JP4356264B2 - トロイダル型無段変速機の組立方法 - Google Patents

トロイダル型無段変速機の組立方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば自動車等の変速機構として用いられるトロイダル型無段変速機の組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の変速機構として用いられるトロイダル型無段変速機は、互いに対向して同軸的に配置された入力ディスクおよび出力ディスクを備え、これら入力ディスクと出力ディスクとの間に複数のパワーローラが設けられている。
【0003】
各パワーローラは、それぞれ傾動可能なトラニオンを介して回転自在に支持され、これらパワーローラが入力ディスクおよび出力ディスクのトラクション面にそれぞれ転接し、これらパワーローラが入力ディスクの回転に応じて回転することにより力ディスクの回転動力が出力ディスクに伝達される。
【0004】
そして、各パワーローラがトラニオンと一体的に傾動することにより、各パワーローラのトラクション面と入力ディスクおよび出力ディスクのトラクション面との転接位置が変化し、この変化により入力ディスクと出力ディスクとの間の回転速度比が無段階に変化して所定の変速比が得られる。
【0005】
このようなトロイダル型無段変速機におけるレイアウト構造は種々様々であるが、特開2000−179674やUSP5,667,456に示されているように出力ディスクが入力軸のみによって支持されているものがある。
【0006】
このようなタイプの変速機の構造を図9に示してあり、入力軸1には2つの入力ディスク2,3と1つの出力ディスク4が設けられている。なお、出力ディスク4としては、図に示すような一体構造品の場合のほか、一対のディスクを背中合わせにスプライン等により結合して一体化したものを用いることも可能である。
【0007】
一方の入力ディスク2はボールスプライン5により入力軸1の軸周り方向には回転不能で、軸方向には移動自在な状態にあり、他方の入力ディスク3はインボリュートスプライン6により入力軸1の軸周り方向に回転不能で、かつローディングナット13により軸方向にも移動不能な状態となっている。また出力ディスク4はベアリング7を介して入力軸1の軸周り方向に回転自在に支持され、かつ入力軸1の軸方向に移動可能な状態となっている。
【0008】
入力ディスク2,3はそれぞれ片面にトラクション面2a,3aを有し、出力ディスク4は両面にトラクション面4a,4bを、また外周面に出力ギア4cを有している。出力ディスク4は入力ディスク2,3間に配置し、一方の入力ディスク2のトラクション面2aと出力ディスク4の一方のトラクション面4aとが互いに対向し、他方の入力ディスク3のトラクション面3aと出力ディスク4の他方のトラクション面4bとが互いに対向し、その互いに対向するトラクション面2a,4aおよび3a,4bの相互間がキャビティ8,9となっていて、これらキャビティ8,9内にそれぞれ複数ずつパワーローラ10,11が挿入されている。
【0009】
一方の入力ディスク2の背面側にはローディング機構15が設けられ、このローディング機構15はカムディスク16と複数のローラ17とを備えている。
【0010】
カムディスク16は、入力軸1に対して、スラストベアリング18を介して回動自在に支持されている。カムディスク16と入力ディスク2の互いに対向する面はそれぞれカム面20,21となっており、これらカム面20,21間に複数のローラ17が挟み込まれている。
【0011】
さらに一方の入力ディスク2の背面側には圧機構を構成する皿ばね12が設けられている。この皿ばね12は入力ディスク2に隣接するように入力軸1の外周に設けられ、この皿ばね12とスラストベアリング18との間に、皿ばね12の弾性力を調整するためのスペーサ部材22が設けられている。
【0012】
そしてこの皿ばね12の弾性力により一方の入力ディスク2が出力ディスク4の配置側に弾性的に付勢され、またその皿ばね12の反力がスペーサ部材22、スラストベアリング18、入力軸1を経て他方の入力ディスク3に伝わり、この反力で入力ディスク3が出力ディスク4の配置側に弾性的に付勢されている。すなわち、各パワーローラ10,11と各トラクション面2a,4a,3a,4bとを所定の圧力で接触させるための圧力(圧)が皿ばね12により入力ディスク2,3に付加されている。
【0013】
エンジン等の駆動源の動力はローディング機構15のカムディスク16に入力される。そしてカムディスク16が回転すると、各ローラ17を介して入力ディスク2がパワーローラ10に対して押圧され、入力ディスク2がカムディスク16と一体的に回転する。
【0014】
また、カムディスク16が受ける反力がスラストベアリング18を介して入力軸1に加わるため、入力ディスク3がパワーローラ11に対して押圧され、入力ディスク3がカムディスク16と一体的に回転する。
【0015】
このようにカムディスク16に連動して各入力ディスク2,3が回転し、各入力ディスク2,3の回転力がパワーローラ10,11を介して出力ディスク4に伝わり、出力ディスク4が回転する。
