JP4350076B2 - 横葺き外装構造 - Google Patents
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Description
尤も日本国はそもそも毎年のように台風が上陸するため、建築物の屋根構造においては強風による負圧作用を想定した各種の対策が採られている。
また、外装材(建築用板A)の水上側成形部(下馳部3)は段状に成形され、このような構造は、特許文献1に限らず一般に外装材同士の接続部の雨仕舞を向上させる目的で多く採用され、面板部上を雨水等が吹き上げ風力により重力に逆らって水下側から水上側へ吹き上げられる際などに浸入防止効果を発揮する。
このような構造では、水上側成形部(下馳部3)と下地(下地部C)との間に隙間が形成され、外装材(建築用板A)の水上側成形部(下馳部3)は下地(下地部C)と折り曲げ部のみで接触する構造となっていた。
より詳しくは、前述のように水上側成形部(下馳部3)と下地(下地部C)との間に隙間が形成されてしまうため、この隙間の存在が水上側成形部(下馳部3)の回動を可能とし、その結果、水上側成形部(下馳部3)が保持部材(吊子B)から外れ、外装材(建築用板A)が飛散する恐れがあった。
また、本発明の横葺き外装構造に用いる横葺き外装材は、水上側成形部に、外装材用支持部材の隆起部に係止する係止部を設けたので、この係止部が台風等の強風に起因する水上側成形部を水下側へ引っ張る力に対して直接的に対抗する抵抗部となり、水上側成形部の取付安定性がより高いものとなり、負圧荷重に対する耐久性もより一層高いものとなる。
さらに、本発明の横葺き外装構造は、前述のように横葺き外装材の水上側成形部が保持部材から外れることがないため、負圧荷重に対して極めて耐久性が高いものとなる。
また、敷設状態において、水下側成形部に形成された下向き折曲片と水上側成形部に形成された段部がほぼ面一状に連続する場合、軒側から吹き上げる風や雨水の流れをよりスムーズに棟側へ流すことができる。
後者の別部材の取り付けで一体化される態様の場合、溶接、ビス止め、嵌合等の公知の取付方法を採用することができ、特に限定するものではない。また、ビス自体を特殊なものとすることで、ビス自体が隆起部となるものでもよい(この場合、垂木に対してビスのみが固定されることになる)。また、別部材は、上面に固定されるものでも、垂木の側面に固定されるもの等でもよく、取り付けた結果、支持部材の上面部に隆起部が形成されればよい。
そして、支持部材の隆起部により水上側成形部と支持部材との間に隙間が形成されないため、台風等の強風による吹き上げ等の負圧荷重が作用しても、水上側成形部が回動できないため、水上側成形部が保持部材から外れることがない横葺き外装構造となる。尚、前述のように支持部材の隆起部に水上側成形部の裏面を当接又は近接させるように取り付けるのであるが、この「近接」とは、上述の効果が得られる程度に接近していればよい。
この場合、がたつきなどが無く、高い防水性、連結強度を有する横葺き外装構造を構築できる。
この場合、水上側成形部の取付安定性がより高い横葺き外装構造を構築できる。
この場合も水上側成形部の取付安定性がより高い横葺き外装構造を構築できる。
尚、図面では、各態様の支持部材を1A〜1I、各態様の外装材を2A〜2C、各態様の保持部材を3A〜3Dと表したが、総括的な説明に際しては支持部材1、外装材2、保持部材3と示す。
水上側成形部23は、面板部21の水上側の端縁を表面側に段差状(段部231)に折曲すると共に、水上側へ延在(延在片232)させ、その先端(被係合部234)を上方へ屈曲(上向き折曲片235)させ、さらにその上端を水下側に屈曲状に折り返した被保持部236を設け、さらにその下端を水上側上方へ跳ね上げ状に屈曲(案内片237)させた形状である。尚、延在片232の途中には、下り段差状の係止部233を設けた。
水下側成形部22は、面板部21の水下側の端縁を裏面側に折曲(下向き折曲片221)し、その下端を水上側に延出(延出片222)させ、その先端(係合部224)を下方へ屈曲させた屈曲片225を有する構成である。尚、延出片222の途中には、段状部分223を設けた。
そして、水下側成形部22及び水上側成形部23が敷設状態においてハッチングで示した4箇所にて弾性的に当接するようにした。
(1)図面上、上部のハッチング部では、水上側成形部23の案内片237と、水下側成形部22の段状部分223とが、敷設状態において弾性的に当接している。
尚、この案内片237と段状部分223との弾性的当接は、それぞれが相手側に弾性的に付勢するように調整しても良いし、何れか一方のみを調整するようにしてもよく、弾性的に付勢させるための構成についても、外装材2の各部位の折曲又は屈曲部分の角度調整やその組み合わせによってどのように弾性的に付勢させて当接させるようにしてもよい。
