JP4347624B2 - 机等における配線カバーの取付構造 - Google Patents

机等における配線カバーの取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、机(テーブルを含む)等の前後の天板の対向面間に形成された配線挿通用の開口に装着される配線カバーの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
机の中には、互いに横杆により連結された左右の脚体上に、前後2枚の天板を、互いの対向面間にコード類を挿通可能な開口が形成されるように対向させて載設したものがある。
【0003】
また、上記コード挿通用の開口を、前後の横杆(梁部材)における対向面の上部に設けた複数のブラケットに、前後1対のカバー部材(配線ダクトカバー)を前後に若干離間させて取付けるとともに、それらの対向面に形成された開口に、ゴム等のリップ状帯材を取付けて閉塞するようにしたものもある(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−155558号公報(図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に記載されているもののように、前後の横杆の対向面に複数のブラケットを設け、このブラケットにカバー部材を取付けたのでは、天板上に載置した電気機器のコード類を、カバー部材の下方、もしくはその直下の配線トレーや配線ダクト等に配線する際に、ブラケットが配線作業の障害となることがある。
【0006】
また、ブラケットを設けると、コード類の通線個所が制約されるとともに、コード類を通線した状態で配線位置を左右方向にずらすことが不可能となる。
【0007】
さらに、前後の天板間の中央に、仕切りパネルを立設すると、リップ状帯材の上面と仕切りパネルの下端とが近接するため、リップ状滞材が取付けられた中央部からの配線作業に支障を来すこともある。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、前後の天板間に形成された配線挿通用開口の下方の障害物をなくし、配線作業を容易に行えるようにするとともに、左右方向の任意の位置において配線可能とし、さらに、開口の中央に仕切りパネルを立設したままでも容易に配線しうるようにした、机等における配線カバーの取付構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)左右の脚体における上端の前後方向を向く支持杆上に、前後2枚の天板を、互いの対向面間に左右方向を向く配線挿通用の開口が形成されるように載設するとともに、前記左右の支持杆の中央部に、左右方向を向く仕切りパネルの両側端部を、該パネルの下端が前記開口の中央部に位置するように支持してなる机等において、前記開口の下方における前記左右の支持杆の上面に、上部に保持部を有する取付部材を設け、この両取付部材の保持部に、前後1対の配線カバーの両側端部を、各配線カバーと前記仕切りパネルとの間に、通線用の所要の空隙が形成されるように着脱可能に嵌合させて支持する。
【0010】
(2)上記(1)項において、取付部材の保持部が、側面視上向コ字状をなす挟持片よりなり、この挟持片に、配線カバーの下端部を着脱可能に嵌合する。
【0011】
(3)上記(1)項において、取付部材の保持部が、該取付部材における水平支持片の上面に形成された左右方向を向く取付溝よりなり、この取付溝に、配線カバーの少なくとも両側端部の下面中央に突設した左右方向を向く下向き突片を着脱可能に嵌合する。
【0012】
(4)上記(3)項において、取付部材の水平支持片の上面を天板の上面よりも下位とするとともに、前記水平支持片の外端に、上面が天板の上面とほぼ等高をなす上部カバー片と、その側端より垂下する側部カバー片とを連設する。
【0013】
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、支持杆の上面と内側面に、前後方向を向く係止溝を設け、この係止溝のいずれかに、取付部材に突設した係合片を係合させて、該取付部材を支持杆の上面に固定する。
【0014】
