JP4347719B2 - 光学ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、光学的に情報の記録/再生を行う光学式記録再生装置に設けられる光学ヘッドに関する。
光学式記録再生装置は、技術の進歩によって記録容量が増大している。その手法の1つとして、CDからDVD、さらに波長405nmのレーザ光を使用した方式と、光の波長を短くしている。
このため、新しい装置では、既存のすべてのものを記録再生できることが望ましく、また、装置の低価格のためには、高価な光学ヘッドを1個にすることが望まれる。
このような要望に応え得るものとして、例えば、1個の光学ヘッドに3種類の波長のレーザ光を発する3つのレーザダイオードを搭載し、これらレーザダイオードからのレーザ光を、共通のコリメータレンズを経て対物レンズにより記録媒体に集光するようにして、3種類の記録媒体に対応するようにした多波長光ピックアップヘッドが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−187492号公報
上記特許文献1には、光学素子の配置しか開示されていないため、小型な装置に見えるが、実際には、各レーザダイオードを取り付けるためのスペースを要すると共に、各レーザダイオードから発せられるレーザ光の光軸が対物レンズの軸上を通るように、各レーザダイオードの発光点をコリメータレンズの中心に一致させる光軸位置調整を行うためのスペースを要する。
ここで、各レーザダイオードの光軸位置調整は、従来、図15および図16に示すように、レーザダイオード100をイタ101に固定し、このイタ101を光学ヘッドベース102の平面上で直交するX、Y方向に動かすことによってのみ行われ、調整後は、イタ101に形成されたネジ穴101a,101bを通して、光学ヘッドベース102に形成されたネジ部102a,102bにネジ103a,103bを螺合することにより、イタ101を光学ヘッドベース102にネジ止め固定するようにしている。なお、イタ101のネジ穴101a,101bは、イタ101をX、Y方向に動かしても、ネジ部102a,102bにネジ103a,103bを螺合できるように、調整範囲を考慮してネジ部102a,102bよりも大きく形成されている。
このため、上記特許文献1に開示のように3つのレーザダイオードを搭載する場合には、光軸位置調整時に、隣接するレーザダイオードのイタ同士が干渉しないように、調整範囲を考慮して各レーザダイオードを充分離間して配置しなければならないため、装置が大型化し、組立が面倒になると共に、複数回の調整を要したり、複雑な構造の調整装置を要したりして、調整の作業性が悪くなり、コストアップを招くことが懸念される。
このような問題は、3つのレーザダイオードを搭載する場合に限らず、2つあるいは4つ以上のレーザダイオードを搭載する場合にも、同様に生じるものである。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、小型にでき、しかも組立および調整作業も容易にできてコストダウンが図れる複数のレーザダイオードを搭載した光学ヘッドを提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に係る発明は、異なる記録媒体に対応する波長の異なる光を平行に出射するように、記録媒体面と平行な方向に近接して並んで光学ヘッドベースに取り付けられた第1レーザダイオードおよび第2レーザダイオードを有する少なくとも2個のレーザダイオードと、
上記第2レーザダイオードからの光を反射させる反射素子と、
上記第1レーザダイオードからの光を反射または透過させ、上記反射素子で反射される上記第2レーザダイオードからの光を透過または反射させて、上記第1および第2レーザダイオードからの光の光軸をほぼ同軸上に合成する光軸合成素子と、
上記反射素子および上記光軸合成素子の取り付け位置近傍の上記光学ヘッドベースに形成され、上記反射素子および上記光軸合成素子を記録媒体面と平行な方向に位置調整するための複数の調整用穴と、
を備えることを特徴とするものである。
請求項に係る発明は、請求項に記載の光学ヘッドにおいて、上記第1および第2レーザダイオードは、記録媒体面と平行な方向に光を出射するように、上記光学ヘッドベースの記録媒体面と垂直な面に取り付け
上記光軸合成素子および上記反射素子は、それぞれ上記光学ヘッドベースの記録媒体面と平行な面に取り付けたことを特徴とするものである。
請求項に係る発明は、請求項に記載の光学ヘッドにおいて、上記光軸合成素子および上記反射素子は、それぞれ外形が四角柱形状を有しており、
上記複数の調整用穴は、上記光軸合成素子および上記反射素子の取り付け面に対して垂直方向から見たとき、上記光軸合成素子および上記反射素子のそれぞれ対向する2面と交差する調整用穴を有することを特徴とするものである。
請求項に係る発明は、請求項に記載の光学ヘッドにおいて、上記光軸合成素子および上記反射素子は、それぞれ外形が四角柱形状を有しており、
上記複数の調整用穴は、上記光軸合成素子および上記反射素子の取り付け面に対して垂直方向から見たとき、上記光軸合成素子および上記反射素子のそれぞれ4つの角部と交差する調整用穴を有することを特徴とするものである。
請求項に係る発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の光学ヘッドにおいて、上記光軸合成素子および上記反射素子は、それぞれ上記光学ヘッドベースの2つの面に当て付けて取り付けたことを特徴とするものである。
