JP4357938B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、一般家庭やオフィス、レストランなどで使用する誘導加熱調理器に関するものである。
従来、この種の誘導加熱調理器は、調理容器の側面に赤外線センサを設けて、調理容器の側面温度を検出して加熱量を制御しているものである(例えば、特許文献1参照)。
図5は、特許文献1に記載された従来の誘導加熱調理器を示すものである。図5に示すように、調理容器1が載置されるトッププレート2と、このトッププレート2の下方に配設された加熱コイル3と、調理容器1の側面に対向して配置した赤外線センサ4と、加熱
をオンまたはオフを操作する操作部5と、加熱コイル3に高周波電流を流して調理容器1を誘導加熱する制御回路6と、インバータ特性により調理容器1の材質を特定する負荷検知手段7と、赤外線センサ4の温度信号と負荷検知手段7の信号により調理容器1の放射率を補正するデータベース8とを備えている。
操作部5の電源または操作のスイッチが押されて加熱が開始されると、制御手段6からの信号により加熱コイル3から高周波磁界が発生される。この高周波磁界によって調理容器1が加熱され温度が上昇する。負荷検知手段7は、インバータ特性情報により調理容器1が鉄系の鍋かまたは非磁性のステンレス製鍋か、あるいは加熱できない鍋かを検知している。調理容器1の放射率は、鉄系では0.8と高く、また非磁性ステンレス製では0.1と低いため、前記赤外線センサの温度値に誤差が生じている。この誤差を無くすためにデータベース8を用いて、調理容器1の放射率を補正している点が特徴である。この特許文献1で開示された技術では、負荷検知手段7により調理容器1の放射率を求めて、赤外線センサ4の温度を補正しているものであり、調理容器1の側方に赤外線センサ4を配置して調理容器1の側面温度を検出している。
しかしながら、前記従来の誘導加熱調理器の構成では、赤外線センサが露出しているため、太陽光や照明などの外乱光の影響を受けて検出温度に誤差が生じるという課題を有していた。
特開2003−264055号公報
前記従来の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、必要なときのみ赤外線センサの情報を有効とするようにして外乱光の影響を低減し、調理容器の温度を正確に検出するようにした誘導加熱調理器を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、調理容器を載置するトッププレートと、前記調理容器を加熱するために誘導磁界を発生させる加熱コイルと、前記トッププレートを介して調理容器の温度を検出する赤外線センサと、調理容器がトッププレートに載置されているかどうかを検出する負荷判定手段と、前記負荷判定手段が前記調理容器があると判断した場合は、前記赤外線センサの温度情報により前記加熱コイルの高周波電流を制御して自動調理を進行させ、前記負荷判定手段が前記調理容器がないと判断した場合は、所定時間経過するまでは外乱光が前記赤外線センサに入射できる状態であるとして前記赤外線センサの信号を無効として自動調理を進行させる自動調理制御手段を備え、前記負荷判定手段が、前記調理容器がないと判断した場合において前記所定時間経過しても前記調理容器がないと判断した場合には、使用者が調理を中断したとして自動調理を終了するようにしたものである。
これによって、外乱光の影響を低減し、自動調理を安定に進行させるものである。
本発明の誘導加熱調理器は、太陽光や照明などの外乱光の影響を低減し、自動調理を安定に進行させることができる。
第1の発明は、調理容器を載置するトッププレートと、前記調理容器を加熱するために誘導磁界を発生させる加熱コイルと、前記トッププレートを介して調理容器の温度を検出する赤外線センサと、調理容器がトッププレートに載置されているかどうかを検出する負
荷判定手段と、前記負荷判定手段が前記調理容器があると判断した場合は、前記赤外線センサの温度情報により前記加熱コイルの高周波電流を制御して自動調理を進行させ、前記負荷判定手段が前記調理容器がないと判断した場合は、所定時間経過するまでは外乱光が前記赤外線センサに入射できる状態であるとして前記赤外線センサの信号を無効として自動調理を進行させる自動調理制御手段を備え、前記負荷判定手段が、前記調理容器がないと判断した場合において前記所定時間経過しても前記調理容器がないと判断した場合には、使用者が調理を中断したとして自動調理を終了するようにしたことにより、前記赤外線センサの情報は調理容器がないと負荷判定手段が判定した場合に無効となり、外乱光の影響をより低減し、自動調理を安定に進行させることができる。
