JP4359353B2 - 高い色濃度を有する非−シルキング黄色酸化鉄顔料 - Google Patents
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Description
【0001】
α−FeOOH変態における黄色酸化鉄顔料は、Fe(II)−塩溶液からの沈澱法及び続く空気又は他の酸化剤を用いる酸化によるかあるいは金属鉄の存在下におけるいわゆるPenniman−Zoph法及び同時の空気を用いる酸化によるかあるいは他の酸化剤、特に芳香族ニトロ化合物を用いる金属鉄の酸化により製造することができる。
【0002】
この方法で製造される黄色酸化鉄は主にラッカー及びペイント、建設材料中の顔料としてかあるいはプラスチック材料の着色のために用いられる。
【0003】
黄色酸化鉄顔料の着色性は実質的に粒度、粒子の形、粒度分布及び凝集の状態により決定される。上記の方法により製造されたα−FeOOH粒子は一般に非常に限定された針形に結晶化する。針軸に垂直及び平行な散乱及び吸光係数は有意に異なる。針を最初に観察方向に垂直に配置し、次いで平行に配置すると、有意な色の差が観察者に見える。この効果はシルキング効果と呼ばれ、それは絹織物上でもそれを観察することができるからである。酸化鉄顔料については、1方向に適用されるラッカーの場合(いわゆるイメージフレームワーク効果(image framework effect))ならびに押し出し及び圧延の間の顔料の整列の結果としてプラスチック及びプラスチック箔の場合にシルキング効果は特にやっかいなことである。
【0004】
特許DE−C 33 26 632は、シルキング効果が低い黄色酸化鉄顔料の製造法を記載している。そこに記載されている顔料は、3−もしくは4−価の酸化物として及び種製造の間に沈澱するα−FeOOHに関して計算される0.05〜10重量%の量の元素B、Al、Ga、Si、Ge、Sn又はPbの化合物の存在下、特にケイ酸塩又はアルミン酸塩の存在下で種の製造を行い、この方法で製造される黄色種上に通常の方法で黄色酸化鉄顔料を成長させることができるような方法で製造される。DE−C 33 26 632における顔料成長の方法に関しては先行技術が参照されている。該特許の実施例は、沈澱が4.0±0.1の一定のpHで行われること及び成長が比較的迅速に起こり、12〜25時間後に7〜14の再生因子(reproduction factors)が達成されることを示している。その顔料は、それが非常に低いシルキング効果を有し、RAlkydal F48(中−油アルキド樹脂ラッカー;Bayer AG)に基づくラッカー中の10%の顔料/容積濃度における色試験において、CIELAB色座標上でL*に関する限界(limits)が52〜63であり、a*に関して8〜14であり、b*に関して40〜48であることを特徴としている。一緒に成長して球状の凝集体(小さい「針ねずみ」のような)を与える高度に樹枝状の針を製造することでシルキング効果の除去が達成される。これらの大体等軸的な凝集体はもう特定の優先的方向に整列させられることはできない。
【0005】
DE−C 33 26 632に従って製造される顔料の欠点は、それが摩砕に敏感であり、他方シルキング効果を有するいくつかの明黄色酸化鉄顔料により得られるイエローインデックスb*に関するピーク値を全く達成しないことである。
【0006】
従って目的は、摩砕に対して比較的敏感でなく、高いイエローインデックスb*を有する非−シルキング黄色酸化鉄顔料を製造することである。
【0007】
驚くべきことに、DE−C 33 26 632に記載されているものと同じ種から出発することにより所望の顔料を製造することができ、その種は顔料成長の過程で完全に樹枝のない一次粒子に堆積する。これらの一次粒子は数個の粒子が並んだ状態にあるパッケージに凝集する。一次粒子自身は針形になる傾向を非常に低くしか有していない。技術的には3.9未満、好ましくは3.8未満のpH値で顔料を堆積させることにより及び同時に顔料を非常にゆっくりと堆積させることにより改質一次粒子及び凝集構造が達成される。
【0008】
本発明は、α−FeOOH変態における黄色酸化鉄顔料の製造のための方法であり、
a)沈澱させるα−FeOOHに関してAl2O3として計算される3〜9重量%の量の可溶性アルミニウム塩の存在下でアルカリ性沈澱剤を用いるFe(II)−含有溶液からの沈澱及び続くα−FeOOHを与える酸化によりα−FeOOH種を製造し、
