JP4357237B2 - 紙面制作システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば新聞社や印刷会社において新聞や雑誌の紙面を制作する紙面制作システムに関する。
新聞や雑誌等の印刷物は、記事や画像といった素材を紙面上に配置する所謂レイアウト処理によって制作される。このようなレイアウト処理では、字詰、行間、段間などの体裁枠にしたがった「ますめ」に沿って文字が配置される。この場合、総文字数(写真、図、表などの領域を含む)は一定であるが、記事の分量は可変となるので、領域不足のために記事の一部を配置することができないか、または領域余剰のために記事の全てを配置してなお余剰領域を有するといった所謂レイアウト領域の過不足が発生する。
編集者は、定められた紙面内に記事や画像を配置することが要求されるので、(1)領域不足となる場合、(2)領域余剰となる場合に、以下に示すような対策を講じている。
(1)領域不足となる場合。
(1a)記事の文字を削ることによって紙面内に納める。
(1b)画像(写真やイラストなど)の寸法を小さくして紙面内に納める。
(2)領域余剰となる場合。
(2a)記事の文書を増やして紙面内に納める。これには、例えば、通常は掲載しない記事の後続文書を掲載する方法がある。
(2b)画像(写真やイラストなど)の寸法を大きくして紙面内に納める。
なお、近年、見やすい紙面を作成するために基本文字サイズを大きくしている場合が多いので、(2)のように領域が余るというケースは希であり、(1)の領域不足となる傾向が多い。
特開2001−216292号公報 特開2001−274981号公報 特開平5−286107号公報
上記のような対策によって写真やイラストなどの画像の寸法を調整する場合、記事の過不足行数に基づいて調整する必要がある。しかしながら、画像寸法の調整には、煩雑な画像の編集作業が必要となるという問題がある。このような煩雑な編集作業を伴わない方法としては、行間調整と呼ばれるものがある。
行間調整とは、記事の一部または全体の行間値を調整してレイアウト領域内に納める方法であり、文書全体の行間を調整したり、最下段のみの行間を調整するなどしてなされる。
しかしながら、このような行間調整では、記事の一部の行間が不自然に空いてしまったり、逆に狭くなったりする。このため、行間調整を多用してしまうと、紙面全体の行間がバラバラになり、バランスが悪くなり、見栄えが悪くなるという問題がある。
一方、特許文献1および特許文献2には、記事を含む領域を画像データ化し、割り付けられたレイアウト領域内にバランス良く収まるようにこの画像データのサイズを拡大または縮小する技術が開示されている。
つまり、各記事に対してレイアウト領域を割り付けておき、このレイアウト領域に実際に記事を配置した場合、レイアウト領域内に記事が過不足なく配置されることが理想であるが、レイアウト領域のサイズが小さすぎて記事を全て配置しきれない場合には、この記事の部分を画像データ化する。そして、この画像データを縮小することによって、レイアウト領域内にバランス良く配置するようにしている。
一方、レイアウト領域のサイズが大きすぎ、記事を配置した場合に空白部分が生じた場合にもまたこの記事の部分を画像データ化する。そして、この画像データを拡大することによって同様にレイアウト領域にバランス良く配置するようにしている。このような画像データの拡大/縮小は、任意の拡大率/縮小率で行うことができるので、この発明の汎用性は高い。
しかしながら、予め割り付けられたレイアウト領域のサイズと、実際に配置される記事の量との乖離があまりに大きいと、拡大/縮小による調整量が大きくなり、文字の拡大率/縮小率も大きくなる。このため、この拡大/縮小による調整を行った記事における文字サイズは、他の記事の文字サイズとの違いが顕著となり、全体としてバランスが悪くなり、見栄えが悪くなる恐れがある。
一方、特許文献3には、まず仮レイアウトを行って紙面上における記事や画像といった素材の配置場所を決定しておき、次に各配置場所に素材を配置した結果、上述したような過不足が生じた場合の調整方法について記載されている。
すなわち、特許文献3では、各素材毎に予め優先順位を決めておく。そして、上述したような過不足が生じた場合には、優先順位の高い素材から行数調整を順次行ってゆく。そして、この行数調整によって過不足を解消するようにしている。
しかしながら、この調整方法の適用は、仮レイアウトを行う場合に限られてしまう。更に、仮レイアウトを行った後に、各素材の優先順位を決定し、入力する必要があり、手間がかかる。更にまた、この調整方法では、ある程度過不足が解消されるものの、必ずしも常に満足の得られる調整結果が得られるという保証はない。
以上のように、記事が配置された記事レイアウト領域に過不足が生じた場合、記事別になされている行間調整等による文字サイズのばらつきに起因するバランスの悪さや、見栄えの悪さを改善する紙面制作システムの開発が望まれている。しかも、仮レイアウトを行わねばならないような制約や、記事の優先順位のような特別な入力も不要であり、容易に操作できるものであることが好ましいことは言うまでもない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、記事が配置される記事レイアウト領域が記事の量に対して過不足した場合、この記事レイアウト領域に隣接し写真やイラストなどの画像を配置する画像レイアウト領域の寸法を増加または減少させ、それに応じてこの記事レイアウト領域の寸法を調整することによって、記事を記事レイアウト領域内にバランス良く配置することが可能な紙面制作システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
すなわち、請求項1の発明は、素材毎にレイアウトされたレイアウト領域に素材を配置することによって紙面を制作する紙面制作システムにおいて、素材のうち記事を配置するためにレイアウトされた記事レイアウト領域が、領域不足または領域余剰の場合には、記事レイアウト領域に隣接し、素材のうち画像を配置する画像レイアウト領域の画像を検出する画像検出手段と、画像検出手段によって画像が検出された場合には、画像レイアウト領域の紙面上における行方向寸法および段方向寸法を減少または増加させる行方向調整量および段方向調整量をそれぞれ算出する調整量算出手段とを備えている。
従って、請求項1の発明の紙面制作システムにおいては、以上のような手段を講じることにより、記事を配置するに際して過不足の生じた記事レイアウト領域があった場合には、それに隣接した画像レイアウト領域に配置された画像を検出することができる。
このようにして検出した画像およびこの画像が配置された画像レイアウト領域は、請求項2以降に示すように、記事レイアウト領域を拡大または縮小し、記事をバランス良く配置することができるように、その寸法が調整される。
さらに、画像レイアウト領域の行方向寸法および段方向寸法を調整する調整量を算出することができる。そして、この調整量にしたがって画像レイアウト領域の行方向寸法およい段方向寸法を調整することによって、記事をバランス良く配置することができるように記事レイアウト領域の寸法を増加または減少するための領域を確保することが可能となる。
請求項の発明は、請求項の発明の紙面制作システムにおいて、調整量算出手段による算出後、この算出結果に基づく画像レイアウト領域に画像を再配置する画像再配置手段を更に備えている。
従って、請求項の発明の紙面制作システムにおいては、以上のような手段を講じることにより、画像レイアウト領域および画像の寸法を調整量に基づいて調整した後に、画像をこの画像レイアウト領域に再配置することができる。
