JP2009195620A - 浴室殺菌ユニット - Google Patents

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修二 西山
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【課題】本発明は、浴槽側の排水と洗い場側の排水とが合流する排水トラップを有する浴室であって、排水トラップ内に流入した殺菌水を長時間、滞留させることが可能で、排水トラップ内の細菌の繁殖を抑制することができる浴室殺菌ユニットを提供する。
【解決手段】 浴槽側の排水と洗い場側の排水とが合流する排水トラップを有する浴室に設けられた浴室殺菌ユニットであって、前記制御装置は、前記運転開始操作部が入力された際に、浴槽水の排水状況を確認する確認ステップを経てから、前記殺菌水生成装置で生成された殺菌水を、前記殺菌水吐水部から洗い場床に吐水することを特徴とする浴室殺菌ユニット。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴室の洗い場に殺菌水を吐水して、細菌の発生を抑制する浴室殺菌ユニットに関する。
従来、殺菌性物質又はイオンを含有する殺菌水を散布して、浴室の細菌の発生を抑制する浴室防汚装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
斯かる浴室防汚装置においては、殺菌水を霧状、粒状、流水状等の形態で、浴室壁や洗い場床に散布することにより、細菌に起因する浴室壁や洗い場床の表面に生じる汚れを防止することができることが開示されている。
特開平9−220273号公報
洗い場床や浴室壁に散布された水は、洗い場床上を排水勾配に沿って流れ、洗い場床に形成された排水ピットに集水される。排水ピットの底部には、排水トラップが取設されており、排水トラップ内の封水部からオーバーフローした水は、排水管に排出される。この排水トラップ内には、洗い場側からの水の他に、浴槽内の浴槽水も浴槽排水栓を開くことによって流入するように構成されている。特許文献1のように、洗い場に殺菌水を散布することで排水内の封水部に殺菌水が溜まるため、排水トラップ内の細菌の繁殖を抑制することができる。
しかし、排水トラップ内には浴槽内からの浴槽水も流入するため、洗い場床に殺菌水を散布した後に、皮脂汚れなどを含む浴槽水を排水してしまうと、排水トラップ内に溜まった殺菌水がすぐに排出されてしまうため、排水トラップ内に細菌が繁殖してしまうという問題があった。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、浴槽側の排水と洗い場側の排水とが合流する排水トラップを有する浴室であって、排水トラップ内に流入した殺菌水を長時間、滞留させることが可能で、排水トラップ内の細菌の繁殖を抑制することが可能な浴室殺菌ユニットを提供する。
本発明の一態様によれば、浴槽側の排水と洗い場側の排水とが合流する排水トラップを有する浴室に設けられた浴室殺菌ユニットであって、殺菌水を生成する殺菌水生成装置と、前記殺菌水生成装置により生成された殺菌水を洗い場床に吐水する殺菌水吐水部と、前記殺菌水生成装置で生成された殺菌水を、前記殺菌水吐水部から洗い場床に吐水する洗い場殺菌モードを有する制御装置と、前記洗い場殺菌モードの運転開始を操作する運転開始操作部と、を備え、前記制御装置は、前記運転開始操作部が入力された際に、浴槽水の排水状況を確認する確認ステップを経てから、前記殺菌水生成装置で生成された殺菌水を、前記殺菌水吐水部から洗い場床に吐水することを特徴とする浴室殺菌ユニットを提供する。
本発明に係る浴室殺菌ユニットによれば、浴槽側の排水と洗い場側の排水とが合流する排水トラップを有する浴室であって、排水トラップ内に流入した殺菌水を長時間、滞留させることが可能で、排水トラップ内の細菌の繁殖を抑制することができる。
本発明に係る浴室殺菌ユニットの一実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る浴室殺菌システムの全体的な概要を示すものである。
この浴室殺菌システムは、浴槽2と、浴槽2の長辺側に隣接する洗い場床3と、浴槽2側から洗い場床3を隔てて浴槽2に対向する第1の壁面4へ横設された浴室カウンタ5と、浴室殺菌装置1とから構成される。洗い場床3は、排水ピット7内に向かって排水用の下り勾配が取られている。ここで、浴室カウンタ5は、第2の壁面42に取り付けられており、浴槽2のリム2aより低い位置に配置されている。
