JP4347098B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置や、これら機能を兼ね備えた複合機等に代表される画像形成装置に係る。特に、本発明は、画像データを蓄積しておき、複数の画像データを一括処理(一括印刷)可能に構成された画像形成装置の消費電力を削減する対策に関する。
従来より、デジタル複写機に代表される電子写真方式の画像形成装置における画像形成(複写)動作としては、先ず、原稿画像をスキャナ部で読み取り、その原稿画像データに基づいて感光体ドラム上に静電潜像を形成する。そして、この静電潜像にトナーを付着させ、感光体ドラム上で画像データを顕像化させる。その後、用紙搬送経路を搬送されてきた記録用紙を感光体ドラムと転写ローラとの間に通過させて、感光体ドラム上のトナー像を記録用紙の表面に転写する。そして、この記録用紙を定着ローラに通過させ、この定着ローラによる加熱及び加圧によってトナー像を記録用紙上に定着させるようにしている。このようにして画像形成が行われた記録用紙は、その後、排紙経路を経て排紙トレイ上に排紙される。一方、電子写真方式のプリンタの場合には、接続された端末機器(パーソナルコンピュータ等)から受信した画像データに基づいて上記感光体ドラム上に静電潜像が形成されることになる。この静電潜像が形成された後の画像形成動作は上述したデジタル複写機の場合と同様である。
また、この種の画像形成装置にあっては、所定時間使用されない場合には、待機状態(待機モード)となり、主電源回路をOFFすると共に補助電源回路をONし、起動に必要な比較的低い電圧の電力(待機電力)のみを補助電源回路から各ユニットに供給するようになっている。具体的にオフィスに設置される画像形成装置にあっては、就業時間中に画像形成装置が例えば30分間使用されない場合には待機状態となる。また、夜間や祝休日にあっては待機状態が長時間に亘って継続する状態となる。この状態から操作パネルが操作されたり、ファクシミリ受信した場合に、補助電源回路からの電力を使用して主電源起動回路を駆動して主電源回路をON作動させ、この主電源回路からの給電による所定の画像形成動作を実行するようになっている。
ところで、この種の画像形成装置にあっては、これまで、消費電力量の削減によるランニングコストの低廉化が求められてきている。近年、複写機能、プリント機能、ファクシミリ機能を兼ね備えた複合機の普及が進んでいるが、この種の装置にあっては消費電力量が特に大きく、電力使用料金が嵩んでしまうといったことが懸念されている。
この電力使用料金の削減に鑑みられたものとして下記の特許文献1及び2がこれまでに提案されている。
特許文献1には、ADFに原稿をセットしておき、指定した時刻(夜間電力料金の適用時刻)になると複写動作を開始することが開示されている。つまり、電力使用料金の安価な時間帯を利用することによりランニングコストの削減を図るようにしている。
また、特許文献2には、印刷データを日中に2次記憶装置に蓄積しておき、この印刷データを使用した印刷動作を夜間時間帯に無人状態で実行することにより、印刷要求を処理する時間帯の分散化を図ることが開示されている。
特開昭64−74557号公報 特開2000−112694号公報
ところが、これまでの画像形成装置にあっては、上記待機状態であっても画像形成要求があると(例えば夜間モード中に操作パネルの操作やファクシミリ受信があると)、直ちにウォームアップ動作を行い、このウォームアップ動作の完了後に上記画像形成要求に応じた画像形成動作を実行するようになっている。つまり、時間帯や動作モードに拘わりなく、画像形成要求に対する応答を優先するように制御動作が行われるものであった。このため、このような待機状態からの印刷処理実行が複数回行われた場合、その度に、定着ローラの再加熱などといったウォームアップ動作及び印刷動作が必要になってしまい、装置の消費電力を抑えることができなくなってしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、待機状態となって消費電力を低減するように構成された画像形成装置に対し、画像データの処理タイミングを適切に設定することにより消費電力の削減を図ることができる構成を提供することにある。
−発明の概要−
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決手段は、夜間モード等の待機モード中には画像形成要求がある度に画像形成動作を実行するのではなく、このモード中の画像データを全て記憶しておき、つまり、所定期間は画像形成動作を禁止しておき、その後(所定時間の経過後)、これら記憶しておいた画像データを一括して印刷することにより、ウォームアップ動作回数を必要最小限に抑えて消費電力の削減を図るようにしている。また、ユーザが待機モードを解除した場合や、待機モード解除時刻(例えばオフィスにあっては就業開始時刻)になった場合に、記憶手段に記憶されている画像データを読み出すことによる画像形成動作が実行されるようにすることで、紙詰まり等のトラブルに対してユーザが迅速に対応することが可能になる。
−解決手段−
具体的に、本発明は、複数の画像データを記憶可能な記憶手段と、この記憶手段に記憶されている画像データを読み出して画像形成動作を実行する画像形成手段と、所定時間帯に装置作動モードを待機モードに切り換えるモード切換手段とを備えた画像形成装置を前提とする。この画像形成装置に対し、上記モード切換手段によって装置作動モードが待機モードに設定されている間、上記記憶手段に記憶されている画像データを読み出すことによる画像形成動作の実行を禁止する画像形成動作禁止手段を設けている。ここでいう待機モードとなる所定時間帯とは、例えばオフィスであれば就業時間外(夜間や祝休日など)である。つまり、夜間モード(待機モード)に移行した時点でFAX受信やリモート印刷要求や終夜運転の端末機からの印刷要求があった場合であっても画像形成動作禁止手段によって画像形成動作の実行が禁止されることになる。
この特定事項により、装置作動モードが待機モードでない場合(オフィスであれば就業時間中)には、ユーザの画像形成要求が生じる度に、それに応じた画像処理動作が画像形成手段により実行される。これに対し、装置作動モードが待機モード(例えば上記夜間モード)になった場合、その間に受信した画像データやスキャナ機能などによって読み取った画像データ等の複数の画像データは一旦記憶手段に記憶される。この記憶された画像データは待機モードが解除されるまで読み出されることはない。つまり、この待機モードでは、記憶されている画像データの読み出しによる画像形成動作は画像形成動作禁止手段によって禁止されていることになる。そして、ユーザが手動操作によって待機モードを解除したり、待機モードの解除時刻になると、記憶されている画像データの読み出しによる画像形成動作が許可されることになる。つまり、記憶されている複数の画像データが一括印刷されることになる。このように、本解決手段では、待機モード中にあっては、画像形成要求がある度にウォームアップ動作を経て画像形成動作を実行するといったことを行わず、その画像データを記憶していき、待機モードが解除された際に一括印刷を実行するようにしている。このため、ウォームアップ動作回数を必要最小限に抑えることができ、消費電力の大幅な削減を図ることができる。
しかも、記憶手段に記憶されている画像データを読み出すことによる画像形成動作をユーザの操作によって実行するのではなく、自動実行できるようにしながらも所定時刻に印刷物が入手できるようにするという観点から、記憶手段に記憶されている画像データを読み出すことによる画像形成動作を完了する時刻を設定可能な構成とする。そして、この時刻設定がなされた際、その時刻に画像形成動作が完了するように画像形成動作の開始時刻を算出して、画像形成手段が、その算出時刻から画像データを読み出して画像形成動作を開始する構成としている。さらに、算出された画像形成動作の開始時刻が待機モード中の時刻であった場合には、その算出時刻から画像形成動作が完了するまでの間は、画像形成動作禁止手段による画像形成動作の実行禁止状態が解除される構成としている。
