JP4360440B2 - 浴室殺菌システム - Google Patents
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Description
斯かる浴室防汚装置においては、殺菌水を霧状、粒状、流水状等の形態で散布することが開示されている。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、洗い場床上の全面や壁の低い部分、バスエプロン等の細菌や黴が繁殖しやすい部位に殺菌水を行き渡らせることができ、より長い時間、殺菌水を洗い場床上に滞留させることが可能な浴室殺菌システムを提供することを目的とするものである。
この浴室殺菌システムは、浴槽2と、浴槽2の長辺側に隣接する洗い場床3と、浴槽2側から洗い場床3を隔てて浴槽2に対向する第1の壁面4側へ横設された浴室カウンタ5と、浴室殺菌装置1とから構成される。洗い場床3は、排水口7内に向かって排水用の下り勾配が取られている。ここで、浴室カウンタ5は、第2の壁面に取り付けられており、浴槽2のリム2aより低い位置に配置されている。浴室カウンタ5に対向する第3の壁面36もしくは、第1の壁面4のいずれかに人が浴室内に出入りする出入口用のドア37が設けられる。尚、排水口7は、洗い場床3のバスエプロン側端辺であって、第2の壁面と第3の壁面の間の略中央位置に形成されている。
制御ボックス10は、浴室の天井裏に設置され、リモコン13からの指示により、機能ユニット11内の後述する電磁弁及び電解槽を制御する。機能ユニット11は、殺菌水を生成するユニットであり、浴室カウンタ内に内蔵され、その先端には殺菌水を散布する散布ノズル12が接続される。
浴室カウンタ5内部には、図2に示すように、洗い場水栓(図示せず)に給水/給湯する給水管15及び給湯管16が配管される。このうち給水管15は、分岐されて、機能ユニット11に水を供給する水道水導入管15が接続される。
この水道水導入管15の途中には止水栓18が設けられ、この止水栓18を閉めることにより、機能ユニット11を取り外す際にも、浴室の通常の使用に支障を来さないようになっている。
機能ユニット11は、図3(a)に示すように、ケース20内に、水道水導入管17に接続する流入口21を介して順に、電磁弁22、定流量弁23、大気開放弁24、逆止弁25、及び電解槽26が連通され、電解槽26は、流出口27を介して殺菌水導出管に接続される。ここで、流入口および流出口は浴室カウンターの前端部側に配置されるように取設されており、流入口と流出口の軸はそれぞれ対角位置に配置されている。電解槽を介して流入口と流出口を連通するための管路部は、流入口から浴室カウンターの後端部側に直進する往路部と、流出口から浴室カウンターの後端部側に直進する復路部と、往路部および復路部の浴室カウンター後端部側の端部を連通するためにU字状に屈曲すると共に、復路部が往路部に比べて高い位置に配置されるように取り付けられる屈曲部と、を有している。
リモコン13のスイッチ13aが押されると、制御ボックス10からの指示により電磁弁22が開閉する。そして、電磁弁22が開くことにより通水され、定流量弁23により流量が一定に保たれる。これにより、生成される殺菌水の濃度が一定に保たれると同時に、散布ノズル12から散布される殺菌水の水圧も一定に保たれ、所望の範囲に殺菌水を散布することが可能となる。
通水状態になると、電解槽26の電極29に通電が開始され、電極29の電気分解が行われて銀イオンが発生する。銀イオンを含有する水は殺菌水として散布ノズル12へ送られる。こうして生成された殺菌水は、逆止弁25により給水管15へと逆流することが防止される。
これらのうち、液体噴出孔33aは、図6(b)に示すように、水平に開口するものの、液体噴出孔33bは、図6(c)に示すように、仰角4°に開口する。また、液体噴出孔33cは、図6(d)に示すように、仰角8°に、液体噴出孔33dは、図6(d)に示すように、仰角12°にそれぞれ開口する。
これにより、洗い場床3の散布ノズル遠方まで、殺菌水を散布することができる。なお、各液体噴出孔の仰角は、散布する洗い場床の広さに応じて適宜決定される。
これにより、回転体31を分解した後、誤って上側部材32と下側部材33とを上下逆に取り付けることが防止されるので、液体噴出孔33b,33c,33dは仰角を確保でき、常に上方を指向して開口する。
また、散布ノズル12は、浴室カウンタ5下部に取設されるので、浴室カウンタ5下部が陰になって、殺菌水が廻らないということもない。また、洗い場における入浴時の人体洗浄の際にも邪魔にならず、従来の洗浄では死角となっていたカウンター下方の床面の汚れをも効果的に洗浄することができる。