本発明の目的は、第1の発明を実施の形態の要部とすることにより達成できるので、請求項に対応する実施の形態の詳細を、以下に図面を参照しながら説明し、本発明を実施するための最良の形態の説明とする。なお、本発明は以下の各実施の形態により限定されるものではない。また、各実施の形態の説明において、同一構成並びに作用効果を奏するところには同一符号を付して重複した説明は行わないものとする。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の断面図を示すものである。図1において、調理物を加熱する調理容器21と、調理容器21を載置するトッププレート22と、調理容器21を加熱するために誘導磁界を発生させる加熱コイル23と、トッププレート22を介して調理容器21の温度を検出する赤外線センサ24と、赤外線センサ24の温度情報により加熱コイル23の高周波電流を制御して加熱電力量を制御する加熱制御手段25と、調理工程の加熱電力量と時間を記憶する自動調理制御手段26と、加熱制御手段25が駆動しているかどうかを検出する加熱状態検出手段27とを備えている。
加熱状態検出手段27は、加熱制御手段25が駆動している時のみ赤外線センサ24の情報を有効とするようにして外乱光の影響を低減するようにしている。トッププレート22は、リシア系セラミック材料で形成している。このトッププレート22の赤外線の透過率は、2.5μm以下の波長は良く透過し、2.5μm〜4μm以下の波長は数十%透過する。また、4μm以上はほとんど透過しないものである。
また赤外線センサ24は、InGaAs(インジウムガリウムヒ素)のフォトダイオードからなり、受光感度波長は略0.7μm〜略2.7μmである。なお、赤外線センサ24は、フォトダイオードを用いているが、PINフォトダイオードやPbS(硫化鉛)やPbSe(セレン化鉛)若しくはGe(ゲルマニウム)でも同様な動作ができるものである。
また、赤外線センサ24は、トッププレート22における調理容器21の載置部の中心部に設けているが、調理容器21の温度が検出できればよく、本実施の形態の構成に限られるものではない。また、赤外線センサ24を複数個設けて、調理容器21の温度を検出できる構成にして、調理容器21の温度分布を検出してより高精度に調理容器21の温度が制御できるものである。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。まず、図示していない電源を投入し、操作スイッチで炊飯調理が開始されると、加熱制御手段25が加熱コイル23に高周波電流を供給する。加熱コイル23に高周波電流が供給されると、加熱コイル23から誘導磁界が発せられ、トッププレート22に載置された調理容器21が誘導加熱される。
この誘導加熱によって調理容器21の温度が上昇し、調理容器21内の被加熱物が調理
される。このとき、加熱制御手段25は、赤外線センサ24からの温度情報によって、被加熱物の調理の進行状態を把握でき、調理の進行状態に応じて加熱コイル23に供給する電力を調整するものである。こうして、調理容器21内の被調理物は調理されるものである。
赤外線センサ24は、フォトダイオードからなる赤外線センサで構成し、調理容器21の底面から放射される熱エネルギーを、トッププレート22を透過させて検出している。赤外線センサ24は、前記熱エネルギーである光量を電流または電圧に変化して調理容器21の温度を算出している。このように、赤外線センサ24は調理容器21の底面から非接触にて温度情報を検知して、調理容器21の温度を演算して求めているため、応答性が速く調理容器21の温度を正確に検知することができるものである。このため、加熱制御手段25の加熱コイル23に対する電力制御も、調理容器21の温度変化に即応したものとなっている。