b)同時に酸化しながらさらなる鉄を沈澱させることにより顔料を製造し、ここで種/時間収率は0.3時-1未満、好ましくは0.2時-1未満であり、顔料成長の全期間に及ぶpHは3.9未満、好ましくは3.8未満であり、
c)3〜20の再生因子において顔料成長を停止させる
ことを含む方法を提供する。
【0009】
かくして第1のプロセス段階において、最初にFe(II)塩溶液、好ましくはFeSO4溶液及びアルミニウム塩溶液、好ましくは硫酸アルミニウム溶液を導入し、この混合物を室温から80℃で変化し得る所望の種製造温度に加熱し、次いでアルカリ性沈澱剤を用いて撹拌しながら鉄イオンの一部を沈澱させ、ここで沈澱剤としてはアルカリ金属及びアルカリ土類金属酸化物、水酸化物又は炭酸塩ならびにアンモニアを挙げることができ、次いで沈澱生成物を空気又は他の酸化剤を用いてα−FeOOHに酸化することによりα−FrOOH種を製造する。Al2O3濃度は製造されるα−FeOOHに関して3〜9重量%である。
【0010】
第2のプロセス段階において、さらなる鉄(II)塩溶液を加え、制御された沈澱剤の添加及び同時の酸化によって鉄(II)をα−FeOOHに転換させることにより、これらの種を沈澱及び酸化プロセスを介して成長させて顔料を得る。本発明に従う顔料を得ることができるためには、顔料製造段階全体の間のpH値が3.9未満、好ましくは3.8未満であり、同時に顔料成長が非常にゆっくり行われることが保証されねばならない。濃度−非依存性量であるいわゆる種/時間収率は、顔料成長の速度を特性化するために有用であることが証明された。これは:
【0011】
【数1】
として定義される。いわゆる再生因子(RF)は顔料の合計量(=種の量+製造される顔料の量)対種の量の比率である。
【0012】
本発明に従う顔料の製造のためには、0.3時-1未満、好ましくは0.1時-1未満の種/時間収率が必要である。種/時間収率はpH値及びエアレーションの速度により制御されることができる。
【0013】
種は、顔料が純色として用いられることが意図されているか又は明化(lightening)するために用いられることが意図されているかにより、3〜20の再生因子まで堆積される。8〜20の再生因子を有する高度に堆積された顔料は、純色として用いられる場合の特に高いCIELABインデックスb*を特徴とする。この型の黄色酸化鉄顔料は、純色において試験ラッカー中の10%という顔料/容積濃度の場合に、a*8〜14、b*48.5〜52及びL*54〜62というCIELAB色座標におけるカラーインデックスを有する。
【0014】
3〜8の再生因子を有するあまり高度に堆積されていない顔料は、明化のための特に高いCIELABインデックスb*を特徴とする。これらの型の黄色酸化鉄顔料は、1:5の比率において酸化チタン顔料と共に明化するために、試験ラッカー中の10%という顔料/容積濃度において、a*3〜7及びb*38〜41というCIELAB色座標上のカラーインデックスを有する。
【0015】
電子顕微鏡写真は、一次粒子がこれまで既知の方法と対照的に弱くしか現れない針形を有し、樹枝を完全に含まず、一次粒子が並んだ状態にあるパッケージに凝集していることを示す。顔料のイエローインデックスb*は摩砕の間に非常にわずかしか変化しない。
【0016】
本発明の顔料はすべて5未満、好ましくは3未満、特に1未満という低いシルキングインデックスを特徴としている。
【0017】
さらに本発明の顔料はラッカーの製造の間の結合剤の必要性が低いことを特徴としている。これは40g/100g未満という吸油指数により特性化されることができる。
【0018】
この性質の故に、本発明の顔料はラッカー及びペイントの製造及びプラスチック材料の着色に特に適している。従ってラッカー、ペイント又はプラスチック材料の着色のための本発明の顔料の利用も本発明の目的である。
【0019】
以下の実施例において挙げられる部及びパーセンテージは他に述べられなければ重量を言う。
1.シルキングインデックス
いわゆるシルキングインデックスはシルキング効果を測定するための標準的独立量として定義される。シルキングインデックスは以下の方法を用いて測定され、算出される:
1.1 シルキングインデックスの測定のためのアルキド樹脂ペースト中における調製