【0016】
なお、ローディング機構15としては、図9に示すカムタイプのほかに、油圧機構を用いる油圧タイプ、あるいはカム機構と油圧機構とを用いるハイブリッドタイプがあり、そのいずれを採用するような場合であってもよい。
【0017】
従来、このような変速機をトランスミッションケース内に設置する際には、入力軸1、入力ディスク2,3、出力ディスク4、パワーローラ10,11等を個々別々にケース内に挿入して組み立て、この組み立て後に皿ばね12を組み込んで圧調整を行なうようにしている。
【0018】
しかしながら、この場合、次に挙げるような問題がある。
(a)トランスミッションケース内における変速機の配置空間は狭く、このためその各構成部品の組み込みの作業が面倒となる。
(b)トランスミッションケース内の構造は複雑であり、このためその組み込みの作業時に入出力ディスク2,3,4のトラクション面2a,3a,4a,4bを傷つけてしまう恐れがある。トラクション面2a,3a,4a,4bに傷がつくと、早期剥離や最悪の場合割れ等の原因となる。
(c)作業工程が増すため、トランスミッションケース内に汚損物質が混入しやすくなり、その汚損物質でトラクション面2a,3a,4a,4bを傷つけ、早期剥離や最悪の場合割れ等の原因を招く恐れが生じる。
【0019】
(d)トラクション面2a,3a,4a,4bは、例えば乗用車では最大約4GPaという高圧でパワーローラ10,11と接触するため、汚損物質、特に微細な金属片等をかみ込んだような場合に早期剥離や最悪割れ等の原因を招く恐れがある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、パワーローラ10,11を除く入力軸1、入力ディスク2,3、出力ディスク4等を予め組み立てて単一のユニットとし、このユニットをトランスミッションケース内に組み込むようにすることが考えられる。
【0021】
この場合、そのユニットをトランスミッションケース内に組み込んだ後に、そのユニットの各キャビティ8,9内にパワーローラ10,11を挿入することになる。
【0022】
ここで、一方のキャビティ8内に先にパワーローラ10を挿入するときには、出力ディスク4が入力軸1の軸方向に移動可能であるから、単にこの出力ディスク4を入力軸1に沿ってローディング機構15の反対側の方向に移動させるだけで、そのキャビティ8の幅つまり入力ディスク2と出力ディスク4との離間距離を広げてパワーローラ10を容易に挿入することができる。
【0023】
この後、他方のキャビティ9内にパワーローラ11を挿入することになるが、この際には、出力ディスク4を先に挿入したパワーローラ10に強く押しつけ、さらに皿ばね12の弾性力に抗して出力ディスク4をローディング機構15の配置側の方向に移動させて他方のキャビティ9の幅つまり入力ディスク3と出力ディスク4との離間距離を広げ、この状態でパワーローラ11をキャビティ9内に挿入しなければならない。
【0024】
また、他方のキャビティ9内に先にパワーローラ11を挿入し、次に一方のキャビティ8内にパワーローラ10を挿入するときには、出力ディスク4を先に挿入したパワーローラ11に強く押しつけ、さらに皿ばね12の弾性力に抗して出力ディスク4をローディング機構15の反対側の方向に移動させてキャビティ8の幅を広げ、この状態でパワーローラ10をキャビティ8内に挿入しなければならない。
【0025】
このようにいずれの場合においても、皿ばね12の弾性力に抗して強く押して出力ディスク4を移動させなければならない。しかし、トランスミッションケース内の狭い空間においてこのような大きな力を加えつつ、かつトラクション面2a,3a,4a,4bに傷をつけることなく出力ディスク4を強く押し動かしてパワーローラ10,11の挿入作業を行なうには著しい困難が伴う。
【0026】
このため、現実には、入力軸1、入力ディスク2,3、出力ディスク4等を予め組み立てて単一のユニットとし、このユニットをトランスミッションケース内に組み込むような作業手順を採用することが困難となっている。
【0027】
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、入力軸、入力ディスク、出力ディスク等を予め組み立てて単一のユニットとし、このユニットをトランスミッションケース内に組み込む場合であっても、そのユニットのキャビティ内に容易に能率よくパワーローラを挿入することができるトロイダル型無段変速機の組立方法を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】
