JP4352547B2 - リモートアクセスサーバ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、公衆網や構内自動交換機のような回線交換通信網経由で着信したユーザ端末装置をローカルエリアネットワーク(LAN)に接続するために必要なネットワークホストアドレス付与機能を持つリモートアクセスサーバ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンピュータ間のデータ通信手段として、構内に敷設されたケーブルを使用するローカルエリアネットワークが利用されている。このローカルエリアネットワークでは、各コンピュータにホストアドレスと呼ばれる重複しない数字列を割り当て、さらにローカルエリア毎にネットワークアドレスと呼ばれる重複しない数字列を割り当て、上記2者を組み合わせてネットワークホストアドレスとしてデータ通信の送信元と送信先の識別子として使用することにより、構内のコンピュータ相互のローカルエリアネットワークから、更にローカルエリアネットワークを相互接続した世界規模のインターネット通信へと発展して来ている。また、近年の携帯端末の普及や移動体通信の発達により、回線交換網経由で遠隔地から携帯端末を上記ローカルエリアネットワークに接続する用途が増加しているが、この場合にも携帯端末へ接続先のローカルエリアネットワークで使用可能なネットワークホストアドレスを割り当てることが必要になる。このように回線交換網経由で遠隔地からアクセスする携帯端末にネットワークホストアドレスを割り当ててローカルエリアネットワークに接続するサービスを行う装置はリモートアクセスサーバ装置と呼ばれている。
【0003】
図8は、従来のリモートアクセスサーバ装置を有するリモートアクセスシステムを示すブロック図であり、リモートアクセスサーバ装置とユーザ端末装置がローカルエリアネットワークへ接続する場合を示す。
【0004】
図8において、300はユーザ端末装置、301は通信網、302はリモートアクセスサーバ装置、303はユーザ端末装置300へ割り当て可能なネットワークホストアドレスを複数記録し、ユーザ端末装置300からの着信を検出して通信網301の回線を接続し、ユーザ端末装置300とデータ通信を行うダイアルアップサーバ部、304は通信データの宛先ネットワークホストアドレスに従ってダイアルアップサーバ部303または後述のネットワークインタフェース部306へ送信するルーティング部、305はユーザ識別子とパスワードを記憶し、ユーザ端末装置300が提示するユーザ識別子およびパスワードと上記記憶したユーザ識別子およびパスワードとを比較して正規ユーザ端末装置か否かを判定する認証サーバ部、306はローカルエリアネットワーク307とのインタフェースを行うネットワークインタフェース部である。
【0005】
このように構成されたリモートアクセスサーバ装置302を有するリモートアクセスシステムについて、その動作を説明する。
【0006】
ユーザ端末装置300から着信すると、ダイアルアップサーバ部303は、回線接続後、ユーザ識別子とパスワードをユーザ端末装置300から受信し、認証サーバ部305へ送信する。認証サーバ部305は、上記ユーザ端末装置300からのユーザ識別子およびパスワードと上記記憶されたユーザ識別子およびパスワードとが一致すれば肯定応答、不一致ならば否定応答をダイアルアップサーバ部303へ送信する。肯定応答を受信した場合、ダイアルアップサーバ部303は、記録されたネットワークホストアドレスから空の番号を選択してユーザ端末装置300へ通知し、ローカルエリアネットワーク307との間のデータ通信の中継を開始し、否定応答を受信した場合はデータリンクと通信網301との接続を切断する。
【0007】
上述のようにリモートアクセスサーバ装置302に事前に記録されたネットワークホストアドレスの中から未使用の値を割り当てる方法(第1の方法)の他に、第2のネットワークホストアドレス割り当て方法(第2の方法)として、動的ホストコンフィグレーションプロトコル(以下、「DHCPプロトコル」と称する)による方法が利用されるようになってきている。従来は、固定設置のユーザ端末装置が大半であったためネットワークホストアドレスはユーザ端末装置に固定的に割り当てられていたが、前記のように移動可能な携帯端末の普及に伴い、移動先のローカルエリアネットワークに一時的に接続する利用形態が盛んになると、従来のような固定的なネットワークホストアドレスの割り当て方法では、移動する都度、携帯端末のネットワークホストアドレス変更が必要になる。またローカルエリアネットワークに接続可能な全ての携帯端末のためにネットワークホストアドレスを固定的に使用すると、多くのローカルエリアネットワークで同じ携帯端末のためにネットワークホストアドレスを重複して割り当てることになり、割り当て可能な数の上限があるネットワークホストアドレスを無駄に消費するという不具合が発生することになる。この不具合を解消するため、上記DHCPプロトコルによる第2の方法は、ローカルエリアネットワークに接続されたDHCPサーバ装置でネットワークホストアドレスを集中的に管理し、携帯端末がローカルエリアネットワークに接続している期間だけ、ローカルエリアネットワークの同報通信方式を使用してネットワークホストアドレスを動的に割り当てる方法であり、広い範囲で利用されるようになってきた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のリモートアクセスサーバ装置における第1の方法では、リモートアクセスサーバ装置に最大接続数分のネットワークホストアドレスを割り当てる必要があり、ユーザ端末装置をローカルエリアネットワークへ直接接続したり、複数のリモートアクセスサーバ装置経由でリモートアクセスする場合、端末台数の数倍のネットワークホストアドレスが必要になり、割り当て最大数に制限があるネットワークホストアドレスが無駄に消費されるという問題点を有していた。また、第2のDHCPプロトコルによるネットワークホストアドレス割り当て方法は、ユーザ端末装置がローカルエリアネットワークに直接接続され、DHCPサーバ装置と直接に同報通信することが必要であり、同報通信を中継しないリモートアクセスサーバ装置を経由してローカルエリアネットワークに接続する場合には、ネットワークホストアドレスの獲得と貸し出し期間の延長が正常に行えないという問題点を有していた。
