JP4344355B2 - 蛍光管及びその製造方法 - Google Patents

蛍光管及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4344355B2
JP4344355B2 JP2005502721A JP2005502721A JP4344355B2 JP 4344355 B2 JP4344355 B2 JP 4344355B2 JP 2005502721 A JP2005502721 A JP 2005502721A JP 2005502721 A JP2005502721 A JP 2005502721A JP 4344355 B2 JP4344355 B2 JP 4344355B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluorescent tube
electrode
tube
electron emission
cold cathode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005502721A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2004075242A1 (ja
Inventor
忠弘 大見
泰雪 白井
明大 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Foundation for Advancement of International Science
Original Assignee
Foundation for Advancement of International Science
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Foundation for Advancement of International Science filed Critical Foundation for Advancement of International Science
Publication of JPWO2004075242A1 publication Critical patent/JPWO2004075242A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4344355B2 publication Critical patent/JP4344355B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/04Electrodes; Screens; Shields
    • H01J61/06Main electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/04Electrodes; Screens; Shields
    • H01J61/06Main electrodes
    • H01J61/067Main electrodes for low-pressure discharge lamps
    • H01J61/0675Main electrodes for low-pressure discharge lamps characterised by the material of the electrode
    • H01J61/0677Main electrodes for low-pressure discharge lamps characterised by the material of the electrode characterised by the electron emissive material
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/04Electrodes; Screens; Shields
    • H01J61/06Main electrodes
    • H01J61/067Main electrodes for low-pressure discharge lamps
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/04Electrodes; Screens; Shields
    • H01J61/06Main electrodes
    • H01J61/067Main electrodes for low-pressure discharge lamps
    • H01J61/0672Main electrodes for low-pressure discharge lamps characterised by the construction of the electrode
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/12Selection of substances for gas fillings; Specified operating pressure or temperature
    • H01J61/16Selection of substances for gas fillings; Specified operating pressure or temperature having helium, argon, neon, krypton, or xenon as the principle constituent
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/38Exhausting, degassing, filling, or cleaning vessels
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/38Exhausting, degassing, filling, or cleaning vessels
    • H01J9/385Exhausting vessels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Discharge Lamp (AREA)
  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Description

