JP4357808B2 - 車載用燃料電池スタック - Google Patents

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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電解質の両側にそれぞれ電極を設けた電解質・電極構造体が、セパレータを介して複数個積層された車載用燃料電池スタックに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種の燃料電池が開発されており、例えば、固体高分子型燃料電池(PEFC)が知られている。この固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜(陽イオン交換膜)からなる電解質膜(電解質)を採用している。この電解質膜の両側に、それぞれ電極触媒と多孔質カーボンからなるアノード側電極およびカソード側電極を対設して構成された電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)をセパレータ(バイポーラ板)によって挟持することにより単位セル(単位発電セル)が構成されている。通常、この単位セルを所定数だけ積層することにより、燃料電池スタックとして使用している。
【0003】
この種の燃料電池スタックにおいて、アノード側電極に供給された燃料ガス、例えば、主に水素を含有するガス(以下、水素含有ガスともいう)は、電極触媒上で水素がイオン化され、電解質を介してカソード側電極側へと移動する。その間に生じた電子が外部回路に取り出されることにより、直流の電気エネルギとして利用される。なお、カソード側電極には、酸化剤ガス、例えば、主に酸素を含有するガスあるいは空気(以下、酸素含有ガスともいう)が供給されているために、このカソード側電極において、水素イオン、電子および酸素が反応して水が生成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、燃料電池スタックは、例えば、車載用として使用される場合、所望の高出力を得るために相当に多数(例えば、数100個程度)の燃料電池を積層して構成する必要がある。このため、車両の急発進時や急停止時等に、燃料電池スタックに比較的大きな荷重が作用し易い。
【0005】
特に、燃料電池スタックの積層方向が車両の進行方向と略同一に設定されている際、前記燃料電池スタックの積層方向一端部に配設されている燃料電池(単位セル)には、相当に大きな面圧が付与されるおそれがある。これにより、燃料電池を構成する電解質・電極構造体に圧縮強度以上の面圧が作用し、前記電解質・電極構造体の耐用性が低下するという問題がある。しかも、燃料電池スタックの積層方向他端部に配設されている燃料電池では、シールの締め代が減少し、反応ガスや冷却媒体の漏れが惹起されるおそれがある。
【0006】
本発明はこの種の問題を解決するものであり、所望の締め付け状態を確実に維持するとともに、単位セルに過剰な面圧が作用することを阻止可能な車載用燃料電池スタックを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の燃料電池スタックでは、電解質の両側にそれぞれ電極を設けた電解質・電極構造体を、セパレータにより挟持した単位セルを備え、前記単位セルが複数個積層されて積層体が構成されている。積層体がケーシング内に収容されるとともに、前記積層体の積層方向両端には、一組のエンドプレートが配設されるとともに、前記一組のエンドプレートが前記ケーシングにより一体的に結合されている。
【0008】
そして、積層体内には、積層方向の所定の位置、すなわち、所定数の単位セルに対応して中間プレートが配設されるとともに、前記中間プレートは、ケーシングに対して支持機構により支持されている。
【0009】
このように、積層体内では、中間プレートを介して所定数の単位セル毎に分割されており、前記中間プレートは、燃料電池スタックに積層方向に外力が作用した際、エンドプレートと同様に積層方向に対する面圧(荷重)保持機能を有している。従って、特に積層方向端部に配設されている単位セルに過剰な面圧が作用することを確実に阻止し、簡単な構成で、前記単位セルを有効に保護することができる。
【0010】
また、支持機構が、ケーシングに固定されるねじ部材と、中間プレートに形成されるとともに、凹部が設けられた係止部と、前記ねじ部材が前記凹部に挿入された状態で、該ねじ部材に螺合して前記係止部を該ねじ部材に支持するナットとを備えている。これにより、中間プレートをケーシングに支持する際に、ねじ部材を前記中間プレートの凹部に挿入した状態で、ナットを前記ねじ部材にねじ込むだけでよい。このため、簡単な構成で、燃料電池スタックの組み付け作業が迅速かつ容易に遂行可能になる。