【0009】
このリモートアクセスサーバ装置では、ユーザ端末装置の着信時にリモートアクセスサーバ装置がユーザ端末装置の代わりにDHCPプロトコルを実行してネットワークホストアドレスを動的に獲得する機能を実現し、リモートアクセスのためのネットワークホストアドレス運用を効率的に行えることが要求されている。
【0010】
本発明は、この要求を満たすため、ユーザ端末装置からの着信時にユーザ端末装置の代わりにDHCPプロトコルを実行してネットワークホストアドレスを動的に獲得することができ、リモートアクセスのためのネットワークホストアドレス運用を効率的に行うことができるリモートアクセスサーバ装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明のリモートアクセスサーバ装置は、通信網とローカルエリアネットワークとを接続するリモートアクセスサーバ装置であって、通信網に接続されたユーザ端末装置からの着信を検出して回線を接続しユーザ端末装置とデータ通信を行うダイアルアップサーバ部と、ローカルエリアネットワークに接続されたDHCPサーバ装置からローカルエリアネットワークで使用可能なネットワークホストアドレスを獲得するための通信を行うDHCPメッセージ送信部と、ローカルエリアネットワークとのインタフェースを行うネットワークインタフェース部と、通信データをその宛先ネットワークホストアドレスに従ってダイアルアップサーバ部、DHCPメッセージ送信部またはネットワークインタフェース部へ送信するルーティング部とを有し、ダイアルアップサーバ部は、ユーザ端末装置からの着信へ応答後、ユーザ端末装置からのネットワークホストアドレス割当要求により、DHCPメッセージ送信部へアドレス獲得を指示し、DHCPメッセージ送信部は、ルーティング部とネットワークインタフェース部を経由してローカルエリアネットワークに接続されたDHCPサーバ装置に対してネットワークホストアドレス指定の同報送信でネットワークホストアドレス獲得要求メッセージを送信し、DHCPサーバ装置から肯定応答がない場合、ネットワークホストアドレス指定なしの同報送信でネットワークホストアドレス獲得要求メッセージを再送信することによりネットワークホストアドレスを獲得してダイアルアップサーバ部を介してユーザ端末装置へ通知し、ダイアルアップサーバ部は、ネットワークホストアドレス獲得時にDHCPサーバ装置から通知されたアドレス貸出期限より短時間のタイマのカウントダウンを開始する構成を備えている。
【0012】
これにより、ユーザ端末装置からの着信時にユーザ端末装置の代わりにDHCPプロトコルを実行してネットワークホストアドレスを動的に獲得することができ、リモートアクセスのためのネットワークホストアドレス運用を効率的に行うことができるリモートアクセスサーバ装置が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の発明は、通信網とローカルエリアネットワークとを接続するリモートアクセスサーバ装置であって、通信網に接続されたユーザ端末装置からの着信を検出して回線を接続しユーザ端末装置とデータ通信を行うダイアルアップサーバ部と、ローカルエリアネットワークに接続されたDHCPサーバ装置からローカルエリアネットワークで使用可能なネットワークホストアドレスを獲得するための通信を行うDHCPメッセージ送信部と、ローカルエリアネットワークとのインタフェースを行うネットワークインタフェース部と、通信データをその宛先ネットワークホストアドレスに従ってダイアルアップサーバ部、DHCPメッセージ送信部またはネットワークインタフェース部へ送信するルーティング部とを有し、ダイアルアップサーバ部は、ユーザ端末装置からの着信へ応答後、ユーザ端末装置からのネットワークホストアドレス割当要求により、DHCPメッセージ送信部へアドレス獲得を指示し、DHCPメッセージ送信部は、ルーティング部とネットワークインタフェース部を経由してローカルエリアネットワークに接続されたDHCPサーバ装置に対してネットワークホストアドレス指定の同報送信でネットワークホストアドレス獲得要求メッセージを送信し、DHCPサーバ装置から肯定応答がない場合、ネットワークホストアドレス指定なしの同報送信でネットワークホストアドレス獲得要求メッセージを再送信することによりネットワークホストアドレスを獲得してダイアルアップサーバ部を介してユーザ端末装置へ通知し、ダイアルアップサーバ部は、ネットワークホストアドレス獲得時にDHCPサーバ装置から通知されたアドレス貸出期限より短時間のタイマのカウントダウンを開始することとしたものである。
【0014】
この構成により、ダイアルアップサーバ部は、認証サーバ部での検証後、ユーザ端末装置からのネットワークホストアドレス割当要求により、DHCPメッセージ送信部へアドレス獲得を指示し、指示されたDHCPメッセージ送信部は、ローカルエリアネットワーク接続のDHCPサーバ装置と同報メッセージ通信によりネットワークホストアドレスを獲得してユーザ端末装置へ通知し、これにより、リモートアクセスサーバ装置は、ユーザ端末装置の代わりにDHCPプロトコルを実行してネットワークホストアドレスを動的に獲得するという作用を有する。
