JP4344243B2 - デスクラリスロマイシンの製造方法、及び中間体生成物 - Google Patents

デスクラリスロマイシンの製造方法、及び中間体生成物 Download PDF

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Description

本発明はシリル基で保護されたエリスロマイシン N−オキシド及び6−O−メチルエリスロマイシン N−オキシドの新規中間体を経由するデスクラリスロマイシンの製造方法を記述する。更に、デスクラリスロマイシン N−オキシドの新規中間体を記述する。
デスクラリスロマイシン(II)は新しい型のマクロライド抗生物質の基礎単位である。エリスロマイシンA(III)から種々の合成経路により製造することができるクラリスロマイシン(I)から出発するデスクラリスロマイシン(II)の製造は既知である(例えば、Abbott Laboratories WO 97/36912 を参照)。この場合、デスクラリスロマイシン(II)はクラリスロマイシン(I)の酸処理により得られる。この場合クラジノースの選択的除去が起こり、そして結果物としてデスクラリスロマイシン(II)が得られる(J. Med. Chem. 1998, 41, 4080-4100)(製法図1)。
Figure 0004344243
更に別の可能性は下記の合成順序によるエリスロマイシンA(III)から直接デスクラリスロマイシン(II)の製造である:すなわち
最初に、エリスロマイシンA(III)をヒドロキシルアミンの作用によりオキシム化する(例えば、Abbott Laboratories WO 97/38000 を参照)。酸処理により生成するエリスロマイシンオキシムからクラジノースが除去されそして抽出により除かれる(製法図II)。脱クラジノース化エリスロマイシンオキシム(IV)が得られる。
Figure 0004344243
次に(Bonnet et al. United States Patent 5,969,161 により開示されているように)、オキシム基を僅かに酸性条件下でメトキシプロペンで保護しそしてヒドロキシル基を塩基性条件下でトリメチルクロロシランの作用により保護する(製法図III)。
Figure 0004344243
保護した化合物は、例えば、ヨウ化メチル及び強塩基(例えば水酸化カリウム)の作用により6−O位をメチル化しそして次に保護基の酸除去によりデスクラリスロマイシンオキシム(VI)に転化させる(製法図IV)。
Figure 0004344243
次いでデスクラリスロマイシン(II)はデスクラリスロマイシンオキシム(VI)へのメタ重亜硫酸ナトリウムの作用により得られる(製法図V)。
Figure 0004344243
この方法の不利な点は、6−O位のメチル化に加えて分子の11及び/又は12位がメチル化されたヒドロキシル基を示すポリメチル化副生物の生成である(例えば構造式(VII)及び(VIII))。それらはデスクラリスロマイシン(II)のマクロライド抗生物質への更なるプロセッシングを妨げ、従ってあらかじめ手数を要する精製方法で除かなければならない。更なる不利益はオキシム化中間体の使用であり、なぜなら、この場合、E/Z異性体が生じそして異なる物理的性質(例えば溶解性)を示しそしてそのため再処理による収量の損失の原因となるからである。
Figure 0004344243
本発明の目的は上述の不利益を避けるデスクラリスロマイシン(II)の製造方法を見いだすことである。これは以下に示す新しい型の中間体化合物により特徴付けられる合成経路に従うことにより達成することができる:
本発明はエリスロマイシンA(III)を、既知の方法の塩基性剤、(好ましくはトリアルキルクロロシラン及びトリアルキルシリルイミダゾール)を使用するシリル化(Y. Kawashima et al., Chem. Pharm. Bull. 38, 1485-1489, 1990(IX))により最初に2’−O位及び4”−O位をシリル化するデスクラリスロマイシンの製造方法に関する。Y. Kawashima et al., Chem. Pharm. Bull. 38, 1485-1489, 1990 に記述された条件が好ましい(製法図VI)。
Figure 0004344243
シリル化エリスロマイシンA(III)を引き続いて慣用の酸化剤、好ましくは過酸化水素又はm−クロロ過安息香酸による酸化によりシリル化エリスロマイシンA N−オキシド(X)に変換させる(製法図VII)。
