JP4357655B2 - ケースの受け渡し装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体素子を作製する際に用いられる、フォトマスク、マスクブランクス、ガラス基板、ウエハ等の薄板状の製品を収納したケース、ないし収納するためのケースを搬送し、クリーンルーム内と前記ケースの受け渡しする、ケース受け渡し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体素子(チップ)の高密度化は激しく、0.35μm設計ルールの64MDRAMの量産もすでに始められ、0.25μm設計ルールの256MDRAMの時代へと移ろうとしている。
更に、最近では、コスト低減を目指したチップ縮小が著しく、64MDRAMを0.25設計ルールまで微細化して、あるいは、256MDRAMを0.18設計ルールまで微細化してチップ縮小化を行っている。
仮に、64MDRAMを0.2μm設計ルールとすると、約16MDRAMと同じチップ寸法となり、ビットコストは16Mの約1/4になる。
ウエハサイズの大サイズ化をせず、現装置でコスト低減が達成されることとなる。
0.18μm設計ルールは開発完了し、2000年には0.15μm設計ルールが開発完了予定とされている。
このような中、ウエハへ直接縮小投影するためのレチクルについても、ますます高精度、高品質のものが求められるようになってきた。
【0003】
このため、半導体素子を形成するためのレチクル、およびこれらを作製するためのマスク(以降、これらを総称してフォトマスク呼ぶ)や、これに用いられるマスクブランクス、ガラス基板については、その保管、搬送についても、品質的に悪影響がでない方法が求められるようになってきた。
一般に、フォトマスク、マスクブランクス、ガラス基板は、所定のケース(ボックス)に収納された状態で保管、搬送されて、各工程で処理されるが、所定のコンテナにケースを入れた状態で搬送する場合がある。
【0004】
従来、クリーンルームの外からクリーンルーム内へケースの受け渡しを行う場合、ケースをビニール袋で密封し搬送した後、エアーパスボックスを介して製品の受け渡しをしていた。
しかし、この方法では、外部に付着したゴミがエアーパスボックスの能力で落としきれず、クリーンルーム内へ侵入するため、多くのケースをクリーンルーム内に入れることにより、クリーンルームのクリーン度の低下を招くということもある。
近年の半導体素子の高い集積化に伴い、ケースのクリーンルーム内への搬入に起因するクリーン度の低下が、品質に及ぼす影響が無視出来なくなってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、近年の半導体素子の高集積化に伴い、フォトマスク、マスクブランクス、ガラス基板を、クリーンルームの外からクリーンルーム内へ搬入する際に起こるクリーン度の低下が、無視できなくなってきて、その対応が求められていた。
本発明は、これに対応するもので、フォトマスク、マスクブランクス、ガラス基板、ウエハ等の薄板状の製品を収納したケースないし収納するためのケースを搬送し、クリーンルーム内と前記ケースを受け渡しする際に、ゴミ発生が極めて少ない、もしくはほとんど無い、ケース受け渡し装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のケース受け渡し装置は、フォトマスク、マスクブランクス、ガラス基板、ウエハのいずれかの薄板状の製品を収納したケースないし収納するためのケースを、クリーンルーム内と外とで受け渡しする、ケース受け渡し装置であって、ケースを収納してクリーンルーム外を搬送移動するためのコンテナで、外雰囲気に影響されない密封性を有し、且つ、クリーンルーム内とケースの受け渡しを行うための第1のドアを設けたコンテナと、クリーンルーム内と前記コンテナとの間でケースの受け渡しを行うために、クリーンルームの外部との境部に設けられた第2のドアと、第1のドアを第2のドアに重なるように近づけた際に、第1のドアと第2のドアの外側全周に渡り、コンテナとクリーンルーム間の隙間を、密閉する第1の密閉機構と、第1のドアと第2のドアの内側において、第1のドアと第2のドアとの間を、密閉する第2の密閉機構とを備えており、ケースの受け渡しの際には、第1のドアを第2のドアに重なるように近づけ、第1の密閉機構により、第1のドアと第2のドアの外側全周に渡り、コンテナとクリーンルーム間の隙間を密閉した状態で、且つ、第2の密閉機構により、第1のドアと第2のドアの内側において、第1のドアと第2のドアとの間を、密閉した状態で、第1のドアと、第2のドアとを一体化した状態で同時に開き、コンテナとクリーンルーム間で、ケースの受け渡しを行うものであり、第2のドアのクリーンルームとは反対側に、エアーシヤワールームを併設したもので、エアーシヤワールーム内において、コンテナ、クリーンルーム間でケースの受け渡しを行うものであることを特徴とするものである。