【0015】
本発明の第2の発明は、通信網とローカルエリアネットワークとを接続するリモートアクセスサーバ装置であって、通信網に接続されたユーザ端末装置からの着信を検出して回線を接続しユーザ端末装置とデータ通信を行うダイアルアップサーバ部と、ローカルエリアネットワークに接続されたDHCPサーバ装置からローカルエリアネットワークで使用可能なネットワークホストアドレスを獲得するための通信を行うDHCPメッセージ送信部と、ローカルエリアネットワークとのインタフェースを行うネットワークインタフェース部と、通信データをその宛先ネットワークホストアドレスに従ってダイアルアップサーバ部、DHCPメッセージ送信部またはネットワークインタフェース部へ送信するルーティング部と、ルーティング部とダイアルアップサーバ部との間に配置され、ユーザ端末装置へ割り当てたネットワークホストアドレス宛の通信データだけを監視対象として送信元アドレスと送信先アドレスとを検査しその検査結果によりルーティング部またはDHCPメッセージ送信部へ送信するDHCPメッセージ監視部とを有し、ダイアルアップサーバ部は、ユーザ端末装置からの着信へ応答後、ユーザ端末装置からのネットワークホストアドレス割当要求により、DHCPメッセージ送信部へアドレス獲得を指示し、DHCPメッセージ送信部は、ルーティング部とネットワークインタフェース部を経由してローカルエリアネットワークに接続されたDHCPサーバ装置と同報メッセージ通信によりネットワークホストアドレスを獲得してダイアルアップサーバ部を介してユーザ端末装置へ通知し、ダイアルアップサーバ部は、ネットワークホストアドレス獲得時にDHCPサーバ装置から通知されたアドレス貸出期限より短時間のタイマのカウントダウンを開始し、タイマが満了した場合は、リース延長要求をDHCPメッセージ送信部へ送信し、DHCPメッセージ送信部は獲得したネットワークホストアドレスを送信元とする貸出期限延長要求をDHCPサーバ装置へ送信するとともに、DHCPメッセージ監視部を起動してDHCPサーバ装置からネットワークホストアドレス宛の通信データのみDHCPメッセージ送信部へ送信させ、DHCPメッセージ送信部は、リース延長応答をダイアルアップサーバ部へ送信してタイマを再度開始させることによりユーザ端末装置によるDHCPサーバ装置への貸出期限延長手続きを代行することとしたものである。
【0016】
この構成により、ユーザ端末装置が割り当てを要求している期間だけ動的にネットワークホストアドレスを割り当てることを可能にするという作用を有する。
【0018】
また、この構成により、同報送信データやリモートアクセスサーバ装置宛の通信データを監視しないことにより、DHCPメッセージ監視部の処理を軽くするという作用を有する。
【0019】
本発明の第3の発明は、第2の発明のリモートアクセスサーバ装置において、DHCPメッセージ送信部は、DHCPサーバ装置へネットワークホストアドレス獲得要求メッセージを送信する場合、まずネットワークホストアドレス指定の同報送信を行い、DHCPサーバ装置から肯定応答がない場合、ネットワークホストアドレス指定なしの同報送信でネットワークホストアドレス獲得要求メッセージを再送信することとしたものである。
【0020】
この構成により、可能な限り同報通信の宛先を限定してローカルエリアネットワークに接続されたコンピュータへの不要な同報通信受信による処理負荷を軽減するという作用を有する。
【0021】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図7を用いて説明する。
【0022】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1によるリモートアクセスサーバ装置を有するリモートアクセスシステムを示すブロック図であり、リモートアクセスサーバ装置と通信網経由でユーザ端末装置がローカルエリアネットワークへリモートアクセスする場合を示す。
【0023】
図1において、100はユーザ端末装置、101は通信網、102はリモートアクセスサーバ装置、103はユーザ端末装置100からの着信を検出して通信網101の回線を接続し、ユーザ端末装置100とデータ通信を行うダイアルアップサーバ部、104はユーザ識別子とパスワードを記憶し、ユーザ端末装置100が提示するユーザ識別子およびパスワード値と上記記憶したユーザ識別子およびパスワード値と比較して正規ユーザ端末装置か否かを判定する認証サーバ部、105はローカルエリアネットワーク110に接続されたDHCPサーバ装置109からローカルエリアネットワーク110で使用可能なネットワークホストアドレスを獲得するための通信を行うDHCPメッセージ送信部、106は後述のネットワークインタフェース部107が受信した通信データの送信元アドレスと送信先アドレスとを検査しその検査結果により後述のルーティング部108またはDHCPメッセージ送信部105へ送信するDHCPメッセージ監視部、107はローカルエリアネットワーク110とのインタフェースを行うネットワークインタフェース部、108は通信データの宛先ネットワークホストアドレスに従ってダイアルアップサーバ部103またはDHCPメッセージ送信部105へ送信するルーティング部である。
【0024】
