JP4342532B2 - ボンベの内部ガス排出用キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、ボンベの内部ガス排出用キャップに関するものである。
近年、エアゾール缶、カセットコンロ用ガスボンベ、およびキャンプ用ガスボンベの廃棄処分作業中に、残留するガスが火災や爆発を引き起こすという事件がしばしば発生している。これらを使用した後、内部のガスを完全に排出することが消費者に求められているものの、十分に徹底されていないのが現状である。このため、消費者が残留ガスを容易に排出できるような機構について、これまで数多くの提案がなされてきた。
かかる課題を解決すべく、本発明者は特願平10−198151にかかる発明を為し、改善を図った。
しかし、平成17年3月には、経済産業省からエアゾール缶回収処理システム構築調査報告書が出され、この中で中身排出機構は、作業しても使用の途中で停止できる構造であることが求めらた。また、かかる中身排出機構が各エアゾール缶について提供されることが求められるため、より低コストで目的を達成できる機構が求められている。
特願平10−198151
本発明は、上記の課題を解決するため、ガス抜き作業の途中でも容易にガスの排出を停止できるボンベ用のガス抜き装置であって、より低コストで製造できるものを提供することを目的とする。
本発明は、ノズルの露出部分よりも短い長さを有し、ボンベのノズル基部と嵌着可能なボンベの内部ガス排出用キャップであって、ボンベのノズル基部とキャップが接触する部分の横方向の断面において、キャップの一部のみがボンベのノズル基部と密着してキャップをノズル基部に固定するとともに、キャップの一部はボンベのノズル基部と接触せずに排出されるガスの流路を確保する、ボンベの内部ガス排出用キャップを提供する。典型的には、本発明のキャップは、内部が空洞で、カップ状の形状を有する。
好ましい態様においては、ボンベのノズル基部とキャップが接触する部分の横方向の断面において、キャップの断面形状が略四角であり、直線部分においてボンベのノズル基部と密着される。異なる態様においてはボンベのノズル基部とキャップが接触する部分の横方向の断面において、キャップの断面形状が内側方向への少なくとも1つの突起部分を有し、該突起部分においてボンベのノズル基部と密着される。
本発明においてボンベとは、加圧気体、液化気体などが封入された加圧容器をいい、典型的にはエアゾール缶、カセットコンロ用ガスボンベ、およびキャンプ用ガスボンベから選択される加圧容器である。
ノズルの露出部分とは、エアゾールの噴射用キャップなどを取り除いた後に外部に露出されるエアゾールバルブのノズル部分およびそれを保持するマウンテンキャップ部分を言う。内部ガスを排出させる際に、キャップを押してキャップの上面によりノズルを押し込む必要があるので、キャップの長さはノズルの露出部分の高さ方向長さよりも短いことが必要である。
ボンベのノズル基部とは、バルブハウジングを保持するマウンテンキャップの立ち上がり部分5をいう。
嵌着可能とは、キャップをノズル基部に嵌めることにより、キャップをノズル基部に固定することが可能なことをいう。
ノズル基部とキャップが接触する部分の横方向の断面とは、ノズルの長さ方向と垂直な方向での、ノズル基部とキャップが接触する部分の断面をいう。本発明においては、かかる断面においてキャップの一部のみがボンベのノズル基部と密着してキャップをノズル基部に固定するとともに、キャップの一部はボンベのノズル基部と接触せずにガスの流路を確保する。すなわち、キャップの一部はボンベのノズル基部と密着してキャップをノズルにしっかりと嵌着・固定させ、キャップの一部はボンベのノズル基部と接触せず、内部ガスが排出されて周囲に流出するための流路を保持する。
本発明のキャップは内部が空洞であり、キャップが挿入される方向に開口を有する。キャップは典型的には、開口部の最短径が約10mm、高さが約10−15mmのカップ状の形状を有する。一般的には本発明のキャップは薄肉のブリキから製造することができ、形状が複雑ではないので、比較的安価に製造することができる。
本発明のキャップをボンベのノズルに嵌着させ、上方から押してキャップの上面でノズルの先端を押し込み、ボンベ内部のガスを排出させる。この際キャップ上面がノズル穴を塞がないように、内側方向へのたとえば十字状の突起が設けられる。
キャップの一部がボンベのノズル基部と密着するとともに、キャップの一部がボンベのノズル基部と接触しないようにすることにより、内部ガスを排出している最中にキャップを横又は斜めに押すことにより、キャップがノズルから簡単にはずれ、ガスの排出を中止することができる。
