JP4355261B2 - 内燃機関のスロットル制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、内燃機関の吸入空気通路に設けたスロットルバルブの実開度を所望の目標開度にフィードバック制御する内燃機関のスロットル制御装置に関するものである。
従来から知られている内燃機関のスロットル制御装置として、特許文献1に記載されたものが挙げられる。同文献に記載された制御装置は、スロットルバルブの実開度を目標開度にフィードバック(F/B)制御する制御演算処理として、基本的には公知のPID(比例・積分・微分)制御演算処理を用いている。そして、目標開度に対する実開度の開度偏差(目標開度−実開度)が小さいときでも速やかにバルブ駆動が可能となるような操作量を得るため、図2のように開度偏差に応じてPID制御ゲインを可変設定とし開度偏差が小さいときには制御ゲインの値を大きくするようにPID制御ゲインマップを構成している。このように制御ゲインを開度偏差に応じて可変設定とすることにより、開度偏差が小さいときでも操作量を大きくして速やかに開度偏差を小さくすることができる。
しかしながら、上記した従来のスロットル制御装置では、同一の開度偏差発生時に検索される制御ゲインは固定値のため、スロットルバルブ動作の全温度領域において微小な開度偏差発生時に速やかにスロットルバルブを駆動させ、かつ実開度が目標開度に対してオーバシュートやアンダーシュートしないようにモータトルクを制御するのは困難である。例えば、内燃機関の運転状態によりモータ温度が変化しモータ巻線抵抗値が変化すると、モータ制御電圧が同一値でもモータ電流値は同一値とはならない。このため、同一開度偏差発生時に、PID制御演算により、制御手段から算出される制御DUTY値およびモータ制御電圧値が同一値で制御されても、モータ温度によるモータ巻線抵抗値の変化によりモータ電流値も変化するため、モータ電流に比例するモータ駆動トルクも同一値に制御されない。つまり同一開度偏差発生時に制御出力されるモータ駆動トルクは低温時ほど大きく、高温時ほど小さくなる。
上記より、低温になるほどモータ制御系のゲインが高くなるため、低温時に制御ハンチングが発生しないように上記制御ゲインの適合を行うのが一般的である。この場合、高温時の動作においてはモータ巻線抵抗の増大によりモータ制御系のゲインが低下するため、微小開度偏差発生時は、バルブを駆動するのに必要なトルクが直ぐ出力されず実開度の応答が遅れ(図4(a)参照)、また、高温時に速やかなバルブ駆動が得られるように上記制御ゲインを適合すると、低温時ではゲイン過剰となって実開度のハンチングが発生する(図4(b)参照)ため、一般的には高温運転時の開度応答性を犠牲にしつつ低温時の開度ハンチングを回避するように上記PID制御ゲインを適合しなければならないという問題が発生する。なお、図4において、Lは目標値、Mは低温時の制御量応答、Nは高温時の制御量応答を示している。
特開平7−293284号公報
内燃機関のアイドルスピードコントロール運転モード(ISC運転モード)においては、各種エンジン負荷トルク変動(エアコン、パワステ、ライト、N−D操作など)に対し、速やかにスロットル開度を変化させてエンジンの吸入空気量を調節し、エンジントルクを操作することにより安定したエンジン回転速度が得られるように制御する必要がある。本発明の目的は、内燃機関のISC運転モードにおいて速やかな応答性と制御安定性が得られる内燃機関のスロットル制御装置を提供することにある。
この発明に係る内燃機関のスロットル制御装置は、アクセルペダルの操作によりスロットルバルブの開度を制御する内燃機関のスロットルバルブ制御装置において、スロットルバルブ、該スロットルバルブの駆動モータ、上記スロットルバルブの実開度を検出するスロットル開度センサ、該スロットル開度センサにより検出されたスロットルバルブの実開度が、少なくとも上記アクセルベダルの踏み込み量に基づいた目標開度または少なくとも内燃機関の回転速度に基づいたISC時の目標開度に一致するように所定の制御ゲインを用いて上記駆動モータへの操作量を出力するフィードバック制御手段、上記スロットルバルブの動作モードが暖機後のISC運転時のスロットル動作モードか暖機後のISC運転時以外の動作モードかを判定するスロットル動作モード判定手段、および該スロットル動作モード判定手段