(6)上記(5)項において、取付部材が、支持杆の内側面の係止溝に係合可能な係合片を有するカバー支持部材と、支持杆の上面の係止溝に係合可能な係合片を有する固定部材とからなり、かつカバー支持部材と固定部材同士の適所を、それらの係合片を支持杆の内側面と上面の係止溝に係合させた状態で互いにねじにより固定する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図6は、本発明の第1の実施形態を、連結机(1)に適用した例を示している。
【0016】
連結机(1)は、図1に示すように、前後左右(以下、図1の斜め右手前を前として説明する)に並ぶ長方形の複数(4枚)の天板(2)と、各天板(2)の左右両端を支持する3個の脚体(3)とを備えている。
【0017】
各脚体(3)は、平面視ほぼ角筒状断面をなす前後1対ずつの上下方向を向く脚杆(4)(4)と、前後の脚杆(4)の上端部の対向面間に固定された前後方向を向く水平支持杆(5)とからなり、側面視門型を呈している。
【0018】
中央の脚体(3)の前後方向の長さは、左右両端の脚体(3)のそれよりも短寸とされ、左右に対向する天板(2)の下面の中央寄りを支持している。
【0019】
左右に対向する水平支持杆(5)の対向面同士は、前後1対ずつの横連結杆(6)により結合されている。
【0020】
各天板(2)は、各脚杆(4)の上端に固着された水平の支持金具(7)により、図示しないスペーサを介して支持されている。
【0021】
前後の天板(2)の対向面間には、OA機器等のコード類を下方に配線するための開口(8)が、左右方向に連続して形成されている。
【0022】
各水平支持杆(5)は、アルミニウム合金等の押し出し成形品よりなり、その上下及び左右の4面には、開口部の幅が奥部よりも小とされた2条ずつの係止溝(9)が、前後方向に全長に亘って形成されている。
【0023】
図2に示すように、各水平支持杆(5)(右方のみ図示する)における開口(8)の直下の上面には、後記する配線カバー(14)の取付部材(10)が、次のようにして取付けられている。
【0024】
取付部材(10)は、平面視ほぼコ字状をなす水平の基片(10a)における内向きに延出する前後の両端と、中央の内側端とに、水平支持杆(5)の上部の内側面に当接可能な1対の下向片(10b)(10b)と、水平支持杆(5)の上面の内方の係止溝(9)内に、その内側面と当接しうるように嵌合可能な下向係合片(10c)とを有するとともに、基片(10a)の前後両端の内方と、外方のやや中央寄りとに、左右に位置ずれして互いに平行をなす長短の前後1対ずつの挟持片(10d)(10e)が立設された形状をなし、かつ基片(10a)の中央には、通孔(11)が穿設されている。
【0025】
なお、中間の水平支持杆(5)の上面に設けられる取付部材(図示略)は、後記する左右の配線カバー(14)の対向端部を支持しうるように、基片(10a)及び挟持片(10d)(10e)の左右寸法を大としてある。
【0026】
取付部材(10)は、その前後両端の下向片(10b)を、水平支持杆(5)の内側面の上端部に上方より当接させるとともに、中央の下向係合片(10c)を水平支持杆(5)の内方の係止溝(9)に嵌合するようにして、水平支持杆(5)の上面に載置したのち、通孔(11)に挿入したねじ(12)を、水平支持杆(5)の上面中央に形成されためねじ孔(13)に螺合することにより、開口(8)の直下において水平支持杆(5)の内方側のほぼ半部上面に固定されている。
【0027】
(14)(14)は、開口(8)を、中央部を残して閉塞する前後対称形をなす1対の配線カバーで、アルミニウム合金又は合成樹脂等の押し出し加工により概ね角筒状に形成され、その左右長は、隣接する水平支持杆(5)の上面に取付けた取付部材(10)の側端間の離間寸法とほぼ同等とされている。
【0028】
前後の配線カバー(14)の対向面には、脱着する際の指掛用の凹溝(15)が、長手方向に全長に亘って形成されている。
【0029】
また、配線カバー(14)の下面の中央部には、補強用の突条(16)が、両側端部を除いて下向きに突設されている。
【0030】
突条(16)の長さは、隣接する水平支持杆(5)の対向面間の寸法とほぼ等寸とされ、それを除いた両側端部を切除することにより、両水平支持杆(5)間において左右方向の位置決めがなされるようになっている。
