JP4344543B2 - ハンドブレーキレバー装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハンドブレーキレバーに係り、特に、フォークリフトなどの産業車両に用いて好適なハンドブレーキレバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、フォークリフトなどの産業車両には、たとえば図6に示すようなパーキングブレーキレバーとしてのハンドブレーキレバー装置が設けられている。図6に示すように、従来のハンドブレーキレバー装置70は、レバーブラケット71に前後方向に傾動可能に取り付けられたブレーキレバー72を備えている。ブレーキレバー72の先端部には、ハンドブレーキレバー装置を操作する際に、ドライバが握る握り部73が設けられている。このブレーキレバー72が後傾しているときにブレーキが作動し、ブレーキレバー72が前傾しているときにブレーキが解除するようにされている。
【0003】
ところが、このハンドブレーキレバー装置70では、ブレーキを作動させた状態では、ブレーキレバーが後傾しているので、このブレーキレバーが運転者の乗降の妨げとなって、乗降性の低下を招いている。
【0004】
このような問題に対して、乗降性の向上を図ったハンドブレーキレバー装置として、たとえば特開平6−8807号公報に開示されたものがある。このハンドブレーキレバー装置におけるブレーキレバーは、アッパレバーとロアレバーとを備えており、また、アッパレバーとロアレバーとの中折れを防止して一体化するためのロック手段を備えている。さらに、このロック手段のロックを解除するロック解除手段を備えており、アッパレバーが中折れ位置からブレーキ解除位置へ傾動操作されたときにロック手段をロック側へ作動させる。こうして、ブレーキが作動している状態でも、ブレーキレバーが後方に起立しないようにし、ブレーキレバーがドライバの乗降の邪魔にならないようにして、乗員の乗降性を高めている。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−8807号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記特許文献1に開示されたハンドブレーキレバー装置では、ブレーキが解除された状態のときには、ブレーキレバーが前方に位置していることになる。このため、運転を終えた運転者がハンドブレーキをかけようとしてブレーキレバーを操作するためには、遠い位置にあるハンドブレーキを握らなければならないので、操作性が高いとはいえないものであった。
【0007】
また、ブレーキ解除中のブレーキレバーの位置は一定であるので、運転者の体格等によっては、運転者が操作しにくくなるという問題もあった。
【0008】
そこで、本発明の課題は、運転者の乗降性を高くしたまま、ブレーキレバーの操作性を向上させたハンドブレーキレバー装置を提供することにある。また、他の課題は、運転者の体格が異なる場合でも、その操作性を向上させたハンドブレーキレバー装置を提供することにある。
【0009】
上記課題を解決した本発明に係るハンドブレーキレバー装置は、前後方向に傾動可能なブレーキレバー本体がレバーブラケットに取り付けられ、ブレーキレバー本体の後傾位置がブレーキ作動位置に設定され、ブレーキレバー本体の前傾位置がブレーキ解除位置に設定されたハンドブレーキレバー装置であって、ブレーキレバー本体は、ブレーキの付勢力により、ブレーキ作動位置からブレーキ解除位置に回動可能であり、ブレーキレバー本体に、ブレーキレバー本体に対して前後方向に揺動可能とされた揺動レバーが取り付けられており、ブレーキレバー本体に対する揺動レバーの揺動を抑制して揺動レバーを静止させるストッパ手段が設けられ、このストッパ手段は、ブレーキレバー本体に対して任意の傾動角度位置で揺動レバーを静止可能とすることにより、ブレーキレバー本体が後傾位置にあるときはブレーキレバー本体に対して揺動レバーを前傾位置に静止させ、ブレーキレバー本体が前傾位置にあるときはブレーキレバー本体に対して揺動レバーを後傾位置に静止させ、更に、ブレーキの付勢力によりブレーキレバー本体が前傾位置に回動する際に揺動レバーを運転者が握ったままでいると揺動レバーがブレーキレバー本体に対して相対的に回動して後傾した状態で揺動レバーをブレーキレバー本体に静止させることを特徴とするものである。
【0010】