特定事項により、記憶手段に記憶されている画像データに係る印刷物を任意の時刻に入手することが可能となる。例えば、オフィスにおいて、画像形成動作を完了する時刻を始業時刻に設定しておけば、始業と同時に所望の印刷物の印刷動作が完了する。つまり、ユーザは、画像形成装置の操作を行うことなく業務開始時には所望の印刷物を入手できることになる。更に、深夜などのように電力使用料金が安価な時間帯に画像形成動作が実行されるように上記画像形成完了時刻を設定しておけば、装置のランニングコストを削減できる。
本発明に係る画像形成装置が外部機器から送信された画像データを受信する通信部を備えている場合の電源回路として、具体的には以下の構成が掲げられる。つまり、装置作動モードが待機モードに設定されている間、外部機器から送信された画像データを記憶手段が記憶可能となるように、記憶手段及び通信部のみへの電力供給が可能な電源回路を備えさせる構成である。
この場合の構成としてより具体的には、電源回路に、装置作動モードが待機モードに設定されているときに画像形成動作の起動要求の有無を監視している監視手段へ電力を供給する第1の補助電源と、外部機器から送信された画像データの受信及びその画像データの記憶のための電力を記憶手段及び通信部へ供給する第2の補助電源と、画像形成動作を実行するための電力を画像形成手段へ供給する主電源とを備えさせる構成を例示できる。
これら特定事項により、監視手段、記憶手段及び通信部、画像形成手段のそれぞれの消費電力に応じて効率の良い電力供給を行うことができる
具体的には、監視手段、記憶手段及び通信部に比べて画像形成手段は消費電力が大きいのが一般的であり、この場合、第1の補助電源及び第2の補助電源としては電源電圧値の低いものが採用され、主電源としては電源電圧値の高いものが採用されることになる。これにより、各種機器に応じた効率の良い電源供給動作を実現することができる。また、待機モード中には電源電圧値の低い電源のみから電力供給されるため、装置全体としての消費電力が大幅に抑えられる。
また、上記監視手段、記憶手段及び通信部は共に消費電力が小さいので、第1の補助電源と第2の補助電源とを共通の電源により構成する(一つの電源で兼用させる)ことも可能であり、この場合には、電源の個数を削減でき、画像形成装置の構成の簡素化及び製造コストの削減を図ることができる。
本発明において、待機モード中に記憶手段が記憶した画像データを読み出して画像形成動作を実行するための構成として具体的には以下のものが掲げられる。先ず、非待機モードであって、ユーザの画像形成実行要求操作があった場合に、上記記憶手段に記憶されている画像データを読み出すことによる画像形成手段の画像形成動作を実行するようにした構成である。つまり、待機モード中にユーザが待機モードを解除する操作を行った際や、待機モードを自動解除する時刻になった際に、ユーザが記憶データの印刷実行要求操作等を行うと、記憶手段が記憶している画像データが読み出されて画像形成手段による画像形成動作が実行されるようにしている。
これによれば、ユーザが予期しないタイミングで画像形成動作が実行されてしまうといった状況を回避することができる。このため、印刷物が長時間に亘って排紙トレイ上に置かれてしまって部外者が印刷物を閲覧してしまうといった状況を回避することができ、画像データのセキュリティ性の向上を図ることができる。また、本解決手段によれば、ユーザが画像形成装置の付近に居る状態で画像形成動作が実行されることになるため、紙詰まり等のトラブルに対してユーザが迅速に対応することが可能になり、記憶手段に記憶されている画像データの画像形成動作を円滑に完了させることができる。
また、特定のユーザのみに閲覧を許可する秘密文書データが記憶手段に記憶される場合のセキュリティ性を確保するための構成としては以下のものが掲げられる。つまり、記憶手段に記憶されている画像データに、その画像データを読み出すための識別情報(パスワードや暗証番号)を設定可能とする。そして、その識別情報が設定された画像データを読み出すことによる画像形成手段の画像形成動作は、非待機モードであって、ユーザが識別情報入力操作と共に画像形成実行要求操作を行った場合にのみ実行される構成としている。つまり、記憶手段に記憶されている画像データの画像形成動作を実行するに際し、パスワード等が設定された画像データに対しては、このパスワード等が入力されない限り記憶手段から読み出されることはない。従って、特定のユーザのみ(パスワード等を知るユーザのみ)がその画像データに対する画像処理動作を実行させることができ、セキュリティ性を確保することができる。
尚、複数の画像データを記憶可能な上記記憶手段としては、不揮発性メモリを採用することが好ましい。これによれば、ハードディスクに比べて消費電力が極端に小さいため、装置のランニングコストを抑えることができ、また、この記憶手段への供給電力も小さくてよいので電源の小型化を図ることができる。
本発明では、待機モード中である場合、画像形成要求がある度に画像形成動作を実行するのではなく、このモード中の画像データを記憶しておき、つまり、所定期間は画像形成動作を禁止しておき、その後に、これら記憶しておいた画像データを一括して印刷するようにしている。このため、ウォームアップ動作回数を必要最小限に抑えることができ装置の消費電力の削減を図ることができる。
更に、記憶されている画像データに対する画像形成動作の完了時刻を設定可能な構成として画像形成動作を自動実行できるようにしたことで、上記画像データによる印刷物を任意の時刻に入手することが可能となる。つまり、ユーザが、画像形成装置の操作を行うことなく所望の時刻に印刷物を入手でき、装置の利便性の向上を図ることができる。しかも、この時刻設定がなされた際、その時刻に画像形成動作が完了するように画像形成動作の開始時刻を算出して、画像形成手段が、その算出時刻から画像データを読み出して画像形成動作を開始するようにし、さらに、算出された画像形成動作の開始時刻が待機モード中の時刻であった場合には、その算出時刻から画像形成動作が完了するまでの間は、画像形成動作禁止手段による画像形成動作の実行禁止状態が解除されるようにしたことで、ユーザは、画像形成装置の操作を行うことなく業務開始時には所望の印刷物を入手でき、更に、深夜などのように電力使用料金が安価な時間帯に画像形成動作が実行されるように上記画像形成完了時刻を設定しておけば、装置のランニングコストを削減することが可能となる。
また、記憶手段に記憶されている画像データの画像形成動作を実行するに際し、パスワード等の識別情報が設定された画像データに対しては、この識別情報が入力されない限り記憶手段から読み出されないようにしている場合には、特定のユーザのみ(識別情報を知るユーザのみ)がその画像データに対する画像形成動作を実行させることができ、セキュリティ性を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本形態では、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能を兼ね備えた複合機に本発明を適用した場合について説明する。
−複合機の説明−
先ず、本通信システムに使用されるユーザ側のマシンである画像形成装置としての複合機について説明する。
図1は本形態に係る複合機1の内部構成の概略を示している。この図1のように、本複合機1は、原稿読取部としてのスキャナ部2、画像形成部としてのプリント部3及び原稿自動給紙部4を備えている。以下、各部について説明する。
<スキャナ部2の説明>