このように構成されたリモートアクセスサーバ装置102を有するリモートアクセスシステムについて、その動作を図2を用いて説明する。図2は、ユーザ端末装置100からの着信へ応答後、リモートアクセスサーバ装置102がユーザ端末装置100に割り当てるネットワークホストアドレスをDHCPサーバ装置109から獲得する手順を説明するシーケンス図である。図2において、2台のDHCPサーバ装置109a,109bがローカルエリアネットワーク110に接続され、いずれも空のネットワークホストアドレスが登録されているものとする。
【0025】
まず、ユーザ端末装置100の着信を検知すると、ダイアルアップサーバ部103は着信に応答して回線接続を行い(S1)、ユーザ端末装置100とのデータリンクを形成してデータ通信可能な状態へ移行する(S2)。ダイアルアップサーバ部103は、ユーザ識別子とパスワードをユーザ端末装置100から取得し(S3、S4)、認証サーバ部104に登録された正規ユーザ端末装置の一覧と比較し、一致すれば認証確認をユーザ端末装置100へ送信する(S5)。認証確認を受信したユーザ端末装置100はネットワークホストアドレスの割り当てをダイアルアップサーバ部103へ要求し、ダイアルアップサーバ部103は上記要求をDHCPメッセージ送信部105へ送信する(S6)。上記要求を受信したDHCPメッセージ送信部105は、全てのホストを宛先とする同報形式のアドレス獲得要求を作成してルーティング部108を経由してネットワークインタフェース部107へ送信し、ネットワークインタフェース部107はローカルエリアネットワーク110の同報送信形式で上記要求を送信する(S6)。上記同報形式のアドレス要求を受信し、貸し出し可能な空のネットワークホストアドレスを持つDHCPサーバ装置109aは、空のネットワークホストアドレスと貸出期間をパラメータとしてアドレス割当応答を上記アドレス要求と同じ同報形式で送信する(S7)。上記アドレス割当応答を受信したネットワークインタフェース部107はルーティング部108へ送信し、ルーティング部108は宛先アドレスが同報アドレスであり、DHCPメッセージであることを解析して、DHCPメッセージ送信部105へ受信データを送信する(S7)。同様にDHCPサーバ装置109bからも上記と同様にアドレス割当応答を受信する(S8)。これらのアドレス割当応答を受信したDHCPメッセージ送信部105はそのうちの1つのネットワークホストアドレス(ここではDHCPサーバ装置109aから送信されたネットワークホストアドレス)を選択して、その値をパラメータとしてリース要求をステップS6のアドレス割当要求と同じ同報形式で送信する(S9)。上記リース要求を受信して、自己が送信したネットワークホストアドレスと一致するDHCPサーバ装置109aは、リース応答を同報形式で送信すると共に、そのネットワークホストアドレスを貸し出し状態に変更し、貸し出し期限タイマを開始する。また、提供したネットワークホストアドレスが選択されなかったDHCPサーバ装置109bは上記提供したネットワークホストアドレスを空状態に戻し、次のアドレス割り当て要求を待つ。上記リース応答を受信したネットワークインタフェース部107はステップS7のアドレス割当応答と同じ経路で受信データをDHCPメッセージ送信部105へ送信し、上記リース応答を受信したDHCPメッセージ送信部105はアドレス割当応答をダイアルアップサーバ部103へ送信し、上記アドレス割当応答を受信したダイアルアップサーバ部103はステップS7のアドレス割当応答で示された貸出期限より短い期間を設定したタイマを開始し、アドレス割当応答をユーザ端末装置100へ送信する(S10)。
【0026】
次に、図1のリモートアクセスシステムにおけるネットワークホストアドレスの貸出延長手順を図3を用いて説明する。図3は、図2の手順により獲得したネットワークホストアドレスの貸出延長手順を示すシーケンス図である。
【0027】
図2のアドレス割当応答受信により開始したタイマ103aが満了すると、ダイアルアップサーバ部103は、リース延長要求をDHCPメッセージ送信部105へ送信し、DHCPメッセージ送信部105は、割り当てられたネットワークホストアドレスを送信元とするリース延長要求をルーティング部108、ネットワークインタフェース部107を経由してDHCPサーバ装置109aへ送信すると共に(S11)、DHCPサーバ装置109aから割り当てられたネットワークホストアドレス宛の送信データの監視をDHCPメッセージ監視部106へ指示する(S12)。上記監視開始後、送信元がDHCPサーバ装置109aでないネットワークホストアドレス宛の通信データや(S13)、送信先が上記ネットワークホストアドレスでない通信データ(S14)は、DHCPメッセージ監視部106からルーティング部108へ送信され、通常の経路制御が行われる。DHCPサーバ装置109aから割り当てられたネットワークホストアドレス宛のリース延長応答を受信した場合、DHCPメッセージ監視部106は、その通信データをルーティング部108ではなく、DHCPメッセージ送信部105へ送信し、上記リース延長応答を受信したDHCPメッセージ送信部105は、リース延長応答をダイアルアップサーバ部103へ送信すると共に(S15)、DHCPメッセージ監視部106へ監視停止通知を送信して、上記の監視を停止する(S16)。上記リース延長応答を受信したダイアルアップサーバ部103はタイマ103aを再度延長して次の貸し出し期限満了に備える。
【0028】
以上のように本実施の形態によれば、ダイアルアップサーバ部103は、認証サーバ部104での検証後、ユーザ端末装置100からのネットワークホストアドレス割当要求により、DHCPメッセージ送信部105へアドレス獲得を指示し、指示されたDHCPメッセージ送信部105は、ローカルエリアネットワーク接続のDHCPサーバ装置109aと同報メッセージ通信によりネットワークホストアドレスを獲得してダイアルアップサーバ部103を介してユーザ端末装置100へ通知するようにしたことにより、ユーザ端末装置100からの着信時にリモートアクセスサーバ装置102がユーザ端末装置100の代わりにDHCPプロトコルを実行してネットワークホストアドレスを動的に獲得することができるので、リモートアクセスのためのネットワークホストアドレス運用を効率的に行うことができる。また、アドレス貸出期限をカウントするタイマが満了した場合、すなわちアドレス貸出期限が満了した場合は、ダイアルアップサーバ部103は、獲得したネットワークホストアドレスを送信元とする貸出期限延長要求をDHCPサーバ装置109aへ送信するとともに、DHCPメッセージ送信部105を介してDHCPメッセージ監視部106を起動してDHCPサーバ装置109aから割り当てられたネットワークホストアドレス宛の通信データのみDHCPメッセージ送信部105へ送信することにより、DHCPメッセージ送信部105がユーザ端末装置100へ割り当てられたネットワークホストアドレスを使用してDHCPサーバ装置109aと貸出期限延長手続きを代行するようにしたことにより、ユーザ端末装置100が割り当てを要求している期間だけ動的にネットワークホストアドレスを割り当てることができる。
【0029】
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2によるリモートアクセスサーバ装置を有するリモートアクセスシステムを示すブロック図であり、リモートアクセスサーバ装置と通信網経由でユーザ端末装置がローカルエリアネットワークへリモートアクセスする場合を示す。
【0030】
図4において、ユーザ端末装置200、通信網201、リモートアクセスサーバ装置202、ダイアルアップサーバ部203、認証サーバ部204、DHCPメッセージ送信部205、DHCPメッセージ監視部206、ネットワークインタフェース部207、ルーティング部208、DHCPサーバ装置209、ローカルエリアネットワーク(LAN)210は、図1のユーザ端末装置100、通信網101、リモートアクセスサーバ装置102、ダイアルアップサーバ部103、認証サーバ部104、DHCPメッセージ送信部105、DHCPメッセージ監視部106、ネットワークインタフェース部107、ルーティング部108、DHCPサーバ装置109、ローカルエリアネットワーク110と同様のものなので、その説明は省略する。本実施の形態が実施の形態1と異なるところは、リモーアクセスサーバ装置202のDHCPメッセージ監視部206が図1のネットワークインタフェース部107とルーティング部108との間からルーティング部208とダイアルアップサーバ部203との間へ移動している点であり、それ以外は同一の構成である。図1のDHCP監視部106は、ネットワークインタフェース部107から受信する同報形式通信データ、リモートアクセスサーバ装置宛通信データ、複数の接続済みのユーザ端末装置宛通信データの全てを検査するが、図2のDHCP監視部206は、ルーティング部208により経路処理された後の通信データを監視するので、送信先がユーザ端末装置200だけの通信データに限定され、監視対象の通信データが大幅に減少する。
【0031】
このように構成されたリモートアクセスサーバ装置202について、その動作を図5を用いて説明する。図5はネットワークホストアドレスの貸出延長手順を示すシーケンス図である。
【0032】
図2のアドレス割当応答受信により開始したタイマ203aが満了すると、ダイアルアップサーバ部203は、リース延長要求をDHCPメッセージ送信部205へ送信し、DHCPメッセージ送信部205は割り当てられたネットワークホストアドレスを送信元とするリース延長要求をルーティング部208、ネットワークインタフェース部207を経由してDHCPサーバ装置209へ送信する(S21)と共に、DHCPサーバ装置209から割り当てられたネットワークホストアドレス宛に送信されるメッセージを監視するためにDHCPメッセージ監視部206へ監視開始通知を送信する(S22)。DHCPメッセージ監視部206は、ネットワークインタフェース部207がローカルエリアネットワーク210から受信した通信データの中からルーティング部208による経路処理を済ませた通信データのみを受け取るので、ユーザ端末装置200宛の通信データは監視処理するが(S23)、リモートアクセスサーバ装置202自身宛や同報形式の通信データはルーティング部208はDHCPメッセージ監視部206へ送信しないので、これらの通信データは監視処理しない(S24)。DHCPサーバ装置209から割り当てられたネットワークホストアドレス宛のリース延長応答をネットワークインタフェース部207、ルーティング部208を経由して受信したDHCPメッセージ監視部206は、その通信データをDHCPメッセージ送信部205へ送信し、上記リース延長応答を受信したDHCPメッセージ送信部205は、上記リース延長応答をダイアルアップサーバ部203へ送信すると共に(S25)、DHCPメッセージ監視部206へ監視停止通知を送信する(S26)。上記リース延長応答を受信したダイアルアップサーバ部203は上記タイマを再度延長して次の貸し出し期限満了に備える。
【0033】
以上のように本実施の形態によれば、DHCPメッセージ監視部206は、ルーティング部208とダイアルアップサーバ部203との間に配置され、ユーザ端末装置200へ割り当てたネットワークホストアドレス宛の通信データだけを監視対象とするようにしたことにより、同報送信データやリモートアクセスサーバ装置宛の通信データは監視しないので、DHCPメッセージ監視部206の処理を軽くすることができる。