本発明に係るハンドブレーキレバー装置は、ブレーキレバー本体の後傾位置がブレーキ作動位置に設定され、前傾位置がブレーキ解除位置に設定されている。このブレーキレバー本体の先端部に、ブレーキレバー本体に対して前後方向に傾動可能とされた揺動レバーが取り付けられている。また、ブレーキレバー本体に対する揺動レバーの揺動を抑制して揺動レバーを静止させるストッパ手段が設けられている。そして、このストッパ手段は、ブレーキレバー本体に対して任意の傾動角度位置で揺動レバーを静止可能とすることにより、ブレーキレバー本体が後傾位置にあるときはブレーキレバー本体に対して揺動レバーを前傾位置に静止させ、ブレーキレバー本体が前傾位置にあるときはブレーキレバー本体に対して揺動レバーを後傾位置に静止させるようにしている。このため、ブレーキレバー本体が後傾してブレーキを作動させた状態にあるときでも、揺動レバーを前傾させて、ストッパ手段によって揺動レバーを静止させておくことにより、ハンドブレーキレバー装置が乗降の際の邪魔にならないようにすることができる。したがって、その乗降性を高いものとすることができる。また、このストッパ手段は、ブレーキの付勢力によりブレーキレバー本体が前傾位置に回動する際に揺動レバーを運転者が握ったままでいると揺動レバーがブレーキレバー本体に対して相対的に回動して後傾した状態で揺動レバーをブレーキレバー本体に静止させるようにしている。このため、ブレーキレバー本体をブレーキの付勢力で前傾させたときには、揺動レバーをそのまま握っていることでブレーキレバー本体に対して相対的に回動させて揺動レバーを後傾させ、ストッパ手段で静止させておくことにより、運転者に近い位置に揺動レバーを位置させておくことができる。したがって、ハンドブレーキレバー装置の操作性を高いものとすることができる。また、揺動レバーを任意の傾動角度位置で静止可能としている。このため、ブレーキレバー本体を前傾させたときに、揺動レバーを運転者の好みに応じた位置に後傾させておくことができる。したがって、体格の異なる運手者であっても、高い操作性を実現することができる。
【0011】
ここで、ストッパ手段は、ブレーキレバー本体の先端に配設されたスプリングと、スプリングの上端部に設けられたボールと、揺動レバーの基端部に形成された複数の嵌合溝とを備え、ボールは、スプリングによって基端部の方向に付勢されて嵌合溝に嵌まり、ブレーキレバー本体に対して揺動レバーを静止可能とする態様とするのが好適である。
【0012】
本発明に係るハンドブレーキレバー装置は、付勢力がさほど強くないスプリングを備えている。このため、レバー本体を後傾させる際、運転者が揺動レバーを前方に押し出すことにより、揺動レバーを容易に前傾させることができる。また、レバー本体を前傾させる際、運転者が揺動レバーをそのまま握っていることにより、揺動レバーがレバー本体に対して相対的に回動し、レバー本体に対して揺動レバーを後傾させることもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。図1および図2は、本発明の実施形態に係るハンドブレーキレバー装置の側面図であり、図1はブレーキ本体が後傾した状態を示し、図2はブレーキ本体が前傾した状態を示している。図1および図2に示すように、本実施形態に係るハンドブレーキレバー装置Hは、仮想線で示す車体Bの一部に固定されたレバーブラケット1を備えている。
【0014】
レバーブラケット1の先端部には、本発明のブレーキレバー本体であるレバー本体2が第一ピンP1を介して取り付けられており、このレバー本体2は、レバーブラケット1に対して、車両の前後方向に傾動可能とされている。レバー本体2の先端部には、揺動レバー3が第二ピンP2を介して取り付けられており、揺動レバー3は、レバー本体2に対して前後方向に揺動可能とされている。
【0015】
また、レバー本体2と揺動レバー3との取付部分には、レバー本体2に対する揺動レバー3の揺動を抑制して揺動レバー3を静止させる本発明のストッパ手段であるストッパ4が設けられている。
【0016】
レバーブラケット1は、ブラケット本体11、フランジ12を備えている。ブラケット本体11は板状の部材であり、その表面が側方を向いて配置されている。このブラケット本体11の上端部に第一ピンP1を介してレバー本体2が取り付けられている。フランジ12は、ブラケット本体11を直角に折り曲げて形成されており、フランジ12には、ブレーキワイヤ5が貫通している。このブレーキワイヤ5は、リンク機構6を介してレバー本体2と接続されている。さらに、ブラケット本体11には、台座13が設けられている。台座13は、ゴムなどの緩衝部材で形成されており、前傾したレバー本体2の下端部がこの台座13に当接して保護される。
