JP4347930B2 - ゴムクロ−ラ及びこれに用いる芯金 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は耐久寿命を改善したゴムクロ−ラ及びこれに用いられる芯金に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より広く用いられているゴムクロ−ラ50としては、図16に示すように無端状ゴム弾性体51内に一定ピッチをもって多数横並べされた芯金52と、スチ−ルコ−ド53がこの芯金52を外囲いして無端状ゴム弾性体51の長手方向に埋設されている構造となっている。そして芯金52はゴム弾性体51の全幅には及ばない長さとされ、いわゆる無端状ゴム弾性体51の左右両側はゴム材のみの耳部54を構成している。従って、ゴムクロ−ラ50全体とすればこの耳部54が最も柔軟性に富んでいることから、ゴムクロ−ラ50の使われ方からみて耳部54に最も変形歪が生じやすい構造となっている。
【0003】
しかるに、従来のゴムクロ−ラ50にあって図に示すように縁石60等のエッジに接触したり乗り上げた場合には、芯金の先端部55と縁石60との間に耳部54がはさまれることとなり、芯金52が存在しない耳部54の変形は著しく、この変形を繰り返すことによって芯金52の先端部55近傍にクラック61が入ってしまう。
【0004】
そしてこのクラック61が入ると芯金52を外囲いするスチ−ルコ−ド列53に沿いゴムクロ−ラ50の長手方向に向ってクラック61が生長してしまう。そして、ゴムクロ−ラ50が縁石60等に頻繁に接触する使用条件下を想定すると、場合によってはゴムクロ−ラ50の耳部54がゴムクロ−ラ50の長手方向に沿って切断することともなる。
【0005】
更に、ゴムクロ−ラ50が石60に乗り上げていわゆる逆曲げが生ずると、芯金52の前後端に対応したゴムクロ−ラ50の部位にクラックが発生することになる。これらの現象は鉄シュ−のグロ−サ−面に装着されるいわゆる履帯ゴムシュ−においても同様であり、ゴムシュ−内に埋設された芯金の幅方向の端部や前後方向の端部がエッジとなり走行中にゴム部にクラックが入りクロ−ラとして寿命を縮めてしまうことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこの耳部の長手方向の切断、更には芯金の前後端に発生するクラックの発生を低減したゴムクロ−ラ及びこれに用いる芯金を提供しようとするものである。尚、本発明で言うゴムクロ−ラは履帯ゴムシュ−クロ−ラをも含むことは言うまでもない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の芯金及びゴムクローラは前記の課題を解決するためになされたものであって、第1の発明はゴムクローラの構造に関するものであり、その1は、ゴムクローラの本体を構成するゴム弾性体と、前記ゴム弾性体に埋設されクローラの走行方向に対して幅方向に向けて埋設される芯金と、前記ゴム弾性体の外周面に形成されたゴムラグとからなり、前記芯金は、幅方向の中央部と、前記中央部から幅方向両外側に延びる板状の翼部と、を備え、前記翼部には、前記翼部の先端に形成されゴムクローラ内周側に向けて立ち上がる折曲部Aと、前記翼部のゴムクローラ進行方向前後端に形成されゴムクローラ内周側に向けて立ち上がり、ゴムクローラ内周側の端部が前記折曲部Aの先端から前記翼部の基端に向けて斜めになる折曲部Bとで船底形部が形成されたゴムクローラである。
【0009】
そして、その2は、ゴムクローラの本体を構成するゴム弾性体と、前記ゴム弾性体に埋設されクローラの走行方向に対して幅方向に向けて埋設される芯金と、当該芯金を外囲いして前記ゴム弾性体の長手方向に向けて埋設されたスチールコード列と、前記ゴム弾性体の外周面に形成されたゴムラグとからなり、前記芯金は、幅方向の中央部と、前記中央部から幅方向両外側に延びる板状の翼部と、を備え、前記翼部には、前記翼部の先端に形成されゴムクローラ内周側に向けて立ち上がる折曲部Aと、前記翼部のゴムクローラ進行方向前後端に形成されゴムクローラ内周側に向けて立ち上がり、ゴムクローラ内周側の端部が前記折曲部Aの先端から前記翼部の基端に向けて斜めになる折曲部Bとで船底形部が形成されたゴムクローラである。
【0010】
