JP4763183B2 - アンギオctシステム及びその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はアンギオ装置とX線CT装置の複合させたアンギオCTシステム及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、造影によって被検体の血管の通っている部位を特徴づけるイメージ(アンギオグラフィー;Angiography)を得るアンギオ装置、X線断層像を得るX線CT装置が知られている。そして、これらを組み合わせることで、アンギオCTシステムを構成させることも知られている。
【0003】
一般に、アンギオCTシステムを構成することの利点は、それぞれを独立した部屋に設置する場合と比較し省スペース化が図れる、及び、被検体を横たえさせ搬送する搬送装置を共有することができコスト的に有利になることである。また、アンギオ装置で造影剤を被検体に注入し、しかる後、X線CT装置で被検体の患部の断層像を得るためスキャンを行う場合が往々にしてあるが、同室であるがために、その移行を短時間で行え、被検体、すなわち、患者にかかる負担を軽減することができるという点もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
さて、一方で、アンギオCTシステムのメリットを利用して、CTによる断層像を得る作業及びアンギオ装置による手術及び診断のための作業を交互に繰り返し行うことが往々にしてある。
【0005】
アンギオ装置は周知の通り、2軸又は3軸の回動機構を備えるものであるので、その診察及び手術時においてかなり広いスペースが要求される。そのため、CTのガントリは、アンギオ装置を用いた作業の妨げにならない程度の位置まで遠ざける必要がある。
【0006】
一方、アンギオ装置による診断や手術にかかる作業を一旦終了して、CTによる断層像を得る段階になると、今度はガントリを最適な位置にまで移動させ、且つ、ガントリの空洞部の回転中心軸に被検体の体軸を合わせるための搬送装置の高さ調整を調整する必要がある。
【0007】
発明者は、かかるアンギオ装置とCT装置による交互の作業移行、特にアンギオ装置からCT装置への移行に伴う作業が手作業で行われ、その移行に係る作業及びそれに費やす時間が無視できないものであることに着目した。
【0008】
すなわち、本発明は、アンギオCTシステムにおけるCT及びアンギオ装置間における切り替えに伴う作業を簡便なものとアンギオCTシステム及びその制御方法を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、例えば本発明のアンギオCTシステムは以下に示す構成を備える。すなわち、
被検体搬送装置を共有したX線CT及びアンギオ装置で構成されるアンギオCTシステムであって、
X線CTによる動作を示すCTモードと、アンギオ装置による動作を示すアンギオモードのいずれかへの切り替えを指示する指示手段と、
CTモードからアンギオモードへ切り替えた場合、及び、アンギオモードからCTモードへ切り替えた場合それぞれにおける、前記システムを構成する構成要素の初期状態を記憶する記憶手段と、
前記指示手段による切り替え指示があった場合、前記記憶手段の記憶内容に従って、前記構成要素を初期状態にさせる制御手段とを備える。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係る実施形態を詳細に説明する。
【0011】
<システム構成の説明>
図1は、実施形態におけるアンギオ装置とX線CT装置の同室システム(アンギオCTシステム)の例を示している。図示において、100はアンギオ装置、200はX線CT装置におけるスキャン部(一般にガントリと呼ばれる)、300は被検体を載せると共に昇降・搬送する搬送装置である。なお、CTでは、ガントリ200及び搬送装置300の制御、更には、ガントリでスキャンして得られたX線透過に基づいてX線断層像を再構成する操作コンソールがあるが、同図では示していない(図2で示される)。
【0012】
以下、それぞれの装置について簡単に説明する。
【0013】
アンギオ装置100は、X線を発生するX線管101、X線管からのX線を2次元的な画像として検出するイメージインテンシファイア(以下、I.I)102とが概略“C”字形のアーム103で対向するように取りつけられている。また、このアーム103の中心部は本体105の軸104に図示矢印Aに示す如く回動自在に取りつけられ、更に本体105はベース106に図示矢印Bに示す如く回動自在に取りつけられている。かかる構成において、X線管101とI.I102間に被検体が位置すると、その被検体を透過したX線がI.I102に到達し、I.I102内に設けれられたスキャナによって2次元的なX線像を検出する。検出されたX線像は、不図示のモニタ上に表示されることになる。
【0014】