Figure 0004344243
場合により最初の二工程の順序(すなわち最初にエリスロマイシンをN−オキシド化しそして次にシリル保護基を導入する)を変えることも可能であり、又は二工程をワンポット反応に組み合わせることができる。
保護した化合物は次に塩基性条件下、好ましくは水酸化カリウムの添加による塩基性条件下で、メチル化剤、好ましくはヨウ化メチル又は硫酸ジメチルを使用して6−O位を選択的にメチル化する(製法図VIII)。
Figure 0004344243
クラジノース及びシリル保護基は酸処理、好ましくはHClの添加によりシリル化6−O−メチルエリスロマイシン N−オキシド(XI)から除く(製法図IX)。この結果デスクラリスロマイシン N−オキシド(XII)が得られる。
Figure 0004344243
次いでデスクラリスロマイシン N−オキシド(XII)は既知の方法により、好ましくは水素又は水素供与体、好ましくはシクロヘキセンの存在下でパラジウム/炭素、ラネーニッケル及び水素又は重亜硫酸ナトリウムを使用して接触的にデスクラリスロマイシン(II)に還元する(製法図X)。
Figure 0004344243
場合により最後の二工程の順序(製法図IX及びX)(すなわち最初にN−オキシドをアミンに還元しそして次にクラジノース及びシリル保護基を除く)を変えることも可能であり、又は二工程をワンポット反応に組み合わせることも可能であり、例えば、製法図(IX)に示すようにして得られるデスクラリスロマイシン N−オキシド(XII)の溶液を重亜硫酸ナトリウムの水溶液と(XII)をデスクラリスロマイシン(II)に還元されるまで撹拌し、そして後者を反応混合物から、例えば結晶化により単離する。
製法図(VI)ないし(X)に例示されている、記述された反応工程は多様な条件下で進行させることができる。最良の実施態様を見いだすため、一般に知られている適当な先行技術の方法を考慮しながら、反応条件を変更するのが賢明である。最近の知識の実態によれば、下記の反応条件が好ましい:すなわち
製法図VIに示した反応は有機溶媒、好ましくは酢酸エチル、酢酸ブチル、ジクロロメタン、MTBエーテル、THF、トルエン、特に酢酸エチル中で進行させる。反応は種々の
温度で進行させることができるが、室温での操作が好ましい。
製法図VIIに示した反応は有機溶媒、好ましくはジクロロメタン、酢酸エチル、酢酸ブチル、DMF、N,N−ジメチルアセトアミド、NMP、特にジクロロメタン中で進行させる。反応は種々の温度で進行させることができるが、約0℃での操作が好ましい。
製法図VIIIに示した反応は有機溶媒、好ましくはジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、DMF、N,N−ジメチルアセトアミド、NMP、ジメチルテトラヒドロピリミジノン(DMPU)、特に好ましくは等量のジメチルスルホキシド及びテトラヒドロフランの混合物中で進行させる。反応は種々の温度で進行させることができるが、室温での操作が好ましい。
製法図IXに示した反応は好ましくは水相中で進行させる。反応は種々の温度で進行させることができるが、室温での操作が好ましい。
製法図Xに示した反応は有機溶媒、好ましくはジクロロメタン、酢酸エチル、酢酸ブチル、THF、DMF、N,N−ジメチルアセトアミド、NMP、特にジクロロメタン中で進行させる。反応は種々の温度で進行させることができるが、室温での操作が好ましい。
製法図VIないしXに示す反応については保護ガス体中で反応を行うのが有用であり得る。生成物は、例えば、濾過、抽出、クロマトグラフィーによる等の種々の方法で単離することができる。
製法図X、XI及びXIIの化合物はこれまでに開示されておらずそして、それらを製造する方法も同様であり、本発明は同様にそれらの点に関する。前記化合物は特に化学合成における中間体製造物、特にデスクラリスロマイシンの製造のためのそれとして適当である。
下記の実施例の具体例は本発明を詳細に説明することを意図しており、本発明が実施例に記述した実施態様に限定されるものではない。実施例の個々の特徴は本明細書及び/又は特許請求の範囲に開示された一般化された特徴と結び付ける事ができる特定の実施態様を表す。