の判定結果に基づいて上記フィードバック制御手段から出力された上記操作量を所定の補正係数で補正する補正係数調整手段を備え、上記スロットル動作モード判定手段は、少なくとも上記アクセルペダルの踏み込み量と内燃機関の冷却水温とに基づいて内燃機関の暖機後のISC運転時のスロットル動作モードを判定すると共に、上記補正係数調整手段は、上記スロットル動作モード判定手段により上記スロットルバルブの動作モードが暖機後のISC運転時以外のスロットル動作モードと判定された場合は、補正係数を第1の補正係数に調整し、上記スロットル動作モード判定手段によりスロットルの動作モードが暖機後のISC運転時のスロットル動作モードと判定された場合は、補正係数を第2の補正係数に調整するものであって、さらに、上記補正係数調整手段による補正係数の調整は、補正係数が増大する上記第1の補正係数から第2の補正係数への変更時は徐々に変更され、補正係数が減少する上記第2の補正係数から第1の補正係数への変更時は速やかに変更されるようにしたものである。
明によれば、上記スロットル動作モード判定手段で暖機後ISC運転時以外のスロットル動作モードを判定した場合は、上記補正係数切換手段で所定の第1の補正係数に切換え、上記以外のスロットル動作モードでは所定の第2の補正係数に切換えて、上記フィードバック制御手段から出力された操作量を補正し出力するようにしたので、暖機後ISC運転時以外では第1の補正係数(補正係数=1.0)により上記フィードバック制御手段から出力された操作量が直接出力され微小な開度偏差発生時の不要な補正が回避され消費電力の低減や制御安定性が確保され、暖機後ISC運転時では第2の補正係数により微小な開度偏差発生時でもDCモータ高温時の巻線抵抗増大による駆動トルク不足による応答遅れが回避され、実開度の速やかな応答性と制御安定性の両立が図れる上に、上記補正係数切換手段による補正係数の切換は、第1の補正係数から第2の補正係数への切換時には徐々に切換えるようにし、第2の補正係数から第1の補正係数への切換時は速やかに切換えるようにしたので、エンジン暖機後ISC運転移行時のDUTY値の急増による制御外乱が抑制され、暖機後ISC運転外への移行時の不要な補正が回避され速やかな応答性と制御安定性の両立が図れる内燃機関のスロットル制御装置を提供できる。
なお、本発明ではフィードバック制御演算値への適用例を示したが、これをフィードバック制御演算値以外の例えばフィードフォワード制御演算値などに適用しても同様の効果が得られる。また、アクチュエータへの操作量へのバッテリ電圧変動に対する補正については本実施例で説明していないが、当然考慮されるべきものであることは言うまでもない。
実施の形態1.
図1〜図4はこの発明の実施の形態1に係る内燃機関のスロットル制御装置を示すものである。図1はスロットルバルブ制御部1とスロットルアクチュエータ2とからなる内燃機関のスロットルバルブ制御装置の概略構成図を示したものである。スロットルバルブ制御部1は、アクセルポジションセンサ(APS)出力9、エンジン回転速度10、エンジン冷却水水温(エンジン水温)11などに応じて設定される目標開度7と、スロットルポジションセンサ(TPS)17で検出された実開度8とを入力し、目標開度7と実開度8の開度偏差に基づいて公知のPID制御演算を用いて開度フィードバック制御演算によりモータ電圧を制御するDUTY値12を算出するPID制御手段3と、上記APS出力9とエンジン回転速度10とエンジン水温11とを入力しエンジンの暖機後ISC運転時のスロットル動作モードを判定するスロットル動作モード判定手段4と、上記スロットル動作モード判定手段4の判定結果に基づいて補正係数の切換を行い、上記PID制御手段3から出力されたDUTY値12を補正演算し、補正後DUTY値13を出力する補正係数調整手段5と、上記補正後DUTY値13を入力し、PWM駆動により制御されたモータ制御電圧14を出力するPWM駆動手段6とから構成される。
一方、スロットルアクチュエータ2は、上記PWM駆動手段6から出力されたモータ制御電圧14により駆動モータ15が駆動され、該駆動モータ15の駆動力が減速機(図示しない)を介してスロットルバルブ16に伝達され、スロットルバルブ軸に設けられたTPS17によりスロットルバルブ16の実開度8が検出される構成である。
