JP4342031B2 - X線ct装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はX線CT装置に関し、特に寝台およびガントリのティルト動作中以外に緊急用に設けてある接触検出用テープスイッチ(タッチセンサー)にCT装置の操作者(術者)が触れてもシステム系電源を遮断させないようにしたX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線CT装置は、操作者が装置全体の制御、操作を行なう操作卓と、X線制御装置と、被検者を寝載する寝台と、X線源およびX線検出器によりX線透過データを収集するガントリとから構成されている。
【0003】
また、ガントリ上には寝台動作またはガントリのティルト動作によって、寝台とガントリに被検者が接触することを防ぐための接触検出用テープスイッチが設けられている。このスイッチに何かが触れた場合は、必ず計測を中断しシステム系電源が遮断される。
【0004】
図2と図3は一般的なX線CT装置を示すもので、大きく分けると、被検者1を寝載する寝台2と、被検者1をX線撮影するためのガントリ3とから構成されている。ガントリ3の中央部には開口部4があり、寝台2は被検者1の撮影位置決めのためにこの中に出し入れされるように平行移動(前後方向)と上下方向に移動可能に構成されている。一方、ガントリ3は、図3のように、ティルト時には前後にティルト動作するようになっている。また、ガントリ内のX線管とX線検出器は、計測中、被検者の周りを回転する。
そして、ガントリ3の開口部4の周辺には、その最適位置(この例では2箇所)にテープスイッチ5(タッチセンサー)が設けられている。このテープスイッチ5は、被検者1がガントリ3に接触したことを検出するためのもので、これが被検者に触れたときに作動して直ちに寝台2およびガントリ3の作動を停止することを目的とする。しかし、このテープスイッチが作動した場合には、前記のように、直ちに寝台2およびガントリ3の作動を停止させるが、同時に装置動作系全体に電力を供給しているシステム系電源も遮断される構成になっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、CTフロロスコピー計測は、計測中に術者が被検者に穿刺を行なう。術者はその穿刺針の位置を確認できる画像を得るため、計測中に寝台とガントリティルト位置を操作する場合がある。その際、術者はガントリ3に接近することになり、このとき、術者は誤ってテープスイッチ5に触れることがしばしばあり、その都度、システム系電源も遮断され、計測を中断させられることとなる。システム系電源が遮断されると、寝台2の動作およびガントリ3のティルト動作が停止するだけでなく、スキャナの回転も止まり、さらに、X線管からのX線の放射も遮断される。そのため、診断再開には、スキャナ回転、X線条件設定などの計測準備の処理が再び必要となり、時間を要するという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、ガントリとテーブルの動作中に、これらに何かが接触したとき以外はテープスイッチが作動しない、またテープスイッチが動作してもシステム復帰に時間を要しないようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、被検者を寝載する寝台と、前記被検者にX線を照射するX線源と前記被検者の透過X線を検出するX線検出器とを前記被検者の周囲を回転させるスキャナにより多方向からのX線透過データを収集するガントリと、このガントリの筐体表面に配置され前記被検者の接触によって装置全体の電源を遮断するためにその接触を検出する接触検出用テープスイッチと、を備えたX線CT装置において、前記ガントリと前記被検者とが接触するおそれがある動作中を除き、前記接触検出用テープスイッチが作動しても前記スキャナの回転、X線管からのX線の放射を中断しないようにシステム系電源を遮断しない制御を行うテープスイッチ制御手段を備えたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施例を示すX線CT装置のブロック図である。このX線CT装置は、被検者にX線を放射してこの被検者の撮影部位について断層像を撮影し、再構成演算してその再構成画像を表示するもので、操作卓10と、ガントリ3と、寝台2と、システム系電源11とにより構成されている。システム系電源11は、電源スイッチがオンの場合には、常時、電力供給線12,13,14および15を介して、それぞれ、操作卓10、ガントリ3の動作系と制御系および寝台2に電力を供給するようになっている。
【0009】
