JP2005209268A - 光ピックアップ - Google Patents

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Abstract

【課題】可動部が大型化してサーボ帯域が狭くなったり、高価格化を招いたりすることなく、収差の発生を防止できる総合的に特性の優れた光ピックアップを提供する。
【解決手段】光源16と、光源16からの光を集光する対物レンズ1と、対物レンズ1を保持する第1のホルダ2と、第1のホルダ2を記録媒体の略垂直方向および/またはトラックを横断する方向に移動可能に支持する手段5a〜5dと、光源16からの光の波面を補正する収差補正素子41とを少なくとも有する光ピックアップにおいて、収差補正素子41は第1のホルダ2とは異なる第2のホルダ44に保持し、第2のホルダ44を、収差補正素子41を通る光路に対して直交する方向に移動可能に支持する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光学的に情報の記録/再生を行う光ディスクドライブ装置に設けられる光ピックアップに関するものである。
光学式記録再生装置は、波長780nmのレーザを使用したCDから波長660nmのレーザを使用したDVD、さらに波長405nmのレーザを使用したディスクの採用と、波長を短くすることによる高密度化が進められている。同時にNAについても、CDの0.45より、DVDの0.6、さらに大きくすることによる高密度化が進められている。
このように、波長を短く、NAを大きくしていくと、各種光学特性に対する許容量が減少してくる。記録媒体のカバーガラス厚さのずれなどによって発生する球面収差も許容できなくなり、球面収差補正手段が必要となる。
その球面収差補正手段の1つとして、液晶素子を使った収差補正素子が知られている。この収差補正素子は、球面収差を補正するのに適した電極構成を持つ液晶素子に適切な電圧を加えることにより、球面収差を補正して良好な光学特性を得るものである。
しかし、この場合の液晶素子の電極構成は、通常、同心円状であるため、その中心を精度良く対物レンズの光軸と一致させないと、コマ収差などが発生してしまい、特性が劣化してしまうことになる。
一方、対物レンズは、記録媒体の面振れや記録媒体のセット時のずれなどに起因するトラックのずれなどに追従するために、記録媒体の垂直方向やトラックを横切る方向に移動可能な機構に取り付ける必要がある。なお、一般に、光学系は固定された部分に設けられ、対物レンズのみがアクチュエータと呼ばれる記録媒体の垂直方向やトラックを横切る方向に移動可能な機構に搭載されている。
このため、特に、対物レンズがトラックのずれに追従するために動くと、対物レンズの光軸と球面収差補正手段の中心とがずれて、上述したように収差が発生するという問題が生じることになる。
このような問題を解決し得るものとして、例えば、対物レンズと液晶を用いた収差補正機構とを同じボビンに搭載し、両者を一緒に移動させるようにしたアクチュエータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、液晶を用いた収差を補正する位相補正素子に、球面収差を補正するための電極と、コマ収差を補正するための電極とを設けて、球面収差とコマ収差との両方を補正する位相補正素子も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平2003−6902公報 特開平2002−133697公報
上記の特許文献1によると、対物レンズと収差補正機構とが一体に動くので、対物レンズが動くことによって対物レンズと収差補正機構との中心がずれるという問題を防ぐことができる。しかし、この構成では、両者を同じボビンに搭載するため、ボビン、すなわち、可動部が大型化し、質量も大きくなって、可動部の共振周波数が低下し、これによりサーボ帯域が狭くなって光ピックアップの特性劣化を招くことが懸念される。
また、上記の特許文献2によると、位相補正素子が球面収差補正機能とコマ収差補正機能とを有しているので、対物レンズの光軸と位相補正素子の中心とがずれることによって発生するコマ収差を、コマ収差補正機能によって補正することができる。しかし、この場合には、もともと高価な液晶素子に、2つの収差を補正するための2種類の電極を設ける必要があるため、位相補正素子がより高価となって、光ピックアップのコストアップを招くことが懸念される。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、可動部が大型化してサーボ帯域が狭くなったり、高価格化を招いたりすることなく、収差の発生を防止できる総合的に特性の優れた光ピックアップを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する請求項1に係る発明は、光源と、該光源からの光を集光する対物レンズと、該対物レンズを保持する第1のホルダと、該第1のホルダを記録媒体の略垂直方向および/またはトラックを横断する方向に移動可能に支持する手段と、前記光源からの光の波面を補正する収差補正素子とを少なくとも有する光ピックアップにおいて、