請求項の発明は、請求項の発明の紙面制作システムにおいて、画像検出手段によって検出された画像が配置された画像レイアウト領域の紙面上における寸法を、調整量算出手段によって算出された調整量に基づいて減少または増加させることによって調整する寸法調整手段と、画像検出手段によって検出された画像のトリミング値を、調整量算出手段によって算出された調整量に基づいて決定するトリミング値決定手段と、トリミング値決定手段によって決定されたトリミング値でトリミングされた画像を、寸法調整手段によって調整された画像レイアウト領域に再配置する画像再配置手段とを更に備えている。
従って、請求項の発明の紙面制作システムにおいては、以上のような手段を講じることにより、調整量に基づいて決定したトリミング値で画像をトリミングし、このトリミングした画像を画像レイアウト領域に配置することができる。これによって、画像レイアウト領域の寸法が調整されても、画像をバランス良く配置することができる。
請求項の発明は、請求項または請求項の発明の紙面制作システムにおいて、画像再配置手段によって画像レイアウト領域に画像が再配置された後に、この画像レイアウト領域に対してなされた寸法の減少または増加に応じて、記事レイアウト領域の寸法を増加または減少させ、しかる後にこの記事レイアウト領域に記事を再配置する記事再配置手段を更に備えている。
従って、請求項の発明の紙面制作システムにおいては、以上のような手段を講じることにより、画像レイアウト領域の寸法変更に応じて記事レイアウト領域の寸法を変更し、この寸法を変更した記事レイアウト領域に記事を再配置することができる。その結果、記事レイアウト領域にバランス良く記事を配置することが可能となる。
本発明によれば、記事が配置される記事レイアウト領域が、記事の量に対して過不足した場合、この記事レイアウト領域に隣接し写真やイラストなどの画像を配置する画像レイアウト領域の寸法を増加または減少させ、それに応じてこの記事レイアウト領域の寸法を調整することによって、記事を記事レイアウト領域内にバランス良く配置することが可能な紙面制作システムを実現することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施例を図1から図34を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る紙面制作システムの構成例を示す機能ブロック図である。
すなわち、本実施例に係る紙面制作システム100は、記事レイアウト領域と画像レイアウト領域とを紙面上にレイアウトし、記事レイアウト領域に記事を、画像レイアウト領域に画像をそれぞれ配置することによって紙面データを制作し、この紙面データを紙面として復元して出力するものであって、記事集配信部1と、画像集配信部2と、組版サーバ3と、出力サーバ4と、プリンタ/プロッタ5と、紙面データ格納部6と、組版端末7とを備えている。なお、本実施例で記事レイアウト領域とは紙面上において記事を配置するレイアウト領域を、画像レイアウト領域とは紙面上において写真やイラスト等の画像を配置するレイアウト領域を指す。
記事集配信部1は、テキストデータからなる記事を蓄積するとともに、紙面に掲載する候補の記事を組版サーバ3に提供する。記事は、後述するように、オペレータや記者によって通信ネットワーク21を介して記事集配信部1に蓄積される。また、遠隔の通信社Wから提供された記事も通信ネットワーク21を介して記事集配信部1に蓄積される。自社および通信社のテキストデータからなる記事が、記事集配信部1に蓄積される。
画像集配信部2は、写真やイラスト等のデータからなる画像を蓄積するとともに、紙面に掲載する候補の画像を組版サーバ3に提供する。画像もまた、オペレータや記者によって通信ネットワーク21を介して画像集配信部2に蓄積され必要な画像加工がされる。遠隔の通信社Wから提供された画像も通信ネットワーク21を介して、画像集配信部2に蓄積される。自社および通信社の画像が、画像集配信部2に蓄積される。
組版サーバ3は、本実施例に係る紙面制作システムの全体制御を司る部位であって、記事集配信部1から送られた記事と、画像集配信部2から送られた画像とを紙面単位に管理するとともに、組版端末7からの要求に基づき、各部位間でのデータの受け渡しを行う。具体的には、組版端末7から要求された記事および画像を紙面データ60から取得して組版端末7へ出力する。また、組版端末7によって作成された紙面データ60(後で詳述する)を、組版端末7からの要求に応じて出力サーバ4や紙面データ格納部6に出力する。また、組版端末7からの要求に応じて紙面データ格納部6に格納されている紙面データ60を取得し、出力サーバ4や組版端末7に出力する。
紙面データ格納部6は、紙面データ60を格納する。格納した紙面データ60は、組版サーバ3を介して組版端末7から要求があった場合には組版サーバ3によって取得され、組版端末7へと出力されるようにしている。
組版端末7は、紙面データ60に蓄積された記事を記事レイアウト領域に、紙面データ60に蓄積された画像を画像レイアウト領域にそれぞれ配置することによって紙面の編集を行い、編集結果として紙面データ60を作成する。
図2は、組版端末7の構成例を示す機能ブロック図である。組版端末7は、中央処理部10と、キーボードやマウス等の入力部11と、ディスプレイ12と、配置処理部13と、画像検出部14と、調整量算出部15と、寸法調整部16と、トリミング値調整部17と、画像再配置部18と、記事再配置部19と、通信部20とを備えている。図1では、組版端末7は代表的に1台のみ示しているが、各オペレータに対して1台ずつ備えられており、1台の組版端末7に対して複数存在する場合が通常である。
中央処理部10は、入力部11、ディスプレイ12、配置処理部13、画像検出部14、調整量算出部15、寸法調整部16、トリミング値調整部17、画像再配置部18、記事再配置部19、および通信部20の制御およびデータの受け渡しを担う部位であって、配置処理部13、画像検出部14、調整量算出部15、寸法調整部16、トリミング値調整部17、画像再配置部18、および記事再配置部19によって処理された処理データを取得し、ディスプレイ12から表示させる。オペレータは、ディスプレイ12から表示された処理データの内容を見ながら入力部11を操作し、入力データを作成する。
配置処理部13は、オペレータによって入力部11で作成された入力データに基づいて指定された記事や画像に対して紙面上に記事レイアウト領域や画像レイアウト領域を作成して記事や画像をそのレイアウト領域にレイアウトする。そして、この編集結果として紙面データ60を作成する。
図3乃至図8は、配置処理部13によって作成される紙面データ60の一例を示すデータ構成図である。図9は、新聞紙面のレイアウト例を示す模式図である。
図9に示すように、紙面22上には、入力データに基づいて、記事レイアウト領域24や画像レイアウト領域26が様々に設けられ、更に各記事レイアウト領域24および各画像レイアウト領域26には、記事および画像が配置される。紙面データ60とは、このような紙面22の管理情報や、各記事レイアウト領域24および各画像レイアウト領域26の寸法、配置場所、配置する記事や画像といった素材を定義したデータの集合体であって、紙面22を復元することが可能なものである。紙面データ60は、具体的には、図3にその一例を示すような管理情報60KJと、図4乃至図7にその一例を示す(例えば素材が4つの場合)ような素材情報60SJ(#1〜#n)(例えば素材が4つの場合n=4となる。)と、図8にその一例を示すような実体データ60DJとからなっている。
管理情報60KJは、紙面22の属性に関する定義データであって、紙面22の掲載年月日60KN、紙面22の面名60MN、紙面22の版名60HN、紙面22の印刷ページ番号60PG、紙面22の組方向60TS1、紙面22の段数60TS2、紙面22の一段の字詰60TS3、紙面22の基準文字のサイズ60TS4、基準文字の段方向寸法60TS5、基準文字の行方向寸法60TS6、紙面22の行間値60TS7、紙面22の段間値60TS8、紙面22のX方向寸法60PX、紙面22のY方向寸法60PYとからなっている。