ガントリ3は、寝台2およびガントリ3の操作指令を入力するマニュアルスイッチ30と、テープスイッチ5と、この検出信号を入力してこの信号をスキャナ制御部33へ送るテープスイッチ制御部36と、X線管32と、X線検出器31と、これらを制御するスキャナ制御33を内蔵している。また、ガントリ3はティルトモータ35により図3に示したように前後方向にティルト動作するようになっている。また、ガントリ3内のX線管32とX線検出器31は、回転モータ34により、被検者の周りを回転する。寝台2はモータ21,22により図2,図3に示すように、ガントリ3の開口部4に対して被検者1を出し入れさせるため寝台を前後、上下動作させるようになっている。各モータ21,22,34、35とX線管32は、システム系電源11に接続されており、スキャナ制御部33からの制御信号により動作させる。テープスイッチ制御部36が、テープスイッチ5とスキャナ制御部33との間に設けられており、テープスイッチ5の入力をスキャナ制御部33へ信号を伝えることができるようになっている。スキャナ制御部33は、この信号を受けると図4に示すようにテーブル前後動モータ21、テーブル上下動モータ22およびティルトモータ35の各駆動部23,24,37へそれぞれの制御線39,40,41を介して送りこれらのモータの動作を停止させるようになっている。また、テープスイッチ制御部36からの出力信号は、前後動モータ21、上下動モータ22、ティルトモータ35の駆動部に接続されており、各モータが動作中であるか否かを知ることができる。
【0010】
次に動作を説明する。操作者は、操作卓10により被検者の計測条件を選択し計測を行なう。この場合、その計測条件やマニュアルスイッチ30の入力に基づきスキャナ制御部33が各モータ21,22,34,35とX線管32を制御し、ガントリ3、寝台2およびX線管32を所定の位置、条件に設定する。このテーブル動作中、またはガントリティルト動作中に、ガントリ3上のテープスイッチ5が何かに触れるとその動作を停止させる必要がある。そこで、テープスイッチ制御部36はテープスイッチの入力があると、テーブル前後動モータ21、テーブル上下動モータ22、ガントリティルトモータ35のいずれかが動作中であるかを判断する。
【0011】
テーブルまたはガントリティルト動作中であれば、テープスイッチ制御部36はテープスイッチ5の入力をスキャナ制御部33へ送る。スキャナ制御部33は、テーブル前後動モータ21、テーブル上下動モータ22、ガントリティルトモータ35の各駆動信号を遮断し、それらのモータ動作を停止させる。このとき、システム系電源は電力供給線12,13,14,15に電力を供給しており、システムダウンすることはない。
【0012】
また、術者が穿刺針操作中またはその他により、テーブルまたはガントリティルト動作中以外に誤ってテープスイッチ5に触れてしまっても計測を中断する必要が無い。このように、テーブルまたはガントリティルト動作中でなければ、テープスイッチ制御部36は、テープスイッチ5の入力を無視し、スキャナ制御部33へ信号を送らず、計測が中断されることはない。
【0013】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、テーブルまたはガントリティルト動作中以外にテープスイッチに触れたとしても、計測が中断されることはない。
また、システム系電源を遮断することがないので、装置の再起動を短時間に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示すブロック図である。
【図2】X線CT装置を正面から見た斜視図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】本発明のスキャナ制御部を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 被検者
2 寝台
3 ガントリ
4 開口部
5 テープスイッチ
10 操作卓
Claims (2)
- 被検者を寝載する寝台と、前記被検者にX線を照射するX線源と前記被検者の透過X線を検出するX線検出器とを前記被検者の周囲を回転させるスキャナにより多方向からのX線透過データを収集するガントリと、このガントリの筐体表面に配置され前記被検者の接触によって装置全体の電源を遮断するためにその接触を検出する接触検出用テープスイッチと、を備えたX線CT装置において、前記ガントリと前記被検者とが接触するおそれがある動作中を除き、前記接触検出用テープスイッチが作動しても前記スキャナの回転、X線管からのX線の放射を中断しないようにシステム系電源を遮断しない制御を行うテープスイッチ制御手段を備えたことを特徴とするX線CT装置。
- 前記テープスイッチ制御手段は、術者が前記被検者に穿刺しながらCT計測を行うCTフロロスコピー計測時に、前記術者による前記接触検出用テープスイッチへの接触により、前記ガントリのティルト動作中又は前記寝台の上下前後動作中を除き前記接触検出用テープスイッチが作動しても、前記システム系電源を遮断しない制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
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