非−乾燥試験結合剤中で自動マラーを用いて顔料を調製する。試験結合剤(ペースト)は2成分から成る:
成分1:
成分1はアマニ油及び無水フタル酸に基づくアルキド樹脂結合剤である。それは着色顔料のための試験結合剤に関する規格として標準DIN EN ISO 787−24:1995、ISO 787−25:1993及びDIN 55 983(1983)に挙げられている規格に対応する。製品RSacolyd L 640(Krems Chemie,正式にはRAlkydal L 64,Bayer AG)を用いる。
成分2:
成分2はペーストをチキソトロープ性とするために加えられる流動学的添加剤である。粉末化され、改質され、水素化されたヒマシ油、RLUVOTHIX HT(Lehmann & Voss & Co)を5.0%の濃度で用いる。
【0020】
Luvothix HTをSacolyd L 640に75〜95℃で溶解する。冷却された塗布可能な材料を3本ロールミルに1回通過させる。そうするとペーストは使用の準備ができている。
【0021】
自動マラーを用いてDIN EN ISO 8780−5(1995)に記載されている通りに顔料ペーストを製造する。24cmの有効プレート直径を有するRENGELSMANN JEL 25/53マラーを用いる。下のプレートの回転速度は約75分-1である。2.5kgの重しを負荷アタッチメントに吊すことにより、プレート間の力を約0.5kNに調整し、DIN EN ISO 8780−5(1995)セクション8.1に記載の方法に従ってそれぞれ25回転の3段階で0.40gの顔料及び5.00gのペーストを分散させる。
【0022】
次いで顔料/ペースト混合物を、DIN 55983(December 1983)におけるペーストフィルムホルダーに機能的に対応するペーストフィルムホルダー上に塗布する。滑らかな表面が作られるように、顔料ペースト混合物で満たされているホルダーのくぼみの上でペーストホルダーと連合しているドクターブレードを引く。ドクターブレードを約3〜7cm/秒の速度で1方向に動かす。するとペースト中に存在する針−形粒子は塗布の方向に整列する。数分以内に試料を測定する。
1.2 シルキングインデックスの測定のための機器
シルキングの測定のために用いられる測定幾何学8/dはISO 7724/2−1984(E)ポイント4.1.1、DIN 5033パート7(1983)ポイント3.2.4及びDIN 53 236(January 1983)ポイント7.1.1に記載されている。直径が15cmのRLABSPHERE積分球を有するRPERKIN ELMER LAMBDA 19分光光度計を用いる。
【0023】
商業的に入手可能な適した寸法の偏光フィルターを積分球の外に、試料口のための照射ビーム中に、測定のための限定された位置に置き、透過される光のビームの電場ベクトルEの方向が試料口においてわかるようにする。フィルターは>99%の偏光度を有する。参照ビームはフィルターがなくて変化しないままである。
【0024】
積分球の参照口は拡散散乱乳白色ガラス標準で覆われる。光沢トラップ(gloss trap)は用いない。
【0025】
さらに別の乳白色ガラス標準(作業標準)を試料口に取り付けて機器をキャリブレーションする。作業標準はISO 7724/2−1984(E)セクション8.3に記載の規格に従う。完全反射拡散体に対する作業標準に関する反射率データをコンピューターに保存し、白色作業標準を用いるキャリブレーションの後に完全反射拡散体に関してすべての色の測定値が与えられるようにする。黒−穴光トラップ(black−cavity light trap)を用いてゼロ点における暗電流を測定し、コンピューターに保存し、キャリブレーションの間の測定プログラムにより考慮に入れる。
1.3 シルキングインデックスの測定及び算出
試験試料の調製の直後に測定を行う。分光光度計及び試料の温度は約25℃±5℃である。
【0026】
試料は偏光フィルターに関して互いに直角の2つの位置で測定される:
測定値Y1:顔料粒子を、その最も長い軸を大部分、照射ビームの電場ベクトルに平行にして向ける。ペーストフィルムホルダー上の塗布方向は電場ベクトルに平行である。
測定値Y2:顔料粒子を、その最も長い軸を大部分、照射ビームの電場ベクトルに垂直にして整列させる。ペーストフィルムホルダー上の塗布方向及び電場ベクトルは互いに垂直である。