次に動作を説明する。図3は内燃機関のスロットル制御装置のスロットルバルブ制御に関する処理内容を示したフローチャートである。スロットルバルブ制御部1では所定の制御周期(例えば2.5ms)毎に以下の処理を行う。
ステップS1では、スロットルバルブ16の実開度8を、TPS17より出力された電圧値をA/D入力して読み込む。ステップS2では、エンジン制御部でアクセルペダル踏み込み量に比例した電圧を出力する上記APS出力9、エンジン回転速度10、およびエンジン水温11などに基づいて設定された目標開度値を目標開度7として読み込む。
次に、ステップS3ではPID制御手段3により、制御周期毎にサンプリングされた目標開度7と実開度8に基づいてPID制御演算処理を行う。まず今回のサンプリングタイミングnでサンプリングされた目標開度7(n)と実開度8(n)より、開度偏差(=目標開度7−実開度8)(n)の絶対値を求め、次に上記開度偏差の絶対値ERROR(i)に基づいて、図2のような制御ゲインマップより比例制御ゲインKP(i)、積分制御ゲインKI(i)、微分制御ゲインKD(i)を読み込み、上記比例制御ゲインKPと開度偏差の積により比例(P)項を算出し、上記積分制御ゲインKIと開度偏差の積分値との積により積分(I)項を算出し、上記微分制御ゲインKDと実開度変化分{実開度(n)−実開度(n-1)}により微分(D)項を算出する。そして上記算出された比例(P)項と積分(I)項と微分(D)項の加算演算によりDUTY値12を算出する。
次に、ステップS4では、スロットル動作モード判定手段4に入力されたAPS出力9とエンジン回転速度10とエンジン水温11とに基づいて、上記PID制御手段3で算出されたDUTY値12を補正するか否かを判定し、補正フラグを操作する。APS出力9がアクセルペダル全閉位置で、エンジン水温が所定値(例えば80℃)以上で、エンジン回転速度10が所定値(例えば500r/mから1500r/mの範囲)の場合は、エンジン暖機後のISC運転状態と判定し、上記DUTY値12を補正するように補正フラグをセットする。上記エンジン暖機後のISC運転状態以外のスロットル動作モードと判定された場合は補正フラグをクリアする。
ステップS5で、補正係数調整手段5により補正フラグをチェックし、補正フラグがクリアされている場合は、ステップS6で、今回サンプリング時の補正係数DC(n)を第1の補正係数DC1(例えば1.0)に設定して、上記DUTY値12を補正係数DC1で乗算した補正後DUTY値13に補正し、DUTY出力値として設定(ステップS10)する。この場合、第1の補正係数DC1は1.0であり、DUTY値12は補正しないで直接出力されることになる。このためエンジンが暖機後のISC運転以外のスロットル動作モード移行時は速やかに第1の補正係数DC1に切り換えられる。
ステップS5で補正フラグがセットされていた場合、ステップS7の処理を行う。ステップS7では、PID制御手段3の出力値であるDUTY値12を補正演算するにあたり、前回サンプリング時の補正係数DC(n−1)が第2の補正係数DC2(例えば1.3)と一致しているかを判定し、一致していた場合は、ステップS8で、今回サンプリング時の補正係数DC(n)=DC2として上記DUTY値12を第2の補正係数DC2で乗算した補正後DUTY値13に補正し、DUTY出力値として設定(ステップS10)する。これによりエンジン暖機後のISC運転状態でのスロットルバルブ制御時にはPID制御演算結果であるDUTY値12が第2の補正係数DC2で補正され、この補正後DUTY値13に基づいたPWM駆動手段6の出力で駆動モータ15が駆動され、スロットルバルブ16の駆動が行われる。
前回サンプリング時の補正係数DC(n−1)が第2の補正係数DC2と一致していない場合は、ステップS9で、今回サンプリング時の補正係数DC(n)を前回サンプリング時の補正係数DC(n−1)+(第2の補正係数DC2−第1の補正係数DC1)/補正係数更新定数DD(例えば16)として算出し、上記DUTY値12を今回サンプリング時の補正係数DC(n)で乗算した補正後DUTY値13に補正し、DUTY出力値として設定(ステップS10)する。これにより第1の補正係数DC1から第2の補正係数DC2への切換えが徐々に行われる。