請求項に係る発明は、請求項2〜5のいずれか一項に記載の光学ヘッドにおいて、上記第1および第2レーザダイオードは、それぞれ独立して上記光学ヘッドベースの記録媒体面と垂直な2つの面に当て付けて取り付けたことを特徴とするものである。
請求項に係る発明は、請求項2〜5のいずれか一項に記載の光学ヘッドにおいて、上記第1および第2レーザダイオードは、同一の保持部材を介して上記光学ヘッドベースの記録媒体面と垂直な面に取り付けたことを特徴とするものである。
請求項に係る発明は、請求項に記載の光学ヘッドにおいて、上記第1および第2レーザダイオードは、それぞれ記録媒体面と非平行な方向に光を出射するように上記光学ヘッドベースに固定し
上記光軸合成素子および上記反射素子は、それぞれ記録媒体面に対して傾けて上記光学ヘッドベースに取り付けたことを特徴とするものである。
請求項に係る発明は、請求項に記載の光学ヘッドにおいて、上記光軸合成素子および上記反射素子は、その各々と上記光学ヘッドベースとの間にスペーサを介して取り付けたことを特徴とするものである。
請求項10に係る発明は、請求項に記載の光学ヘッドにおいて、上記光軸合成素子および上記反射素子は、上記光学ヘッドベースに対してそれぞれネジにより記録媒体面と垂直な方向に移動可能な台座に取り付けたことを特徴とするものである。
請求項11に係る発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載の光学ヘッドにおいて、上記光軸合成素子は、ダイクロイックプリズムからなることを特徴とするものである。
請求項12に係る発明は、請求項〜11のいずれか一項に記載の光学ヘッドにおいて、上記反射素子は、ビームスプリッタからなることを特徴とするものである。
請求項13に係る発明は、請求項1〜12のいずれか一項に記載の光学ヘッドにおいて、上記第1および第2レーザダイオードとは異なる波長の光を出射する第3レーザダイオードと、
上記光軸合成素子からの光を透過または反射させ、上記第3レーザダイオードからの光を反射または透過させて、上記第1、第2および第3レーザダイオードからの光の光軸をほぼ同軸上に合成する第2の光軸合成素子と、
上記第2の光軸合成素子の取り付け位置近傍の上記光学ヘッドベースに形成され、上記第2の光軸合成素子を記録媒体面と平行な方向に位置調整するための複数の調整用穴と、
をさらに備えることを特徴とするものである。
請求項14に係る発明は、請求項13に記載の光学ヘッドにおいて、上記第2の光軸合成素子は、ダイクロイックプリズムからなることを特徴とするものである。
請求項1に係る発明によると、第1、第2レーザダイオードを平行に光を出射するように、記録媒体面と平行な方向に近接して並べて取り付け、光軸合成素子および反射素子を光学ヘッドベースに対して位置調整して取り付けできるので、小型で、組立および光軸位置調整作業も容易にできる安価な光学ヘッドを実現することができる。
請求項に係る発明によると、第1、第2レーザダイオードは記録媒体面と垂直な面内で位置調整し、光軸合成素子および反射素子は記録媒体面と平行な面内で位置調整して、光軸位置調整を、第1、第2レーザダイオードと光軸合成素子および反射素子とに分担できるので、各々の調整機構として、組立性、小型化、安価な装置を考慮した任意の調整機構を選択することができる。
請求項3〜6に係る各発明によると、より精度の高い光軸位置調整が可能となる。
請求項に係る発明によると、より小型化および低価格化が図れると共に、光軸位置調整の作業性をより向上することができる。
請求項8,9に係る各発明によると、より小型化、軽量化および低価格化が図れる。
請求項10に係る発明によると、より小型化、軽量化および低価格化が図れると共に、光軸位置調整の作業性をより向上することができる。
請求項11,12に係る各発明によると、より低価格化が図れる。
請求項13に係る発明によると、第1〜第3レーザダイオードを有する光学ヘッドを小型かつ安価にできると共に、それらの組立および光軸位置調整作業を容易にできる。
請求項14に係る発明によると、より低価格化が図れる。
以下、本発明による光学ヘッドの実施の形態について、図1〜図14を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1〜図8は本発明の第1実施の形態を示すもので、図1は光学ヘッドの上面図、図2は側面断面図、図3〜図8は調整固定方法の説明図である。
図1および図2において、対物レンズ1はレンズホルダ2に固定されている。レンズホルダ2の対物レンズ1のZ−方向には、対物レンズ1と協働して波長780nm、660nm、405nmの光を対応する記録媒体に集光させるためのホログラム素子29も固定されている。また、レンズホルダ2には、これを対物レンズ1およびホログラム素子29と一体に駆動させるためのフォーカスコイル3、トラッキングコイル4a,4bが接着固定されている。
また、レンズホルダ2には、例えば直径0.10mmのベリリウム銅からなる4本のワイヤ5a〜5d(5b,5dは図示せず)の一端が固定されている。ワイヤ5a〜5dの他端は、バネウケ7に固定されている。これにより、レンズホルダ2は、4本のワイヤ5a〜5dを介して図示していないディスク状の記録媒体のほぼ垂直方向(Z方向)およびほぼ半径方向(X方向)に移動可能に支持されていることになる。
バネウケ7には、基板8が固定されている。ワイヤ5a〜5dは、基板8に半田付けされ、さらに図示しないフレキシブル基板を介して外部の電気回路に接続される。バネウケ7は、鉄製のベース9に固定されている。ベース9の曲げ立上げ部10には、磁界を発生させる磁石11が固定されている。