スキャナ部2は、透明なガラス等で成る原稿台41上に載置された原稿の画像や原稿自動給紙部4により1枚ずつ給紙される原稿の画像を読み取って画像データを作成する部分である。このスキャナ部2は、露光光源21、複数の反射鏡22,23,24、結像レンズ25、光電変換素子(CCD:Charge Coupled Device)26を備えている。
上記露光光源21は、原稿自動給紙部4の原稿台41上に載置された原稿や原稿自動給紙部4を搬送される原稿に対して光を照射するものである。各反射鏡22,23,24は、図1に一点鎖線Aで光路を示すように、原稿からの反射光を一旦図中左方向に反射させた後、下方に反射させ、その後、結像レンズ25に向かうように図中右方向に反射させるようになっている。
原稿の画像読取動作として、上記原稿台41上に原稿が載置された場合(「シート固定方式」として使用する場合)には、露光光源21及び各反射鏡22,23,24が原稿台41に沿って水平方向に走査して、原稿全体の画像を読み取ることになる。一方、原稿自動給紙部4を搬送される原稿を読み取る場合(「シート移動方式」として使用する場合)には、露光光源21及び各反射鏡22,23,24が図1に示す位置に固定され、後述する原稿自動給紙部4の原稿読取部42を原稿が通過する際にその画像を読み取ることになる。
上記各反射鏡22,23,24で反射されて結像レンズ25を通過した光は光電変換素子26に導かれ、この光電変換素子26において反射光が電気信号(原稿画像データ)に変換されるようになっている。
<プリント部3の説明>
プリント部3は、画像形成系31と用紙搬送系32とを備えている。
画像形成系31は、レーザスキャニングユニット31a及びドラム型の像担持体としての感光体ドラム31bを備えている。レーザスキャニングユニット31aは、上記光電変換素子26において変換された原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体ドラム31bの表面に照射するものである。感光体ドラム31bは、図1中に矢印で示す方向に回転し、レーザスキャニングユニット31aからのレーザ光が照射されることによってその表面に静電潜像が形成されるようになっている。
また、感光体ドラム31bの外周囲には、上記レーザスキャニングユニット31aの他に、現像装置(現像機構)31c、転写ユニット(転写機構)31d、クリーニング装置(クリーニング機構)31e、図示しない除電器、帯電ユニット31fが周方向に亘って順に配設されている。現像装置31cは、感光体ドラム31bの表面に形成された静電潜像をトナー(顕像化物質)により可視像に現像するものである。転写ユニット31dは、感光体ドラム31bの表面に形成されたトナー像を記録媒体としての画像形成用紙に転写するものである。クリーニング装置31eは、トナー転写後において感光体ドラム31bの表面に残留したトナーを除去するようになっている。除電器は、感光体ドラム31bの表面の残留電荷を除去するものである。帯電ユニット31fは、静電潜像が形成される前の感光体ドラム31bの表面を所定の電位に帯電させるようになっている。
このため、画像形成用紙に画像を形成する際には、帯電ユニット31fによって感光体ドラム31bの表面が所定の電位に帯電され、レーザスキャニングユニット31aが原稿画像データに基づいたレーザ光を感光体ドラム31bの表面に照射する。その後、現像装置31cが感光体ドラム31bの表面にトナーによる可視像を現像し、転写ユニット31dによって、トナー像が画像形成用紙に転写される。更に、その後、感光体ドラム31bの表面に残留したトナーはクリーニング装置31eによって除去されると共に、感光体ドラム31bの表面の残留電荷が除電器によって除去される。これにより、画像形成用紙への画像形成動作(印刷動作)の1サイクルが終了する。このサイクルが繰り返されることにより、複数枚の画像形成用紙に対して連続的に画像形成を行うことができるようになっている。
一方、用紙搬送系32は、用紙収容部としての用紙カセット33に収容された画像形成用紙を1枚ずつ搬送して上記画像形成系31による画像形成を行わせると共に、画像形成された画像形成用紙を用紙排出部としての排紙トレイ35へ排出するものである。
この用紙搬送系32は、主搬送路36と反転搬送路37とを備えている。主搬送路36は用紙カセット33の排出側に対向していると共に他端が排紙トレイ35に対向している。反転搬送路37は、一端が転写ユニット31dの配設位置よりも上流側(図中下側)で主搬送路36に繋がっていると共に、他端が転写ユニット31dの配設位置よりも下流側(図中上側)で主搬送路36に繋がっている。
主搬送路36の上流端(用紙カセット33の排出側に対向する部分)には断面が半円状のピックアップローラ36aが配設されている。このピックアップローラ36aの回転により、用紙カセット33に収容されている画像形成用紙を1枚ずつ間欠的に主搬送路36に給紙できるようになっている。
この主搬送路36における転写ユニット31dの配設位置よりも上流側には、レジストローラ36d,36dが配設されている。このレジストローラ36d,36dは、感光体ドラム31b表面のトナー像と画像形成用紙との位置合わせを行いながら画像形成用紙を搬送するものである。主搬送路36における転写ユニット31dの配設位置よりも下流側には、画像形成用紙に転写されたトナー像を加熱により定着させるための一対の定着ローラ39a,39bを備えた定着装置39が配設されている。更に、主搬送路36の下流端には、画像形成用紙を排紙トレイ35に排紙するための排出ローラ36eが配設されている。
主搬送路36に対する反転搬送路37の上流端の接続位置には分岐爪38が配設されている。この分岐爪38は、図1に実線で示す第1位置とこの第1位置から図中反時計回り方向に回動して反転搬送路37を開放する第2位置との間で水平軸回りに回動自在となっている。この分岐爪38が第1位置にあるときには画像形成用紙が排紙トレイ35に向けて搬送され、第2位置にあるときには画像形成用紙が反転搬送路37へ供給可能となっている。反転搬送路37には搬送ローラ37aが配設されており、画像形成用紙が反転搬送路37に供給された場合(所謂スイッチバック搬送により画像形成用紙が反転搬送路37に供給された場合)には、この搬送ローラ37aによって画像形成用紙が搬送され、レジストローラ36dの上流側で画像形成用紙が反転されて再び転写ユニット31dに向かって主搬送路36を搬送されるようになっている。つまり、画像形成用紙の裏面に対して画像形成が行えるようになっている。
<原稿自動給紙部4の説明>
次に、原稿自動給紙部4について説明する。この原稿自動給紙部4は、所謂自動両面原稿搬送装置として構成されている。この原稿自動給紙部4は、シート移動式として使用可能であって、原稿載置部としての原稿トレイ43、中間トレイ44、原稿排出部としての原稿排紙トレイ45及び各トレイ43,44,45間で原稿を搬送する原稿搬送系46を備えている。
上記原稿搬送系46は、原稿トレイ43に載置された原稿を、原稿読取部42を経て中間トレイ44または原稿排紙トレイ45へ搬送するための主搬送路47と、中間トレイ44上の原稿を主搬送路47に供給するための副搬送路48とを備えている。
主搬送路47の上流端(原稿トレイ43の排出側に対向する部分)には原稿ピックアップローラ47a及び捌きローラ47bが配設されている。捌きローラ47bの下側には捌き板47cが配設されており、原稿ピックアップローラ47aの回転に伴って原稿トレイ43上の原稿のうちの1枚がこの捌きローラ47bと捌き板47cとの間を通過して主搬送路47に給紙されるようになっている。主搬送路47と副搬送路48との合流部分(図中B部分)よりも下流側にはPSローラ47e,47eが配設されている。このPSローラ47e,47eは、原稿の先端とスキャナ部2の画像読取タイミングとを調整して原稿を原稿読取部42に供給するものである。つまり、このPSローラ47e,47eは原稿が供給された状態でその原稿の搬送を一旦停止し、上記タイミングを調整して原稿を原稿読取部42に供給するようになっている。