前記収差補正素子は前記第1のホルダとは異なる第2のホルダに保持し、該第2のホルダを、前記収差補正素子を通る光路に対して直交する方向に移動可能に支持したことを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の光ピックアップにおいて、前記記録媒体はディスク状であり、前記第2のホルダは、該第2のホルダの中心を前記記録媒体に投影した場合に、該中心が前記記録媒体の半径方向に移動するように支持されていることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の光ピックアップにおいて、前記収差補正素子は球面収差を補正する素子であり、前記第2のホルダを移動させることにより、コマ収差またはコマ収差を主成分とする収差を補正することを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光ピックアップにおいて、前記収差補正素子は、球面収差を補正する電極パターンを有する液晶素子であることを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の光ピックアップにおいて、前記電極パターンとして同心円状の電極パターンを有することを特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の光ピックアップにおいて、前記第2のホルダは摺動可能に支持されていることを特徴とするものである。
請求項7に係る発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の光ピックアップにおいて、前記第2のホルダは弾性支持部材を介して支持されていることを特徴とするものである。
請求項8に係る発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の光ピックアップにおいて、前記第1のホルダおよび前記第2のホルダは弾性支持部材を介して支持されており、両者の弾性支持部材の有効長が同じであることを特徴とするものである。
請求項9に係る発明は、請求項7または8に記載の光ピックアップにおいて、前記弾性支持部材は、棒状あるいは板状のバネであることを特徴とするものである。
請求項10に係る発明は、請求項7または8に記載の光ピックアップにおいて、前記弾性支持部材は、樹脂製のバネであることを特徴とするものである。
請求項11に係る発明は、請求項7〜10のいずれか一項に記載の光ピックアップにおいて、前記第2のホルダは複数の弾性支持部材によって支持され、前記複数の弾性支持部材に囲まれる領域内に、前記収差補正素子素子以外の光学素子の一部または全部を配置したことを特徴とするものである。
請求項12に係る発明は、請求項7〜11のいずれか一項に記載の光ピックアップにおいて、前記第2のホルダは複数の弾性支持部材によって支持され、前記複数の弾性支持部材の間を光路が通っていることを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項12に記載の光ピックアップにおいて、前記光路は、該光路と直交する方向から見て交差する前記複数の弾性支持部材の間を通っていることを特徴とするものである。
請求項14に係る発明は、請求項1〜13のいずれか一項に記載の光ピックアップにおいて、前記第2のホルダにはコイルが取り付けられ、前記第2のホルダの外部には磁石が取り付けられて、これらコイルと磁石との電磁気力により前記第2のホルダを駆動することを特徴とするものである。
請求項15に係る発明は、請求項1〜13のいずれか一項に記載の光ピックアップにおいて、前記第2のホルダには磁石が取り付けられ、前記第2のホルダの外部にはコイルが取り付けられて、これら磁石とコイルとの電磁気力により前記第2のホルダを駆動することを特徴とするものである。
請求項16に係る発明は、請求項1〜13のいずれか一項に記載の光ピックアップにおいて、前記第2のホルダを電歪素子により駆動することを特徴とするものである。
請求項1に係る発明によれば、収差補正素子と対物レンズとの光路ずれを防止できるので、光路ずれによる収差の発生を防いだ光学特性の優れた装置を、他の特性を犠牲にすることなく、低価格に実現することができる。
請求項2に係る発明によると、光路ずれの発生が大きい方向における収差補正のみに機能を限定することによって、装置の低価格化を図ることができる。
請求項3に係る発明によると、他に機構を必要とせず、低価格で、より光学特性の優れた装置とすることができる。
請求項4,5に係る各発明によると、収差補正素子を簡単に構成でき、これにより光学特性をより効果的に補正でき、高性能化が図れる。
請求項6,7に係る各発明によると、第2のホルダの支持機構を単純化でき、低価格化が図れる。
請求項8に係る発明によると、第1のホルダおよび第2のホルダのずれの一部を自動的に補正でき、優れた特性の装置とすることができる。
請求項9,10に係る各発明によると、弾性支持部材を単純化でき、低価格化が図れる。