ガントリ200には、空洞部(開口部とも言う)201を挟んだ対向する位置にX線管202とX線検出器203が設けられ、これらX線管202及びX線検出器203がその位置関係を保ったまま、空洞部の周りを回動する構造をなしている。従って、この空洞部内に被検体を位置させた状態で、この回動を行いながら、X線管の駆動及びX線検出器の検出動作を行うことにより、異なる方向からのX線照射及び透過X線の検出が行え、算術的に被検体の断層像(一般に、X線断層像)を再構成する。X線断層像を再構成する装置及びそれを表示する装置は、不図示の操作コンソール(端末)側で行うことになる。また、ガントリ200は、図示矢印E(後述する搬送装置300の被検体搬送方向でもある)にそって移動可能となっている(床面にレールが設置されていて、その上を移動する)。この移動を行う理由は、先に説明した通り、アンギオ装置100においては、アーム103の回動及び本体105のベース106に対する回動を行うための比較的広いスペースを必要とするためであって、その回動によるガントリとの衝突を避けるためでもある。
【0015】
搬送装置300は、被検体を横たえるための天板(X線透過率が高い材質の天板で、アクリル等の発泡材をCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)等で包んで補強されたもの)301を備える。そして、この天板301上に被検体を横たえさせた状態で、図示の矢印Dに示す如く、天板301の被検体をアンギオ装置100のX線管101とI.I102との間まで搬送したり、ガントリ200の空洞部内に搬送させる構造を有する。また、アンギオ装置100を用いて診断或いは手術を行う場合に都合の良い高さに被検体を昇降させるため、及び、ガントリ200の空洞部201の回転中心軸に被検体の体軸の高さを合わせるため、図示矢印Cに示す如く昇降する構造を有する。これらは、操作パネル22に設けられた各種スイッチやボタンの操作によって行われるが、操作コンソール400からの指令によっても行える。
【0016】
図2は、実施形態におけるアンギオCTシステムにおけるCTに関する構成を示している。実施形態では、アンギオ装置100は単独で動作するので図示してはいないが、配置位置関係は図1に示す通りであるものとする。ただし、アンギオ装置100を含めた制御については、第2の実施形態で説明する。
【0017】
X線CTシステムは、ガントリ200、搬送装置300、そして、操作コンソール400(勿論、アンギオ装置100でも使用する)で構成される。以下、各構成について説明する。
【0018】
ガントリ200は、その全体の制御を司るコントローラ1を始め以下の構成を備える。
【0019】
2は操作コンソール200との通信を行うためのインタフェース、3は被検体(被検者)を収容するための空洞部201を有する回転体であり、内部には、X線発生源であるX線管202(X線管コントローラ5により駆動制御される)、限られた照射範囲にのみX線を曝射するためのスリットを有するコリメータ6が設けられている。また、X線管202とコリメータ6との間には、フィルタ7が設けられている。なお、このフィルタ7は、エネルギーの低いX線(波長の長いX線)ほど減衰させるものであり、被検体の被曝量を減らす目的で用いられるものである。4はガントリ200の状態を検出するための各種センサである。
【0020】
また、回転体3には、被検者を透過したX線を検出する検出素子が図示の如く回転体の空洞部のほぼ円周に沿って複数個(概ね1000個)を有するX線検出器である検出部203、検出部203より得られたデータを収集するデータ収集部9も備える。X線管202と検出部203は互いに空洞部分を挟んで対向する位置に設けられ、その関係が維持された状態で回転体3に保持され回動するようになっている。この回動は、モータコントローラ11からの駆動信号により駆動される回転モータ10によって行われる。
【0021】
12は、ガントリ100を移動(図1における矢印Eに沿った移動)させるための移動モータ(駆動力は台車に伝達されるようになっている)であり、13はコントローラ1の制御下で移動モータ12に駆動信号を供給するモータコントローラである。なお、以下において、「ガントリ100の移動」とは、図1の矢印Eに沿った移動を意味し、「ガントリ100の位置」とは、図1に示す如く、ガントリ100の移動可能な範囲における末端位置Pからの距離Lで表現するものとする。ガントリ100の位置の検出は、先に説明したセンサ群4の1つで検出するものである(検出の仕方は如何なるものでも良い)。
【0022】
14は、ガントリ200におけるポジショニングライトのON/OFFを始めとする各種スイッチが設けられている操作パネルである。詳細は後述するが、この操作パネルには、位置決めを決定するためのボタン(以下、ランドマークボタンという)、CTモード/アンギオモード(詳細は後述)の切り替えのためのモード選択スイッチが設けられている。15は、被検体の位置決め用の光マークを被検体に向けて照射するポジショニングライトである。
【0023】
なお、検出部203は、検出素子が1列、或いは多列のいずれでも構わない。因に、1列の検出素子群で構成されるシステムをシングルスライスX線CTシステムと言い、多列の場合をマルチスライスX線CTシステムと言う。