また、この浴室には、洗い場床3の浴槽2側端辺から、浴槽2の洗い場床3側端辺までを掩蔽するバスエプロン6と、洗い場床3の浴槽2側端辺に、洗い場床3より一段低く形成され、排水トラップが取設される排水ピット7が設けられ、排水ピット7上面には、洗い場床上の水が排水ピット7内に流入可能な程度の隙間を空けて排水蓋8が載置される。
浴室殺菌装置1は、制御ボックス(制御装置)10と、機能ユニット11と、殺菌水吐水部に該当する散水部12と、リモコン13とを備える。
制御ボックス10は、浴室の天井裏に設置され、リモコン13からの指示により、機能ユニット11内の後述する電磁弁及び電解槽(殺菌水生成装置)を制御する。機能ユニット11は、殺菌水を生成するユニットであり、浴室カウンタ内に内蔵され、その先端には殺菌水を散布する散水ノズル12が接続される。
リモコン13は、浴室前の更衣室等の壁面に設置され、スイッチ13aとLED13bとを備える。スイッチ13aをONにすると、浴室殺菌装置1が作動を開始するとともに、LED13bが点灯し、浴室殺菌装置1が作動中であることを表示する。またリモコン13には、確認手段13cが設けられ、スイッチ13aが押されたとき、浴槽水の排水状況を確認する確認ステップを経てから、浴室殺菌装置1が作動を開始する。確認手段の具体例としてはリモコンの前面に形成された表示モニターまたは、音声を発することが可能なスピーカーが挙げられる。
浴室カウンタ5内部には、図2に示すように、洗い場水栓(吐水部)に給水/給湯する給水管15及び給湯管16が配管される。このうち給水管17は、分岐されて、機能ユニット11に水を供給する水道水導入管17が接続される。
この水道水導入管17の途中には止水栓18が設けられ、この止水栓18を閉めることにより、機能ユニット11を取り外す際にも、浴室の通常の使用に支障を来さないようになっている。
水道水導入管17により導入された水は、機能ユニット11内において殺菌水に変成され、殺菌水導出管19を経由して散水部12へと送られる。
機能ユニット11は、図3(a)に示すように、ケース20内に、水道水導入管17に接続する流入口21を介して順に、電磁弁22、定流量弁23、大気開放弁24、逆止弁25、及び電解槽26が連通され、電解槽26は、流出口27を介して殺菌水導出管に接続される。ここで、流入口および流出口は浴室カウンターの前端部側に配置されるように取設されており、流入口と流出口の軸はそれぞれ対角位置に配置されている。電解槽を介して流入口と流出口を連通するための管路部は、流入口から浴室カウンターの後端部側に直進する往路部と、流出口から浴室カウンターの後端部側に直進する復路部と、往路部および復路部の浴室カウンター後端部側の端部を連通するためにU字状に屈曲すると共に、復路部が往路部に比べて高い位置に配置されるように取り付けられる屈曲部と、を有している。
機能ユニット11は、ケース20内にウレタン樹脂28が充填されて、防水構造とされている。これにより、電気部品の端子部の防水と、通水部からの漏水が防止される。
また、図3(b)に示すように、機能ユニット11の大きさを最小とすべく、流入ロ21と流出口27の軸が、ケース20の対角に位置するように配設される。
リモコン13のスイッチ13aが押されると、制御ボックス10からの指示により電磁弁22が開閉する。そして、電磁弁22が開くことにより通水され、定流量弁23により流量が一定に保たれる。これにより、生成される殺菌水の濃度が一定に保たれると同時に、散水部12から散布される殺菌水の水圧も一定に保たれ、所望の範囲に殺菌水を散布することが可能となる。
通水状態になると、電解槽26の電極29に通電が開始され、電極29の電気分解が行われて銀イオンが発生する。銀イオンを含有する水は殺菌水として散水ノズル12へ送られる。こうして生成された殺菌水は、逆止弁25により給水管15へと逆流することが防止される。
大気開放弁24は、通電時(電磁弁開)においては閉止状態になって、水が外部に漏出することが防止され、待機時(電磁弁閉)には開放状態になって、逆止弁25より下流側は空気と置換される。これにより、電解槽26内に残存水が残ることが防止される。
電解槽26の電極29は、銀、銀合金または銀メッキ金属により形成され、電極29の電気分解が行われると銀イオンが発生する。この電極29は、図4(a)に示すように、電極29同士が水平になるような位置関係で設置されている。これにより、図4(b)に示すように、待機時に残存水の表面張力による電極の導通状態が回避される。このようにすることで、電解槽をコンパクト(厚みを薄く)にしても、待機時に残存水の表面張力によって電極が導通状態になることを回避できる。
