形成され、貫通孔の出口側に小径部が形成された本体部と、本体部の貫通孔の内部に配置され、貫通孔に連通し小径部の内径に合致する孔を有する磁性体と、を有する。浮き止めは、釣糸上の所定の位置に装着される磁石であり、小径部より太径である。そして、浮き止めが磁性体に磁着することにより、浮き止めの水底側への導出および上空側への逆導出が抑止される。
なお、本発明の仕掛けにおいては、磁性体は、本体部の貫通孔の軸方向の中央付近に配置されているのが好ましい。
本発明の浮きおよび仕掛けによれば、風を受けても釣糸が引き上げられ難く一定の深さに釣針を位置させることができる。さらに、釣人が「当たり」に的確に反応できる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態を採用した浮きは、本体部1と、本体部1の内部に収納されている錘2と、フランジ体3とからなる。
本体部1は、発泡ポリウレタンやABS樹脂等の硬質合成樹脂材から構成される球状の部材である。浮き全体としてその比重が凡そ1程度となるように調整される。浮きを水面付近に漂わせるためである。本体部1には1つの軸方向に貫通孔1aが貫通している。この貫通孔1aの水底側の開口に錘2が嵌め込まれて固定されている。また、錘2に隣接してその上面側にはフランジ体3が貫通孔1aに嵌め込まれて固定されている。
錘2は貫通孔1aの一方の開口付近の内周面を部分的に削って拡径化した部分に挿入されて固定されている。例えば、鉛や真鍮,その他の金属等から構成されている。軸方向に孔が貫通しており、この孔は上述の本体部1の貫通孔1aに連通するものである。錘2の孔は、本体部1の内部側において大径で貫通孔1aの径に合致しているが、本体部1の外部側においては小径化されている。小径化された孔の内周面には周方向に延びて凹凸溝が形成される。この小径化される孔の径は釣糸Lが挿通可能な程度に設定され、例えば、0.5〜1.5mm程度に設定される。このような錘2が配置される側が鉛直方向において水底方向に位置することになる。
フランジ体3は貫通孔1aに内嵌された略パイプ状の部材であり、合成樹脂材等から構成される。フランジ体3のパイプの孔は貫通孔1aの底面側ほど小径化するように加工してもよい。特に、このフランジ体3の底面側(錘2側)端部は、水底方向に傾斜し且つ径方向於いて内側に張り出すフランジとなっている。このフランジ体3の最小径は、上述の錘2の孔の最小径よりやや大きく、2.0〜4.0mm程度に設定するのがよい。このフランジ体3は、例えば、貫通孔1aの内周面の一部を部分的に大径化しておき、貫通孔1aの上端側からこの大径化した部分に無理矢理嵌め込む等によって内嵌させることができる。この錘2とフランジ体3との距離は、1.0〜4.0mm程度に設定しておくのが好ましい。
このように構成される浮きは、以下のようにして用いられる。まず、図2(a)に示すように、リールからの釣糸Lを、釣竿の所定の釣糸ガイドに挿通した後に、フランジ体3から本体部1の貫通孔1aを経て錘2の孔へと挿通する。そして、釣糸Lの先端側には釣針やガン玉錘など必要な部材を装着する。また、浮きよりリール側の釣糸Lの一部に別途釣糸を巻き付けて浮き止め糸Pを形成し、若しくは小球等の「浮き止め」を取り付けておく。
図2(b)に示すように、水中に仕掛けを投じると、錘2を水底側にして浮きの本体部1は水面に浮遊し、釣糸Lの先端に取り付けた錘や釣針などの重さによって釣糸Lは先端側から水底方向へ沈降する。釣糸Lの浮き止め糸Pはフランジ体3を挿通して本体部1内の貫通孔1aに至り、錘2の小径部分に引っかかる。釣糸Lはそれ以上水底側へ導出するのを抑えられ、釣糸Lの沈降が止まる。
一方、図2(c)に示すように、水面上で強風等により釣糸Lが流されると、釣糸Lが逆に浮きから上空方向(釣竿側)へ引き戻される。しかし、フランジ体3の内側のフランジに釣糸Lの浮き止め糸Pが引っかかり、釣糸Lがそれ以上、上空側へ戻らない。よって、浮きから釣針までの距離が変化することなく、一定の水深位置に釣針を位置させることができる。さらに、釣糸Lの先端の仕掛けの釣針に魚が係り、魚が釣糸を引きつけた場合には、浮き止め糸Pは直ちに錘2に当たり、浮きの本体部1が反応する。釣人は、魚の「当たり」を瞬時に認識して魚を釣り上げることができるのである。