【0027】
試料を90o回転させるための道具は有用であるが、適した記しが試料口に加えられれば、絶対に必要というわけではない。
【0028】
ASTM E 308−1985、ポイント7における算出指示に従い、測定される反射率スペクトルから三刺激値Yを算出する。表5.6の標準光源Cに関する1931のウェイティング関数(weighting functions)及び2oの標準観察者を用いる。波長領域は400nm〜700nmである。波長間隔は20nmである。正反射成分(specular Component)は算出に含まれる。
【0029】
次いで三刺激値Yから以下の通りにシルキングインデックスSIを算出する:
SI=(1−Y1/Y2−)x100
結果を最も近い整数にまるめる。
2.CIELAB色座標
2.1 マストーン(原色)の測定のためのアルキド樹脂ラッカー中における調製
マラーを用いて顔料を空気−乾燥性ラッカー系中に分散させる。ラッカー系は以下の成分から成る:
95.26% RALKYDAL F 48(結合剤、Bayer AG、非揮発性画分が約55%であり、非揮発性画分中の油含有量/−トリグリセリドが約48%であり、非揮発性画分中の無水フタル酸が約26%であるホワイトスピリット/キシレン混合物38:7中の乾燥プラント脂肪酸に基づく中油空気−乾燥性アルキド樹脂)
0.78% 2−ブタノンオキシム、ホワイトスピリット中の55%濃度(皮膚−保護剤(skin−preventing agent))
1.30% ROcta Soligenカルシウム(湿潤剤、炭化水素混合物中の分枝鎖状C6−C19脂肪酸のカルシウム塩(4%のCaを含有する)、Borchers AG)
0.22% ROcta Soligenコバルト6(乾燥剤、炭化水素混合物中の分枝鎖状C6−C19脂肪酸のコバルト(2+)塩(6%のコバルトを含有する)、Borchers AG)
0.87% ROcta Soligenジルコニウム6(乾燥剤、炭化水素混合物中の分枝鎖状C6−C19脂肪酸のジルコニウム塩(6%のジルコニウムを含有する)、Borchers AG)
1.57% グリコール酸n−ブチル(=ヒドロキシ酢酸のブチルエステル)(均展剤)。
【0030】
成分を高速撹拌機を用いて混合し、最終的ラッカーを得る。DIN EN ISO 8780−5(April 1995)に記載されているマラーを用いる。24cmの有効プレート直径を有するRENGELSMANN JEL 25/53マラーを用いる。下のプレートの回転速度は約75分-1である。2.5kgの重しを負荷アタッチメントに吊すことにより、プレート間の力を約0.5kNに調整し、DIN EN ISO 8780−5(April 1995)セクション8.1に記載の方法に従い、2.5kgの重しを用いて100回の回転において1段階で0.80gの顔料及び2.00gのラッカーを分散させる。マラーを開け、ラッカーを迅速に中間点から離して下のプレートに集める。次いでさらに2.00gのラッカーを加え、プレートを合わせて締める。重しなしで50回転における2段階の後、調製を停止する。
【0031】
着色されたラッカーをフィルムアプリケーター(隙間少なくとも150μm、最高で250μm)を用いて非吸収性の白い紙上に塗布する。次いでラッカーが塗られたチャートを室温で少なくとも12時間乾燥する。色の測定の前にチャートを約65℃(±5℃)で1時間乾燥し、次いで冷却する。
2.2 還元の測定のためのアルキド樹脂ラッカー中における調製
顔料及び明化顔料をマラーを用いて空気−乾燥性ラッカー系中に分散させる。明化剤として商業的に入手可能なRBayertitan R−KB−2二酸化チタン顔料(Bayer AG)を用いる。この顔料はISO 591−1977におけるR 2型に対応する。ラッカー系はアイテム2.1の下に記載されているラッカー系に対応する。
【0032】
ラッカー系の成分を高速撹拌機において混合し、最終的ラッカーを得る。
【0033】
2.1の下に記載されたと同じ方法で着色されたラッカーを調製し、ラッカーが塗られたチャートを製造し、ここで0.1500gの顔料が調べられ、0.7500gのRBayertitan R−KB−2二酸化チタン顔料及び2x2.00gのラッカーが秤量される。
2.3 分光光度計