請求項11〜13に係る各発明によると、スペースを有効に利用して、装置の小型化を図ることができる。
請求項14〜16に係る各発明によると、第2のホルダの駆動機構を単純化でき、低価格化が図れる。
以下、本発明による光ピックアップの実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1乃至図9は本発明の第1実施の形態を示すもので、図1は平面図、図2は一部断面で示す平面図、図3は図2のA−A断面図であり、図4は第1実施の形態における収差補正素子アクチュエータの構成を示す図6のD−D断面図で、Cの範囲は通常の断面を示し、C′の範囲はヨークなどを省略した状態を示しており、図5は同じく収差補正素子アクチュエータの側面図、図6は同じく収差補正素子アクチュエータの平面図で、Eの範囲は図4のB−B断面図を示しており、図7は同じく収差補正素子アクチュエータの構成をフレキシブル基板を省略して一部切り欠いて分解して示す斜視図であり、図8および図9は本実施の形態の動作を説明するための図である。
図1および図3において、液晶ポリマーなどの合成樹脂で作られた第1のホルダ2に対物レンズ1、フォーカスコイル3、トラッキングコイル4a、4bが接着されている。第1のホルダ2には、弾性支持部材であるベリリウム銅製の4本のワイヤバネ5a〜5d(5bは図示せず)の一端も接着されている。ワイヤバネ5a〜5dの断面形状は円である。ワイヤバネ5a〜5dとフォーカスコイル3およびトラッキングコイル4a、4bの端末は接続されている(端末は図示せず)。ワイヤバネ5a〜5dの他端はバネウケ7に接着されている。第1のホルダ2はワイヤバネ5a〜5dにより図示しないディスク状の記録媒体の垂直方向(Z方向)および半径方向(X方向)に移動可能に支持されていることになる。
バネウケ7には、空間6a〜6d(6bは図示せず)が設けられ、空間には粘弾性をもつシリコーンゲルが充填されている。このシリコーンゲルにより、ワイヤバネ5a、5dの余分な振動がダンピングされる。バネウケ7には、図示しないフレキシブル基板が固定され、ワイヤバネ5a〜5dは半田付けされている。さらに、フレキシブル基板を介して、外部の電気回路の接続されている。バネウケ7は、鉄製のベース8に固定されている。ベース8の曲げ立ち上げ部9a、9bには、磁界を発生させる磁石11a、11bも固定されている。以上、ベース8上に組み立てられた対物レンズ1を駆動するための機構をレンズアクチュエータ10と呼ぶ。
図2に示すように、レンズアクチュエータ10は、キャリッジ12に固定されている。キャリッジ12は、軸受部13a、13b、13cを介して、軸14a、14bに支持されている。これにより、キャリッジ12は図示しない記録媒体の半径方向(X方向)に移動可能に支持されていることになる。キャリッジ12は、記録媒体の最内周に移動したときに記録媒体を回転させるモータ(図示せず)に干渉しないように、X−端に円弧部15を有している。
キャリッジ12には、光源として405nmのレーザ光を発光するレーザダイオード16が、イタ17を介して取り付けられている。イタ17を介するのは、イタ17の延びる平面内(光軸に垂直な平面)でレーザダイオード16を位置調整可能とするためである。イタ17は、ネジ18a、18bによって、キャリッジ12に固定される。
レーザダイオード16から対物レンズ1に至る経路には、コリメータレンズ19が鏡筒20を介して、回折格子21がホルダ22を介してそれぞれキャリッジ12に固定されていると共に、ビーム整形プリズム23および24、1/4波長板26が接合された偏光ビームスプリッタ25がそれぞれキャリッジ12に直接固定されている。レーザダイオード16から出射した光は、この経路をたどって収差補正素子アクチュエータ40に搭載された収差補正素子である液晶素子41に至る。液晶素子41を透過した光の進む位置には、図3に示すように三角プリズム27がキャリッジ12に直接固定されている。
レーザダイオード16から出射した光の一部は、偏光ビームスプリッタ25で反射され、その反射光の進む位置にフォトディテクタ28が固定されている。また、記録媒体からの戻り光が偏光ビームスプリッタ25で反射する位置には、集光レンズ29が鏡筒30を介して、フォトディテクタ31がイタ32を介して、それぞれキャリッジ12に固定されている。フォトディテクタ31はイタ32を介して固定されることで、イタ32の延びる平面(光軸に垂直な平面)内で位置調整可能となっている。調整後、イタ32はキャリッジ12に接着固定される。
鏡筒20は円筒状外形を有し、キャリッジ12に形成した円筒状穴部に入れることで、光軸に沿ってスライド可能となっており、コリメータレンズ19は光軸に沿って位置調整可能となっている。ホルダ22も円筒状外形を有し、同じく、キャリッジ12に形成した円筒状穴部に入れることで回転可能となっている。これにより、回折格子21は光軸に対して回転調整可能となっている。鏡筒30は、図1に示すように、ネジ33、イタ34でキャリッジ12に設けられた2つの壁面に押しつけられるような形で固定されている。これにより、鏡筒30は光軸に沿ってスライド可能で、集光レンズ29は光軸方向に位置調整可能となっている。これらの調整機能により、所定の信号が得られるように各光学素子は位置調整がなされる。
次に、図4乃至6を参照して、収差補正素子アクチュエータ40について、詳細に説明する。
収差補正素子である液晶素子41は、液晶ポリマーなどの合成樹脂で作られた第2のホルダ44に固定されている。液晶素子41は、同心円状の電極42を持ち、同心円状に波面を補正し、球面収差を補正できるようになっている。第2のホルダ44には、磁石45a、45bも接着されている。さらに、第2のホルダ44には弾性支持部材であるベリリウム銅製の4本のワイヤバネ46a〜46dの一端も接着されている。ワイヤバネ46a〜46dの断面形状は円である。ワイヤバネ46a〜46dと液晶素子41の端子43は接続されている(接続する線は図示せず)。ワイヤバネ46a〜46dの他端はバネウケ47に接着されている。これにより、第2のホルダ44はワイヤバネ46a〜46dによりX方向およびZ方向に移動可能に支持されていることになる。バネウケ47には、空間48a〜48dが設けられ、それらの空間には粘弾性をもつシリコーンゲルが充填されている。このシリコーンゲルにより、ワイヤバネ46a〜46dの余分な振動がダンピングされるのは、レンズアクチュエータ10と同様である。
バネウケ47は、鉄製のベース49およびその立ち上げ部53に固定されている。さらに、立ち上げ部53には、基板58が固定されており、ワイヤバネ46a〜46dが半田付けされている。
ベース49の第2のホルダ44側にも立ち上げ部50a、50bが設けられ、そのZ−方向端には、曲げ部51aと52a、51bと52bにより、ベース49にコの字状部分が設けられており、第2のホルダ44に接着された磁石45a、45bを接触することなく、囲んでいる。曲げ部51a、51bには、トラッキングコイル54a、54bが固定され、さらにトラッキングコイル54a、54bの表面には、タンジェンシャルコイル55a、55bが固定されている。タンジェンシャルコイル55a、55bは、図5に示すように、X方向に平行な辺の1つ56a、56b(56bは、タンジェンシャルコイル55bの該当辺。図示せず)が、曲げ部51a、51bと磁石45a、45bの間に位置するように固定されている。これらのコイルの端末は、ベース49の立ち上げ部50a、50bに貼り付けられたフレキシブル基板57に半田付けされている(端末は図示していない。また、図5では、説明のため、フレキシブル基板57を一部破断した形で図示している)。フレキシブル基板57は基板58とも接続されて、外部の電気回路に接続される。
トラッキングコイル54a、54bに電流を流すと、電磁力の作用により磁石45a、45bが力を受け、第2のホルダ44および液晶素子41がX方向に移動する。タンジェンシャルコイル55a、55bに電流を流すと、電磁力の作用により磁石45a、45bが力を受け、第2のホルダ44および液晶素子41がZ方向に移動する。
以上、ベース49上に組み立てられた液晶素子41を駆動するための機構が収差補正素子アクチュエータ40である。
ここで、収差補正素子アクチュエータ40のワイヤバネ46a〜46dで囲まれた領域35には、図2に示すように、ビーム整形プリズム24、偏光ビームスプリッタ25、1/4波長板26の光学部品が配置されている。ベース49の立ち上げ部53、バネウケ47、基板58は、ビーム整形プリズム24と干渉することのないようにコの字型形状で、ビーム整形プリズム24を逃げている。ビーム整形プリズム24から液晶素子41への光路は、ワイヤバネ46a、46cと46b、46dの間を通る形となっている。
また、偏光ビームスプリッタ25とフォトディテクタ28の間の光路は、光路と直交するZ方向から見て、ワイヤバネ46a、46cと交差しているが、ワイヤバネ46aと46cの間を通るようになっている。偏光ビームスプリッタ25と集光レンズ29の間の光路も同様に、光路と直交するZ方向から見て、ワイヤバネ46b、46dと交差しているが、ワイヤバネ46bと46dの間を通るようになっている。
次に、以上のように構成された本実施の形態の動作を説明する。
レーザダイオード16より発せられたレーザ光は、コリメータレンズ19に入射して平行光にされ、さらに、回折格子21に入射して、トラッキング信号検出をディファレンスプッシュプル方式で行うために、0次光と±1次光に分けられる。次に、ビーム整形プリズム23、24でビーム整形が行われ、偏光ビームスプリッタ25、1/4波長板26、液晶素子41を経由して、三角プリズム27で光路の向きを変えられ、対物レンズ1によって、記録媒体上にスポットを形成する。
偏光ビームスプリッタ25に入射した光の一部は反射して、フォトディテクタ28で受光され、その出力に基づいてレーザダイオード16の発光量の調整が行われる。
記録媒体よりの反射光(戻り光)は再び対物レンズ1を通り、往路の逆を戻り、偏光ビームスプリッタ25に到達する。ここで、戻り光は反射し、集光レンズ29を通過してフォトディテクタ31に入射し、フォーカスエラー、トラッキングエラーおよび記録信号の検出が行われる。また、さらに球面収差およびコマ収差の検出も行われる。
フォーカスエラーが検出された場合は、フォーカスコイル3に電流を流すことによって、第1のホルダ2を記録媒体に垂直な方向に駆動する。トラッキングエラーが検出された場合は、トラッキングコイル4a、4bに電流を流すことによって、第1のホルダ2を記録媒体の半径方向に駆動する。異なるトラックにアクセスする場合は、図示していない駆動手段によってキャリッジ12ごと第1のホルダ2を記録媒体の半径方向に駆動する。以上のようにして、第1のホルダ2およびそれに保持された対物レンズ1はフォーカス制御、トラッキング制御、アクセス制御される。
記録媒体のカバーガラス厚のばらつきなどによって、球面収差が検出されたときは、液晶素子41の同心円状の電極42に電圧を加え、同心円状に波面を補正し、球面収差を補正する。
ところで、レンズアクチュエータ10により対物レンズ1をトラッキング方向に動かすと、図8に示すように、トラッキング方向に移動させた量Δxだけ対物レンズ1の中心36が本来の光軸38からずれる。それと同時に、ワイヤバネ5a〜5d(図8では符号5で代表している)の長さで制限を受けるので、対物レンズ1は円弧37を描くように動き、Y方向にも位置ずれΔyを発生する。
仮に、ワイヤバネ5が、固定端でピン固定のように動くとすると、図9のように表わすことができる。ここで、ワイヤバネの長さをlとすると、Δx=lsinθ(θは図9の通り規定)で、θ=arcsin(Δx/l)となる。Δy=l−lcosθであるので、これに先のθを代入して、Δyが求められる。このΔx、Δyだけ対物レンズ1の中心と液晶素子41の中心とがずれることになる。液晶素子41は、同心円状に波面を補正するため、対物レンズ1の中心からずれると、コマ収差が発生する。
そこで、コマ収差が検出された場合は、Δxについては、トラッキングコイル54a、54bに電流を流すことによって、第2のホルダ44および液晶素子41をX方向に駆動する。また、Δyについては、タンジェンシャルコイル55a、55bに電流を流すことによって、第2のホルダ44および液晶素子41をZ方向に駆動する。ここで、ΔyはY方向であるが、光路が三角プリズム27によって90度向きを変えているので、液晶素子41のZ方向の動きが、対物レンズ1のY方向の動きに一致することになる。
以上のように、本実施の形態によれば、液晶素子41をレンズアクチュエータ10と異なる収差補正素子アクチュエータ40に搭載し、対物レンズ1の動きにあわせて液晶素子41を動かすようにしたので、両者の光路の中心ずれを防止でき、ずれによるコマ収差などの発生を防止した光学特性の優れた光ピックアップとすることができる。また、レンズアクチュエータ10は通常の対物レンズ1のみを駆動するものを使用でき、レンズアクチュエータ10の性能が劣化することもない。さらに、液晶素子41にコマ収差を補正するための機能を設けることなく、安価な収差補正素子アクチュエータ40で補正できるので、液晶素子41の高価格化を防ぎ、光ピックアップの低価格化が図れる。
なお、コマ収差は、対物レンズ1と液晶素子41との光路の中心ずれ以外にも、記録媒体の傾きなどの要因で発生することもある。この場合には、収差補正素子アクチュエータ40をレンズアクチュエータ10のずれ量と同量動かすのでなく、コマ収差をなくすようにさらに補正量を上乗せして動かしても良い。このようにすれば、さらに機構を追加することなく、コマ収差をなくしたより高性能な光ピックアップを実現することができる。
また、液晶素子41は、本実施の形態のように、同心円状の電極を持ったものでなくても、対物レンズ1との中心のずれを防いで光学特性を良好にすることができるが、本実施の形態のように、球面収差を補正する液晶素子で特に有効に光学特性を良好にすることができる。なかでも、電極が同心円状に配置されたものが有効である。なお、電極を同心円状に配置した場合、内周の電極に電圧をかけるため、外周から内周の電極まで電線(電極パターン)を到達させる必要があり、この部分で同心円状のパターンが崩れるが、それは問題ない。
さらに、本実施の形態では、収差補正素子アクチュエータ40の液晶素子41を備えた第2のホルダ44を、弾性支持部材としてベリリウム銅製の4本のワイヤバネ46a〜46dで支持したので、支持機構を単純化でき、低価格化を図ることができる。また、弾性支持部材を金属製の棒状バネとすることで、より安価にできる。なお、弾性支持部材は、断面が円形の棒状バネに限らず、断面が長方形形状の板状バネであっても良い。
また、本実施の形態では、収差補正素子アクチュエータ40の空いている空間を有効に活用して、ワイヤバネ46a〜46dで囲まれた領域35に、図2のように、ビーム整形プリズム24、偏光ビームスプリッタ25、1/4波長板26の光学部品を配置したので、光ピックアップを小型化することができる。また、ビーム整形プリズム24から液晶素子41への光路についても、ワイヤバネ46a、46cと46b、46dの間を通る形としたので、これによっても、空いている空間を有効に活用して光ピックアップの小型化が図られている。加えて、偏光ビームスプリッタ25とフォトディテクタ28の間の光路、偏光ビームスプリッタ25と集光レンズ29の間の光路を、光路と直交するZ方向から見て、ワイヤバネと交差しているが、これらの光路についてもワイヤバネの間を通るようにしたので、空き空間を有効活用して光路を配置でき、光ピックアップの小型化を実現することができる。