なお、リールで釣糸Lを巻き上げる等して、浮きが釣竿の釣糸ガイドに至り、過剰に釣糸Lを本体部1から上空側へ引き出す力が加われば、釣糸Lの浮き止め糸Pはフランジ体3のフランジを乗り越えて挿通し、釣糸Lを十分にリールに巻きとることができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図3に示すように、本発明の第2実施形態を採用した浮きは、本体部11と、本体部11の内部に収納されている磁石12とからなる。また、釣糸Lには別途磁性体13を装着する。
本体部11は、第1実施形態と同様に、発泡ポリウレタンやABS樹脂等の硬質合成樹脂材から構成される球状の部材である。1つの軸方向に貫通孔11aが貫通している。この貫通孔11aの一方の開口付近は特に一段小径化されている。この貫通孔11aの小径化された側に磁石12が収納される。なお、他方側の開口に別途保護リングなどを装着してもよい。
磁石12は中央に孔が貫通している孔つき円盤形の部材である。その外径は貫通孔11a大径部分の内径に、その内径は貫通孔11aの小径部分の内径に合致しており、貫通孔11a内に収納されている。なお、磁石12の内径(貫通孔11aの小径部分の内径)は釣糸Lが挿通可能な程度に設定され、上述の第1実施形態と同様に、例えば、0.5〜1.5mm程度に設定される。このような磁石12が錘としても作用し、磁石12を装着した側が鉛直方向において水底方向に位置する。
磁性体13は、軸方向に貫通する貫通孔及び外部からこの貫通孔に至るスリットが形成された、金属等からなる部材である。釣糸Lをスリットから貫通孔に滑り込ませて、圧を欠けて磁性体13を潰して、釣糸L上の任意の位置に磁性体13は装着される。この磁性体13は本体部11の貫通孔11a内の大径部分に収納可能な大きさであれば足りるが、好ましくは、貫通孔11aの小径部分より太径のものとするのがよい。
このように構成される浮きは、以下のようにして用いられる。第1実施形態と同様に、リールからの釣糸Lを、釣竿の所定の釣糸ガイドに挿通した後に、本体部11の貫通孔11aへ導き、磁石12の孔から導出する。そして、釣糸Lの先端側には釣針やガン玉錘など必要な部材を装着する。磁性体13は本体部11より釣竿側に位置するようにする。
水中に仕掛けを投じると、磁石12側を水底側にして浮きの本体部11は水面に浮遊し、釣糸Lの先端に取り付けた錘や釣針などの重さによって釣糸Lは先端側から水底方向へ沈降する。釣糸L上に固定されている磁性体13は本体部11の貫通孔11a内に収納され、磁石12に磁着する。そして、釣糸Lはそれ以上水底側へ導出するのを抑えられ、釣糸Lの沈降が止まる。
一方、水面上で強風等により釣糸Lが流されると、釣糸Lが逆に浮きから上空方向(釣竿側)へ引き戻される。しかし、磁性体13が磁石12に磁着しており、釣糸Lは上空側へ戻らない。よって、浮きから釣針までの距離が変化することなく、一定の水深位置に釣針を位置させることができる。さらに、リールで釣糸Lを巻き上げる等して、浮きが釣竿の釣糸ガイドに至り、過剰に釣糸Lを本体部11から上空側へ引き出す力が加われば、釣糸Lの磁性体13は磁石12から外れ、釣糸Lを十分にリールに巻きとることができる。
なお、この実施形態では、浮きに磁石を、釣糸の浮き止めとして磁性体を利用しているが、これらは入れ替えてもよい。
[第3実施形態]
さらに、別の変形例を示す。
図4に示すように、本発明の第3実施形態を採用した浮きは、本体部21と、本体部21の内部に収納されている錘22と、フランジ体23とからなる。本体部21とフランジ体23とは第1実施形態と同様であり、説明を省略する。