TLC分析は被覆ガラス板(Merck Darmstadt から発売の 5×20cm, silica gel 60 F254)上でガス相は溶離剤蒸気で飽和されている上昇方式で実行した。TLC板の展開後の染色(分離した反応生成物の検出)及び熱風送風機を使用する乾燥を水940ml及び濃硫酸60ml中のモリブダトリン酸25g及び硫酸セリウム(IV)10gの溶液に短時間浸漬し、TLC板を滴らせて乾燥させそして最後にそれを DESAGA thermoplate STM 上で約160℃に加熱することにより行った。1H−NMRスペクトル及び13C−NMRスペクトルを Bruker 400 UltraShieldTM 分光計を使用して記録した。13C−NMRスペクトルの解釈のため、DEPT 135°スペクトルを記録することにより、第一級、第二級
、第三級及び第四級炭素原子を識別した。しかしながら、多次元スペクトル(1H−1H又は1H−13C相関)は記録されなかった。従って交換される必要のある信号割り当て、特に同次元のプロトン又は13C原子に関するそれを排除することができなかった。
実施例1
2’,4”−O−ビス(トリメチルシリル)エリスロマイシンA(式IX、R=CH3)の合成[Y.Kawashima et al. Chem. Pharm. Bull. 38, 1485-1489 (1990) に基づいて変更した]
94.0 HPLC面積パーセントのエリスロマイシンAを含む Abbott Laboratories から入手したエリスロマイシンAをこの検討において使用した。カール−フィッシャー滴定による水含量は0.5重量%であった。
窒素ガス体中で、機械式撹拌機、温度計及び滴下用漏斗を備えた2lフラスコ中の酢酸エチル1000ml中でエリスロマイシンA 36.7g(含量50.0mmol,正味47.0mmol)の透明溶液を調製した。温度を20℃に保ちながら(水浴)、酢酸エチル50ml中のトリメチルクロロシラン8.15g(74.3mmol)及びN−(トリメチルシリル)イミダゾール10.52g(72.7mmol)の溶液を30分間にわたって滴下添加した。反応は発熱性であった。滴下添加を開始して15分後、沈殿が形成されそして最初は塊が形成されたがその後十分に分散した懸濁液になった。0.25時間後のTLCモニタリング(25%濃度アンモニア溶液1%を加えたCH2Cl2/MeOH 9:1)ではエリスロマイシンA(Rf=0.43)の表題化合物(約70%;Rf=0.67)及びモノシリル生成物(約30%;Rf=0.54)への完全な変換が示された。2.5時間後、モノシリル中間体生成物は約5%の残留物を除いて表題化合物に変換された。懸濁液を水285ml中の重炭酸ナトリウム15g(178.8mmol)の磁気撹拌している氷冷溶液に注入した。水相を分離して除きそして有機相を最初に水300mlそして次に飽和塩水300mlで洗浄した。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥させ、濾過し、真空下40℃の浴温で蒸発させて乾燥に至らせそして結晶残留物を高真空下(HV)で乾燥させた(44.6g,粗製造物の理論値の101.5%)。残留物をn−ヘプタン150mlと混合しそしてゆっくり加熱した。84℃で透明な無色溶液が形成された。加熱浴を除いて放冷させ、そして65℃で表題化合物の結晶を播種した。それを機械撹拌(320rpm)しながら更に室温まで放冷させ、そして次に15℃まで冷却しそしてこの温度で更に15分間撹拌した。沈殿をG4ガラスフリット上で吸引しながら濾別し、n−ヘプタン20mlで洗浄しそして次に40℃で窒素気流中真空下で乾燥させた。31.0gの白色結晶が得られた。母液を弱い真空下で液量の3分の1に濃縮すると、この溶液は僅かに曇ってきた。それを10℃に冷却しそしてこの温度で15分間撹拌した。沈殿を吸引しながら濾別し、n−ヘプタン10mlで洗浄しそして次に高真空下で乾燥させた。4.4gの白色結晶が得られた。全収得量:35.4g(40.3mmol,理論値の85.7%)。融点 213-215℃ (文献値 194-197℃)。