【0034】
(実施の形態3)
図6、本発明の実施の形態3によるリモートアクセスサーバ装置を有するリモートアクセスシステムの動作を示すシーケンス図であり、ネットワークアドレスが同じ値であるネットワークホストアドレスだけを送信先とするネットワークアドレス指定同報を受信可能なDHCPサーバ装置と、上記ネットワークアドレス指定同報は受信できずネットワークアドレス指定なし同報のみを受信可能なDHCPサーバ装置とがローカルエリアネットワークに接続されている場合に上記2つのDHCPサーバ装置両方に空のネットワークホストアドレスがある場合のユーザ端末装置からの着信へ応答後のリモートアクセスサーバ装置が上記ユーザ端末装置に割り当てるネットワークホストアドレスをDHCPサーバ装置から獲得する手順を示す。図6に示す手順は図1、図4のいずれのリモートアクセスサーバ装置にも適用可能なものであるが、ここでは図1のリモートアクセスサーバ装置102に適用した場合について説明する。
【0035】
ユーザ端末装置100はネットワークホストアドレスの割り当てをダイアルアップサーバ部103へ要求し、ダイアルアップサーバ部103は上記要求をDHCPメッセージ送信部105へ送信する(S31)。上記要求を受信したDHCPメッセージ送信部105は、本リモートアクセスサーバ装置と同じネットワークアドレスを持つネットワークホストアドレスだけを宛先とするアドレス割当要求を作成し、ルーティング部108、ネットワークインタフェース部107を経由して同報形式で送信し、アドレス割当応答受信待ちタイマを開始する(S31)。上記同報メッセージはDHCPサーバ装置109aのみ受信可能であり、DHCPサーバ装置109bは受信できないので、DHCPサーバ装置109aのみ空のネットワークホストアドレス値と貸出期間をパラメータとしてアドレス割当応答を同報形式で送信する(S32)。上記アドレス割当応答を受信したネットワークインタフェース部107はルーティング部108へ送信し、ルーティング部108は宛先アドレスが同報アドレスであり、DHCPメッセージであることを解析して、DHCPメッセージ送信部105へ受信データを送信する(S32)。上記アドレス割当応答を受信したDHCPメッセージ送信部105は、ネットワークアドレス指定同報が有効であることを記録し、提示されたネットワークホストアドレスをパラメータとしてリース要求をネットワークアドレス指定同報で送信する(S33)。上記リース要求を受信して、自己が送信したネットワークホストアドレスと一致するDHCPサーバ装置109aは、リース応答を同報形式で送信すると共に、そのネットワークホストアドレスを貸し出し状態に変更し、貸し出し期限タイマを開始する(S34)。
【0036】
図7は、図6と同様、本発明の実施の形態3によるリモートアクセスサーバ装置を有するリモートアクセスシステムの動作を示すシーケンス図であり、ネットワークアドレス指定同報を受信可能なDHCPサーバ装置109aと、ネットワークアドレス指定なし同報のみを受信可能なDHCPサーバ装置109bとがローカルエリアネットワーク110に接続され、DHCPサーバ装置109aには空のネットワークホストアドレスが無く、DHCPサーバ装置109bには空のネットワークホストアドレスがある場合に、ユーザ端末装置100からの着信へ応答後のリモートアクセスサーバ装置102がユーザ端末装置100に割り当てるネットワークホストアドレスをDHCPサーバ装置109bから獲得する手順を示す。図7に示す手順は図1、図4のいずれのリモートアクセスサーバ装置にも適用可能なものであるが、ここでは図1のリモートアクセスサーバ装置102に適用した場合について説明する。
【0037】
ユーザ端末装置100はネットワークホストアドレスの割り当てをダイアルアップサーバ部103へ要求し、ダイアルアップサーバ部103は上記要求をDHCPメッセージ送信部105へ送信する(S41)。上記要求を受信したDHCPメッセージ送信部105は、本リモートアクセスサーバ装置と同じネットワークアドレスを持つネットワークホストアドレスだけを宛先とするアドレス割当要求を作成し、ルーティング部108、ネットワークインタフェース部107を経由して同報形式で送信し、アドレス割当応答受信待ちタイマ105aのカウントを開始する(S41)。上記同報メッセージはDHCPサーバ装置109aのみ受信可能であり、DHCPサーバ装置109bは受信できないが、DHCPサーバ装置109aには空のネットワークホストアドレスが無いので、アドレス割当応答は送信されない(S41)。上記アドレス割当応答受信待ちタイマ105aのカウント満了によりDHCPメッセージ送信部105は、ネットワークアドレス指定同報が無効であることを記録し、ネットワークアドレス指定無しの同報形式でアドレス割当要求を再送する(S42)。上記同報メッセージは空のネットワークホストアドレスを持つDHCPサーバ装置109bにも受信可能なので、その値と貸出期間をパラメートしてアドレス割当応答を同報形式で送信する(S43)。上記アドレス割当応答を受信したDHCPメッセージ送信部105は、提示されたネットワークホストアドレスをパラメータとしてリース要求をネットワークアドレス指定なし同報で送信する(S44)。上記リース要求を受信して、自己が送信したネットワークホストアドレスと一致するDHCPサーバ装置109bは、リース応答を同報形式で送信すると共に、そのネットワークホストアドレスを貸し出し状態に変更し、貸し出し期限タイマを開始する(S45)。
【0038】