また、突条(16)の両側端部を図3に示すように切除することにより、下面の中央部は開口されている。
【0031】
前後の配線カバー(14)は、図3及び図4に示すように、その両側端部下面の開口に、取付部材(10)の短寸の挟持片(10e)を挿入するとともに、長寸の挟持片(10d)を、各配線カバー(14)の前後の外面に圧接するようにして、両挟持片(10d)(10e)間に嵌合することにより、両側端部が着脱可能に保持されて取付けられている。
【0032】
取付後において、天板(2)の上面と配線カバー(14)の上面とは、ほぼ同一面をなし、かつ前後の配線カバー(14)の対向面間には、所要幅の通線用開口(17)が形成されるようになっている。
【0033】
また、配線カバー(14)の取付後において、その側端と前後の天板(2)の側端部の対向面間に形成される開口部には、配線カバー(14)と同一形状の短寸のエンドカバー(18)が取付けられる(図1、図2参照)。
【0034】
すなわち、エンドカバー(18)は、その下面の前後方向を向く突条(18a)を、開口(8)の直下において側端の水平支持杆(5)の上面の外方の係止溝(9)に嵌合するようにして、下面に貼着した両面接着テープ(19)等により接着されている。
【0035】
互いに隣接する水平支持杆(5)における前後方向の中央部、すなわち前後の天板(2)間の開口(8)の直下の内側面には、パネル支持部材(20)が対向状に取付けられている。
【0036】
パネル支持部材(20)は、図4〜図6に示すように、垂直をなす前後1対の取付片(21)(21)と、その中央に連設された垂直の内向膨出部(22)とを備え、その前後寸法は、取付部材(10)の前後1対の下向片(10b)間の寸法よりも若干短寸とされ、かつ上下寸法は、水平支持杆(5)の上下寸法よりもやや小としてある。
【0037】
上記内向膨出部(22)には、上下方向を向く有底の支持孔(23)が穿設されている。
上記前部の取付片(21)の上端部と、後部の取付片(21)の下端部には、通孔(24)が穿設されている。
【0038】
パネル支持部材(20)を水平支持杆(5)に取付けるには、図5に示すように、水平支持杆(5)における内側面の上下の係止溝(9)(9)に、前後寸法が係止溝(9)の奥部の溝幅よりも長寸で、かつ上下寸法が奥部内に遊嵌しうる寸法とされ、さらに、前端の下面角部と後端の上面角部に面取りが施された板ナット(25)(25)を挿入したのち、前後の取付片(21)の通孔(24)より挿入したねじ(26)(26)を、上下の板ナット(25)に向かって螺合する。
【0039】
この際、板ナット(25)は、斜め上下方向に回動し、面取り部が係止溝(9)の奥部の上下の対向面に当接して回り止めされるため、ねじ(26)を片手で容易に締付けることができる。
【0040】
互いに対向するパネル支持部材(20)の支持孔(23)に、仕切りパネル(27)における左右両端部下面に突設された支持杆(28)を上方より嵌合することにより、仕切りパネル(27)は、前後の配線カバー(14)間の中央において、その配線用開口(17)の中央部を一部塞ぐようにして、かつ下端面と配線カバー(14)の上面とがほぼ同一面をなすように立設されている(図4参照)。
【0041】
天板(2)上に載置されるOA機器等のコード類の配線量が少ないときには、前後の配線カバー(14)を装着したままで、それと仕切りパネル(27)の下端との間の空隙を通して、下方に配線することができる。
【0042】
一方、コード類の配線量が多い場合は、配線カバー(14)を取外すことにより、配線作業を容易に行うことができる。
【0043】
以上説明したように、上記第1の実施形態においては、左右の脚体(3)における水平支持杆(5)の上面に、取付部材(10)を固定し、それらにより、前後1対の配線カバー(14)の両側端部を支持しているため、開口(8)の下方には、何ら障害物はなく、コード類の広い配線空間が形成される。その結果、コード類の配線作業を所望の位置で行いうるとともに、コード類を通線した状態で左右方向に自在に移動することもできる。
【0044】