さらに、本実施の形態では、収差補正素子アクチュエータ40を、第2のホルダ44に磁石45a、45bを取り付け、第2のホルダ44の外部に設けたトラッキングコイル54a、54b、タンジェンシャルコイル55a、55bとの電磁気力により第2のホルダ44を駆動するようにしたので、駆動機構を単純にでき、低価格化を図ることができる。
(第2実施の形態)
図10乃至図13は本発明の第2実施の形態を示すもので、図10は一部断面で示す平面図、図11は第2実施の形態における収差補正素子アクチュエータの構成を示す平面図、図12は図11の一部F矢視図、図13は図11のG矢視図である。また、図14は、本実施の形態の変形例を示す図である。
本実施の形態は、図10に示すように、収差補正素子アクチュエータ40が第1実施の形態と異なっている。
以下、収差補正素子アクチュエータ40について、図11乃至図13を参照して詳しく説明する。
収差補正素子である液晶素子41は、液晶ポリマーなどの合成樹脂で作られた第2のホルダ44に固定されている。第2のホルダ44には、第1実施の形態とは異なり、磁石でなくトラッキングコイル60が接着固定されている。液晶素子41およびトラッキングコイル60は、フレキシブル基板57に接続され(端末は図示しない)、さらに外部の電気回路に接続されている。さらに、第2のホルダ44には、弾性支持部材であるベリリウム銅製の2本のイタバネ59a、59bの一端も接着されている。イタバネ59a、59bの断面形状は、第1実施の形態と異なり、長方形である。イタバネ59a、59bの他端はバネウケ47a、47bに接着されている。これにより、第2のホルダ44は、イタバネ59a、59bによりX方向に移動可能に支持されていることになる。なお、弾性支持部材がイタバネ59a、59bであるため、第2のホルダ44は、第1実施の形態と異なり、2方向には動かない。フレキシブル基板57は、屈曲部62でX方向の動きが吸収され、第2のホルダ44の動きを妨げることはない。バネウケ47には、空間48a、48bが設けられ、それらの空間には粘弾性をもつシリコーンゲルが充填されている。このシリコーンゲルにより、イタバネ59a、59bの余分な振動がダンピングされるのは、第1実施の形態と同様である。
バネウケ47a、47bは、鉄製のベース49に固定されている。さらに、ベース49には、立ち上げ部50a〜50dが設けられ、そのうち50c、50dには、磁石45a、45bが接着固定されている。磁石45a、45bと立ち上げ部50a、50bで、第2のホルダ44に接着されたトラッキングコイル60の辺61a、61bを接触することなく、囲んでいる。磁石45aとベース49の立ち上げ部50a、50cからなる磁気回路でトラッキングコイル60の辺61aに磁界を及ぼしている。同様に、磁石45bとベース49の立ち上げ部50b、50dからなる磁気回路でトラッキングコイル60の辺61bに磁界を及ぼしている。したがって、トラッキングコイル60に電流を流すと、電磁力の作用によりトラッキングコイル60の辺61a、61bが力を受け、第2のホルダ44および液晶素子41がX方向に移動することになる。
本実施の形態では、対物レンズ1の光軸と液晶素子41の中心とのX方向のずれに対してのみ収差補正素子アクチュエータ40は追従し、Y方向のずれに対しては追従しない。その他の構成および動作については、第1実施の形態とほぼ同じである。
本実施の形態によれば、収差補正素子アクチュエータ40を一方向のX方向にのみ動くものとすることで、収差補正素子アクチュエータ40の構成を単純化し、低価格化を図ることができる。なお、第1実施の形態において、図8および図9を用いて説明したように、対物レンズ1のX方向への駆動に伴いY方向にもずれΔyが生じるが、ΔxにくらべΔyは小さく、ワイヤバネ5a〜5dの長さlや求める光学性能によっては、Δyによる光学特性の劣化を無視することができる。したがって、本実施の形態のようにΔxのみを補正する収差補正素子アクチュエータ40を使用しても問題はない。
本実施の形態において、収差補正素子アクチュエータ40のイタバネ59a、59bの長さmは、レンズアクチュエータ10のワイヤバネ5a〜5dの長さlと同じにすることもできる。このようにすれば、組立誤差などによる微妙な差はあるが、図8および図9を用いて説明した対物レンズ1のX方向への駆動量ΔxによるY方向のずれΔyの大きさをレンズアクチュエータ10と収差補正素子アクチュエータ40とで同じにすることができるので、収差補正素子アクチュエータ40によりずれΔxを補正すれば、自動的にΔyについても補正でき、優れた特性とすることができる。なお、このとき、レンズアクチュエータ10のワイヤバネ5a〜5dのバネウケ7と、収差補正素子アクチュエータ40のイタバネ59a、59bのバネウケ47a、47bは、光軸に関し、同じ側にある必要がある。本実施の形態では、レンズアクチュエータ10のワイヤバネ5a〜5dのバネウケ7は、光軸に関しY+方向にある。これに対し、収差補正素子アクチュエータ40のイタバネ59a、59bのバネウケ47a、47bは、光軸に関しZ−方向にあり、一致していない。しかし、レンズアクチュエータ10と収差補正素子アクチュエータ40との間には、図3に示したように三角プリズム27があり、光軸が90度向きを変えているためで、これがなければ、収差補正素子アクチュエータ40のイタバネ59a、59bのバネウケ47a、47bは、光軸に関しY+方向にあることになり、光軸に関して実質的に同じ向きとなり問題はない。
