JP4230671B2 - 画像生成装置および記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、1つ以上の画像ブロックを有する原稿画像に対して編集処理を施して所望の画像を得る編集手段を備えた画像生成装置、より詳細には、原稿画像中の画像ブロックを分割することが可能な画像生成装置およびそのためのプログラムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
名刺などのカード類のレイアウトは、非常に繊細な作業である。僅かな違いでバランスの悪いデザインになってしまうことがある。そのため、従来、葉書や、カード類、特に名刺を作成する時に、まったく新しいものを作成する代わりに、作成用のソフトウェアなどに用意されたテンプレートを元にして、テンプレート画像のうち、追加、変更の必要のある部分をマウスなどの入力デバイスを用いて指定し、指定した部分(通常、長方形)を画像ブロックとして抽出し、抽出した画像ブロックの移動やサイズ変更(ブロック単位のレイアウト変更)や、画像ブロック内の文字等の画像内容に対する変更、追加、削除、レイアウト変更(画像内容のレイアウト変更)等の編集処理を行って目的の画像を得ることが行われている。
【0003】
また、例えば、名刺の単純な追刷や、会社住所移転などのための名刺の修正や、同じ会社内の部署異動、役職の変化による名刺の修正や、新しく入社した社員の名刺の印刷などの場合は、既存の名刺を元にすれば、編集の手間が少なくて済むので、まず、既存の名刺をスキャナなどの読取装置で読取って、原稿画像データを作成し、次にこの作成した原稿画像データをイメージデータに変換し、モニターなどの表示装置に原稿画像として表示させ、前述のテンプレート画像を利用した場合と同様に、追加、変更の必要のある部分をマウスなどの入力デバイスを用いて指定し、指定した部分を画像ブロックとして抽出し、抽出した画像ブロックの移動やサイズ変更(ブロック単位のレイアウト変更)や、画像ブロック内の画像内容の変更、追加、削除、レイアウト変更(例えば、部署名、役職名、人名の変更など)等の編集処理を行って目的の画像を得ることも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のような編集処理を行う際には、ブロック内の画像内容のレイアウトに微小な変更を加える必要が生じる場合がある。例えば、図1に示す名刺の画像を元に、氏名の「画像 花子」を「林 一太郎」に変更した名刺の画像を作成したい時、まず、氏名の部分の「画像 花子」を画像ブロックAとして抽出し、画像ブロックAにおいて、「画像 花子」を「林 一太郎」に変更する編集処理を行うが、単純に文字を変更するだけだと、苗字、名前の部分の字数の差によって、氏名の文字レイアウトは好ましくなくなるので、微小な調整をする必要が生じる。この場合、従来の処理プロセスでは、まず、既に抽出した画像ブロックAのサイズを苗字か名前のどちらか一方だけを納める大きさに小さくし、小さくした画像ブロックをその苗字か名前のどちらか一方だけの画像ブロックとし、残り片方のために新たに画像ブロックを追加して、この2つの画像ブロック(苗字の画像ブロックと名前の画像ブロック)の位置を調整して氏名の文字レイアウトを調整するようにしていた。
【0005】
また、既に抽出した画像ブロック内の一部だけの画像内容、例えば、図1に示す画像ブロックB1内の「Tel」の部分だけを他の場所に移動させたい場合も、まず、画像ブロックB1のサイズを「Tel」の部分だけを納める大きさに小さくした上でそのブロックを移動させる必要がある。残った部分(この例では、「01−234−5678」の部分)に対して編集処理を行いたい場合は、新たにこの部分を納める画像ブロックを追加する作業が必要となる。
【0006】
つまり、従来のシステムにおいては、既存の画像ブロック内の画像内容のレイアウト変更や、該画像ブロック内の画像内容一部移動などを行う際に、既存の画像ブロックのサイズの変更処理および新しい画像ブロックの追加処理が必要であるため、処理の手順が多く、使い勝手が良くないという問題がある。
【0007】