1H-NMR (400 MHz, CDCl3): = 4.98 (dd, 1H, 13-H), 4.83 (d, 1H, 1"-H), 4.39 (d, 1H, 1'-H), 4.22 (m, 1H, 5"-H), 4.16 (d, 1H, 3-H), 3.83 (1H, 11-OH), 3.80 (1H, 11-H), 3.59 (m, 1H, 5'-H), 3.56 (d, 1H, 5-H), 3.30 (s, 3H, 3"-OMe), 3.18 (m, 1H, 2'-H), 3.17 (d, 1H, 4"-H), 3.11 (qua, 1H, 10-H), 3.01 (s, 1H, 12-OH), 2.80 (qui, 1H, 2-H), 2.74 (m, 1H, 8-H), 2.53 (m, 1H, 3'-H), 2.37 (d, 1H, 2"-H), 2.23 (br s, 6H, NMe2), 1.97-1.82 (m, 3H, 14-H, 4-H, 7-H), 1.72-1.60 (m, 4H, 7-H, 6-OH, 4'-H), 1.55-1.45 (m, 2H, 2'-H, 14-H), 1.44 (s, 3H, 6-Me), 1.23-1.10 (22H, 6"-Me, 8-Me, 3"-Me, 4'-H, 6'-Me, 12-Me, 10-Me, 2-Me), 1.09 (d, 3H, 4-Me), 0.87 (t, 3H, 15-H), 0.16 (s, 9H, 4"-OSiMe3), 0.10 (s, 9H, 2'-OSiMe3). 13C-NMR (100 MHz, CDCl3): δ=221.3 (C-9), 176.4(C-1), 102.9 (C-1'), 96.8 (C-1"), 81.7 (C-5), 81.0 (C-4"), 79.6 (C-3), 77.1 (C-13), 75.3 (C-6), 75.0 (C-12), 73.3 (C-2'), 73.1 (C-3"), 69.0 (C-11), 67.8 (C-5'), 65.2 (C-3'), 65.1 (C-5"), 49.8 (3"-OMe), 44.9 (C-2), 44.4 (C-8), 41.0 (NMe2), 40.5 (C-4), 39.0 (C-7), 38.7 (C-10), 35.9 (C-2"), 29.8 (C-4'), 27.3 (6-Me), 22.2 (5'-Me), 21.7 (3"-Me), 21.4 (C-14), 19.4 (5"-Me), 18.3 (8-Me), 16.4 (12-Me), 15.6 (2-Me), 11.8 (10-Me), 10.9 (C-15), 9.7 (4-Me), 1.02 [2'-OSi(CH3)3], 0.96 [4"-OSi(CH3)3]。MS (ESI): [M+H]+ m/z=878 (C43H83NO13Si2)。
この製造物はn−ヘプタンの代わりにアセトン/水から高い収率及び純度で再結晶/再沈殿させることもできる。
実施例2
4”−O−(トリメチルシリル)エリスロマイシンA N−オキシド(式X、R=CH3,R’=H)の合成
a)市販の77%純度3−クロロペルオキシ安息香酸(Aldrich)から99%純度3−クロロペルオキシ安息香酸の調製:
pH7のリン酸緩衝液(Riedel 10240)400mlをKPG撹拌機、温度計及び補正したpH電極を備えた1L丸底フラスコの中に窒素雰囲気下で導入した。合計で8.47gのリン酸水素二ナトリウムを添加することによりpH7.5に調節した。これに77%純度3−クロロペルオキシ安息香酸50.16g(223.8mmol)の全部を一度に添加した。懸濁液が形成された。pHは最初は急速にそしてその後はよりゆっくり低下し、最後にpH6.42で停止するに至った。13.92gのリン酸水素二ナトリウムを添加することによりpHを6.95に再度上昇させた。懸濁液を吸引濾過した。固体をpH7にあらかじめ調節した水で洗浄し、そして次にデシケーター中で高真空下で乾燥させた。31.9gの白色結晶(使用した市販物質の含量に基づいて理論値の83%)が得られた。水分含量(K.F.-滴定)は0.27%であった。
b)4”−O−(トリメチルシリル)エリスロマイシンA N−オキシド:
窒素雰囲気下で、機械式撹拌機、温度計及び滴下用漏斗を備えた250mlのフラスコ中で25mlのジクロロメタン(K.F.-滴定による水含量0.025%)中の13.18g(15.0mmol)のジシリルエリスロマイシンA(実施例1からの)の透明溶液を調製し、そして乾燥重炭酸ナトリウム2.27g(27.0mmol)を添加した。懸濁液を氷浴で0℃に冷却した。この中にジクロロメタン50ml中の上述の約99%純度3−クロロペルオキシ安息香酸3.12g(17.9mmol)の溶液を滴下添加した。冷却浴を除きそして混合物を23℃に温めそしてこの温度で1時間撹拌し、この間に濃厚な懸濁液が形成された。沈殿から吸引濾過により除いた試料のTLC(25%濃度アンモニア溶液1%を加えたCH2Cl2/MeOH 9:1)で前駆物質(Rf=0.67)の製造物(Rf=0.25)への明らかな定量的変換が示された。懸濁液を氷浴で2℃に冷却しそして、重炭酸ナトリウムの半飽和水溶液40mlを添加後、激しく撹拌した。混合物を吸引しながら濾過しそして重炭酸ナトリウムの冷半飽和溶液2×10mlで洗浄し、吸引して乾燥させそして次に高真空下で五酸化リン上で乾燥させた。11.8g(14.4mmol,理論値の95.6%)の無色結晶が得られた。