原稿読取部42は、プラテンガラス42aと原稿押え板42bとを備え、PSローラ47e,47eから供給された原稿がプラテンガラス42aと原稿押え板42bとの間を通過する際に、上記露光光源21からの光がプラテンガラス42aを通過して原稿に照射されるようになっている。この際、上記スキャナ部2による原稿画像データの取得が行われる。上記原稿押え板42bの背面(上面)には図示しないコイルスプリングによる付勢力が付与されている。これにより、原稿押え板42bがプラテンガラス42aに対して所定の押圧力をもって接触しており、原稿が原稿読取部42を通過する際にプラテンガラス42aから浮き上がることを阻止している。
プラテンガラス42aの下流側には、搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ47gが備えられている。プラテンガラス42a上を通過した原稿が搬送ローラ47f及び原稿排紙ローラ47gを経て中間トレイ44または原稿排紙トレイ45へ排紙される構成となっている。
原稿排紙ローラ47gと中間トレイ44との間には中間トレイ揺動板44aが配設されている。この中間トレイ揺動板44aは、中間トレイ44側の端部が揺動中心とされて、図中実線で示すポジション1とこのポジション1から上方へ跳ね上げられたポジション2との間で揺動可能となっている。中間トレイ揺動板44aがポジション2にある場合には原稿排紙ローラ47gから排紙された原稿は原稿排紙トレイ45へ回収される。一方、中間トレイ揺動板44aがポジション1にある場合には原稿排紙ローラ47gから排紙された原稿は中間トレイ44へ排出されるようになっている。この中間トレイ44への排紙時には、原稿の端縁が原稿排紙ローラ47g,47g間に挟持された状態となっており、この状態から原稿排紙ローラ47gが逆回転することによって原稿が副搬送路48に供給され、この副搬送路48を経て再び主搬送路47に送り出されるようになっている。この原稿排紙ローラ47gの逆回転動作は、主搬送路47への原稿の送り出しと画像読取タイミングとを調整して行われる。これにより、原稿の裏面の画像が原稿読取部42によって読み取られるようになっている。
−制御ブロック−
図2は、本実施形態に係る複合機1を構成する各種ユニット部、画像処理部などの主要構成要素を示すブロック図である。図中、略中央に位置するメイン中央演算処理装置401(CPU)が、各ユニット部毎に搭載されたサブ中央演算処理装置(CPU)との連携をとりながら複合機1各部の動作を管理する。
この図2からも解るように、本複合機1は、主として、図面略右上に位置し、操作パネル103を管理制御するオペレーションパネルボード100と、図面略左上に位置し、複合機1を構成する各ユニットを管理制御するマシンコントロールボード200と、図面略左下に位置し、原稿画像を電気的に読取って電子データとするCCDボード300と、図面略中央に位置し、前記CCDボード300にて電子データ化された原稿画像に対して所定の画像処理を施すメイン画像処理ボード400と、このメイン画像処理ボード400にて処理された画像情報にさらに所定の画像処理を施すサブ画像処理ボード500と、さらに、図面略右下に位置し、前記サブ画像処理ボード500にインターフェイスを介して接続されるその他の拡張ボード群600(プリンタボード601、機能拡張ボード602、FAXボード603)などから構成される。
次に、各ボード毎における管理制御内容について説明する。
(オペレーションパネルボード100)
オペレーションパネルボード100は、基本的にサブ中央演算処理装置(CPU)101により制御され、操作パネル103上に配置されたLCD104の表示画面、各種モードに関する指示を入力する操作キー群105からの操作入力などを管理する。また、このオペレーションパネルボード100には、さらに、操作キー群105から入力されたデータ、LCD104に表示させる情報など操作パネル103における各種制御情報を記憶するメモリ102が設けられている。
上記構成のオペレーションパネルボード100において、サブ中央演算処理装置(CPU)101は、メイン中央演算処理装置(CPU)401との間で、複合機1の各部を制御する制御データの通信を行い、複合機1各部に動作を指示する。また、メイン中央演算処理装置401からは、複合機1の動作状態を示す制御信号をサブ中央演算処理装置(CPU)101へ転送する。この制御信号により、操作パネル103のLCD104上に複合機1の動作状態が表示される。
(マシンコントロールボード200)
マシンコントロールボード200は、サブ中央演算処理装置201により全体が制御されており、ADFやRADFなどの自動原稿送り装置203、原稿画像を読取る読取りスキャナ部204、画像データを画像として再現するプロセス部205、画像が記録される用紙を収納部からプロセス部205へ向かって順次搬送する給紙搬送部206、画像が記録された用紙を反転させて用紙の両面に画像が形成されるように用紙を反転搬送する両面ユニット207、画像が記録された用紙に対してステープル等の後処理を行うフィニッシャ208などを管理する。
(CCDボード300)
CCDボード300は、原稿画像を電気的に読取るための上記CCD26、このCCD26を駆動する回路(CCDゲートアレイ)302、CCD26から出力されるアナログデータのゲイン調整などを行うアナログ回路303、CCD26のアナログ出力をデジタル信号に変換してデジタル信号の画像データとして出力するA/D変換器304などから構成され、制御管理はメイン中央演算処理装置401により行われる。
(メイン画像処理ボード400)
メイン画像処理ボード400は、メイン中央演算処理装置401により制御され、前記CCDボード300から送られてきた原稿画像の画像データに、画像の階調性を所望の状態で表現できるように、シェーディング補正、濃度補正、領域分離、フィルタ処理、MTF補正、解像度変換、電子ズーム(変倍処理)、ガンマ補正などの多値画像データ処理を行う多値画像処理部402、処理が施された画像データあるいは処理の手順管理などの各種制御情報を記憶するメモリ403、処理が施された画像データにより画像を再現するためにレーザスキャニングユニット(LSU)31aへ画像データを転送するとともにLSU31aを制御するレーザーコントロール部404などから構成される。
(サブ画像処理ボード500)
サブ画像処理ボード500は、メイン画像処理ボード400とコネクタ接続され、メイン画像処理ボード400上のメイン中央演算処理装置401により制御された2値画像処理部501、処理の施された2値画像データあるいは処理上の制御データなどを記憶管理するメモリ502a及びこのメモリ502aを制御するメモリーG/A502、複数枚の原稿画像データを記憶管理しておき、複数枚の原稿画像を繰り返し所望部数だけ読み出して、複数の複写物を生成するためのハードディスク(HD)503aおよびHD503aを制御するRDHG/A503、外部インターフェイスとしてのSCSI−2およびSCSI−2を制御するSCSIG/A504などから構成される。
また、前述の2値画像処理部501は、多値画像データを2値画像データに変換する処理部、画像を回転する処理部、2値画像の変倍処理を行う2値変倍(ズーム)処理部などから構成され、さらに、ファクス画像を通信手段を介して送受信することができるようにファクスインターフェイスも備えている。
(拡張ボード群600)
拡張ボード群600としては、パーソナルコンピュータなどから送られてくるデータをプロセス部205からプリンタモードとして出力するプリンタボード601、編集機能を拡張して複合機1の特徴を有効活用する機能拡張ボード602、読取りスキャナー部204から読み込んだ原稿画像を相手先に対して送信するとともに相手先から送られてきた画像データをプロセス部205から出力するFAXボード603などがある。