【0024】
コントローラ1は、I/F2を介して受信した各種コマンドの解析を行い、それに基づいて上記のX線管コントローラ5、モータコントローラ11に対し、各種制御信号を出力することになる。また、操作パネル14での操作状況も操作コンソールに伝達することになる。
【0025】
一方、搬送装置300は、コントローラ21を始め以下の構成を備える。
【0026】
22は搬送装置300の昇降(天板301の高さの調節)を指示する指示スイッチや天板301の移動を指示するスイッチ等で構成される操作パネル、23は天板の高さ、及び、天板のガントリ100の空洞部に向かう延出量を検出するセンサで構成されるセンサ群である。24は天板301を含む装置の高さを変更するためのモータであり、25はその駆動信号をコントローラ21の制御の下で印加するモータコントローラである。天板301は被検体を支持するものであり、被検体と共にX線の曝射を受けるものであるから、その材質としてはX線の透過し易く、尚且つ、被検体を載置した状態を保持する強度を有するため、アクリル等の発泡材をCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)等で包んで補強されたものが使われている。27は天板301のZ軸方向の搬送を行わせるモータ、28はそのモータ27に駆動信号を印加するモータコントローラである。そして、29は操作コンソール400のインタフェース59と接続するためのインタフェースである。
【0027】
上記構成において、搬送装置300のメインコントローラ21は、操作パネル22からの指示、或いは、操作コンソール400からの指示に従い、天板26のZ軸方向への搬送を制御することになる。また、操作パネル22からの指示に従って、装置自身の昇降、すなわち、天板26の昇降制御も行うことになる。
【0028】
次に操作コンソール400について説明する。操作コンソール400は、所謂ワークステーションであり、図示に示す如く、装置全体の制御を司るCPU51、ブートプログラムやBIOSを記憶しているROM52、主記憶装置として機能するRAM53を始め、以下の構成を備える。
【0029】
HDD54は、ハードディスク装置であって、ここにOS、ガントリ200に各種指示を与えたり、ガントリ200より受信したデータに基づいてX線断層像を再構成するための診断プログラムが格納されている(後述する図4に対応するプログラムを含む)。また、後述するCTモードポジションデータ54a及びアンギオモードポジションデータ54bが予め確保されている。
【0030】
VRAM55は表示しようとするイメージデータ(再構成されたX線断層像を含む)を展開するメモリであり、ここにイメージデータ等を展開することでCRT56に表示させることができる。57及び58は、各種設定を行うためのキーボード及びマウスである。また、59は、ガントリ200及び搬送装置300と通信を行うためのインタフェースである。
【0031】
上記構成のCTの構成に、アンギオ装置100を図1に示す位置関係にして設置することで、本実施形態のアンギオCTシステムを構成することになる。
【0032】
<制御の説明>
アンギオCTシステムにおけるアンギオ装置100を用いたX線投影像は、例えば、天井から吊るされたモニタ装置(不図示)に表示される。操作者(医師や技師)は、そのモニタ装置の像を観察しながら診断・手術を行うことになる。以下では、このアンギオ装置100を用いている形態をアンギオモードと呼ぶことにする。また、ガントリ200を用いる形態をCTモードと呼ぶことにする。
【0033】
先に説明した、ガントリ200の操作パネル14に設けられたモード選択スイッチとは、このアンギオモードとCTモードとを繰り替えるスイッチを示している。
【0034】
そこで、以下では、このモード選択スイッチを操作した場合のそれぞれのモードについて概要を説明し、その上で、具体的な処理手順について説明する。
【0035】
[アンギオモードの動作概要]
アンギオ装置100を用いる場合、操作者はアンギオ装置100のCアームの回動及びベース106に対する本体105の回動に係る操作を行い、どの方向でのX線投影像を撮影するかを決めながら、作業を進める。従って、かかる操作を行う場合に、ガントリ200がアンギオ装置100に近接したままであると、アンギオ装置100の操作中にその一部がガントリ200と衝突の虞れがある。そこで、アンギオ装置100を用いる場合、すなわち、モード選択スイッチでもって、CTモードからアンギオモードに切り替えた場合、ガントリ200をアンギオ装置100から遠ざける、具体的には、図1における位置P(ガントリのホームポジションという)までガントリ200を待避するようにした。
【0036】
従って、アンギオモードに切り替えた場合にはガントリ200の移動を行わせるため、どの位置まで移動させるかをガントリ200に指示することが必要になる。換言すれば、アンギオモードになったとき、ガントリ200をどこまで移動させるかを指示することが必要になる。
【0037】