積分球を有し、測定幾何学d/8を有し、光沢トラップのない分光光度計を用いる。この測定幾何学はISO 7724/2−1984(E)ポイント4.1.1、DIN 5033パート7(July 1983)ポイント3.2.4及びDIN 53236(January 1983)ポイント7.1.1に記載されている。Datacolor International Co.からのRDataflash 2000機器を用いる。
【0034】
ISO 7724/2−1984(E)ポイント8.3に記載されている通り、分光光度計を白色セラミック作業標準を用いてキャリブレーションする。作業標準に関する反射率データを着色測定機器において完全反射拡散体に対して比較し、白色作業標準を用いてキャリブレーションした後にすべての色の測定値が完全反射拡散体に関して与えられるようにする。分光光度計製造者からの黒−穴光トラップを用いてゼロ点キャリブレーションを行う。
2.4 色測定
光沢トラップは用いられない。分光光度計及び試料の温度は約25℃±5℃である。
【0035】
2.1及び2.2に従って準備されるラッカーチャートを、試料口が塗布層上の中心位置を覆うように、分光光度計の試料口上に取り付ける。試料はチャートと試料口の間の間隙なしで平らな状態になければならない。測定開口部はラッカー層により完全に覆われていなければならない。次いで測定を行う。
2.5 CIE座標の算出
ASTM E 308−1985,ポイント7の算出指示に従い、測定される反射率スペクトルから1976CIE座標L*、a*及びb*を算出する。ASTM E 308−1985、表5.6の標準光源Cに関するウェイティング関数及び1931 2oの標準観察者を用いる。波長領域は400nm〜700nmである。波長間隔は20nmである。正反射成分は算出に含まれる。
【0036】
【実施例】
例として以下において本発明を記載し、これは制限とみなされない。
実施例1
170g/lの濃度を有する8lの工業銘柄硫酸鉄溶液をガラス容器中に入れる。Al2O3として計算される7.54重量%を含有する321gのAl2(SO4)3溶液をそこに加える。それに窒素ガスを通過させながら溶液を40℃に加熱する。NaOHを加えることによりpHを3.5に調整する。次いでさらに窒素を用いてエアレーションし、撹拌しながら、1l当たり344gのNaOHの濃度を有する1056mlの苛性ソーダ溶液を20分かけて加える。沈澱が終わったら、混合物を40℃で撹拌しながら150l/時において空気を用いてエアレーションする。pHが3.6に下がったら種形成を停止する。
【0037】
顔料を製造するために、4196mlの上記の核の種懸濁液、231.4g/lのFeSO4濃度を有する1235mlの硫酸鉄溶液及び569mlの水をガラス容器中で撹拌しながら75℃に加熱する。次いでpHが3.5〜3.7に保持されるように苛性ソーダ溶液の添加と空気を用いるエアレーションを同時に制御することにより顔料成長を開始させる。硫酸鉄の濃度が5g/lの値より低く下がる毎に硫酸鉄溶液のさらなるバッチを加え、トッピングアップ(topping up)の後に濃度が再度30g/lに上昇するようにする。204時間の酸化時間の後、試料を取り出し、濾過し、洗浄し、乾燥し、マイクロディスメンブレータ(Braun AG)において8秒間解凝集摩砕し、分析する。再生因子は17.1である。算出される種/時間収率は0.08時-1である。色の評価に関するデータを表1に示す。絶対カラーインデックスの他にRBayferrox 920(Bayer AG)の型と比較される差カラーインデックス(difference color indices)も示す。顔料のアルミニウム含有率は0.14%である。
実施例2
純粋な硫酸鉄溶液を用いる以外は実施例1と同様。164時間の酸化時間の後、試料を取り出し、濾過し、洗浄し、乾燥し、解凝集する。再生因子は15.8である。算出される種/時間収率は0.09時-1である。色の評価に関するデータを表1に示す。
実施例3
実施例2と同様であるが、184時間の酸化時間の後に試料を取り出す。再生因子は17.7である。算出される種/時間収率は0.09時-1である。透過型電子顕微鏡写真上では短い針状粒子のみを検出することができ、それは数個の一次粒子のパッケージに凝集している。摩砕に対する敏感性に関する試験のために、ラッカー中に導入する間、試料をマイクロディスメンブレータ(Braun Co.)中で10mmのめのう球を用いてそれぞれ60秒間及び120秒間摩砕した。色の評価に関するデータを表1に示す。Bayferrox 920と比較される差カラーインデックスも絶対カラーインデックスと共に挙げる。顔料のアルミニウム含有率は0.15%である。