ステップ11では、上記補正後のDUTY値13をPWM駆動手段6に入力し、PWM駆動手段6ではPWM駆動DUTY比を上記補正後DUTY値に設定し、DUTY値に比例した電圧が駆動モータ15に供給され、スロットルバルブ16の実開度8が目標開度7に一致するようにF/B制御される。以上の処理により、エンジン暖機後のISC運転状態でのスロットルアクチュエータ2の、特に微小な目標開度変化要求時の実開度の速やかな応答性と制御の安定性の両立が図られる(図4(c)参照)。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、第2の補正係数DC2は固定値としていたが、本実施の形態2では第2の補正係数のベース値DC2を内燃機関の暖機後ISC運転時の目標開度変化に対する実開度の応答動作結果に基づいて学習補正(ΔDC2)し、第2の補正係数学習値DCL2を設定するようにしたものである。
第2の補正係数の学習動作について図5、図6の補正係数の学習処理フローチャートに従って説明する。なお、図5のAは図6のAにつながることを示している。図5のステップS100では、スロットル動作モード判定手段4において、内燃機関が暖機後ISC運転モードかどうかを判定し、暖機後ISC運転モードでなければ処理を終わる。暖機後ISC運転モードと判定した場合は、ステップS101で、前回制御周期時の目標開度と今回制御周期時の目標開度が不一致かどうかを判定し、不一致の場合は今回制御周期時に目標開度値が変化した状態であり、第2の補正係数DC2の学習処理を行うかどうかを、ステップS102で、学習フラグの設定状態によって判断する。
学習フラグがクリアされている場合は、上記第2の補正係数DC2の学習処理を実行するため、ステップS103で目標開度への実開度の到達時間を計測するためのタイマーをスタートさせ、ステップS104で学習フラグをセットして処理を終了する。ステップS102で学習フラグがセットされている場合は、学習処理中に再度目標開度変化が生じた状態であり、学習処理を強制終了するため、ステップS105で学習フラグをクリアして処理を終わる。
ステップS101で、前回制御周期時の目標開度値と今回制御周期時の目標開度値が一致している場合は、ステップS106で上記第2の補正係数DC2の学習処理中かどうかを学習フラグによって判定する。学習フラグがクリアされている場合は処理を終了し、セットされている場合は図6のステップS107で学習処理を行う。
ステップS107では、実開度が目標開度に到達したかどうかを判定し、到達していなければ処理を終わり、到達した場合はステップS108で上記タイマーより到達時間を読み取る。次に、ステップS109で実開度の目標開度への到達時間が所定値(例えば0.1sec)以上かどうかを判定し、所定値以上の場合はステップS110で今回の第2の補正係数学習値DCL2(n)を、前回学習時の第2の補正係数学習値DCL2(n−1)に学習補正値ΔDC(例えば0.01)を加算してステップS113へ進む。ステップS109で、実開度の目標開度に対する行き過ぎ量{オーバシュート(O/S)量またはアンダーシュート(U/S)量}を到達時間後の実開度値と目標開度値の開度偏差(ERROR)のピーク値から求め、行き過ぎ量が所定値(例えば0.5deg)以上かどうかを判定する。
行き過ぎ量が所定値以上の場合は、ステップS112で、今回の第2の補正係数学習値DCL2(n)を、前回学習時の第2の補正係数学習値DCL2(n−1)に学習補正値ΔDC(例えば0.01)を減算してステップS113へ進む。ステップS111で、実開度の行き過ぎ量が所定値(例えば0.5deg)未満の場合は、実開度の目標開度への到達時間および行き過ぎ量とも所定値に収まっており、学習補正する必要がないためステップS117で学習フラグをクリアして学習処理を終了する。
ステップS113では、今回の第2の補正係数学習値DCL2(n)が所定の上限値(例えば1.4)以上かどうかを判定し、上限値以上であればステップS114で第2の補正係数学習値DCL2(n)を上限値に設定して学習フラグをクリア(ステップS117)し、学習処理を終わる。ステップS113で、今回の第2の補正係数学習値DCL2(n)が所定の上限値(例えば1.4)未満の場合はステップS115に進み、所定の下限値(例えば1.2)以下の場合はステップS116で第2の補正係数学習値DCL2(n)を下限値に設定して学習フラグをクリア(ステップS117)して学習処理を終わる。上記学習によりスロットルアクチュエータ2の個体差ばらつきに対しても実施の形態1と同様の効果が得られる。