本発明は、蛍光管およびその製造方法に関し、詳しくは、電子放出電極を備えた冷陰極蛍光管及びその製造方法に関する。
一般に、この種の冷陰極蛍光管は、フィラメントを用いた熱陰極型の蛍光管に比較して、電極寿命が長く、小型化が容易であるため、液晶ディスプレイのバックライト等の用途に広く用いられている。冷陰極蛍光管は、一般的に第13図の符号100に示すように、内面に蛍光体が塗布された蛍光管管体101と、対向する一組の電子放出電極102と、電子放出電極102に電気的に接続されたリード線104とを備え、蛍光管管体101内部には、ガスが封入されている。
このような蛍光管に使用される蛍光管管体101は、ガラス管によって形成され、電子放出電極102は、Ni、Ta、Zr等、低仕事関数材料によって形成されるのが普通であり、更に、管体101に封入されるガスとしては、Hg−Ar−Neの混合ガスが通常使用されている。
また、冷陰極蛍光管100を製造する製造工程には、管体101を洗浄する工程が不可欠であるが、従来、管体101の洗浄工程では、管体の一方の開口端から他方の開口端に向かって一方向に一定の圧力で、即ち、常圧で洗浄液を流す手法が採用されている。
前述のような構成を備え、前述した手法で製造される冷陰極蛍光管を液晶ディスプレイに使用した場合、液晶ディスプレイの普及と共に、より寿命が長く、しかも、高輝度の冷陰極蛍光管が求められる傾向にある。
高輝度の冷陰極蛍光管を形成するためには、電極部付近に発生する陰極降下電圧を低減することが極めて重要である。更に、陰極降下電圧を低減するために、筒状の電極内部にグロー放電を閉じ込めるホローカソード電極構造が広く採用されてきた。
ホローカソード電極を用いて、陰極降下電圧を更に下げるために、(以下、参考文献1と呼ぶ)に開示されているように、ホローカソード電極内面にR型の電子放出材料を塗布し、電極の実効的な仕事関数を減少させ、これにより、陰極降下電圧を低減する手法がある。
しかしながら、特許文献1に示されたように、ホローカソード電極内面に、電子放出材料を塗布しただけでは、電極材料の熱伝導率が悪いため、電子放出物質であるLa等が蒸発し、電極寿命が低下してしまっていた。
本発明者等の研究によれば、筒状のホローカソード電極を採用した場合、放電開始時に、筒の開口端部に電界が集中し、これによって、電極がスパッタリングされる現象が観測された。この電界の集中の結果、電極の寿命が短縮されることが判明した。
また、電極に電圧を供給するリード線と電極とは溶接により接合されていたため、接合界面に熱抵抗が発生し、熱伝導が効率良く行われていないことも判明した。更に、封入ガスのうち、希ガス成分として、熱伝導率の悪いArやNeを使用していたために、電極からの放熱が効率良く行われず、電極温度が上昇し、電極寿命が低下してしまっていた。
製造工程をも検討すると、製造工程中の管体洗浄工程においては、洗浄液の通水方向が一方向で、しかも、一定の圧力で行われているため、細く長い管体の内部を十分に洗浄することができず、蛍光体の密着不良、むら付きの問題が生じ、これによっても、冷陰極蛍光管の寿命が低下することも分かった。
また、管体内部に残留する水分や酸素が電極寿命を低下させていることもわかった。残留水分は、洗浄後の乾燥方法が問題であることがわかった。残留酸素は管体を封じきる際の排気方法に問題があることがわかった。
洗浄後の乾燥方法では、大気中で管体内部の水分を昇温脱離させていたが、乾燥が終了し、管体を冷却した際に大気成分が管体内部に混入し、大気中の水分が管体内部に再吸着する問題を生じてしまっていた。
封じきりの際の排気方法では、管体が長いため排気中の管体内部に圧力差が生じ、管体内部のガス成分を完全に排気できていないことがわかった。さらに排気ポンプの排気側の成分が管体内部に逆拡散し、酸素が残留する問題を生じてしまっていた。
特許第3107743号明細書 特許第2871499号明細書
そこで、本発明の一目的は、電子放出効率を改善することにより発光効率を向上させることができ、長寿命の蛍光管、特に冷陰極蛍光管を提供することにある。
また、本発明のもう一つの目的は、蛍光管の長寿命化および輝度の向上と、輝度の均一化を図ることができる蛍光管の製造方法を提供することにある。
また、本発明の具体的な目的は、蛍光管の製造において、管体の洗浄工程を改善することにある。
また、本発明のもう一つの具体的な目的は、蛍光管の製造において、冷陰極管管体内部の乾燥方法および乾燥装置を改善し、電極寿命を向上することにある。
また、本発明のさらに、もう一つの具体的な目的は、蛍光管の製造において、冷陰極管管体内部ガスの排気方法を改善し、電極寿命を向上させることにある。
前述した目的を達成し、蛍光管、特に、冷陰極蛍光管の寿命を長くするために、本発明の一態様によれば、La、ThO、Yからなる群から選ばれた少なくとも一つの材料とタングステン(W)とを混合した混合物によって電子放出電極のうち少なくとも先端部を構成し、前記電子放出電極の開口先端部は、実質的に双曲線関数によって規定される形状を有していることを特徴とする蛍光管が得られる。電子放出電極のうち管体に接する部分は、管体との密着性が良くかつ熱伝導性の良い材料(たとえばW)によって構成し、その部分には上記選択した材料は添加しなくてもよい。
この電極に電圧を供給するリード線は、電子放出電極のうち少なくともリード線が連なる部分と同一材料によって形成されていることが望ましい。
