JP4342400B2 - 車載用電子装置 - Google Patents

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Description

本発明は、目的地までの経路を探索し、探索した経路を案内するナビゲーション機能を備えた車載用電子装置に関し、特に、他の車両との間で無線によるデータ通信機能を備えた車載用電子装置に関する。
近年、ナビゲーション装置またはナビゲーションシステムには、技術の高度化に伴い、複合化されたいくつかの機能が搭載されている。例えば、ナビゲーション機能に加えて、データベースを活用して施設やレストラン等を検索する機能、VICS(Vehicle Information & Communication System)を利用して道路交通情報を提示する機能、音楽や映像を再生するオーディオ・ビデオ(AV)機能などである。
さらにナビゲーション装置には、外部のサーバやネットワークと無線通信を行うための通信機能が設けられている。例えば、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、パーソナルコンピュータ等をナビゲーション装置に接続して通信を可能にしたり、あるいはナビゲーション装置に内蔵された通信モジュールを用いて通信を可能にしている。これにより、インターネットやローカルエリアネットワーク(LAN)などに接続し、最新の地図データをダウンロードし、地図データを更新したり、特定の相手と画像やメール等の情報交換を行うことを可能としている。例えば特許文献1には、通信回線を利用して地図データベースを更新する地図データベース更新システムが開示されている。
公衆無線回線による無線通信とは別に、車両間で無線によりデータ通信を行う、いわゆる車々間通信が開発されている。例えば、通信周波数2.5GHz帯を利用するブルートゥースのように、特別の許可なく使用できる周波数帯を利用する通信端末装置を車両に搭載することで、車両間の通信または車両間のローカルエリアネットワーク(LAN)を構築することができる。
車々間通信を行うことにより車両間で道路交通情報を共有することができる。例えば、自車位置周辺の渋滞や事故情報をリアルタイムで取得することが可能となり、これにより、渋滞位置を迂回するためのルート探索を遅滞なく行うことができる。また、公衆無線回線のような既存の通信インフラを利用する必要がないので、通信コストを大幅に低減することができる。
特開2002−243469号
しかしながら、従来のナビゲーション装置には次のような課題がある。前方車両が右折ウインカーを表示させるとき、ドライバーによってウインカーを出すタイミングが異なるため、前方車両がどこに右折したいのか明確に分からない場合がある。例えば、交差点の手前に店があるような場合、ウインカーを点滅させている前方車両が交差点を右折しようとしているのか、その店へ右折しようとしているのか分からない。もし、前方車両が店へ右折するのであれば、交差点を右折しようとする後続車両は、速やかに車線変更をして前方車両を回避することが望ましいが、現実には、前方車両が右折するまで後続車両には前方車両の進行方向を知ることができない場合が多い。このような状況は、後続車両のドライバーに不快感やストレスを与えることになる。
一方、従来の車々間通信を利用したナビゲーション装置においても、前方車両が後続車両へ影響を及ぼすであろう進行情報を後続車両において取得することができず、未だ解決されていない課題でもある。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決し、前方車両の進行情報を後続車両において取得することができる車載用電子装置を提供することを目的とする。
本発明に係るナビゲーション機能を備えた車載用電子装置は、他の車両と無線によりデータ通信を可能とする無線通信手段と、前方車両の経路データを無線通信手段を介して前方車両から取得する経路データ取得手段と、自車の進行に対して影響を及ぼす前方車両の進行情報を経路データから判別する判別手段と、判別された進行情報をディスプレイに表示させる表示制御手段とを有する。
さらに本発明に係る、データ通信機能を備えた車載用電子装置における前方車両の進行情報の提示方法は、自車の前方を走行する前方車両との間で無線通信を確立するステップと、前方車両の経路データを取得するステップと、自車の進行に対して影響を及ぼす前方車両の進行情報を経路データから判別するステップと、判別された進行情報を提示するステップとを有する。
本発明によれば、無線通信手段を介して前方車両の経路データを取得し、自車に対して影響を及ぼすであろう前方車両の進行情報を経路データから判別できるようにしたので、後続車両のユーザーは、前方車両の進行情報を事前に速やかに認識することができ、その結果、安全運転および快適運転をすることができる。