この問題は、名刺などのカード類の画像作成の場合だけにあるわけではなく、文書作成のソフトウェアなどにおいても同様である。例えば、横書きの文書の中に挿入された縦書きボックス(画像ブロックに相当する)内の画像内容(ここでは文字)に対して編集処理を行う際に、前述のブロック内の画像内容のレイアウト変更および画像内容の一部分だけの移動などを行う時には、画像ブロックのサイズの変更や新しい画像ブロックの追加の作業が必要となり、効率が良くない。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、1つ以上の画像ブロックを有する原稿画像に対して編集処理を施す際に、目的の画像ブロックを分割することを可能とし、編集処理を効率よく行うことができるようにした画像生成装置およびそのためのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像生成装置は、1つ以上の画像ブロックを有する原稿画像に対して編集処理を施して所望の画像を得る編集手段を備えた画像生成装置であって、前記画像ブロックのうち任意の1つの画像ブロックを分割する位置を指定する位置指定手段と、前記位置指定手段により指定された位置に基づいて当該画像ブロックを分割して複数の新しい画像ブロックを得るブロック分割手段とを備え、前記編集手段が、前記新しい画像ブロックおよび/または前記新しい画像ブロック内の画像内容に対して編集処理を行う新規ブロック編集機能を有していることを特徴とするものである。
【0010】
ここで、「画像ブロック」とは、原稿画像の中に設定される編集可能な区域を意味し、具体例として、例えば、(a)スキャナーなどで元となる原稿を読み取って得た原稿画像の中から抽出した図、文字などのブロック、(b)横書文章画像の中に挿入される縦書文章ブロック、文章画像に挿入される数式ブロックや写真ブロック、(c)画像作成ソフトウェアにより作成した画像の中から抽出した特定のブロックなどを挙げることができる。また、画像ブロックの形は、通常、特に文字の場合は、矩形であるが、矩形に限定されるものではない。
【0011】
また、「画像ブロック内の画像内容に対する編集処理」には、画像ブロック内の画像内容の追加、変更、削除、レイアウト変更等が含まれ、また「画像ブロックに対する編集処理」には、画像ブロックのサイズの変更、画像ブロック全体の位置の移動などの画像ブロック単位のレイアウト変更が含まれる。なお、本発明において、「画像内容」は、写真画像のような通常意味の画像の内容および文字(文字の形をした画像、既存の文字コードにより表現された文字データなど)などの広い意味での画像の内容を含むとするため、前述した画像ブロック内の画像内容に対する編集処理は、文字列の入力、入力された文字列に対する編集なども包含する。
【0012】
すなわち、本発明の画像生成装置は、原稿画像の中の既存の画像ブロックに対して、指定された分割位置に基づいて、該画像ブロックを分割して複数の新しい画像ブロックを得ることが可能な画像生成装置であり、これらの複数の新しい画像ブロックおよび/または新しい画像ブロック内の画像内容に対して編集処理を行って所望の画像を得るものである。
【0013】
なお、前記分割位置を指定する「位置指定手段」としては、ブロックを分割すする位置を指定することができるものであればいかなるデバイスであってもよく、例えば、マウス、タッチペン、キーボードなどを適用することができる。
【0014】
また、指定された分割位置に基づいて前記画像ブロックを分割するとは、分割対象となる画像ブロックを、指定された分割位置に基づいて、所定のルールに従って分割することを意味し、例えば、図2に示すように、ポイントAまたはA'が指定されれば、A−A'の点線に基づいて画像ブロックを左右2つに分割するようにしても良いし、ポイントBまたはB'が指定されれば、B−B'の点線に基づいて画像ブロックを上下2つに分割するようにしても良いし、ポイントEが指定されれば、A−E−A'、A−E−B'の点線に基づいて画像ブロックを上下左右4つ(a,b,c,d)に分割しても良いし、ポイント指定と上下分割、左右分割あるいは上下左右分割を指定可能としておき、例えばポイントEと上下分割が指定されればB−B'の点線に基づいて画像ブロックを上下2つに、ポイントEと左右分割が指定されればA−A'の点線に基づいて画像ブロックを左右2つに、ポイントEと上下左右分割が指定されればA−E−A'、A−E−B'の点線に基づいて画像ブロックを上下左右4つに分割するようにしても良いし、さらに、後述の実施例に記載されているように、画像ブロックの外枠上にあるポイント(例えばポイントA)が指定されれば、該ポイントが位置する外枠の延びる方向と直交する方向(ポイントAの場合、A−A'方向)に画像ブロックを分割(ポイントAの例では、左右分割)するようにしても良い。
【0015】
ここで、「A−A'の点線」、「B−B'の点線」などに基づいて画像ブロックを分割するにあたっては、これらの点線に沿って元の画像ブロックを分割するようにしても勿論よいが、本発明の画像生成装置が有するブロック分割手段は、ブロックサイズ制御手段を有し、該制御手段により、画像ブロックを分割して得た新しい画像ブロックの大きさを、該新しい画像ブロック内に存在する画像の範囲に基づいて制御することが好ましい。