以上、ベース9上に組立られたレンズホルダ2を動かすための機構を、レンズアクチュエータ12と呼ぶ。なお、レンズアクチュエータ12には、図示をしない保護カバーが取り付けられる。
レンズアクチュエータ12は、光学ヘッドベース13に固定される。本実施の形態では、ベース9に形成された球面部14a〜14d(14a、14bは図示せず)が、光学ヘッドベース13に形成された球面部15a〜15d(15a、15bは図示せず)に接するように固定される。
光学ヘッドベース13には、オイルレスメタルを有する軸受部16a、16bが形成され、これら軸受部16a、16bに軸17aが通されている。さらに、光学ヘッドベース13には、軸受部18が形成され、この軸受部18に軸17bが通されている。軸17a、17bは、図示しないデッキベースに記録媒体のほぼ半径方向(X方向)に固定されている。これにより、光学ヘッドベース13は、デッキベースに対して記録媒体のほぼ半径方向に移動可能に支持されていることになる。
光学ヘッドベース13には、第1レーザダイオードであるレーザダイオード19a、第2レーザダイオードであるレーザダイオード19b、第3レーザダイオードであるレーザダイオード19cが、それぞれイタ20a、20b、20cを介して取り付けられている。レーザダイオード19a、19b、19cは、異なる波長の記録媒体に対応する波長780nm、660nm、405nmのレーザ光を発光する。イタ20a、20b、20cを介するのは、イタ20a、20b、20cを光軸に対し垂直方向に動かして、レーザダイオード19a、19b、19cの位置を調整可能とするためである。
また、光学ヘッドベース13には、反射素子であるビームスプリッタ21、光軸合成素子であるダイクロイックプリズム22a、第2の光軸合成素子であるダイクロイックプリズム22bが直接固定されており、コリメータレンズ23が鏡筒24を介して固定されている。鏡筒24には、さらに1/4波長板25も固定されている。鏡筒24は、円筒状外形を有し、光学ヘッドベース13に形成されたV字型の溝に当て付けられて、イタバネ26を介してビス27aで固定されるようになっており、これにより鏡筒24は光軸方向に調整可能となっている。
また、光学ヘッドベース13には、対物レンズ1のZ−方向に、記録媒体に対して光路を垂直にするためのミラープリズム28が固定されており、レーザダイオード19cからの光路上には、回折格子(図示せず)を保持するホルダ31が固定されている。ホルダ31は、鏡筒24と同様に円筒外形を有し、光学ヘッドベース13のV字溝に当て付けられて、イタバネ32を介してビス27bで固定され、これにより回折格子は光軸に対して回転調整が可能となっている。
レーザダイオード19a、19bから出射される往路の光がダイクロイックプリズム22bで反射され、レーザダイオード19cから出射される往路の光がダイクロイックプリズム22bを透過する位置には、パワーモニタ用光検出器30がXY平面に対して傾斜させた状態で光学ヘッドベースに固定されて、図示しない外部基板に接続されている。
レーザダイオード19a、19b、19cから記録媒体に到達して反射される復路の光が、ダイクロイックプリズム22b、22a、ビームスプリッタ21を透過した光路上には、光学ヘッドベース13に固定されてミラー33が配置されており、このミラー33で復路の光は反射されて、記録媒体の水平方向に光路が90度折り曲げられる。ミラー33で光路が曲げられた復路の光の光路上には、光学ヘッドベース13に固定されて、集光レンズ(図示せず)およびシリンドリカルレンズ(図示せず)を保持する鏡筒36と、光検出器38とが配置されている。
鏡筒36は、鏡筒24と同様に、円筒外形を有し、光学ヘッドベース13のV字溝に当て付けられて、イタバネ37を介してビス27cで固定され、これにより光軸方向に調整可能となっている。また、光検出器38は、イタ39を介して光学ヘッドベース13に固定されるようになっており、レーザダイオード19a、19b、19cと同様に、光軸に垂直な平面で位置調整が可能となっている。
以上、光学ヘッドベース13に固定された光学系部分を光学系ブロック40と呼ぶ。
本実施の形態において、レーザダイオード19aから出射された波長780nmの光(直線偏光)は、ダイクロイックプリズム22aにS偏光で入射し、ここで反射されてダイクロイックプリズム22bに入射し、その殆どがダイクロイックプリズム22bを透過し、一部が反射される。このダイクロイックプリズム22bで反射された光は、パワーモニタ用光検出器30で受光され、その出力に基づいてレーザダイオード19aの出射光量が制御される。また、ダイクロイックプリズム22bを透過した光は、コリメータレンズ23で平行光に変換され、さらに1/4波長板25で円偏光に変換された後、ミラープリズム28で反射されてホログラム素子29および対物レンズ1により波長780nmの光に対応する記録媒体にスポット状に照射される。
記録媒体で反射される波長780nmの光は、往路と同じ経路を辿ってダイクロイックプリズム22aに入射する。ここで、ダイクロイックプリズム22aに入射する戻り光は、往路と復路とで1/4波長板25を2回通過することにより、往路とは偏光方向が直交するP偏光に変換されて、ダイクロイックプリズム22aおよびビームスプリッタ21を透過し、さらにミラー33で反射されて図示しない集光レンズおよびシリンドリカルレンズを経て光検出器38で受光され、その出力に基づいて公知の方法により情報信号、フォーカスエラーおよびトラッキングエラーが検出される。