本発明の他の態様によれば、ホローカソード構造を有する電子放出電極を備えた蛍光管において、前記電子放出電極の開口先端部は、鈍角状または曲線状に形成されていることを特徴とする蛍光管が得られる。この場合、先端部は、丸みを有していても良いし、実質的に双曲線関数によって規定される形状を有していても良いし、双曲線関数以外の曲線によって規定される形状を有していても良いが、実質的に双曲線関数によって規定される形状を有していることが好ましい。さらに、ホローカソードの内面壁内底面と接する部分も直角でなく鈍角または曲線状にすることが好ましい。これは、プラズマはホローカソード内部で発生しているからである。
上記した形状を有する電子放出電極は、少なくともその開口先端部が、La、ThO、Yからなる群から選択された少なくとも一つの材料と、Wなどの低抵抗・高熱伝導率・高融点材料との混合物を用いて形成されていることが望ましい。
本発明において、La、ThO、Yが含まれている部分におけるLa、ThO、Yの含有割合は重量%で1.0−10.0%、好ましくは5−7%である。あるいはLa、ThO、Yの少なくとも一つは、Wに対して、体積比で0.001から0.05、更に好ましくは、0.01から0.1だけ含有するようにされることが好ましい。このように、La、ThO、Yの一以上を含有したWで、電子放出電極の全体または少なくとも電子放出部分がほぼ構成されるが、電極製造時の樹脂成分が1体積%以下含まれることがある。
更に、本発明の別の態様によれば、管体内部にガスを封入した蛍光管において、前記ガスは、HeおよびHのどちらかまたは両方を含んでいることを特徴とする蛍光管が得られる。
本発明の更なる態様によれば、管体内部を洗浄液で満たした状態で洗浄を行う洗浄工程を含む蛍光管の製造方法において、前記洗浄工程では、前記洗浄液を管体内で往復させて洗浄し、前記蛍光管の製造方法はさらに、前記管体内部に、開口先端部が実質的に双曲線関数によって規定される形状を有している電極を搭載する工程を有することを特徴とする蛍光管の製造方法が得られる。洗浄は常圧より高い圧力で行うのが好ましい。即ち、管内面に対する洗浄液の圧力が1kgf/cm (98MPa)を超えるようにすることが好ましい。
本発明の更なる態様によれば、管体内部の水分を昇温脱離し乾燥する工程を含む冷陰極蛍光管の製造方法において、前記乾燥工程は乾燥ガスを管体内部に通じながら行い、前記蛍光管の製造方法はさらに、前記管体内部に、開口先端部が実質的に双曲線関数によって規定される形状を有している電極を搭載する工程を有することを特徴とする蛍光管の製造方法が得られる。
本発明の更なる様態によれば、管体内部のガスを排気する工程を含む蛍光管の製造方法において、前記排気工程と酸素を含まない乾燥ガスとを管体内に導入する工程とを交互に繰り返すことを行い、前記蛍光管の製造方法はさらに、前記管体内部に、開口先端部が実質的に双曲線関数によって規定される形状を有している電極を搭載する工程を有することを特徴とする蛍光管の製造方法が得られる。
即ち、本発明では、管体内部の排気時に、水分パージを行うことを特徴とする工程を含み、ターボ分子ポンプなどの1次ポンプの排気側に設けられたパージポートに乾燥窒素ガスをパージすることが好ましい。
ここで、本発明において、前記蛍光管は、冷陰極蛍光管に用いられることが好ましい。
本発明の冷陰極管管体内部の乾燥方法および乾燥装置によれば、乾燥ガスにより吸着水分を効率よく除去できるため、電極のタングステン成分が残留水分により酸化され蒸発することが抑制され、電極寿命を向上することができる。
また、本発明の冷陰極管管体内部ガスの排気方法によれば、管体内部に残留する酸素を効率よく排気できるため、電極のタングステン成分が残留酸素により酸化され蒸発することが抑制され、電極寿命を向上することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
第1図に示すように、本発明に係る冷陰極蛍光管110は、管体101、管体101の両端に対向して配置され、第13図に示された電子放出電極102とは異なる断面形状を備えた一対の電子放出電極105、各電子放出電極102に接続された電極リード線104とを有している。管体101内には、封入ガス103が封入されている。
具体的に説明すると、図示された冷陰極蛍光管110の管体101はガラスで形成され、電子放出電極105を形成する材料は、仕事関数の小さいLaを含有する熱伝導率の高いタングステン(W)によって形成されている。換言すれば、図示された電子放出電極105は、LaとWとの混合物によって形成されている。このLaのWへの添加は、電極先端部のみに為され、ガラスとの封着部はWのみとされている。即ち、電子放出に寄与する電極先端部にLaなどの電子放出性材料を添加し、ガラスなどとの封着部などの電子放出への寄与が必要のない部分においては、Wのみとしている。このように、Laを電極先端部のみとすることが、電極すべてにわたって添加したものよりも、熱伝導率を向上させ、電極における温度上昇を抑制することができるので好ましい。 勿論、電極全体にわたってLa、ThO、またはYを添加しても差し支えない。その場合は、製造が容易となる。
更に、リード線104は当該電子放出電極105の少なくともガラス封着部分と一体成型されることによって形成されており、管体101内に封入される封入ガス103としてHg−ArガスにHeを含有した混合ガスが使用された。
封入ガスの組成は、上記のほか、アルゴン、ネオン、ヘリウムの混合ガス(Ar/Ne/He)又は,アルゴン、ネオン、水素の混合ガス(Ar/Ne/H)を用い、そのHe又はH比率はAr/Neに対して、体積で1〜10%が好ましい。
水素ガスは、ヘリウムガスと同様、熱伝導度が高いため、温度が蓄積されることがなく、かつプラズマが集中し、ガラス管壁や蛍光体での電子再結合が抑えられるため、水銀の励起効率が改善され、輝度が向上する。また、水素ガスは、蛍光管内雰囲気を還元雰囲気にし、ガラス焼き切り(封止切り)の際に発生する、どうしても避けられない水分による電極の酸化を防ぐ効果がある。