操作コンソール400のHDD54内のアンギオモードポジションデータ54bは、このためのデータを記憶するものである。具体的な同データの内容は、例えば図3(b)に示すようになっている。
【0038】
図示に示す如く、アンギオモードポジションデータは、制御対象装置名、制御対象項目、そして、具体的なパラメータの3のデータで構成される。
【0039】
実施形態の場合、図1における位置Pからの距離でガントリ200の位置を表現しているわけであるから、アンギオモードになった場合には、ガントリ装置の位置を“0”にすれば良いことになる。同図(b)はこのためのデータである。なお、このデータは予め所定の編集プログラムを用いて作成しておく。
【0040】
[CTモードの動作概要]
一方、アンギオモードからCTモードに切り替えた場合(最初からCTモードになっている場合もある)には、次のように動作する。CTモードに切り換わった場合の動作は2通り存在する。1つは最初にCTモードとして動作させた場合であって、もう1つは2回めにCTモードになった場合である。
【0041】
先ず、最初のCTモードであるが、これはこれまでと同様の作業になる。すなわち、ガントリ200を適当な位置まで移動させると共に、被検体を搬送装置300の天板301に横たえさせた状態で、天板301の高さ調整、及び、送り量を調整する位置決め作業である。通常、この位置決め作業は、ガントリ200に備えられたポジショニングライト15を点灯し、被検体のスキャンする基準位置を決めるものである。いずれにしても、操作者はこの位置決め作業を終了すると、ガントリ200の操作パネル14に設けられたその位置を基準位置として決定するためのランドマークボタンを押下する。
【0042】
このランドマークボタンを押下すると、操作者はその基準位置の前後(被検体の搬送方向)の何cmの範囲をスキャンするかどうか、或いは、実際のスキャンを行うのに先立つスカウトスキャンの設定を行う。
【0043】
ここで、スカウトスキャンについて簡単に説明すると、次の通りである。
【0044】
通常、ガントリ200によるスキャンとは、回転体3を回動させながら、X線管201を駆動し、その回転中の各角度位置における被検体透過X線量を検出部203で検出することで、異なる方向における透過X線データを得、それに基づいて操作コンソール400のCPU51がX線断層像の再構成処理を行う。これに対して、スカウトスキャンとは、回転体3を固定(回転しない)とし、搬送装置301による天板301を移動させることで2次元的な透過X線像を得るものである。かかる2次元X線像を得る目的は、X線断層像を再構成するためのスキャンをどの範囲にするかを決定するため、及び、2次元X線像の透過データの強弱によって被検体のX線の透過しやすい部位とそうでない部位とを判定し、断層像を得るためのX線管201の駆動条件(X線管201を駆動する際の電流mA)を制御するためである。つまり、X線が透過しやすい部位についてはX線管201を駆動する際の電流を小さなものとすることで、被検体の被曝量を最小限にさせるものである。かかる技術については、本願出願人が既にいくつか提案しており、ここでのこれ以上の詳細については省略する。
【0045】
説明を戻す。CTにおいてはガントリ200に対する被検体の位置(天板301の送り量と高さ)が決定された際、ランドマークボタンを押下する。操作コンソール400のCPUは、このボタンの押下時におけるガントリ200の位置と、搬送装置300の天板301の送り量(延出距離)及び高さを、HDD54のCTポジションエリアに格納する。この後のCTモードにおける動作は、操作者の指示にしたがったものとなり、尚且つ、それは本願発明には直接は関係がないので、その説明については省略する。
【0046】
以上の如く、最初のCTモードでは、少なくとも位置決め作業が行われることが理解できよう。この位置決めが行われたとき、その時点でのガントリ200の位置、及び、搬送装置300の天板の高さと延出量を記憶するのが、図2におけるCTモードポジションデータ54aである。
【0047】
図3(a)は、このCTモードポジションデータの一例を示している。項目の種類は、同図(b)のアンギオモードポジションデータと同様であるが、CTモードに切り替えた場合の制御対象装置は、ガントリ200、搬送装置300の2つであり、尚且つ、搬送装置300については2つの制御対象(天板の高さと延出量)が存在するので、図示の如くデータとして3行分存在する。ただし、初期状態では、このデータ54aには無効なデータが格納されているものとする。従って、CTモードポジションエリア54a内に有意なデータが存在しない場合には、最初のCTモードとして判断して構わないし、逆に有意なデータが格納されている場合には2回目以降のCTモードであると判断できることになる。
【0048】
さて、2回目以降のCTモードになった場合、すなわち、モード選択スイッチでもってアンギオモードからCTモードに切り換わり、しかも、CTモードポジションデータ54aに有意なデータが格納されている場合、本実施形態では、操作コンソール400のCPUは、CTモードポジションデータ54aに記憶されている各装置の各制御対象に対して、それぞれのパラメータで設定された状態になるよう制御指令を発行する。例えば、図3の場合には、ガントリ200を移動させるべく、そのパラメータを有する移動指令を発行する。また、搬送装置300に対しても、その天板高さとなるよう制御指令を発行し、且つ、天板の延出量となるよう制御指令を発行する。