また、レーザダイオード19bから出射された波長660nmの光(直線偏光)は、ビームスプリッタ21にS偏光で入射し、ここで反射されてダイクロイックプリズム22aを透過してダイクロイックプリズム22bに入射する。このダイクロイックプリズム22bで反射される光は、パワーモニタ用光検出器30で受光されて、その出力に基づいてレーザダイオード19bの出射光量が制御される。また、ダイクロイックプリズム22bを透過した光は、上記の波長780nmの光の場合と同様に、コリメータレンズ23、1/4波長板25およびミラープリズム28を経てホログラム素子29および対物レンズ1により、波長660nmの光に対応する記録媒体にスポット状に照射される。
記録媒体で反射される波長660nmの光は、往路と同じ経路を辿って、ダイクロイックプリズム22aをP偏光で透過してビームスプリッタ21に入射し、該ビームスプリッタ21を透過した戻り光は、ミラー33で反射されて図示しない集光レンズおよびシリンドリカルレンズを経て光検出器38で受光され、その出力に基づいて公知の方法により情報信号、フォーカスエラーおよびトラッキングエラーが検出される。
また、レーザダイオード19cから出射された波長405nmの光(直線偏光)は、図示しない回折格子で回折されてダイクロイックプリズム22bにS偏光で入射し、ここでその殆どが反射され、一部が透過する。このダイクロイックプリズム22bを透過した光は、パワーモニタ用光検出器30で受光されて、その出力に基づいてレーザダイオード19cの出射光量が制御される。また、ダイクロイックプリズム22bで反射された光は、上記の波長780nmおよび波長660nmの光の場合と同様に、コリメータレンズ23、1/4波長板25およびミラープリズム28を経てホログラム素子29および対物レンズ1により、波長405nmの光に対応する記録媒体にスポット状に照射される。
記録媒体で反射される波長405nmの光は、往路と同じ経路を辿ってダイクロイックプリズム22bにP偏光で入射し、該ダイクロイックプリズム22bを透過した後、ダイクロイックプリズム22aおよびビームスプリッタ21を透過してミラー33で反射され、さらに図示しない集光レンズおよびシリンドリカルレンズを経て光検出器38で受光されて、その出力に基づいて公知の方法により情報信号、フォーカスエラーおよびトラッキングエラーが検出される。
以上の説明から明らかなように、ビームスプリッタ21は、S偏光は反射し、P偏光は透過する偏光分離作用を有しており、ダイクロイックプリズム22aは、波長780nmのS偏光は反射し、波長780nmのP偏光、波長660nmおよび波長405nmの光は透過する偏光および波長分離作用を有しており、ダイクロイックプリズム22bは、波長405nmのS偏光の殆どを反射し、波長405nmのP偏光、波長780nmおよび波長660nmの光の殆どは透過する偏光および波長分離作用を有している。
次に、光学系ブロック40に関する組立および調整方法について説明する。
先ず、図3および図4を参照して、光学系ブロック40におけるレーザダイオード19cからの光路の組立および位置調整について説明する。先ず、光学ヘッドベース13にミラープリズム28を単体で組立装置を用いて固定しておく。次に、光学ヘッドベース13を図示しない別の組立装置に取り付けて、光学ヘッドベース13に形成されている穴42a、42bから組立装置に設けられている基準ピン41a、41b、41cを挿入して、ダイクロイックプリズム22bの貼付け基準を形成する。穴42a、42bは、穴のあいている方向から見て、ダイクロイックプリズム22bの隣り合う2面に交差する(穴から隣り合う2面が見える)ような位置関係に形成しておく。この3本の基準ピン41a、41b、41cにダイクロイックプリズム22bを当て付けてZ軸回りの基準とし、X軸およびY軸回りは、光学ヘッドベース13に形成されたダイクロイックプリズム22bが載る台座50(図3に破線で示す)を基準とする。
次に、ダイクロイックプリズム22bを固定した光学ヘッドベース13に、コリメータレンズ23を保持した鏡筒24を仮固定すると共に、レーザダイオード19a、19b、19cをイタ20a、20b、20cを介し仮固定する。
その後、光学ヘッドベース13を図示しない光軸位置調整装置に取り付けてレーザダイオード19cを発光させ、その光軸43の位置を光軸位置調整装置の光軸検出機で検出して、レーザダイオード19cと鏡筒24との位置調整を行う。
ここで、鏡筒24は、バネ44で固定されているので、光軸に水平に動かして位置調整し、調整後は固定する。また、レーザダイオード19cは、イタ20cを記録媒体とほぼ垂直な方向(Z方向)およびほぼ水平な方向(Y方向)に動かして位置調整する。このイタ20cでの調整は、図15および図16で説明したものと同様である。これにより、光軸43のX方向およびY方向の位置調整を行う。
次に、図5〜図7を参照して、ダイクロイックプリズム22a、ビームスプリッタ21の位置調整と、レーザダイオード19b、19cの位置調整とについて説明する。先ず、光学ヘッドベース13を図示しない光軸位置調整装置に取り付ける。光軸位置調整装置には、Y方向に移動可能な4本の基準ピン45a〜45dが設けられており、基準ピン45aを光学ヘッドベース13の穴42bに挿入し、基準ピン45b、45cを光学ヘッドベース13の穴42cに挿入し、基準ピン45dを同様に光学ヘッドベース13の穴42dに挿入する。穴42b、42cは、ダイクロイックプリズム22aの相対する2面に交差する(穴から相対する2面が見える)ような位置関係に形成し、穴42c、42dはビームスプリッタ21の相対する2面に交差する(穴から相対する2面が見える)ような位置関係に形成しておく。