以上のように本実施の形態によれば、DHCPメッセージ送信部103は、DHCPサーバ装置へネットワークホストアドレス獲得要求メッセージを送信する場合、まずネットワークホストアドレス指定の同報送信を行い、DHCPサーバ装置109aから肯定応答がない場合、ネットワークホストアドレス指定なしの同報送信でネットワークホストアドレス獲得要求を再送信するようにしたことにより、可能な限り同報通信の宛先を限定してローカルエリアネットワークに接続されたコンピュータへの不要な同報通信受信による処理負荷を軽減することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の第1の発明のリモートアクセスサーバ装置によれば、通信網とローカルエリアネットワークとを接続するリモートアクセスサーバ装置であって、通信網に接続されたユーザ端末装置からの着信を検出して回線を接続しユーザ端末装置とデータ通信を行うダイアルアップサーバ部と、ローカルエリアネットワークに接続されたDHCPサーバ装置からローカルエリアネットワークで使用可能なネットワークホストアドレスを獲得するための通信を行うDHCPメッセージ送信部と、ローカルエリアネットワークとのインタフェースを行うネットワークインタフェース部と、通信データをその宛先ネットワークホストアドレスに従ってダイアルアップサーバ部、DHCPメッセージ送信部またはネットワークインタフェース部へ送信するルーティング部とを有し、ダイアルアップサーバ部は、ユーザ端末装置からの着信へ応答後、ユーザ端末装置からのネットワークホストアドレス割当要求により、DHCPメッセージ送信部へアドレス獲得を指示し、DHCPメッセージ送信部は、ルーティング部とネットワークインタフェース部を経由してローカルエリアネットワークに接続されたDHCPサーバ装置に対してネットワークホストアドレス指定の同報送信でネットワークホストアドレス獲得要求メッセージを送信し、DHCPサーバ装置から肯定応答がない場合、ネットワークホストアドレス指定なしの同報送信でネットワークホストアドレス獲得要求メッセージを再送信することによりネットワークホストアドレスを獲得してダイアルアップサーバ部を介してユーザ端末装置へ通知し、ダイアルアップサーバ部は、ネットワークホストアドレス獲得時にDHCPサーバ装置から通知されたアドレス貸出期限より短時間のタイマのカウントダウンを開始することにより、ダイアルアップサーバ部は、ユーザ端末装置からのネットワークホストアドレス割当要求により、DHCPメッセージ送信部へアドレス獲得を指示し、指示されたDHCPメッセージ送信部は、ローカルエリアネットワーク接続のDHCPサーバ装置と同報メッセージ通信によりネットワークホストアドレスを獲得してユーザ端末装置へ通知するようにしたので、リモートアクセスサーバ装置はユーザ端末装置の代わりにDHCPプロトコルを実行してネットワークホストアドレスを動的に獲得することができ、リモートアクセスのためのネットワークホストアドレス通知を効率的に行うことができるという有利な効果が得られる。
【0040】
第2の発明のリモートアクセスサーバ装置によれば、ルーティング部とダイアルアップサーバ部との間に配置され、ユーザ端末装置へ割り当てたネットワークホストアドレス宛の通信データだけを監視対象として送信元アドレスと送信先アドレスとを検査しその検査結果によりルーティング部またはDHCPメッセージ送信部へ送信するDHCPメッセージ監視部を備え、ダイアルアップサーバ部は、タイマが満了した場合は、リース延長要求をDHCPメッセージ送信部へ送信し、DHCPメッセージ送信部は獲得したネットワークホストアドレスを送信元とする貸出期限延長要求をDHCPサーバ装置へ送信するとともに、DHCPメッセージ監視部を起動してDHCPサーバ装置からネットワークホストアドレス宛の通信データのみDHCPメッセージ送信部へ送信させ、DHCPメッセージ送信部は、リース延長応答をダイアルアップサーバ部へ送信してタイマを再度開始させることによりユーザ端末装置によるDHCPサーバ装置への貸出期限延長手続きを代行することにより、ユーザ端末装置が割り当てを要求している期間だけ動的にネットワークホストアドレスを割り当てることができるという有利な効果が得られる。
【0042】
第3の発明のリモートアクセスサーバ装置によれば、第2の発明のリモートアクセスサーバ装置において、DHCPメッセージ送信部は、DHCPサーバ装置へネットワークホストアドレス獲得要求メッセージを送信する場合、まずネットワークホストアドレス指定の同報送信を行い、DHCPサーバ装置から肯定応答がない場合、ネットワークホストアドレス指定なしの同報送信でネットワークホストアドレス獲得要求メッセージを再送信することにより、可能な限り同報通信の宛先を限定してローカルエリアネットワークに接続されたコンピュータへの不要な同報通信受信による処理負荷を軽減することができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるリモートアクセスサーバ装置を有するリモートアクセスシステムを示すブロック図
【図2】ユーザ端末装置からの着信へ応答後、リモートアクセスサーバ装置がユーザ端末装置に割り当てるネットワークホストアドレスをDHCPサーバ装置から獲得する手順を説明するシーケンス図
【図3】図2の手順により獲得したネットワークホストアドレスの貸出延長手順を示すシーケンス図
【図4】本発明の実施の形態2によるリモートアクセスサーバ装置を有するリモートアクセスシステムを示すブロック図
【図5】ネットワークホストアドレスの貸出延長手順を示すシーケンス図
【図6】本発明の実施の形態3によるリモートアクセスサーバ装置を有するリモートアクセスシステムの動作を示すシーケンス図
【図7】本発明の実施の形態3によるリモートアクセスサーバ装置を有するリモートアクセスシステムの動作を示すシーケンス図