【0049】
かかる結果、CTモードポジションデータ54a内に有意なデータが格納された状態で、モード選択スイッチを操作してアンギオモードからCTモードに切り換えるという単純な作業するだけで、待避していたガントリ200が移動を開始して登録したガントリ位置まで移動させることができる。また、同時に、搬送装置300の天板300の高さ及びガントリ200側への送り量も、最初の位置決めした状態に復帰することが可能となる。従って、最初の位置決めした際のガントリ200の位置や、搬送装置300の天板の高さ等を操作者が覚えておく必要もなくなり、且つ、確実に再スキャンに適した状態にさせることが可能となる。
【0050】
なお、上記では、最初と2回めのCTモードとして説明したが、2回めであっても位置決め作業を行った場合には、CTモードポジションデータ54aの内容が更新されるわけであるから、厳密に言えば、CTモードに移行した場合の動作は最新の位置決めした状態に支配されることになるのは容易に理解できよう。
【0051】
次に、上記動作を行うための操作コンソール400(実際はCPU51)における動作処理手順を図4のフローチャートに従って説明する。
【0052】
先ず、システムに電源が投入される、或いは、リセットされると、種々の初期化処理を行うと共に、ステップS1でHDD54内のCTモードポジションデータ54aを初期化する。次いで、ステップS2において、ガントリ200(のコントローラ1)から、モード選択スイッチの操作が行われたことを示す通知を受信したか否かを判断する。否の場合には、ステップS3に進み、現在のモードに基づく処理を維持する。
【0053】
また、モードの切り替え通知を受けた場合には、ステップS4に進み、切り換わった後のモードがCTモードであるか否かを、その通知内容から判断する。アンギオモードになった判断した場合には、ステップS5に進み、アンギオモードポジションデータ54bに従い、登録された装置(ここではガントリ200)に対して、登録された制御対象を、やはり登録されたパラメータになるよう制御指令を発行する。図3(b)の場合に従えば、ガントリ200のコントローラ1に対して、ガントリ200を距離0(ホームポジションへ)の位置まで移動させる指令を発行することになる。ガントリ200は、この指定を受信し、モータコントローラ13を制御して、自身をホームポジションへ移動させ、その位置で停止させる(移動が完了についてはセンサ4で検出する)。
【0054】
さて、CTモードに切り換わったと判断した場合、処理はステップS6に進み、HDD54のCTモードポジションデータ54aに有意なデータが格納されているか否かを判断する。もし、有意なデータが格納されていると判断した場合には、ステップS7に進み、CTモードポジションデータに従って制御処理を行う。図3(a)に従えば、ガントリ装置200を登録されたデータ(距離)になるよう制御指令を発行する。また、搬送装置300に対するデータも存在することになるので、天板高さ及び送り量とするべく、搬送装置300に対してもその指令を発行する。これを受けて、ガントリ200及び搬送装置300それぞれは、最後にランドマークボタンを押下したときの状態に復帰することになる。
【0055】
ステップS8では、ランドマークボタンが押下されたか否かを判断する。もし、ランドマークボタンが押下されたことを通知された場合には、ステップS9に進み、ガントリ200に現在位置を問い合わせると共に搬送装置300に対しても天板301の高さ及び送り出し量を問い合わせる。そして、この結果、得られるこれらの情報をCTモードポジションデータ54aとして格納(更新)する。
【0056】
これ以降は、ステップS11で、CTモードに従った各種スキャン計画を立てる処理は実際のスキャン(スカウトスキャンも含まれる)の処理を行うことになる。
【0057】
以上の結果、本実施形態によれば、アンギオCTシステムにおいて、アンギオ装置100を用いた作業と、CT(ガントリ200)によるスキャン等の作業とを交互に行う場合において、少なくともCTモードで一度でも位置決め作業を行った後、CTモードに再移行する指示を与えると、位置決めしたときのガントリ200及び搬送装置300の状態に自動的に復帰することになるので、少なくともCTモードにおけるスキャンに係る作業及びそのスキャン計画の設定を直ちに開示することができるようになり、場合によっては、すぐさまスキャンを行わせることも可能となる。また、アンギオモードにした際に、ガントリ200はアンギオ装置100から遠ざかる位置(ホームポジション)にまで待避させることも可能となるので、アンギオ装置100による診断・手術の開始もしくは再開することも可能となる。
【0058】