また、仕切りパネル(27)の下端を開口(8)の中央に近接させて立設した状態でも、前後の配線カバー(14)と仕切りパネル(27)の前後の面との間には空隙が形成されているので、その空隙を利用して、少量のコード類を任意の位置で通線することができ、しかも、仕切りパネル(27)を取付けたままで、前後の配線カバー(14)を着脱することができる。
【0045】
さらに、配線カバー(14)は、左右の脚体(3)の水平支持杆(5)により支持されているので、天板(2)や横連結杆(6)等に、カバー支持用のブラケットを取付けたり、それを取付けるため加工を施したりする必要がなく、天板(2)や横連結杆(6)等を、配線カバー(14)を必要としない他の机等と共通化しうるとともに、配線カバー(14)を既存の連結机に簡単に後付けしたり、取外したりすることもできる。
【0046】
図7〜図10は、本発明の第2の実施形態を示すもので、上記第1の実施形態と異なる点は、配線カバー(29)と、その取付部材(30)のみである。
【0047】
前後の配線カバー(29)(29)は、アルミニウム合金又は合成樹脂等を押し出し加工することにより、前後の下端に内向片(29a)(29a)を有する側面視ほぼ下向コ字状断面をなすように形成され、かつ下面中央には、内向片(29a)の下面よりも下方に突出する左右方向を向く下向き突片(29b)が、全長に亘って突設されている。
【0048】
取付部材(30)は、カバー支持部材(31)と、それを水平支持杆(5)に取付けるための固定部材(32)とからなっている。
【0049】
カバー支持部材(31)は、水平をなす上部カバー片(31a)と、その内端に段落させて連設された水平支持片(31b)と、該水平支持片(31b)の内端に連設された下向片(31c)と、上部カバー片(31a)の前後両端と外側端より垂下する側部カバー片(31d)(31e)と、外方の側部カバー片(31e)の下端に連設された倒立L字状の取付片(31f)とを備え、上部カバー片(31a)と側部カバー片(31d)(31e)は、上記実施形態と同様のエンドカバーを兼ねている。
【0050】
上記下向片(31c)の前後両端部は、中央部よりも長寸とされ、それらの下端には、水平支持杆(5)における内側面の上部の係止溝(9)に係合可能な外側方を向く係合片(33)(33)が折曲形成されている。
【0051】
また、中央部の下向片(31c)の下端には、上記両係合片(33)が係止溝(9)に係合した状態において水平支持杆(5)の内方の端部上面に当接可能な当接片(34)が、外側方に向かって連設されている。
【0052】
上記水平支持片(31b)の前後両端部の上面と、下向片(31c)の前後両端部の上部には、前後の配線カバー(29)の下向き突片(29b)の下端部が着脱可能に嵌合しうる取付溝(35)(35)が形成されている。
【0053】
上記固定部材(32)は、正面視倒立L字状に折曲された取付片(32a)と、その下端に連設された水平片(32b)と、その前後両端部に形成された、水平支持杆(5)の上面の外方の係止溝(9)に係合可能な正面視L字状の係合片(32c)(32c)とからなっている。
【0054】
取付部材(30)を水平支持杆(5)に取付けるには、まず固定部材(32)を、その前後の係合片(32c)を水平支持杆(5)の上面の外方の係止溝(9)に係合させて取付ける。
【0055】
ついで、カバー支持部材(31)を、その前後の係合片(33)を水平支持杆(5)の内側面上部の係合溝(9)に係合させるとともに、当接片(34)を水平支持杆(5)の上面に当接させて仮止めする。
【0056】
ついで、カバー支持部材(31)の取付片(31f)を、固定部材(32)の取付片(32a)の外面に当接させ、固定部材(32)の取付片(32a)に穿設された前後の通孔(36)(36)に外側方より挿入したねじ(37)を、カバー支持部材(31)の取付片(31f)に穿設されためねじ孔(図示略)に螺合する。
これにより、取付部材(30)は、図8に示すように、水平支持杆(5)の上面に固定される。
【0057】
前後の配線カバー(29)の側端部は、カバー支持部材(31)の水平支持片(31b)上に載置され、かつそれらの下向き突片(29b)を取付溝(35)に嵌合することにより、前後左右方向への移動が阻止されて、天板(2)の上面とほぼ同一面をなすように取付けられる。
【0058】
取付後において、前後の配線カバー(29)の対向面間には、上記第1の実施形態と同様の通線用開口(17)が形成される(図9参照)。
【0059】
なお、中央の水平支持杆(5)の上面には、図9及び図10に示すような取付部材(38)が取付けられる。
【0060】
この取付部材(38)は、前後の配線カバー(29)を載置可能な前後1対の水平支持片(39)(39)と、これらの対向端同士を連結する、下面が水平支持杆(5)の上面と当接可能な側面視上向コ字状の連結杆(40)と、前後の水平支持片(39)の左右両端より下向きに垂下する左右1対ずつの挟持片(41)(41)とを備え、各水平支持片(39)の上面中央と両挟持片(41)の上端部には、上述と同様の左右方向を向く取付溝(35)が形成されている。
【0061】
左右の挟持片(41)間の間隔は、水平支持杆(5)の左右寸法とほぼ同等とされ、かつ下端部には、水平支持杆(5)の両側面の上部の係止溝(9)に弾性係合しうる内向円弧状の係合片(41a)が連設されている。
【0062】
各挟持片(41)を、水平支持杆(5)の上端部に上方より嵌合し、下端の係合片(41a)を係止溝(9)に弾性係合させることにより、取付部材(38)は、中央の水平支持杆(5)の上面に着脱可能に取付けられ、その取付後において、前後の水平支持片(39)の上面に、前後の配線カバー(29)の対向端部(長寸とした際には中間部)を載置し、その下向き突片(29b)を取付溝(35)に嵌合することにより、配線カバー(29)の中央が取付部材(38)により支持される。
【0063】
なお、上記取付部材(30)は、カバー支持部材(31)とその固定部材(32)とからなるものとしたが、これらを一体構造として取付部材(30)を形成し、これを、ねじを用いて水平支持杆(5)に固定してもよい。
また、中央の取付部材(38)も、ねじを用いて水平支持杆(5)に固定してもよい。
【0064】
第2の実施形態においても、上記第1の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0065】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、前後の天板間に形成された開口を、通線用の空隙を残して、前後の配線カバーにより体裁よく覆うことができる。
また、左右の脚体の支持杆の上面に取付部材を設け、それらにより、前後1対の配線カバーの両側端部を支持しているので、開口の下方には、何ら障害物はなく、コード類の広い配線空間が形成される。その結果、コード類の配線作業を所望の位置で容易に行いうるとともに、コード類を通線した状態で左右方向に自在に移動することもできる。
さらに、開口の中央に仕切りパネルが立設されていても、その前後の面と各配線カバーとの間には空隙が形成されているので、仕切りパネルを取外すことなく、コード類を通線することができる。しかも、コード類の配線量が多い場合には、各配線カバーを取外すことにより、配線作業を容易に行うことができる。
【0066】
請求項2及び3記載の発明によれば、配線カバーを、単に取付部材に向かって押し込むだけで、容易に、かつ着脱可能に取付けることができるとともに、取外しも容易であり、また前後方向に位置ずれする恐れもない。
【0067】
請求項4記載の発明によれば、配線カバーを水平支持片に載置してその取付溝に嵌合することにより、配線カバーの上方への突出寸法を小さくしたり、天板の上面と整合させたりすることができ、見栄えが向上する。
また、配線カバーの側端が、水平支持片に連設された上部カバー片と側部カバー片とにより体裁よく覆われるとともに、別部材としてのエンドカバー等を設ける必要がないので、コスト低減が可能となる。
【0068】
請求項5記載の発明によれば、取付部材を位置決めして支持杆に固定しうるので、その取付作業が容易となる。
【0069】
請求項6記載の発明によれば、支持杆にねじ孔等の加工を施すことなく、支持杆の係止溝のみを利用して、取付部材を容易に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を適用した連結机の斜視図である。
【図2】同じく、側端部の水平支持杆と、それに取付けられる取付部材と配線カバーとの分解斜視図である。