尚、この屈曲片225と延在片232との弾性的当接は、屈曲片225の拡開角度が敷設状態における屈曲片225の拡開角度よりも大きく成形され、水上側成形部23の被係合部234を水下側成形部22の係合部224に係合させて位置を規制することにより、位置規制された屈曲片225の当接箇所に弾性反発力が常時作用する。
また、延在片232には係止部233が設けられているが、この係止部233の裏面側に屈曲片225の先端が当接するため、水下側成形部22の水下側への滑りを防止して安定に保持させることができる。
尚、この延出片222と段部231との弾性的当接は、それぞれが相手側に弾性的に付勢するように調整しても良いし、何れか一方のみを調整するようにしてもよく、弾性的に付勢させるための構成についても、外装材2の各部位の折曲又は屈曲部分の角度調整やその組み合わせによってどのように弾性的に付勢させて当接させるようにしてもよい。
この係合部224の外幅は、敷設状態における被係合部234の内幅よりも大きく成形され、敷設状態では被係合部234との弾性的な当接により、押し狭められるように敷設されているので、当接箇所に弾性反発力が常時作用する。
特にこのように複数箇所でそれぞれが弾性的に当接するようにすることで、前記水上側成形部23が外れない効果、負圧荷重に対する耐久性がより一層高くなり、施工性にも優れるものとなる。
図4(a)は、負圧がかからない状態を示す。
図4(b)は、負圧(図中、矢印で示す)がかかった状態を示すものであって、面板部21が持ち上げられる力が作用すると共に水上側成形部23を水下側へ引っ張る力が作用する。しかし、本発明の横葺き外装構造では、支持部材1Bの隆起部12Bに、外装材2Aの水上側成形部23(延在片232及び係止部233)の裏面が当接又は近接し、水上側成形部23の裏面に隙間が形成されないため、水上側成形部23が回動できない。そのため、台風等の強風による吹き上げ等の負圧荷重が作用しても、水上側成形部23が保持部材3Bから外れることがない。
また、図示実施例の水上側成形部23は、隆起部12Bと保持部材3B(保持部31)によって挟持状に保持されているので、この状態は負圧作用時にも当然のことながら維持され、水上側成形部23の取付安定性がより高いものとなり、負圧荷重に対する耐久性もより一層高いものとなる。
さらに、図示実施例の水上側成形部23には、隆起部12B水上側に係止する係止部233が設けられているので、水上側成形部23を水下側へ引っ張る力に対して直接的に対抗する抵抗部となる。しかも、この係止部233の隆起部12B水上側への係止圧力は、図示するようにむしろ負圧がかかった状態の方が負圧がかからない状態に比べて強く(高く)なるため、水上側成形部23の取付安定性がより高いものとなる。
これらの横葺き外装構造に用いられた外装材2B,2Dは、前記実施例における外装材2Aでは垂直だった水下側成形部22の下向き折曲片221も、水上側成形部23の段部231も傾斜状であり、ほぼ同一の傾斜角度である。そのため、軒側から吹き上げる風や雨水を溜めることなく、棟側へ吹き流すことができ、浸水抑止効果を奏するものとなる。
また、図5の実施例に用いられた支持部材1Jは、軒向きL字状の隆起部12Jが、左右(図面では前後)に補強片が設けられた構成である。
この横葺き外装構造でも、前記実施例と同様に支持部材1Jの隆起部12Jに、外装材2Bの水上側成形部23(延在片232及び係止部233)の裏面が当接又は近接する構成であるため、この隆起部12Jにより水上側成形部23と支持部材1Jとの間に隙間が形成されない構造となり、台風等の強風による吹き上げ等の負圧荷重が作用しても、水上側成形部23が回動することがなく、水上側成形部23が保持部材3から外れない,耐久性が高い横葺き外装構造とすることができる。
さらに、図示実施例では、外装材2Bの水上側成形部23を、支持部材1Jの隆起部12Jと保持部材3Cによって挟持状に保持させた状態となるので、水上側成形部23の取付安定性がより高いものとなり、負圧荷重に対する耐久性もより一層高いものとなるという効果についても前記実施例と同様である。
また、図示実施例では、外装材2Bの水上側成形部23に、支持部材1Jの隆起部12J水上側に係止する係止部233を設けたので、台風等の強風に起因する水上側成形部23を水下側へ引っ張る力に対して直接的に対抗する抵抗部となり、水上側成形部23の取付安定性がより高いものとなるという効果についても前記実施例と同様である。
図6(a)は、負圧がかからない状態を示す。
