JP2009079707A - 変速装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高変速比を達成でき、振動、騒音が少ない変速装置を提供すること。
【解決手段】変速比が固定されたシングルキャビティ式のトロイダル型変速部4a,4bを直列に連結して用いる。入力ディスク7と中間ディスク9との間の第1のトロイド状のキャビティS1、および中間ディスク9と出力ディスク8との間の第2のトロイド状のキャビティS2のそれぞれに、作動角θ(傾斜角に相当)が固定されたトルク伝達用のローラ13が介在する。弾性部材15によって入力ディスク7を中間ディスク9および出力ディスク8側へ付勢し、ディスク7,8,9の軌道面7a,9a,9b,8aにローラ13を押圧する。
【選択図】図1

Description

本発明は、変速装置に関するものである。
環境保全のため、近年、ハイブリッド車が市場に出回っている。ハイブリッドの構成には種々あるが、その一つとして、エンジンおよび/又は電動モータからの動力を遊星ギヤ機構により減速して出力する場合がある。
一方、電気自動車用の駆動装置として、減速装置と差動装置を兼用するトロイダル式の無段変速機を含むものが提案されている(例えば特許文献1)。
特開平10−148245号公報
ハイブリッド車ではコストを安くするために、電動モータを小型化することが望まれている。しかし、電動モータを小型化すると、トルクが不足するおそれがある。そこで、電動モータを高回転型とし、遊星ギヤの減速比を例えば6以上と大きくして、必要なトルクを得ることが考えられる。
しかし、上記のような高い減速比を達成しようとすると、遊星ギヤ機構が大型化する。また、遊星ギヤ機構では、高速回転のときの騒音や振動が大きい。
この種の問題は、他の用途の変速機においても存在する。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、高変速比を達成でき、振動、騒音が少ない変速装置を提供することを目的とする。
本発明は、変速比が固定されたシングルキャビティ式のトロイダル型変速部(4a,4b)が直列に連結されてなることを特徴とするものである(請求項1)。本発明では、油を介するトラクション伝達を達成できるので、ギヤ伝達の場合と比較して振動、騒音が小さい。変速比が固定されたトロイダル型変速部を直列で用いるので、変速比を十分に稼ぐことができ、高トルクを実現することができる。また、変速比を可変するための複雑な機構を廃止できるので、構造が簡単になる。
また、同一軸線上に並ぶ相対回転可能な入力軸(5)および出力軸(6;6A)と、入力軸と同行回転可能に設けられた入力ディスク(7)と、出力軸と同行回転可能に設けられ入力ディスクに対する距離を相対的に変更可能な出力ディスク(8)と、入力ディスクおよび出力ディスクの間に配置され、上記軸線の回りに回転可能に且つ入力ディスクおよび出力ディスクに対する距離を相対的に変更可能な1または複数の中間ディスク(9)と、入力ディスク、中間ディスクおよび出力ディスクのうち隣接するディスク間に形成されたトロイド状のキャビティ(S1,S2)に配置され、隣接するディスク間にトルクを伝達する複数のローラ(13)と、隣接するディスク間に配置された各ローラをそれぞれ回転可能に支持する複数のキャリッジ(14)と、複数のキャリッジを各ローラの作動角を一定に保持する状態に連結する連結部材(24;24A)と、入力ディスクおよび出力ディスクを両ディスクが相対的に近付く方向に付勢する付勢部材(15)と、を含む場合がある(請求項2)。
この場合、変速比を固定するために、ローラ支持用の複数のキャリッジを連結した連結部材によって、各ローラの作動角を一定に保持している。従来のような変速比可変のためのローラの支持機構のように複雑な構造を採用する必要がない。したがって、構造が簡単な変速比固定の直列バリエータを実現することができる。
また、上記中間ディスクは、入力軸によって回転可能で且つ軸方向移動可能に支持されていてもよい(請求項3)。この場合、入力軸を介して中間ディスクを支持することができ、構造を簡素化することができる。
また、上記中間ディスクの外周が軸受によって回転可能に支持されていてもよい(請求項4)。
また、上記付勢部材は、入力ディスクおよび出力ディスクの少なくとも一方を他方側へ付勢する弾性部材を含む場合がある(請求項5)。この場合、付勢部材としての弾性部材によって、ローラを一定の押圧力で各ディスクに押圧することができる。付勢部材として従来の油圧を用いる場合と比較して、構造を簡素化することができる。