融点 204-205℃ (組成物) 1H-NMR (400 MHz, CDC13): δ=5.03 (dd, 1H, 13-H), 4.89 (d, 1H, 1"-H), 4.68 (d, 1H, 1'-H), 4.18 (m, 1H, 5"-H), 3.98 (d, 1H, 3-H), 3.88 (s, 1H, 11-OH), 3.84 (m, 1H, 5'-H), 3.80 (m, 1H, 11-H), 3.74 (dd, 1H, 2'-H); 3.58 (d, 1H, 5-H), 3.47 (m, 1H, 3'-H), 3.36 (s, 3H, 3"-OMe), 3.18および3.17 (2 x s, 2 x 3H, N(O)Me2), 3.16 (潜在的, 1H, 4"-H), 3.09 (qua, 1H, 10-H), 3.05 (s, 1H, 12-OH), 2.90 (qui, 1H, 2-H), 2.68 (m, 1H, 8-H), 2.38 (d, 1H, 2"-H), 2.36 (s, 1 H, 6-OH), 2.06-1.83 (m, 4H, 4'-, 4-, 7-, 14-H), 1.71 (d, 1H, 2'-OH), 1.57-1.45 (m, 3H, 4'-, 2"-, 14-H), 1.45 (s, 3H, 6-Me), 1.30 (m, 1H, 7-H), 1.24-1.08 (24H, 8 x Me), 0.85 (t, 3H, 15-H), 0.15 (s, 9H, 4"-OSiMe3)。13C-NMR (100 MHz, CDC13): δ=221.7 (C-9), 175.9 (C-1), 101.8 (C-1'), 96.2(C-1"), 83.1 (C-5), 80.7 (C-3), 79.3(C-4"), 76.6(C-13), 75.8(C-3'), 74.8および74.7 (C-6,C-12), 73.2(C-3"), 72.8(C-2'), 68.9(C-11), 66.1(C-5'); 65.0 (C-5"), 58.8 [N(O)-CH3], 51.8 [N(O)-CH3], 49.7(3"-OCH3), 45.1 (C-2), 44.6 (C-8), 39.3 (C-4), 38.5 (C-7), 37.8 (C-10), 35.6および35.0 (C-2", C-4'), 26.8 (6-CH3), 22.2 (5'-CH3), 21.6 (3"-CH3), 21.1 (C-14), 19.3 (5"-CH3), 18.3 (8-CH3), 16.1 (12-CH3), 15.9 (2-CH3), 12.0 (10-CH3), 10.6 (C-15), 9.1 (4-CH3), 0.9 [4"-OSi (CH3)3]。MS (ESI) m/z = 822 (C40H75NO14Si)。
ジシリルエリスロマイシン(実施例1)の1.0当量を市販の77%純度3−クロロペルオキシ安息香酸の1.25当量とジクロロメタン中で0℃で反応させると(二相混合物
の形成)、同様にN−オキシドの明瞭な形成が起こり、これを理論値の90〜93%の収率で単離することができる。
実施例3
4”−O−(トリメチルシリル)エリスロマイシンA N−オキシドの4”−O−(トリメチルシリル)クラリリスロマイシン N−オキシド[6−O−メチル−4”−O−(トリメチルシリル)エリスロマイシンA N−オキシド:式XI、R=CH3,R’=H]へのメチル化