第1図からも明らかな通り、電子放出電極105は、ホローカソード構造を有し、開口先端部の角部はグラインデング法により研磨加工して丸められている。
ここで、第2図をも参照すると、断面コ字状のホローカソード構造を有する電子放出電極105は、丸め加工された開口先端部106を備えている。図示された開口先端部106は、双曲線関数によって規定される形状に成形されている。図示された例では、研磨加工後のAで示される先端形状は、半径rが0.1mmの双曲線関数形状に加工されている。
この研磨加工によって得られた電子放出電極105に、(以下、参考文献2と呼ぶ)等に記載された方法を適用して冷陰極蛍光管110を製造した。この場合、Hg−Ar及びHeの混合ガスが封入ガス103として封入された。また、図に示すように、内底面も鈍角または曲面を示すように作られている。
Wなどの低抵抗・高熱伝導率・高融点材料に仕事関数の低い電子放出性材料を添加することがこのましい。
下記表1は各種材料の特性を示している。
Figure 0004344355
上記表1からWには、ThO,La,Yを用いることができることが理解できる。具体的には、Laなどの電子放出材料の含有量は、重量%で1〜10%、好ましくは5〜7%である。この範囲内の含有量においては、電子放出材料からの電子放出によって、電極近傍のプラズマ密度が上昇し、プラズマ電位が減じられる。これによって、プラズマから電極に流入するイオンの照射エネルギーが減少するために、電極のスパッタが生じにくくなる。これによって、電極周辺の管壁の電極材料による黒化を抑制でき、冷陰極管の寿命を向上することができる。La、ThO、またはYを添加すれば、電子放出性は良くなるが,La、ThO、またはY自体は、電気抵抗が高く、また、熱伝導率が低いため、電極での電圧降下や電子放出材料の蒸発などの問題を発生してしまうため、上記濃度が好ましい。
また、電極の先端は長くなくてもよいことは勿論である。冷陰極管が使用される液晶表示装置などの大型化に伴い、冷陰極管の全長は長くなってきている。冷陰極管の全長に対し、実質的な発光長さを長くするためには、ホローカソード長が短い方が良く、この場合でも、上述の効果を得ることができる。図示した例では、外径1.7mm、内径1.4mm(側厚0.3m)、長さ4.2mmであるが、その長さをたとえば1.0mmと短くしてもよい。
上記したように、本発明の実施例に係る冷陰極蛍光管のように電子放出電極105の材料として、熱伝導率の良いタングステン(W)と仕事関数の小さいLaとの混合物を使用することにより、電子放出電極105に生じた熱を効率よく蛍光管外部に排出できるため、電子放出材料の蒸発を抑制でき、電極の寿命を長くすることができた。
更に、本実施例に係る冷陰極蛍光管110に用いられる電子放出電極105は、当該電極105と電圧供給用リード線104とを一体成形しているため、これによっても、熱伝達効率が向上し、電子放出電極105からの電子放出材料の蒸発を抑制できる。
また、電子放出電極105の開口先端部を双曲線関数に従う形状にすることによって、点灯時の電界集中によるスパッタリングを抑制でき、これによっても、電極寿命を長くすることができる。より詳細に、第3A図,第3B図を用いて、双曲線関数について説明する。第3A図,第3B図を参照すると、本発明者等の調査により、電極105周辺部には、双曲線関数形状の等電位面107(107a,107b,107c)が発生することが判明している。電極形状は、この等電位面107a,107b,107cに平行にすることが最も電界集中を緩和でき、電極全面で均一に電子放出を行うことができる。尚、符111は電気力線を示している。従って,電子放出面積を実効的に最大とするためには、電極エッジ部の形状を第3B図に示すように、双曲線関数形状とすることが好ましい。電極先端部の形状を双曲線関数形状とすることで、電界集中が生じにくいため電極エッジなどを局所的に電流が流れ込み、電極がスパッタされることによる電極周辺の管壁の電極材料による黒化を抑制でき、これにより冷陰極管の寿命を向上させることができる。
更に、また、電子放出電極105の開口先端部だけでなく、電子放出電極105の底面にも丸みを持たせても良い。この底面における丸みも双曲線関数に従う形状にすることができる。このように、開口先端部或いは底面に双曲線関数に従う形状を持たせた場合、電界の局所的な集中を防止でき、この結果、電極のスパッタリング現象を抑制できる。通常、電極がスパッタリングされると、ガラス管壁に電極材料が付着し、これにHgガスが付着して輝度の低下を招くが、本発明の実施例に係る電子放出電極では、スパッタリング現象を抑制できるため、ガラス管壁に電極材料が付着するのを防止でき、この結果、輝度の低下を抑制できる。
次に、本実施例に係る冷陰極蛍光管の封入ガス103に、熱容量が大きく、熱伝導率の良いHeを混合しているため、放電電流の通路を狭めることができ、この結果、電子が管体101の管壁に衝突して吸収されることによる輝度の低下を抑制でき、発光輝度を改善できる。
第4図に示された点灯時間と輝度の変化との関係を用いて、前述した構造の冷陰極蛍光管の寿命と従来の冷陰極蛍光管の寿命とを比較した。曲線Cで示すように、従来の冷陰極蛍光管では、点灯時間が100時間で90%程度まで輝度が低下し、1000時間経過すると、輝度は80%以下となっている。他方、曲線Cで示すように、WとLaとを含む材料によって形成された本発明の電子放出電極105を使用した場合、点灯時間が1000時間経過しても、90%の輝度を維持している。更に、曲線Cで示すように、双曲線関数形状を開口先端部に有し、且つ、WとLaによって形成された本発明の電子放出電極105を使用した場合、点灯時間が1000時間を経過しても、95%の輝度を維持している。開口先端部形状を鈍角または一般の曲線状にしても、良好な効果が得られる。