本発明により、ガス抜き作業の途中でも容易にガスの排出を停止できるボンベ用のガス抜き装置であって、より低コストで製造できるものを得ることができる。
さらには、本発明のキャップは廃棄されたボンベに装着したまま廃棄することができ、本発明のキャップが嵌められていれば、目視によりボンベのガスが排出されていることを確認できるという効果も得られる。
本発明の好ましい実施態様について、図面を参照しつつ以下に説明する。
図1にエアゾール缶の典型的な構造例を示す。ノズル2はバルブハウジング3、およびこれとかしめられるマウンテンキャップ4により保持される。ノズル基部であるマウンテンキャップ4の立ち上がり部は5で示される。ノズルの露出部分長さは、ノズル2の頂点と、マウンテンキャップの底面部分6との間の距離を言う。また、ノズル基部とキャップが接触する部分の横方向の断面とは、キャップをノズルに嵌着した際のノズル基部と接触している部分の、ノズルの長さ方向と垂直な方向における断面を言う。たとえば、図1のA−A線における断面が該当する。
本発明の好ましい態様のキャップを図2−4に示す。図2はキャップの使用時の正面断面図、図3は、図2におけるB−B線から下方を見たときの図である。図4は、異なる態様のキャップを嵌着した際の図1のA−A線における断面図である。
本発明のキャップは、ノズル基部と接触する部分の断面において、ノズル基部の直径よりも短い部分と長い部分を有し、ノズル基部の直径よりも短い部分においてノズル基部と接触してしっかりと嵌着して固定される。またノズル基部の直径よりも長い部分では、ノズル基部とキャップとの間に空間が形成され、排出される内部ガスの流路が保持される。
図2および図3に示された本発明のキャップ上面には、内側方向への十字状の突起9が設けられる。図2は、この突起がノズルと接触する直前の状態を描いている。さらにキャップを押し込むと、この突起とノズルが接触し、ノズルが押し込まれ、ガスが突起とノズルの間に確保される流路を通って排出される。
図3には、キャップのノズル基部と接触する部分の断面形状が略四角である態様が示される。四角形の直線部分の幅がノズル基部の直径よりも短くされ、この直線部分によりノズル基部が挟まれ、キャップが固定される。また四角形の角の部分はノズル基部と接触せず、その間の空間を排出されたガスが通り、外部に流出する。さらに直線部分に突起を設け、より強くノズル基部に嵌め込むこともできる。
図3に点線で十字状の突起9の形状が示されている。突起はB−B線よりも上にあるが、ノズル穴と十字状の突起との位置関係を示すため、便宜的に記載した。この十字状の突起により、ノズル穴をふさぐことなくノズルを押し込むことができる。なお、十字状の突起が例示されたが、ノズル穴をふさぐことなくノズルを押し込むことができれば、その形状は任意であることができる。
図4には、キャップのノズル基部と接触する部分の断面形状が内側に突き出した突起部分を有する態様が示される。この突起によりキャップがノズル基部にしっかりと嵌め込まれ、固定される。
キャップのノズル基部と接触する部分の断面形状の例として、図3に矩形部分を有するもの、図4に突起部分を有するものが示されたが、断面形状はこれらに限定されるものではなく、ノズル基部にしっかりと嵌着でき、排出ガスの流路が確保される任意の形状であることができる。
エアゾール缶の典型的な構造例を示す図である。 本発明の好ましい態様のキャップの使用時の正面断面図である。 本発明の好ましい態様のキャップの使用時の横断面図である。 本発明の異なる好ましい態様のキャップの使用時の断面図である。
符号の説明
1:エアゾール缶
2:ノズル
3:エアゾールバルブ
4:マウンテンキャップ
5:マウンテンキャップ8の立ち上がり部
6:マウンテンキャップの底面部分
7:キャップ
8:ノズル穴
9:十字状の突起

Claims (2)

  1. ノズルの露出部分よりも短い長さを有し、ボンベのノズル基部と嵌着可能なボンベの内部ガス排出用キャップであって、キャップ上面に内側方向への十字状の突起9が備えられ、該突起とノズルの間にガスが排出される流路が確保され、ボンベのノズル基部とキャップが接触する部分の横方向の断面の直線部分においてボンベのノズル基部と密着してキャップをノズル基部に固定するとともに、残部はボンベのノズル基部と接触せずに排出されるガスの流路を確保することにより、キャップを横又は斜めに押すことにより、キャップがノズルから簡単にはずれるようにキャップがボンベのノズル基部に取り付けられる、ボンベの内部ガス排出用キャップ。
  2. ボンベが、エアゾール缶、カセットコンロ用ガスボンベ、およびキャンプ用ガスボンベから選択される加圧容器である、請求項1記載のキャップ。
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