実施例4
170g/lの濃度を有する8lの工業銘柄硫酸鉄溶液をガラス容器中に入れる。Al2O3として計算される7.54重量%を含有する321gのAl2(SO4)3溶液を加える。それに窒素ガスを通過させながら溶液を40℃に加熱する。NaOHを加えることによりpHを3.5に調整する。次いでさらに窒素を用いてエアレーションし、撹拌しながら、1l当たり323gのNaOHの濃度を有する1124mlの苛性ソーダ溶液を20分かけて加える。沈澱が終わったら、混合物を40℃でさらに撹拌しながら150l/時の空気を用いてエアレーションする。pHが3.5に下がったら種製造を停止する。
【0038】
顔料を堆積させるために、4358mlの上記の核の種懸濁液、210g/lのFeSO4含有率を有する1301mlの硫酸鉄溶液及び341mlの水をガラス容器中で撹拌しながら75℃に加熱する。次いでpHが3.2〜3.8に保持されるように苛性ソーダ溶液の添加と空気を用いるエアレーションを同時に制御することにより顔料製造を開始する。硫酸鉄の含有率が10g/lより低い値に下がる毎に2857mlの硫酸鉄溶液のバッチを加える。45時間の酸化時間の後、試料を取り出し、濾過し、洗浄し、乾燥し、マイクロディスメンブレータ(Braun AG)における8秒間の摩砕により解凝集し、分析する。再生因子は6.2である。算出される核/時間収率は0.12時-1である。試料を明化に関して調べた。色の評価のデータを表1に示す。
比較実施例1(DE−C 33 26 632、実施例4に従う)
117gのAl2(SO4)3.18H2Oを含有する250mlの硫酸アルミニウム溶液を200g/lのFeSO4含有率を有する15309mlの硫酸鉄溶液に加える。溶液を55℃に加熱する。次いで323g/lのNaOH含有率を有する2506mlのNaOH溶液を撹拌し、窒素を用いてエアレーションしながら20分かけて加え、次いで混合物を400l/時の空気を用いてエアレーションする。pH値が2.8に達したら種製造を停止する。
【0039】
2777mlの上記の種懸濁液及び7129mlの水を窒素を通過させながら80℃に加熱する。1000l/時の空気を用いるエアレーション及び190g/lのNaOHの濃度を有する苛性ソーダ溶液のpH−制御添加を同時に行いながら、200g/lのFeSO4の濃度を有する10.75lのFeSO4溶液をpHが4.0±0.1において一定のままであるように12時間かけて滴下する。製造される顔料を濾過し、洗浄し、乾燥し、解凝集する。再生因子は11.1である。算出される種/時間収率は0.84時-1である。色の評価のデータを表1に示す。Bayferrox 920と比較される差カラー値も絶対カラー値と共に挙げる。
比較実施例2(DE−C 33 26 632、実施例7に従う)
351gのAl2(SO4)3.18H2Oを含有する400mlの硫酸アルミニウム溶液を200g/lのFeSO4含有率を有する15309mlの硫酸鉄溶液に加える。溶液を55℃に加熱する。次いで323g/lのNaOH含有率を有する2506mlのNaOH溶液を撹拌し、窒素を用いてエアレーションしながら20分かけて加え、次いで混合物を400l/時の空気を用いてエアレーションする。pH値が2.8に達したら種製造を完了する。
【0040】
2978mlの上記の種懸濁液及び7022mlの水を窒素を用いてエアレーションしながら80℃に加熱する。1000l/時の空気を用いるエアレーション及び190g/lのNaOHの濃度を有する苛性ソーダ溶液のpH−制御添加を同時に行いながら、200g/lのFeSO4の濃度を有する7lのFeSO4溶液をpHが4.0±0.1において一定のままであるように13時間かけて滴下する。製造される顔料を濾過し、洗浄し、乾燥し、解凝集する。再生因子は7.2である。算出される核/時間収率は0.48時-1である。試料を10mmのめのう球を用いてマイクロ−ディスメンブレータ(Braun Co.)において60秒間又は120秒間摩砕し、ラッカー中への導入の間の摩砕に対する敏感性を調べる。色の評価のデータを表1に示す。絶対カラーインデックスの他にBayferrox 920と比較される差カラーインデックスも挙げる。
