JP4344868B2 - 侵入防止フェンス - Google Patents

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Description

本発明は、不審者の岸壁等の海からの上陸を防ぐ侵入防止フェンスに関する。
従来、海からの侵入者が岸壁を昇って上陸してくることに対する対策ということは考慮されていないのが実情である。
なお、目的および構造も異なるが、岸壁を覆う構造として、岸壁の上部工の張り出し部の下に小型船舶がもぐり込んで損傷を受けたり転覆したりするのを防ぐ装置がある。これは、裏板を岸壁の上部工に取り付けるようにし、上部工より下がった部分を内側に約30度曲げてあり、裏板と一体化し、樹脂材で被覆した転覆防止材が取り付けてある構造がある(例えば、特許文献1参照。)。
登録実用新案第3023516号公報
しかしながら、上述した従来の技術においては、岸壁の上部工を覆うために、この転覆防止材に沿って波が岸壁上に越えて来てしまい、岸壁上が常に波の影響をうけることになるという問題がある。
また、侵入者によって簡単に破壊されてしまうために侵入防止にはならず、さらに、覆っている樹脂材の表面には大量の海洋生物が付着してしまうという問題もある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、岸壁から侵入者が容易に上陸できないようにする手段を提供することを目的とする。
そこで本発明は、天然ゴム、合成ゴム、合成樹脂等の弾性体による支持体中に金属製のチェーンを、そのチェーンを構成するリングとリングとが互いに直接当接しないようにその間に支持体を介在させ、さらに各リングの内径内にも支持体を充実させた構造の材料によって網目状のフェンス本体を構成し、その網目の縦方向の所定間隔に係止索を延出させ、内周面に所定高さのスペーサを適宜の間隔に設けたバンドを巻き付けてその端部を締め付け具によって締め付けて取り付け、このバンドにフェンス本体の下部を連結し、前記係止索の先端を岸壁面に取り付けて張設したことを特徴とする。
これにより、本発明は、岸壁と支柱の海面下の部分とをフェンス本体で連続して覆うことにより、海からの岸壁への侵入を防ぐことができ、しかも、フェンス本体を弾性体による支持体中に金属製のチェーンを埋設した複合材料を用いることにより、侵入者がその構成材料を切断しようとした場合、弾性材と鋼材という相反する性質を有する材料の組合せによる複合材料を切断することは非常に困難で手間のかかる作業となるという効果がある。
また、フェンス本体は弾性体製であるために、表面はわずかながらも伸縮作用を繰り返すこととなり、海面付近および海面下においても海洋生物が付着することがなく、フェンス本体の維持・管理が容易となる。
さらに、フェンス本体を支柱へ取り付けるバンドには、内側にスペーサを設けたことにより、支柱とバンドとの間に隙間が形成されることになり、この隙間およびバンドの表面に海洋生物が付着することになり、取り付け個所に海洋生物が群生してバンドの取り付け状態が強固になると共に緩みも防止でき、さらに侵入者が触れにくい状態となって侵入しにくい環境を築くことができるという効果が得られる。
また、既設の支柱が変形していても、バンドを取り付ける締め付け具の締め付け具合によってスペーサを変形させて取り付けることが可能であり、確実な取り付け状態を得ることができる効果を有する。
以下に、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は本発明の実施例を示す正面図、図2は側面図、図3は支柱への取り付け状態を示す説明図、図4は支柱への取り付け状態を示す拡大断面図である。
図において、1は岸壁、2はその支柱であり、鋼管杭やコンクリート杭等である。
3は網目状体からなるフェンス本体である。このフェンス本体3の構成材料は図5および図6に示す如く、天然ゴム、合成ゴム、合成樹脂等の弾性体による支持体4中に金属製のチェーン5が埋設したロープ状の材料で構成されている。この埋設状態は、チェーン5を構成する金属製のリングとリングとは互いに直接当接しないようにその間に支持体4を介在させ、さらに各リングの内径内にも支持体4を充実させた状態となっている。