一方、Fエリアは、壁に当たって床面に流れ落ちた殺菌水が、床の傾斜に従って排水口まで流れる際に必ず、殺菌水が通る部分であるため、洗い場床上に殺菌水を直接吐水させていない。特に、G、H、I、Jエリアの洗い場床上に直接吐水する液体噴出孔から吐水される殺菌水は必ず第2の壁面42に当たることになるため、第2の壁面42から洗い場床上に落ちる水量も多い。このように、水道圧力のみで、第1の壁面、第2の壁面、第3の壁面、バスエプロン、洗い場床上全面の全てに殺菌水を直接吐水することは困難であるため、洗い場床面上よりも、第1の壁面、第2の壁面、第3の壁面、バスエプロンの方に大量の殺菌水が直接吐水されるようにしている。
散布ノズル12に最も近い散布領域G(洗い場床上に直接吐水される領域の中で最も散布ノズルに近い)は、排水蓋8の上面に殺菌水が直接かかる角度に散水ノズルの角度を設定している。洗い場床上のG、H、I、Jエリアに散布ノズル12から直接当たる殺菌水の流れは、大半が排水口から遠ざかる速度成分を有し、壁面やエプロン6から流れてくる流れとぶつかり、殺菌水の排水速度を落とす作用を引き起こす(排水勾配に逆らうように、洗い場床上に殺菌水が直接吐水される)。一方、洗い場床上のFエリアに散布ノズル12から直接当たるようにすると、殺菌水の流れは、排水口に向かう速度成分を有し、殺菌水の排水速度を高める作用を引き起こしてしまうため、洗い場床上のFエリアには殺菌水を直接吐水せずに、壁面に当たって跳ね返り、水勢が弱まった状態で殺菌水を浸らせることが好ましい。
以上により、散布ノズル12から散布された殺菌水が、直接排水口に流れこむのを避け、できるだけ長い時間、床面に殺菌水を滞留させることができる。また、3方向の壁面下部とバスエプロンに万遍なく殺菌水を接触させることが可能となる。
図11〜図14は、散布ノズルの実施形態として示したが、本発明の散布ノズルは、本質的には多穴を表すものであり、ノズルの数で規定されるものではない。
2 浴槽
2a リム
3 洗い場床
4 壁面
5 浴室カウンタ
6 バスエプロン
7 排水口
8 排水蓋
10 制御ボックス
11 機能ユニット
12 散布ノズル
13 リモコン
13a スイッチ
13b LED
15 給水管
16 給湯管
17 水道水導入管
18 止水栓
19 殺菌水導出管
20 ケース
21 流入口
22 電磁弁
23 定流量弁
24 大気開放弁
25 逆止弁
26 電解槽
27 流出口
28 ウレタン樹脂
29 電極
30 ボディ
30a 軸先端
30b 最先端
31 回転体
32 上側部材
32a 33e 挿通孔
33a,33b,33c,33d 液体噴出孔33 下側部材
34 ワッシャ
35 固定ビス
36 壁面
37 出入口
38 四方向カバーノズル
39 噴出口
40 三方向カバーノズル
41 一方向カバーノズル
42 壁面
43a、43b 壁面取り付けノズル
44 広角ノズル
45 揺動ノズル
100 滑り止め用の複数の島状の凸部
110 流路
Claims (3)
- 浴槽と、
前記浴槽に隣接し、排水勾配が取られた洗い場床と、
前記洗い場床の前記浴槽側端辺から、該浴槽の前記洗い場床側端辺までを掩蔽するバスエプロンと、
前記バスエプロン側から前記洗い場床を隔てて前記浴槽に対向する第1の壁面側へ横設されるとともに、前記第1の壁面の端部から前記浴槽側に延在する第2の壁面に取付けられ、前記第2の壁面と対向する第3の壁面側に突設された浴室カウンタと、
前記第2の壁面から離れた位置で前記洗い場床に形成され、前記排水勾配により前記洗い場床上の水が流れ込む排水口と、を有する浴室の洗い場床を殺菌するための浴室殺菌システムであって、
前記浴室カウンタ下面に取設され、殺菌水を前記洗い場床上に吐水する殺菌水吐水部を備え、
前記殺菌水吐水部は、前記排水口よりも前記第2の壁面側の洗い場床上には、前記第2の壁面に当たった後に殺菌水が流れるように吐水し、前記排水口よりも前記第3の壁面側の前記洗い場床上には、直接殺菌水が当たるよう吐水することを特徴とする浴室殺菌システム。 - 前記殺菌水吐水部は、仰角を有し斜め上方に向けて殺菌水を吐水する液体噴出孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載の浴室殺菌システム。
- 前記殺菌水吐水部は、鉛直方向の軸周りに回転して殺菌水を吐水するよう構成されていることを特徴とする請求項1記載の浴室殺菌システム。
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