散水ノズル12は、図5に示すように、大別して、殺菌水導出管19に接続されるボディ30と、その先端に軸支される回転体31とから構成される。回転体31はまた、上側部材32と下側部材33とに分割され、ワッシャ34を介して、固定ビス35により、ボディ31の先端に回転自在に取設される(図7参照。)。回転体31はこのように取り外し可能かつ分解可能に形成されているので、その内部及びボディ30の先端を清掃することができる。
回転体31(の下側部材33)には、図6(a)に示すように、4対8個の液体噴出孔33a,33b,33c,33dが設けられる。これらの液体噴出孔33a,33b,33c,33dは、回転体31の回転中心から同一方向へ同一距離偏心して設けられるので、通水状態になると、水流により回転し、洗い場床3ヘ殺菌水を万遍なく散布することができる。
これらのうち、液体噴出孔33aは、図6(b)に示すように、水平に開口するものの、液体噴出孔33bは、図6(c)に示すように、仰角4°に開口する。また、液体噴出孔33cは、図6(d)に示すように、仰角8°に、液体噴出孔33dは、図6(d)に示すように、仰角12°にそれぞれ開口する。
これにより、洗い場床3の散水部近傍から遠方まで、万遍なく散布することができる。なお、各液体噴出孔の仰角は、散布する洗い場床の広さに応じて適宜決定される。
ところで、ボディ30の先端は、図7に示すように、直径D1に形成された軸先端30aのさらに先に直径D2の最先端30bが段落ちして形成される。これに対応して、上側部材32には、軸先端30aが挿通可能な直径D1’の挿通孔32aが形成され、下側部材33には、最先端30bが挿通可能なものの軸先端30aは挿通不能な直径D2’’の挿通孔33eが形成される。
これにより、回転体31を分解した後、誤って上側部材32と下側部材33とを上下逆に取り付けることが防止されるので、液体噴出孔33b,33c,33dは仰角を確保でき、常に上方を指向して開口する。
本実施の形態に係る浴室殺菌システムは上記のように構成されており、以下その殺菌水散布状態について説明する。図8は、殺菌水の散布状態を示す平面図であり、図9は同立面図である。
図8に示すGのエリアは、主に仰角0°の液体噴出孔33aからの殺菌水が散布されるエリアであり、同Hのエリアは、主に仰角4°の液体噴出孔33bからの殺菌水が散布されるエリア、同じく、I及びJのエリアは、それぞれ主に仰角8°及び12°の液体噴出孔33c及び33dからの殺菌水が散布されるエリアである。このように、液体噴出口33a,33b,33c,33dの仰角を異ならせることにより広範囲に亘って殺菌水を散布することが可能となる。
これに対し、図8に示すFのエリアには、殺菌水は直接散布されない。このエリアには、図9に示すように、散水ノズル12より奥側で浴室カウンタが取設される第2の壁面42、第2の壁面近傍側の第1の壁面4、または第2の壁面近傍側のバスエプロン6に当たり跳ね返った水、及び跳ね返った後そこから洗い場床3の勾配に沿って流れ下る殺菌水により洗浄される。このように、散水ノズル12が回転して吐水する形態であるため、散水ノズルから離れたエリアG,H,I,Jエリア用の液体噴出孔を設けておけば、必然的に散水ノズル12近傍の洗い場床上は、大量の殺菌水が流れることになる。これにより、洗い場床上全面に殺菌水を行き渡らせることが可能となる。特に、水道圧力のみで、散水ノズル12遠方側まで殺菌水を散布するためには、液体噴出孔の総孔面積に限界があるが、本実施形態では、散水ノズルから離れたエリアG,H,I,Jエリア用の液体噴出孔のみで足りるため、水道水圧のみで洗い場床の全面に殺菌水を行き渡らせることができる。
この点、散水ノズル12は、浴槽2と洗い場床3を隔てて対向する壁面4近傍、すなわち、排水ピット7と対角位置となるに水上に取設されるので、散水ノズル近傍においても殺菌水が廻らないエリアはない。
また、散水ノズル12は、浴室カウンタ5下部に取設されるので、浴室カウンタ5下部が陰になって、殺菌水が廻らないということもない。
他方、液体噴出口33dの仰角は一定以下に抑えられるので、無闇に広いエリアに散布することはなく、経済的であるばかりでなく、図9に示すように、殺菌水は最高位置でも浴槽2のリム2aの高さを超えないので、風呂蓋に殺菌水がかかることもない。