また、上記付勢部材は、出力ディスクを中間ディスク側へ付勢する第1の弾性部材(15A)と、入力ディスクを中間ディスク側へ付勢する第2の弾性部材(15B)と、を含み、第1の弾性部材の付勢力(F1)が第2の弾性部材の付勢力(F2)よりも大きくされており、上記中間ディスクの外周(91)が、上記第1および第2の弾性部材の付勢力の合力(G)によって予圧を受けた円すいころ軸受(31)またはアンギュラ型玉軸受(33)によって回転可能に支持されていてもよい(請求項6)。
この場合、第1の弾性部材の付勢力が相対的に大きくされているので、第1および第2の弾性部材の付勢力の合力は、中間ディスクを入力ディスク側へ付勢するが、これを円すいころ軸受またはアンギュラ型玉軸受が軸方向に受けることになる。これにより、円すいころ軸受またはアンギュラ型玉軸受を用いた簡便な構造で中間ディスクを回転可能に支持でき、且つ第1および第2の弾性部材の付勢力の合力によって中間ディスクを軸方向の定位置に固定することができる。
また、トルイダル型変速部を直列に連結しているため、入力ディスクおよび中間ディスクの間の伝達トルクよりも、中間ディスクと出力ディスクの間の伝達トルクのほうが大きくなるが、これに対して、出力ディスクを付勢する第1の弾性部材の付勢力を相対的に大きくしてあるので、各ローラをその伝達トルクに応じた押圧力で対応するディスクに押圧することができる。
また、入力ディスクおよび中間ディスクの間の伝達トルクよりも、中間ディスクと出力ディスクの間の伝達トルクのほうが大きいという事情に鑑み、上記第1のキャビティに配置されるローラの外径が、第2のキャビティに配置されるローラの外径よりも小さくされていてもよいし(請求項7)、また、上記第1のキャビティに配置されるローラの個数が、第2のキャビティに配置されるローラの個数よりも少なくされていてもよい(請求項8)。
なお、上記において、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
本発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係る変速装置および電動モータを示す概略図である。
図1を参照して、電動モータ1の回転軸2と同軸上に、変速装置3が設けられている。変速装置3は、変速比が固定されたシングルキャビティ式のトロイダル型変速部4a,4bが2段の直列に連結されてなる。
電動モータ1の回転軸2の同軸上に並び相対回転可能な入力軸5および出力軸6と、入力軸5とは同行回転可能に設けられた入力ディスク7と、出力軸6とは同行回転可能に設けられた出力ディスク8と、入力ディスク7および出力ディスク8の間に介在した中間ディスク9とを備えている。本実施の形態では、中間ディスク9が単一の場合に則して説明するが、複数の中間ディスクを設けて、バリエータの直列の段数を増加させてもよい。
入力軸5は電動モータ1によって駆動される。具体的には、入力軸5および電動モータ1の回転軸2は、単一の材料で一体に形成されている。入力軸5は、第1の端部5aおよび第2の端部5bを有している。入力軸5の第1の端部5aに設けられた大径部10が、車体11に保持された転がり軸受12によって回転可能に支持されている。
入力ディスク7の一側面に凹湾曲状の軌道面7aが形成され、出力ディスク8の一側面に凹湾曲状の軌道面8aが形成されている。中間ディスク9は、その両側面に軌道面9a,9bを有している。入力ディスク7の軌道面7aと中間ディスク9の軌道面9aとの間に、第1のトロイド状のキャビティS1が区画されており、また、出力ディスク8の軌道面8aと中間ディスク9の軌道面9bとの間に、第2のトロイド状のキャビティS2が区画されている。
第1のキャビティS1には、軌道面7a,9aと圧接して回転することにより入力ディスク7および中間ディスク9の間にトルクを伝達する円盤状の例えば3個のローラ13(図1では1個のみを示してある)が設けられている。また、第2のキャビティS2には、軌道面8a,9bと圧接して回転することにより中間ディスク9および入力ディスク7の間にトルクを伝達する円盤状の例えば3個のローラ13が(図1では1個のみを示してある)が設けられている。
トロイダル型変速部4aは、入力ディスク7および中間ディスク9と、両ディスク7,9間に介在するローラ13とによって構成されている。トロイダル型変速部4bは、中間ディスク9と出力ディスク8と、両ディスク9,8間に介在するローラ13とによって構成されている。
各キャビティS1,S2に配置された複数のローラ13は、それぞれ対応するキャリッジ14によって、回転軸線13aの回りに回転可能に支持されている。