したがって、冷陰極蛍光管の寿命は、電子放出電極にタングステン(W)を含ませることによって改善され、更に、開口先端部の形状を鈍角または曲線状にすることと併用することによって、更に改善されることが判る。
また、連続点灯消灯試験を行った結果、本発明に係る冷陰極蛍光管では、点灯時に生じるスパッタリングを抑制できるため、従来の冷陰極蛍光管に比較して大幅に寿命を延ばすことができた。
第1図及び第2図に示したリード線104一体型の電子放出電極105は、成型後に研磨加工することによって双曲線関数形状を得る方法について説明した。電子放出電極105の成形は、以下に説明するように、MIM(Metal Injection molding)を用いて行うことができる。この場合、まず、Laを体積比率で3%含むタングステン合金粉末と、樹脂粉末としてスチレンとを重量比率0.5:1で混練し、更に,焼結助剤としてNiを微量添加し、ペレット状のタングステン合金ペレットを得た。この場合、タングステン合金粉末のサイズは1μm程度とした。このようにして得られたペレットを用いて、電子放出電極105の形状に成形した金型を用いて、射出成形(MIM)を行った。射出成形温度は射出が可能な温度であり、この例では150℃であった。
次に、射出成形によって形成された成形品を水素中で加熱することで脱脂した。この場合の加熱温度は500℃から徐々に加熱し、900℃にし、その後、1600℃で1時間焼成した。焼成後、徐冷し、取り出すことにより、電極を完成した。焼結助剤として添加したNiは、MIM焼結体の焼結温度を低下させることができる。
上に述べた実施例は、主に電子放出電極105の構造及び製作方法について説明したが、冷陰極蛍光管の長寿命化は、冷陰極蛍光管の製造工程のうち、管体101の洗浄工程を改良することによっても実現できることが判明した。ここでは、第5図を参照して、本発明に係る冷陰極蛍光管管体101内部の洗浄方法及び洗浄装置を説明する。図示された洗浄装置は、複数の管体101の両端を支持する一対の管体支持部201を備え、洗浄液溜202からの洗浄液は洗浄液供給部203及び洗浄液供給管204を介して、管体支持部201に取り付けられた管体101内部に供給される。図示された管体支持部201内には、超音波照射部206が設けられており、管体101は、超音波照射部206で超音波が照射された状態で、洗浄される。
図示された例では、洗浄液供給部203及び洗浄液供給管204は、管体支持部201の両側に設けられており、このうち、2つの洗浄液供給部203は、信号線を介して制御部205に接続され、当該制御部205の制御にしたがって、洗浄液を送出、吸引する動作を行う。洗浄液供給部203は、洗浄液の圧送、吸引する移送ポンプを正逆回転を行う構成を有している。この構成では、制御部205の制御のもとに、洗浄液溜202からの洗浄液が管体支持部201に取り付けられた管体101内に、常圧より高い圧力、即ち、管体内面での液圧力が1kgf/cm (98MPa)を超える圧力で供給され、左右方向に往復して、管体101内部の洗浄が行なわれる。
この例の場合、管体101に洗浄液を0.5kgf/cm (49MPa)の圧送圧力で供給した。尚、圧送圧力は洗浄される管体101の機械的強度を保てる範囲であれば、上記した値に限定されない。
第5図に示された洗浄装置200を用いて、内径4mm、長さ70cmの冷陰極蛍光管管体101を洗浄し、洗浄前後における管体101内部における有機物吸着量を加熱脱離−ガスクロマトグラフ質量分析法で測定した。
第6図を参照すると、洗浄前後における有機物吸着量のスペクトルが示されており、洗浄前はPr1,洗浄後はPr2で示されている.前述した洗浄により、吸着有機物が除去され、十分な洗浄効果が得られていることが判る。このようにして、洗浄した管体101内部に蛍光体を塗布した結果、ムラ付き等が抑制され、蛍光体を均一に塗布することができた。
上述の実施例は管体内部の洗浄方法について述べたが、冷陰極蛍光管110の寿命は、さらにその後の乾燥方法によっても向上できることがわかった。ここでは、本発明にかかる冷陰極蛍光管管体101の乾燥方法および乾燥装置について述べる。
第7図は管体の乾燥装置を表す概略図であり、管体101を加熱する加熱ヒーター208と管体101を支持する管体支持部210と、管体支持部210を経由し管体101内部に乾燥ガスを通じるためのガス供給部207とからなる。ガス供給部207と管体支持部210とは配管209を介して接続されている。また、管体支持部210は管体101内部に乾燥ガスを流せるように接続されている。管体支持部210は少なくとも管体101の開口の一端を支持すればよい。加熱ヒーター208は、管体101の内壁に吸着した水分を蒸発させる温度に管体101を加熱できればよく、100℃以上に加熱できることが好ましい。乾燥ガスとしては、乾燥窒素ガス、乾燥清浄空気(高砂熱学製CDASS−miniにより製造)など水分濃度が通常空気に比べ十分に小さいガスを用いればよい。
この乾燥装置211を用いて内径4mm、長さ70cmの冷陰極蛍光管管体101を洗浄し、本装置による乾燥前後での管体内壁への水分吸着量を大気圧イオン化質量分析法(APIMS)により分析した。管体加熱温度は250℃とし、50cm/分の流量のNガス(残留水分濃度0.2ppb)を5分間通じた。乾燥の結果、乾燥前は4×1016分子/cmであった吸着水分が単分子層吸着以下の2×1014分子/cmであった。残留水分濃度が減少することで、電極の酸化による蒸発が抑制でき、電極寿命が向上することがわかった。