この発明は、このような目的を達成するために、入力軸に互いに対向して入力ディスクおよび出力ディスクが設けられ、これら入力ディスクのトラクション面と出力ディスクのトラクション面との間にパワーローラが設けられ、このパワーローラの周面に入力ディスクのトラクション面および出力ディスクのトラクション面が所定の圧力で接触するように、与圧機構により力ディスクが弾性的に一方向に付勢されているトロイダル型無段変速機を組み立てるにあたって、予め、入力軸に対し、入力ディスク、出力ディスクおよび与圧機構を組み付けてディスクユニットとして組み立て、このディスクユニットにおける入力ディスクと出力ディスクとの間に、入力軸の外周に嵌合してその入力ディスクと出力ディスクとの間の間隔を与圧機構による弾性的な付勢力に抗して所定の間隔に保持する間隔保持用の治具を設け、このディスクユニットを用いてトロイダル型無段変速機を組み立てることを特徴としている。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図1ないし図8を参照して説明する。なお、図9に示す構成と対応する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0030】
図1および図2には第1の実施形態を示してあり、この実施形態においては、図1に示すように入力軸1に入力ディスク2,3および出力ディスク4等が予め組み付けられてディスクユニット24として組み立てられている。
【0031】
そして一方の入力ディスク2と出力ディスク4との間および他方の入力ディスク3と出力ディスク4との間に間隔保持用の治具25が設けられている。この治具25は図2に示すようにU字状をなし、入力軸1の外周に着脱可能に嵌合されている。
【0032】
治具25は入力ディスク2,3の小径側端面と出力ディスク4の小径側端面との間に配置されている。そしてこれら治具25の幅Lは、入力ディスク2のトラクション面2aと出力ディスク4のトラクション面4aとの間、および入力ディスク3のトラクション面3aと出力ディスク4のトラクション面4bとの間にパワーローラ10,11が挿入されてそのパワーローラ10,11の周面にトラクション面2a,3a,4a,4bが接触する状態のときにおける入力ディスク2,3の小径側端面と出力ディスク4の小径側端面との間の間隔幅とほぼ同じか、それより僅かに大きな幅となっている。
【0033】
治具25は、ディスクユニット24を組み立て、このディスクユニット24をトランスミッションケース内に組み込む以前に、そのディスクユニット24に装着する。そしてこの際、各ディスク2,3,4のトラクション面2a,3a,4a,4bとパワーローラ10,11との接触圧力が所定の圧力となるように調整する圧調整を予め行なっておく。
【0034】
この圧調整は、半径方向に複数個に分割が可能な止め輪状の図示しないコッタやスペーサ部材22、あるいは図示しないが入力ディスク3と入力軸1の段付き部との間に挿入するスペーサ部材の実質的な厚さや長さを変えて皿ばね12の弾性力を変化させることにより行なう。
【0035】
このように、ディスクユニット24を組み立て、治具25を装着し、圧調整を施した後に、ディスクユニット24をトランスミッションケース内に組み込む。そしてこのディスクユニット24における入力ディスク2のトラクション面2aと出力ディスク4のトラクション面4aとの間のキャビティ8内、および入力ディスク3のトラクション面3aと出力ディスク4のトラクション面4bとの間のキャビティ9内にそれぞれパワーローラ10,11を挿入する。
【0036】
入力ディスク2のトラクション面2aと出力ディスク4のトラクション面4aとの間、および入力ディスク3のトラクション面3aと出力ディスク4のトラクション面4bとの間の間隔は、治具25の介在により予めパワーローラ10,11の外径寸法とほぼ同じか、それより僅かに大きい幅に広がっており、したがって入力ディスク2,3や出力ディスク4をトランスミッションケース内の狭い空間内で移動させるような面倒な作業を要することなく、各ディスク2,3,4間にパワーローラ10,11を容易に能率よく、またトラクション面2a,3a,4a,4bに傷をつけるようなことなく挿入することができる。
【0037】
そして、この後、入力軸1の外周に装着されている各治具25を取り外す。この取り外しにより皿ばね12の弾性力に基づいて各ディスク2,3,4のトラクション面2a,3a,4a,4bがパワーローラ10,11の周面に所定の圧力で接触する。
【0038】
図3および図4には第2の実施形態を示してあり、この第2の実施形態においては、前記第1の実施形態と同様に、入力ディスク2と出力ディスク4との間および入力ディスク3と出力ディスク4との間にU字状の治具26が、入力軸1の外周に着脱可能に嵌合して設けられているとともに、その各治具26に一体的にハンドル26aが取り付けられている。なお、図3では、U字状の治具26を入力軸1の下方側から差し込んだ状態を示してある。
【0039】
このような実施形態の場合には、ディスクユニット24を狭いトランスミッションケース内に組み込んだ後に治具26を入力軸1から取り外す際に、ハンドル26aを握って容易に能率よく治具26を入力軸1から取り外し、トランスミッションケース内から取り出すことができる。
【0040】
図5および図6には第3の実施形態を示してあり、この第3の実施形態においては、入力ディスク2と出力ディスク4との間および入力ディスク3と出力ディスク4との間に、それぞれC字状をなす一対の治具27が、入力軸1の外周に着脱可能に嵌合して設けられている。これら一対の治具27は、入力軸1の両側から入力軸1の外周に嵌合され、その端面が互いに突き当たるように装着されている。なお、図5では、一対の治具27を入力軸1の上下の両側から差し込んだ状態を示してある。