その後、ダイクロイックプリズム22aを台座48に載せると共に、ビームスプリッタ21を台座49に載せて、ダイクロイックプリズム22aを基準ピン45a、45bにより両側を挟まれる形で光学ヘッドベース13に取り付けると共に、ビームスプリッタ21を基準ピン45c、45dに両側を挟まれる形で光学ヘッドベース13に取り付ける。
これにより、光軸位置調整装置で基準ピン45a、45bをY方向に動かすことにより、ダイクロイックプリズム22aの光軸方向(Y方向)の位置調整が可能となる、また、基準ピン45c、45dをY方向に動かすことにより、ビームスプリッタ21の光軸方向(Y方向)の位置調整が可能となる。なお、光学ヘッドベース13のダイクロイックプリズム22aおよびビームスプリッタ21の取り付け位置近傍には、XY平面に垂直な基準面46、47を形成しておき、これら基準面46、47にダイクロイックプリズム22aおよびビームスプリッタ21をそれぞれ当て付けて、Z軸回りの回転を規制する。これにより、ダイクロイックプリズム22aおよびビームスプリッタ21を、Z軸回りに回転させることなく、そのY方向の位置調整が可能となる。なお、ダイクロイックプリズム22aおよびビームスプリッタ21のX軸およびY軸回りは、台座48、49を基準とする。
また、レーザダイオード19a、19bは、イタ20a、20bを介して光学ヘッドベース13に仮固定して、イタ20aを光学ヘッドベース13に形成されたZ軸と平行なLD基準面51aに当て付け、イタ20bを同様に光学ヘッドベース13に形成されたZ軸と平行なLD基準面51bに当て付けておく。
その後、レーザダイオード19a、19bをそれぞれ発光させて、光軸位置調整装置に設けられた光軸検出機で光軸43を検出しながら、レーザダイオード19a、19b、ダイクロイックプリズム22a、ビームスプリッタ21の位置調整を行う。なお、ダイクロイックプリズム22aおよびビームスプリッタ21は、上述した方法でY方向の位置調整を行って、光軸43のX方向の位置を調整する。また、レーザダイオード19a、19bは、LD基準面51a、51bに当て付けて、記録媒体の水平方向(Y方向)の位置を規制した状態で、記録媒体の垂直方向(Z方向)の位置調整を行って、光軸43のZ方向の位置を調整する。
以上により、光軸43のX方向とZ方向との位置調整が終了したら、レーザダイオード19a、19b、19cは、それぞれのイタ20a、20b、20cをネジにより光学ヘッドベース13に締め付け固定し、ダイクロイックプリズム22a、22b、ビームスプリッタ21は、それぞれの台座48、50、49に接着固定する。なお、ダイクロイックプリズム22a、22b、ビームスプリッタ21と、それぞれの台座48、50、49との間には、予め紫外線硬化型の接着剤を塗布しておき、調整が終了したところで紫外線を照射して接着剤を硬化させて、ダイクロイックプリズム22a、22b、ビームスプリッタ21を、それぞれの台座48、50、49に接着固定する。
なお、ダイクロイックプリズム22a、ビームスプリッタ21のY方向の位置調整においては、図8に示すように、光軸位置調整装置にY方向に移動可能な7本の基準ピン61a〜61gを設け、基準ピン61a、61bを穴42bに挿入し、基準ピン61c〜61fを穴42cに挿入し、基準ピン61gを穴42dに挿入して、ダイクロイックプリズム22aは、その対向する側面を基準ピン61a、61bと基準ピン61c、61dとの2本ずつの基準ピンにより挟み、ビームスプリッタ21は、その対向する側面を基準ピン61e、61fと基準ピン61gとの合計3本の基準ピンで挟んで、Y方向の位置調整を行うようにしても良い。この場合には、穴42b、42cを、挿入する基準ピンの数に応じて大きくする。
本実施の形態によれば、ダイクロイックプリズム22aおよびビームスプリッタ21をY方向に位置調整可能として、光軸43のX方向の位置調整を行うようにしたので、レーザダイオード19a、19bをZ方向にのみ位置調整可能に取り付ければ済むことになる。したがって、レーザダイオード19a、19bを、Y方向に近接して配置することができるので、装置を小型化することができる。
(第2実施の形態)
図9および図10は本発明の第2実施の形態を示すもので、図9は光学ヘッドの上面図、図10は調整固定方法を説明するための一部上面図である。
図9に示す光学ヘッドの基本的構成は、第1実施の形態と同じであるので、図10を参照して詳細を説明する。
本実施の形態において、ダイクロイックプリズム22bおよびレーザダイオード19cの位置調整は、第1実施の形態と同様であるので、ダイクロイックプリズム22aおよびビームスプリッタ21の位置調整と、レーザダイオード19a、19bの位置調整とについて説明する。
先ず、光学ヘッドベース13を、図示しない光軸位置調整装置に取り付ける。光学ヘッドベースには、第1実施の形態における穴42aの他に、ダイクロイックプリズム22bのダイクロイックプリズム22a側の面およびダイクロイックプリズム22aのダイクロイックプリズム22b側の2つの角部に対応してX方向に延在する穴52aと、ダイクロイックプリズム22aおよびビームスプリッタ21の対向する2つの角部に対応してY方向に並列して延在する穴52b、52cと、ビームスプリッタ21の残りの2つの角部に対応する穴52d、52eとを、穴52a〜52eが開いている方向から見て、ダイクロイックプリズム22aおよびビームスプリッタ21の各々4つの角部が見えるように、すなわち4つの角部に交差して形成しておく。また、光軸位置調整装置には、2×4の8本の基準ピン53a〜53hを設けておき、穴52aに基準ピン53a、53bを、穴52bに基準ピン53c、53eを、穴52cに基準ピン53d、53fを、穴52dに基準ピン53gを、穴52eに基準ピン53hをそれぞれ挿入する。
