JP4355526B2 - 遊技機の投入メダル選別装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば遊技ホールに設置されるスロットマシンのような遊技機に内部構成される投入メダル選別装置に関し、さらに詳しくはメダルの選別に用いられるソレノイド等の駆動手段からの発熱を効率よく抑制して選別精度を維持する遊技機の投入メダル選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の遊技機の投入メダル選別装置は、投入口に投入されたメダルを内方のメダル降下通路に導いて1枚ずつ計数センサで計数確認しながら内方に取込んでいる。この取込み途中で不適な大きさのメダルがあれば排除し、内方へは適正な大きさのメダルだけを取込むように選別する選別機構を内蔵している。
【0003】
さらに、この選別機構には一遊技あたりのメダルの最大投入枚数が制限されており、最大投入枚数を超えて投入された余剰メダルがあれば、該余剰メダルを排除してメダル返却口に返却している。
【0004】
このような選別機構は、基板と開閉板との対向面間にメダルを転動させるメダル降下通路を形成し、このメダル降下通路の一部を構成する可動ガイド板を開閉操作することによって、メダルを取込み側と排除側とに選別している。さらに、可動ガイド板の開閉操作に連動してメダル降下通路の部位に向けて出没する排出ガイド突起の出没作用によって、メダルを確実に排除できるようにしている。
【0005】
ところで、上述の可動ガイド板と排出ガイド突起は基板に搭載されたソレノイドを駆動源とし、このソレノイドのON・OFF操作によって可動ガイド板を開閉操作し、かつ排出ガイド突起を出没操作して、取込み許可されたメダルと余剰メダルとを選別している(例えば特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−263257号公報。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記ソレノイドが可動ガイド板のON状態を長く維持すると、該ソレノイドが次第に高温化してソレノイド直下の基板や周辺の取付け部材がソレノイドからの熱影響を受けて不具合な問題が生じてしまう。例えば、樹脂材にて成形された基板の場合は熱影響を受けて変形する恐れがあり、基板が熱変形すると、該基板に搭載されている取付け部材の位置が変化し、特に可動ガイド板や排出ガイド突起にあっては樹脂材に軸支されていると精度が出難いという問題が発生し、可動ガイド板の開閉精度および排出ガイド突起の出没精度が低下して適正な選別ができなくなる。
【0008】
そこでこの発明は、可動ガイド板を駆動する駆動手段が長時間駆動されても、その発熱を効率よく放熱させる放熱構造を備えて、駆動手段の保護およびその周辺の高温化を抑制できる。このため、熱影響による選別性能の低下を解消した信頼性の高い選別動作を実行できる遊技機の投入メダル選別装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、投入口に投入された適正な大きさのメダルを立姿で対向する基板と開閉板との対向面間に形成したメダル降下通路に導いて1枚ずつ内部に取込み、該メダルの降下通路の降下途中で不適正な大きさのメダルや余剰メダルを排除する選別機構を備えた遊技機の投入メダル選別装置であって、前記メダル降下通路と対向する部位の開閉板側に開口してメダル類を排出させる排出口を有し、前記メダル降下通路の上部側に、前記基板の外壁面側より延出させてメダル取込み位置とメダル排除位置とに可動変位させて、ここに導かれてきたメダルを取込み側と排出口側とに振分ける可動ガイド板と、前記可動ガイド板の動きに連動して基板の外壁面側より前記排出口と対向するメダル降下通路の部位に向けて出没させる排出ガイド突起と、前記可動ガイド板を駆動する駆動手段と、前記駆動手段の駆動力を前記可動ガイド板に傾動させて伝達させるための傾動レバーと、を設け、前記駆動手段と、前記可動ガイド板を回動自由に軸支する軸支部と、前記傾動レバーを傾動可能に枢支する枢支部と、を放熱板を介して前記基板の外壁面側に取付け、前記放熱板には、一部を折曲げて平面方向に対し垂直方向に延出させた立ち上げ部分を、前記軸支部と前記枢支部として設けたことを特徴とする。
【0010】
ここで、放熱板とは放熱性の良好な部材、例えば金属板を用い、この放熱板に搭載した駆動手段からの発熱を吸収して放熱する。そして、この放熱板を基板の外壁面に平面対応させて一体に取付ける。この場合、放熱効果の増大を狙って、放熱板を大きくし過ぎると基板内に収まらず、また大型化してコスト高になるため、必要最小限の大きさで放熱作用が効率よく得られる形状に構成する。
【0011】