以下、このように構成される複合機1の処理動作としてのコピー、ファックス、プリントの各モードにおける画像データ処理及び流れについて説明する。
(コピーモード)
複合機1の原稿自動給紙部4にセットされた原稿は、1枚ずつ順次供給され、原稿の画像は先に説明したスキャナ部2の構成により順次読み取られ、8ビットの電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転送される。
メイン画像処理ボード400に転送された8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとして多値画像処理部402上で所定の処理が施される。
そして、8ビットの電子画像データにガンマ補正などの処理を行いレーザーコントロール部404を介してLSU31aへと送られる。
これにより、複合機1のスキャナ部2にて読み取られた原稿画像は、プリント部3から階調性のあるコピー画像として出力される。
(コピーモードにおける電子RDH機能)
同じく複合機1の原稿自動給紙部4にセットされた原稿は、1枚ずつ順次供給され、原稿の画像は先に説明したスキャナ部2の構成により順次読み取られ、8ビットの電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転送される。
メイン画像処理ボード400に転送された8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとして多値画像処理部402上で所定の処理が施される。
そして、この8ビットの電子画像データは、次にメイン画像処理ボード400側のコネクタ405からサブ画像処理ボード500側のコネクタ505を介してサブ画像処理ボード500側に送られ、2値画像処理部501の多値2値変換部において誤差拡散などの処理と共に8ビットの電子画像データから2ビットの電子画像データに変換される。
なお、8ビットの電子画像データを誤差拡散などの処理を含めて2ビットの電子画像データに変換しているのは、ただ多値2値変換を行っただけでは画質的に問題があるので、画質の劣化が少なくなるように配慮したためである。
また、8ビットの電子画像データを2ビットの電子画像データに変換するのは、画像の記憶容量などを考慮したためである。
このようにして変換された2ビットの電子画像データは、原稿1枚毎にハードディスクなどのディスクメモリ(HD)503aへと転送されて一時的に記憶管理される。
複合機1の原稿自動給紙部4にセットされた原稿群の全てが読み取り処理されると、先程一時的にハードディスク503aに記憶された2ビットの電子画像データをゲートアレイ(RDHG/A)503の制御により指定された部数の数だけ繰り返し読み出して、読み出された2ビットの電子画像データは、再度コネクタ505,405を介してメイン画像処理ボード400へ送られ、ガンマ補正などの処理を行いレーザーコントロール部404を介してLSU31aへと送られる。
なお、全ての原稿群画像が読み取られてから画像群を所望する部数の数だけ繰り返し読み出すようにして説明したが、1部目の画像出力は所定分の画像が準備出来た段階で順次出力するように構成することも可能である。
これにより、複合機1のスキャナ部2にて読み取られた原稿画像は、プリント部3から階調性のあるコピー画像として出力される。
(プリンタモード)
パーソナルコンピュータなどのネットワーク接続された外部機器から送られてきた画像は、プリンタボード601上でページ単位の画像としてボード601上で展開された後、インターフェイスであるSCSIG/A504から一旦サブ画像処理ボード500側へ転送されハードディスク503aなどのメモリへと記憶される。
なお、プリンタボード601上でページ画像として展開された画像は、サブ画像処理ボード500側に送られるが、ページ画像に2値画像処理は行わず、ハードディスク503aに一時記憶されるだけである。
また、一旦記憶されたページ画像がハードディスク503aから読み出される時も、ページ画像に対する2値画像処理は行わない。
そしてハードディスク503aへ一時記憶された画像情報は、所定のページ順となるようにハードディスク503aから読み出されながらメイン画像処理ボード400へと送られてガンマ補正を行い、レーザコントロール部404からLSU31aにて画像を再現するよう画像の書き込みが制御される。
(ファックスモード)
ファックスモードには、相手先に対する原稿の送信と、相手先からの原稿の受信に対する処理がある。
先に相手先に対する原稿の送信について説明すると、複合機1の原稿自動給紙部4にセットされた送信原稿は、1枚ずつ順次供給され、送信原稿の画像は先に説明したスキャナ部2の構成により順次読み取られ、8ビットの電子データとしてメイン画像処理ボード400へと転送される。
メイン画像処理ボード400に転送された8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データとして多値画像処理部402上で所定の処理が施される。
そして、この8ビットの電子画像データは、次にメイン画像処理ボード400側のコネクタ405からサブ画像処理ボード500側のコネクタ505を介してサブ画像処理ボード500側に送られ、2値画像処理部501の多値2値変換部において誤差拡散などの処理と共に8ビットの電子画像データから2ビットの電子画像データに変換される。
なお、8ビットの電子画像データを誤差拡散などの処理を含めて2ビットの電子画像データに変換しているのは、ただ多値2値変換を行っただけでは画質的に問題があるので、画質の劣化が少なくなるように配慮している。
このようにして2値画像化された送信原稿は、所定の形式で圧縮されメモリ502aに記憶される。
そして、相手先との送信手続きを行い送信可能な状態が確保されると、メモリ502aから読み出された所定の形式で圧縮された送信原稿画像はFAXボード603側へと転送され、このFAXボード603上で圧縮形式の変更など必要な処理を施して、相手先に対して通信回線を介して順次送信されることとなる。
次に、相手先から送信されてきた原稿画像の処理について説明する。
相手先から通信回線を介して原稿が送信されてくると、FAXボード603での通信手続きを行いながら相手先から送信されてくる原稿画像を受信すると共に、所定の形式に圧縮された状態の受信画像は、サブ画像処理ボード500の2値画像処理部501に設けられたファックスインターフェイスから2値画像処理部501へと送られ、圧縮伸張処理部などによりページ画像として送信されてきた原稿画像を再現する。
そして、ページ単位の画像として再現された原稿画像は、メイン画像処理ボード400側へと転送されガンマ補正を行い、レーザコントロール部404からLSU31aにて画像を再現するよう画像の書き込みが制御される。
−電源装置の説明−
次に、本実施形態に係る複合機1の電源装置701について説明する。
図3は、本発明でいう電源回路としての電源装置701及びそれに繋がる通信システムを示すブロック図である。同図に示すように、電源装置701は、主電源制御部730、第1補助電源回路751、第2補助電源回路752、主電源回路760を備えていると共に、メイン制御回路710及び操作パネルSW740に接続されている。
上記メイン制御回路710は、電源装置701が適用される装置およびその装置の外部に接続される外部機器800(800A〜800D)の間における通信を行うインタフェース部720を備えている。また、メイン制御回路710は、主電源回路760を停止させるときに、主電源制御部730に対してローレベルのPSバー信号を出力する。