【0017】
レバー本体2は、略三角形状をなし、前方下端部21が面取りされ、後方下端部22に第一ピンP1を介してレバーブラケット1のブラケット本体11にピン接合されている。このレバー本体2の先端部23に第二ピンP2を介して揺動レバー3が取り付けられ、揺動レバー3は、運転者が操作することにより、レバー本体2に対して第二ピンP2周りに揺動可能とされている。
【0018】
また、レバー本体2の先端部23に取り付けられた揺動レバー3は、円筒形状のバー31と、その先端に設けられた握り部32とを備える。バー31の下端部は、第二ピンP2を介してレバー本体2の先端部に接続されている。握り部32は、運転者が握りやすい形状をなしており、たとえば球形状、略T字形状などをなしている。
【0019】
揺動レバー3の揺動を抑制するストッパ4は、図3および図4に示すように、レバー本体2の先端部に形成された孔部41および孔部41に配設されたスプリング42を備えている。スプリング42の上端部には、ボール43が設けられており、スプリング42の下端部は、孔部41の底部に当接している。また、揺動レバー3の基端部には、多数の嵌合溝44が形成されており、スプリング42は、ボール43を揺動レバー3の基端部の方向に付勢している。ボール43が揺動レバー3の基端部の方向に付勢されて、嵌合溝44にボール43が嵌まることにより、揺動レバー3の揺動が抑制されて、揺動レバー3が静止する。また、嵌合溝44は、多数形成されていることから、レバー本体2に対する任意の傾動角度位置で揺動レバー3を静止可能としている。このスプリング42の付勢力はさほど強くなく、揺動レバー3に力が加えられない状態では、揺動レバー3は静止しているが、運転者等が揺動レバーを押し引きして操作することにより、揺動レバー3は、レバー本体2に対して揺動する。
【0020】
また、ブレーキワイヤ5の一端部には、図1および図2に示すように、リンク機構6が取り付けられている。リンク機構6は、スライドリンク61、回動リンク62、およびスライドピン63を備えている。また、レバーブラケット1におけるブラケット本体11には、スライダ溝14が形成されている。スライドリンク61の一端部には、ブレーキワイヤ5の先端部が固定されており、他端部には、スライドピン63を介して回動リンク62の一端部が揺動可能に接続されている。さらに、回動リンク62の他端部は、レバー本体2に回動可能にピン接合されており、スライドピン63は、スライダ溝14に沿って移動可能とされている。
【0021】
ブレーキワイヤ5の他端部には、図示しないブレーキが接続されている。このブレーキには、ブレーキワイヤ5をブレーキの方向に引張する図示しない付勢部材が設けられており、ブレーキワイヤ5は、この付勢部材の引張力によって、常時ブレーキの方向に付勢され引張されている。そして、レバー本体2を後傾させて、ブレーキワイヤ5をレバーブラケット1のフランジ12から上方に引き出すことにより、ブレーキが作動する。逆に、ブレーキ本体が前傾し、ブレーキワイヤ5がブレーキの方向に引き戻されることにより、ブレーキの作動が解除される。
【0022】
さらに、本実施形態に係るハンドブレーキレバー装置には、レバー本体2の傾動をロックするロック機構およびこのロック機構を解除するロック解除機構が設けられている。レバー本体2は、ブレーキワイヤ5がブレーキ方向に付勢されることにより、リンク機構6を介して前傾する方向に付勢されるが、このロック機構を作動させることにより、その傾動がロックされて、後傾した状態を維持して、ブレーキを作動させることができる。また、ロック解除機構を作動させることにより、ロック機構が解除されて、ブレーキが作動状態から解除される。また、ブレーキワイヤ5を介してブレーキから与えられる付勢力がリンク機構6を介してレバー本体2に与えられ、この付勢力によってレバー本体2が前傾する。
【0023】
以上の構成を有する本実施形態に係るハンドブレーキレバー装置の動作について説明する。
【0024】
