JP4353379B2 - 膜形成材料、膜形成方法、及び素子 - Google Patents
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例えば、下層のシリコンを酸化しないことが必要である。すなわち、シリコン層との界面が安定したものでなければならない。又、誘電率が高くなければならない。
Zr,Hf,Lnの群の中から選ばれる一つ又は二つ以上の元素、Si、及びOが用いられて構成されてなるゲート酸化膜を形成する為の膜形成材料であって、
前記ゲート酸化膜におけるSi源として
Si(NCO)xH4−x(但し、xは1〜4の整数)
が用いられる
ことを特徴とする膜形成材料によって解決される。
(i−O−C3H7)4Zr,(t−O−C4H9)4Zr,(DPM)4Zr,(Me2N)4Zr,(Et2N)4Zr,(Et(Me)N)4Zr,(i−O−C3H7)4Hf,(t−O−C4H9)4Hf,(DPM)4Hf,(Me2N)4Hf,(Et2N)4Hf,(Et(Me)N)4Hf,(DPM)3Ln,Ln[N(SiMe3)2]3,[C5H5]3Ln,[(CH3)C5H4]3Ln,[(C2H5)C5H4]3Ln,[(i−C3H7)C5H4]3Ln,[(n−C4H9)C5H4]3Lnの群の中から選ばれる一つ又は二つ以上と、
Si(NCO)xH4−x(但し、xは1〜4の整数)
とを具備することを特徴とする膜形成材料によって解決される。
(Et2N)4Zr,(Et2N)4Hf,Ln[N(SiMe3)2]3の群の中から選ばれる一つ又は二つ以上と、
Si(NCO)4
とを具備することを特徴とする膜形成材料によって解決される。
[実施例1]
図1は成膜装置(CVD)の概略図である。同図中、1a,1bは原料容器、2は加熱器、3は分解反応炉、4はSi基板、5は流量制御器である。
容器1aには(Et2N)4Hfが入れられており、80℃に加熱される。そして、キャリアガスとして窒素が20ml/minの割合で吹き込まれた。
容器1bにはSi(NCO)4が入れられており、キャリアガスとして窒素が20ml/minの割合で吹き込まれた。
気化された(Et2N)4Hf及びSi(NCO)4はキャリアガスと共に配管を経て分解反応炉3に導入される。尚、この時、系内は0.1〜1Torrに排気されていた。又、基板4は500℃に加熱されている。
又、上記導入時に、反応ガスとして、窒素で1%に希釈した酸素を10ml/minの割合で流した。
この膜をTEM(透過型電子顕微鏡)にて観察した。その結果、結晶塊は観測されず、アモルファスであることが確認できた。界面も安定していた。又、電子線回折パターンによってもアモルファスであることが確認できた。
又、XPS(X線光電子分光法)によって膜中のHf,Si,O,N,Cの濃度を分析した。これによれば、C,Nは観測されず、膜はHfとSiとOとからなるものであった。
更に、上記方法で作成した厚さ5nmの膜のCapacitance−Voltage特性を調べた処、次世代トランジスタに十分に使用可能なリーク耐性を持っていた。
実施例1において、(Et2N)4Hfの代わりに(i−O−C3H7)4Hf,(t−O−C4H9)4Hf,(DPM)4Hf,(Me2N)4Hf,(Et(Me)N)4Hfを用いて同様に行った。
その結果、実施例1と同様な膜が得られた。
実施例1において、(Et2N)4Hfの代わりに(Et2N)4Zr,(i−O−C3H7)4Zr,(t−O−C4H9)4Zr,(DPM)4Zr,(Me2N)4Zr,(Et(Me)N)4Zrを用いて同様に行った。
その結果、実施例1と同様な膜が得られた。但し、膜組成はZr,Si,Oである。
実施例1において、(Et2N)4Hfの代わりにLn[N(SiMe3)2]3,(DPM)3Ln,[C5H5]3Ln,[(CH3)C5H4]3Ln,[(C2H5)C5H4]3Ln,[(i−C3H7)C5H4]3Ln,[(n−C4H9)C5H4]3Lnを用いて同様に行った。
その結果、実施例1と同様な膜が得られた。但し、膜組成はLn,Si,Oである。
尚、LnとしてはLa,Pr,Nd,Sm,Tb,Er,Ybが用いられた。
実施例1において、Si(NCO)4の代わりにHSi(NCO)3,H2Si(NCO)2を用いて同様に行った。
その結果、実施例1と同様な膜が得られた。
実施例1において、希釈酸素の代わりに亜酸化窒素、オゾン、水、過酸化水素を用いて同様に行った。
その結果、実施例1と同様な膜が得られた。
実施例1において、化合物の分解手段としての加熱の代わりにプラズマ、光、レーザー照射を用いて同様に行った。
その結果、実施例1と同様な膜が得られた。