この発明に係る内燃機関のスロットル制御装置は、自動車エンジンの制御に適用が可能である。
この発明の実施の形態1に係る内燃機関のスロットル制御装置の概略構成図である。 開度偏差と制御ゲイン設定値の関係図である。 実施の形態1のスロットルバルブ制御処理のフローチャートである。 スロットルバルブの動作特性を示す図で、(c)は高温時に操作量を補正した場合のスロットルバルブ動作、(a)は低温時に制御ゲインを適合した場合のスロットルバルブ動作、(b)は高温時に制御ゲインを適合した場合のスロットルバルブ動作である。 この発明の実施の形態2に係る内燃機関のスロットル制御装置のスロットルバルブ制御処理を示すフローチャート(一部分)である。 この発明の実施の形態2に係る内燃機関のスロットル制御装置のスロットルバルブ制御処理を示すフローチャート(一部分)である。
符号の説明
1 スロットルバルブ制御部、 2 スロットルアクチュエータ、
3 PID制御手段、 4 スロットル動作モード判定手段、
5 補正係数切換手段、 6 PWM駆動手段、
7 目標開度、 8 実開度、
9 APS出力、 10 エンジン回転、
11 エンジン水温、 12 DUTY値、
13 補正後DUTY値、 14 モータ制御電圧、
15 駆動モータ、 16 スロットルバルブ、
17 TPS。

Claims (4)

  1. アクセルペダルの操作によりスロットルバルブの開度を制御する内燃機関のスロットルバルブ制御装置において、スロットルバルブ、該スロットルバルブの駆動モータ、上記スロットルバルブの実開度を検出するスロットル開度センサ、該スロットル開度センサにより検出されたスロットルバルブの実開度が、少なくとも上記アクセルベダルの踏み込み量に基づいた目標開度または少なくとも内燃機関の回転速度に基づいたISC時の目標開度に一致するように所定の制御ゲインを用いて上記駆動モータへの操作量を出力するフィードバック制御手段、上記スロットルバルブの動作モードが暖機後のISC運転時のスロットル動作モードか暖機後のISC運転時以外の動作モードかを判定するスロットル動作モード判定手段、および該スロットル動作モード判定手段の判定結果に基づいて上記フィードバック制御手段から出力された上記操作量を所定の補正係数で補正する補正係数調整手段を備え、上記スロットル動作モード判定手段は、少なくとも上記アクセルペダルの踏み込み量と内燃機関の冷却水温とに基づいて内燃機関の暖機後のISC運転時のスロットル動作モードを判定すると共に、上記補正係数調整手段は、上記スロットル動作モード判定手段により上記スロットルバルブの動作モードが暖機後のISC運転時以外のスロットル動作モードと判定された場合は、補正係数を第1の補正係数に調整し、上記スロットル動作モード判定手段によりスロットルの動作モードが暖機後のISC運転時のスロットル動作モードと判定された場合は、補正係数を第2の補正係数に調整するものであって、さらに、上記補正係数調整手段による補正係数の調整は、補正係数が増大する上記第1の補正係数から第2の補正係数への変更時は徐々に変更され、補正係数が減少する上記第2の補正係数から第1の補正係数への変更時は速やかに変更されるようにしたことを特徴とする内燃機関のスロットル制御装置。
  2. 上記第2の補正係数は、暖機後のISC運転状態での目標開度変化時の実開度の応答動作結果に基づいて学習補正されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のスロットル制御装置。
  3. 上記第2の補正係数の学習補正は、目標開度変化時の実開度の応答動作結果において目標開度への実開度の到達時間が所定時間外の場合は増大方向に学習補正し、目標開度に対する実開度のオーバシュート量またはアンダーシュート量が所定値以上の場合は減少方向に学習補正するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のスロットル制御装置。
  4. 上記第2の補正係数の学習補正範囲に制限を設けたことを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のスロットル制御装置。
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