錘22は本体部21の貫通孔21aの一方の開口付近の内周面を部分的に削って拡径化した部分に挿入されて固定されている。例えば、鉛や真鍮,その他の金属等から構成されている。軸方向に孔が貫通しており、この孔は上述の本体部21の貫通孔21aに連通するものである。錘22の孔は貫通孔21aに比較して小径化されている。その径は釣糸Lが挿通可能な程度に設定され、例えば、0.5〜1.5mm程度に設定される。このような錘22が配置される側が鉛直方向において水底方向に位置することになる。
このような浮きにおいても、釣糸Lの所定の位置に、例えば、浮き止めビーズP1を装着しておくことで、第1実施形態と同様に用いることができる。
[第4実施形態]
さらに、別の変形例を示す。
図5に示すように、本発明の第4実施形態を採用した浮きは、本体部31と、フランジ体33とからなる。
本体部31には第1実施形態と同様に貫通孔31aが形成されている。本体部31の貫通孔31aはその軸長方向中央付近の一定の領域においては、他の部分より小径化されておりネック状に加工されている。ネック状になっている部分において、貫通孔31aは1.0mm 程度の穴径となる。ネック状になっている部分の上空側に隣接してフランジ体33が貫通孔31aに内嵌されている。フランジ体33については上記各実施形態と同種であり、説明を省略する。なお、本体部31には、必要に応じて、その水底側に錘などを適宜配置してもよい。
このような浮きにおいても、釣糸Lの所定の位置に、浮き止めP2を装着しておくことで、第1実施形態と同様に用いることができる。
本発明の第1実施形態を採用した浮きを示した図。 図1の浮きの使用態様を示した図。 本発明の第2実施形態を採用した浮きを示した図。 本発明の第3実施形態を採用した浮きを示した図。 本発明の第4実施形態を採用した浮きを示した図。
1,11,21,31 本体部
2,22 錘
3,23,33 フランジ体
12 磁石
L 釣糸

Claims (6)

  1. 釣糸に浮き止めを取り付けて行う魚釣りの際に用いられる浮きであって、
    釣糸が挿通するための貫通孔が鉛直方向に形成された本体部と、
    前記本体部の貫通孔の内部に配置され、前記貫通孔に連通し前記貫通孔より小径の孔が形成され、その孔の内周面に複数の凹凸が形成された部材であり、前記貫通孔を挿通する釣糸の浮き止めの水底側への導出を抑止する第1抑止手段と、
    前記本体部の貫通孔の内部の前記第1抑止手段の上空側に一定の間隔を隔てて配置され、前記貫通孔の軸方向に於いて水底方向に傾斜し且つ径方向於いて内側に張り出すフランジを有する部材であり、前記釣糸の浮き止めが前記第1抑止手段に抑止された状態から上空側へ逆導出されるのを抑止するための第2抑止手段と、
    を備えた浮き。
  2. 前記第1抑止手段及び前記第2抑止手段は、前記本体部の貫通孔の軸方向の中央付近に配置されている、請求項1に記載の浮き。
  3. 釣糸が挿通するための貫通孔が鉛直方向に形成され、前記貫通孔の出口側に小径部が形成された本体部と、前記本体部の貫通孔の内部に配置され、前記貫通孔に連通し前記小径部の内径に合致する孔を有する磁石と、を有する浮きと、
    釣糸上の所定の位置に装着される磁性体であり、前記小径部より太径の浮き止めと、
    を備え、
    前記浮き止めが前記磁石に磁着することにより、前記浮き止めの水底側への導出および上空側への逆導出が抑止される、
    仕掛け。
  4. 前記磁石は、前記本体部の貫通孔の軸方向の中央付近に配置されている、請求項に記載の仕掛け。
  5. 釣糸が挿通するための貫通孔が鉛直方向に形成され、前記貫通孔の出口側に小径部が形成された本体部と、前記本体部の貫通孔の内部に配置され、前記貫通孔に連通し前記小径部の内径に合致する孔を有する磁性体と、を有する浮きと、
    釣糸上の所定の位置に装着される磁石であり、前記小径部より太径の浮き止めと、
    を備え、
    前記浮き止めが前記磁性体に磁着することにより、前記浮き止めの水底側への導出および上空側への逆導出が抑止される、
    仕掛け。
  6. 前記磁性体は、前記本体部の貫通孔の軸方向の中央付近に配置されている、請求項に記載の仕掛け。
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