図6(b)は、負圧(図中、矢印で示す)がかかった状態を示すものであって、基本的には図4(b)と同様に作用し、水上側成形部23が回動できないため、台風等の強風による吹き上げ等の負圧荷重が作用しても、水上側成形部23が保持部材3Cから外れることがない。また、図示実施例の水上側成形部23は、隆起部12Bと保持部材3C(保持部31)によって挟持状に保持されているので、水上側成形部23の取付安定性がより高いものとなり、負圧荷重に対する耐久性もより一層高いものとなる。さらに、図示実施例の水上側成形部23には、隆起部12B水上側に係止する係止部233が設けられているので、水上側成形部23を水下側へ引っ張る力に対して直接的に対抗する抵抗部となり、水上側成形部23の取付安定性がより高いものとなる
特に前述のようにこの外装材2Dは、下向き折曲片221と段部231とが略面一状に配設され、浸水抑止面が軒側から段部231、下向き折曲片221から形成されているため、軒側から吹き上げる風や雨水の流れをよりスムーズに棟側へ流すことができる。さらに、延在片232が長いため、水上側成形部23がより回動し難いため、水上側成形部23の取扱安定性がより高いものとなる。
図12に示す実施例では、支持部材1Hの隆起部12Hが切り起こしによって形成されたものであるが、側方へ向く逆L字状の起立片からなる構成である。
図13に示す実施例では、支持部材1Iの隆起部12Iが前記実施例の隆起部12Aと同様であるが、上辺がやや短く、切り起こしによって形成され、左右一対の逆L字状の起立片からなる構成である。
これら各図(c)に示す横葺き外装構造は、何れも外装材2C及び保持部材3Dを用いた例を示すが、例えば前記図3〜図5に示したようにどのような外装材2や保持部材3を用いてもよい。尚、34は保持部材3Dを支持部材1G〜1Iの上面部11に固定するためのビスを示している。
12A〜12J 隆起部
2,2A〜2D (横葺き)外装材
21 上面部
22 水下側成形部
23 水上側成形部
3,3A〜3D 保持部材
31 保持部
Claims (2)
- 面板部の水下・水上側に相互に係合可能な水下側成形部、水上側成形部を有する横葺き外装材を保持部材を用いて敷設する横葺き外装構造において、
下地として上面部に隆起部を設けた外装材用支持部材を用い、該外装材用支持部材の隆起部に横葺き外装材の水上側成形部の裏面を当接又は近接させるように横葺き外装材を取り付け、水上側の横葺き外装材の水下側成形部と、水下側の横葺き外装材の水上側成形部が敷設状態において複数箇所で弾性的に当接し、横葺き外装材の水上側成形部に、外装材用支持部材の隆起部に係止する係止部を設け、該係止部裏面に水下側成形部に設けた屈曲片の先端が当接することを特徴とする横葺き外装構造。 - 横葺き外装材の水上側成形部は、外装材用支持部材の隆起部と水上側成形部に取り付ける保持部材によって挟持状に保持されることを特徴とする請求項1に記載の横葺き外装構造。
Priority Applications (1)
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| JP2005254635A JP4350076B2 (ja) | 2005-02-28 | 2005-09-02 | 横葺き外装構造 |
Applications Claiming Priority (2)
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| JP2005254635A JP4350076B2 (ja) | 2005-02-28 | 2005-09-02 | 横葺き外装構造 |
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Family Applications (1)
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| JP2005254635A Expired - Lifetime JP4350076B2 (ja) | 2005-02-28 | 2005-09-02 | 横葺き外装構造 |
Country Status (1)
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-
2005
- 2005-09-02 JP JP2005254635A patent/JP4350076B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JP2006266069A (ja) | 2006-10-05 |
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