【0041】
この実施形態の場合には、入力ディスク2,3の小径側端面の全体および出力ディスク4の小径側端面の全体が治具27の側面に接触し、このため入力ディスク2,3と出力ディスク4との間の間隔をより安定して保つことができる。
【0042】
図7および図8には第4の実施形態を示してあり、この第4の実施形態においては、入力ディスク2と出力ディスク4との間および入力ディスク3と出力ディスク4との間に、リング状をなす治具28が入力軸1の外周に嵌合して設けられている。
【0043】
これらリング状の治具28の幅Lは、入力ディスク2のトラクション面2aと出力ディスク4のトラクション面4aとの間、および入力ディスク3のトラクション面3aと出力ディスク4のトラクション面4bとの間にパワーローラ10,11が挿入されてそのパワーローラ10,11の周面にトラクション面2a,3a,4a,4bが接触する状態のときにおける入力ディスク2,3の小径側端面と出力ディスク4の小径側端面との間の間隔幅より僅かに小さい幅となっている。
【0044】
したがって、この実施形態の場合においては、ディスクユニット24をトランスミッションケース内に組み込み、パワーローラ10,11をキャビティ8,9内に挿入する際に、入力ディスク2,3と出力ディスク4との間の間隔を皿ばね12の弾性力に抗して押し広げる必要がある。
【0045】
しかしながら、入力ディスク2,3と出力ディスク4との間の間隔は予め治具28により十分に広げられており、したがって入力ディスク2,3や出力ディスク4を皿ばね12の弾性力に抗して入力軸1の軸方向に僅かに移動させるだけでよく、このため容易に能率よくパワーローラ10,11をキャビティ8,9内に挿入することができる。
【0046】
パワーローラ10,11をキャビティ8,9内に挿入した後には、皿ばね12の弾性力の基づいて入力ディスク2,3および出力ディスク4のトラクション面2a,3a,4a,4bがパワーローラ10,11の周面に所定の圧力で接触する。
【0047】
この実施形態の場合の治具28はリング状であるから入力軸1から取り外すことはできない。しかしながら、キャビティ8,9内にパワーローラ10,11を挿入した後には、入力ディスク2,3の小径側端面と出力ディスク4の小径側端面との間の間隔幅が治具28の幅Lより大きくなる。したがって、入力ディスク2,3の小径側端面および出力ディスク4の小径側端面と治具28の側面との間に隙間が生じ、摩擦等の問題が生じるようなことはない。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、入力軸に対し、入力ディスク、出力ディスクおよび圧機構を組み付けてディスクユニットとして組み立て、このディスクユニットをトランスミッションケース内に組み込んでそのキャビティ内にパワーローラを挿入する際に、その作業を容易に能率よく、またトラクション面に傷をつけることなく行なって効率的に変速機を組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す断面図。
【図2】その第1の実施形態における間隔保持用の治具を示す斜視図。
【図3】この発明の第2の実施形態を示す断面図。
【図4】その第2の実施形態における間隔保持用の治具を示す斜視図。
【図5】この発明の第3の実施形態を示す断面図。
【図6】その第3の実施形態における間隔保持用の治具を示す斜視図。
【図7】この発明の第4の実施形態を示す断面図。
【図8】その第4の実施形態における間隔保持用の治具を示す斜視図。
【図9】従来の技術を説明するための断面図。
【符号の説明】
1…入力軸
2,3…入力ディスク
4…出力ディスク
2a,3a,4a,4b…トラクション面
8,9…キャビティ
10,11…パワーローラ
12…皿ばね
24…ディスクユニット
25,26,27,28…治具

Claims (1)

  1. 入力軸に互いに対向して入力ディスクおよび出力ディスクが設けられ、これら入力ディスクのトラクション面と出力ディスクのトラクション面との間にパワーローラが設けられ、このパワーローラの周面に入力ディスクのトラクション面および出力ディスクのトラクション面が所定の圧力で接触するように、与圧機構により力ディスクが弾性的に一方向に付勢されているトロイダル型無段変速機を組み立てるにあたって、
    予め、入力軸に対し、入力ディスク、出力ディスクおよび与圧機構を組み付けてディスクユニットとして組み立て、このディスクユニットにおける入力ディスクと出力ディスクとの間に、入力軸の外周に嵌合してその入力ディスクと出力ディスクとの間の間隔を与圧機構による弾性的な付勢力に抗して所定の間隔に保持する間隔保持用の治具を設け、このディスクユニットを用いてトロイダル型無段変速機を組み立てることを特徴とするトロイダル型無段変速機の組立方法。
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