素材情報60SJ(#1〜#n)は、紙面22に配置される素材に関する定義データであって、素材毎に設けられている。すなわち、例えば紙面22に4つの素材が配置される場合には、素材番号nは1から4まで存在し、図4乃至図7の例に示すように紙面データ60には、素材情報60SJ(#1)、素材情報60SJ(#2)、素材情報60SJ(#3)、および素材情報60SJ(#4)からなる4つの素材情報60SJが含まれる。
このような素材情報60SJは、素材が記事であるか画像であるかによって、そのデータ構成が一部異なっており、記事である場合には、素材種別60nSB(=記事)と、素材ID番号60nIDと、この記事が所定の記事レイアウト領域に未配置であるか配置済であるかを定義する配置情報60nFLと、記事が配置されている場合の記事レイアウト領域の登録数60nENと、記事が配置されている場合の記事レイアウト領域の配置位置X座標60nPXmおよび配置位置Y座標60nPYm(mは登録された記事レイアウト領域に対応する。例えば、記事が2つの記事レイアウト領域に配置される場合には、mは1から2まで存在する。)と、記事が配置される記事レイアウト領域のX方向寸法60nLXmおよびY方向寸法60nLYmと、該記事の仮見出60nKMと、記事のテキストデータ格納アドレス情報60nADと、配置情報60nFLが「配置済」の場合における記事の配置済テキストデータ格納アドレス情報60nBDとからなる。
一方、素材が画像である場合の素材情報60SJは、素材種別60nSB(=画像)と、素材ID番号60nIDと、この画像が所定の画像レイアウト領域に未配置であるか配置済であるかを定義する配置情報60nFLと、画像が配置されている場合の画像レイアウト領域の登録数60nENと、画像が配置されている場合の画像レイアウト領域の配置位置X座標60nPXおよび配置位置Y座標60nPYと、画像が配置されている場合の画像レイアウト領域のX方向寸法60nLXおよびY方向寸法60nLYと、画像の仮見出60nKMと、画像がカラーであるかモノクロであるかを定義する属性情報60nPRと、画像の実画像X方向寸法60nSZXと、画像の実画像Y方向寸法60nSZYと、画像のトリミング基点60nTMBと、画像のX方向トリミング寸法60nTMXと、画像のY方向トリミング寸法60nTMYと、画像のX方向トリミングオリジナル寸法60nTMXOと、画像のY方向トリミングオリジナル寸法60nTMYOと、画像の表示画像が格納されたアドレス情報60nADと、画像の実画像が格納されたアドレス情報60nBDとからなる。なお、トリミングとは、オリジナルの画像に対して、実際に紙面22上に掲載する部分を枠取りした範囲である。
なお、登録数60nENは、素材種別60nSBが記事である場合には複数の記事レイアウト領域にまたがって配置される場合もありうるので2以上となる場合もあるが、素材種別60nSBが画像である場合には1となる。
実体データ60DJは、記事や画像自身のデータである。記事についてはテキストデータ60nTXと配置済テキストデータ60nLXが存在する。配置済テキストデータ60nLXとは、テキストデータ60nTXに、このテキストデータ60nTXが配置された位置情報と書体情報と文字サイズ情報等が付加されてなるデータである。一方、画像については表示画像データ60nHIと実画像データ60nRIとが存在する。実画像データ60nRIとは、この画像のオリジナルのデータであって、紙面全体のレイアウト状態の確認用の大ゲラや印刷用版を出力する時に使用されるものである。それに対して表示画像データ60nHIとは、実画像データ60nRIをアイコン表示したような縮小データで組版端末7での画面表示などで使用される。
紙面データ60に基づく紙面イメージをディスプレイ12から表示する場合には、データサイズの大きい実画像データ60nRIを貼り付けた状態で表示させていると、中央処理部10の負荷が増大し処理速度が低下する。このようなことを回避するために、紙面が最終確定していない段階において紙面データ60に基づく紙面イメージをディスプレイ12から表示させる場合には、実画像データ60nRIの代わりにデータサイズが小さい表示画像データ60nHIを表示させるようにする。これによって、中央処理部10の負荷を低減し、処理速度を低下させないようにすることも可能としている。
画像検出部14は、配置処理部13によって作成された紙面データ60に基づいて記事レイアウト領域24に記事を配置した場合、図10に示すように記事レイアウト領域24が領域不足のために記事28の一部を配置することができないか、または図11に示すように領域余剰のために記事28の全てを配置してなお余剰領域30を有する場合には、記事レイアウト領域24に隣接した画像レイアウト領域26に配置された画像32を検出する。
画像検出部14は、検出された画像32が配置された画像レイアウト領域26が、寸法調整の対象となるか否かを判定する。記事レイアウト領域24と画像レイアウト領域26との配置パターンとしては、図12に示すように16のケースがある。図中における○印は、記事レイアウト領域24と画像レイアウト領域26とが隣接することを示し、図中における×印は、記事レイアウト領域24と画像レイアウト領域26とが隣接しないことを示している。
したがって、ケース1は、記事レイアウト領域24が、a)画像レイアウト領域26の上側との隣接、b)画像レイアウト領域26の下側との隣接、c)画像レイアウト領域26の左側との隣接、およびd)画像レイアウト領域26の右側との隣接ともに無いことを示している。このように、どの側も画像レイアウト領域26と隣接していない記事レイアウト領域24は、(1)行方向のみの寸法調整、(2)拡大縮小による寸法調整の何れの対象ともならない。
ケース2からケース4までは、何れも記事レイアウト領域24が、a)画像レイアウト領域26の上側との隣接、b)画像レイアウト領域26の下側との隣接ともに無いために、(2)拡大縮小による寸法調整の対象とはならないが、c)画像レイアウト領域26の左側との隣接、およびd)画像レイアウト領域26の右側との隣接のうちの少なくとも何れかがあるために、(1)行方向のみの寸法調整の対象となる。
ケース5、ケース9、およびケース13は、何れもc)画像レイアウト領域26の左側との隣接、およびd)画像レイアウト領域26の右側との隣接ともにないために、(1)行方向のみの寸法調整の対象とも、(2)拡大縮小による寸法調整の対象ともならない。
ケース6乃至ケース8、ケース10乃至ケース12、およびケース14乃至ケース16は、a)画像レイアウト領域26の上側との隣接、b)画像レイアウト領域26の下側との隣接のうちの少なくとも何れかであるので(1)行方向のみの寸法調整の対象となり、またc)画像レイアウト領域26の左側との隣接、およびd)画像レイアウト領域26の右側との隣接のうちの少なくとも何れかであるので(2)拡大縮小による寸法調整の対象ともなる。
そして、このように対象とされた画像レイアウト領域26を拡大または縮小させることによって、図10に示すような領域不足にも図11に示すような領域余剰にもならず、図13に示すように該記事レイアウト領域24にバランス良く記事28を配置することが可能な該画像レイアウト領域26の寸法調整量を算出する。この調整量としては、図14中の矢印に示すように行方向の寸法を減少させたり、図15中の矢印に示すように行方向の寸法を増加させたり、図16中の矢印に示すように行方向および段方向の寸法を減少させたり、図17中の矢印に示すように行方向および段方向の寸法を増加させたりする場合がある。なお、図16および図17に示すような行方向および段方向の寸法の調整は、画像レイアウト領域26に配置される画像32の見栄えを変えないようにするために、画像レイアウト領域26の縦横比が同じになるように行うのが好ましい。
寸法調整部16は、調整量算出部15によって算出された調整量に基づいて、該画像レイアウト領域26の寸法を増加または減少させる。そして、この寸法調整に応じて、該画像レイアウト領域26の配置位置X座標60nPX、配置位置Y座標60nPY、配置領域X方向寸法60nLX、および配置領域Y方向寸法60nLYを更新する。
画像のトリミング情報を調整することによって画像のレイアウト領域の寸法を増減する方法は、画像の行方向のみの寸法調整の場合に多用される。トリミング値調整部17は、画像検出部14によって検出された画像32のトリミング値を、調整量算出部15によって算出された調整量に基づいて変更する。この調整に応じて、X方向トリミング寸法60nTMX、Y方向トリミング寸法60nTMYを更新する。
画像再配置部18は、更新された紙面データ60に基づいてトリミングされた画像32を、寸法調整部16によって寸法調整された画像レイアウト領域26に再配置する。
記事再配置部19は、寸法調整部16によって該画像レイアウト領域26に対してなされた寸法調整に応じて、領域不足または領域余剰のあった記事レイアウト領域24の寸法を増加または減少させる。そして、これに伴って、記事レイアウト領域24の配置位置X座標60nPXm、配置位置Y座標60nPYm、配置領域X方向寸法60nLXm、および配置領域Y方向寸法60nLYmを更新し、しかる後にこの記事レイアウト領域24に記事28を再配置する。
例えば、寸法調整部16によって、図18(a)に示すように、領域不足の記事レイアウト領域24に対して画像レイアウト領域26の行方向の寸法を減少させた場合には、図18(b)に示すように記事レイアウト領域24の行方向の寸法を増加させる。また、図19(a)に示すように、領域余剰の記事レイアウト領域24に対して画像レイアウト領域26の行方向および段方向の寸法を増加させた場合には、図19(b)に示すように記事レイアウト領域24の行方向の寸法を減少させる。なお、図示していないが、記事レイアウト領域24の段方向の寸法も増減させるようにしてもよい。
このように画像レイアウト領域26および記事レイアウト領域24の寸法が変更され、更にこの画像レイアウト領域26に画像が、この記事レイアウト領域24に記事がそれぞれ再配置されることによって紙面データ60が確定されるようにしている。そして、紙面データ60が確定されると、この紙面データ60は、入力部11を介してなされるオペレータ操作によって通信部20を介して紙面データ格納部6へと出力され、紙面データ格納部6に格納されるようにしている。作成途中の紙面データ60であっても、紙面データ格納部6へ出力することによって紙面データ格納部6へ一旦格納させておき、必要に応じて読み出して編集を継続することもできる。
紙面データ60に基づいて紙面22を印刷する場合には、オペレータが入力部11から、大刷/版下出力の指示入力と、紙面データ60の指定入力を行うことによって、この指示入力とともに紙面データ60を組版サーバ3を介して出力サーバ4に出力する。
出力サーバ4は、組版サーバ3を介して組版端末7から出された指示入力に基づいて、組版サーバ3から出力された紙面データ60を編集し、文字や画像をドットデータに展開する。そして、このように展開したドットデータに基づいて、プリンタ/プロッタ5は、大刷や版下の紙面を印刷する。
次に、以上のように構成した本実施例に係る紙面制作システムの動作についてフローチャートを用いて説明する。
本実施例に係る紙面制作システムによる新聞や雑誌の紙面の制作は、組版端末7の入力部11からオペレータが必要な入力を行い、その入力に基づいて中央処理部10が組版端末7内の各部位を動作させることによってなされる。図20は、組版端末7の全体動作例を示すフローチャートである。
紙面を制作する場合には、まず、オペレータが入力部11から入力データを入力し、この入力データに基づいて、配置処理部13によって紙面上に記事レイアウト領域24や画像レイアウト領域26がレイアウトされる。更に、同入力データに基づいて、組版サーバ3の紙面データ60内から記事が取得され、この記事が記事レイアウト領域24に配置される。画像は、組版サーバ3の紙面データ60内から取得され、この画像が画像レイアウト領域26に配置される。そして、この編集結果として紙面データ60内の配置情報が作成される(S1)。
ステップS1で作成された紙面データ60に基づいて紙面イメージをディスプレイ12から表示した結果、図10に示すように、記事レイアウト領域24が、領域不足のために記事28の一部を配置することができないか、または図11に示すように領域余剰のために記事28の全てを配置してなお余剰領域30を有する場合(S2:Yes)には、ステップS3以降の処理が行われる。一方、図13に示すように該記事レイアウト領域24にバランス良く記事28が配置されている場合(S2:No)には、本実施例に係る紙面制作システムを用いた処理を終了する。
ステップS3では、レイアウト調整方法について、オペレータからの選択入力を受け付ける。すなわち、本実施例に係る紙面制作システムを用いてレイアウトを調整する場合(S3:Yes)には、ステップS4以降の処理が行われる。一方、本実施例に係る紙面制作システムを用いずに、オペレータ操作によってレイアウトを調整する場合(S3:No)には、本実施例に係る紙面制作システムを用いた処理を終了する。
ステップS4では、画像検出部14による画像検出処理と、調整量算出部15による調整量算出処理と、寸法調整部16による寸法調整処理と、トリミング値調整部17によるトリミング値調整処理とが行われる(S4)。これら各処理における動作については別のフローチャートを用いて後で説明する。
ステップS5では、ステップS4によって調整された画像レイアウト領域26および記事レイアウト領域24に、画像再配置部18によって画像が、記事再配置部19によって記事がそれぞれ再配置される(S5)。
以上の手順により、レイアウトが調整された紙面データ60が制作される。
次に、ステップS4における動作の詳細について、図21に示すフローチャートを用いて説明する。
レイアウト調整を行う場合には、まず、オペレータは、入力部11から、画像レイアウト領域26の調整方法の指定入力を行う(S41)。この調整方法には2通りあり、第1の方法は図14および図15に示すように行方向の寸法のみを調整する方法であり、第2の方法は図16および図17に示すように行方向および段方向の寸法を調整する所謂拡大縮小による方法である。第1の方法が選択された場合(S41:(1))には、ステップS42からステップS44の処理が行われ、第2の方法が選択された場合(S41:(2))には、ステップS45からステップS47の処理が行われる。
ステップS42の詳細動作を図22乃至図25のフローチャートに示す。対象記事レイアウト領域24に隣接している画像レイアウト領域26に配置された画像32が、画像検出部14によって検出される(S42)。
すなわち、まず、対象記事レイアウト領域24が抽出され(S421)、次に紙面データ60の素材情報60SJ(#1〜#n)の中から最初の画像が探索される(S422)。素材種別60nSBが「画像」である素材情報60SJが存在する場合(S423:Yes)には、この画像が配置済であるか否かが確認される(S424)。存在しない場合(S424:No)には、ステップS42の処理を終了する。
ステップS423が「Yes」であって、更に、配置情報60nFLが「配置済」である場合(S424:Yes)には、この画像の右側で対象記事レイアウト領域24が隣接しているか否かが確認される(S425)。この画像の右側で対象記事レイアウト領域24が隣接している場合(S426:Yes)には、その隣接状態が記録される(S427)。これらの処理が全ての対象記事レイアウト領域24について行われた場合(S428:Yes)には、ステップS42の処理を終了する。一方、そうでない場合(S428:No)には、次の記事レイアウト領域が処理対象とされ(S429)、ステップS422の処理に戻る。
ステップS426において隣接しない場合(S426:No)には、この画像の左側で対象記事レイアウト領域24が隣接しているか否かが確認される(S430)。この画像の左側で対象記事レイアウト領域24が隣接している場合(S431:Yes)には、ステップS427以降の処理が行われる。
ステップS431において隣接していない場合(S431:No)には、更にこの画像の上側で対象記事レイアウト領域24が隣接しているか否かが確認される(S432)。そして、この画像の上側で対象記事レイアウト領域24が隣接している場合(S433:Yes)には、ステップS427以降の処理が行われる。
ステップS433において隣接していない場合(S433:No)には、更にこの画像の下側で対象記事レイアウト領域24が隣接しているか否かが確認される(S434)。そして、この画像の下側で対象記事レイアウト領域24が隣接している場合(S435:Yes)には、ステップS427以降の処理が行われる。
ステップS435において隣接していない場合(S435:No)には、ステップS428以降の処理が行われる。
画像が配置済ではなく(S424:No)、かつ素材情報の全ての画像について調査がなされた場合(S436:Yes)には、ステップS428以降の処理が行われる。一方そうでない場合(S436:No)には、次の画像が探索され(S437)、ステップS424以降の処理が行われる。
なお、ステップS425、ステップS430、ステップS432、およびステップS434では、対象記事レイアウト領域24が画像の右側で隣接するか否かを調べる処理が行われているが、この処理の動作例を図26のフローチャートを用いて説明する。なお、図26は、対象記事レイアウト領域24が画像の右側で隣接するか否かを調べる処理であるステップS425の動作を示すフローチャートであるが、この動作は、ステップS430、ステップS432、およびステップS434に対しても実質的に同じである。
ステップS425では、まず対象記事レイアウト領域24の配置位置X座標60nPXm、配置位置Y座標60nPYm、配置領域X方向寸法60nLXm、および配置領域Y方向寸法60nLYmに基づいて対角線始点X座標KSX、対角線始点Y座標KSY、対角線終点X座標KEX、対角線終点Y座標KEYが得られる。次に、画像レイアウト領域26の配置位置X座標60nPX、配置位置Y座標60nPY、配置領域X方向寸法60nLX、および配置領域Y方向寸法60nLYに基づいて対角線始点X座標GSX、対角線始点Y座標GSY、対角線終点X座標GEX、対角線終点Y座標GEYが得られる。そして、以下に示す(式1)および(式2)がともに成り立つか否かが確認される(S4251)。
(GSX)−(KEX)>0 ・・・(式1)
(GSX)−(KEX)<α ・・・(式2)
ここで、(式2)におけるαは、検出の許容値である。
(式1)および(式2)がともに成り立つ場合(S4252:Yes)には、更に以下に示す(式3)乃至(式6)のうちの何れか1つが成り立つか否かが確認される(S4253)。
(GSY)≦(KSY) and (KEY)≦(GEY) ・・・(式3)
(KSY)<(GSY) and (GEY)<(KEY) ・・・(式4)
(GSY)≦((KSY)+(KEY))/2 ・・・(式5)
((KSY)+(KEY))/2≦(GEY) ・・・(式6)
(式3)から(式6)のうち何れか1つが成り立つ場合(S4254:Yes)には、対象記事レイアウト領域24が画像の右側で隣接するものと判定され(S4255)、何れも成り立たない場合(S4254:No)には、対象記事レイアウト領域24が画像の右側で隣接しないと判定される(S4256)。
画像検出部14によって、対象記事レイアウト領域24に隣接する画像が検出され(S42)、ステップS42において検出された画像が配置された画像レイアウト領域26が、図12に示すような判定条件に基づいて、(1)行方向の寸法調整の対象となるか否かが調整量算出部15によって判定される(S43)。
なお、ステップS45においても、ステップS42と同様にして、対象記事レイアウト領域24に隣接する画像が検出され(S45)、ステップS45において検出された画像が配置された画像レイアウト領域26が、図12に示すような判定条件に基づいて、(2)拡大縮小による寸法調整の対象となるか否かが調整量算出部15によって判定される(S46)。
そして、ステップS43において、調整量算出部15によって(1)行方向の寸法調整の対象となると判定された場合(S43:Yes)には、更に調整量算出部15によって、対象画像レイアウト領域26について行方向の寸法調整がなされる(S44)。一方、ステップS43において(1)行方向の寸法調整の対象となると判定されなかった場合(S43:No)には、ステップS4の処理を終了する。
ステップS44でなされる画像レイアウト領域26の行方向の寸法調整について、図27および図28に示すフローチャートを用いて説明する。行方向の寸法調整を行う場合には、画像レイアウト領域26の段数換算値が計算される。この段数換算値は、
((画像レイアウト領域のY方向寸法60nLY)+(段間値60TS8))/((基本文字の段方向寸法60TS5)×(字詰値60TS3)+(段間値60TS8))
によって計算される。ただし、小数点以下は切り上げて整数とする(S441)。
次に、画像レイアウト領域26における調整行数が計算される。この調整行数は、
(記事の過不足行数)/(ステップS441で計算された段数換算値)
によって計算される。ただし、小数点以下は切り上げて整数とする(S442)。
次に、画像レイアウト領域26における行方向調整量ΔXが計算される。この行方向調整量ΔXは、
(ステップS443で計算された調整行数)×((基本文字の行方向寸法60TS6)+(行間値60TS7))−(行間値60TS7)
によって計算される(S443)。
次に、ステップS443で計算された行方向調整量ΔXが、調整許容範囲内であるか否かが寸法調整部16によって判定される。これは、
(画像レイアウト領域26の行方向調整量ΔX)/(画像レイアウト領域26のX方向寸法60nLX)<(許容値)
である場合には、調整許容範囲内であると判定される(S444:Yes)。この許容値は予め定めておく。一方、そうでない場合(S444:No)には、ステップS44の処理を終了する。
ステップS444で、寸法調整部16によって、行方向調整量ΔXが調整許容範囲内であると判定される(S444:Yes)と、更に寸法調整部16によって、この画像レイアウト領域26の配置情報が更新される(S445)。図29および図30は、ステップS445においてなされる配置情報の更新方法をまとめた図である。なお、ここで配置情報とは、画像レイアウト領域26の配置位置X座標60nPX、配置位置Y座標60nPY、配置領域X方向寸法60nLX、および配置領域Y方向寸法60nLYである。
図29は、図10に示すように記事レイアウト領域24に領域不足が生じた場合に、それに隣接する画像レイアウト領域26に配置された画像に対してなされる配置情報の更新方法を示している。この更新方法は、パターン1からパターン3までのパターンに応じて異なっている。すなわち、パターン1は、画像の右側に記事レイアウト領域24が隣接する場合であり、パターン2は、画像の左側に記事レイアウト領域24が隣接する場合であり、パターン3は、画像の右側と左側に記事レイアウト領域24が隣接する場合である。
パターン1の場合、画像の配置位置X座標60nPXは、行方向調整量ΔXが加算された値となり、配置領域X方向寸法60nLXは、行方向調整量ΔXが減算された値となる。配置位置Y座標60nPYおよび配置領域Y方向寸法60nLYには変更がない。
パターン2の場合、画像の配置領域X方向寸法60nLXは、行方向調整量ΔXが減算された値となる。配置位置X座標60nPX、配置位置Y座標60nPY、および配置領域Y方向寸法60nLYには変更がない。
パターン3の場合、画像の配置位置X座標60nPXは、行方向調整量ΔXの1/2が加算された値となり、配置領域X方向寸法60nLXは、行方向調整量ΔXが減算された値となる。配置位置Y座標60nPYおよび配置領域Y方向寸法60nLYには変更がない。
一方、図30は、図11に示すように記事レイアウト領域24に余剰領域30がある場合に、それに隣接する画像レイアウト領域26に配置された画像に対してなされる配置情報の更新方法を示している。この更新方法は、パターン4からパターン6までのパターンに応じて異なっている。すなわち、パターン4は、画像の右側に記事レイアウト領域24が隣接する場合であり、パターン5は、画像の左側に記事レイアウト領域24が隣接する場合であり、パターン6は、画像の右側と左側に記事レイアウト領域24が隣接する場合である。
パターン4の場合、画像の配置位置X座標60nPXは、行方向調整量ΔXが減算された値となり、配置領域X方向寸法60nLXは、行方向調整量ΔXが加算された値となる。配置位置Y座標60nPYおよび配置領域Y方向寸法60nLYには変更がない。
パターン5の場合、画像の配置領域X方向寸法60nLXは、行方向調整量ΔXが加算された値となる。配置位置X座標60nPX、配置位置Y座標60nPY、および配置領域Y方向寸法60nLYには変更がない。
パターン6の場合、画像の配置位置X座標60nPXは、行方向調整量ΔXの1/2が減算された値となり、配置領域X方向寸法60nLXは、行方向調整量ΔXが加算された値となる。配置位置Y座標60nPYおよび配置領域Y方向寸法60nLYには変更がない。
このようにして、紙面データ60における素材情報60SJのうち、画像に関する配置情報の更新がなされると、次にトリミング値調整部17によって、更にこの画像のトリミング値が更新される(S446)。これにはまず、
(X方向トリミング寸法60nTMX)×(行方向調整量ΔX)/(画像の配置領域X方向寸法60nLX)
の計算がなされることによって、行方向トリミング寸法調整量Δxが得られる。
そして、図10に示すように記事レイアウト領域24に領域不足が生じた場合には、行方向トリミング寸法調整量Δxを減じた値に、X方向トリミング寸法60nTMXの値が更新される。一方、図11に示すように記事レイアウト領域24に余剰領域30がある場合には、行方向トリミング寸法調整量Δxを加えた値にX方向トリミング寸法60nTMXの値が更新される。
このようにして、紙面データ60における素材情報60SJのうち画像に関するトリミング寸法の更新がなされることによってステップS44の処理を終了する。
一方、ステップS46において、調整量算出部15によって(2)拡大縮小による寸法調整の対象となると判定された場合(S46:Yes)には、更に調整量算出部15によって、画像レイアウト領域26について行方向および段方向の寸法調整である所謂拡大縮小による調整がなされる(S47)。ステップS46において、(2)拡大縮小による寸法調整の対象となると判定されなかった場合(S46:No)には、ステップS4の処理を終了する。
ステップS47でなされる画像レイアウト領域26の拡大縮小による寸法調整について、図31および図32に示すフローチャートを用いて説明する。すなわち、拡大縮小による寸法調整を行う場合には、まず記事の過不足行数から過不足分の領域の面積が計算される。この面積は、
(過不足行数)×((基本文字の段方向寸法60TS5)×(字詰値60TS3)+(段間値60TS8))
によって計算される。(S471)。
次に、拡大縮小後の画像の配置領域X方向寸法60nLXおよび配置領域Y方向寸法60nLYが計算される(S472)。拡大縮小後の画像の配置領域X方向寸法60nLXは、(画像の配置領域X方向寸法60nLX)にパラメータTを乗じることによって計算される。また、拡大縮小後の画像の配置領域Y方向寸法60nLYは、(画像の配置領域Y方向寸法60nLY)にパラメータTを乗じることによって計算される。
ここで、パラメータTは、図10に示すように記事レイアウト領域24に領域不足が生じた場合には、
((画像の配置領域X方向寸法60nLX)×(画像の配置領域Y方向寸法60nLY)−(ステップS471で計算された不足分面積))/((画像の配置領域X方向寸法60nLX)×(画像の配置領域Y方向寸法60nLY))
の平方根である。
一方、図11に示すように記事レイアウト領域24に余剰領域30がある場合におけるパラメータTは、
((画像の配置領域X方向寸法60nLX)×(画像の配置領域Y方向寸法60nLY)+(ステップS471で計算された余剰分面積))/((画像の配置領域X方向寸法60nLX)×(画像の配置領域Y方向寸法60nLY))
の平方根である。
次に、画像における行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYが計算される(S473)。この行方向調整量ΔXは、(ステップS472で計算される前の配置領域X方向寸法LX0)から(ステップS472で計算された配置領域X方向寸法LX1)を減算した結果の絶対値として算出される。また段方向調整量ΔYは、(ステップS472で計算される前の配置領域Y方向寸法LY0)から(ステップS472で計算された配置領域Y方向寸法LX1)を減算した結果の絶対値として算出される。
更に、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYを用いて、紙面データ60の素材情報60SJのうち画像に関する配置情報が更新される(S474)。図33および図34は、ステップS474においてなされる配置情報の更新方法をまとめた図である。
図33は、図10に示すように記事レイアウト領域24に領域不足が生じた場合に、それに隣接する画像レイアウト領域26に配置された画像に対してなされる配置情報の更新方法を示している。この更新方法は、パターン7からパターン15までのパターンに応じて異なっている。パターン7は、画像の下側と右側に記事レイアウト領域24が隣接する場合であり、パターン8は、画像の下側と左側に記事レイアウト領域24が隣接する場合であり、パターン9は、画像の下側と右側と左側に記事レイアウト領域24が隣接する場合である。
また、パターン10は、画像の上側と右側に記事レイアウト領域24が隣接する場合であり、パターン11は、画像の上側と左側に記事レイアウト領域24が隣接する場合であり、パターン12は、画像の上側と右側と左側に記事レイアウト領域24が隣接する場合である。
パターン13は、画像の上側と下側と右側に記事レイアウト領域24が隣接する場合であり、パターン14は、画像の上側と下側と左側に記事レイアウト領域24が隣接する場合であり、パターン15は、画像の上側と下側と右側と左側に記事レイアウト領域24が隣接する場合である。
パターン7の場合、画像の配置位置X座標60nPXは、行方向調整量ΔXが減算された値となり、配置領域X方向寸法60nLXおよび配置領域Y方向寸法60nLYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ加算された値となる。配置位置Y座標60nPYは変更がない。
パターン8の場合、画像の配置位置X座標60nPXおよび配置位置Y座標60nPYは変更がないが、配置領域X方向寸法60nLXおよび配置領域Y方向寸法60nLYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ加算された値となる。
パターン9の場合、画像の配置位置X座標60nPXは、行方向調整量ΔXの1/2が減算された値となる。また、配置領域X方向寸法60nLXおよび配置領域Y方向寸法60nLYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ加算された値となる。配置位置Y座標60nPYには変更がない。
パターン10の場合、画像の配置位置X座標60nPXおよび配置位置Y座標60nPYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ減算された値となり、配置領域X方向寸法60nLXおよび配置領域Y方向寸法60nLYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ加算された値となる。
パターン11の場合、画像の配置位置X座標60nPXは変更ないが、配置位置Y座標60nPYは、段方向調整量ΔYが減算された値となる。また、配置領域X方向寸法60nLXおよび配置領域Y方向寸法60nLYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ加算された値となる。
パターン12の場合、画像の配置位置X座標60nPXは、行方向調整量ΔXの1/2が減算された値に、配置位置Y座標60nPYは、段方向調整量ΔYが減算された値となる。また、配置領域X方向寸法60nLXおよび配置領域Y方向寸法60nLYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ加算された値となる。
パターン13の場合、画像の配置位置X座標60nPXは行方向調整量ΔXが減算され、配置位置Y座標60nPYは段方向調整量ΔYの1/2が減算される。また、配置領域X方向寸法60nLXおよび配置領域Y方向寸法60nLYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ加算された値となる。
パターン14の場合、画像の配置位置X座標60nPXは変更ないが、配置位置Y座標60nPYは、段方向調整量ΔYの1/2が減算された値となる。また、配置領域X方向寸法60nLXおよび配置領域Y方向寸法60nLYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ加算された値となる。
パターン15の場合、画像の配置位置X座標60nPXは、行方向調整量ΔXの1/2が減算された値に、配置位置Y座標60nPYは、段方向調整量ΔYの1/2が減算された値となる。また、配置領域X方向寸法60nLXおよび配置領域Y方向寸法60nLYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ加算された値となる。
一方、図34は、図11に示すように記事レイアウト領域24に余剰領域30がある場合に、それに隣接する画像レイアウト領域26に配置された画像に対してなされる配置情報の更新方法を示している。この更新方法は、パターン16からパターン24までのパターンに応じて異なっている。パターン16は、画像の下側と右側に記事レイアウト領域24が隣接する場合であり、パターン17は、画像の下側と左側に記事レイアウト領域24が隣接する場合であり、パターン18は、画像の下側と右側と左側に記事レイアウト領域24が隣接する場合である。
パターン19は、画像の上側と右側に記事レイアウト領域24が隣接する場合であり、パターン20は、画像の上側と左側に記事レイアウト領域24が隣接する場合であり、パターン21は、画像の上側と右側と左側に記事レイアウト領域24が隣接する場合である。
パターン22は、画像の上側と下側と右側に記事レイアウト領域24が隣接する場合であり、パターン23は、画像の上側と下側と左側に記事レイアウト領域24が隣接する場合であり、パターン24は、画像の上側と下側と右側と左側に記事レイアウト領域24が隣接する場合である。
パターン16の場合、画像の配置位置X座標60nPXは、行方向調整量ΔXが加算された値となり、配置領域X方向寸法60nLXおよび配置領域Y方向寸法60nLYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ減算された値となる。配置位置Y座標60nPYは変更がない。
パターン17の場合、画像の配置位置X座標60nPXおよび配置位置Y座標60nPYは変更がないが、配置領域X方向寸法60nLXおよび配置領域Y方向寸法60nLYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ減算された値となる。
パターン18の場合、画像の配置位置X座標60nPXは、行方向調整量ΔXの1/2が加算された値となる。また、配置領域X方向寸法60nLXおよび配置領域Y方向寸法60nLYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ減算された値となる。配置位置Y座標60nPYには変更がない。
パターン19の場合、画像の配置位置X座標60nPXおよび配置位置Y座標60nPYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ加算された値となり、配置領域X方向寸法60nLXおよび配置領域Y方向寸法60nLYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ減算された値となる。
パターン20の場合、画像の配置位置X座標60nPXは変更ないが、配置位置Y座標60nPYは、段方向調整量ΔYが加算された値となる。また、配置領域X方向寸法60nLXおよび配置領域Y方向寸法60nLYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ減算された値となる。
パターン21の場合、画像の配置位置X座標60nPXは、行方向調整量ΔXの1/2が加算された値に、配置位置Y座標60nPYは、段方向調整量ΔYが加算された値となる。また、配置領域X方向寸法60nLXおよび配置領域Y方向寸法60nLYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ減算された値となる。
パターン22の場合、画像の配置位置X座標60nPXは行方向調整量ΔXが加算され、配置位置Y座標60nPYは段方向調整量ΔYの1/2が加算される。また、配置領域X方向寸法60nLXおよび配置領域Y方向寸法60nLYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ減算された値となる。
パターン23の場合、画像の配置位置X座標60nPXは変更ないが、配置位置Y座標60nPYは、段方向調整量ΔYの1/2が加算された値となる。また、配置領域X方向寸法60nLXおよび配置領域Y方向寸法60nLYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ減算された値となる。
パターン24の場合、画像の配置位置X座標60nPXは、行方向調整量ΔXの1/2が加算された値に、配置位置Y座標60nPYは、段方向調整量ΔYの1/2が加算された値となる。また、配置領域X方向寸法60nLXおよび配置領域Y方向寸法60nLYは、行方向調整量ΔXおよび段方向調整量ΔYがそれぞれ減算された値となる。
このように紙面データ60における素材情報60SJのうち画像に関する配置情報の更新がなされることによってステップS47の処理を終了する。
以上のようにして作成された紙面データ60は、入力部11を介してなされるオペレータ操作によって通信部20を介して紙面データ格納部6へと出力され、紙面データ格納部6に格納される。作成途中の紙面データ60であっても、紙面データ格納部6へ一旦格納しておき、必要に応じて組版端末7に読み出して編集を継続することもできる。