この発明によれば、駆動手段のON動作が長時間維持されて、駆動手段が発熱しても、その直下の放熱板によって放熱することができるため、駆動手段およびその周辺の部材は高温化が回避される。このため、これら部材を発熱より保護することができる。例えば、樹脂材により成形されている基板に対する熱影響を十分に抑制して熱変形を回避することができるため、該基板に搭載されている駆動手段やその周辺の取付け部材の位置精度が安定する。
【0012】
ことに、可動ガイド板のガイド精度は基板が駆動手段の発熱の影響を受けたときに、これに連動して誤差が生じやすいが、基板自体の高温化に伴う熱変形を抑制できるため、該基板に放熱板を介して支持されている可動ガイド板のガイド精度を高精度に維持でき、信頼性の高い安定した選別性能が得られる。さらに、放熱板は放熱作用だけでなく、可動ガイド板の軸支作用を併用できるため1枚の放熱板を有効に使用できる。
【0013】
例えば、放熱板は平面方向に延出させるだけでなく、一部を折曲げて垂直方向に延出させた立ち上げ部分を可動ガイド板の軸支部として設けることができる。このため、1枚の放熱板で駆動手段の搭載と可動ガイド板の軸支部とを兼ね備えて無駄のない配置構成を実現できる。また、放熱板には可動ガイド板の軸支部だけでなく、基板に搭載される他の部材の軸支部や枢支部なども延出して設けることができる。
【0014】
さらに、放熱板を設けることによって基板の高温化を抑制できる。このため、可動ガイド板の位置精度の安定化だけでなく、排出ガイド突起の位置精度の安定化も同時に図れる。さらに、高温雰囲気の悪環境条件下で用いられた場合には、これに比例して駆動手段とその周辺は一層高温化を伴うが、放熱性が良好なため駆動手段からの熱影響を十分に抑制できる。このため、メダルを取込み側と排出口側とに選別する選別動作が安定し、高選別精度を維持できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を以下図面に基づいて説明する。
図面は遊技ホールに設置されるスロットマシンの投入メダル選別装置を示し、図1において、このスロットマシン11は前面の遊技操作面の一側にメダルMを1枚ずつ受入れる投入口12を開口し、この投入口12に投入された適正な大きさのメダルを内部に取込み、不適正な大きさのメダル類を外部の返却口13に返却する選別機能を有している。また、投入口12の下方前側には返却ボタン14を隣設しており、この返却ボタン14を遊技者が遊技を中止するときに押下操作した場合もメダルMを返却口13に返却処理する。
【0016】
図2はスロットマシン11の前面扉15を片開き式に開口した扉の内面を示し、この開口されたスロットマシン本体11a側には上部にリール16を有し、下部にメダル取込み用のホッパ17と、図示しないメダル返却通路と、電源装置18とを有している。
【0017】
一方、前面扉15側には内面に、上部よりリールカバー19と、投入メダル選別装置(メダルセレクタ)20と、返却口13とをこの順に配設している。
【0018】
図3および図4は投入メダル選別装置20を示し、この投入メダル選別装置20は四角形状の一対を平面対向させた樹脂製のコ形基板21と開閉板22とを立姿で一体に組合せて構成する。そして、ここに投入されたメダルを適正な大きさのメダルと不適正な大きさのメダルとの大きさ別に選別するメダル降下通路23を形成し、その外側をコ形カバー24で覆って一体に構成している。
【0019】
上述のメダル降下通路23は、上方の投入口12の真下に接続対応する入口25と下方の出口26との間を縦方向の通路と横方向の通路とで接続したL形状の通路に構成している。このうち、縦方向の通路を緩やかなS字状通路23aで形成し、これより降下方向が横向きに変換される横方向の通路を斜め下向きに傾斜させた傾斜路23bで接続している。
【0020】
上述のS字状通路23aは、メダルの降下速度を減速させるためにS字状に湾曲させたものであり、投入口12に投入されて真下に降下するメダルが緩やかなS字状に沿って僅かに方向変換しながら降下したときに、通路壁面との接触抵抗が増大して縦方向に降下するメダルの減速に適した通路に設けている。このため、縦方向の通路内でメダルの降下速度を顕著に減速させることができる。従って、この縦方向のS字状通路23aから横方向の傾斜路23bへと方向変換される両通路23a,23b間でのメダルの速度差を小さくすることができる。これによって、メダルの選別に適した円滑な降下を促進できる。
【0021】
上述の傾斜路23bは、降下方向に15゜〜20゜程度の斜め下向きの傾斜角度で方向変換部(コーナ部)から出口26に通じる横方向の通路間を直線的に接続している。従って、この傾斜路23bに導かれたメダルは減速後に一定速度で転動して降下する。
【0022】
さらに、S字状通路23aと傾斜路23bとの間の方向変換させるコーナ部にはメダルの降下速度を減速させる揺動片27を配設している。この揺動片27は、図5にも示すように、縦長の金属板の下部をビス等の揺動軸27aでコ形基板21に、その壁面に沿って揺動自由に軸支して取付け、該揺動片27の上面を揺動面27bとしてコーナ部の通路底面に配置している。