本発明に係る車載用電子装置は、車載用ナビゲーション装置において好適に実施される。以下、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施例に係る車載用ナビゲーション装置の構成を示す機能ブロック図である。車載用ナビゲーション装置100は、目的地までの経路を探索し、探索した経路に従い目的地までの案内等を行うナビゲーション機能110、CDやDVD等の記録媒体に記憶された音楽データや映像データの再生を行うオーディオ・ビデオ機能120、および他の車両と無線によるデータ通信を行う無線通信機能130とを含んでいる。但し、これは一例であって、必ずしも、このような機能をすべて含むナビゲーション装置に限定されるものではない。車載用ナビゲーション装置は、少なくともナビゲーション機能110と無線通信機能130を含むものであればよい。
無線通信機能130は、公衆無線回線を利用して無線通信を行う機能と、公衆無線回線を利用しない車々間通信機能とを有する。前者は、基地局等の既存の通信インフラを利用する無線通信であり、例えば、携帯電話や携帯端末装置(PDA)等により行われる。車々間通信は、車両に搭載された特定周波数を利用する通信端末によって行われる。本実施例では、車々間通信により前方車両の進行情報を取得する例について説明する。
図2は、車載用ナビゲーション装置の構成を示すブロック図であり、この装置は、図1に示すナビゲーション機能110、オーディオ機能120および無線通信機能130を備えている。同図において、GPS受信機10は、人工衛星(GPS衛星)からの電波を受信し車両の現在位置および現在方位を測定する。自立航法用センサ12は、車両の移動距離を検出する車速センサや車両の回転角度を検出するセンサ等を含む。VICS・FM多重レシーバ16は、アンテナ14を介して車両外部の現在の道路交通情報等を受信する。操作パネル20、音声入力部22およびリモコン操作部24は、ナビゲーション装置100への入力を構成する。操作パネル20は、ディスプレイ52のタッチパネル入力を含む。
記憶装置30は、好ましくは大容量のハードディスクドライブ(HDD)から構成される。それ以外にも、CDやDVD等の記録媒体であってもよい。ハードディスクドライブは、ナビゲーション装置100に対し着脱式であってもよい。記憶装置30は、ナビゲーションの各種機能を実行するためのプログラムおよび地図データや施設や建物等に関するデータベースを記憶する。
通信制御部32は、図1に示す無線通信機能130を包含する。通信制御部32は、携帯電話や携帯情報端末(PDA)を接続する構成であってもよいし、通信モジュールを内蔵するものであってもよい。
さらに通信制御部32は、車々間通信を行うための通信端末を備えている。通信端末は、通信制御部32に内蔵されていてもよいし、外部接続の構成であってもよい。車々間通信を行う通信端末は、常時無線通信を行い、スタンバイ状態にある他の無線通信端末をサーチする。そして、ID(識別情報)を含む通信データを受信したとき、その相手とネットワークを形成する。
車々間通信による通信データは、例えば、図3に示すようなフォーマット140を有する。アイドリングデータ142は、無線通信データを安定して通信するための同期信号である。ID144は、車両に搭載された通信端末を識別するための識別コードであり、各通信端末に固有に割り当てられる。自車位置146は、GPS受信機10からの受信データに基づき算出された車両の現在位置に関するデータである。経路データ148は、車両の進行方向に関するデータであり、例えば、目的地までの誘導経路データ、自車位置の変化データ、右左折等の進路データなどを含むことができる。ネットワークコード150は、車両間に形成されるネットワークを識別するデータであり、例えば、渋滞ネットワーク、緊急ネットワーク等に応じた識別コートが付与される。更に、ここには図示しないが、通信に必要な情報としてオプションデータを追加することができる。例えば、本実施例では、経路データの送信を要求するコマンドを追加する。これ以外にも、車両センサ情報(エアバック開)や事故状況情報(事故レベル)などを含むことができる。
音声出力部40はスピーカ42を含み、例えば、経路誘導時に交差点案内などの音声を出力する。表示制御部50は、ディスプレイ52に接続され、記憶装置30またはデータメモリ70から読み出された地図データや走行履歴情報をディスプレイ52に表示する。さらに表示制御部50は、地図画面上に自車両の現在位置を示すマーク、目的地までのルート、交差点の案内表示あるいは施設等のランドマーク等を合成して表示したり、車々間通信モードにおいて、通信可能な車両の位置等を表示させる。
プログラムメモリ60は、ナビゲーション装置において実行される各種プログラムを記憶し、制御部80はこれらのプログラムに従い動作する。プログラムメモリ60は、それ自身に予めプログラムを記憶しても良いし、記憶装置30からプログラムをロードしてもよい。プログラムメモリ60は、例えば、目的地の設定を行うプログラム62、目的地までの経路を探索するプログラム64、車々間通信を制御するプログラム66などを含む。
データメモリ70は、制御部80によって処理された各種演算の処理結果や記憶装置30から読み出された地図データ72、目的地までの誘導経路データ74、車々間通信より送受されたデータ76等を一時的に記憶する。データメモリ70は、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ等を用いることができ、データメモリ70の内容を記憶装置30に転送するようにしてもよい。また、ナビゲーション装置1に装着可能な外部メモリをデータメモリ70と併用してもよい。時計78は、制御部80に対して時刻情報を提供する。
次に、本実施例の動作について説明する。例えば図4に示すように、前方車両200の後方を自車両300が走行し、双方の車両200、300には図2に示すナビゲーション装置100が搭載されているものとする。前方車両200の経路データを後続の自車両300が取得する動作を図5のフローチャートを参照して説明する。
ユーザーから車々間通信モードの選択があると、制御部80は、その指示に従い、図6に示すように、ディスプレイ52上に、自車位置マークMを中心に車々間通信可能な複数の他の車両マーク400A〜400Eを表示させる(ステップS101)。自車両300に搭載されたナビゲーション装置の通信端末は、常時、車々間通信可能な他の通信端末を探しており、データフォーマットに含まれるID144および位置情報146に基づき他の車両を特定し、これらが地図上に描画される。
制御部80は、車々間通信可能な車両の中から、自車両300と同一の経路上を走行している車両であって、かつ前方を走行している前方車両200があるか否かをサーチする(ステップS102)。もし、複数の前方車両が見つかったときは、自車両300に最も近い前方車両(図6の例では、前方車両B)200を特定する(ステップS103)。前方車両の特定は、ユーザーが行うようにしてもよい。例えば、ユーザーがディスプレイ上に表示されている他の車両マーク400Dを直接タッチしたり、あるいは操作パネル20によりカーソルで前方車両を特定するようにしてもよい。
次に、制御部80は、特定された前方車両200に対し、目的地までの誘導経路データの要求を示す信号を送信する(ステップS104)。前方車両200は、当該要求に応答して目的地までの誘導経路データが設定されているか否かをチェックし(ステップS105)、設定されている場合には、その誘導経路データを自車両300へ送信する(ステップS106)。なお、誘導経路データは、図3のデータフォーマットの経路データ148に含まれる。
制御部80は、前方車両200から送信されたデータをデータメモリ70に一時記憶させ、自車両300において設定されている目的地までの誘導経路データと比較する(ステップS107)。制御部80は、両誘導経路データを比較し、自車両300の誘導経路と一致しない地点、すなわち進行方向が異なる地点を抽出する(ステップS108)。
例えば、自車両300の誘導経路が図7(a)に示すような直進ルートRであり、前方車両200の誘導経路が図7(b)に示すような交差点Kで右折する右折ルートR1である場合、両ルートが最初に異なる不一致点Pを抽出する。誘導経路データは、目的地までのリンクデータ(道路データ)の連続であるから、それぞれのリンクIDを対比することで不一致点Pが抽出される。図7(a)のルートRがリンク#y+1とリンク#y+2の連続を含み、図7(b)のルートR1がリンク#y+1とリンク#x+1の連続を含むとすれば、リンク#y+2とリンク#x+1との相違から、リンク#y+1の終点の座標位置を算出することができる。
また、前方車両200の誘導経路が、図7(c)に示すように交差点Kの手前の施設Sを右折する右折ルートR2である場合には、施設Sに含まれる座標位置が不一致点P1として抽出される。
次に、制御部80は、不一致点における前方車両200の進行方向が後続の自車両300に対して影響を及ぼすか否かを判別する(ステップS109)。例えば、自車両300が直進するときに前方車両200が直線レーンにおいて右折、左折またはUターン等をする場合には、自車両300の走行に影響があると判別する。また、不一致点における車線数を考慮するようにしてもよい。例えば、前方車両200が右折する場合に、右折専用レーンが存在している場合には、後続車両に対して影響がないと判別するようにしてもよい。
影響のある進行方向が判別されると、表示制御部50により前方車両の進行方向を示す矢印等の識別マークが地図画面上に表示される(ステップS110)。例えば、図8に示すように、前方車両200が交差点Kを右折する場合には、右折の進行方向を示す矢印が表示される。さらに制御部80は、音声により前方車両200の右折に関する案内を行ったり、ディスプレイを2画面表示にし、一方の画面52aに文字データによって、「前方車両は、次の交差点Kを右折します」という案内表示を行ってもよい。
制御部80は、さらに他の前方車両の経路データを得る場合には、ステップS101からの処理を繰り返す(ステップS111)。但し、その必要が無いときは、ユーザーはその処理を停止させるようにしてもよい。
このように本実施例によれば、車々間通信を利用して前方車両200の経路データを取得できるようにしたので、後続車両にとって、前方車両が自分と異なる経路を進行するような場合、その進行情報を速やかに認識することができるため、適切なタイミングで車線変更をし、安全かつ快適な運転を行うことができる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。第1の実施例では、自車両300が前方車両200から、当該前方車両の経路データを取得する例を説明したが、第2の実施例では、前方車両の進行情報を取得する例を図9のフローチャートを参照して説明する。第1の実施例のときと同様に、ディスプレイに車々間通信可能な他の車両400A〜400Eが表示され(図6参照)、前方車両(図6の例では前方車両400B)が特定される(ステップS201〜S203)。制御部80は、前方車両200に対して後続車両に対して影響を及ぼすであろう進行情報を要求する信号を送信する(ステップS204)。
前方車両は、この信号に応答して、現在走行している誘導経路データに基づき進行方向を変更するか否かをチェックする(ステップS205)。進行方向の変更は、例えば、右左折、Uターンなどであり、これらの変更は、後続車両にとって影響を及ぼすであろうものと判定する。進行変更をする場合には、前方車両300は、進行変更をする位置情報および進行変更の種類を含むデータを自車両300に対し送信する(ステップS206)。
制御部80は、前方車両から受け取った進行情報に基づき、ディスプレイ上に、当該前方車両200の進路情報を表示させる(ステップS207)。これは第1の実施例と同様に、地図画面上に、自車位置マークM、前方車両200、およびその進行変更を表示させる。
第2の実施例によれば、前方車両の誘導経路データをすべて取得することなく、前方車両の自車両に対する影響を及ぼすような進行情報を取得することができるので、第1の実施例と比べて自車両300における処理時間を短縮することができる。
次に、本発明の第3の実施例について説明する。第3の実施例では、自車両300が、自車両300から所定の距離または所定の台数の範囲に存在する前方車両200から経路データまたは進行情報を取得する。
例えば図6に示すように、自車両300を中心とする一定の距離R(例えば100メートル)内に前方車両が存在するとき、それらの前方車両から誘導経路データまたは進行情報を取得する。図6の場合、自車位置周辺の半径R内に存在する前方車両400B、400Dからデータを取得する。そして、自車両300において前方車両400B、400Dの自車に対して影響を及ぼす走行情報をディスプレイ52に表示させる。
例えば図10に示すように、ディスプレイ52の右画面52aに、「前方車両400Dは、交差点K1を右折します。」を表示するとともに、「前方車両400Bは、次の交差点Kを右折します。」と表示する。加えて音声で案内することもできる。この際、前方車両400Dや400Bが自車両から何台目であるか、あるいは、どのくらいの距離に位置するかを表示させるようにしてもよい。
次に本発明の第4の実施例について説明する。第1ないし第3の実施例は、前方車両それ自身が保有する経路データを取得する例を示したが、第4の実施例は、前方車両がさらに他の前方車両の経路データを保有するときの経路データを取得する例を示す。
図6において車々間通信可能な車両400A〜400Eが存在する場合、各車両は相互に車々間通信によるネットワークを形成している。例えば、車両400Bは、そこを中心とする一定距離内の他の車両と相互に通信が可能であり、他の車両の経路データ等を取得することが可能である。仮に、車両400Bが車両400Dの経路データ(好ましくは、目的地までの誘導経路データ)を取得していた場合、自車両300は、車両400Bを介して車両400Dの経路データを取得する。
この動作フローは、第1の実施例の動作フロー(図5)と同様に行われるが、ステップS104において自車両300が車両400Bに対し経路データを要求するとき、車両400Bが保有する他の車両(ここでは、車両400D)の経路データの要求をも含める。車両400Bは、車両400Dの経路データを保有しているか否かを判別し、保有している場合には、車両400Dの経路データも一緒に自車両300に送信する。自車両300は、車両400Bから受信した各車両の経路データに基づき、車両400B、車両400Dが自車両の走行に影響のある進行方向を判別し、その結果をディスプレイに表示させる。例えば前述したように図10のような前方車両の進行情報が表示される。