【図8】従来のリモートアクセスサーバ装置を有するリモートアクセスシステムを示すブロック図
【符号の説明】
100、200 ユーザ端末装置
101、201 通信網
102、202 リモートアクセスサーバ装置
103、203 ダイアルアップサーバ部
103a、105a、203a タイマ
104、204 認証サーバ部
105、205 DHCPメッセージ送信部
106、206 DHCPメッセージ監視部
107、207 ネットワークインタフェース部
108、208 ルーティング部
109、109a、109b、209 DHCPサーバ装置
110、210 ローカルエリアネットワーク(LAN)

Claims (3)

  1. 通信網とローカルエリアネットワークとを接続するリモートアクセスサーバ装置であって、
    前記通信網に接続されたユーザ端末装置からの着信を検出して回線を接続し前記ユーザ端末装置とデータ通信を行うダイアルアップサーバ部と、前記ローカルエリアネットワークに接続されたDHCPサーバ装置から前記ローカルエリアネットワークで使用可能なネットワークホストアドレスを獲得するための通信を行うDHCPメッセージ送信部と、前記ローカルエリアネットワークとのインタフェースを行うネットワークインタフェース部と、通信データをその宛先ネットワークホストアドレスに従って前記ダイアルアップサーバ部、前記DHCPメッセージ送信部または前記ネットワークインタフェース部へ送信するルーティング部とを有し、
    前記ダイアルアップサーバ部は、前記ユーザ端末装置からの着信へ応答後、前記ユーザ端末装置からのネットワークホストアドレス割当要求により、前記DHCPメッセージ送信部へアドレス獲得を指示し、前記DHCPメッセージ送信部は、前記ルーティング部と前記ネットワークインタフェース部を経由してローカルエリアネットワークに接続されたDHCPサーバ装置に対してネットワークホストアドレス指定の同報送信でネットワークホストアドレス獲得要求メッセージを送信し、前記DHCPサーバ装置から肯定応答がない場合、ネットワークホストアドレス指定なしの同報送信でネットワークホストアドレス獲得要求メッセージを再送信することによりネットワークホストアドレスを獲得して前記ダイアルアップサーバ部を介して前記ユーザ端末装置へ通知し、前記ダイアルアップサーバ部は、前記ネットワークホストアドレス獲得時に前記DHCPサーバ装置から通知されたアドレス貸出期限より短時間のタイマのカウントダウンを開始することを特徴とするリモートアクセスサーバ装置。
  2. 通信網とローカルエリアネットワークとを接続するリモートアクセスサーバ装置であって、
    前記通信網に接続されたユーザ端末装置からの着信を検出して回線を接続し前記ユーザ端末装置とデータ通信を行うダイアルアップサーバ部と、前記ローカルエリアネットワークに接続されたDHCPサーバ装置から前記ローカルエリアネットワークで使用可能なネットワークホストアドレスを獲得するための通信を行うDHCPメッセージ送信部と、前記ローカルエリアネットワークとのインタフェースを行うネットワークインタフェース部と、通信データをその宛先ネットワークホストアドレスに従って前記ダイアルアップサーバ部、前記DHCPメッセージ送信部または前記ネットワークインタフェース部へ送信するルーティング部と、前記ルーティング部と前記ダイアルアップサーバ部との間に配置され、前記ユーザ端末装置へ割り当てたネットワークホストアドレス宛の通信データだけを監視対象として送信元アドレスと送信先アドレスとを検査しその検査結果により前記ルーティング部または前記DHCPメッセージ送信部へ送信するDHCPメッセージ監視部とを有し
    前記ダイアルアップサーバ部は、前記ユーザ端末装置からの着信へ応答後、前記ユーザ端末装置からのネットワークホストアドレス割当要求により、前記DHCPメッセージ送信部へアドレス獲得を指示し、前記DHCPメッセージ送信部は、前記ルーティング部と前記ネットワークインタフェース部を経由してローカルエリアネットワークに接続されたDHCPサーバ装置と同報メッセージ通信によりネットワークホストアドレスを獲得して前記ダイアルアップサーバ部を介して前記ユーザ端末装置へ通知し、前記ダイアルアップサーバ部は、前記ネットワークホストアドレス獲得時に前記DHCPサーバ装置から通知されたアドレス貸出期限より短時間のタイマのカウントダウンを開始し、前記タイマが満了した場合は、リース延長要求を前記DHCPメッセージ送信部へ送信し、前記DHCPメッセージ送信部は前記獲得したネットワークホストアドレスを送信元とする貸出期限延長要求を前記DHCPサーバ装置へ送信するとともに、前記DHCPメッセージ監視部を起動して前記DHCPサーバ装置から前記ネットワークホストアドレス宛の通信データのみ前記DHCPメッセージ送信部へ送信させ、前記DHCPメッセージ送信部は、リース延長応答を前記ダイアルアップサーバ部へ送信して前記タイマを再度開始させることにより前記ユーザ端末装置による前記DHCPサーバ装置への貸出期限延長手続きを代行することを特徴とするモートアクセスサーバ装置。
  3. 前記DHCPメッセージ送信部は、前記DHCPサーバ装置へネットワークホストアドレス獲得要求メッセージを送信する場合、まずネットワークホストアドレス指定の同報送信を行い、前記DHCPサーバ装置から肯定応答がない場合、ネットワークホストアドレス指定なしの同報送信でネットワークホストアドレス獲得要求メッセージを再送信することを特徴とする請求項に記載のリモートアクセスサーバ装置。
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