車両での作業中などには、ブレーキは作動していないので、ハンドブレーキレバー装置Hにおけるレバー本体2は、前傾した状態にある。その後、作業が終了してブレーキを作動させる際には、運転者は、揺動レバー3の先端に設けられた握り部32を握って揺動レバー3を手前に引く。すると、揺動レバー3に引きずられて、レバー本体2の先端が後方に移動し、レバー本体2は、第一ピンP1周りに回動して、後傾する。それから、ロック機構が作動して、レバー本体2が後傾した状態を維持する。このように、レバー本体2が後傾することにより、ブレーキが作動する。
【0025】
ところで、この状態では、揺動レバー3は、運転者が引っ張って、レバー本体2に対して後傾したままとなっており、運転者が乗降しようとする際には、揺動レバー3が邪魔となる。そこで、運転者が車両から降りる際には、揺動レバー3を前方に押し出し、レバー本体2に対して、揺動レバー3を前傾させる。レバー本体2と揺動レバー3との間に設けられているストッパ4におけるスプリング42の付勢力はさほど強くないので、運転者が揺動レバー3を前方に押し出すことにより、揺動レバー3を容易に前傾させることができる。このように、揺動レバー3を前傾させることにより、揺動レバー3が邪魔となることはないので、運転者は車両から容易に降りることができる。また、車両に乗車する際にも、揺動レバー3は前傾した状態にあることから、揺動レバー3が邪魔となることなく、車両に乗車することができる。
【0026】
ここで、図6に示す従来のハンドブレーキレバー装置との比較について説明する。図5において、レバー本体2が後傾した位置をR、前傾した位置をFで示す。図5に仮想線で示すように、後傾した位置Rにおける従来のハンドブレーキレバー装置のブレーキレバー72は、ブレーキを作動させたときに、後方ラインLの位置まで後退しており、その分、運転者の乗降の妨げとなる。これに対して、本実施形態に係るハンドブレーキレバー装置では、レバー本体2が後傾し、揺動レバー3が前傾すると、図5に実線で示すように、揺動レバー3の先端に設けられた握り部32は、後方のラインLよりも前方にまで退避させることができる。したがって、その分運転者の乗降の妨げとなることがなく、乗降性を向上させることができる。
【0027】
また、作動しているブレーキを解除して、車両による運転を開始する際には、運転者が図示しないロック解除機構を作動させて、ロック機構を解除する。すると、ブレーキの付勢力によってブレーキワイヤ5が引張され、ブレーキワイヤ5によってリンク機構6のスライドリンク61がレバーブラケット1に形成されたスライダ溝14に沿って下降し、スライドリンク61の下降によって回動リンク62がスライドピン63周りに回動する。この回動リンク62の回動により、レバー本体2が第一ピンP1周りに回動して前傾する。
【0028】
このように、レバー本体2が回動して前傾する際に、運転者は、揺動レバー3の握り部32をそのまま握っているようにする。ここで、レバー本体2と揺動レバー3との間に設けられているストッパ4におけるスプリング42の付勢力はさほど強くない。したがって、揺動レバー3の握り部32を握ったままでいると、レバー本体2の前傾に伴い、揺動レバー3の下端部に設けられた第二ピンP2周りに、揺動レバー3がレバー本体2に対して相対的に回動し、レバー本体2に対して揺動レバー3が後傾した状態となる。そして、そのままレバー本体2が前傾してレバー本体2の前方下端部21が台座13に当接すると、揺動レバー3は、レバー本体2に対して後傾し、揺動レバー3の先端に設けられた握り部32は、後方、すなわち運転者に近い位置に止まっている。ここで、図6に示す従来のハンドブレーキレバー装置との比較おけるレバー本体が前傾している場合について説明する。図5におけるレバー本体2が前傾した位置であるFにおいて、レバー本体2は、前傾しているが、レバー本体2の先端に取り付けられた揺動レバー3は後傾している。この揺動レバーの先端に設けられた握り部32は、仮想線で示す従来のハンドブレーキレバー装置における握り部73よりも後方、すなわち運転者に近い位置に配置されている。このため、このため、車両による作業を終了して、ブレーキを作動させる際には、運転者は、容易に揺動レバー3の握り部32を握ることができる。
【0029】