その後、ダイクロイックプリズム22aを第1実施の形態と同様に台座48(図2参照)に乗せ、ビームスプリッタ21を台座49(図2参照)に乗せて、ダイクロイックプリズム22aを、その4つの角部を4本の基準ピン53a〜53dでつかむ形で光学ヘッドベース13に取り付け、ビームスプリッタ21は、その4つの角部を4本の基準ピン53e〜53hでつかむ形で光学ヘッドベース13に取り付ける。
ここで、基準ピン53a〜53dは、第1実施の形態と同様に、Y方向に移動可能になっていると共に、Z軸回りに回転可能になっており、これによりダイクロイックプリズム22aをY方向とZ軸回りの回転方向に動かすようになっている。また、基準ピン53e〜53hも、基準ピン53a〜53dと同様に、Y方向に移動可能で、かつZ軸回りに回転可能となっており、これによりビームスプリッタ21はY方向とZ軸回りの回転方向に動かすようになっている。なお、ダイクロイックプリズム22aおよびビームスプリッタ21のX軸、Y軸回りの回転規制は、第1実施の形態と同様に、それぞれの台座に当て付けることにより行うが、Z軸回りについては、第1実施の形態のように光学ヘッドベース13に基準面46、47を設けて規制することなく、Z軸回りの回転位置を調整可能にしている。
レーザダイオード19a、19bは、第1実施の形態と同様に、イタ20a、20bを介して光学ヘッドベース13に仮固定する。イタ20aは、光学ヘッドベース13に設けられたZ軸と平行なLD基準面51aに当て付けて仮固定し、イタ20bは、光学ヘッドベース13に設けられたZ軸と平行なLD基準面51bに当て付けて仮固定する。
その後、レーザダイオード19a、19bをそれぞれ発光させ、光軸位置調整装置に設けられた光軸検出機で光軸43を検出しながら、ダイクロイックプリズム22a、ビームスプリッタ21の位置調整を行う。これは、光軸43の位置では、X方向の動きとなる。また、レーザダイオード19a、19bは、LD基準面51a、51bに当て付けながら、記録媒体の垂直方向(Z方向)の位置調整を行う。このように、基準面51a、51bを設けることで、第1実施の形態と同様に、記録媒体の水平方向(Y方向)にずれることなく、記録媒体の垂直方向の位置調整を行うことができる。これは、光軸43の位置では、Z方向の動きとなる。以上のダイクロイックプリズム22aおよびビームスプリッタ21の位置調整と、レーザダイオード19a、19bの位置調整とにより、光軸43のX方向とZ方向との位置調整を行う。
本実施の形態によれば、光軸43のX方向の位置調整を、ダイクロイックプリズム22a、ビームスプリッタ21に担わせるようにしたので、レーザダイオード19a、19bはZ方向にのみ位置調整すれば済むことになる。したがって、第1実施の形態と同様に、レーザダイオード19a、19bをY方向に動かす必要がなく、これらをY方向に並べて配置することができるので、装置を小型化することができる。しかも、本実施の形態では、ダイクロイックプリズム22a、ビームスプリッタ21をZ軸回りに位置調整できるようにしたので、光軸43をさらに精度よく位置調整することができる。
(第3実施の形態)
図11は、本発明の第3実施の形態に係る光学ヘッドの要部説明図である。
本実施の形態では、円筒形状のレーザダイオード19aを光学ヘッドベース13に傾けて形成した円筒形状穴に圧入固定する。すなわち、第1実施の形態および第2の実施例では、レーザダイオード19aを光学ヘッドベース13のXY平面に垂直な面上に取り付けて、レーザダイオード19aから光学ヘッドベース13のXY平面と平行な方向にレーザ光を出射させるようにしたが、本実施の形態では、レーザダイオード19aを光学ヘッドベース13のXY平面に垂直な面に傾けて取り付けて、レーザダイオード19aから光学ヘッドベース13のXY平面と非平行な方向にレーザ光を出射させる。
また、ダイクロイックプリズム22aは、光学ヘッドベース13のXY平面に対し傾けて取り付けて、レーザダイオード19aからのレーザ光を、ダイクロイックプリズム22aで光学ヘッドベース13のXY平面と平行な方向に反射させる。このように、レーザダイオード19aおよびダイクロイックプリズム22aを傾けて取り付けることにより、ダイクロイックプリズム22aをZ方向に位置調整することで、光軸のZ方向の位置調整が可能となる。
この光軸のZ方向の位置調整にあたっては、先ず、光軸位置調整装置でダイクロイックプリズム22aの位置を仮位置決めし、その後、記録媒体と垂直方向(Z方向)の高さを、予め用意した厚さの異なる数種類のスペーサ54の中から、仮調整時の高さに合った厚さのスペーサ54を選択して、これをダイクロイックプリズム22aと光学ヘッドベース13の台座48との間に入れて接着剤で3部品を固定する。なお、ダイクロイックプリズム22aのZ軸回りについては、光学ヘッドベース13にXY平面に垂直な基準面61を設け、この基準面61にスペーサ54を当て付けることで回転を規制する。
レーザダイオード19bについても、レーザダイオード19aと同様に、光学ヘッドベース13に圧入固定し、ビームスプリッタ21についても、ダイクロイックプリズム22aと同じ機構で位置調整を行う。その他の組立および調整方法は、第1実施の形態とほぼ同じである。なお、ダイクロイックプリズム22aおよびビームスプリッタ21のZ軸回りの位置調整については、第2実施の形態と同様にして、4本の基準ピンで挟んで行うことも可能である。また、スペーサ54を1種類として、台座48との間に単純な板状の別のスペーサを挟むようにしてもよい。
本実施の形態によれば、レーザダイオード19a,19bの位置調整を行わないため、調整機構を設けたイタを廃止することができ、その分、小型、軽量化およびコストダウンを図ることができる。
(第4実施の形態)
図12は、本発明の第4実施の形態に係る光学ヘッドの要部説明図である。
本実施の形態は、第3実施の形態において、ダイクロイックプリズム22aを固定する台座48およびスペーサ54を設ける代わりに、ネジ57により記録媒体と垂直方向(Z方向)に移動可能に台座55を設け、この台座55にダイクロイックプリズム22aを固定して光軸位置調整を行うようにしたものである。
このため、光学ヘッドベース13には穴58を形成し、この穴58に台座55を挿入して、光学ヘッドベース13の下部より台座55をネジ57で固定すると共に、光学ヘッドベース13の下部と台座55との間にはバネ56を介挿して台座55をZ+方向に付勢する。これにより、ネジ57を回してバネ56を圧縮した形で台座55をZ方向に移動させて、Z方向の光軸位置調整を行い、調整後は台座55またはネジ57を接着剤で固定して、調整がずれないようにする。ビームスプリッタ21についても、同じ機構で位置調整を行う。なお、ダイクロイックプリズム22aおよびビームスプリッタ21のZ軸回りの位置調整については、第2実施の形態と同様にして、4本の基準ピンで挟んで行うことも可能である。その他の組立および調整方法は、第1実施の形態とほぼ同じである。
本実施の形態によれば、スペーサを挟む必要がないので、調整作業が容易になると共に、台座55を機械的に固定できるので、調整後のずれを少なくできる。また、Z方向の調整を無段階にできるので、調整精度をさらに高めることができる。
(第5実施の形態)
図13および図14は本発明の第5実施の形態を示すもので、図13は光学ヘッドの側面図、図14は要部説明図である。
本実施の形態では、一枚のイタ59に2種類のレーザダイオード19a、19bを圧入固定する。また、ダイクロイックプリズム22aは、第1実施の形態で説明したダイクロイックプリズム22bと同様に、図示しない組立装置にて光学ヘッドベース13に形成した穴60、42cから基準ピンを挿入して、その基準ピンに当て付けて固定しておく。なお、穴60、42cは、穴の開いている方向から見て、ダイクロイックプリズム22aの隣り合う2面に交差する(穴から隣り合う2面が見える)ような位置関係に形成する。
ダイクロイックプリズム22aを固定したら、光学ヘッドベース13を図示しない光軸位置調整装置に取り付け、レーザダイオード19a、19bを固定したイタ59をY方向およびZ方向へ移動させて、レーザダイオード19aの光軸位置調整を行う。レーザダイオード19aの調整後は、第3実施の形態と同様にして、ビームスプリッタ21をY方向およびZ方向に動かして、イタ59に固定されたレーザダイオード19bの光軸位置調整を行う。このビームスプリッタ21を位置調整するための光学ヘッドベース13の穴42c、42dは、ビームスプリッタ21の相対する2面に交差する(穴から相対する2面が見える)ような位置関係に形成する。
なお、ビームスプリッタ21の位置調整は、第3実施の形態ではなく、第4実施の形態の方法も用いることができる。また、ビームスプリッタ21を組立装置で先に固定してから、ダイクロイックプリズム22aを調整することも可能であり、それに合わせてイタ59を動かして、レーザダイオード19bのY方向およびZ方向の位置調整を行うこともできる。その他の組立および調整方法は、第1実施の形態とほぼ同じである。
本実施の形態によれば、レーザダイオード19a、19bの調整機構のイタ59を一枚にすることにより、調整装置の構成を簡単にでき、作業も容易にできる。さらに、部品点数を削減でき、小型化およびコストダウンが図れる。
なお、上記実施の形態では、3個のレーザダイオード19a〜19cを有する構成としたが、本発明は3個に限らず、任意の複数個のレーザダイオードと共通の1つの対物レンズとを有する光学ヘッドに有効に適用することができる。
本発明の第1実施の形態に係る光学ヘッドの上面図である。 同じく、側面断面図である。 第1実施の形態における光学ヘッドの調整固定方法を説明するための図である。 同じく、調整固定方法を説明するための図である。 同じく、調整固定方法を説明するための図である。 同じく、調整固定方法を説明するための図である。 同じく、調整固定方法を説明するための図である。 第1実施の形態における調整固定方法の変形例を説明するための図である。 本発明の第2実施の形態に係る光学ヘッドの上面図である。 第2実施の形態における光学ヘッドの調整固定方法を説明するための一部上面図である。 本発明の第3実施の形態に係る光学ヘッドの要部説明図である。 同じく、第4実施の形態に係る光学ヘッドの要部説明図である。 同じく、第5実施の形態に係る光学ヘッドの側面図である。 第5実施の形態の要部説明図である。 従来の技術を説明するための図である。 同じく、従来の技術を説明するための図である。
符号の説明
1 対物レンズ
2 レンズホルダ
3 フォーカスコイル
4a,4b トラッキングコイル
5a〜5d ワイヤ
7 バネウケ
8 基板
9 ベース
10 曲げ立上げ部
11 磁石
12 レンズアクチュエータ
13 光学ヘッドベース
14a〜14d,15a〜15d 球面部
16a,16b,18 軸受部
17a,17b 軸
19a,19b,19c レーザダイオード