インタフェース部720は、公衆回線を介して入出力されるFAXデータの通信に用いられる上記FAXボード603、イーサネット(登録商標)等を介してローカルエリアでのデータの通信に用いられるLANボード722、また、スタンドアロンのシステム等の外部のパーソナルコンピュータとIEEE1284インタフェースを介しての通信に用いられるプリンタボード601、および外部機器であるデジタルカメラや画像ストレージ装置等のUSBデバイスとUSBインタフェースを介しての通信に用いられるUSBボード724を備えている。これにより、デジタルカメラあるいは画像ストレージ装置からのダイレクトプリント等の要求にUSBを介して複合機1が対応するようになっている。
主電源制御部730は、公衆回線を介して入力されるFAXの受信を検出するリング検出回路731、イーサネット等を介してのローカルエリア内で通信されるデータの入力を検出するLAN信号検出回路732、IEEE1284インタフェースを介して外部機器800Cから入力される信号を検出する1284信号検出回路733、USBインタフェースを介して外部機器800Dから入力される信号を検出するUSB信号検出回路734、操作パネルSW740のスイッチがユーザによりオンされたこと等を検出するパネル信号検出回路735、及び上記各検出回路731〜735からの信号に基づいて主電源回路760を起動させる主電源起動回路736を備えている。
上記操作パネルSW740は、ユーザからのコマンド等を受け付ける操作部(上記操作パネル103)に設けられるスイッチである。本実施形態では、省電力動作状態(待機モード状態)の電源装置701をユーザの意志により通常動作状態に復帰させる際に操作パネルSW740が使用される。
第1補助電源回路751は、主に、主電源回路760による電力の供給が停止している省電力動作状態において、リング検出回路731、LAN信号検出回路732、1284信号検出回路733、USB信号検出回路734、パネル信号検出回路735、および主電源起動回路736に電力を供給する役割を果たす。なお、本実施形態では、リング検出回路731、LAN信号検出回路732、1284信号検出回路733、USB信号検出回路734、およびパネル信号検出回路735のそれぞれが主電源起動回路736とともに本発明でいう監視手段を構成している。
第2補助電源回路752は、主に、主電源回路760による電力の供給が停止している省電力動作状態において、上記FAXボード603、LANボード722、プリンタボード601、USBボード724、および本発明でいう記憶手段としての上記ハードディスク503aに電力を供給する役割を果たす。なお、本実施形態では、上記FAXボード603、LANボード722、プリンタボード601、USBボード724のそれぞれが本発明でいう通信部を構成している。
主電源回路760は、電源装置701が通常動作状態(非待機モード)時に複合機1の各構成要素に対して、所定の電力を供給する役割を果たす。ここで、電源装置701が適用される複合機1は、ユーザからのコマンドがなく、処理すべきコマンドが存在しない状態が所定の時間以上継続すると、コマンド待機時の消費電力を軽減するために省電力動作状態になる。この省電力動作状態においては、次にコマンドの入力等がされるまで電源装置701は、複合機1の各構成要素に対して主電源回路760による電力の供給を停止する。また、夜間の時間帯やオフィスの休日においても省電力動作状態になる。
そして、復帰信号(起動信号)となるコマンド入力を検出することにより、電源装置701は通常動作状態に復帰し、再び複合機1の各構成要素(スキャナ部2やプリント部3や原稿自動給紙部4)への電源の供給を開始する。なお、電源装置701は、省電力動作状態において、前記コマンド入力、すなわち復帰信号を受信し通常動作状態に復帰するための必要最低限のレベルにまで、消費電力が削減できる。
図4は、電源装置701の主要部の構成を示している。この図に示すように、電源装置701が商用電源770から所定の電力の供給を受ける。このとき、主電源回路760と各補助電源回路751,752とは並列的に配置されており、それぞれ商用電源770に接続されている。また、商用電源770と主電源回路760との間、商用電源770と第1補助電源回路751との間、商用電源770と第2補助電源回路752との間には、それぞれ整流・平滑動作を行う平滑回路771,771,771が配置されている。更に、商用電源770と主電源回路760との中間に、メインスイッチ772、トライアック773、ノーマル・オープンのリレー接点774が配置されている。主電源回路760には主電源回路760をオンにするローレベルの信号(MPS−ON信号)及び主電源回路760をオフするハイレベルの信号(MPS−OFF信号)の入力を受け付ける信号入力端子776が設けられている。
更に、リレー接点774の開放/閉成を制御するリレーコイル775、第2補助電源回路752の給電ラインに設けられたリレー接点777の開放/閉成を制御するリレーコイル778が第1補助電源回路751に接続されている。
同図に示す構成において、メインスイッチ772がオンされると複合機1の起動が開始されるが、この起動時にはトライアック773は導通しておらず、リレー接点774,777が開放状態になっている。このため、起動時には、商用電源770から第1補助電源回路751にのみ電力が供給され、第1補助電源回路751が動作を開始する。そして、第1補助電源回路751からの電流がリレーコイル775に流れることにより、リレー接点774が閉成状態になり、また上記信号入力端子776にローレベルの信号(MPS−ON信号)が入力されることで主電源回路760が動作を開始する。この主電源回路760の動作開始により、トライアック773が導通し、商用電源770と主電源回路760との接続状態が維持され、電源装置701が通常動作状態となる。そして、この主電源回路760では、上記信号入力端子776がハイレベルの信号(MPS−OFF信号)の入力を受けるとオフ状態となり、複合機1は待機モード(省電力動作状態)に移行する。一方、信号入力端子776がローレベルの信号(MPS−ON信号)の入力を受けると主電源回路760が再びオン状態となり、待機モードが解除され、通常の作動モードに移行する。このように主電源起動回路736からの入力信号により主電源回路760のオン状態(通常作動モード)とオフ状態(待機モード)とが切り換えられるようになっている。このため、この主電源起動回路736によって本発明でいうモード切換手段が構成されている。
一方、メインスイッチ772のオンに伴って第1補助電源回路751からの電流がリレーコイル778に流れることにより、第2補助電源回路752の給電ラインに設けられたリレー接点777が閉成状態になり、第2補助電源回路752が動作を開始する。この第2補助電源回路752の動作開始により、FAXボード603、LANボード722、プリンタボード601、USBボード724、および上記ハードディスク503aへの電力供給が行われる。
そして、本形態の特徴とするところは、上記主電源起動回路736からの信号(MPS−OFF信号)により装置作動モードが待機モード(夜間モードや祝休日での待機モード)に設定されている間、上記ハードディスク503aに記憶されている画像データを読み出すことによる画像形成動作の実行を禁止する画像形成動作禁止手段がメイン中央演算処理装置401に備えられていることにある。つまり、例えばオフィスであれば就業時間外(夜間や祝休日など)であるときには、FAX受信やリモート印刷要求や終夜運転の端末機からの印刷要求があった場合であっても画像形成動作禁止手段によって画像形成動作の実行が禁止され、これら画像データはハードディスク503aに記憶されていくようになっている。言い換えると、本複合機1には、現在の日付及び時刻を認識可能なカレンダ・タイマ機能が備えられており、夜間や祝休日である場合には、主電源起動回路736からMPS−OFF信号が出力されて装置作動モードが待機モードとなる。そして、この待機モードの間は画像形成動作禁止手段が作動し、画像形成動作の実行が禁止されるようになっている。この待機モードの解除は、ユーザによる解除操作が行われた場合や、現在の日付及び時刻が夜間でも祝休日でもなくなった場合に行われる。
−印刷動作設定及びモード設定−
次に、本複合機1において設定変更可能な各種印刷動作設定及びモード設定について図5のフローチャートに沿って説明する。ここでは待機モードの一つとして「夜間モード」において本発明に係る動作が行われる場合について説明する。
先ず、本複合機1において切り換え可能な設定としては、「一括印刷設定」の切り換え、「完了時間予約選択」の切り換え、「セキュリティモード選択」の切り換えがある。
「一括印刷設定」とは、夜間モード中にハードディスク503aに記憶した画像データを一時に一括印刷するといった動作を実行するか否かを設定するものである。また、「完了時間予約選択」とは、上記「一括印刷設定」がなされている場合においてハードディスク503aに記憶されている画像データを読み出すことによる画像形成動作を完了する時刻を設定するものである。更に、「セキュリティモード選択」とは、特定のユーザのみに閲覧を許可する秘密文書データがハードディスク503aに記憶される場合に、その秘密文書データを読み出すための識別情報(パスワード)を設定するものである。
更に、本複合機1では、夜間の時間帯には「夜間モード」に移行させるか否かを設定する夜間モード設定機能も備えている。
図5において、先ず、ステップST1で「一括印刷設定」がなされているか否かを判定し、この設定がなされている場合にはステップST2において一括印刷モードに切り換える。また、ステップST3で「完了時間予約選択」がなされるか否かを判定し、この設定がなされる場合にはステップST4においてその時刻の入力が行われる。更に、ステップST5で「セキュリティモード選択」がなされるか否かを判定し、この設定がなされる場合にはステップST6において画像データに対するパスワードの設定入力が行われる。
その後、ステップST7で、上記「夜間モード」の設定(夜間の時間帯には「夜間モード」に移行させる設定)がなされているか否かを判定し、この判定がNoである場合にはステップST8に移り、Yesである場合にはステップST21に移る。
上記ステップST7の判定がNo、つまり、「夜間モード」の設定がなされていない場合には、ステップST8に移って、印刷要求の有無を判定する。つまり、ユーザが操作パネル103を操作することによる印刷要求、FAX受信、リモート印刷要求、終夜運転の端末機からの印刷要求等の有無を判定する。そして、この印刷要求がありYesに判定された場合にはステップST9において、この印刷要求に係る画像データを記憶保存するか否かを判定する。つまり、時間帯に拘わりなく画像データを記憶するように設定されているか否かを判定し、この設定が成されておりYesに判定された場合にはステップST10に移って、画像データ(印刷データ)の受信動作及び記憶保存動作を実行する。この際の保存先は上記ハードディスク503aである。このようにして画像データの受信動作及び記憶保存動作を実行した後、ステップST19に移って装置(複合機1)の上記受信動作及び記憶保存動作を停止する。
一方、ステップST9において、画像データを記憶するように設定されておらず、Noに判定された場合にはステップST11に移って、上記「一括印刷設定」がなされているか否か(一括印刷モードとなっているか否か)を判定し、この判定がNoである場合にはステップST12に移って、要求された画像データに対する印刷(通常印刷)動作を実行する。そして、この印刷動作が完了すると、ステップST19に移って装置(複合機1)の印刷動作を停止する。
また、ステップST11において、「一括印刷設定」がなされておりYesに判定された場合にはステップST13において、上記「セキュリティモード選択」がなされているか否か(セキュリティモードとなっているか否か)を判定し、この判定がNoである場合にはステップST14に移って、現在ハードディスク503aに記憶されている全画像データに対する印刷(一括印刷)動作を実行する。そして、この一括印刷動作が完了すると、ステップST19に移って装置(複合機1)の一括印刷動作を停止する。
一方、ステップST13において、セキュリティモードに設定されておりYesに判定された場合にはステップST15に移って、その画像データを読み出すためのパスワードがユーザにより入力される。ステップST16では、この入力されたパスワードが登録済みのものであるか否かを判定し、登録されていないパスワードであった場合(No判定された場合)にはそのまま装置を停止する(ステップST19)。
これに対し、入力されたパスワードが登録済みのものであるYesに判定された場合には、ステップST17に移って、先ず、ハードディスク503aに記憶されている画像データのうち、パスワードが設定されていない画像データ(秘密文書ではない画像データ)に対する一括印刷が実行され、それが終了すると、次に、パスワードが設定されており、上記入力されたパスワードに対応するパスワードに係る画像データ(秘密文書データ)に対する一括印刷が実行される。このようにして、印刷動作が完了すると、ステップST19に移って装置(複合機1)の印刷動作を停止する。
以上が、上記「夜間モード」の設定(夜間の時間帯には「夜間モード」に移行させる設定)がなされていない場合(または、上述するように「夜間モード」に移行させる設定はなされているが時間帯が夜間ではない場合)の動作である。
次に、上記「夜間モード」の設定がなされている場合の動作について説明する。
上記ステップST7の判定がYes、つまり、「夜間モード」の設定がなされている場合には、ステップST21に移って、現在時刻が夜間時間帯(「夜間モード」とすべき時間帯)であるか否かを判定する。この判定がNoである場合には、現在時刻が夜間時間帯ではない、つまり、オフィスにあっては就業時間中であるとしてステップST8に移り、上述したステップST8以降の動作を実行する。
一方、現在時刻が夜間時間帯(「夜間モード」とすべき時間帯)であり、Yesに判定された場合には、ステップST22において、「夜間モード」つまり、夜間待機状態となる。即ち、上記信号入力端子776がハイレベルの信号(MPS−OFF信号)の入力を受けて主電源回路760がオフ状態となり、複合機1は待機モード(省電力動作状態)に移行する。
この「夜間モード」への移行と共に、ステップST23では「完了時間予約選択」が「予約有り」の状態になっているか否か、つまり上記ステップST4で時刻の入力が行われたか否かが判定される。ここで、完了時間予約がなされておらず、Noに判定された場合には、ステップST28に移り、夜間モードの解除要求の有無を判断する。例えば、ユーザが操作パネルSW740を操作して待機モードを解除した場合には、この判定がYesとなる。このように夜間モードの解除要求があれば(ステップST28でYes判定)、ステップST29に移って夜間モードを解除した後、ステップST7に移り、上述したステップST7以降の動作を実行する。
また、ステップST28の判定において、夜間モードの解除要求が無かった(ステップST28でNo判定された)場合には、ステップST30に移って印刷要求の有無を判定する。つまり、ユーザが操作パネル103を操作することによる印刷要求、FAX受信、リモート印刷要求、終夜運転の端末機からの印刷要求等の有無を判定する。そして、この印刷要求があり、Yesに判定された場合にはステップST31において、この印刷要求に係る画像データをハードディスク503aに記憶するべく、第2補助電源回路752より、上記FAXボード603、LANボード722、プリンタボード601、USBボード724、およびハードディスク503aに電力を供給し、ステップST32において、受信した画像データをハードディスク503aに記憶保存していく。一方、上記ステップST30において印刷要求が無く、Noに判定された場合にはステップST7に移り、上述したステップST7以降の動作を実行する。