上述の乾燥工程のみならず、排気工程における排気方法においても電極寿命を向上できることがわかった。冷陰極蛍光管の排気工程においては管体が長く、また片側が封止されているため、内部に圧力差が生じ排気が十分に行われない問題が生じる。本発明にかかる冷陰極管の製造工程における排気方法について説明する。
本発明の排気方法および排気装置212は、第8図に示すように、排気対象の冷陰極管管体101、排気ポンプ214、排気ポンプ214上流に設けられたゲートバルブ216、ゲートバルブ216の排気ポンプ214とは反対側に設けられた第1のパージポート217、ゲートバルブ216の排気ポンプ214側に設けられた第2のパージポート218、それぞれのパージポート217,218に接続された第1及び第2のガス供給部219,220とで構成される。なお、第1及び第2のパージポートには、バルブ221,222が夫々設けられている。
第9図に示すように、排気対象の冷陰極管101の代わりに、大気圧イオン化質量分析装置(APIMS)224を接続して酸素濃度を計測した結果を第10図に示す。第2のパージポート218に流す窒素ガスの流量が10cm/分以上になると酸素濃度が測定下限まで減少することがわかった。
このような排気装置212を用いて冷陰極管管体を排気する際の排気方法について次に述べる。本発明の排気方法の効果を計測するために、第11図に示すように、冷陰極管管体101の代わりに内径4mm長さ70cmのステンレス配管225を接続し、排気側とは反対の末端にAPIMS224を接続した。まず第2のパージポートに100cm/分の流量で乾燥窒素ガスを供給した。次に、ゲートバルブを開いて、管体内部を排気した。続いて、ゲートバルブを閉じ、第1のパージポート217に乾燥窒素を供給し、常圧とした。更に、第1のパージポート217を閉じ、ゲートバルブ216を開き管体101内部を排気した。これを繰り返すことで管体101の排気を完了した。第12図に排気回数と残存酸素濃度の関係を示す。排気回数を3回以上とすることで残留酸素濃度が検出限界以下の0.1ppbまで減少できることがわかった。残留酸素濃度が減少することで、電極の酸化による蒸発が抑制でき、電極寿命が向上することがわかった。
尚、第1図及び第2図に示された例では、開口先端部106又は底面の形状は、双曲線関数に従う場合が最も効果的であったが、先端部の角部に丸みを持たせ、または、鈍角とし双曲線関数以外の曲線形状にすることによっても効果があることが判った。また、上記実施例では、電子放出電極として、LaにWを混合することによって得られた電極についてのみ説明したが、本発明は何等これに限定されることなく、Wに、ThO或いはYまたはこれらもしくはこれらとLaとの混合物を混合しても良いし、熱伝導率の高いW以外の材料を混合しても良い。
以上説明したように、本発明によれば、電子放出効率を改善することにより発光効率を向上させることができ、長寿命の冷陰極蛍光管を得ることができる。
更に、本発明では、管体の洗浄工程を改善することによっても、冷陰極蛍光管の長寿命化を実現できる。即ち、本発明においては、熱伝導性の良いタングステンを含む材料によって電子放出電極を構成することによって、電極自身の長寿命化を実現している。また、電子放出電極の少なくとも開口先端部を双曲線関数の形状にするか、角部に丸みを持たせて曲線形状にすることにより、実効電子放出面積を最大にできるため、電子放出効率を向上させることができ、以って、発光効率を改善できる。
一方、本発明においては、封入ガスとして熱伝導率の高いHeおよびHのどちらかまたは両方を使用することにより、電極からの放熱を効率良く行うことができ、冷陰極蛍光管の長寿命化を図ることができる。更に、本発明では、蛍光管管体内部の洗浄工程の際、洗浄液を単一方向のみならず、往復運動させることで、管内の汚染物質に対して効率良く運動エネルギーを与えられるため、洗浄効率を上げ、蛍光体のムラ付き等を抑制し、輝度の向上、輝度の均一化を図ることができる。
本発明の冷陰極管管体内部の乾燥方法および乾燥装置によれば、乾燥ガスにより吸着水分を効率よく除去できるため、電極のタングステン成分が残留水分により酸化され蒸発することが抑制され、電極寿命を向上することができる。
また、本発明の冷陰極管管体内部ガスの排気方法によれば、管体内部に残留する酸素を効率よく排気できるため、電極のタングステン成分が残留酸素により酸化され蒸発することが抑制され、電極寿命を向上することができる。
以上説明したように、本発明に係る蛍光管用陰極は、LCDのバックライトに用いられる冷陰極蛍光管の陰極としてはもちろん、その他の蛍光管に用いることができる。
第1図は本発明の実施例に係る冷陰極蛍光管を示す断面図である。 第2図は第1図に示された冷陰極蛍光管の電子放出電極をより詳細に説明するための断面図である。 第3A図は通常の形状の冷陰極の電界の集中の状態を示す概略図である。 第3B図は双曲線関数形状の冷陰極の電界の集中の緩和を示す概略図である。 第4図は本発明に係る冷陰極蛍光管の特性を従来の冷陰極蛍光管の特性と比較して説明するグラフ; 第5図は本発明に係る冷陰極蛍光管の洗浄方法及び洗浄装置を説明するブロック図である。 第6図は第5図に示された洗浄による効果を説明するグラフである。 第7図は本発明に係る乾燥装置を示す概略構成図である。 第8図は本発明に係る排気方法および排気装置を説明するための概略構成図である。 第9図は大気圧イオン化質量分析装置(APIMS)を接続して排気を行う場合を説明する図である。 第10図は第9図による計測結果を示すグラフである。 第11図はステンレス配管を接続し、排気側とは反対の末端にAPIMSを接続して、排気を行う場合を説明する図である。 第12図は第11図に示された構成における排気回数と残存酸素濃度の関係を示すグラフである。 第13図は従来の冷陰極蛍光管を説明する断面図である。