入力ディスク7は、入力軸5とは同行回転可能であって且つ軸方向移動可能に連結されている。具体的には、入力ディスク7と入力軸5とがスプライン嵌合されている。入力軸5の大径部10と入力ディスク7の背面7bとの間には、入力ディスク7を中間ディスク9側へ付勢する付勢部材としての弾性部材15が介在している。弾性部材15としては、例えば皿ばねが用いられる。
出力ディスク8は、転がり軸受16を介して入力軸5に回転可能に支持されており、また、中間ディスク9は、転がり軸受17を介して入力軸5に回転可能に支持されている。各転がり軸受16,17としては、例えば針状ころ軸受、円筒ころ軸受が用いられる。
中間ディスク9を支持する転がり軸受16は、入力軸5および中間ディスク9の何れか一方に対してルーズフィットで連結されており、したがって、入力軸5に対する中間ディスク9の軸方向移動が許容されている。
出力軸6は、車体10に保持された転がり軸受18によって回転可能に支持されている。具体的には、出力軸6に設けられた大径部19が転がり軸受18によって回転可能に支持されている。
出力軸6の大径部19には、連結筒20が同行回転可能に設けられている。連結筒20は、出力軸6と出力ディスク8とを同行回転可能に連結する機能を有している。具体的には、出力ディスク8の背面8bに形成された係合部としての係合突起21と、連結筒20の端部に形成された係合部としての係合凹部22とが係合することにより、出力軸6と出力ディスク8とが同行回転可能に連結されている。係合突起21は出力ディスク8の周方向に等間隔に配置されている。
また、連結筒20によって保持された転がり軸受23によって、入力軸5の第2の端部5bが回転可能に支持されている。
本実施の形態では、入力軸5の軸方向に関して、出力ディスク8の位置が不変とされ(具体的には、図1において、出力ディスク8の右方への移動が規制されている。)、且つ入力ディスク7および中間ディスク9の位置が可変とされ、弾性部材15によって入力ディスク7が中間ディスク9側へ付勢される例に則して説明するが、ディスク7,8,9間の距離を相対的に変更できる構成であればよい。
例えば、入力ディスク7の軸方向位置を不変とし、出力ディスク8および中間ディスク9の軸方向位置を可変とし、出力ディスク8を対応する弾性部材によって中間ディスク9側へ付勢するようにしてもよい。また、中間ディスク9の軸方向位置を不変とし、入力ディスク7および出力ディスク8の軸方向位置を可変とし、入力ディスク7および出力ディスク8をそれぞれ対応する弾性部材によって、中間ディスク9側へ付勢するようにしてもよい。
図2を参照して、各ローラ13を支持するキャリッジ14は、ローラ13の両側面にそれぞれ所定の隙間を設けて対向する一対の側板25,26と、ローラ13の転動面である周面の一部に所定の隙間を設けて対向し、両側板25,26の対応する端部間を連結する一対の端板27とを有する四角環状をなしている。一対の側板25,26によって、各ローラ13を支持するための支軸28が支持されている。
図3を参照して、各ローラ13を支持するキャリッジ14は、連結部材24によって互いに連結されている。連結部材24は、各ローラ13の作動角θ(図1を参照)を一定に保持する状態に複数のキャリッジ14を連結している。ローラ13の作動角θとは、ディスク7,8,9の軸方向に対してのローラ13の傾斜角であり、全ローラ13の作動角θが等しくされている。
図3に示すように、連結部材24は、隣接するキャリッジ14の隣接する端板27間を連結する略溝形のフレームからなり、溶接またはねじにより、端板27に固定されている。また、少なくとも1つの連結部材24は、アーム29を介して車体11に固定されている。
本実施の形態によれば、変速比が固定されたシングルキャビティ式のトロイダル型変速部4a,4bを直列に連結して用いるので、下記の利点がある。すなわち、油を介するトラクション伝達を達成できるので、ギヤ伝達の場合と比較して振動、騒音を格段に小さくすることができる。また、変速比を十分に稼ぐことができ、高トルクを実現することができる。
さらに、変速比を可変するための複雑な機構を廃止できるので、構造が簡単になる。
具体的には、変速比を固定するために、ローラ13支持用の複数のキャリッジ14を連結した連結部材24によって、各ローラ13の作動角を一定に保持しているので、従来のような変速比可変のためのローラの支持機構のように複雑な構造を採用する必要がない。したがって、構造が簡単な変速比固定のトロイダル型変速部4a,4bの直列構造を実現することができる。