【0023】
さらに、揺動片27の揺動方向の片側面と対向するコ形基板21のコ形の壁面を揺動ストッパ面28に設け、該揺動片27が揺動して傾いたときに、該揺動片27の片側面が揺動ストッパ面28に当接して揺動が規制される。このときの揺動量はメダルの降下力を減速させることができる揺動量が得られればよく、メダル当接時の衝撃を瞬時に吸収できる僅かな揺動量で十分であるため揺動軸27aを回動支点に微少回動できるように設定する。
【0024】
通常、揺動片27の揺動面27bは通路側に僅かに前傾したメダルの受止め待機状態にあり、この揺動面27b上でメダルを受止めたときは、図5に想像線で示すように、メダルMの自重を受けて揺動片27が通路側より僅かに後傾する。このとき、メダルMは揺動作用を受けて降下力が吸収される。そして、メダルが通過した後は、再び揺動片27は無負荷になり元の前傾したメダルの受止め待機状態に自重により揺動復帰するバランス位置をとっている。このように、降下してきたメダルの自重を利用して揺動片27を揺動させ、また揺動片27自体で揺動復帰させるため、揺動片27を軸支するだけで揺動機能を持たせることができる。この結果、ここを通過するメダルは降下速度が減速され、メダルの選別に適した降下速度で通過することになる。
【0025】
また、揺動面27bを通路方向に対して急斜面の傾斜角度(例えば50゜程度)に形成している。これにより、コーナ部でメダルとの接触抵抗を小さくしてメダルの降下速度が急激に低下しないようにし、しかもメダルを円滑に方向変換させることができ、かつ揺動片27の揺動を可能にすることができる。さらに、これらに加えて縦方向のS字状通路23aから横方向の傾斜路23bに方向変換するコーナ部を滑らかにつなぐことができ、メダル降下通路23の通路方向がL形状であっても縦方向から横方向へとメダルを受渡すのに適した減速ができる。
【0026】
さらに、揺動面27bと対向するコーナ部の通路上面側の対向位置には、メダル降下通路内で揺動面27bより跳ね返ったメダルの変動を抑制するための変動防止部29を形成している。
【0027】
この変動防止部29をコーナ部の上面側に形成することにより、メダルがコーナ部で跳ね返って細かく変動するような降下を妨げる不具合な動きを未然に解消できる。このため、投入されたメダルは通路内を円滑に降下する。また、揺動片27はメダルとの接触を考慮して耐磨耗性の良好な金属材を用いて形成するのが適している。
【0028】
上述したS字状通路23aの入口25部分には、左右一対の耐磨耗性に優れた金属材で形成した外径規制板30と、メダルの厚さ方向に進退調整可能なシックネススクリュ(メダルの通過厚さ調整ネジ)31と、厚いメダルや異物の取込みを規制する厚さ規制アーム32を設けている。
【0029】
上述の外径規制板30は、図6に示すように、メダル降下通路23の入口25にメダルの外径幅を隔てて左右両側に配設され、通路内に向けて内面中央部を曲げ突出させた状態でコ形基板21に固定設置し、両外径規制板30間で入口25を通過するメダルの外径を規制している。
【0030】
上述のシックネススクリュ31は、コ形基板21の外面側より横貫して螺着し、その先端部をメダル降下通路23に臨ませて設け、その突出量を調整することにより、後述する厚さ規制アーム32との対向間隔を適正寸法に設定して、入口25を通過するメダルの厚さを規制している。
【0031】
上述の厚さ規制アーム32は、該アーム32の左右一対の軸孔32a(図8参照)を貫通する支軸33を開閉板22の左右一対の軸孔22aに軸支して、開閉板22の内面側に回動自由に軸支している。この支軸33を中心として厚さ規制アーム32は開閉板22と同開閉方向に回動自由にコ形基板21の軸受34に軸支して取付けられ、通常はコ形基板21と開閉板22により挟み込まれて固定されている。そして、上述したシックネススクリュ31と該厚さ規制アーム32とが対向する対向間隔で適正なメダルを通過させる厚さ寸法を設定する。
【0032】
次に、傾斜路23bのコ形基板21側には、傾斜路23bと平行する上側に該傾斜路23bの上側の一部を形成する可動ガイド板35を配設しており、ここを転動通過するメダルMの頂部を逆L形状の可動ガイド板35で搬送ガイドする。また、傾斜路23bの下側は、コ形基板21と開閉板22とを対設したときに、該傾斜路23bの下側に凹溝を形成してメダルの底部を搬送ガイドするガイド構造を有している。さらに、傾斜路23bの出口26部分の直前には一対の計数センサS1
,S2 を配設しており、これらセンサS1 ,S2 で通過したメダルM…の数を計数する。
【0033】
上述の開閉板22は、コ形基板21の軸受34に軸支される支軸33を中心として回動自在に装着され、通常は支軸33に巻回された開閉板付勢用の連結バネ36によってコ形基板21のコ形内面に開閉板22の内面が平面的に付勢対接されて一体化され、双方の対向面間でメダル降下通路23が形成されている。
【0034】