Claims (20)

  1. 電子放出電極を備えた冷陰極蛍光管において、前記電子放出電極は、La、ThO、Yからなる群から選択された少なくとも一つの材料と、当該選択された材料より熱伝導率の高い金属との混合物を用いて形成された部分を有し、前記電子放出電極の開口先端部は、実質的に双曲線関数によって規定される形状を有していることを特徴とする蛍光管。
  2. 請求項1に記載の蛍光管において、前記熱伝導率の高い金属はタングステン(W)であることを特徴とする蛍光管。
  3. 請求項2に記載の蛍光管において、前記電子放出電極は、当該電極に電圧を供給するリード線と同一材料によって形成されていることを特徴とする蛍光管。
  4. 請求項1に記載の蛍光管において、前記電子放出電極のうち管壁に接する部分は前記選択された材料を含まないことを特徴とする蛍光管。
  5. ホローカソード構造を有する電子放出電極を備えた冷陰極蛍光管において、前記電子放出電極の開口先端部は、実質的に双曲線関数によって規定される形状を有していることを特徴とする蛍光管。
  6. 請求項4又は5の内のいずれか一つに記載の蛍光管において、前記電子放出電極のうち少なくとも開口先端部は、La、ThO、Yからなる群から選択された材料の少なくとも一つと、Wとの混合物を用いて形成されていることを特徴とする蛍光管。
  7. 請求項1に記載の蛍光管において、前記蛍光管は、管体内部にガスを封入され、前記ガスは、He及びHの少なくとも一方を含んでいることを特徴とする蛍光管。
  8. 請求項2に記載の蛍光管において、La、ThO、Yの少なくとも一つは、Wに対して0.001から0.5の体積比で含有されていることを特徴とする蛍光管。
  9. 請求項2に記載の蛍光管において、La、ThO、Yの少なくとも一つは、Wに対して0.01から0.1の体積比で含有されていることを特徴とする蛍光管。
  10. 請求項1に記載の蛍光管において、前記部分は、前記選択された材料を重量で1〜10%含むことを特徴とする蛍光管。
  11. 請求項10に記載の蛍光管において、前記部分は、前記選択された材料を重量で5〜7%含むことを特徴とする蛍光管。
  12. 請求項1乃至11のうちのいずれか一つに記載の蛍光管において、冷陰極蛍光管に用いられることを特徴とする蛍光管。
  13. 蛍光管に使用される電極において、La、ThO、Yからなる群から選択された材料の少なくとも一つと、Wとの混合物を用いて形成された部分を有し、前記電極の開口先端部は、実質的に双曲線関数によって規定される形状を有していることを特徴とする蛍光管用電極。
  14. 請求項13に記載の蛍光管用電極において、前記電極は、開口された端部を有するホローカソード構造を備え、前記端部は、鈍角または曲線形状を有していることを特徴とする蛍光管用電極。
  15. 管体内部を洗浄液で満たした状態で洗浄を行う洗浄工程を含む蛍光管の製造方法において、前記洗浄工程では、前記洗浄液を常圧より高い圧力で、管体内を往復させて洗浄し、
    前記蛍光管の製造方法はさらに、前記管体内部に、開口先端部が実質的に双曲線関数によって規定される形状を有している電極を搭載する工程を有することを特徴とする蛍光管の製造方法。
  16. 管体内部の水分を昇温脱離し乾燥する工程を含む冷陰極蛍光管の製造方法において、前記乾燥工程は乾燥ガスを管体内部に通じながら行い、前記蛍光管の製造方法はさらに、前記管体内部に、開口先端部が実質的に双曲線関数によって規定される形状を有している電極を搭載する工程を有することを特徴とする蛍光管の製造方法。
  17. 請求項16記載の蛍光管の製造方法において、前記乾燥ガスは窒素ガスもしくは乾燥空気もしくはアルゴンもしくは酸素であることを特徴とする蛍光管の製造方法。
  18. 管体内部のガスを排気する工程を含む蛍光管の製造方法において、前記排気工程と酸素を含まない乾燥ガスとを管体内に導入する工程とを交互に繰り返すことを行い、前記蛍光管の製造方法はさらに、前記管体内部に、開口先端部が実質的に双曲線関数によって規定される形状を有している電極を搭載する工程を有することを特徴とする蛍光管の製造方法。
  19. 請求項18に記載の蛍光管の製造方法において、乾燥ガスは窒素ガスもしくはアルゴンガスであることを特徴とする蛍光管の製造方法。
  20. 請求項15乃至19の内のいずれか一つに記載の蛍光管の製造方法において、前記蛍光管は冷陰極蛍光管に用いられていることを特徴とする蛍光管の製造方法。
JP2005502721A 2003-02-18 2004-02-18 蛍光管及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4344355B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003040364 2003-02-18
JP2003040364 2003-02-18
PCT/JP2004/001767 WO2004075242A1 (ja) 2003-02-18 2004-02-18 蛍光管及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2004075242A1 JPWO2004075242A1 (ja) 2006-06-01
JP4344355B2 true JP4344355B2 (ja) 2009-10-14