しかも、上記実施形態によれば、上記の切り替えは、モード選択スイッチの切り替え作業という単純にして簡単な作業で実現できるようになるので、操作者にかかる負担が軽減でき、且つ、切り替えにかかる作業が短縮されるものであるから、診断或いは手術にかかる時間も短縮できるので、患者にかかる負担も軽減できるようになる。
【0059】
なお、上記例では、モード切り替え操作とランドマークボタンの押下が直列的に行われる例を示したが、これらは独立もしくは並列にしても構わない。
【0060】
この場合には、図7に示すフローチャートに従って処理すればよい。以下、同図に従って説明する。
【0061】
先ず、システムに電源が投入される、或いは、リセットされると、種々の初期化処理を行うと共に、ステップS21でHDD54内のCTモードポジションデータ54aを初期化する。次いで、ステップS22において、ガントリ200(のコントローラ1)から、モード選択スイッチの操作が行われたことを示す通知を受信したか否かを判断する。否の場合には、ステップS3に進み、ランドマークボタンが押下されたか否かを判断し、これも否の場合にはステップS24で通常処理を行う。
【0062】
上記の判断において、ランドマークボタンの押下があったと判断した場合には、ステップS25に進み、ガントリ200に現在位置を問い合わせると共に搬送装置300に対しても天板301の高さ及び送り出し量を問い合わせる。そして、ステップS26において、この結果、得られるこれらの情報をCTモードポジションデータ54aとして格納(更新)する。
【0063】
一方、モード切り替え通知を受けた場合には、ステップS27に進み、切り換わった後のモードがCTモードであるか否かを、その通知内容から判断する。アンギオモードになった判断した場合には、ステップS28に進み、アンギオモードポジションデータ54bに従い、登録された装置(ここではガントリ200)に対して、登録された制御対象を、やはり登録されたパラメータになるよう制御指令を発行する(図4のステップS5と同様)。
【0064】
また、CTモードに切り換わったと判断した場合、処理はステップS29に進み、HDD54のCTモードポジションデータ54aに有意なデータが格納されているか否かを判断する。もし、有意なデータが格納されていると判断した場合には、ステップS30に進み、CTモードポジションデータに従って制御処理を行う(図4のステップS7と同様)。
【0065】
これ以降は、ステップS31で、CTモードに従った各種スキャン計画を立てる処理は実際のスキャン(スカウトスキャンも含まれる)の処理を行うことになる。
【0066】
<第2の実施形態>
上記実施形態(第1の実施形態)におけるアンギオCTシステムでは、アンギオ装置100はCTから独立(物理的にも電気的に分離)した装置であるものとして説明した。
【0067】
しかしながら、CTモードに切り替えたとき、そのときのアンギオ装置100の設置位置によっては、そのときのCアーム103の回動角、及び、本体105のベース106に対する回動角等によっては、搬送装置300へ近寄ってくるガントリ200と衝突する可能性がある。従って、CTモードに切り替えたとき、アンギオ装置100のCアーム103、本体105のベース106に対する回動角を、衝突し得ない回動角にまで待避することが望ましい。
【0068】
そこで、本第2の実施形態では、図6に示す如く、アンギオ装置100も操作コンソール400と電気的に接続するようにした(実際に接続するケーブルは天井をはわせることもあるし、無線で通信しても構わない)。そして、アンギオ装置100(内の不図示のコントローラ)は、操作コンソール400から所定の制御指示があると、図6に示すような状態(ガントリ200の邪魔にならない状態)にするようにし、それが完了したとき、操作コンソール400にその旨を通知する。
【0069】
本第2の実施形態におけるCTモードポジションデータ54a及びアンギオモードポジションデータは、図5のようになる。つまり、CTモードになった場合には、アンギオ装置のCアーム103の回動角、及び、その本体105の回動角を追加する。アンギオモードポジションデータについては、図3(b)と同様で良いであろう。ただし、アンギオモードになったときに、従前のアンギオモードにおける各制御対象についても同様に復帰させたいのであれば、その装置名、制御対象、及びパラメータを記述すれば良いであろう。
【0070】
いずれにしても、かかる第2の実施形態の構成にした場合の操作コンソール100の処理は、図4のフローチャートにおいて、ステップS7において、アンギオ装置100も対象となるので、実質同様の処理で良くなる。
【0071】
ただし、厳密に言えば、アンギオ装置の各回動機構(Cアーム103及び本体105)を待避位置(待避角)になるようにその制御指示を与え、その完了通知を待ってからガントリ200の移動を開始することが望ましい。理由は、アンギオ装置100の待避動作が未完の場合のガントリ200による衝突を回避するためである。また、アンギオモードに切り換えたときにおいても、ガントリ200がホームポジションにまで到達していることを検出するまでは、アンギオ装置を動作させることができないようにしたほうが望ましい。理由は、アンギオモードにしてもガントリ200がホームポジションまで移動するには多少の時間がかかるためであり、待避動作中のガントリ200に、不用意にアンギオ装置100のCアームを回動させたときの衝突を防ぐためである。