さらに、メダル降下通路23のコーナ部から傾斜路23bに沿って楕円状に大きく開口する排出口37を、この開閉板22の中央部に開口している。この開閉板22をコ形基板21のコ形内面に装着してメダル降下通路23を形成し、ここに適用外(小径)のメダルが導かれたとき、この排出口37より排出するものである。
【0035】
また、遊技者の操作によっても、投入されたメダルを返却あるいは詰った異物の排出ができるように構成している。
この返却操作は遊技者が返却ボタン14を押すと、その押された返却ボタン14の裏側に対応する回動自由に軸支された回動アーム38を回動させ、この回動アーム38の後述する一側が開閉板22と厚さ規制アーム32を押し上げるように動き、これに連動して開閉板22と厚さ規制アーム32は支軸33を中心に回動してコ形基板21との対向面間を大きく開き、また入口25の下方のS字状通路23a内に回動アーム38の後述する他側の第2アーム38bが突出するので、詰ったメダルや異物を排除方向に排除することができる。
【0036】
上述の遊技者によるメダルの返却構造を図7〜図12の部分図を参照して具体的に説明する。
厚さ規制アーム32は、図7に示すように、外部の返却ボタン14が押された操作力Pを、回動アーム38を介して受圧許容する位置に対向している。また、開閉板22側からは返却ボタン14の操作力Pに対向する対向バネ39で付勢している。さらに、該厚さ規制アーム32の先端部に小さく突出した選別規制片40を、メダル降下通路23の適正メダルの厚さスペースを隔てた開閉板22側の通路面に沿わせて略垂直状態で介在させている。
【0037】
上述の選別規制片40は、メダル降下通路23の入口25部分に相当する開閉板22側の内面に小さく切欠いた凹部41に介在させており、その介在状態は凹部41内で内面が開閉板22の通路内面と略面一に設定して、適正な厚さのメダルが降下して通過するときに支障がないようにしている。
【0038】
上述の対向バネ39はコイルバネを用いて、図8に示すように、厚さ規制アーム32の中央部に相当する開閉板22の内面側に内向きに付勢させるためのバネ収納筒42を形成し、このバネ収納筒42に対向バネ39を収納保持している。この対向バネ39のバネ圧は自由状態で厚さ規制アーム32を閉位置に保持する程度の軽い値に設定し、回動アーム38からの相反する向きの押圧力を受けたときは、対向バネ39を圧縮させて厚さ規制アーム32を容易に開方向に退避移動させる。
【0039】
上述の回動アーム38はコ形状に設けられ、図9および図10にも示すように、コ形基板21の外面側に形成したアーム軸支部43に上下方向に回動自由に軸支され、このコ形状の両端部がコ形基板21の左右両側のアーム貫通口21a,21bを横貫して内面側に臨み、返却ボタン14からの直線的な操作力Pを受けて外面側より内方の開閉板22側に回動突出する。回動突出するコ形状の一端には、開閉板22を開方向に押圧する第1アーム38aを有し、コ形状の他端には、第1アーム38aより遅れてコ形基板21側より開閉板22側に向けてメダル降下通路23に出没自由に対向させた第2アーム38bを有している。
【0040】
この場合、回動アーム38は、返却ボタン14の直線的な操作力Pを回動方向の操作力に変換し、回動時に第1アーム38aが開閉板内面位置P1および厚さ規制アーム内面位置P2(図7参照)を押して、開閉板22と厚さ規制アーム32を押して開く役目を有している。また、第2アーム38bは回動時に入口25の部分で降下規制されていた厚肉メダルや異物を押して強制落下させる役目を有している。
【0041】
この結果、図11に示すように、返却ボタン14の押下初期時に、回動アーム38が回動されて第1アーム38aが開閉板22を押して次第に開操作される。このとき、開閉板22は開操作されても、第1アーム38aの段形状により厚さ規制アーム32は開操作されず、また対向バネ39により入口25部分で閉位置を保っている。
【0042】
このため、返却ボタン14を少しだけ押す (以下チョン押しと称す) 操作がなされても、この厚さ規制アーム32によって入口25部分で降下規制されていた大径メダルや厚肉メダルを保持することができる。
【0043】
その後、返却ボタン14が正規の押下操作力を受けて十分に押され、押下初期を越えたときは、図12に示すように、厚さ規制アーム32を開方向に押圧移動させるとともに開閉板22を押し開いて開位置にし、これに基づいて入口25部分で降下規制されていた大径メダルや厚肉メダルは落下許容される。この落下する下方の位置には、コ形基板21の上部に軸支される支軸33を回動支点に開閉する開閉板22との間に下方開口部44が形成され、この下方開口部44より外部の返却口13へと排出される。
【0044】
また、返却ボタン14を押し込んだとき、第2アーム38bがコ形基板21側よりメダル降下通路23に突出して、入口25部分に大径メダルや厚肉メダルが引っ掛っていれば、そのメダル面を開閉板22側に押し出すため、大径メダルや厚肉メダルを確実に強制落下させる。