20a,20b,20c イタ
21 ビームスプリッタ
22a,22b ダイクロイックプリズム
23 コリメータレンズ
24 鏡筒
25 1/4波長板
26 イタバネ
27a,27b,27c ビス
28 ミラープリズム
29 ホログラム素子
30 パワーモニタ用光検出器
31 ホルダ
32 イタバネ
33 ミラー
36 鏡筒
37 イタバネ
38 光検出器
39 イタ
40 光学系ブロック
41a〜41c,45a〜45d,53a〜53h,61a〜61g 基準ピン
42a〜42d,52a〜52e,58,60 穴
43 光軸
44 バネ
46,47,61 基準面
48,49,50,55 台座
51a,51b LD基準面
54 スペーサ
56 バネ
57 ネジ
59 イタ

Claims (14)

  1. 異なる記録媒体に対応する波長の異なる光を平行に出射するように、記録媒体面と平行な方向に近接して並んで光学ヘッドベースに取り付けられた第1レーザダイオードおよび第2レーザダイオードを有する少なくとも2個のレーザダイオードと、
    上記第2レーザダイオードからの光を反射させる反射素子と、
    上記第1レーザダイオードからの光を反射または透過させ、上記反射素子で反射される上記第2レーザダイオードからの光を透過または反射させて、上記第1および第2レーザダイオードからの光の光軸をほぼ同軸上に合成する光軸合成素子と、
    上記反射素子および上記光軸合成素子の取り付け位置近傍の上記光学ヘッドベースに形成され、上記反射素子および上記光軸合成素子を記録媒体面と平行な方向に位置調整するための複数の調整用穴と、
    を備えることを特徴とする光学ヘッド。
  2. 上記第1および第2レーザダイオードは、記録媒体面と平行な方向に光を出射するように、上記光学ヘッドベースの記録媒体面と垂直な面に取り付け
    上記光軸合成素子および上記反射素子は、それぞれ上記光学ヘッドベースの記録媒体面と平行な面に取り付けたことを特徴とする請求項に記載の光学ヘッド。
  3. 上記光軸合成素子および上記反射素子は、それぞれ外形が四角柱形状を有しており、
    上記複数の調整用穴は、上記光軸合成素子および上記反射素子の取り付け面に対して垂直方向から見たとき、上記光軸合成素子および上記反射素子のそれぞれ対向する2面と交差する調整用穴を有することを特徴とする請求項に記載の光学ヘッド。
  4. 上記光軸合成素子および上記反射素子は、それぞれ外形が四角柱形状を有しており、
    上記複数の調整用穴は、上記光軸合成素子および上記反射素子の取り付け面に対して垂直方向から見たとき、上記光軸合成素子および上記反射素子のそれぞれ4つの角部と交差する調整用穴を有することを特徴とする請求項に記載の光学ヘッド。
  5. 上記光軸合成素子および上記反射素子は、それぞれ上記光学ヘッドベースの2つの面に当て付けて取り付けたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の光学ヘッド。
  6. 上記第1および第2レーザダイオードは、それぞれ独立して上記光学ヘッドベースの記録媒体面と垂直な2つの面に当て付けて取り付けたことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の光学ヘッド。
  7. 上記第1および第2レーザダイオードは、同一の保持部材を介して上記光学ヘッドベースの記録媒体面と垂直な面に取り付けたことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の光学ヘッド。
  8. 上記第1および第2レーザダイオードは、それぞれ記録媒体面と非平行な方向に光を出射するように上記光学ヘッドベースに固定し
    上記光軸合成素子および上記反射素子は、それぞれ記録媒体面に対して傾けて上記光学ヘッドベースに取り付けたことを特徴とする請求項に記載の光学ヘッド。
  9. 上記光軸合成素子および上記反射素子は、その各々と上記光学ヘッドベースとの間にスペーサを介して取り付けたことを特徴とする請求項に記載の光学ヘッド。
  10. 上記光軸合成素子および上記反射素子は、上記光学ヘッドベースに対してそれぞれネジにより記録媒体面と垂直な方向に移動可能な台座に取り付けたことを特徴とする請求項に記載の光学ヘッド。
  11. 上記光軸合成素子は、ダイクロイックプリズムからなることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の光学ヘッド。
  12. 上記反射素子は、ビームスプリッタからなることを特徴とする請求項〜11のいずれか一項に記載の光学ヘッド。
  13. 上記第1および第2レーザダイオードとは異なる波長の光を出射する第3レーザダイオードと、
    上記光軸合成素子からの光を透過または反射させ、上記第3レーザダイオードからの光を反射または透過させて、上記第1、第2および第3レーザダイオードからの光の光軸をほぼ同軸上に合成する第2の光軸合成素子と、
    上記第2の光軸合成素子の取り付け位置近傍の上記光学ヘッドベースに形成され、上記第2の光軸合成素子を記録媒体面と平行な方向に位置調整するための複数の調整用穴と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の光学ヘッド。
  14. 上記第2の光軸合成素子は、ダイクロイックプリズムからなることを特徴とする請求項13に記載の光学ヘッド。
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