【0072】
かかる動作を優先させるためには、例えばCTモードポジションデータ及びアンギオモードポジションデータに第4の項目を設け、それに優先順位を示す情報を格納するようにし、この優先順位に従って制御するようにすれば良いであろう。
【0073】
以上説明したように本第2の実施形態によれば、第1の実施形態に加えて、アンギオモード及びCTモードの切り替えの際の、装置間の衝突することがなくなり、安全性が確保されるようになる。
【0074】
なお、上記の第1、第2の実施形態では、モード選択スイッチをガントリ200の操作パネル14に設けるものとして説明したが、搬送装置300の操作パネルに設けても構わないし、場合によってはアンギオ装置(第2の実施形態の場合)に設けるようにしてもよい。そして、いずれか1つに設けるのではなく、それらのいくつか、或いは全部に設けるようにしてもよい。
【0075】
また、ガントリ200の位置は、アンギオ装置100から最も離れた位置を基準にしたが、本発明の思想からすればその基準位置は、ガントリ200が移動できる範囲内にあればどこでも良いのは勿論であり、それによって本発明が限定されるものではない。
【0076】
また、実施形態では、モード選択スイッチを操作した際の、各構成要素(ガントリ、アンギオ、搬送装置)に対する指令発行を操作コンソール400の処理の一部として行うとして説明した。これは、既存のシステム構成を有効活用できるという点で優れている点であるが、モード切り替え専用の制御装置を別個の装置として設置するようにしてもよいのは勿論である。この場合における制御装置は、上記実施形態におけるCTポジションデータを記憶するメモリ及び各装置に対する制御指令の発行と、状態の問い合わせとメモリへの格納するだけで良いので、非常に簡単な装置構成で実現でき、設置スペースの問題にはならない。充分小型化できるので、場合によってはガントリ200等に内臓させるようにしてもよいであろう。
【0077】
また、操作コンソールの制御で実現する場合、先に説明したように操作コンソールは、ワークステーション等の汎用の情報処理装置で実現できるものであるから、上記処理を行うプログラムを導入することで実現できるようになる。従って本発明はかかるコンピュータプログラムをもその範疇に含むものである。
【0078】
また更に、通常、コンピュータにプログラムを導入する場合には、そのコンピュータプログラムを格納したフロッピーディスク、CD−ROM(又はR、RW)、MO等の記憶媒体をセットし、インストール或いはHDDにコピーすることで行われるものであるから、本発明はかかるコンピュータ可読記憶媒体をもその範疇とするものことは明らかである。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、アンギオCTシステムにおけるCTとアンギオ装置による作業の切り替えに伴う作業を簡便なものとすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態におけるアンギオCTシステムの主要部分の構成概念図である。
【図2】実施形態におけるCTに関する構成のブロック図である。
【図3】実施形態におけるポジションデータのデータ構造を示す図である。
【図4】実施形態における操作コンソールの動作処理手順を示すフローチャートである。
【図5】第2の実施形態におけるポジションデータのデータ構造を示す図である。
【図6】第2の実施形態におけるアンギオCTシステムの構成概念図である。
【図7】実施形態における操作コンソールの他の動作処理手順を示すフローチャートである。

Claims (8)

  1. 被検体搬送装置を共有したX線CT及びアンギオ装置で構成されるアンギオCTシステムであって、
    X線CTによる動作を示すCTモードと、アンギオ装置による動作を示すアンギオモードのいずれかへの切り替えを指示する指示手段と、
    アンギオ装置による動作を行う際のガントリの待避位置情報からなる第1の情報、及び、X線CTによる動作を行う際の前記被検体をスキャンするときのガントリの位置を含む第2の情報を記憶する記憶手段と、
    前記指示手段によるCTモードからアンギオモードへ切り替えの切り替え指示に伴い、前記第1の情報に基づいて、前記ガントリを、前記ガントリの待避位置へ移動させ、前記指示手段によるアンギオモードからCTモードへ切り替えの切り替え指示に伴い、前記第2の情報に基づいて、前記ガントリを、前記被検体をスキャンするときのガントリの位置へ移動させる制御手段と、
    前記CTモードにおいて、被検体の位置合わせが完了したとき、前記記憶手段の第2の情報を更新する更新手段と
    を備えることを特徴とするアンギオCTシステム。
  2. 被検体搬送装置を共有したX線CT及びアンギオ装置で構成されるアンギオCTシステムであって、