【0045】
このように、開閉板22と厚さ規制アーム32とをタイミングをずらして2段階的に開操作することにより、適正な大きさのメダルと大径メダルや厚肉メダルなどの不適正な大きさのメダルとを簡単に選別することができる。また、返却ボタンのチョン押し操作に伴う厚肉メダルの誤通過を完全に防止することができる。図中、45は連結バネの係止口を示す。
【0046】
上述のコ形基板21と開閉板22とが対向する各内面側には、メダル降下通路23のS字状通路23aおよび傾斜路23bに沿って平行する複数条のリブL…を等間隔に突設形成している。
【0047】
これらのリブL…を設けることにより、投入されたメダルMは通路スペース内でメダルの外表面が両面の凸状のリブLだけに接する線接触作用を受けて取込まれるためメダルとの接触面積が少なくなり、投入されたメダルの通過抵抗を軽減して円滑な搬送を促進する。
【0048】
次に、メダル厚さ方向に傾斜して設けたメダル降下通路23でのメダルの選別機構について説明する。
上述のメダル降下通路23は、図13に示すように、メダルMを起立状態で取込む1枚分の通路スペースを有し、かつ起立状態にあるメダルの厚さ方向に対して20°程度傾斜させて設けている。
【0049】
この傾斜角度はコ形基板21を傾斜上側に設定し、開閉板22を傾斜下側に設定し、傾斜路23b内ではメダルMを傾斜下側の開閉板22側に傾かせた状態で転動して搬送させる。これにより、小径の不適正なメダルが投入されたときは、傾斜路23b内で小径ゆえに底面側だけがガイドされて、頂部側は可動ガイド板35に接触せず、頂部側がガイドされないまま転動する。このため、メダルは自重でメダル厚さ方向の傾斜下側に傾き始め、その傾斜下側に開口する開閉板22の排出口37へと横倒れして排出される。
【0050】
このように、傾斜路23bはメダル自身の自重によりメダル厚さ方向に傾斜させて小径メダルを自然に横倒しさせる役目を持つため、通路自体の傾きが小径メダルの排除機能の役目を果して効率よく排除することができる。一方、適正な大きさのメダルが投入されたときは、このメダルの起立した上下部分が傾斜路23b内で搬送ガイドされつつ転動して出口26に通じる正規の取込み方向へと取込まれる。
【0051】
上述のメダル厚さ方向の傾斜は、メダルの横倒し作用がメダル自身の自重で自然に行われる傾斜角度が適している。このとき、傾斜角度が小さいと横倒し作用が遅れ気味になり、また大きいと適正な大きさのメダルに対する転動負荷が増してしまうので15゜〜25゜程度、好ましくは20゜程の傾斜角度が適している。
【0052】
さらに、遊技ホールの準備が未完了の場合やスロットマシンが稼動状態でない場合は、投入されたメダルが適正な大きさのメダルであっても受付拒否して返却口13に返却する受付け規制機構46を内蔵している。
【0053】
この受付け規制機構46は、図14にも示すように、既述した可動ガイド板35を回動自由に軸支する軸支部47をコ形基板21の背面側の壁面に取付けられている放熱板56に設け、この軸支部47を回動支点として逆L形状の可動ガイド板35を取付け、この可動ガイド板35の先端を、コ形基板21の背面側からコ形基板21の上部開口窓49aを介して傾斜路23bを跨いだ状態で、メダルの頂部ガイド用に介在させている。
【0054】
さらに、上述の軸支部47を共通の回動支点としてコ形基板21の背面側に可動ガイド板35とは別に独立して下方に分岐して延びるL形状のメダル強制排除用の排出ガイド突起48を突設し、この排出ガイド突起48の先端をコ形基板21の下部開口窓49を介して傾斜路23bに出没自在に臨ませている。
【0055】
そして、コ形基板21の背面側に配設したソレノイド50をON・OFF操作すると、ソレノイド50の駆動に連動して傾動する傾動レバー51を介して連結された可動ガイド板35が上下方向に可動し、この動きによって可動ガイド板35はメダル排除用の上動位置とメダル取込み用の下動位置とに切換えられる。また、ソレノイド50のON・OFF操作に連動して排出ガイド突起48を、前記可動ガイド板35と同期させて出没方向に進退動作させる。
【0056】
上述のガイド動作を具体的に説明すると、上述のソレノイド50をONしたときは、図15(A)に示すように、励磁作用が働いて可動ガイド板35の先端部が傾斜路23bに沿ってメダル頂部を受入れガイドする位置に移動し、また排出ガイド突起48の先端部が傾斜路23bの壁面より後退した位置に移動してメダル受入れ状態を形成する。このメダル受入れ状態の傾斜路23bは、下部がコ形基板21と開閉板22との対向面間および、その間に沿って長く位置する耐磨耗性に優れた金属材の底板52とでメダル転動通過用の凹溝を形成し、上部が可動ガイド板35とコ形基板21との対向面間でメダル転動通過用の凹溝を形成している。
【0057】