なお、本実施の形態では、イタバネ59a、59bをベリリウム銅製としたが、他の金属、例えばステンレス製のバネや樹脂製のバネとすることもできる。特に、樹脂製のバネとすれば、単純な機構にでき、低価格化が図れる。例えば、図14に示すように、樹脂製のバネ63a、63bの一部に細いヒンジ部64a〜64dを設け、この部分が回転して動くような形態とすることもできる(なお、図14では、バネウケ47、第2のホルダ44は単純な形状で簡易的に示している)。樹脂としては、ヒンジ部64a〜64dの耐久性の良いポリエステル・エラストマーなどが利用できる。
また、本実施の形態では、収差補正素子アクチュエータ40を、第1実施の形態とは逆に、第2のホルダ44にトラッキングコイル60を取り付け、第2のホルダ44の外部に磁石45a、45bを設けて、その電磁気力により第2のホルダ44を駆動するようにしたので、磁石とコイルとにより単純な駆動機構を実現でき、低価格化を図ることができる。なお、本実施の形態に第1実施の形態のような駆動機構を用いたり、逆に第1実施の形態に本実施の形態のような駆動機構を用いたりすることができるのは、言うまでもない。
(第3実施の形態)
図15乃至図17は本発明の第3実施の形態を示すもので、図15は収差補正素子アクチュエータの構成を示す断面図、図16は図15のH矢視図、図17は図15のI矢視図である。
本実施の形態は、収差補正素子アクチュエータ40の構成以外は、第2実施の形態とほぼ同じであるので、以下、収差補正素子アクチュエータ40についてのみ説明する。
本実施の形態において、液晶ポリマーなどの合成樹脂で作られた第2のホルダ44に収差補正素子である液晶素子41が固定されている。第2のホルダ44は、同じく液晶ポリマーなどの合成樹脂で作られたベース65に挿入されている。図では、第2のホルダ44とベース65との隙間66が大きく描かれているが、実際は数μm〜10数μm程度とごくわずかであり、第2のホルダ44はベース65の中をガタなくX方向に摺動可能に支持されている形となる。この第2のホルダ44の摺動性を向上させるため、第2のホルダ44、ベース65の合成樹脂の一方または両方に、フッ素やカーボンを含有させたものを用いても良い。第2のホルダ44とベース65との間には、ピエゾ素子67が固定されている。ピエゾ素子67は電歪素子であり、電圧を加えることにより長さが変化し、これにより第2のホルダ44をX方向に駆動する。
本実施の形態によれば、収差補正素子アクチュエータ40の液晶素子41を備えた第2のホルダ44を摺動可能に支持することで、機構を単純化し、低価格化を図ることができる。また、駆動機構も電歪素子であるピエゾ素子67を用いることで、機構を単純化し、低価格化を図ることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば、収差補正素子アクチュエータにおける駆動用の磁石、コイルの数、それらの配置は種々の変形が考えられる。例えば、第2実施の形態ではコイルを1個としたが、2個の磁石に対応して、コイルを2個設けても良い。また、磁石についても、コイルを挟み込むベースの立ち上げ部の片方でなく、両方に設けても良い。また、支持機構と駆動機構との組み合わせについても、摺動支持として、コイルと磁石とにより駆動するなど、異なる組み合わせとすることもできる。
本発明の第1実施の形態を示す平面図である。 同じく、一部断面で示す平面図である。 図2のA−A断面図である。 第1実施の形態における収差補正素子アクチュエータの構成を示す断面図である。 同じく、側面図である。 同じく、平面図である。 同じく、一部切り欠いて分解して示す斜視図である。 第1実施の形態の動作を説明するための図である。 同じく、動作を説明するための図である。 本発明の第2実施の形態を一部断面で示す平面図である。 第2実施の形態における収差補正素子アクチュエータの構成を示す平面図である。 図11の一部F矢視図である。 同じく、図11のG矢視図である。 第2実施の形態の変形例を示す図である。 本発明の第3実施の形態における収差補正素子アクチュエータの構成を示す断面図である。 図15のH矢視図である。 同じく、図15のI矢視図である。
符号の説明
1 対物レンズ
2 第1のホルダ
3 フォーカスコイル
4a,4b トラッキングコイル
5a〜5d ワイヤバネ
7 バネウケ
8 ベース
9a,9b 曲げ立ち上げ部
10 レンズアクチュエータ
11a,11b 磁石
12 キャリッジ
13a〜13c 軸受部
14a,14b 軸