このようにしたフェンス本体3の網目体は、必ずしも四角形である必要はなく、その形状は任意であるが、人の侵入を防ぐことができる程度である必要がある。
さらに、図示する如く、網目体には所定間隔に係止索6が延出されている。この係止索6はフェンス本体3を構成する索の径と異なるものでもよく、その場合には図示する如く延出する個所のフェンス本体3の索も同径のものでもよい。これによって、フェンス本体3の上部は網目状でなく、大きい空間として侵入者が昇りにくい構造としてある。
つぎに、このフェンス本体3の支柱2への取り付け構造を説明する。
図において、7は鋼製等のバンドであり、支柱2の海面下に巻き付けて端部をボルト等の締め付け具によって締め付けて取り付けるもので、内周面に所定高さのスペーサ8を適宜の間隔で突出させて設けてある。このスペーサ8はバンド7と同一材でも異なる材料でもよく、また、一体に成形した構成や後付けによる構成等どのような構造でもよい。これによって、バンド7の内側と支柱2との間に形成した隙間およびバンド7の表面にカキ等の海洋生物を付着させて強固な固着状態を形成することができると共に緩みの防止ともなる。
このバンド7をスペーサ8を内側にして支柱2に巻き付け、両端部を連結させて取り付け、この接続部10にフェンス本体3の下端に突出させたチェーン5を連結して一体にする。
このようにバンド7を支柱2に取り付けるに際して、両端部を連結して取り付けるには一般的には図4に示す如く、ボルト等の締め付け具によって両端を締め付けて固定することが考えられる。そのために、スペーサ8は、弾性を有するものであると支柱に取付けたときの安定がよい。そのためには、スペーサ8を金属製とした場合には湾曲形状等のばね性をもたせる形状にしたり、ゴムや合成樹脂等の弾性体製としておくとよい。
このようにして各支柱2にフェンス本体3の下端を固定する。フェンス本体3の上端は各系止索6の上端を岸壁1の端面にそれぞれボルト等の固定具によって固定する。
上記の構成の作用を説明する。
このようにして岸壁1と支柱2の海面下の部分とをフェンス本体3で連続して覆うことにより、海からの岸壁への侵入を防ぐことができ、しかも、フェンス本体3を弾性体による支持体4中に金属製のチェーン5を埋設した構成材料を用いたことにより、侵入者がその構成材料を切断しようとした場合、弾性材と鋼材という相反する性質を有する材料の組合せによる複合材料を切断することは非常に困難で手間のかかる作業となる。
また、フェンス本体1は弾性体製であるために、その表面は伸縮作用を繰り返すこととなり、海面付近および海面下においても海洋生物が付着することがなく、フェンス本体の維持・管理が容易となる。
さらに、フェンス本体3を支柱2へ取り付けるバンド7には、内側にスペーサ8を設けたことにより、バンド7と支柱2との間に隙間が形成されることになり、これによって海洋生物がバンド7と支柱2との隙間に付着すると共にバンド7の表面にも付着することになり、バンド7の固着が緩まずしかも強固になると共に侵入者が触れにくい状態となって侵入しにくい環境を築くことができることになる。
本発明の実施例を示す正面図 側面図 支柱への取り付け状態を示す説明図 支柱への取り付け状態を示す拡大断面図 支持体とチェーンの状態を示す断面拡大説明図 交差部の支持体とチェーンの状態を示す断面拡大説明図
符号の説明
1 岸壁
2 支柱
3 フェンス本体
4 支持体
5 チェーン
6 係止索
7 バンド
8 スペーサ
9 隙間
10 接続部

Claims (1)

  1. 天然ゴム、合成ゴム、合成樹脂等の弾性体による支持体中に金属製のチェーンを、そのチェーンを構成するリングとリングとが互いに直接当接しないようにその間に支持体を介在させ、さらに各リングの内径内にも支持体を充実させた構造の材料によって網目状のフェンス本体を構成し、その網目の縦方向の所定間隔に係止索を延出させ、岸壁の支柱に内周面に所定高さのスペーサを適宜の間隔に設けたバンドを巻き付け、このバンドにフェンス本体の下部を連結し、前記係止索の先端を岸壁面に取り付けたことを特徴とする侵入防止フェンス。

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