さらに、殺菌水は、バスエプロン6に向かっても散布されるので、図10に示すように、排水ピット7上の排水蓋8とバスエプロン6との間にできる隙間には、バスエプロン6に当たって流れ落ちる殺菌水によって洗浄される。このように、洗い場床3を流れ落ちる殺菌水だけでは網羅できないエリア(排水ピットにおけるバスエプロン6側の端辺であって、特にその中央付近は洗い場床上を流れた殺菌水が流れにくい。)も洗浄することができる。
図11に排水トラップの構造を示した。浴槽2側と洗い場3側との排水が合流する、いわゆるワントラップ構造の排水トラップである。本排水トラップ構造は、上部に洗い場排水流入口を有する碗状のトラップ本体と、トラップ本体内に挿入された状態で取り付けられる排水トラップ封水筒100と、排水管を接続するためのトラップ本体側面に形成された排水流出口54と、浴槽2底面に形成された浴槽排水口51に連通する浴槽排水管52を接続するためのトラップ本体側面に形成された浴槽水流入口53とを備えている。オーバーフロー部55からオーバーフローした排水が、排水流出口54から排出される構造となっている。常時、約1〜2Lの排水トラップ封水50が、トラップ部に存在している。このようなワントラップ構造の合流型排水トラップは、浴室内に1つの排水トラップのみが設置されるため、本発明により確実な殺菌を行うことができる。
図12、図13は本発明に関わる浴室殺菌システムのフローチャートを表す。
図12は、洗い場殺菌SWがONされると、音声で「現在、浴槽水を排水していますか」と確認手段が作動する。音声とともに確認手段13cに、上記の言語を表示しても良い。浴槽水の排水を行っていない場合は、洗い場殺菌SWを再度押してもらい、「ただちに殺菌水吐水を開始します」と音声および表示され、電磁弁が開き、殺菌水の吐水が開始する(洗い場殺菌モードの開始)。電磁弁を開、殺菌水生成装置の運転開始と同時に、タイマーを作動させ、タイマーが所定時間をカウントしたら、電磁弁を閉じ、殺菌水生成装置を停止し、運転を終了する(洗い場殺菌モードの終了)。殺菌水を吐水する所定時間は、洗い場全面を万遍なく洗浄し、排水トラップ内の水をほぼ完全に置換する時間T0に設定する。上記確認手段により、浴槽水の排水を行っている場合は、使用者は図示しないキャンセル手段を操作することで、音声で「X分後に、殺菌水吐水を開始します」とお知らせし、X分経過後に、電磁弁を開き、殺菌水の吐水を開始する。X分は、浴槽水の排水が完了するに十分な時間を設定する。
図13は、洗い場殺菌SWがONされると、音声で「直ちに、浴槽水を排水しますか」と確認手段が作動する。音声とともに確認手段13cに、上記の言語を表示しても良い。直ちに浴槽水の排水を行なわない場合は、洗い場殺菌SWを再度押してもらい、直ちに電磁弁を開き、殺菌水の吐水を開始する(洗い場殺菌モードの実行)。電磁弁を開、殺菌水生成装置の運転開始と同時に、タイマーを作動させ、タイマーが所定時間をカウントしたら、電磁弁を閉じ、殺菌水生成装置を停止し、運転を終了する(洗い場殺菌モードの終了)。殺菌水を吐水する所定時間は、洗い場全面を万遍なく洗浄し、排水トラップ内の水をほぼ完全に置換する時間T0に設定する。上記確認手段により、浴槽水の排水を行なう場合は、音声で「浴槽水排水により、殺菌水が薄まってしまいます」とお知らせし、「X分後に、殺菌水吐水を開始します」とお知らせし、X分経過後に、電磁弁を開き、殺菌水の吐水を開始する。X分は、浴槽水の排水が完了するに十分な時間を設定する。もしくは、音声で「浴槽水排水により、殺菌水が薄まってしまいます」とお知らせし、続いて「殺菌水吐水をキャンセルします」とお知らせし、洗い場殺菌モードの運転指令を消去しても良い。
本実施例における好ましい殺菌水としては、銀イオン水を挙げることができる。銀イオンは、細菌の細胞膜にある酵素に吸着し、酵素の作用を阻害するため、細菌が生命維持できなくなると言われている。接触する基材表面をコートする作用もあり、細菌が基材表面で繁殖しにくくなる。反応性の良い殺菌剤では、殺菌剤は瞬時に反応してしまい、抗菌力の持続性という点では課題があった。その点、銀イオンは基材表面をコートして、細菌の付着を防ぐことができ、かつ殺菌力を有しているため、基材表面での細菌の増殖を効果的に抑制できる。その際、排水トラップの置換率を高める洗浄方法と組み合わせることで、長期間、洗い場床と排水口のヌメリ、ニオイを抑制することが可能となる。