【図3】同じく、図2のIII−III線の拡大縦断側面図である。
【図4】同じく、図1のIV−IV線の拡大縦断側面図である。
【図5】同じく、側端部の水平支持杆と、それに取付けられるパネル支持部材の取付前の斜視図である。
【図6】同じく、図5におけるパネル支持部材取付後のVI−VI線の縦断正面図である。
【図7】同じく、本発明の第2の実施形態における側端部の水平支持杆と、それに取付けられる取付部材と配線カバーの分解斜視図である。
【図8】同じく、図7における取付部材取付後のVIII−VIII線の縦断正面図である。
【図9】同じく、中央の水平支持杆に別の取付部材を取付けた状態における図4と同じ部位の縦断側面図である。
【図10】同じく、図9のX−X線の縦断正面図である。
【符号の説明】
(1)連結机
(2)天板
(3)脚体
(4)脚杆
(5)水平支持杆
(6)横連結杆
(7)支持金具
(8)開口
(9)係止溝
(10)取付部材
(10a)基片
(10b)下向片
(10c)下向係合片
(10d)(10e)挟持片
(11)通孔
(12)ねじ
(13)めねじ孔
(14)配線カバー
(15)凹溝
(16)突条
(17)通線用開口
(18)エンドカバー
(18a)突条
(19)両面接着テープ
(20)パネル支持部材
(21)取付片
(22)内向膨出部
(23)支持孔
(24)通孔
(25)板ナット
(26)ねじ
(27)仕切りパネル
(28)支持杆
(29)配線カバー
(29a)内向片
(29b)下向き突片
(30)取付部材
(31)カバー支持部材
(31a)上部カバー片
(31b)水平支持片
(31c)下向片
(31d)(31e)側部カバー片
(31f)取付片
(32)固定部材
(32a)取付片
(32b)水平片
(32c)係合片
(33)係合片
(34)当接片
(35)取付溝
(36)通孔
(37)ねじ
(38)取付部材
(39)水平支持片
(40)連結片
(41)挟持片
(41a)係合片

Claims (6)

  1. 左右の脚体における上端の前後方向を向く支持杆上に、前後2枚の天板を、互いの対向面間に左右方向を向く配線挿通用の開口が形成されるように載設するとともに、前記左右の支持杆の中央部に、左右方向を向く仕切りパネルの両側端部を、該パネルの下端が前記開口の中央部に位置するように支持してなる机等において、前記開口の下方における前記左右の支持杆の上面に、上部に保持部を有する取付部材を設け、この両取付部材の保持部に、前後1対の配線カバーの両側端部を、各配線カバーと前記仕切りパネルとの間に、通線用の所要の空隙が形成されるように着脱可能に嵌合させて支持したことを特徴とする机等における配線カバーの取付構造。
  2. 取付部材の保持部が、側面視上向コ字状をなす挟持片よりなり、この挟持片に、配線カバーの下端部を着脱可能に嵌合した請求項1記載の机等における配線カバーの取付構造
  3. 取付部材の保持部が、該取付部材における水平支持片の上面に形成された左右方向を向く取付溝よりなり、この取付溝に、配線カバーの少なくとも両側端部の下面中央に突設した左右方向を向く下向き突片を着脱可能に嵌合した請求項1記載の机等における配線カバーの取付構造。
  4. 取付部材の水平支持片の上面を天板の上面よりも下位とするとともに、前記水平支持片の外端に、上面が天板の上面とほぼ等高をなす上部カバー片と、その側端より垂下する側部カバー片とを連設してなる請求項3記載の机等における配線カバーの取付構造。
  5. 支持杆の上面と内側面に、前後方向を向く係止溝を設け、この係止溝のいずれかに、取付部材に突設した係合片を係合させて、該取付部材を支持杆の上面に固定した請求項1〜4のいずれかに記載の机等における配線カバーの取付構造。
  6. 取付部材が、支持杆の内側面の係止溝に係合可能な係合片を有するカバー支持部材と、支持杆の上面の係止溝に係合可能な係合片を有する固定部材とからなり、かつカバー支持部材と固定部材同士の適所を、それらの係合片を支持杆の内側面と上面の係止溝に係合させた状態で互いにねじにより固定した請求項5に記載の机等における配線カバーの取付構造。
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