    X線CTによる動作を示すCTモードと、アンギオ装置による動作を示すアンギオモードのいずれかへの切り替えを指示する指示手段と、
    アンギオ装置による動作を行う際のガントリの待避位置情報からなる第1の情報、及び、X線CTによる動作を行う際の前記被検体をスキャンするときのガントリの位置を含む第2の情報を記憶する記憶手段と、
    前記指示手段によるCTモードからアンギオモードへ切り替えの切り替え指示に伴い、前記第1の情報に基づいて、前記ガントリを、前記ガントリの待避位置へ移動させ、前記指示手段によるアンギオモードからCTモードへ切り替えの切り替え指示に伴い、前記第2の情報に基づいて、前記ガントリを、前記被検体をスキャンするときのガントリの位置へ移動させる制御手段と
    を備え、
    前記第2の情報には、更に、前記被検体をスキャンするときの前記被検体搬送装置の高さ情報が含まれ、
    前記制御手段は、前記指示手段によるアンギオモードからCTモードへ切り替えの切り替え指示に伴い、前記第2の情報に基づいて、前記被検体搬送装置を、前記被検体をスキャンするときの高さに合わせる制御を行うものであることを特徴とするアンギオCTシステム。
  3. 前記指示手段は、ガントリに設けられるスイッチであることを特徴とする請求項第1項または第2項に記載のアンギオCTシステム。
  4. 前記第2の情報には、更に、前記アンギオ装置の動作機構部分の待避位置情報が含まれ、
    前記制御手段は、前記指示手段によるアンギオモードからCTモードへ切り替えの切り替え指示に伴い、前記第2の情報に基づいて、アンギオ装置の動作機構部分を、待避位置へ移動させる制御を行うものであることを特徴とする請求項第1項乃至第3項のいずれか1項に記載のアンギオCTシステム。
  5. 前記制御手段は、X線CTの操作コンソールで行われることを特徴とする請求項第1項乃至第4項のいずれか1項に記載のアンギオCTシステム。
  6. 被検体搬送装置を共有したX線CT及びアンギオ装置で構成されるアンギオCTシステムの制御方法であって、
    X線CTによる動作を示すCTモードと、アンギオ装置による動作を示すアンギオモードのいずれかへ切り替えられたのかを検出する検出工程と、
    アンギオ装置による動作を行う際のガントリの待避位置情報からなる第1の情報、及び、X線CTによる動作を行う際の前記被検体をスキャンするときのガントリの位置を含む第2の情報を所定の記憶手段に格納する格納工程と、
    前記検出手段によるCTモードからアンギオモードへ切り替えの切り替え指示の検出に伴い、前記第1の情報に基づいて、前記ガントリを、前記ガントリの待避位置へ移動させ、前記検出手段によるアンギオモードからCTモードへ切り替えの切り替え指示の検出に伴い、前記第2の情報に基づいて、前記ガントリを、前記被検体をスキャンするときのガントリの位置へ移動させる制御工程と
    を備え、
    前記第2の情報には、更に、前記被検体をスキャンするときの前記被検体搬送装置の高さ情報が含まれ、
    前記制御工程において、前記指示手段によるアンギオモードからCTモードへ切り替えの切り替え指示に伴い、前記第2の情報に基づいて、前記被検体搬送装置を、前記被検体をスキャンするときの高さに合わせる制御を含むことを特徴とするアンギオCTシステムの制御方法。
  7. 被検体搬送装置を共有したX線CT及びアンギオ装置で構成されるアンギオCTシステムの制御プログラムであって、
    X線CTによる動作を示すCTモードと、アンギオ装置による動作を示すアンギオモードのいずれかへ切り替えられたのかを検出する検出工程のプログラムコードと、
    アンギオ装置による動作を行う際のガントリの待避位置情報からなる第1の情報、及び、X線CTによる動作を行う際の前記被検体をスキャンするときのガントリの位置を含む第2の情報を所定の記憶手段に格納する格納工程のプログラムコードと、
    前記検出手段によるCTモードからアンギオモードへ切り替えの切り替え指示の検出に伴い、前記第1の情報に基づいて、前記ガントリを、前記ガントリの待避位置へ移動させ、前記検出手段によるアンギオモードからCTモードへ切り替えの切り替え指示の検出に伴い、前記第2の情報に基づいて、前記ガントリを、前記被検体をスキャンするときのガントリの位置へ移動させる制御工程のプログラムコードとを備え、
    前記第2の情報には、更に、前記被検体をスキャンするときの前記被検体搬送装置の高さ情報が含まれ、
    前記制御工程は、前記指示手段によるアンギオモードからCTモードへ切り替えの切り替え指示に伴い、前記第2の情報に基づいて、前記被検体搬送装置を、前記被検体をスキャンするときの高さに合わせる制御を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 請求項第7項に記載のコンピュータプログラムを格納することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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