そして赤外線センサ24の受光感度は、トッププレート22の透過率とが重なっており、調理容器21から放射される光エネルギーを検出して調理容器21の底面温度が検出できるものである。この種の赤外線センサ24は、光エネルギーが大きく幅広い波長領域である太陽光や照明などの外乱光の影響で温度検出が不正確にならないようにする対策が重要である。
自動調理制御手段26は、あらかじめ設定された炊飯工程を工程毎の加熱電力量と計数時間によって炊飯工程を進行させる。前記炊飯工程は、大きく分けて前炊きと沸騰と炊き上げとむらしの4つの工程で炊飯が行われる。加熱状態検出手段27は、加熱制御手段25が加熱コイル23に高周波電流を供給している状態を検出している。
加熱制御手段25は、加熱電力量を制御して、例えば加熱電力量が数百Wと小さい場合は、デューテイ制御をしている。この時、加熱状態検出手段27は加熱制御手段25がデューテイ制御でオンしている時のみ赤外線センサ24の情報を有効にしているものである。この加熱制御手段25のオン時に入力電力や図示していないインバータの細部の電圧情報によって、調理容器21の加熱状態が判定できるものである。
このように加熱制御手段25がオンしている時に赤外線センサ24の温度情報を検出することで、太陽光や照明などの外乱光を低減することができる。特に、デューテイ制御などオン期間が短い場合でも赤外線センサの温度情報が安定して検出できるものである。
なお、本発明の自動調理は、炊飯を示しているが、例えば湯沸かしや煮込み、揚げ物調理など自動で調理ができるコースについても本発明と同様の作用効果が得られるものである。
以上のように本実施の形態においては、加熱制御手段25が駆動しているかどうかを検出する加熱状態検出手段27を備えて、加熱制御手段25が駆動している時のみ赤外線センサ24の情報を有効とするようにして外乱光の影響を低減することができ、安定に調理容器21の鍋底温度が検出できるものである。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の断面図である。本実施の形態では、実施の形態1との相違点として、加熱状態検出手段27が、調理容器21がトッププレート22に載置しているかどうかを検出する負荷判定手段28を設けて、負荷判定手段28が、調理容器21がないと判定した場合に赤外線センサ24の情報を無効とするように構成している。
負荷判定手段28は、図示していないインバータ回路とマイクロコンピュータで構成して、入力電流とインバータ出力との相関値によって、調理容器21がトッププレート22に載置されているかどうかを判定するようにしている。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。赤外線センサ24は、調理容器21がトッププレート22に載置されていることで、外乱光は入射せず、調理容器21の底面温度を検出して、自動調理が進行できるものである。
負荷判定手段28が、図示していない入力電流やインバータ出力との相関値により、調理容器21がトッププレート22上に載っていないと判定した場合は、トッププレート22から調理容器21が外された時である。この場合、赤外線センサ24へ太陽光や照明などの外乱光がトッププレート22を介して入射する状態であり、これらの光エネルギーによって、赤外線センサ24は高温であると検出してしまうことになる。
これを防止するために加熱状態検出手段27は、負荷判定手段28がトッププレート22上に調理容器21がないと判定した場合は、赤外線センサ24の信号を無効として自動調理制御手段26を動作させることで、自動調理を安定に進行させることができる。
以上のように本実施の形態においては、調理容器21がトッププレート22に載置しているかどうかを検出する負荷判定手段28を備えることにより、負荷判定手段28がトッププレート22上に調理容器21がないと判定した場合に赤外線センサ24の信号を無効とするようにして、自動調理が安定に進行できる。
また、本実施の形態では、加熱状態検出手段27は、調理容器21がトッププレート22上等にないと負荷判定手段28が判定した場合に、自動調理制御手段26の計数時間を停止させるようにしている。
以下、その動作、作用について説明する。負荷判定手段28が、調理容器21がトッププレート22上にないと判断した場合は、使用者が調理容器21をトッププレート22から外したり、加熱コイル23から大きくずらした場合である。また、調味料など他の食材である調理物を追加しようとした際に、調理容器21が加熱コイル23からずれることがある。