もちろん、銀イオン以外の殺菌性物質又はイオンを含有する水を使用不可として排除するものではない。具体的には、遊離塩素、抗菌性金属(例えば、銅、亜鉛等)又はそのイオン、オゾン、オゾン含有水、結合塩素、有機塩素系消毒液、有機リン酸系消毒液、ベルオクソ炭酸イオン又はその塩、アルコール系消毒液なども使用を想定することは可能である。
また、本発明は、上の実施例に示した洗い場殺菌水吐水に限定されるものではない。浴槽内を殺菌水で殺菌する形態、浴室全体に殺菌水を散布する形態等も本発明の実施形態に含まれる。
尚、上述した本実施形態による浴室殺菌ユニットによれば、以下の効果が得られる。
浴槽側の排水と洗い場側の排水とが合流する排水トラップを有する浴室であって、排水トラップ内に流入した殺菌水を長時間、滞留させることが可能で、排水トラップ内の細菌の繁殖を抑制することができる。
以上に説明した実施態様は説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものによって置換した実施態様を採用することが可能であるが、これらの実施態様も本発明の範囲に含まれる。
本発明に係る浴室殺菌システムの一実施形態の全体概要を示す図。 浴室カウンタ裏面に取設された機能部を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図。 機能部の詳細を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図図。 銀電極の配置を模式的に説明する図。 散水ノズルの構成を示す図。 散水ノズルの回転体を示す図で、(a)は平面図、(b)はB−B断面図、(c)はC−C断面図、(d)はD−D断面図、(e)はE−E断面図。 散水ノズルの分解断面図。 殺菌水の散布状態を示す平面図。 殺菌水の散布状態を示す立面図。 排水ピット廻りにおける殺菌水の散布状態を示す斜視図。 排水トラップ封水を表す模式図。 浴槽水の排水状況を確認する確認ステップを経てから、殺菌水吐水を行うフローチャート。 浴槽水の排水状況を確認する確認ステップを経てから、殺菌水吐水を行うフローチャート。
符号の説明
1 浴槽殺菌装置
2 浴槽
2a リム
3 洗い場床
4 第1の壁面
5 浴室カウンタ
6 バスエプロン
7 排水ピット
8 排水蓋
10 制御ボックス
11 機能ユニット
12 散水ノズル
13 リモコン
13a スイッチ
13b LED
13c 確認手段
15 給水管
16 給湯管
17 水道水導入管
18 止水栓
19 殺菌水導出管
20 ケース
21 流入口
22 電磁弁
23 定流量弁
24 大気開放弁
25 逆止弁
26 電解槽
27 流出口
28 ウレタン樹脂
29 電極
30 ボディ
30a 軸先端
30b 最先端
31 回転体
32 上側部材
32a 33e 挿通孔
33a,33b,33c,33d 液体噴出孔33 下側部材
34 ワッシャ
35 固定ビス
42 第二の壁面
50 排水トラップ封水
51 浴槽排水口
52 浴槽排水管
53 浴槽水流入口
54 排水流出口
55 オーバーフロー部
100 排水トラップ封水筒

Claims (4)

  1. 浴槽側の排水と洗い場側の排水とが合流する排水トラップを有する浴室に設けられた浴室殺菌ユニットであって、
    殺菌水を生成する殺菌水生成装置と、
    前記殺菌水生成装置により生成された殺菌水を洗い場床に吐水する殺菌水吐水部と、
    前記殺菌水生成装置で生成された殺菌水を、前記殺菌水吐水部から洗い場床に吐水する洗い場殺菌モードを有する制御装置と、
    前記洗い場殺菌モードの運転開始を操作する運転開始操作部と、を備え、
    前記制御装置は、前記運転開始操作部が入力された際に、浴槽水の排水状況を確認する確認ステップを経てから、前記殺菌水生成装置で生成された殺菌水を、前記殺菌水吐水部から洗い場床に吐水することを特徴とする浴室殺菌ユニット。
  2. 前記確認ステップは、「現在、浴槽水を排水しているかどうか」を音声または表示して確認することを特徴とする請求項1記載の浴室殺菌ユニット。
  3. 前記確認ステップは、「直ちに、浴槽水を排水するかどうか」を音声または表示して確認することを特徴とする請求項1または請求項2記載の浴室殺菌ユニット。
  4. 前記確認ステップ中に、指令を解除することが可能なキャンセル手段を有していることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の浴室殺菌ユニット。
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