一方、ソレノイド50をOFFしたときは、励磁作用から解放され、図15(B)に示すように、上部の可動ガイド板復帰バネ53aの復帰作用が働いて可動ガイド板35が引かれ、軸支部47を支点に回動して傾斜路23bの上部側を形成していた凹溝の一側が開き、傾斜路23bは排除用に開放される。また、排出ガイド突起48も上部の可動ガイド板復帰バネ53aの復帰作用が働いて傾斜路23bに突出してメダルの受入れ規制状態になり、ここに至ったメダルはメダルの自重により1枚ずつ横倒し動作されて排除される。例えば、メダルの転動速度が速い場合に傾斜路23b内の短い距離で、メダルの自重のみでは横倒しにならないメダルは排出ガイド突起48に当接して強制的に横倒し動作されて排除される。図中、53bは傾動レバー復帰バネを示す。
【0058】
このように、メダルをメダル厚さ方向に傾斜させて自然に横倒しさせる役目を持つ傾斜通路に加えて、傾斜路23bに突出する排出ガイド突起48を設けることにより、メダルを的確に傾倒させて排出動作させるメダル排除機能が得られ、メダルの転動速度が速まるような高速取込み化を図っても、排除すべき適用外のメダルを取込み過程で確実に排除することができる。
【0059】
ことに、可動ガイド板35と排出ガイド突起48とが相俟って的確に排除機能の役割を果すため、簡素化したシンプルな構成で性能のよい選別効果が得られる。
【0060】
また、コ形基板21の内面には傾斜路23bの底面部に沿ってメダルの傾倒を容易にする傾倒許容スペース54(図6参照)を切欠き形成している。この傾倒許容スペース54を備えることにより、メダルの傾倒時にメダルの下端角部が傾倒許容スペース54内で引っ掛らないため、メダルは自然に傾倒して滑らかな横倒し作用が得られる。
【0061】
また、メダルの通過を検知する既述した2つの計数センサS1,S2は同検知構造を有して、コ形基板21の背面側より傾斜路23b内を検知する小型の検知構造を有している。
【0062】
次に、ソレノイド50とその関連部材との取付け構造について説明する。
コ形基板21の外壁面に備えられる上述のソレノイド50と、可動ガイド板35の軸支部47と、傾動レバー51の枢支部55とは、1枚の共通する放熱板56を介して取付けている。
【0063】
上述の放熱板56は、四角形状の金属板の中央部にソレノイド50を搭載し、該放熱板56の四隅をコ形基板21への取付け用に、かつ放熱用に兼用して長く延出し、その延出部分をビス止めしてコ形基板21に一体に取付けている。
【0064】
この場合、放熱板56は平面方向に延出させるだけでなく、一部を折曲げて垂直方向に延出させた立ち上げ部分を軸支部47と枢支部55とに効率よく設けている。このため、1枚の放熱板56でソレノイド50の搭載と可動ガイド板35の軸支部47と、傾動レバー51の枢支部55とを兼ね備え、同一部材を有効に利用して無駄のない配置構成を有している。
【0065】
この結果、可動ガイド板35を駆動するソレノイド50がON状態のまま長時間使用されても、放熱板56によって十分に放熱させることができるため、ソレノイド50の高温化を抑制し、その周辺の部材を高温化からの発熱より保護することができる。このため、樹脂材により形成されているコ形基板21の熱変形を未然に回避することができる。また、可動ガイド板35は、そのガイド精度が高温化に伴い誤差が生じやすいが、その高温化を抑制できるため、該可動ガイド板35の精度を高精度に維持でき、信頼性の高い安定したガイド性能が得られる。
【0066】
この放熱板56の作成に際して、放熱効果の増大を狙って、放熱板56を大きくすることが考えられるが、この場合は装置の大型化やコスト高の原因になるため、必要最小限の大きさに設定して組込む。
【0067】
このほか、可動ガイド板35の精度が向上するだけでなく、軸支部47に軸着されて傾斜路23bに出没する排出ガイド突起48の位置精度も安定する。また、放熱板56を1枚で形成してあるため経済的に構成できる。
【0068】
次に、コ形基板21と開閉板22とを簡単に組立てる組立てガイド構造について説明する。
上述の組立てガイド構造は、コ形基板21の外壁面に搭載されている回動アーム38が回動自由に動き、この回動自由に動く回動アーム38が組立て時の一障害になることを考慮して、該回動アーム38を中心とする左上と右下の対角線上の位置に、第1、第2手圧受止め突起57,58を突設したものである。
【0069】
上述の第1、第2手圧受止め突起57,58は、回動アーム38の突出高さより高く突出させて、組立て作業者がコ形基板21と開閉板22とを左右別々に把持して両側より平面対応させて接合するときに、このコ形基板21と開閉板22との外壁面を覆う手のうち、コ形基板21側の回動アーム38の部分を覆う手を受止めて、回動アーム38に手の圧力が直接加わるのを防いでいる。
【0070】
これにより、コ形基板21と開閉板22とを両側より加圧して接合するときは、組立て作業者の手が回動アーム38に強く触れないため、作業者はコ形基板21を把持し易く、またコ形基板21の外面より安定して組立て時の加圧力が伝わるため組立て易くなり、組立て時の回動アーム38の不安定なぐらつきによる組立て障害を解消して組立てることができる。