4”−O−(トリメチルシリル)エリスロマイシンA N−オキシド(実施例2から)の5.48g(6.66mmol)を機械式撹拌機、温度計及び隔壁を備えた100mlフラスコ中で窒素雰囲気下、ジメチルスルホキシド25ml及びテトラヒドロフラン25ml中で撹拌して薄い懸濁液を得た。これを氷浴で0℃に冷却した。85%純度水酸化カリウム粉末559mg(8.47mmol)の全部を一度に添加した。濃い黄色の濁った溶液が形成され、これに、0℃で撹拌しながら、ヨウ化メチル1.04ml(16.40mmol)を添加し、その間に反応温度が+2℃から+4℃に上昇した。反応混合物を半時間にわたって撹拌する間に室温まで温め、その間に淡黄色になった。更に室温で2時間撹拌後、酢酸エチル180ml及び氷水120mlを添加した。水相を分離し、そして有機相を水120mlそして次に水50mlで洗浄した。合体した水性洗浄相を直ちに酢酸エチル50mlで逆抽出し、そしてこの抽出液を水20ml/飽和塩水50mlで洗浄した。合体した有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過しそして真空下で濃縮し、そして残留物を高真空下で乾燥させて固体泡状物を得た。5.23g(6.25mmol,理論値の94%)の粗製造物が得られ、その約50〜60%は表題化合物からなっていた。
1H-NMR (400MHz, CDC13): δ=3.37 (s, 3H, 3"-OMe), 3.22 [2 x s, 6H, 3'-N (O) Me2],
3.04 (s, 3H, 6-OMe), 0.15 (s, 9H, 4"-OSiMe3)。13C-NMR (100 MHz, CDCl3): δ=221.5 (C-9), 176.2 (C-1), 102.6 (C-1'), 58.6 [N(O)CH3], 52.5 [N(O)CH3], 51.0 (6-OCH3), 49.9 (3"-OCH3), 0.9 [4"-OSi(CH3)3]。MS (ESI): [M+H]+ m/z=836 (C41H77NO14Si)。
実施例4
デスクラリスロマイシン N−オキシド[6−O−メチルエリスロマイシンA N−オキシド;式XII]を生成させるためクラジノース及びシリル除去
水32ml中の12N塩酸3.2ml(HCl38.4mmol)の溶液を機械式撹拌機を備えた100mlフラスコ中で窒素雰囲気下でそして氷浴で冷却している実施例3からの粗製造物5.2g(6.22mmol)に添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで塩化ナトリウムで飽和させ、アンモニア水溶液でpH8に調節しそして酢酸エチル5×50mlで抽出した。合体した抽出液を硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濾過し、蒸発させて乾燥に至らせそして高真空下で乾燥させた。4.7gの淡褐色固体が得られた。
分析用試料を、溶離剤ジクロロメタン/メタノール8:2を使用してシリカゲル 60(Merck, 0.040-0.063mm)40gを通過させるこの粗製造物の試料(200mg)のフラッシュクロマトグラフィーにより得た。95mgの白色結晶が得られ、融点209〜210℃(分解)、HPLC分析(LiChroCART 125×4mm LiChrospher 100 RP18e, 5μm、測定210nm、25℃、流量0.5ml/分、溶離剤A:CH3CN/CF3CO2H 1000:0.5、溶離剤B:H2O/CF3CO2H 1000:0.5;クロマトグラフィーを10分間継続した後30%A/70%Bから注入により50%A/50%Bに線形勾配;保持時間:8.55分)による純度>97%、TLC分析(25%濃度アンモニア溶液1%を加えたCH2Cl2/CH3OH 8:2,Rf=0.34)において単一スポットであった。
1H-NMR (400MHz, CDC13): δ= 5.17 (dd, 1H, 13-H), 4.48 (d, 1H, 1'-H), 3.88 (s, 1H, 11-OH), 3.86 (d, 1H, 11-H), 3.80 (dd, 1H, 2'-H), 3.72 (s, 1H, 5-H), 3.64 (m, 1H, 5'-H), 3.57 (d, 1H, 3-H), 3.38 (m, 1H, 3'-H), 3.27 (s, 1H, 12-OH), 3.18 [s, 3H, N(O)Me], 3.15 [s, 3H, N(O) Me], 3.01 (m, 1H, 10-H), 2.97 (s, 3H, 6-OMe), 2.65 (m, 1H, 2-H), 2.57 (m, 1H, 8-H), 2.09 (qua, 1H, 4'-H), 2.02-1.87 (m, 3H, 4-, 7-, 14-H), 1.53 (d, 1H, 2'-OH), 1.49 (m, 1H, 14-H), 1.40 (d, 1H, 4'-H), 1.37 (s, 3H, 12-Me), 1.31 (d, 3H, 5'-Me), 1.27 (d, 3H, 2-Me), 約1.26 (m, 潜在的, 1H, 7-H), 1.19 (s, 3H, 6-Me), 1.16 (d, 3H, 8-Me), 1.15 (d, 3H, 10-Me), 1.13 (d, 3H, 4-Me), 0.84 (t, 3H, 15-H). 13C-NMR (100 MHz, CDCl3): δ=220.4 (C-9), 175.2 (C-1), 106.1 (C-1'), 89.0 (C-5), 78.7 (C-3), 78.0 (C-6), 76.5(C-13), 75.7 (C-3'), 74.2(C-12), 72.1(C-2'), 69.7 (C-5'), 68.2 (C-11), 59.0 [N(O)-CH3], 51.9 [N(O)-CH3], 49.4 (6-OCH3), 45.4 (C-2), 44.6 (C-8), 38.7 (C-7), 37.6 (C-4), 36.0 (C-10), 34.4 (C-4'), 21.4 (C-14), 20.9 (5'-CH3), 18.7 (6-CH3), 17.7 (8-CH3), 16.2 (12-CH3), 15.3 (2-CH3), 12.5 (10-CH3), 10.3 (C-15), 8.3 (4-CH3)。MS (ESI): [M+H]+ m/z =606 (C30H55NO11)。
実施例5
粗N−オキシドのデスクラリスロマイシン[6−O−メチルエリスロマイシンA;式II]への還元
実施例4からの粗デスクラリスロマイシン N−オキシド4.5gを機械式撹拌機を備えた100mlフラスコ中のジクロロメタン50ml及び水15ml中のメタ重亜硫酸ナトリウム(Na225)1.5g(7.9mmol)の溶液と混合しそして二相混合物を室温で窒素雰囲気下で激しく撹拌した。実施例4に記述したHPLC系(IIの保持時間=7.37分)を使用しそして実施例4に記述したTLC系(RfII=0.52)を使用する還元を追跡することが可能であり、そしてそれを3時間で完了した。水相を分離しそしてジクロロメタン20mlで抽出した。合体した有機相を真空下で約15mlに濃縮し、そして次に水45mlを添加し、そしてpHを36%濃度塩酸で1.0に調節した。有機相を分離し、そして残存するクラジノース及びその二次生成物をジクロロメタン5×10mlによる抽出により酸性水相から洗浄し切った。実施例4に記述したTLC系を使用してこの進行を追跡することが可能であった。次いで水相を25%濃度アンモニア水でpH5.3に調節し、撹拌機を止め、5mlのメチルイソブチルケトン(MIBK)の層を水溶液の上に置き、そして二相混合物を相混合を無視し得る程度の極めて遅い速度(約20rpm)で20℃で15分間撹拌した。MIBK相(不純物を含む)を分離漏斗中で分離して除き、そして水相を25℃(僅かに冷却する)で激しく撹拌しながら25%濃度アンモニア水でpH9.5にゆっくり調節し、溶液にpH7.5で純粋な製造物結晶を播種し、そして製造物の結晶化が約pH8.3から先で起こった。その後懸濁液を25℃で30分間そして15〜20℃で更に30分間撹拌した。沈殿を吸引濾別し、水30mlで洗浄し、吸引して乾燥させそして高真空下で40℃で16時間乾燥させた。1.8gの白色結晶が得られた(3.05mmol,実施例3で使用した4”−O−(トリメチルシリル)エリスロマイシン N−オキシドに基づいて理論値の46%)。分析用試料を得るため実施例4で除いた200mgを考慮して、実施例3ないし5に記述した反応の全収率は理論値の48%であった。
融点 154-155℃ 1H-NMR (400MHz, CDC13): δ= 5.18 (dd, 1H, 13-H), 4.38 (d, 1H, 1'-H), 3.92 (s, 1H, 11-OH), 3.87 (br s, 1H, 3-OH), 3.86 (d, 1H, 11-H), 3.68 (s, 1H,
5-H), 3.55 (m, 2H, 3-および5'-H), 3.26 (s, 1H, 12-OH), 3.24 (dd, 1H, 2'-H), 3.01 (qua, 1H, 10-H), 2.97 (s, 3H, 6-OMe), 2.66 (m, 1H, 2-H), 2.58 (m, 1H, 8-H), 2.47 (m, 1H, 3'-H), 2.26 (s, 6H, NMe2), 2.12 (m, 1H, 4'-H), 1.94 (m, 2H, 4-および7-H), 1.66 (d qua, 1H, 14-H), 1.56 (dd, 1H, 4'-H), 1.49 (m, 1H, 14-H), 1.37 (s, 3H, 12-Me), 1.26 (d, 6H, 5'-Meおよび2-Me), 約1.25 (m, 潜在的, 1H, 7-H), 1.18 (s, 3H, 6-Me), 1.13 (d, 6H, 8-Meおよび10-Me), 1.12 (d, 3H, 4-Me), 0.84 (t, 3H, 15-H). 13C-NMR (100 MHz, CDCl3): δ= 220.6 (C-9), 175.0 (C-1), 106.6 (C-1'), 88.2 (C-5), 78.9 (C-3), 78.1 (C-6), 76.6 (C-13), 74.2 (C-12), 70.7 (C-2'), 70.2 (C-11), 69.8 (C-5'), 65.6 (C-3'), 49.5 (6-OCH3), 45.5 (C-2), 44.5 (C-8), 40.2 [3'-N(CH3)2], 38.7 (C-7), 37.5 (C-4), 35.9 (C-10), 28.1(C-4'), 21.4 (C-14), 21.2 (5'-CH3), 18.8 (6-CH3), 17.7 (8-CH3), 16.2 (12-CH3), 15.2(2-CH3), 12.6 (10-CH3), 10.4 (C-15), 8.2(4-CH3)。MS (ESI): [M+H]+ m/z=590 (C30H55NO10)。
上記した特許請求の範囲は明細書の内容の一部分を成し、本発明を開示するものである。

Claims (10)

  1. a)エリスロマイシンAをR3SiCl及び/又はR3Si−イミダゾール又は(R3Si)2NH又はR3SiO3SCF3(ここでRはCH3、C25を意味する)と塩基性条件下で反応させて式(IX)
    Figure 0004344243
    の化合物を生成させ、そして
    b)次に酸化剤の添加により酸化して、式X
    Figure 0004344243
    の化合物を得、そして
    c)生成した式(X)の化合物を塩基性条件下でメチル化剤の添加により式(XI)
    Figure 0004344243
    の化合物に変換し、そして次に
    d)式(XI)の化合物を酸加水分解により式(XII)
    Figure 0004344243
    の化合物に変換し、そして次に
    e)式(XII)の化合物を還元性条件下でデスクラリスロマイシン(II)
    Figure 0004344243
    に変換する工程からなる、デスクラリスロマイシンの製造方法。
  2. 段階a)及びb)の化学反応の順序を変える請求項1に記載の方法。
  3. 段階d)及びe)の化学反応の順序を変える請求項1又は2に記載の方法。
  4. RがCH3、C25でありそしてR’がH又はSiR3である式(X)
    Figure 0004344243
    の化合物。
  5. 式(X)の化合物を製造するため酸化剤を式(IX)
    Figure 0004344243
    の化合物に添加することからなるか又はエリスロマイシンAを酸化剤で酸化しそして次にR3SiCl及び/又はR3Si−イミダゾール又は(R3Si)2NH又はR3SiO3SCF3(ここでRはCH3、C25を意味する)を塩基性条件下で使用して反応を起こさせることからなる請求項4に記載の式(X)の化合物の製造方法。
  6. RがCH3、C25でありそしてR’がH又はSiR3である式(XI)
    Figure 0004344243
    の化合物。
  7. 請求項4に記載の式(X)の化合物を塩基性条件下でメチル化剤と混合することからなる請求項6に記載の式(XI)の化合物の製造方法。
  8. 式(XII)
    Figure 0004344243
    の化合物。
  9. 請求項6に記載の式(XI)の化合物を酸性条件下で加水分解することからなる請求項8に記載の式(XII)の化合物の製造方法。
  10. デスクラリスロマイシンの製造において請求項4、6又は8に記載の化合物X、XI又はXIIの1つ又はそれより多くの使用。
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