組版端末7にて作成中の紙面データ60や、紙面データ格納部6から組版端末7へと読み出された紙面データ60に基づいて、ディスプレイ12から紙面イメージが表示される。データサイズの大きい実画像データ60nRIを貼り付けた状態で表示させていると、中央処理部10の負荷が増大し処理速度が低下するために、実画像データ60nRIの代わりにデータサイズが小さい表示画像データ60nHIを表示させることもできる。これによって、中央処理部10の負荷が低減され処理速度の低下が回避される。
紙面データ60に基づいて紙面22を印刷する場合には、オペレータが入力部11から、大刷/版下出力の指示入力と、紙面データ60の指定入力を行うことによってなされる。すなわち、オペレータが入力部11から、大刷/版下出力の指示入力と、紙面データ60を指定する指定入力を行うと、この指示入力と、指定入力で指定された紙面データ60とが出力サーバ4へと出力される。
出力サーバ4では、指示入力にしたがって紙面データ60が編集され、文字や画像がドットデータに展開され、このドットデータに基づいて、プリンタ/プロッタ5から大刷や版下の紙面が印刷される。
上述したように、本実施例に係る紙面制作システムにおいては、上記のような作用により、記事が配置される記事レイアウト領域24が、記事の量に対して過不足した場合、この記事レイアウト領域24に隣接し写真やイラストなどの画像を配置する画像レイアウト領域26の寸法を増加または減少させ、それに応じてこの記事レイアウト領域24の寸法を調整することによって、記事を記事レイアウト領域24内にバランス良く配置することが可能となる。
更に、本実施例に係る紙面制作システムは、仮レイアウトのように紙面におけるレイアウトを確定していない段階、すなわちレイアウト途中の段階であっても適用でき、記事の優先順位の入力のような、記事レイアウト領域24の過不足を調整するための特別な入力も不要であるので、汎用性および操作性に優れている。
なお、本実施例では、新聞紙面が縦書きで編集されることが主流であることを考慮して縦組の場合を例に説明したが、本発明の紙面制作システムは、縦組の紙面のみならず、横組の紙面の制作に対しても同様に適用可能であり、上記同様の作用効果を奏することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の実施例に係る紙面制作システムの構成例を示す機能ブロック図。 組版端末の構成例を示す機能ブロック図。 紙面データの一例を示すデータ構成図(管理情報)。 紙面データの一例を示すデータ構成図(素材情報:記事)。 紙面データの一例を示すデータ構成図(素材情報:画像)。 紙面データの一例を示すデータ構成図(素材情報:記事)。 紙面データの一例を示すデータ構成図(素材情報:画像)。 紙面データの一例を示すデータ構成図(実体データ)。 新聞紙面のレイアウト例を示す模式図。 記事レイアウト領域が領域不足である新聞紙面を示す模式図。 記事レイアウト領域が領域余剰である新聞紙面を示す模式図。 記事レイアウト領域と画像との配置パターンを一覧表示した図。 記事レイアウト領域が適性サイズである新聞紙面を示す模式図。 画像レイアウト領域の行方向寸法の減少方法を示す概念図。 画像レイアウト領域の行方向寸法の増加方法を示す概念図。 画像レイアウト領域の行方向寸法および段方向寸法の減少方法を示す概念図。 画像レイアウト領域の行方向寸法および段方向寸法の増加方法を示す概念図。 画像レイアウト領域の行方向寸法を減少させ、記事レイアウト領域の行方向寸法を増加させる方法を示す概念図。 画像レイアウト領域の行方向寸法および段方向寸法を増加させ、記事レイアウト領域の行方向寸法を減少させる方法を示す概念図。 組版端末の全体動作例を示すフローチャート。 レイアウト調整時における処理の流れを示すフローチャート。 記事レイアウト領域に隣接している画像の検出時における処理の流れを示すフローチャート(その1)。 記事レイアウト領域に隣接している画像の検出時における処理の流れを示すフローチャート(その2)。 記事レイアウト領域に隣接している画像の検出時における処理の流れを示すフローチャート(その3)。 記事レイアウト領域に隣接している画像の検出時における処理の流れを示すフローチャート(その4)。 記事レイアウト領域が画像の右側で隣接するか否かを調べる処理の流れを示すフローチャート。 画像レイアウト領域の行方向寸法調整時における処理の流れを示すフローチャート(その1)。 画像レイアウト領域の行方向寸法調整時における処理の流れを示すフローチャート(その2)。 画像レイアウト領域の行方向配置情報の調整方法をまとめた図(記事レイアウト領域が領域不足の場合)。 画像レイアウト領域の行方向配置情報の調整方法をまとめた図(記事レイアウト領域が領域余剰の場合)。 画像レイアウト領域の行方向/段方向寸法調整時における処理の流れを示すフローチャート(その1)。 画像レイアウト領域の行方向/段方向寸法調整時における処理の流れを示すフローチャート(その2)。 画像レイアウト領域の行方向/段方向配置情報の調整方法をまとめた図(記事レイアウト領域が領域不足の場合)。 画像レイアウト領域の行方向/段方向配置情報の調整方法をまとめた図(記事レイアウト領域が領域余剰の場合)。
符号の説明
W…通信社、1…記事集配信部、2…画像集配信部、3…組版サーバ、4…出力サーバ、5…プリンタ/プロッタ、6…紙面データ格納部、7…組版端末、10…中央処理部、11…入力部、12…ディスプレイ、13…配置処理部、14…画像検出部、15…調整量算出部、16…寸法調整部、17…トリミング値調整部、18…画像再配置部、19…記事再配置部、20…通信部、21…通信ネットワーク、22…紙面、24…記事レイアウト領域、26…画像レイアウト領域、28…記事、30…余剰領域、32…画像、60…紙面データ、100…紙面制作システム

Claims (4)

  1. 素材毎にレイアウトされたレイアウト領域に前記素材を配置することによって紙面を制作する紙面制作システムにおいて、
    前記素材のうち記事を配置するためにレイアウトされた記事レイアウト領域が、領域不足または領域余剰の場合には、前記記事レイアウト領域に隣接し、前記素材のうち画像を配置する画像レイアウト領域の画像を検出する画像検出手段と、
    前記画像検出手段によって画像が検出された場合には、前記画像レイアウト領域の前記紙面上における行方向寸法および段方向寸法を減少または増加させる行方向調整量および段方向調整量をそれぞれ算出する調整量算出手段と
    を備えた紙面制作システム。
  2. 請求項に記載の紙面制作システムにおいて、
    前記調整量算出手段による算出後、この算出結果に基づく画像レイアウト領域に前記画像を再配置する画像再配置手段を更に備えた紙面制作システム。
  3. 請求項に記載の紙面制作システムにおいて、
    前記画像検出手段によって検出された画像が配置された画像レイアウト領域の前記紙面上における寸法を、前記調整量算出手段によって算出された調整量に基づいて減少または増加させることによって調整する寸法調整手段と、
    前記画像検出手段によって検出された画像のトリミング値を、前記調整量算出手段によって算出された調整量に基づいて決定するトリミング値決定手段と、
    前記トリミング値決定手段によって決定されたトリミング値でトリミングされた画像を、前記寸法調整手段によって調整された画像レイアウト領域に再配置する画像再配置手段と
    を更に備えた紙面制作システム。
  4. 請求項または請求項に記載の紙面制作システムにおいて、
    前記画像再配置手段によって前記画像レイアウト領域に前記画像が再配置された後に、この画像レイアウト領域に対してなされた寸法の減少または増加に応じて、前記記事レイアウト領域の寸法を増加または減少させ、この記事レイアウト領域に前記記事を再配置する記事再配置手段を更に備えた紙面制作システム。
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