【0071】
上述の手圧受止め突起57,58は、組立て時に指先や掌が回動アーム38に接触しないように、その突出量を回動アーム38より高く突出させる。また、手圧受止め突起57,58に手が安定して受止められるように、また回動アーム38の周囲に部分的に効率よく受止めることができる形状に設ける。例えば、コ形基板21の背面方向から見てT形状やL形状などの任意の形状にして手を受止める。
【0072】
さらに、コ形基板21と開閉板22との着脱構造は、双方を平面対向させて接合したときに開閉板22に取付けられた連結バネ36が、コ形基板21の係止口45に係止対応した時点で一体に組立てられる。具体的には、コ形基板21と開閉板22とを両側より加圧させる過程で、連結バネ36の一端に突出形成した段付き係止部36a(図13参照)が、コ形基板21の係止口45に入り込んで、該段付き係止部36aが係止口45の開口端面に係止された時点で一体化される。従って、コ形基板21と開閉板22とを両側より加圧対向させるだけで組立てることができ、ワンタッチで組立てが完了する。逆に、係止口45より段付き係止部36aを外すことで、コ形基板21と開閉板22とを左右に分離させて外すことができる。
【0073】
次に、スロットマシン11の投入メダル選別装置20の処理動作について説明する。
今、遊技者が投入口12にメダルMを投入すると、投入されたメダルMは自重により内方のメダル降下通路23へと導かれ、導入通路および減速通路としてのS字状通路23aの湾曲した内壁にメダルが接触した瞬間に、メダルの転動方向は微少に変位しながら降下することになり、このS字状通路23aの降下過程で若干降下速度が減速される。そして、コーナ部の揺動片27へと導かれる。
【0074】
コーナ部に導かれたメダルMは、図16(A)に示すように、コーナ部の揺動片27に当接し、このとき揺動片27が揺動して傾き、メダル当接時の衝撃を瞬時に吸収する。このため、コーナ部を通過したメダルMは降下速度が減速され、メダルの選別に適した速度で降下する。
【0075】
また、図16(B)に示すように、メダルMが当接する揺動面27bは急斜面の揺動面27bであるためメダルMとの接触抵抗が小さくなり、揺動作用に加えて縦方向のS字状通路23aから横方向の傾斜路23bへとメダルMを円滑に受渡すことができる。
【0076】
さらに、図16(C)に示すように、メダルMが自重により降下して揺動片27の揺動による減速作用を受けたとき、仮に揺動面27bより跳ね上がるようなことがあっても、その対向位置には変動防止部29が配設してあるため、該メダルMは通路内で細かく変動して降下を阻害するような不具合な搬送を未然に防止できる。
【0077】
そして、適正な大きさのメダルMであれば、そのまま受入れ許容して1枚ずつ傾斜路23bから出口26を介して内方に取込む。
【0078】
さらに、メダルが連続して投入されたとき、最大投入枚数を超えて投入された余剰メダルがあっても、傾斜路23bの搬送過程ではメダルの降下速度を選別に適した速度に減速しているため、余剰メダルと適正なメダルとを選別するのに必要な対応時間を確保できるため、メダルの飲込み現象を回避した信頼性の高い選別を実行できる。
【0079】
また、メダルMを取込む際、メダルの外表面が面接触ではなく、メダル降下通路23のリブLだけに接する線接触状態で取込まれる。このため、メダルとの接触面積が少なく、メダルの通過抵抗を軽減して円滑な搬送ガイド作用が得られる。またリブLは、通路方向に長く形成されて凹凸面を作り、メダル外表面との間に空間を確保してメダルの接触抵抗を回避する役目を果すため、通路内が汚れたり、通路内面が削られて樹脂屑が発生しても、汚れや樹脂屑による影響を抑制してメダル詰りを低減でき、安定した搬送ガイド性能を維持できる。
【0080】
そして、取込んだメダルの枚数は出口26近傍の各計数センサS1
,S2 により計数され、計数された値は図示しない制御部へと伝送されてデータ管理される。
【0081】
また、各計数センサS1 ,S2は、出口26近傍の傾斜路23bに沿って順に配設されており、各センサS1
,S2のON・OFFの順序や時間変化によって異常動作を的確に検出できるので、糸吊りメダル等を使用した不正行為も正確に検知できる。
【0082】
これに対し、小径の流通硬貨などの適用外のメダルが故意または誤って投入されたときは、この適用外の小さなメダルの上側が小径ゆえに可動ガイド板35にガイドされず、しかもこのメダル降下通路23自体が搬送方向に傾斜するだけでなく、そのメダルの厚さ方向に傾斜しているため、傾斜路23bに至った起立状態の適用外のメダルは、これより傾き、小径の排除すべき適用外のメダルは傾斜路23bから確実に横倒れして傾斜下側の排出口37へと自然に落下して排出される。
【0083】