一方、上記ステップST23の判定において、完了時間予約がなされており、Yesに判定された場合には、ステップST24に移り、その時刻に画像形成動作が完了するように画像形成動作の開始時刻を算出(逆算)し、ステップST25では、現在の時刻がこの算出時刻に達したか否かが判定される。そして、この算出時刻に達した時点(ステップST25でYesに判定された時点)でステップST26に移り、上記「セキュリティモード選択」がなされているか否か(セキュリティモードとなっているか否か)を判定し、この判定がNoである場合にはステップST27に移って、現在ハードディスク503aに記憶されている全画像データに対する印刷(一括印刷)動作を実行する。そして、この一括印刷動作が完了すると、ステップST28に移って、上述したステップST28以降の動作を実行する。尚、上記ステップST23やステップST25でNo判定された場合や、ステップST26Yes判定された場合には、ステップST28に移り、上述したステップST28以降の動作を実行する。つまり、完了時間予約がなされていない場合や、完了時間予約がなされているものの現在の時刻が上記算出時刻に達していない場合や、上記「セキュリティモード選択」がなされている場合には、ユーザの操作による印刷実行要求があった場合に限り、印刷動作の実行を可能にする。
以上、説明してきたように、本形態では、夜間モード中(待機モード中)である場合、画像形成要求がある度に画像形成動作を実行するのではなく、このモード中の画像データをハードディスク503aに記憶しておき、つまり、所定期間は画像形成動作を禁止しておき、その後に、これら記憶しておいた画像データを一括して印刷するようにしている。このため、ウォームアップ動作回数を必要最小限に抑えることができ装置の消費電力の削減を図ることができる。
−その他の実施形態−
上述した実施形態では、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能を兼ね備えた複合機に本発明を適用した場合について説明した。本発明は、これに限らず、その他の画像形成装置にも適用可能である。
また、待機モード時に複数の画像データを記憶可能な記憶手段としては、ハードディスク503aに限らず、不揮発性メモリを採用するようにしてもよい。これによれば、ハードディスクに比べて消費電力が極端に小さいため、装置のランニングコストを抑えることができ、また、この記憶手段への供給電力も小さくてよいので電源の小型化を図ることができる。また、上記画像データを記憶するハードディスク503aとしては、サブ画像処理ボード500に接続されたものに限らず、待機モード時のみに使用する専用のハードディスクを備えさせるようにしてもよい。
また、上記監視手段を構成するリング検出回路731、LAN信号検出回路732、1284信号検出回路733、USB信号検出回路734、およびパネル信号検出回路735のそれぞれが主電源起動回路736、記憶手段であるハードディスク503a、及び通信部を構成するFAXボード603、LANボード722、プリンタボード601、USBボード724は共に消費電力が小さいので、上記第1の補助電源回路751と第2の補助電源回路752とを一つの電源で兼用させることも可能であり、この場合には、電源の個数を削減でき、画像形成装置の構成の簡素化及び製造コストの削減を図ることができる。
実施形態に係る複合機の内部構成の概略を示す図である。 複合機を構成する各種ユニット部、画像処理部などの主要構成要素を示すブロック図である。 電源装置を示す図である。 電源装置の主要部の構成を示す図である。 画像データの記憶動作及び画像形成動作の手順を説明するためのフローチャート図である。
符号の説明
1 複合機(画像形成装置)
3 プリント部(画像形成手段)
503a ハードディスク(記憶手段)
701 電源装置(電源回路)
720 インターフェース部(通信部)
731 リング検出回路(監視手段)
732 LAN信号検出回路(監視手段)
733 1284信号検出回路(監視手段)
734 USB信号検出回路(監視手段)
735 パネル信号検出回路(監視手段)
736 主電源起動回路(モード切換手段)
751 第1の補助電源回路
752 第2の補助電源回路
760 主電源回路
800 外部機器

Claims (7)

  1. 複数の画像データを記憶可能な記憶手段と、この記憶手段に記憶されている画像データを読み出して画像形成動作を実行する画像形成手段と、所定時間帯に装置作動モードを待機モードに切り換えるモード切換手段とを備えた画像形成装置において、
    上記モード切換手段によって装置作動モードが待機モードに設定されている間、上記記憶手段に記憶されている画像データを読み出すことによる画像形成動作の実行を禁止する画像形成動作禁止手段が設けられており、
    記憶手段に記憶されている画像データを読み出すことによる画像形成動作を完了する時刻を設定可能に構成されており、
    この時刻設定がなされた際、その時刻に画像形成動作が完了するように画像形成動作の開始時刻を算出して、画像形成手段が、その算出時刻から画像データを読み出して画像形成動作を開始するよう構成されており、
    算出された画像形成動作の開始時刻が待機モード中の時刻であった場合、その算出時刻から画像形成動作が完了するまでの間は、画像形成動作禁止手段による画像形成動作の実行禁止状態が解除される構成となっていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    外部機器から送信された画像データを受信する通信部と、
    装置作動モードが待機モードに設定されている間、外部機器から送信された画像データを記憶手段が記憶可能となるように、記憶手段及び通信部のみへの電力供給が可能な電源回路を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、
    電源回路は、装置作動モードが待機モードに設定されているときに画像形成動作の起動要求の有無を監視している監視手段へ電力を供給する第1の補助電源と、外部機器から送信された画像データの受信及びその画像データの記憶のための電力を記憶手段及び通信部へ供給する第2の補助電源と、画像形成動作を実行するための電力を画像形成手段へ供給する主電源とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、
    第1の補助電源と第2の補助電源とは、共通の電源により構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項までのうち何れか一つに記載の画像形成装置において、
    記憶手段に記憶されている画像データを読み出すことによる画像形成手段の画像形成動作は、非待機モードであって、ユーザの画像形成実行要求操作があった場合に実行されるよう構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項までのうち何れか一つに記載の画像形成装置において、
    記憶手段に記憶されている画像データには、その画像データを読み出すための識別情報が設定可能であって、その識別情報が設定された画像データを読み出すことによる画像形成手段の画像形成動作は、非待機モードであって、ユーザが識別情報入力操作と共に画像形成実行要求操作を行った場合にのみ実行されるよう構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項6までのうち何れか一つに記載の画像形成装置において、
    複数の画像データを記憶可能な記憶手段は、不揮発性メモリであることを特徴とする画像形成装置。
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