これらの状態では、調理容器21への加熱ができないため、自動調理制御手段26の計数時間を停止させて、自動調理工程を停止させるようにしている。これにより、短時間に調理容器21がずれた場合などでも、自動調理工程を待つことができる。
以上のように本実施の形態においては、負荷判定手段28がトッププレート22上等に調理容器21がないと判定した場合に自動調理制御手段26の計数時間を停止させるようにして、短時間の間、調理容器21がずれた場合などでも自動調理工程を待つことができるため、調理容器21を元の位置に戻せば、再び自動調理の進行が可能になるものである。
また、本実施例の形態では、加熱状態検出手段27は、調理容器21がない状態から調理容器21があると負荷判定手段28が判定した場合に自動調理制御手段26の計数時間を継続させるように構成している。
以下、その動作、作用について説明する。調理中にトッププレート22上の所定置から調理容器21が外された後、再度調理容器21がトッププレート22上の所定置に戻され
た場合がある。特に調理中に水などの調理物を追加する場合に起こるものである。調理容器21が戻されたことで、加熱状態検出手段27の負荷判定手段28は、自動調理制御手段26に信号を送り、調理工程に計数時間を復帰して開始することで、自動調理が継続される。このように調理途中で調理容器21が一時的に外されても、自動調理が進行できるものである。
なお、負荷判定手段28が、所定時間経過しても調理容器21がないと判断した場合は、使用者が調理中断したことであり、自動調理を終了するようにしても良い。
以上のように本実施の形態においては、負荷判定手段28が調理容器21のない状態から調理容器21があると判定した場合に、自動調理制御手段26の計数時間を継続させるようにして自動調理が継続できるようにしているので、再操作、加熱時間の管理の不必要な非常に使い勝手のよいものにできる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3における誘導加熱調理器の断面図である。本発明の実施の形態は、実施の形態1との相違点として、赤外線センサ24が、調理中にセンサ出力が所定値以上の場合に赤外線センサ24の異常を検出するセンサ高温異常検出手段29を設けて、このセンサ高温異常検出手段29の異常検出の信号に基き加熱制御手段25が加熱を停止させる、或いは異常を報知するように構成している。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。赤外線センサ24は、赤外線を検出する赤外線検出素子を有し、抵抗とコンデンサとオペアンプの電子部品で光信号を電気信号に変換して出力する構成にしている。そして、これらの電子部品が、断線や短絡するなどセンサが異常の場合、赤外線センサ24の出力はセンサ電源電圧と同電位になる。
このように前記出力電位が所定値以上になると、センサ高温異常検出手段29が赤外線センサ24の異常を判定する。このように出力電位を判定することで赤外線センサ24の異常が検出でき、かつセンサ異常を検出した場合は、加熱を停止する或いは使用者に異常を報知し、異常に対処するように促すことができる。
以上のように本実施の形態においては、センサ高温異常検出手段29によって、赤外線センサ24の異常を検出することができて、加熱を停止でき、または異常に素早く対処ができ、安全に調理ができる。
また、本実施例の形態では、センサ高温異常検出手段29は、調理開始から所定時間経過した後に判定を開始するようにしている。
以下、その動作、作用について説明する。他の調理の後に、自動調理を行おうとすると、トッププレート22が高温の場合がある。トッププレート22は、赤外線センサ24の感度波長域を良く透過する材料であるが、透過率100%ではなく約80〜85%の透過率である。この透過率の差が放射率であり、赤外線センサ24はトッププレート22の温度を含めたエネルギーを検出している。
特にトッププレート22が高温の場合は、調理容器21の底面から放射されるエネルギーより、トッププレート22から放射されるエネルギーの方が大きくなり、このトッププレート22のエネルギーが調理容器の温度検出誤差となる。また異常にトッププレート22が高温の場合は、赤外線センサ24の出力は、センサ電源電圧付近まで高くなり、センサ高温異常検出手段29が動作してしまうことになる。