一方、自車両300は、図6に示す後続車両400Aから経路データの送信要求を受けた場合には、自車両300の経路データに加えて自車両300が取得した前方車両400B、400Dの経路データを送信することもできる。
次に第5の実施例について説明する。第1ないし第4の実施例は、自車両300から他の車両と一対一でデータ通信をしたときの例を示したが、第5の実施例は、自車両が複数の前方車両と時分割的にデータ通信をし、各車両から経路データを取得する例を示す。
図6に示す車々間通信可能な車両が存在するとき、自車両300が車両400Bおよび400Dと時分割的にデータ通信を行うものとする。経路データの取得動作は、第1の実施例のときの動作フロー(図5)と同様であるが、自車の走行に影響を及ぼす前方車両の走行情報を表示するときに優先順位を与える。
優先順位の第1の方法として、自車位置に最も近い前方車両の走行情報の表示を優先させるようにする。例えば、前方車両が車両400Bと400Dの場合、自車両300に近い車両400Bの進行方向が優先されるように区別して表示させる。例えば図11に示すように、車両400Bの進行方向がより強調させるように、ハイライト表示、点滅表示、高コントラスト表示させ、車両400Dおよびその進行方向を低コントラスト表示や半透明表示させる。あるいは、車両400Dの表示をユーザーが希望するときだけ、表示させるようにする。
優先順位の第2の方法として、右折やUターンを左折よりも優先させる。右折やUターンは、後続車両に影響を与え易いからである。例えば、図12に示すように、車両400Dが右折で、車両400Bが左折する場合、車両400Dの進行情報をハイライト表示などで区別し、車両400Bの進行情報よりも強調して表示させる。
上記以外にも、ユーザーの指示に従い、表示すべき前方車両の進行情報の表示を適宜変更するようにしてもよい。
さらに、車両400Bと400Dの経路データを時分割的に取得すること以外にも、前述した優先順位に従い経路データを取得するようにしてもよい。例えば、自車両300に最も近い前方車両からの経路データの取得を最優先するようにしてもよい。
さらに、自車両300が前方車両からのデータを取得する例ととして、自車両300の誘導経路上に存在する車両の情報のみを取得するようにしてもよい。例えば図6において、自車両300の誘導経路が次の交差点を左折するように場合には、車両400Bおよび車両400Cの経路データや進行情報を取得するようにしてもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。上記実施例における後続車両に影響を及ぼすであろう進行方向として、右折、左折、Uターンなどを例示したが、これらの条件は適宜ユーザーが設定できるようにしてもよい。
本発明に係るナビゲーション機能を備えた車載用電子装置は、ナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、あるいはナビゲーション機能を備えたコンピュータ装置において利用することができる。また、車載用電子装置は、ナビゲーション機能以外に、オーディオ・ビデオ装置、TV受信装置を複合化したものであってもよい。
本発明の実施例に係る車載用電子装置の機能ブロック図である。 本実施例のナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 車々間通信に用いられるデータフォーマットの例を示す図である。 前方車両と自車両との位置関係を示す図である。 本実施例のナビゲーション装置による前方車両の進行情報を取得する動作を説明するフローチャートである。 車々間通信可能な車両の表示例である。 進行方向の異なる地点の抽出を説明する図である。 前方車両が右折する時の表示例である。 第2の実施例による前方車両の進行情報を取得する動作を説明するフローチャートである。 第3、第4の実施例による前方車両が右折する時の表示例である。 第5の実施例による優先順位に従い複数の前方車両の進行情報を区別して表示するときの例である。 第5の実施例による優先順位に従い複数の前方車両の進行情報を区別して表示するときの例である。
符号の説明
10:GPS受信機 20:操作パネル
30:記憶装置 32:通信制御部
40:音声出力部 50:表示制御部
52:ディスプレイ 54:表示領域
60:プログラムメモリ 70:データメモリ
100:ナビゲーション装置 200:前方車両
300:自車両
400A〜400E:車々間通信可能な車両

Claims (14)

  1. 目的地までの経路を案内するナビゲーション機能を備えた車載用電子装置であって、
    他の車両と無線によりデータ通信を可能とする無線通信手段と、
    前方車両の経路データを無線通信手段を介して前方車両から取得する経路データ取得手段と、
    自車の進行に対して影響を及ぼす前方車両の進行情報を経路データから判別する判別手段と、
    判別された進行情報をディスプレイに表示させる表示制御手段とを有し、
    前記経路データは、前方車両において生成された目的地までの誘導経路データを含み、前記判別手段は、自車の誘導経路データと前方車両の誘導経路データとを比較し、前方車両の進行方向と異なる地点を抽出する、
    車載用電子装置。
  2. 目的地までの経路を案内するナビゲーション機能を備えた車載用電子装置であって、
    他の車両と無線によりデータ通信を可能とする無線通信手段と、
    前方車両の経路データを無線通信手段を介して前方車両から取得する経路データ取得手段と、
    自車の進行に対して影響を及ぼす前方車両の進行情報を経路データから判別する判別手段と、
    判別された進行情報をディスプレイに表示させる表示制御手段とを有し、
    前記経路データ取得手段が複数の前方車両についての経路データを取得したとき、前記表示制御手段は、優先順位に従い複数の前方車両の進行情報を区別して表示させる、車載用電子装置。
  3. 自車の進行に対して影響を及ぼす進行情報は、自車の直進に対する前方車両の右折または左折情報を含む、請求項1または2に記載の車載用電子装置。
  4. 表示制御手段は、ディスプレイの地図画面上に、自車位置マーク、前方車両位置マーク、および当該前方車両の進行情報を表示させる、請求項1ないし3いずれか1つに記載の車載用電子装置。
  5. 経路データ取得手段は、自車から所定距離内に存在する前方車両の経路データを取得し、表示制御手段は、複数の前方車両の進行情報を表示させる、請求項1ないし4いずれか1つに記載の車載用電子装置。
  6. 経路データ取得手段は、前方車両が他の前方車両の経路データを保有している場合には、当該他の前方車両の経路データを取得する、請求項1または2に記載の車載用電子装置。
  7. データ通信機能を備えた車載用電子装置における前方車両の進行情報の提示方法であって、
    自車の前方を走行する前方車両との間で無線通信を確立するステップと、
    前方車両において生成された目的地までの誘導経路データを含む前方車両の経路データを取得するステップと、
    自車の誘導経路データと前方車両の誘導経路データとを比較し、前方車両の進行方向と異なる地点を抽出することにより自車の進行に対して影響を及ぼす前方車両の進行情報を判別するステップと、
    判別された進行情報を提示するステップと、
    を有する前方車両の進行情報提示方法。
  8. データ通信機能を備えた車載用電子装置における前方車両の進行情報の提示方法であって、
    自車の前方を走行する前方車両との間で無線通信を確立するステップと、
    前方車両の経路データを取得するステップと、
    自車の進行に対して影響を及ぼす前方車両の進行情報を経路データから判別するステップと、
    判別された進行情報を提示するステップとを有し、
    前記取得するステップにより複数の前方車両についての経路データが取得されたとき、前記提示するステップは、優先順位に従い複数の前方車両の進行情報を区別してディスプレイに表示させる、
    を有する前方車両の進行情報提示方法。
  9. 進行情報の提示方法はさらに、自車から所定距離内に存在する前方車両の経路データを取得し、提示するステップは、所定距離内に存在する前方車両の進行情報を提示する、請求項7または8に記載の進行情報の提示方法。
  10. 提示するステップは、ディスプレイの地図画面上に、少なくとも自車位置マーク、前方車両位置マークおよび前方車両の進行情報を表示する、請求項7ないし9いずれか1つに記載の進行情報の提示方法。
  11. 提示するステップは、複数の前方車両の進行情報をそれぞれ識別できるように表示する、請求項7ないし10いずれか1つに記載の進行情報の提示方法。
  12. 取得するステップは、前方車両が他の車両の経路データ保有している場合には、当該他の前方車両の経路データを取得し、前方車両と当該他の前方車両の進行情報を併せて提示する、請求項7ないし11いずれか1つに記載の進行情報の提示方法。
  13. 提示するステップは、前方車両の進行情報を音声により案内する、請求項7ないし12いずれか1つに記載の進行情報の提示方法。
  14. 進行情報は、自車の直進に対する前方車両の右折、左折、Uターンのいずれかを含む、請求項7ないし13いずれか1つに記載の進行情報提示方法。
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