【0011】
さらに、支持機構が、中間プレートの少なくとも一方の面側に面方向に沿って進退可能に配設される楔部材と、ケーシングに螺合して前記楔部材を前記面方向に押圧可能な押し込みボルトとを備えている。従って、単位セルにへたりが発生して燃料電池スタックの締め付け荷重が低下した際には、押し込みボルトをケーシングにねじ込むだけで、楔部材を介して中間プレートが前記単位セルの積層方向に押圧される。このため、単位セルのへたりを確実に吸収することができ、燃料電池スタック全体の締め付け荷重を確実に調整することが可能になる。
【0012】
さらにまた、支持機構が、中間プレートをケーシングに対して積層方向に所定距離だけ移動可能に支持するダンパを備えている。これにより、燃料電池スタックに急激な外力が作用する際、特に積層方向への往復変位(慣性変位)によってシールの締め代が減少することがなく、反応ガスや冷却媒体の漏れを有効に阻止することが可能になる。しかも、積層体に熱収縮等の緩やかな変動が惹起した際には、ダンパの作用下に前記変動に追随することができ、前記積層体に過度の応力が作用することがない。
【0013】
また、積層体の積層方向が車両の進行方向と略同一方向に設定されている。このため、例えば、車両の急発進時や急停止時等に、燃料電池スタックに積層方向に荷重が作用しても、中間プレートの面圧保持作用下に過剰な面圧が単位セルに付与されることがなく、前記単位セルの耐用性が有効に向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10の概略全体斜視図であり、図2は、前記燃料電池スタック10の一部断面側面図である。
【0015】
燃料電池スタック10は、複数の単位セル12が矢印A方向に積層された積層体14を備え、前記積層体14の積層方向(矢印A方向)両端には、それぞれターミナル端子板16a、16bと、インシュレータ板18a、18bと、エンドプレート20a、20bとが外方に向かって、順次、配設される。ターミナル端子板16a、16bの中央部には、積層方向に突出して柱状の端子部22a、22bが形成されるとともに、前記端子部22a、22bは、インシュレータ板18a、18bの中央部から積層方向に突出する円筒部24a、24bに挿入される。
【0016】
エンドプレート20a、20bは、ケーシング(結合部材)26を介して一体的に結合される。積層体14内に、積層方向の所定の位置に対応して、例えば、2枚の中間プレート28が配設されるとともに、前記中間プレート28が支持機構30を介してケーシング26に支持される。
【0017】
図3に示すように、各単位セル12は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)34と、前記電解質膜・電極構造体34を挟持する第1および第2セパレータ36、38とを備える。第1および第2セパレータ36、38は、例えば、金属製の板材により構成されている。なお、第1および第2セパレータ36、38をカーボン材等により構成してもよい。
【0018】
電解質膜・電極構造体34と第1および第2セパレータ36、38の長辺(矢印B方向)側の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔40a、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔42a、および燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔44bが設けられる。
【0019】
電解質膜・電極構造体34と第1および第2セパレータ36、38の長辺側の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔44a、冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔42b、および酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔40bが設けられる。
【0020】
電解質膜・電極構造体34は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸されてなる固体高分子電解質膜46と、該固体高分子電解質膜46を挟持するアノード側電極48およびカソード側電極50とを備える。
【0021】
アノード側電極48およびカソード側電極50は、カーボンペーパー等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されてなる電極触媒層とをそれぞれ有する。電極触媒層は、互いに固体高分子電解質膜46を介装して対向するように、前記固体高分子電解質膜46の両面に接合されている。
【0022】