トッププレート22に調理容器21が載置されると、トッププレート22の温度は調理容器21に伝達されて、トッププレート22の温度は低下する。したがって、センサ高温異常検出手段29は、調理開始から所定時間経過してから判定することで、赤外線センサ24は誤差の少ない調理容器21の鍋底温度を検出できるものである。
以上のように本実施の形態においては、センサ高温異常検出手段29は、調理開始から所定時間経過した後に判定を開始するようにして、トッププレート22が高温な時から調理が開始されても、赤外線センサ24は誤差の少ない調理容器21の鍋底温度を検出できる。
(実施の形態4)
図4は、本発明の実施の形態4における誘導加熱調理器の断面図である。本発明の実施の形態は、実施の形態1との相違点として、赤外線センサが、調理中にセンサ出力が所定値以下の場合に赤外線センサ24の異常を検出するセンサ低温異常検出手段30を設けて、このセンサ低温異常検出手段30の異常検出の信号に基き加熱制御手段25が加熱を停止させる或いは異常を報知するようにしている。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。赤外線センサ24の電子部品が断線や短絡するなどして赤外線センサが異常の場合、赤外線センサ24の出力はセンサ電源のGND電圧と同電位になる。また、赤外線検出素子24の窓材が割れた場合や窓材が著しく汚れた場合でも、同様な現象が起こるものである。この出力電位が所定値以下であれば、センサ低温異常検出手段30は、赤外線センサ24の異常と判定する。
このようにセンサ低温異常検出手段30が赤外線センサ24の出力電位を判定することで赤外線センサ24の異常を検出でき、かつセンサ異常を検出した場合は、加熱を停止させる或いは使用者に異常を報知し、異常に対処するように促すことができる。
以上のように本実施の形態においては、センサ低温異常検出手段30によって、赤外線センサ24の異常を検出することができて、加熱を停止でき、または異常に対処ができ、安全に調理ができる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、赤外線センサへの太陽光や照明などの外乱光の影響を低減することが可能となるので、一般家庭やオフィス、レストランなどで使用する誘導加熱調理器等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の構成を示す断面図 本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の構成を示す断面図 本発明の実施の形態3における誘導加熱調理器の構成を示す断面図 本発明の実施の形態4における誘導加熱調理器の構成を示す断面図 従来例の誘導加熱調理器の構成を示す断面図
21 調理容器
22 トッププレート
23 加熱コイル
24 赤外線センサ
25 加熱制御手段
26 自動調理制御手段
27 加熱状態検出手段
28 負荷判定手段
29 センサ高温異常検出手段
30 センサ低温異常検出手段

Claims (1)

  1. 調理容器を載置するトッププレートと、前記調理容器を加熱するために誘導磁界を発生させる加熱コイルと、前記トッププレートを介して調理容器の温度を検出する赤外線センサと、調理容器がトッププレートに載置されているかどうかを検出する負荷判定手段と、
    前記負荷判定手段が前記調理容器があると判断した場合は、前記赤外線センサの温度情報により前記加熱コイルの高周波電流を制御して自動調理を進行させ、前記負荷判定手段が前記調理容器がないと判断した場合は、所定時間経過するまでは外乱光が前記赤外線センサに入射できる状態であるとして前記赤外線センサの信号を無効として自動調理を進行させる自動調理制御手段を備え、前記負荷判定手段が、前記調理容器がないと判断した場合において前記所定時間経過しても前記調理容器がないと判断した場合には、使用者が調理を中断したとして自動調理を終了するようにした誘導加熱調理器。
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