【0016】
すなわち、図2に示す画像ブロックを分割する際に、前記位置指定手段によって指定された分割位置でそのまま分割せず、例えば、A−A'を分割位置として指定された場合、A−A'の点線に沿って元の画像ブロックを分割せず、夫々の新しい画像ブロック(例えば、a+bの領域)内の画像内容(ここの例では、文字「画像」の部分)の範囲に基づいて、新しい画像ブロックの大きさを制御して分割する。図2は、1つの例として、新しい画像ブロック内の画像内容(文字「画像」)の左縁側、右縁側(C−C'、D−D')に沿って新しい画像ブロックの大きさを制御する概念を示している。
【0017】
本発明のコンピュータ読取可能な記録媒体は、1つ以上の画像ブロックを有する原稿画像に対して編集処理を施すために前記画像ブロックを分割する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、前記プログラムが、前記画像ブロックのうち任意の1つの画像ブロックに対して指定された分割位置に基づいて、当該画像ブロックを複数の新しい画像ブロックに分割するためのものであることを特徴とするものである。
【0018】
【発明の効果】
本発明の画像生成装置は、原稿画像の中の既存の画像ブロックに対して、分割位置を指定するだけで、元の画像ブロックを分割して複数の新しい画像ブロックを得ることができるので、既存の画像ブロック内の画像内容に対して編集処理を行う際に、例えば、既存の画像ブロック内の画像内容の一部分だけを移動させ、残った部分に対して画像内容の変更処理を行うような時に、既存の画像ブロックのサイズの変更処理や新しい画像ブロックの追加処理を行う必要が無く、そのため、処理の手順が少なく、画像編集処理の効率向上を図ることができる。
【0019】
また、本発明の画像生成装置は、新しい画像ブロック内の画像内容の範囲に基づいて新しい画像ブロックの大きさを制御するように構成した場合には、画像ブロックをその中に余白部分(画像が存在しない部分)が残らないように設定することができる、レイアウトの自由度を高くすると共に、分割位置を指定する際の高い位置指定制度を必要としないため、使い勝手が良い。
【0020】
また、本発明のプログラムを記録した記録媒体は、上記画像ブロックを分割する処理を行うプログラムを記録し、該プログラムをコンピュータに実装(インストール)することによって、本発明の主な目的、すなわち画像ブロックの分割を実現することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
【0022】
図3は、本発明の画像生成装置の実施形態を応用した名刺作成システムの構成を示す概略図である。
【0023】
図3に示すように、該名刺作成システムは、元になる名刺を読み取って原稿画像G1をコンピュータ20に出力するスキャナー10と、スキャナー10から受信した原稿画像G1に対して編集処理を行って、目的名刺画像G2を作成するためのコンピュータ20と、コンピュータ20から出力された目的名刺画像G2を印刷するプリンタ30とを備えている。なお、コンピュータ20は、編集中の画像を表示するモニター21と、入力デバイスとなるマウス22およびキーボード23と、図示しない画像生成部とを備えている。
【0024】
上記画像生成部は、入力デバイス22およびキーボード23から入力された指示に従って、スキャナー10から出力された原稿画像G1に対して編集処理を行い、目的名刺画像G2を得て、プリンタ30に出力して印刷させる。
【0025】
上記画像生成部は、入力された原稿画像G1から画像ブロックを抽出する画像ブロック抽出手段と、この抽出された画像ブロックを有する原稿画像G1に対して各種の編集処理を施す編集手段と、後述する位置指定手段により指定された位置に基づいて画像ブロックを分割するブロック分割手段とを有し、このブロック分割手段は、分割して新たな画像ブロックを作成する際のその新たなブロックのサイズを制御するブロックサイズ制御手段を有している。また、上記編集手段は、上述の分割された新しい画像ブロックおよび/または新しい画像ブロック内の画像内容に対して編集処理を施す新規ブロック編集機能を有している。
【0026】
また、上記入力デバイスとなるマウス22およびキーボード23は、各種の編集指示を入力する編集指示入力手段として機能すると共に、画像ブロックを分割する位置を指定する位置指定手段としても機能する。
【0027】
以下、図1に示す名刺を元の名刺の例として、図3に示す名刺作成システムの動作の詳細を説明する。
【0028】