図2は成膜装置(CVD)の概略図である。同図中、1a,1bは原料容器、2は加熱器、3は分解反応炉、4はSi基板、5,6は流量制御器、7は気化器である。
図2の装置を用い、Pr[N(SiMe3)2]3が0.1mol/lとなるようにデカンに溶解した溶液を原料容器1aに入れ、又、Si(NCO)4が0.1mol/lとなるようにデカンに溶解した溶液を原料容器1bに入れ、流量制御器6を通して気化器7に送った。尚、Pr[N(SiMe3)2]3が輸送されて来る気化器7では190℃に、Si(NCO)4が輸送されて来る気化器7では50℃に設定されていて、これにより気化される。
気化された原料はキャリアガスと共に配管を経て分解反応炉3に導入される。尚、この時、基板4は350℃に加熱されている。
又、上記導入時に、反応ガスとして、窒素で1%に希釈した酸素を20ml/minの割合で流した。
この膜をTEMにて観察した。その結果、結晶塊は観測されず、アモルファスであることが確認できた。界面も安定していた。又、電子線回折パターンによってもアモルファスであることが確認できた。
又、XPSによって膜中のPr,Si,O,N,Cの濃度を分析した。これによれば、C,Nは観測されず、膜はPrとSiとOとからなるものであった。
2 加熱器
3 分解反応炉
4 Si基板
5 流量制御器
代理人 宇 高 克 己
Claims (11)
- Zr,Hf,Lnの群の中から選ばれる一つ又は二つ以上の元素、Si、及びOが用いられて構成されてなるゲート酸化膜を形成する為の膜形成材料であって、
前記ゲート酸化膜におけるSi源として
Si(NCO)4 のみが用いられる
ことを特徴とする膜形成材料。
(但し、膜形成材料として、Si(NCO)4と、アルコキシシラノール又はアルコキシシランジオールとが共に用いられることは無い。) - Zr,Hf,Lnの群の中から選ばれる一つ又は二つ以上の元素源として、
(i−O−C3H7)4Zr,(t−O−C4H9)4Zr,(DPM)4Zr,(Me2N)4Zr,(Et2N)4Zr,(Et(Me)N)4Zr,(i−O−C3H7)4Hf,(t−O−C4H9)4Hf,(DPM)4Hf,(Me2N)4Hf,(Et2N)4Hf,(Et(Me)N)4Hf,(DPM)3Ln,Ln[N(SiMe3)2]3,[C5H5]3Ln,[(CH3)C5H4]3Ln,[(C2H5)C5H4]3Ln,[(i−C3H7)C5H4]3Ln,[(n−C4H9)C5H4]3Lnの群の中から選ばれる一つ又は二つ以上の化合物
が用いられる
ことを特徴とする請求項1の膜形成材料。 - Zr,Hf,Lnの群の中から選ばれる一つ又は二つ以上の元素源となる化合物及び/又はSi源となる化合物が、溶媒中に溶解されてなることを特徴とする請求項1又は請求項2の膜形成材料。
- Zr,Hf,Lnの群の中から選ばれる一つ又は二つ以上の元素、Si、及びOが用いられて構成されてなるゲート酸化膜をCVDにより形成する為の膜形成材料であることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかの膜形成材料。
- 請求項1〜請求項4いずれかの膜形成材料と、酸化剤とを用いてCVDにより酸化膜を形成することを特徴とする膜形成方法。
- 膜形成材料を、各々、同時または別々に分解させることを特徴とする請求項5の膜形成方法。
- Zr,Hf,Lnの群の中から選ばれる一つ又は二つ以上の元素源となるCVD用膜形成材料を分解させる第1工程、O源となる酸化剤を分解させる第2工程、Si源となるCVD用膜形成材料を分解させる第3工程、O源となる酸化剤を分解させる第4工程が順に行われることを特徴とする請求項5又は請求項6の膜形成方法。
- 膜形成材料は熱、プラズマ、光、レーザーの群の中から選ばれるいずれかの手法を用いて分解させられることを特徴とする請求項5〜請求項7いずれかの膜形成方法。
- 膜形成材料は350〜550℃の温度下で分解させられることを特徴とする請求項5〜請求項8いずれかの膜形成方法。
- 窒素で0.1〜10%に希釈された酸素雰囲気、分解温度350〜550℃、反応室圧力0.001〜20Torrの条件下で行われることを特徴とする請求項5〜請求項9いずれかの膜形成方法。
- 請求項5〜請求項10いずれかの膜形成方法により形成されてなるゲート酸化膜を具備することを特徴とする素子。
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JP2007180544A JP2007180544A (ja) | 2007-07-12 |
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