【0041】
【表1】
本発明の主たる特徴及び態様は以下の通りである。
1.α−FeOOH変態における黄色酸化鉄顔料の製造のための方法であり、
a)沈澱させるα−FeOOHに関してAl2O3として計算される3〜9重量%の量の可溶性アルミニウム塩の存在下でアルカリ性沈澱剤を用いるFe(II)−含有溶液からの沈澱及び続くα−FeOOHを与える酸化によりα−FeOOH種を製造し;
b)同時に酸化しながらさらなる鉄を沈澱させることにより顔料を製造し、ここで種/時間収率は0.3時-1未満であり、顔料成長の全期間に及ぶpHは3.9未満であり;
c)3〜20の再生因子において顔料成長を停止させる
ことを含む方法。
2.8〜20の再生因子において顔料製造を停止する上記1項に記載の方法。
3.3〜8の再生因子において顔料製造を停止する上記1項に記載の方法。
4.5未満のシルキングインデックスSIを有し、純色において及び試験ラッカー中の10%という顔料/容積濃度の場合にCIELAB色座標上のそのカラーインデックスがa*8〜14、b*48.5〜52及びL*54〜62であるα−FeOOH変態における黄色酸化鉄顔料。
5.シルキングインデックスSIが3未満である上記4項に記載の黄色酸化鉄顔料。
6.シルキングインデックスSIが1未満である上記4項に記載の黄色酸化鉄顔料。
7.5未満のSIというシルキングインデックスを有し、1:5の比率において二酸化チタン顔料を用い、試験ラッカー中における10%という顔料/容積濃度を用いる明化の間のCIELAB色座標上におけるカラーインデックスがa*3〜7及びb*38〜41であるα−FeOOH変態における黄色酸化鉄顔料。
8.シルキングインデックスSIが3未満である上記7項に記載の黄色酸化鉄顔料。
9.シルキングインデックスSIが1未満である上記7項に記載の黄色酸化鉄顔料。
10.上記1項の方法により製造される黄色酸化鉄顔料。
11.上記2項の方法により製造される黄色酸化鉄顔料。
12.上記3項の方法により製造される黄色酸化鉄顔料。
13.上記4項の黄色酸化鉄顔料を用いて着色されるラッカー、ペイント又はプラスチック材料。
14.上記5項の黄色酸化鉄顔料を用いて着色されるラッカー、ペイント又はプラスチック材料。
15.上記6項の黄色酸化鉄顔料を用いて着色されるラッカー、ペイント又はプラスチック材料。
16.上記7項の黄色酸化鉄顔料を用いて着色されるラッカー、ペイント又はプラスチック材料。
17.上記8項の黄色酸化鉄顔料を用いて着色されるラッカー、ペイント又はプラスチック材料。
18.上記9項の黄色酸化鉄顔料を用いて着色されるラッカー、ペイント又はプラスチック材料。
19.上記10項の黄色酸化鉄顔料を用いて着色されるラッカー、ペイント又はプラスチック材料。
20.上記11項の黄色酸化鉄顔料を用いて着色されるラッカー、ペイント又はプラスチック材料。
Claims (5)
- 5未満のシルキングインデックスSIを有し、純色において及び試験ラッカー中の10%の顔料/容積濃度の場合に、CIELAB色座標上のそのカラーインデックスがa*8〜14、b*48.5〜52及びL*54〜62であるα−FeOOH変態におけるアルミニウム含有黄色酸化鉄顔料。
- a) 沈澱させるα−FeOOHに関してAl2O3 換算で3〜9重量%の量の可溶性アルミニウム塩の存在下でアルカリ性沈澱剤を用いるFe(II)−含有溶液からの沈澱及び続くα−FeOOHを与える酸化によりα−FeOOH種を製造し;
b) Fe(II)−含有溶液よりなるさらなる鉄成分及びさらなるアルカリ性沈殿剤の添加下に、同時に酸化しながら、さらなるα−FeOOHを沈澱させることにより顔料を製造し、ここで種/時間収率は0.3時−1未満であり、顔料成長の全期間に及ぶpHは3.8未満であり;
c) 3〜20の再生因子(reproduction factor)において顔料成長を停止させる
ことからなる請求項1に記載のα−FeOOH変態における黄色酸化鉄顔料の製造方法。 - シルキングインデックスSIが1未満である請求項1に記載の黄色酸化鉄顔料。
- 請求項2に記載の方法により製造される黄色酸化鉄顔料。
- 請求項1に記載の黄色酸化鉄顔料を用いて着色されたラッカー、ペイント又はプラスチック材料。
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