上記第1の発明にあって、これを更に特徴付ける構成としては、前記ゴムラグの接地面の幅方向及び接地面の前後方向の長さがいずれも芯金両端部の船底形部間のこれに対応する長さ以上であって、場合によっては、芯金の船底形部を覆うゴム隆起部をゴムクロ−ラの内周側に形成し、更に、前記船底形部に表裏貫通部を好ましくは芯金の幅端の折曲部Aに形成するものである。そして、ゴム中に埋設されたスチ−ルコ−ド列との関係で言えば、その外側端のスチ−ルコ−ドが芯金の船底形部の先端より15mm以上内方に位置させるのがよい。
尚、本発明は単にゴムクロ−ラと称するが、鉄シュ−のグロ−サ−面に装着されるいわゆる有端の履帯ゴムシュ−型クロ−ラを含むものである。
【0011】
第2の発明はゴムクローラの芯金に関するもので、ゴムクローラの幅方向に向けて埋設されるゴムクローラ用芯金であって、前記芯金は、幅方向の中央部と、前記中央部から幅方向両外側に延びる板状の翼部と、を備え、前記翼部には、前記翼部の先端に形成されゴムクローラ内周側に向けて立ち上がる折曲部Aと、前記翼部のゴムクローラ進行方向前後端に形成されゴムクローラ内周側に向けて立ち上がり、ゴムクローラ内周側の端部が前記折曲部Aの先端から前記翼部の基端に向けて斜めになる折曲部Bとで船底形部が形成されたゴムクローラ用芯金にかかるものである。そして、前記船底形部に表裏貫通部を好ましくは芯金の幅端の折曲部Aに形成するのがよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は耳部の切断を防止したゴムクロ−ラ及びこれに用いる芯金であり、特に言えば、芯金の翼部の先端に工夫をもたらし、ゴム材の耳部のクラックの発生を防止し、更には芯金翼部の前後端からのクラックに基づく耳部の切断を防止したものである。
【0013】
さて、通常の芯金の翼部の先端及び前後端はほぼ垂直に切断された形状とされており、エッジ部がかなり鋭いものとなっている。そして、この芯金がゴムクロ−ラに採用された場合には、前記でも述べたように芯金の翼部の先端と縁石との間にはさまれて耳部に変形応力が繰り返されると、芯金の翼部の左右の先端部位に向かってクラックが入り、更には、芯金の翼部の前後端にもクラックが入り、耳部の切断に繋がる。
【0014】
本発明はこの課題を解決するために翼部の先端に工夫をこらしたもので、芯金の進行方向前後及び幅方向両端部における接地側面をゴムクロ−ラの内周側に向けて傾斜させて船底形部としたものであり、特に第2の発明である芯金で代表して言えば、翼部の先端及び前後端よりゴムクロ−ラの内周側へ折曲部A、Bを形成して船底形部としたものである。従って、この芯金を用いたゴムクロ−ラが走行面上の障害物に乗り上げた場合でも、芯金翼部の接地側に加硫接着されたゴム材の厚さはそれだけ厚くなっているため、例えゴム材が縁石等に接触しては挟まってもゴム材が厚いために剪断応力の分散がはかられることになる。又、芯金の船底形部形状へはゴム材に加わる剪断変形が少なくほぼ圧縮変形のみの挙動を示す。このため、ゴムクラックの発生も低減し、耳部の切断が阻止されることとなったものである。尚、芯金の折曲部Aの角度αは20〜45度、好ましくは30〜45度であり、折曲部Bは略15〜90度である。
【0015】
そしてこの折曲部A又はBに孔状の又は凹み状の表裏貫通部を形成すれば、両側に加硫接着されるゴム部材がかかる貫通部を通して一体となりより剥離が防止され、更に言えば、この貫通部分の芯金の重量分が軽くなり軽量化に役立つことともなる。
【0016】
更に、芯金の翼部先端の前後にも折曲部Bを形成したことから、ゴムクロ−ラに埋設された際に、ゴムクロ−ラの横方向や斜め方向からの力が加わった場合でも、芯金の周囲にエッジ部がないためにクラックの発生も極めて低減されることとなったものである。尚、折曲部A、Bは一体となっているのが好ましいが分離独立されていてもよいことは勿論である。又、折曲部A、Bの先端、即ち船底形部の縁端を曲面にて構成されていてもよく、更には折曲部自体も湾曲形状とされていてもよいことは言うまでもない。
【0017】
そして、第1の発明のゴムクロ−ラについて特に言えば、前記した芯金をゴムクロ−ラ中に埋設すると共に、更に芯金の翼部を外囲いするスチ−ルコ−ド列を用いるゴムクロ−ラにあっては外側端の位置を特定するのが好ましい。即ち、スチ−ルコ−ド列の外側端を芯金の翼部先端近くに配列した場合、耳部にクラックが入った際には容易にこの外側端のスチ−ルコ−ドにクラックが到達することになる。すると、クラックはスチ−ルコ−ドに沿ってゴムクロ−ラの長手方向に生長し、耳部の切断をうながす結果となってしまうが、このスチ−ルコ−ド列の外側端を芯金の翼部先端より15mm以上、好ましくは20mm以上内側にあれば万一芯金の端部にクラックが発生しても、これがスチ−ルコ−ド列に到達することなく、このため、ゴムクロ−ラの長手方向のクラックの生長が阻止されることとなる。
【0018】
そしてゴムクロ−ラにあっては、一般にこの芯金とゴムラグとは対向する位置に備えられることとなるが、通常は芯金のフラットな面をゴムラグの接地面が完全に覆うことが好ましく、これにより変形に対してゴム量の薄い部位がなくなり寿命が更に向上することとなる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明を図面をもって更に詳細に説明する。
図1は第2の発明の芯金を示す内側平面図であり、図2はその一部切断正面図である。図中、符号1は芯金であり、その中央部がスプロケット係合部2とされる。そして、この左右に翼部3が形成されており、このスプロケット係合部2をはさんで一対の角部4が千鳥状に配列されている。そして芯金1の翼部3の先端にあってはゴムクロ−ラにおける内周側に向けて折曲部Aと、翼部3の前後端5に折曲部Bを一体に立ち上げて船底形部Cを形成するものである。
【0020】
この芯金1は第1の発明のゴムクロ−ラに採用されるが、芯金1の翼部3の先端に船底形部Cが形成されたために、芯金1の表裏に存在するゴムとの接着面積は広くなるため接着強度が増し、かつゴムクロ−ラが縁石とはさまれた際にも剪断力がゴム材(耳部)に集中することなく、クラックの発生及びこれに基づく耳部の切断及び芯金1の翼部3の前後端でのクラックの発生を低減することとなるものである。即ち、加硫接着されたゴム材の接地側のゴム材の厚さがその分だけ厚なり、縁石との間で耳部がはさまれた際にもゴム材の厚さが厚いため剪断力がそれだけ分散されることとなりクラックの発生が低減されることとなる。
【0021】
そして、ゴムクロ−ラに横或いは斜め方向に過大な力が加わった場合でも芯金翼部3の前後端5に折曲部Bを形成したために鋭いエッジ部が存在せず、かつこの折曲部Bがその力に抗するために芯金1の翼部3端でのクラックの発生が低減する。
【0022】
尚、この芯金1の具体的な形状としては、例えば翼部3、3の先端間の長さ290mm、前後5、5間の幅30mm、角部4、4間のスプロケット係合部2は46mm、底部からの高さ27mm、これに続く翼部3は122mmである。そしてこの翼部3の先端近傍の厚さは約3.7mmである。又、角部4は頂部の幅15mm、底部からの高さ50mmであり、翼部3より角部4にかけてリブ6が形成されている構造となっている。そして、翼部3の先端の折曲部Aの折曲角θは20〜40度であり、その折曲部Aの長さは10〜25mm程度である。更に、翼部3の前後端5にその先端より略50mmの部位より折曲部Bが前記折曲部Aと一体に形成されている。尚、図にあって符号7、8は折曲部Aに夫々設けた表裏に貫通する貫通部であり、貫通部7は孔状のものであり、貫通部8は凹み状のものである。
【0023】
図3は第1の発明(請求項2)のゴムクローラの一例を示す内側平面図、図4は外側平面図、図5はA−A線での断面図である。図中、符号21はゴムクローラ20の基体をなす無端状ゴム弾性体であり、前記した芯金1が一定ピッチをもって埋設されており、かかる芯金1の翼部3の外側を囲んでスチールコード列22がこれ又ゴム弾性体21の長手方向に埋設されている。従って、芯金1の翼部3の先端から外方にはゴム材のみの耳部23が形成されることとなる。尚、符号24はゴム弾性体21の外周側に形成されたゴムラグであり、中央にはスプロケット係合孔25が形成されている。
【0024】
ここで用いられた芯金1は前記した構造のものであり、芯金1の翼部3の先端がゴムクロ−ラ20の内周側に向けて折曲部A及び折曲部Bを形成して船型部Cとしてあり、このため、船底形部Cより外側(接地側)のゴム材の厚さは通常より厚くなっている。尚、この図例では船底形部Cを覆ってゴム隆起部26がゴムクロ−ラ20の長手方向に連続して設けられたものである。尚、ラグ24は芯金1の翼部3の平坦部を覆う形状が好ましく、図例にあっては船底形部Cを含めて全体を覆う形状とされたものである。
【0025】
さて、一般にゴム材の変形に対してはその厚さが応力の緩和に寄与することから、かかるゴムクロ−ラ20にあっては、縁石との間で接触しあって耳部23の変形が繰り返されてもその応力の集中を緩和することとなり、クラックの発生を見ないことになる。尚、スチ−ルコ−ド列22の外側端は翼部3の先端よりも所定間隔(L)だけ内方に配置されており、万一、クラックが発生した場合でもこれがスチ−ルコ−ド列22まで達せず、ゴムクロ−ラ20の長手方向のクラックの生長は見られないという特徴がある。尚、このスチ−ルコ−ド列22の内方への配置(L)は通常のゴムクロ−ラにあっては15mm程度であり、大型のゴムクロ−ラを考慮しても20mmもあれば十分である。図例の芯金にあっては、折曲部Aに貫通部7(又は8)を備えることによって折曲部Aの表裏のゴム部材がここで一体化され、剥離防止に役立っものである。
【0026】
図6は第1の発明(請求項1)の履帯ゴムシュークローラ30の平面図であり、図7はB−B線での断面図である。そして、図8は芯金40の一部を示す平面図、図9はC−C線での断面図である。図中、符号31はゴム弾性体であり、このゴム弾性体31中に芯金40が埋設されており、32は芯金40に対応して形成されたゴムラグである。この例ではゴムラグ32、芯金40を貫通してボルト孔33があけられ、これを利用して図示しない鉄シューに装着することとなる。尚、この例における芯金40の両先端は前例と同じく船底形部Cとされていることは勿論であるが、その先端はストレート縁部41となっている。尚、図示するような折曲部A、Bの少なくとも外周側の表面a、bをエッジをなくすために湾曲面とするのがよく、更に船底形部Cの縁端cも又曲面にするのが好ましい。このことは以下の例でも共通する。
【0027】
この例にあっても芯金40の幅端に折曲部Aを構成し、更にこの折曲部Aに対応して芯金40の前後端42を同様に内周側への折曲部Bを形成した船底形部C構成するが故に、芯金40の先端及び前後端42に集中する歪を緩和したものであり、芯金40の内周側に船底形部Cを形成したことにより、その分だけ歪が分散され、かつこれを覆うゴムの厚さも厚くなったもので、この部位からのクラックの発生を防止できたものである。尚、符号36はゴムラグ32における幅端傾斜面、37はゴム隆起部である。
【0028】
以下、第2の発明である芯金の更に別の具体例を示す。尚、これらの芯金も第1の発明にそのまま採用されることは勿論である。
図10の例における芯金の両先端の折曲部A、Bは共に縁部cを曲面とした平面図であり、図11はその側面図、図12は正面図である。勿論、折曲部A、Bの外側表面a、bも曲面にて構成できることは言うまでもない。尚、折曲部Bの立ち上げ部位b1は折曲部Aの立ち上げ部位a1よりも内方に位置した例であるが、両者の立ち上げ部位を合致させても構わないことは当然である。
【0029】
図13は第1の発明(請求項1)の履帯ゴムシュークローラに用いられる芯金の第3の例を示す部分拡大平面図であり、図14は図13の部分正面図、図15は図13の側面図である。この芯金1にあって翼部3の先端はゴムクローラにおける内周側に向けて折曲部Aとされており、かつこの前後端に内周側に向かう折曲部Bにて傾斜面を形成して船底形部としたものである。
【0030】
【発明の効果】
本発明の芯金及びゴムクロ−ラは、主としてゴムクロ−ラの耳部の長手方向に生じる切断を防止する発明であって、縁石等との間でゴム材をはさむ芯金の翼部先端或いはスチ−ルコ−ドの埋設位置を特定してクラックの発生を防止し、耳部の切断を低減したものであって、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第3の発明の芯金を示す内側平面図である。
【図2】図2は図1の一部切断正面図である。
【図3】図3は第1の発明のゴムクロ−ラの一例を示す内周側平面図である。
【図4】図4は図3の外側平面図である。
【図5】図5は図3のA−A線での断面図である。
【図6】図6は第2の発明の履帯ゴムシュ−クロ−ラの平面図である。
【図7】図7は図6のB−B線での断面図である。
【図8】図8は図6にて用いられた芯金の一部を示す平面図である。
【図9】図9は図8のC−C線での断面図である。
【図10】図10は第2の発明の履帯ゴムシュ−クロ−ラに用いられる芯金の別例を示す平面図である。
【図11】図11は図10の側面図である。
【図12】図12は図10の正面図である。
【図13】図13は第2の発明の履帯ゴムシュ−クロ−ラに用いられる芯金の第3例を示す部分拡大平面図である。
【図14】図14は図13の部分正面図である。
【図15】図15は図13の側面図である。
【図16】図16は従来のゴムクロ−ラの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1‥芯金、
3‥芯金の翼部、
5‥翼部の前後端、
7、8‥貫通部、
20‥ゴムクロ−ラ、
21‥無端状ゴム弾性体、
22‥スチ−ルコ−ド列、
23‥耳部、
24‥ゴムラグ、
26‥ゴム隆起部、
30‥ゴムクロ−ラ、
31‥ゴム弾性体、
32‥ゴムラグ、
37‥ゴム隆起部、
40‥芯金、
42‥芯金の前後端、
A‥翼部の幅方向先端の折曲部、
B‥翼部の前後方向の折曲部、
C‥翼部の船底形部。
Claims (11)
- ゴムクローラの本体を構成するゴム弾性体と、前記ゴム弾性体に埋設されクローラの走行方向に対して幅方向に向けて埋設される芯金と、前記ゴム弾性体の外周面に形成されたゴムラグとからなり、
前記芯金は、幅方向の中央部と、前記中央部から幅方向両外側に延びる板状の翼部と、を備え、
前記翼部には、前記翼部の先端に形成されゴムクローラ内周側に向けて立ち上がる折曲部Aと、前記翼部のゴムクローラ進行方向前後端に形成されゴムクローラ内周側に向けて立ち上がり、ゴムクローラ内周側の端部が前記折曲部Aの先端から前記翼部の基端に向けて斜めになる折曲部Bとで船底形部が形成されたことを特徴とするゴムクローラ。 - ゴムクローラの本体を構成するゴム弾性体と、前記ゴム弾性体に埋設されクローラの走行方向に対して幅方向に向けて埋設される芯金と、当該芯金を外囲いして前記ゴム弾性体の長手方向に向けて埋設されたスチールコード列と、前記ゴム弾性体の外周面に形成されたゴムラグとからなり、
前記芯金は、幅方向の中央部と、前記中央部から幅方向両外側に延びる板状の翼部と、を備え、
前記翼部には、前記翼部の先端に形成されゴムクローラ内周側に向けて立ち上がる折曲部Aと、前記翼部のゴムクローラ進行方向前後端に形成されゴムクローラ内周側に向けて立ち上がり、ゴムクローラ内周側の端部が前記折曲部Aの先端から前記翼部の基端に向けて斜めになる折曲部Bとで船底形部が形成されたことを特徴とするゴムクローラ。 - 前記ゴムラグの接地面の幅方向の長さが芯金両端部の船底形部間の長さ以上である請求項1又は請求項2記載のゴムクローラ。
- 前記ゴムラグの接地面の前後方向の長さが芯金両端部の船底形部間の長さ以上である請求項1又は請求項2記載のゴムクローラ。
- 芯金の船底形部を覆うゴム隆起部をゴムクローラの内周側に形成した請求項2記載のゴムクローラ。
- 前記船底形部に表裏貫通部を形成した請求項1又は請求項2記載のゴムクローラ。
- 前記貫通部が芯金の幅端の折曲部Aに形成された請求項6記載のゴムクローラ。
- スチールコード列の外側端のスチールコードが芯金の船底形部の先端より15mm以上内方に位置させた請求項2記載のゴムクローラ。
- ゴムクローラの幅方向に向けて埋設されるゴムクローラ用芯金であって、
前記芯金は、幅方向の中央部と、前記中央部から幅方向両外側に延びる板状の翼部と、を備え、
前記翼部には、前記翼部の先端に形成されゴムクローラ内周側に向けて立ち上がる折曲部Aと、前記翼部のゴムクローラ進行方向前後端に形成されゴムクローラ内周側に向けて立ち上がり、ゴムクローラ内周側の端部が前記折曲部Aの先端から前記翼部の基端に向けて斜めになる折曲部Bとで船底形部が形成されたことを特徴とするゴムクローラ用芯金。 - 前記船底形部に表裏貫通部を形成した請求項9記載のゴムクローラ用芯金。
- 前記貫通部が芯金の幅端の折曲部Aに形成された請求項10記載のゴムクローラ用芯金。
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