また、レバー本体2と揺動レバー3との間に設けられているストッパ4は、複数の嵌合溝44を有しており、レバー本体2に対して揺動レバー3が任意の傾動角度位置で静止するようになっている。このため、運転者が揺動レバー3の握り部32を握ったまま、レバー本体2が回動し、レバー本体2が停止して後傾した位置で揺動レバー3も停止する。停止した揺動レバー3における握り部32は、運転者が握っていることから、この握り部32は、運転者から手の届く位置に停止することになる。このため、この運転者が再びブレーキを解除しようとして揺動レバー3の握り部32を握る際に、握り部32は、運転者の手が確実に届く位置にあるので、ブレーキの解除の動作を容易に行うことができる。したがって、たとえば体格が小さく、手が短い運転者などに対しても、高い操作性を発揮することができる。
【0030】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。たとえば、上記実施形態ではストッパ手段として、ボールを付勢するスプリングおよび複数の嵌合孔などを用いたが、たとえば、揺動リンクの下端部に摺設して摩擦力によって揺動リンクを静止させるパッドなどを用いることができる。また、上記実施の形態では、嵌合溝44は5個形成されていたが、2個以上であれば、幾つであってもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、運転者の乗降性を高くしたまま、ブレーキレバーの操作性を向上させたハンドブレーキレバー装置を提供することができる。また、運転者の体格が異なる場合でも、その操作性を向上させたハンドブレーキレバー装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るハンドブレーキ装置におけるブレーキ本体が後傾した状態を示す側面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るハンドブレーキ装置におけるブレーキ本体が前傾した状態を示す側面図である。
【図3】揺動レバーの拡大側面図である。
【図4】ストッパを示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図5】作動状態の説明に用いるためのハンドブレーキ装置の側面図である。
【図6】従来のハンドブレーキレバー装置の側面図である。
【符号の説明】
1…レバーブラケット、2…レバー本体、3…揺動レバー、4…ストッパ、5…ブレーキワイヤ、6…リンク機構、11…ブラケット本体、12…フランジ、13…台座、14…スライダ溝、21…前方下端部、22…後方下端部、23…先端部、31…バー、32…握り部、41…孔部、42…スプリング、43…ボール、44…嵌合溝、61…スライドリンク、62…回動リンク、63…スライドピン、B…車体、H…ハンドブレーキレバー装置、P1…第一ピン、P2…第二ピン。
Claims (2)
- 前後方向に傾動可能なブレーキレバー本体がレバーブラケットに取り付けられ、前記ブレーキレバー本体の後傾位置がブレーキ作動位置に設定され、前記ブレーキレバー本体の前傾位置がブレーキ解除位置に設定されたハンドブレーキレバー装置であって、
前記ブレーキレバー本体は、ブレーキの付勢力により、前記ブレーキ作動位置から前記ブレーキ解除位置に回動可能であり、
前記ブレーキレバー本体に、前記ブレーキレバー本体に対して前後方向に揺動可能とされた揺動レバーが取り付けられており、
前記ブレーキレバー本体に対する前記揺動レバーの揺動を抑制して前記揺動レバーを静止させるストッパ手段が設けられ、
前記ストッパ手段は、前記ブレーキレバー本体に対して任意の傾動角度位置で前記揺動レバーを静止可能とすることにより、前記ブレーキレバー本体が後傾位置にあるときは前記ブレーキレバー本体に対して前記揺動レバーを前傾位置に静止させ、前記ブレーキレバー本体が前傾位置にあるときは前記ブレーキレバー本体に対して前記揺動レバーを後傾位置に静止させ、更に、前記ブレーキの付勢力により前記ブレーキレバー本体が前傾位置に回動する際に前記揺動レバーを運転者が握ったままでいると前記揺動レバーが前記ブレーキレバー本体に対して相対的に回動して後傾した状態で前記揺動レバーを前記ブレーキレバー本体に静止させることを特徴とするハンドブレーキレバー装置。 - 前記ストッパ手段は、前記ブレーキレバー本体の先端に配設されたスプリングと、前記スプリングの上端部に設けられたボールと、前記揺動レバーの基端部に形成された複数の嵌合溝とを備え、前記ボールは、前記スプリングによって前記基端部の方向に付勢されて前記嵌合溝に嵌まり、前記ブレーキレバー本体に対して前記揺動レバーを静止可能とする請求項1記載のハンドブレーキレバー装置。
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