16 レーザダイオード
19 コリメータレンズ
21 回折格子
23,24 ビーム整形プリズム
25 偏光ビームスプリッタ
26 1/4波長板
27 三角プリズム
28 フォトディテクタ
29 集光レンズ
31 フォトディテクタ
35 領域
40 収差補正素子アクチュエータ
41 液晶素子
42 電極
43 端子
44 第2のホルダ
45a,45b 磁石
46a〜46d ワイヤバネ
47 バネウケ
47a,47b バネウケ
49 ベース
50a〜50d 立ち上げ部
51a,51b,52a,52b 曲げ部
53 立ち上げ部
54a,54b トラッキングコイル
55a,55b タンジェンシャルコイル
57 フレキシブル基板
58 基板
59a,59b イタバネ
60 トラッキングコイル
63a,63b バネ
64a〜64d ヒンジ部
65 ベース
66 隙間
67 ピエゾ素子

Claims (16)

  1. 光源と、該光源からの光を集光する対物レンズと、該対物レンズを保持する第1のホルダと、該第1のホルダを記録媒体の略垂直方向および/またはトラックを横断する方向に移動可能に支持する手段と、前記光源からの光の波面を補正する収差補正素子とを少なくとも有する光ピックアップにおいて、
    前記収差補正素子は前記第1のホルダとは異なる第2のホルダに保持し、該第2のホルダを、前記収差補正素子を通る光路に対して直交する方向に移動可能に支持したことを特徴とする光ピックアップ。
  2. 前記記録媒体はディスク状であり、前記第2のホルダは、該第2のホルダの中心を前記記録媒体に投影した場合に、該中心が前記記録媒体の半径方向に移動するように支持されていることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。
  3. 前記収差補正素子は球面収差を補正する素子であり、前記第2のホルダを移動させることにより、コマ収差またはコマ収差を主成分とする収差を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の光ピックアップ。
  4. 前記収差補正素子は、球面収差を補正する電極パターンを有する液晶素子であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光ピックアップ。
  5. 前記電極パターンとして同心円状の電極パターンを有することを特徴とする請求項4に記載の光ピックアップ。
  6. 前記第2のホルダは摺動可能に支持されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光ピックアップ。
  7. 前記第2のホルダは弾性支持部材を介して支持されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光ピックアップ。
  8. 前記第1のホルダおよび前記第2のホルダは弾性支持部材を介して支持されており、両者の弾性支持部材の有効長が同じであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光ピックアップ。
  9. 前記弾性支持部材は、棒状あるいは板状のバネであることを特徴とする請求項7または8に記載の光ピックアップ。
  10. 前記弾性支持部材は、樹脂製のバネであることを特徴とする請求項7または8に記載の光ピックアップ。
  11. 前記第2のホルダは複数の弾性支持部材によって支持され、前記複数の弾性支持部材に囲まれる領域内に、前記収差補正素子素子以外の光学素子の一部または全部を配置したことを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載の光ピックアップ。
  12. 前記第2のホルダは複数の弾性支持部材によって支持され、前記複数の弾性支持部材の間を光路が通っていることを特徴とする請求項7〜11のいずれか一項に記載の光ピックアップ。
  13. 前記光路は、該光路と直交する方向から見て交差する前記複数の弾性支持部材の間を通っていることを特徴とする請求項12に記載の光ピックアップ。
  14. 前記第2のホルダにはコイルが取り付けられ、前記第2のホルダの外部には磁石が取り付けられて、これらコイルと磁石との電磁気力により前記第2のホルダを駆動することを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の光ピックアップ。
  15. 前記第2のホルダには磁石が取り付けられ、前記第2のホルダの外部にはコイルが取り付けられて、これら磁石とコイルとの電磁気力により前記第2のホルダを駆動することを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の光ピックアップ。
  16. 前記第2のホルダを電歪素子により駆動することを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の光ピックアップ。
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