図4は、図3に示す名刺作成システムの動作を示すフローチャートである。図4に示すように、スキャナー10によって、図1に示す名刺が読み取られ、原稿画像G1が得られる(S1)。この原稿画像G1は、コンピュータ20に出力されて(S2)、ステップS3からステップS12までの編集処理が施される。コンピュータ20の画像生成部は、まず、ブロック抽出手段により、受信した原稿画像G1に対して、行単位の画像ブロック抽出処理を行う(S3)。本実施形態においては、ブロック抽出手段は、原稿画像G1に対して横のラインを上から下へ縦方向に走査し、黒画素を含むラインが縦方向に2つ以上連続して存在する部分を同じ行と見なすようにして行単位の画像ブロック抽出を行う。図1の例では、氏名、電話番号、FAX番号の3つのブロックA、B1、B2が抽出されている。
【0029】
抽出されたブロック内の画像内容に対して編集処理(ブロック内の画像内容の追加、変更、削除、ブロック内の画像レイアウト変更)を行う場合(S4:Yes)、ステップS5に進んでその編集処理を行う。例えば、図1に示す3つの画像ブロック内の内容に対して編集処理を行って、図5(a)に示す画像、すなわち、氏名を「画像 花子」から「林 一太郎」へ、電話番号を「01−234−5678」から「03−234−5678」へ変更し、FAX番号は「02−234−5678」そのままにする画像を得る。前述のように、本発明において文字内容も画像内容とする。
【0030】
一方、ステップS4でブロック内の画像内容に対する編集処理を行わない場合(S4:No)にはステップS6へ進む。
【0031】
この編集処理は、上記編集指示入力手段であるマウス22およびキーボード23から入力された編集指示に基づき上記編集手段が行う。
【0032】
各ブロック内の画像内容に対して編集処理を終えて得た画像(ここの例では、図5(a)に示す画像)に対して、レイアウト処理の必要があれば(S6:Yes)レイアウト処理を行う。ここで、必要なレイアウト処理が、既存の画像ブロック単位のレイアウト処理であれば(S7:No)、マウス22やキーボード23から入力された指示に基づき編集手段が画像ブロック単位でレイアウト処理を行う(S11)。図5(b)は、図5(a)に示す画像に対して、電話番号ブロックとFAX番号ブロックを画像全体の下に移動したレイアウト処理を加えて得た画像を示している。
【0033】
一方、既存の画像ブロック内の画像内容のレイアウトを調整するために、ブロックを分割する場合(例えば図5(b)の例において、「林 一太郎」の苗字と名前の間の距離を短くし、氏名全体を中央部分に置くようにレイアウトしたい場合(S7:Yes)、まず、位置指定手段であるマウス22により図5(b)の画像ブロックAに対して、分割位置Pを指定する(S8)。すると、ブロック分割手段は、マウス22により指定された分割位置Pに基づいて画像ブロックを左右の2つの新しい画像ブロックに分割する。この場合、単純に位置Pで左右に分割しても良いが、本実施形態では、ブロック分割手段はブロックサイズ制御手段を有しており、このブロックサイズ制御手段により、画像内容の範囲に応じた新たなブロックのサイズ制御が行われる。具体的には、ブロックサイズ制御手段は、画像ブロックA内で縦ラインを分割位置PからH方向、I方向に走査して縦ラインに始めて黒画素が含まれた時の縦ラインの位置を求め(S9)、この求めたラインと画像ブロックAの左右両端とにより挟まれる範囲を夫々画像の範囲として認識し、この画像範囲に基づいて例えばその画像範囲の外接長方形を新しい画像ブロックとして生成する(S10)。図5(c)は、「林 一太郎」の画像ブロックAを分割して得た新しい画像ブロック(苗字ブロック「林」と、名前ブロック「一太郎」)を示している。
【0034】
次いで、これらの新しい画像ブロックを既存ブロックとして、ステップS4からステップS12までの編集処理を施す。図5(d)は、「林」の苗字ブロックと、「一太郎」の名前ブロックを互いに近づけ、名刺画像の全体のほぼ中央部分に位置させるようにレイアウト変更して得た画像を示している。
【0035】
編集処理が終了すれば(S12:Yes)、名刺作成システムは、すぐに印刷する必要がある場合(S13:Yes)、図5(d)に示すような編集処理済みの目的名刺画像(G2)をプリンタ30に出力して印刷させるが、すぐに印刷を行わない場合(S13:No)、目的名刺画像G2をコンピュータ20の図示しないハードディスクなどの記憶装置に保存して(S14)処理を終了させる。
【0036】
上述の説明においては、画像ブロックの分割の仕方などに重点を置いて説明した。上記の画像ブロックを分割する機能を利用すれば、編集機能の効率向上を図ることができる。
【0037】