また、大径もしくは厚い不適正な大きさの適用外のメダルが故意または誤って投入されたときは、この適用外の大きなメダルは入口25部分にある外径規制板30の内幅より大きいため外径規制板30の通路内へ突出している左右の曲げ部に引っ掛り、もしくは入口25部分にあるシックネススクリュ31と厚さ規制アーム32との対向間隔より厚いため、このシックネススクリュ31と厚さ規制アーム32との間に引っ掛り、メダル降下通路23内への降下が阻止される。
【0084】
この発明は、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、上述の一実施の形態の構成のみに限定されるものではない。
【0085】
【発明の効果】
この発明によれば、駆動手段のON動作が長時間維持されて駆動手段が発熱しても、放熱板によって放熱することができるため、発熱を抑制して駆動手段およびその周辺の部材を発熱から保護することができる。この結果、基板の熱変形を回避して、該基板に搭載されている駆動手段やその周辺の取付け部材の位置精度が安定し、信頼性の高い安定した選別性能が得られる。
【0086】
さらに、放熱板は平面方向に延出させるだけでなく、一部を折曲げて垂直方向に延出させた立ち上げ部分を可動ガイド板の軸支部として設けることができるため、1枚の放熱板で駆動手段の搭載と可動ガイド板の軸支部とを兼ね備えて無駄のない配置構成を実現できる。また、放熱板には可動ガイド板の軸支部だけでなく、基板に搭載される他の部材の軸支部や枢支部なども延出して設けることができる。
【0087】
さらに、放熱板を設けることによって基板の高温化を抑制できる。このため、可動ガイド板の位置精度の安定化だけでなく、排出ガイド突起の位置精度の安定化も同時に図れる。さらに、高温雰囲気の悪環境条件下で用いられた場合には、これに比例して駆動手段とその周辺は一層高温化を伴うが、放熱性が良好なため駆動手段からの熱影響を十分に抑制できる。このため、メダルを取込み側と排出口側とに選別する選別動作が安定し、高選別精度を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スロットマシンを示す外観斜視図。
【図2】 スロットマシンの前面扉の内面状態を示す正面図。
【図3】 投入メダル選別装置を示す外観斜視図。
【図4】 投入メダル選別装置を示す展開斜視図。
【図5】 揺動片の待機状態を示す要部正面図。
【図6】 コ形基板の内面状態を示す斜視図。
【図7】 厚さ規制アームの組込み状態を示す要部斜視図。
【図8】 開閉板の分解斜視図。
【図9】 回動アームの待機状態を示す要部平面図。
【図10】 コ形基板の外壁面側を示す斜視図。
【図11】 回動アームの初期回動状態を示す要部平面図。
【図12】 回動アームの押下状態を示す要部平面図。
【図13】 投入メダル選別装置の要部縦断面図。
【図14】 コ形基板の外壁面側を示す斜視図。
【図15】 傾斜路の形成時と排除時を示す要部縦断面図。
【図16】 揺動片の揺動状態を示す説明図。
【符号の説明】
11…スロットマシン
20…投入メダル選別装置
21…コ形基板
22…開閉板
35…可動ガイド板
47…軸支部
48…排出ガイド突起
50…ソレノイド
56…放熱板
M…メダル
Claims (1)
- 投入口に投入された適正な大きさのメダルを立姿で対向する基板と開閉板との対向面間に形成したメダル降下通路に導いて1枚ずつ内部に取込み、該メダルの降下通路の降下途中で不適正な大きさのメダルや余剰メダルを排除する選別機構を備えた遊技機の投入メダル選別装置であって、
前記メダル降下通路と対向する部位の開閉板側に開口してメダル類を排出させる排出口を有し、
前記メダル降下通路の上部側に、前記基板の外壁面側より延出させてメダル取込み位置とメダル排除位置とに可動変位させて、ここに導かれてきたメダルを取込み側と排出口側とに振分ける可動ガイド板と、
前記可動ガイド板の動きに連動して基板の外壁面側より前記排出口と対向するメダル降下通路の部位に向けて出没させる排出ガイド突起と、
前記可動ガイド板を駆動する駆動手段と、
前記駆動手段の駆動力を前記可動ガイド板に傾動させて伝達させるための傾動レバーと、を設け、
前記駆動手段と、
前記可動ガイド板を回動自由に軸支する軸支部と、
前記傾動レバーを傾動可能に枢支する枢支部と、を放熱板を介して前記基板の外壁面側に取付け、
前記放熱板には、一部を折曲げて平面方向に対し垂直方向に延出させた立ち上げ部分を、前記軸支部と前記枢支部として設けた
遊技機の投入メダル選別装置。
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-
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- 2003-07-11 JP JP2003195551A patent/JP4355526B2/ja not_active Expired - Lifetime
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