第1セパレータ36の電解質膜・電極構造体34側の面36aには、燃料ガス供給連通孔44aと燃料ガス排出連通孔44bとを連通する燃料ガス流路52が形成される。この燃料ガス流路52は、例えば、矢印B方向に延在する複数本の溝部により構成されている。第1セパレータ36の面36bには、冷却媒体供給連通孔42aと冷却媒体排出連通孔42bとを連通する冷却媒体流路54が形成される。この冷却媒体流路54は、矢印B方向に延在する複数本の溝部により構成されている。
【0023】
第2セパレータ38の電解質膜・電極構造体34側の面38aには、例えば、矢印B方向に延在する複数本の溝部からなる酸化剤ガス流路56が設けられるとともに、この酸化剤ガス流路56は、酸化剤ガス供給連通孔40aと酸化剤ガス排出連通孔40bとに連通する。
【0024】
図4に示すように、中間プレート28は、第1および第2セパレータ36、38と同様に金属製の板材あるいはカーボン材、またはそれぞれの材料で形成された板材の組み合わせ等により構成されている。この中間プレート28の長辺方向(矢印B方向)両端部および短辺方向(矢印C方向)両端部には、それぞれ2個の係止部60が所定の位置にかつ外方に突出して一体的に設けられる。各係止部60には、開口断面半円状の凹部62が外部に開放して形成される。
【0025】
中間プレート28は、積層体14内において所定数の単位セル12を仕切るようにして配設されており、この単位セル12の数は、使用状態や各種構成部材の寸法および材質等によって設定されている。例えば、燃料電池スタック10を車載用として車両90(図6参照)に組み込み、その積層方向(矢印A方向)を前記車両90の進行方向に設定する場合が想定される。その際、中間プレート28の配置位置および枚数は、車両90の急発進時や急停止時等に電解質膜・電極構造体34に圧縮強度以上の面圧が作用したり、シールの締め代が減少して反応ガス(酸化剤ガスや燃料ガス)や冷却媒体の漏れが発生したりすることがないように設定されている。
【0026】
ケーシング26は、図4に示すように、下板64a、上板64bおよび側板64c、64dを備えており、これらがボルト66を介してエンドプレート20a、20bに固定される。下板64a、上板64bおよび側板64c、64dには、2枚の中間プレート28に設けられている各係止部60に対応して、それぞれ4つの窓部68が設けられ、各窓部68には、支持機構30が組み込まれる。
【0027】
支持機構30は、図4および図5に示すように、各窓部68を構成する凹状壁部70に固定されるブロック72a、72bを備える。ブロック72a、72bには、ねじ部材74の両端が固定されるとともに、前記ねじ部材74にはそれぞれ対をなす第1ナット76a、76bおよび第2ナット78a、78bが螺合している。このねじ部材74が中間プレート28の凹部62に挿入される位置において、係止部64の両側面が第1ナット76a、76bを介して保持されるとともに、前記第1ナット76a、76bの移動が第2ナット78a、78bを介して規制されている。
【0028】
図1に示すように、エンドプレート20aの長辺側(矢印B方向)の一端縁部には、酸化剤ガス供給連通孔40a、冷却媒体供給連通孔42aおよび燃料ガス排出連通孔44bに連通する酸化剤ガス供給口80a、冷却媒体供給口82aおよび燃料ガス排出口84bが設けられる。エンドプレート20aの長辺側の他端縁部には、燃料ガス供給連通孔44a、冷却媒体排出連通孔42bおよび酸化剤ガス排出連通孔40bに連通する燃料ガス供給口84a、冷却媒体排出口82bおよび酸化剤ガス排出口80bが設けられる。
【0029】
このように構成される燃料電池スタック10を組み立てる作業について、以下に説明する。
【0030】
まず、複数の単位セル12が矢印A方向に積層されるとともに、所定枚数、例えば、2枚の中間プレート28が介装されて積層体14が得られる。この積層体14の積層方向両端には、それぞれターミナル端子板16a、16b、インシュレータ板18a、18bおよびエンドプレート20a、20bが配設される。その際、ターミナル端子板16a、16bの端子部22a、22bは、インシュレータ板18a、18bの円筒部24a、24bに挿入されている。
【0031】
そこで、エンドプレート20a、20b間に所定のプレス荷重が付与された状態で、前記エンドプレート20a、20bにケーシング26が取り付けられる。このケーシング26では、下板64a、上板64bおよび側板64c、64dがボルト66を介してエンドプレート20a、20bの側部にねじ止め固定される。このため、積層体14には、ケーシング26を介して所定の締め付け荷重が付与されている。
【0032】
ここで、ケーシング26に設けられている各窓部68には、支持機構30が組み付けられており、前記支持機構30を構成する各ねじ部材74が、2枚の中間プレート28に設けられたそれぞれの係止部60の凹部62に配置されている。このため、図5に示すように、支持機構30では、第1ナット76a、76bが互いに近接する方向に螺回され、前記第1ナット76a、76b間で係止部60が挟持固定される。さらに、第2ナット78a、78bが互いに近接する方向に螺回されて第1ナット76a、76bに当接し、前記第1ナット76a、76bが弛むことを阻止している。
【0033】
これにより、各中間プレート28の上下および両側部にそれぞれ2つずつ設けられている係止部60が、支持機構30を介して挟持されることになり、前記中間プレート28がケーシング26に対し強固に支持される。
【0034】
次いで、上記のように組み立てられた燃料電池スタック10の動作について、説明する。
【0035】
まず、図1に示すように、燃料電池スタック10内には、エンドプレート20aの燃料ガス供給口84aから水素含有ガス等の燃料ガスが供給されるとともに、酸化剤ガス供給口80aから酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給される。さらに、冷却媒体供給口82aから純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。このため、積層体14では、矢印A方向に重ね合わされた複数組の単位セル12に対し、燃料ガス、酸化剤ガスおよび冷却媒体が矢印A1方向に直列的に供給されることになる。
【0036】
図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔40aから第2セパレータ38の酸化剤ガス流路56に導入され、電解質膜・電極構造体34を構成するカソード側電極50に沿って移動する。一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔44aから第1セパレータ36の燃料ガス流路52に導入され、電解質膜・電極構造体34を構成するアノード側電極48に沿って移動する。
【0037】
従って、各電解質膜・電極構造体34では、カソード側電極50に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極48に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
【0038】
次いで、アノード側電極48に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔44bに排出されて矢印A2方向に流動した後、エンドプレート20aの燃料ガス排出口84bから排出される。同様に、カソード側電極50に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔40bに沿って矢印A2方向に流動した後、エンドプレート20aの酸化剤ガス排出口80bから排出される。
【0039】
また、冷却媒体供給口82aに供給された冷却媒体は、冷却媒体供給連通孔42aから第1セパレータ36の冷却媒体流路54に導入された後、矢印B方向に沿って流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体34を冷却した後、冷却媒体排出連通孔42bを矢印A2方向に移動し、エンドプレート20aの冷却媒体排出口82bから排出される。
【0040】
この場合、第1の実施形態では、積層体14の積層方向両端に配設されるエンドプレート20a、20bがケーシング26により結合されることによって、前記積層体14に所定の締め付け荷重が付与されるとともに、該積層体14内に配設されている中間プレート28が、支持機構30を介して前記ケーシング26に支持されている。このため、例えば、図6に示すように、燃料電池スタック10を車両90の床下92に取り付けて、前記燃料電池スタック10の積層方向(矢印A方向)を前記車両90の進行方向に略一致して配置する際に有効に機能する。
【0041】
具体的に説明すると、車両90の急発進時および急停止時には、燃料電池スタック10に対して矢印A1方向および矢印A2方向に比較的大きな荷重が付与される。その際、中間プレート28を用いない従来構造では、車両90の急発進時に矢印A1方向先端側に配置されている単位セル12に、矢印A方向に積層されている他の全ての単位セル12による面圧が付与されてしまう。これにより、矢印A方向先端側の単位セル12に、過剰な面圧が作用するおそれがある。
【0042】
これに対して、第1の実施形態では、積層体14内の所定の位置に、例えば、2枚の中間プレート28が配設されるとともに、前記中間プレート28がケーシング26に強固に支持されている。従って、積層体14内は、2枚の中間プレート28を介して所定数の単位セル12毎に3分割されており、車両90の急発進時および急停止時には、エンドプレート20a、20bと中間プレート28との間、および前記中間プレート28の間に配置されている単位セル12毎に独立して面圧の付与が行われる。
【0043】
これにより、実質的に互いに作用し合う単位セル12の個数が大幅に削減され、車両90が急発進および/または急停止する際にも、端部に配設されている単位セル12に過剰な面圧が作用することを確実に阻止することができ、簡単な構成で、前記単位セル12を有効に保護することが可能になるという効果が得られる。
【0044】
なお、第1の実施形態では、積層体14内に伸縮吸収機構(図示せず)を設けるようにしてもよい。この伸縮吸収機構は、積層体14に熱収縮等の緩やかな変動が惹起した際にこの変動に追随することができ、前記積層体14に過度の応力が作用することを阻止する機能を有する。
【0045】
図7は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック100の概略全体斜視図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、以下に示す第3乃至第6の実施形態においても、同様にその詳細な説明は省略する。
【0046】
燃料電池スタック100は、エンドプレート20a、20bに結合されるケーシング(連結部材)102を備える。このケーシング102は、板金等の薄板材で構成される下板104a、上板104bおよび側板104c、104dを備えている。下板104a、上板104bおよび側板104c、104dには、各中間プレート28の係止部60の位置に対応して開口部106が形成され、この開口部106に対応して支持機構108が取り付けられる。この支持機構108では、ブロック72a、72bが開口部106の外側に位置してそれぞれの面内に溶接等によって固定されている。
【0047】
これにより、第2の実施形態では、エンドプレート20a、20bが薄板状のケーシング102に結合されるとともに、前記ケーシング102には、支持機構108を介して中間プレート28が強固に支持されている。従って、第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、ケーシング102を有効に軽量化することができる。
【0048】
なお、第2の実施形態では、薄板状のケーシング102を用いているが、これに代替してエンドプレート20a、20bの4隅を連結するアングル材(図示せず)を採用してもよく、また、前記ケーシング102に必要に応じて切り欠き孔を設けてもよい。
【0049】
図8は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタック110の要部説明図である。
【0050】
燃料電池スタック110は、積層体14内の所定の位置に中間プレート112が配設されるとともに、前記中間プレート112がダンパ機構(支持機構)114を介してケーシング116に支持される。ケーシング116は、積層体14の積層方向両端に配置されている図示しないエンドプレートに結合されることにより、前記積層体14に所定の締め付け荷重を付与している。
【0051】
ダンパ機構114は、ダンパ本体118を備え、このダンパ本体118がケーシング116の内面側に固定されている。ダンパ本体118から延在するロッド120は、連結部122を介して中間プレート112に連結されている。
【0052】
このように構成される第3の実施形態では、燃料電池スタック110全体に所定の締め付け荷重を付与するケーシング116に、ダンパ機構114を構成するダンパ本体118を介して中間プレート112が連結されている。このため、特に、燃料電池スタック110に積層方向(矢印A方向)に振動する慣性変位が発生する際に、ダンパ機構114の作用下に振動を吸収し、この慣性変位を有効に低減することができる。しかも、急発進時や急停止時に慣性力による急激な変位を阻止するとともに、積層方向の熱膨張を確実に吸収することが可能になる。
【0053】
これにより、第3の実施形態では、単位セル12同士が離間してシールの締め代が減少することがなく、反応ガス(燃料ガスおよび酸化材ガス)や冷却媒体の漏れを確実に阻止することができるという効果が得られる。
【0054】
図9は、本発明の第4の実施形態に係る燃料電池スタック130の要部説明図である。
【0055】
燃料電池スタック130は、積層体14内の所定の位置に配置される中間プレート132を備える。積層体14に所定の締め付け荷重を付与するケーシング134には、中間プレート132に連結されるダンパ機構(支持機構)136が設けられる。このダンパ機構136は、オイル封入室138を備えるとともに、前記オイル封入室138にロッド140の両端が移動可能に配設される。このロッド140の略中央部には、中間プレート132が固着されている。
【0056】
このように構成される燃料電池スタック130では、ダンパ機構136に連結された中間プレート132が、単位セル12に過剰な面圧が付与されることを阻止する機能と、矢印A方向への慣性変位を低減させる機能とを有しており、第3の実施形態と同様の効果を得ることが可能になる。
【0057】
図10は、本発明の第5の実施形態に係る燃料電池スタック150の要部説明図である。
【0058】
燃料電池スタック150は、積層体14内に配置される中間プレート152を備え、この中間プレート152がケーシング154に組み込まれる支持機構156に支持される。
【0059】
支持機構156は、中間プレート152の両側に配置される保持プレート158a、158bを備えており、前記保持プレート158a、158bの端部には、テーパ面160a、160bが形成される。このテーパ面160a、160bに楔部材162a、162bが係合するとともに、前記楔部材162a、162に押し込みボルト164a、164bが当接する。押し込みボルト164a、164bは、ケーシング154のねじ孔166a、166bに螺合している。
【0060】
このように構成される燃料電池スタック150では、単位セル12にへたりが発生して燃料電池スタック150の締め付け荷重が低下した際に、支持機構156を構成する押し込みボルト164a、164bがケーシング154のねじ孔166a、166bにねじ込まれる。このため、押し込みボルト164a、164bの先端部が楔部材162a、162bを矢印D方向に押圧し、前記楔部材162a、162bがテーパ面160a、160bを摺動して保持プレート158a、158bが互いに離間する方向に押圧される。
【0061】
これにより、保持プレート158a、158bと図示しないエンドプレートとの間に配置されている所定数の単位セル12には、互いに近接する方向に押圧力が付与される。従って、単位セル12のへたりを吸収することができ、燃料電池スタック150全体の締め付け荷重を所望の値に確実に調整することが可能になる。その上、中間プレート152の積層方向両側には、楔部材162a、162bが保持プレート158a、158bを介して配設されている。このため、中間プレート152の積層方向の位置調整が良好に遂行される。
【0062】
しかも、急発進時や急停止時の慣性力により、特に端部に配設されている単位セル12に急激な変位が発生することを確実に阻止することができる。これにより、簡単な構成で、単位セル12を有効に保護することが可能になる等、第1乃至第4の実施形態と同様の効果が得られる。
【0063】
図11は、本発明に関連する燃料電池スタック170の要部説明図である。
【0064】
燃料電池スタック170は、積層体14a、14b間に配設される中間プレート172を備え、この中間プレート172の両側にケーシング174a、174bが分割構成される。ケーシング174a、174bの端部が支持機構176を介して連結されるとともに、この支持機構176に中間プレート172が支持される。
【0065】
支持機構176は、ケーシング174a、174bの端部に一体的に固着されるロッド178を備え、このロッド178が中間プレート172の端部に貫通する。ロッド178には、中間プレート172の両側に対応してナット180a、180bを螺合するためのねじ部182が形成される。
【0066】
このように構成される燃料電池スタック170では、中間プレート172を挟んで左右に積層されている積層体14a、14bの中、例えば、前記積層体14aを構成する単位セル12にへたりが発生した際に、ナット180a、180bを螺回して中間プレート172を矢印A1方向に移動させる。これにより、積層体14a側に押圧力が付与され、この積層体14aの締め付け荷重を所望の値に調整することができる。
【0067】
しかも、急発進時や急停止時の慣性力により、特に端部に配設されている単位セル12に急激な変位が発生することを確実に阻止することができるとともに、ケーシング174a、174bを積層方向に分割することが可能になり、燃料電池スタック170のメンテナンス性が有効に向上するという利点がある。
【0068】
【発明の効果】
本発明に係る燃料電池スタックでは、積層体内において、中間プレートを介して所定数の単位セル毎に分割されており、前記中間プレートは、燃料電池スタックに積層方向に外力が作用した際、エンドプレートと同様に積層方向に対する面圧(荷重)保持機能を有している。従って、特に積層方向端部に配設されている単位セルに、過剰な面圧が作用することを確実に阻止し、簡単な構成で、前記単位セルを有効に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックの概略全体斜視図である。
【図2】 前記燃料電池スタックの一部断面側面図である。
【図3】 前記燃料電池スタックを構成する単位セルの分解斜視図である。
【図4】 前記燃料電池スタックを構成する中間プレートおよび支持機構の斜視説明図である。
【図5】 前記支持機構による前記中間プレートの組み付け状態を示す斜視図である。
【図6】 前記燃料電池スタックを車両に搭載する際の説明図である。
【図7】 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックの概略全体斜視図である。
【図8】 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタックの要部説明図である。
【図9】 本発明の第4の実施形態に係る燃料電池スタックの要部説明図である。
【図10】 本発明の第5の実施形態に係る燃料電池スタックの要部説明図である。
【図11】 本発明に関連する燃料電池スタックの要部説明図である。
【符号の説明】
10、100、110、130、150、170…燃料電池スタック
12…単位セル 14、14a、14b…積層体
20a、20b…エンドプレート
26、102、116、134、154、174a、174b…ケーシング
28、112、132、152、172…中間プレート
30、108、156、176…支持機構
34…電解質膜・電極構造体 36、38…セパレータ
46…固体高分子電解質膜 48…アノード側電極
50…カソード側電極 52…燃料ガス流路
54…冷却媒体流路 56…酸化剤ガス流路
60…係止部 62…凹部
68…窓部 72a、72b…ブロック
74…ねじ部材
76a、76b、78a、78b、180a、180b…ナット
106…開口部 114、136…ダンパ機構
118…ダンパ本体 138…オイル封入室
140、178…ロッド 158a、158b…保持プレート
160a、160b…テーパ面 162a、162b…楔部材

Claims (4)

  1. 電解質の両側にそれぞれ電極を設けた電解質・電極構造体を、セパレータにより挟持した単位セルを備え、前記単位セルが複数積層されて積層体を構成し、前記積層体がケーシング内に収容されるとともに、前記積層体の積層方向両端に一組のエンドプレートが配設され、前記一組のエンドプレートが前記ケーシングにより一体的に結合された車載用燃料電池スタックであって、
    前記積層体内に、積層方向の所定の位置に対応して配設される中間プレートと、
    前記中間プレートを前記ケーシングに対して前記積層方向に支持する支持機構と、
    を備え、
    前記支持機構は、前記ケーシングに固定されるねじ部材と、
    前記中間プレートに形成されるとともに、凹部が設けられた係止部と、
    前記ねじ部材が前記凹部に挿入された状態で、該ねじ部材に螺合して前記係止部を該ねじ部材に支持するナットと、
    を備えることを特徴とする車載用燃料電池スタック。
  2. 電解質の両側にそれぞれ電極を設けた電解質・電極構造体を、セパレータにより挟持した単位セルを備え、前記単位セルが複数積層されて積層体を構成し、前記積層体がケーシング内に収容されるとともに、前記積層体の積層方向両端に一組のエンドプレートが配設され、前記一組のエンドプレートが前記ケーシングにより一体的に結合された車載用燃料電池スタックであって、
    前記積層体内に、積層方向の所定の位置に対応して配設される中間プレートと、
    前記中間プレートを前記ケーシングに対して前記積層方向に支持する支持機構と、
    を備え、
    前記支持機構は、前記中間プレートの少なくとも一方の面側に面方向に沿って進退可能に配設される楔部材と、
    前記ケーシングに螺合して前記楔部材を前記面方向に押圧可能な押し込みボルトと、
    を備えることを特徴とする車載用燃料電池スタック。
  3. 電解質の両側にそれぞれ電極を設けた電解質・電極構造体を、セパレータにより挟持した単位セルを備え、前記単位セルが複数積層されて積層体を構成し、前記積層体がケーシング内に収容されるとともに、前記積層体の積層方向両端に一組のエンドプレートが配設され、前記一組のエンドプレートが前記ケーシングにより一体的に結合された車載用燃料電池スタックであって、
    前記積層体内に、積層方向の所定の位置に対応して配設される中間プレートと、
    前記中間プレートを前記ケーシングに対して前記積層方向に支持する支持機構と、
    を備え、
    前記支持機構は、前記中間プレートを前記ケーシングに対して前記積層方向に所定距離だけ移動可能に支持するダンパを備えることを特徴とする車載用燃料電池スタック。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の車載用燃料電池スタックにおいて、前記積層体の積層方向が車両の進行方向と略同一方向に設定されることを特徴とする車載用燃料電池スタック。
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