例えば、図1に示す電話番号ブロックB1内の文字レイアウトおよび電話番号に対して、変更処理を行いたい場合、例として、「TEL」の部分を上に移動させると共に、電話番号を「01−234−5678」から「03−234−5678」へ変更する場合、従来の処理プロセスでは、まず、画像ブロックB1のサイズを「TEL」の部分だけを納める大きさに小さくした上でそのブロックを移動させ、残った部分に対して編集処理(01−234−5678を03−234−5678への変更処理)を行うために、新たにこの番号の部分を納める画像ブロックを追加設定した上で、内容変更をする作業が必要であったが、本発明のブロック分割機能を利用すれば、「TEL」と「01−234−5678」の間に分割位置を指定すれば、一度の操作で「TEL」と「01−234−5678」を夫々納める2つの新しいブロックができる。
【0038】
このように、本発明の実施形態を応用した名刺作成システムを利用すれば、既存の画像ブロックを分割して新しい画像ブロックを生成することができるので、編集処理の手順が簡単となり、編集効率を向上することができる。
【0039】
また、画像ブロック既存の画像ブロックを分割して新しい画像ブロックを生成する際に、新しい画像ブロック内の画像内容の範囲に基づいて新しい画像ブロックの大きさを制御しているので、図5(c)、図5(d)に示したように、新しい画像ブロックをその中に余白部分が残らないように設定することができるので、画像ブロックのサイズを必要最小限に抑えることができ、レイアウトを一層し易くすると共に、画像ブロックの分割位置を指定する際の高い位置指定精度を必要としないため、使い勝手が良い。
【0040】
以上、本発明による画像生成装置の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない限り、種々変更することが可能である。
【0041】
例えば、上述の名刺作成システムにおいては、説明の便宜上のため、画像ブロックを分割するに当たって、1回で1個所の分割位置を指定して、該個所の分割を行うようにしており、数箇所の分割をしたい場合は、分割位置の指定と分割実行を繰り返す必要があるが、例えば、複数個所の分割位置を指定して、指定された複数の分割位置に基づいて同時に分割実行を行うようにしてもよい。
【0042】
また、上述の名刺作成システムは、白地に黒い文字の名刺の作成を例にして、画像ブロックを分割する際に、黒画素を検索しているが、白画素を検索するようにして、黒地に白い文字の名刺の作成にも勿論応用することができる。
【0043】
また、上述の実施形態を、名刺の作成システムに応用したが、カード類の作成、文書、画像作成ソフトウェアなどにも応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】名刺の原稿画像の1例を示す図
【図2】画像ブロックを分割する概念を説明するための図
【図3】本発明の画像生成装置の1実施形態を応用した名刺作成システムの構成を示すブロック図
【図4】図4に示す名刺作成システムの動作を示すフローチャート
【図5】図3および図4に示す名刺作成システムの動作を説明するための図
【符号の説明】
10 スキャナー
20 コンピュータ
21 モニタ
22 マウス
23 キーボード
30 プリンタ
G1 原稿画像
G2 目的名刺画像
Claims (2)
- 1つ以上の画像ブロックを有する原稿画像に対して編集処理を施して所望の画像を得る編集手段を備えた画像生成装置であって、
前記画像ブロックのうち任意の1つの画像ブロックを分割する位置を指定する位置指定手段と、
前記位置指定手段により指定された位置に基づいて当該画像ブロックを分割して複数の新しい画像ブロックを得るブロック分割手段とを備え、
前記ブロック分割手段が、前記新しい画像ブロックの大きさを、該新しい画像ブロック内の画像の範囲に基づいて制御するブロックサイズ制御手段を有し、
前記編集手段が、前記新しい画像ブロックおよび/または前記新しい画像ブロック内の画像内容に対して編集処理を行う新規ブロック編集機能を有していることを特徴とする画像生成装置。 - 1つ以上の画像ブロックを有する原稿画像に対して編集処理を施すために前記画像ブロックを分割する処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録した記録媒体であって、
前記プログラムが、前記画像ブロックのうち任意の1つの画像ブロックに対して指定された分割位置に基づいて、当該画像ブロックを複数の新しい画像ブロックに分割する処理を行うものであるとともに、前記新しい画像ブロックの大きさを、該新しい画像ブロック内の画像の範囲に基づいて制御する処理を行うものであることを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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