そして、上記のケース受け渡し装置であって、前記第2のドアは、第1のドアと同じサイズ、形状を有するもので、前記第2の密閉機構は、第1のドアと第2のドアの内側全周に渡り、第1のドアと第2のドアとの間を、密閉するものであることを特徴とするものである。
そしてまた、上記いずれかのケース受け渡し装置であって、コンテナは、その断面が円弧状で、半円筒状の、上へ突出した屋根部を設けたものであることを特徴とするものである。
また、上記いずれかのケース受け渡し装置であって、第1の密閉機構、第2の密閉機構は、それぞれ、パッキンをコンテナとクリーンルーム間の隙間に介在させ、第1のドアと第2のドアとの間に介在させ、密閉するものであることを特徴とするものである。
また、上記いずれかのケース受け渡し装置であって、密閉機構により密閉する際に、第1のドアと第2のドアとの間隔を、所定幅にするように、コンテナを移動させるスライド機構を備えていることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
本発明のケース受け渡し装置は、このような構成にすることにより、フォトマスク、マスクブランクス、ガラス基板、ウエハ等の薄板状の製品を収納したケースないし収納するためのケースを搬送し、クリーンルーム内と前記ケースを受け渡しする際に、ゴミの発生が極めて少ない、もしくはほとんど無い、ケース受け渡し装置の提供を可能とするものである。
これにより、近年の半導体素子の高集積化に対応できる品質を確保でき、量産にも対応できるものとしている。
具体的には、ケースを収納してクリーンルーム外を搬送移動するためのコンテナで、外雰囲気に影響されない密封性を有し、且つ、クリーンルーム内とケースの受け渡しを行うための第1のドアを設けたコンテナと、クリーンルーム内と前記コンテナとの間でケースの受け渡しを行うために、クリーンルームの外部との境部に設けられた第2のドアと、第1のドアを第2のドアに重なるように近づけた際に、第1のドアと第2のドアの外側全周に渡り、コンテナとクリーンルーム間の隙間を、密閉する第1の密閉機構と、第1のドアと第2のドアの内側において、第1のドアと第2のドアとの間を、密閉する第2の密閉機構とを備えており、ケースの受け渡しの際には、第1のドアを第2のドアに重なるように近づけ、第1の密閉機構により、第1のドアと第2のドアの外側全周に渡り、コンテナとクリーンルーム間の隙間を密閉した状態で、且つ、第2の密閉機構により、第1のドアと第2のドアの内側において、第1のドアと第2のドアとの間を、密閉した状態で、第1のドアと、第2のドアとを一体化した状態で同時に開き、コンテナとクリーンルーム間で、ケースの受け渡しを行うものであり、第2のドアのクリーンルームとは反対側に、エアーシヤワールームを併設したもので、エアーシヤワールーム内において、コンテナ、クリーンルーム間でケースの受け渡しを行うものであることにより、これを達成している。
【0008】
詳しくは、第1の密閉機構と第2の密閉機構とを備えたもので、ケースの受け渡しの際には、第1のドアを第2のドアにほぼ重なるように近づけ、第1の密閉機構により、第1のドアと第2のドアの外側全周に渡り、コンテナとクリーンルーム間の隙間を密閉した状態で、且つ、第2の密閉機構により、第1のドアと第2のドアの内側において、第1のドアと第2のドアとの間を密閉した状態で、第1のドアと、第2のドアとを一体化した状態で同時に開き、コンテナとクリーンルーム間で、ケースの受け渡しを行うことにより、コンテナ内部とクリーンルームとが外部とは遮断された状態で、即ち、コンテナ内部とクリーンルームとが外部の影響を殆ど受けることが無く、ケースの受け渡しを行うことができる。
この場合、第1のドア、第2のドアを一体化して同時に開ける際に、外部にさらされていた一部の領域に、気流の流れを殆ど発生しないようにでき、これにより、この部分からのゴミ発生は殆ど無くできる。
【0009】
エアーシヤワールーム内において、コンテナ、クリーンルーム間でケースの受け渡し行うものであることにより、密閉機構により密封される第1のドアと第2のドアの外側の、外部にさらされていた一部の領域、あるいは第1のドア、第2のドアの、外部にさらされていた一部の領域、あるいは密閉機構部に付いたゴミについては、取れるものは、受け渡しをする前に、エアーシヤワーにて、予め取り除かれるため、第1の密閉機構、第2の密閉機構により、各部の密閉を行い、第1のドア第2のドアを一体的にして開いて、ケースの受け渡しをする際には、それらの領域からのゴミ発生を殆ど無くできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の例を挙げて説明する。
図1(a)は本発明のケースの受け渡し装置の概略構成を示した断面図で、図1(b)は密閉機構を説明するための断面図で、図1(c)は図1(b)のA2に示すドアのロック機構を説明するための拡大断面図で、図2(a)は図1(a)のA1側からみた上面図で、図2(b)は図2(a)のB1−B2における密閉機構の断面図である。
尚、図1(b)では、ロック機構の嵌合部は省略して示してある。
また、図2(b)の点線は、ドアの外周位置を示すものである。
図1、図2中、110はクリールーム、111はクリーンルーム搬入搬出用ドア(第2のドアとも言う)、112は(クリーンルームの)壁部、115はロック部、115Aは嵌合部、120はエアーシヤワールーム、130はコンテナ、131はコンテナの搬入搬出用ドア(第1のドアとも言う)、135は嵌合部、137は車部、140はシリンダー、145は移動部、150は第1の密閉機構、151、152はパッキン、155は第2の密閉機構、156、157はパッキンである。
【0011】
本発明のケース受け渡し装置の実施の形態の第1の例を、以下、図1、図2に基づいて説明する。
本例は、フォトマスク、マスクブランクス、ガラス基板、ウエハ等の薄板状の製品を収納したケースないし収納するためのケースを、クリーンルーム内とクリーンルーム外とで受け渡しする、ケース受け渡し装置であって、ケースを収納してクリーンルーム110外を搬送移動するためのコンテナで、外雰囲気に影響されない、高い密封性を有し、且つ、クリーンルーム110内とケースの受け渡しを行うためのコンテナの搬入搬出用ドア(第1のドアとも言う)131を設けたコンテナ130と、クリーンルーム110内とコンテナ130との間でケースの受け渡しを行うために、クリーンルーム110の外部との境部に設けられ、ほぼ第1のドア131と同じサイズ、形状を有する、クリーンルーム搬入搬出用ドア(第2のドアとも言う)111とを備え、且つ、第2のドア111のクリーンルーム110の外部側に、エアーシヤワールーム120を併設したもので、エアーシヤワールーム120内にコンテナ130を置いて、コンテナ130、クリーンルーム110間でケースの受け渡しを行うものである。
尚、第1のドア131はコンテナ130の外側に開くドアで、第2のドア111はクリーンルーム110の内側に開くドアである。
【0012】
そして、本例では、第1のドア131と第2のドア111の外側全周に渡り、コンテナ130とクリーンルーム110間の隙間を、密閉する第1の密閉機構と、第1のドア131と第2のドア111の内側全周に渡り、第1のドア131と第2のドア111との間を、密閉する第2の密閉機構とを備えている。
図1(b)に示すように、コンテナ130の第1のドア131と、クリーンルーム110の第2のドア111とが、重なるようにして、両者が近づくと、コンテナ側のパッキン151とクリーンルーム側のパッキン152とは互いに接触し、コンテナ側のパッキン156とクリーンルーム側のパッキン157とは互いに接触する。
パッキン151、152は図2(b)に示すように、第1のドア131(第2のドア111)の周囲の外側全体に渡り設けられており、パッキン156、157は図2(b)に示すように、第1のドア131(第2のドア111)の周囲の内側全体に渡り設けられているため、パッキン151と152の組、パッキン156と157の組が、それぞれが、1つの密閉機構として働く。
ここでは、パッキン151と152の組、パッキン156と157の組を、それぞれ、第1の密閉機構150、第2の密閉機構155と言っている。
パッキン151と152とが、図1(b)に示すように、密着することにより、コンテナ130外の雰囲気(ここではエアーシヤワールーム120の雰囲気)を遮断できる。
また、パッキン156と157とが、図1(b)に示すように、密着することにより、コンテナ130外の雰囲気に触れた、第1のドア131と第2のドア111の大部分の領域を、コンテナ130内、クリーンルーム110内と遮断できる。
【0013】
また、本例では、図1(a)に示すように、エアーシヤワールーム120内には、コンテナ130をクリールーム110側に、移動させるための、シリンダー140、移動部145からなる移動機構が設けられている。
これにより、エアーシヤワールーム120内に、コンテナ130が搬入された後、コンテナ130の第1のドア131と、クリーンルーム110の第2のドア111とが、ほぼ重なるようにして、両者を近接させることができる。
コンテナ130の車部137が、所定位置で移動部145上に乗り、シリンダ140の駆動により、クリールーム110側に移動される。
尚、駆動機構であるシリンダに代え、電気モータ等の別の手段を使っても良い。
また、図1(a)における点線は、コンテナ130がクリールーム110側に移動された後の状態を示している。
【0014】
また、本例では、図1(b)に示すように、パッキン151と152とが、およびパッキン156と157とが、密着した状態で、第1のドア131と第2のドア111とを一体的に開閉できるように、両者を一体的に固定するロック機構を設けている。
図1(b)に示すように、パッキン151と152とが、およびパッキン156と157とが、密着した状態で、図1(c)に示すように、第1のドア131と第2のドア111とは、ロック部115により、クリーンルーム側から、ロックされる。
コンテナ130の第1のドア131に固定された嵌合部135と、クリーンルーム110側の第2のドア111に固定された嵌合部115Aとが嵌合して、ロックされる。
尚、ここでは、嵌合部135は、第1のドア131と第2のドア111との間隔を、嵌合部135の幅以上に制御するものでもある。
【0015】
次いで、本例装置の動作および本例装置を用いたケースの受け渡しの1例を、以下、図1、図2に基づき、簡単に説明しておく。
レジストを塗布した後のマスクブランクスをケースに詰め、コンテナ130に入れ、搬送し(図2(a)の▲1▼の位置に相当)、目的とするクリーンルーム110へ搬入する例である。
まず、▲1▼の位置から、エアーシヤワー120へ、コンテナ130を車部137で移動させ、▲2▼の位置にて止める。
車部137は、図1(a)に示す、所定位置の移動部145に載った状態となる。
この位置で、十分エアーシヤワーをコンテナ130にかけ、コンテナ表面に付着したゴミの中でとれ易いゴミを除去しておく。
特に、パッキン151、152、156、157、あるいはドア131、111の外周部に付着し、とれ易いゴミは十分エアーシャワーをかけ除去しておく。
【0016】
次いで、シリンダー140を駆動することにより、移動部145をクリーンルーム110側に移動し、コンテナ130の第1のドア131が、クリンールーム110側の第2のドア111に重なるようにして、近接させ、図1(b)に示すように、パッキン151と152とを、およびパッキン156と157とを、密着した状態とする。
これにより、第1のドア131と第2のドア111の外側で、コンテナ130とクリーンルーム120間の隙間を密閉し、且つ、第1のドア131と第2のドア111との間を、その周囲で密閉する。
【0017】
次いで、ロック部115にて、第2のドア111に固定された嵌合部115Aと、第1のドア131に固定された嵌合部135とを嵌合する。
これにより、第1のドア131と第2のドア111とを一体的にして、パッキン156,157との密閉状態を維持しながら、開くこと可能としている。
尚、ロックを行った後、必要に応じて、第1のドア131、第2のドア111が開けるように、ドアロックを解除しておく。
【0018】
次いで、第1のドア131と第2のドア111とを、一体的にして、開き、コンテナ130内のケース(図示していない)を、クリーンルーム110内へ搬入する。
第1のドア131と第2のドア111とを、一体的にして、開いた状態で、コンテナ130内部とクリールーム110内とは、通じることとなるが、コンテナ130内部およびクリールーム110内は、パッキン151と152による密閉で、エアーシヤワー120とは遮断された状態となる。
また、両ドア間のパッキン156と157により密閉された領域も、コンテナ130内部とクリーンルーム110内とは、遮断されたこととなる。
【0019】
ケースをコンテナ130からクリーンル−ム110内へ搬入し終えた後、第1のドア131と第2のドア111とを、一体的にして、閉じ、ロック部115により、第1のドア131に固定された嵌合部135と嵌合した、第2のドア111に固定された嵌合部115Aを外し、コンテナ130をクリーンルルーム110側から離れる方向に移動できる状態とする。
尚、嵌合部115Aを外した後、必要に応じて、第1のドア131、第2のドア111を閉じた状態で、それぞれ、ドアロックをしておく。
【0020】
次いで、シリンダー140を、移動部145がクリーンルーム110から離れる方向に駆動して、コンテナ130を所定の位置まで、クリーンルーム110から離す。
この後、コンテナ130が所定の位置に来たらシリンダー140の駆動を止め、移動部145を止め、コンテナ130をエアーシヤワー120から取り出し、所望の位置へと、その車部137にて運ぶ。
【0021】
以上のようにして、コンテナ130からクリーンルーム110へのケースの搬入は行われる
ケースの搬出も、搬入の場合と同様な装置動作で行われる。
ここではその説明は省略する。
【0022】
本発明のケース受け渡し装置の実施の形態の第2の例を挙げる。
第2の例は、第1の例において、エアーシヤワールーム120を持たないものである。
本例は、クリーンルーム外側が比較的クリーン度が良い場合に適用でき、クリーンルーム110の、クリーン度の低下を招くことは、ほとんど無く、実用に耐えるものである。
【0023】
実施の形態の第1の例や第2の例の変形例としては、密閉機構150、155やロック機構(115、115A、135)に代え、別の形態で、同じ機能を持たせたものが、挙げられる。
また、シリンダー140を用いた移動の仕方に代え、別の移動形態を用いたものが挙げられる。
また、コンテナ内のクリーン度を維持するために、クリーンユニット(ファン+フィルタ)を用いて、コンテナ内にクリーンエアを供給しても良い。
コンテナ重量によっては、自走式にしたものも挙げられる。
【0024】
【発明の効果】
本発明は、上記のように、フォトマスク、マスクブランクス、ガラス基板、ウエハ等の薄板状の製品を収納したケースないし収納するためのケースを搬送し、クリーンルーム内と前記ケースの受け渡しする際に、ゴミ発生が極めて少ない、もしくはほとんど無い、ケース受け渡し装置の提供を可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明のケースの受け渡し装置の概略構成を示した断面図で、図1(b)は密閉機構を説明するための断面図で、図1(c)は図1(b)のA2に示すドアのロック機構を説明するための拡大断面図である。
【図2】図2(a)は図1(a)のA1側からみた上面図で、図2(b)は図2(a)のB1−B2における密閉機構の断面図である。
【符号の説明】
110 クリールーム
111 クリーンルーム搬入搬出用ドア(第2のドアとも言う)
112 (クリーンルームの)壁部
115 ロック部
115A 嵌合部
120 エアーシヤワールーム
130 コンテナ
131 コンテナの搬入搬出用ドア(第1のドアとも言う)
135 嵌合部
137 車部
140 シリンダー
145 移動部
150 第1の密閉機構
151、152 パッキン
155 第2の密閉機構
156、157 パッキン

Claims (5)

  1. フォトマスク、マスクブランクス、ガラス基板、ウエハのいずれかの薄板状の製品を収納したケースないし収納するためのケースを、クリーンルーム内と外とで受け渡しする、ケース受け渡し装置であって、ケースを収納してクリーンルーム外を搬送移動するためのコンテナで、外雰囲気に影響されない密封性を有し、且つ、クリーンルーム内とケースの受け渡しを行うための第1のドアを設けたコンテナと、クリーンルーム内と前記コンテナとの間でケースの受け渡しを行うために、クリーンルームの外部との境部に設けられた第2のドアと、第1のドアを第2のドアに重なるように近づけた際に、第1のドアと第2のドアの外側全周に渡り、コンテナとクリーンルーム間の隙間を、密閉する第1の密閉機構と、第1のドアと第2のドアの内側において、第1のドアと第2のドアとの間を、密閉する第2の密閉機構とを備えており、ケースの受け渡しの際には、第1のドアを第2のドアに重なるように近づけ、第1の密閉機構により、第1のドアと第2のドアの外側全周に渡り、コンテナとクリーンルーム間の隙間を密閉した状態で、且つ、第2の密閉機構により、第1のドアと第2のドアの内側において、第1のドアと第2のドアとの間を、密閉した状態で、第1のドアと、第2のドアとを一体化した状態で同時に開き、コンテナとクリーンルーム間で、ケースの受け渡しを行うものであり、第2のドアのクリーンルームとは反対側に、エアーシヤワールームを併設したもので、エアーシヤワールーム内において、コンテナ、クリーンルーム間でケースの受け渡しを行うものであることを特徴とするケース受け渡し装置。
  2. 請求項1に記載のケース受け渡し装置であって、前記第2のドアは、第1のドアと同じサイズ、形状を有するもので、前記第2の密閉機構は、第1のドアと第2のドアの内側全周に渡り、第1のドアと第2のドアとの間を、密閉するものであることを特徴とするケース受け渡し装置。
  3. 請求項2に記載のケース受け渡し装置であって、コンテナは、その断面が円弧状で、半円筒状の、上へ突出した屋根部を設けたものであることを特徴とするケース受け渡し装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のケース受け渡し装置であって、第1の密閉機構、第2の密閉機構は、それぞれ、パッキンをコンテナとクリーンルーム間の隙間に介在させ、第1のドアと第2のドアとの間に介在させ、密閉するものであることを特徴とするケース受け渡し装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のケース受け渡し装置であって、密閉機構により密閉する際に、第1のドアと第2のドアとの間隔を、所定幅にするように、コンテナを移動させるスライド機構を備えていることを特徴とするケース受け渡し装置。
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