また、入力ディスク7を中間ディスク9および出力ディスク8側へ付勢する付勢部材として、弾性部材15を用いており、これにより、ローラ13を一定の押圧力で各ディスク7,8,9に押圧することができる。付勢部材として従来の油圧を用いる場合と比較して、構造を簡素化することができる。また、単一の弾性部材15によって入力ディスク7を付勢する構造、すなわち両トロイダル型変速部4a,4bの片側から付勢する構造であるので、この点からも構造が簡単である。
なお、図1の実施の形態において、入力側と出力側とを入れ替えた構成とするようにしてもよい。すなわち、出力軸6を入力軸として、その入力軸に電動モータ1の回転軸2を連結し、入力軸5を出力軸とする。入力ディスク7が出力ディスクとなり、出力ディスク8が入力ディスクとなる。この場合、バリエータの片側から付勢する構造で、付勢部材としての弾性部材が出力ディスクを中間ディスク側へ付勢することになる。
次いで、図4は本発明の別の実施の形態を示している。図4を参照して、本実施の形態が図1の実施の形態と異なるのは、下記である。すなわち、出力軸6Aの連結筒20Aは、入力軸5の端部と相対回転可能に嵌合されている。連結筒20Aの外周が出力ディスク8の内周とスプライン嵌合されており、出力ディスク8は出力軸6Aに対して、同行回転可能に且つ軸方向相対移動可能に連結されている。
また、両トロイダル型変速部4a,4bを両側から付勢する構造となっている。すなわち、連結筒20Aのフランジ30と出力ディスク8の背面8bとの間に、出力ディスク8を中間ディスク9側へ付勢する付勢部材としての第1の弾性部材15Aが介在している。また、出力ディスク8を付勢する第1の弾性部材15Aの付勢力F1が、入力ディスク7を中間ディスク9側へ付勢する第2の弾性部材15Bの付勢力F2よりも大きくされている(F1>F2)。
したがって、中間ディスク9には、第1の弾性部材15Aの付勢力F1から第2の弾性部材15の付勢力F2を差し引いた合力G(G=F1−F2)が、入力ディスク7側への付勢力として働くことになる。
一方、入力軸5が、中間ディスク9の中心孔を遊びを有して貫通しており、中間ディスク9は入力軸5によっては支持されていない。中間ディスク9の外周91が、転がり軸受としての円すいころ軸受(テーパローラベアリング)31によって回転可能に支持されている。円すいころ軸受31は、中間ディスク9の外周91に嵌合された内輪32を含み、その内輪32は、付勢力が相対的に大きい第1の弾性部材15Aに相対的に近い大端32aを有している。
本実施の形態では、図1の実施の形態と同じく、高変速比を達成でき、振動、騒音が少ない変速装置を実現することができる。また、円すいころ軸受31を用いた簡便な構造で中間ディスク9を回転可能に支持でき、また、上記弾性部材15A,15Bの付勢力F1,F2の合力Gによって、円すいころ軸受31に予圧を与え、中間ディスク9を軸方向の定位置に固定することができる。
特に、出力ディスク8を付勢する第1の弾性部材15Aの付勢力F1を、入力ディスク7を付勢する第2の弾性部材15Bの付勢力F2よりも大きく(F1>F2)している理由は下記である。
すなわち、トロイダル型変速部4a,4bを直列に連結している関係上、入力ディスク7と中間ディスク9との間の伝達トルクと、中間ディスク9と出力ディスク8との間の伝達トルクとでは、後者の伝達トルクのほうが大きくなる。したがって、仮に、第1および第2の弾性部材15A,15Bの付勢力F1,F2を等しくしていると、入力ディスク7の軌道面7aおよび中間ディスク9の軌道面9aに対してローラ13が不必要に強く押圧されることになってしまう。
これに対して、本実施の形態では、伝達トルクが相対的に大きい側の出力ディスク8を付勢する第1の弾性部材15Aの付勢力F1を相対的に大きくし、伝達トルクが相対的に小さい側の入力ディスク7を付勢する第2の弾性部材15Bの付勢力F2を相対的に小さくしているので、伝達トルクに応じた押圧力でローラ13を対応するディスク7,8,9の軌道面に押圧することができる。
なお、図4の実施の形態の円すいころ軸受31に代えて、図5に示すようにアンギュラ型の玉軸受33を用いるようにしてもよい。
また、図1、図4および図5の実施の形態では、キャリッジ14の隣接する端部間を個別に連結部材24によって連結していたが、これに限らず、図6に示すように、環状をなす連結部材24Aの円周の等間隔にキャリッジ14を固定するようにしてもよい。
また、上述したように、入力ディスク7および中間ディスク9の間の伝達トルクよりも、中間ディスク9と出力ディスク8の間の伝達トルクのほうが大きいので、第1のキャビティS1に配置されるローラ13と第2のキャビティS2に配置されるローラ13とで、ローラ外径、ローラ数等の仕様を異ならせてもよい。具体的には、第2のキャビティS2のローラ13のローラ外径を相対的に大きくしたり、第2のキャビティS2のローラ13のローラ数を相対的に多くしたりする。ただし、例えばローラ外径を小さくした場合には、それに応じて変速比は小さくなる。
その他、本発明は、上記請求項記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
本発明の一実施の形態の変速装置を含む駆動装置の概略構成を示す模式的断面図である。 ローラおよびキャリッジの模式図である。 ローラ支持構造の要部の斜視図である。 本発明の別の実施の形態の変速装置を含む駆動装置の模式的断面図である。 本発明のさらに別の実施の形態の変速装置を含む駆動装置の模式的断面図である。 本発明のさらに別の実施の形態におけるローラ支持構造の模式図である。
符号の説明
1…電動モータ、2…回転軸、3…変速装置、4a,4b…トロイダル型変速部、5…入力軸、6,6A…出力軸、7…入力ディスク、8…出力ディスク、9…中間ディスク、91…外周、7a,8a,9a,9b…軌道面、7b,8b…背面、S1…第1のキャビティ、S2…第2のキャビティ、13…ローラ、θ…作動角、14…キャリッジ、15…弾性部材(付勢部材)、15A…第1の弾性部材(付勢部材)、15B…第2の弾性部材(付勢部材)、F1…第1の弾性部材の付勢力、F2…第2の弾性部材の付勢力、G…合力、20,20A…連結筒、21…係合突起、22…係合凹部、24,24A…連結部材、25,26…側板、27…端板、28…支軸、29…アーム、31…円すいころ軸受、32…内輪、32a…大端、33…アンギュラ型玉軸受

Claims (8)

  1. 変速比が固定されたシングルキャビティ式のトロイダル型変速部が直列に連結されてなることを特徴とする変速装置。
  2. 請求項1において、同一軸線上に並ぶ相対回転可能な入力軸および出力軸と、
    入力軸と同行回転可能に設けられた入力ディスクと、
    出力軸と同行回転可能に設けられ入力ディスクに対する距離を相対的に変更可能な出力ディスクと、
    入力ディスクおよび出力ディスクの間に配置され、上記軸線の回りに回転可能に且つ入力ディスクおよび出力ディスクに対する距離を相対的に変更可能な1または複数の中間ディスクと、
    入力ディスク、中間ディスクおよび出力ディスクのうち隣接するディスク間に形成されたトロイド状のキャビティに配置され、隣接するディスク間にトルクを伝達する複数のローラと、
    隣接するディスク間に配置された各ローラをそれぞれ回転可能に支持する複数のキャリッジと、
    複数のキャリッジを各ローラの作動角を一定に保持する状態に連結する連結部材と、 入力ディスクおよび出力ディスクを両ディスクが相対的に近付く方向に付勢する付勢部材と、を備えることを特徴とする変速装置。
  3. 請求項2において、上記中間ディスクは、入力軸によって回転可能で且つ軸方向移動可能に支持されていることを特徴とする変速装置。
  4. 請求項2において、上記中間ディスクの外周が軸受によって回転可能に支持されていることを特徴とする変速装置。
  5. 請求項2から4の何れか1項において、上記付勢部材は、入力ディスクおよび出力ディスクの少なくとも一方を他方側へ付勢する弾性部材を含むことを特徴とする変速装置。
  6. 請求項2において、上記付勢部材は、出力ディスクを中間ディスク側へ付勢する第1の弾性部材と、入力ディスクを中間ディスク側へ付勢する第2の弾性部材と、を含み、第1の弾性部材の付勢力が第2の弾性部材の付勢力よりも大きくされており、
    上記中間ディスクの外周が、上記第1および第2の弾性部材の付勢力の合力によって予圧を受けた円すいころ軸受またはアンギュラ型玉軸受によって回転可能に支持されていることを特徴とする変速装置。
  7. 請求項2から6の何れか1項において、上記第1のキャビティに配置されるローラの外径が、第2のキャビティに配置されるローラの外径よりも小さくされていることを特徴とする変速装置。
  8. 請求項2から7の何れか1項において、上記第1のキャビティに配置されるローラの個数が、第2のキャビティに配置されるローラの個数よりも少なくされていることを特徴とする変速装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018155334A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 株式会社リコー 駆動伝達装置及び画像形成装置

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