Family

ID=32905219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005502721A Expired - Fee Related JP4344355B2 (ja) 2003-02-18 2004-02-18 蛍光管及びその製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7501764B2 (ja)
JP (1) JP4344355B2 (ja)
KR (1) KR101153764B1 (ja)
TW (1) TWI327737B (ja)
WO (1) WO2004075242A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060073271A1 (en) * 2004-03-11 2006-04-06 Spears Kurt E Lamp tube having a uniform lighting profile and a manufacturing method therefor
JP4596805B2 (ja) * 2004-03-31 2010-12-15 財団法人国際科学振興財団 真空管製造装置
JP4464951B2 (ja) * 2006-11-24 2010-05-19 住友電気工業株式会社 冷陰極蛍光ランプ用電極部材
DE102007019966B3 (de) * 2007-04-27 2008-11-20 Klaus Wammes Niederdruckentladungslampe
KR100787626B1 (ko) * 2007-05-08 2007-12-21 주식회사 삼한일렉트로닉스 냉음극 형광 램프용 전극 및 이를 포함하는 냉음극 형광램프
TW200931478A (en) 2007-09-14 2009-07-16 Univ Tohoku Nat Univ Corp Cathode body and fluorescent tube using the same
JP4927890B2 (ja) * 2009-01-13 2012-05-09 オスラム・メルコ株式会社 蛍光ランプ及び照明器具
JP6219280B2 (ja) * 2012-07-31 2017-10-25 東芝マテリアル株式会社 放電ランプ用陰極およびその製造方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53114281A (en) * 1977-03-16 1978-10-05 Hitachi Ltd Method for manufacturing fluorescent lamp
JPH02276132A (ja) * 1989-04-17 1990-11-13 Nec Home Electron Ltd 蛍光ランプ用ガラス管の洗浄方法
JPH03250547A (ja) * 1990-02-28 1991-11-08 Ushio Inc 小型放電ランプ
JPH04272109A (ja) * 1991-02-27 1992-09-28 Toshiba Corp 冷陰極蛍光ランプ用電極材料およびそれからなる電極
JPH05283001A (ja) * 1992-03-31 1993-10-29 Miyagawa Boeki Kk ガス置換洗浄方法
JP2871499B2 (ja) 1994-12-16 1999-03-17 スタンレー電気株式会社 冷陰極蛍光ランプの製造方法
JP3107743B2 (ja) 1995-07-31 2000-11-13 カシオ計算機株式会社 電子放出性電極およびその製造方法、並びにそれを用いた冷陰極蛍光管およびプラズマディスプレイ
JPH11120957A (ja) * 1997-10-15 1999-04-30 Matsushita Electron Corp 放電管
JPH11144677A (ja) * 1997-11-13 1999-05-28 Tdk Corp セラミック陰極
EP1154455A3 (en) * 2000-05-09 2003-12-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for cleaning translucent tube for discharge lamp, and discharge lamp
JP3330590B2 (ja) 2000-05-09 2002-09-30 松下電器産業株式会社 放電ランプ用の透光性の管の洗浄方法および、放電ランプ
DE10044562A1 (de) 2000-09-08 2002-03-21 Philips Corp Intellectual Pty Niederdruckgasentladungslampe mit quecksilberfreier Gasfüllung
JP2002289139A (ja) 2001-03-28 2002-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷陰極放電ランプ
JP2004014342A (ja) * 2002-06-07 2004-01-15 Uchida Kogyo Kk 放電管用電極材料、その製造方法およびこれを使用した蛍光放電管用冷陰極

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2004075242A1 (ja) 2006-06-01
TWI327737B (en) 2010-07-21
US20060097641A1 (en) 2006-05-11
WO2004075242A1 (ja) 2004-09-02
KR101153764B1 (ko) 2012-06-13
US7501764B2 (en) 2009-03-10
TW200501187A (en) 2005-01-01
KR20050099550A (ko) 2005-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3833489B2 (ja) 冷陰極放電装置
CN1089541C (zh) 低压水银蒸气放电灯、照明装置及显示装置
JP4344355B2 (ja) 蛍光管及びその製造方法
TWI275119B (en) Mercury short-arc lamp
KR100604606B1 (ko) 수은가스 방전장치 및 형광 램프
US8786171B2 (en) Field emission light source device and manufacturing method thereof
Corazza et al. Materials to improve performance of discharge lamps
CN1185682C (zh) 低压汞蒸汽放电灯
CA2688257A1 (en) High pressure sodium lamp
US2042148A (en) Gaseous electric discharge lamp
JP7465450B2 (ja) ショートアーク型放電ランプ及びその製造方法
CN1295741C (zh) 荧光灯及其制造方法
TW200418081A (en) Dielectric barrier discharge lamp tube and UV illumination device
RU2244979C1 (ru) Способ реставрации электровакуумных свч-приборов большой мощности
JPS6220652B2 (ja)
JP2002237274A (ja) 低圧放電ランプ
JP2004247171A (ja) 電子放出部、フラットパネルディスプレイ、フラット光源、冷陰極蛍光ランプ、無電極蛍光ランプおよびそれらの製造方法
JPH09283081A (ja) 冷陰極低圧水銀蒸気放電ランプ、表示装置および照明装置
JPH06223778A (ja) 高圧ナトリウムランプ及びその製造方法
JPH07111145A (ja) 冷陰極低圧放電灯
JP2003187739A (ja) 冷陰極放電管
JP2003197146A (ja) 冷陰極放電管
JP2000123788A (ja) 二重管式放電管
FR2815172A1 (fr) Lampe sans mercure a cathodes creuses froides a luminescence fluorescence pour eclairage colore decoratif ou enseignes lumineuses
JP2004200114A (ja) 冷陰極

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070119

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070119

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080716

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090311

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090617

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090710

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130717

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees