JP2002263100A - スキャン範囲設定装置およびx線ctシステムおよびその制御方法 - Google Patents

スキャン範囲設定装置およびx線ctシステムおよびその制御方法

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JP2002263100A
JP2002263100A JP2001054292A JP2001054292A JP2002263100A JP 2002263100 A JP2002263100 A JP 2002263100A JP 2001054292 A JP2001054292 A JP 2001054292A JP 2001054292 A JP2001054292 A JP 2001054292A JP 2002263100 A JP2002263100 A JP 2002263100A
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gantry
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JP2001054292A
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English (en)
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Toshihiro Sakuma
利洋 佐久間
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スカウトスキャンを行う必要のないスキャン
範囲設定装置およびX線CTシステムおよびその制御方
法を提供し、もって実際の被検体上でスキャン範囲の設
定および確認を可能とするとともに、被曝量の低減を実
現すること。 【解決手段】 被検体の搬送方向(z)に沿ってスライ
ド可能なレーザ光を照射する投光器(301、302、
303)を有するスキャン範囲設定装置が、テーブル
(201)に載置された被検体を挟んで該テーブル(2
01)に対向する位置に設けられる。各投光器(30
1、302、303)は各々、スキャン開始位置、基準
位置、スキャン終了位置を設定するためのものであり、
レーザ光を被検体に照射しながら各投光器の位置を調整
する。そして、調整後の各投光器の位置情報が操作コン
ソール(400)に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線照射によって
被検体のX線断層像を得るX線CTシステムおよびスキ
ャン範囲設定装置およびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】X線CT(Computerized Tomography)
システムおよび装置は、大別すると、ドーナツ状の空洞
部を有する装置(一般に、ガントリ装置と呼ばれてい
る)、ガントリ装置に対して各種制御信号を与えるとと
もに、ガントリ装置より得られた信号(データ)に基づ
いてX線断層像を再構成し、表示する操作コンソール、
そして、被検体(被検者)をガントリ装置の空洞部内に
固定支持するため、および、被検体を空洞部に向けて搬
送するための搬送装置で構成される。
【0003】ガントリ装置は、上記空洞部を挟んで設け
られたX線発生源(X線管)とこのX線発生源より照射
されたX線を検出するX線検出部とを内蔵する回転部を
備える。
【0004】実際に、スキャンする場合には、被検体を
上記の搬送装置上に横たえさせて、ガントリ装置に向け
て搬送する。そして、X線管を駆動しながらガントリ装
置の回転部(X線管とX線検出器)を回転駆動して(こ
の動作を一般にスキャンという)、異なる角度から被検
体に向けてX線を曝射し、各角度での被検体を透過した
X線を検出する。そして、その検出されたデータ(一般
に投影データという)を操作コンソールが受信し、算術
演算によってX線断層像を再構成する、という工程を踏
むことになる。
【0005】ところで、スキャンを実際に行う前に、ガ
ントリ装置に対する被検体の位置合わせ(ポジショニン
グ)を行う必要がある。さらに、被検体のどの範囲をど
のくらいのスライス厚でスキャンを行うのかといったス
キャン条件や、画像再構成処理の条件について、診断部
位や診断目的に合わせて計画を立てる必要もある。この
ような計画はスキャン計画とよばれる。X線CTシステ
ムは一般に、操作コンソールのモニタに表示されるスキ
ャン計画画面からスキャン計画を立てるためのグラフィ
カルユーザインタフェース環境を提供している。
【0006】被検体の位置合わせは、可視光線(一般に
ポジショニングライトとよばれる)を位置合わせに用い
るものが知られている。例えば、ガントリ装置の内部に
配置された投光器の位置に被検体を横たえたテーブルを
移動し、投光器よりレーザ光を被検体に向けて照射す
る。そして、レーザ光が被検体の注目部位に応じた基準
点(一般には臨床学上の基準位置)に合致するようにテ
ーブル位置および/または被検体位置を調整する。
【0007】その後、スキャン計画を立てるために、ス
カウトスキャンを行う。スカウトスキャンとは、X線管
を一定の角度に固定したまま、被検体を徐々に搬送しな
がらX線を連続的に照射して得た投影データより1枚の
透視像を得るものである。スカウトスキャンが終わる
と、スキャン計画画面の所定領域にこの透視像(スカウ
ト画像とよばれる)が表示される。オペレータはこのス
カウト画像を見ながらスキャン計画を進めていく。スキ
ャン範囲(スキャン開始位置および終了位置)もスカウ
ト画像に基づいて決定されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スキャ
ンの範囲(スキャン開始位置および終了位置)はスカウ
ト画像に基づいて設定するのではなく、実際の被検体を
前にして目視により定めたいという要請がある。
【0009】また、スカウトスキャンを行うことなくス
キャン範囲設定することができれば、そのぶん被曝量を
抑えることが可能になる。
【0010】すなわち、本発明はかかる問題点に鑑みて
なされてものであり、スカウトスキャンを行う必要のな
いスキャン範囲設定装置およびX線CTシステムおよび
その制御方法を提供し、もって実際の被検体上でスキャ
ン範囲の設定および確認を可能とするとともに、被曝量
の低減を実現することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、例えば本発明のスキャン範囲設定装置は、以下の構
成を備える。すなわち、ガントリ装置に向けて搬送する
ためのテーブルに載置された被検体の搬送方向のスキャ
ン範囲を設定するための、X線CTシステムにおけるス
キャン範囲設定装置であって、前記テーブルに載置され
た被検体を挟んで該テーブルに対向する位置に設けら
れ、被検体の搬送方向に沿ってスライド可能な、可視光
を照射する投光手段と、該投光手段の前記搬送方向にお
ける位置情報を検出する検出手段と、当該スキャン範囲
設定装置と前記ガントリ装置とに接続され、該ガントリ
装置に対してスキャンに係る情報を出力する操作コンソ
ールに、前記検出された位置情報を出力する出力手段
と、を備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施形態に
ついて詳細に説明する。
【0013】図1は、実施形態におけるX線CTシステ
ムを示す図である。
【0014】図中、100はガントリ装置であり、図示
では、その構造を分かり易くするために断面で示してい
る。200は搬送装置であって、被検体(患者)を載置
するテーブル201をガントリ装置100へ搬送(この
搬送方向を図示の如くz軸方向という)するためもので
ある。300は被検体の基準位置を定めるとともにスキ
ャン範囲を設定するためのスキャン範囲設定装置であ
る。400は操作コンソールであって、ガントリ装置1
00、テーブル装置200およびスキャン範囲設定装置
300と通信する機能、および、ガントリ装置100か
ら転送されてきた、投影データを受信し、X線断層像を
再構成する機能を有する。
【0015】ガントリ装置100は、周知の如く、X線
の発生源であるX線管101、X線管101から発生し
たX線を検出するX線検出素子群で構成されるX線検出
部102、そして、これらX線管101およびX線検出
部102を収容し、ドーナツ状(空洞部を有する)の回
転体103を有する。もちろん、ガントリ装置として機
能するための、その他の構成要素を備えているものであ
るが、それらは本願発明には直接には関係がないので、
その説明については省略する。
【0016】実際にスキャンが行われる場合には、テー
ブル装置200によって被検体をガントリ装置100の
空洞部に挿入し、回転体103を回転させると共にX線
管101を駆動しつつ、X線検出部102で被検体を透
過したX線を検出することになる。そして、回転体10
3の各回転角における透過X線のデータ(デジタルデー
タとなる)は投影データとして操作コンソール400に
転送され、操作コンソール400では算術的にX線断層
像を再構成することになる。
【0017】スキャン範囲設定装置300は、テーブル
201の真上に位置していて、図示においては検査室の
天井に取り付けられている。本装置は、テーブル201
に載置された被検体を挟んで、そのテーブル201に対
向する位置にあるかぎり、天井に取り付けるかわりに、
ガントリ装置100やその他の専用の支柱に取り付ける
ようにしてもよい。
【0018】また、このスキャン範囲設定装置300
は、スキャン開始位置設定用の投光器301、基準位置
設定用の投光器302、およびスキャン終了位置設定用
の投光器303を備え、各々、z軸方向に配されたガイ
ドレール305に沿ってスライド自在に取り付けられて
いる。各投光器はテーブル201、すなわち被検体、に
向けてレーザ光を照射する。オペレータは被検体に当た
るレーザ光を見て設定作業を行うことになるから、各投
光器が発するレーザ光は数ミリ程度の径の平行光である
ことが望ましい。また、スキャン開始位置設定用の投光
器301およびスキャン終了位置設定用の投光器303
は例えば赤色のレーザ光を発し、基準位置設定用の投光
器302は例えば緑色のレーザ光を発することができ
る。
【0019】純粋にスキャン範囲のみを設定するのであ
れば、スキャン開始位置設定用の投光器301とスキャ
ン終了位置設定用の投光器303は備えるとしても、基
準位置設定用の投光器302は必ずしも必要ではないと
もいえる。しかしながら、基準位置を決定し、その基準
位置を原点としてスキャン開始位置および終了位置を特
定するのが従来から一般的であるから、本実施形態にお
いては基準位置設定用の投光器302を備えている。
【0020】実施形態におけるX線CTシステムの構成
は概ね上記のとおりであるが、次にスキャン範囲設定装
置300の構造を図2を用いて、より詳しく説明する。
【0021】図2はスキャン範囲設定装置300のブロ
ック構成図である。図中、310はスキャン範囲設定装
置300の全体の制御をつかさどるCPUであり、内部
には後述する図5のフローチャートに係るプログラムを
記録しているROMと、ワークエリアとして使用される
RAMが設けられている。315は操作コンソール30
0と通信するためのインタフェースである。
【0022】345は投光器301ないし303のON
/OFFを切り替えるためのスイッチである。331、
332、および333は各々、投光器301、302、
および303をガイドレール305に沿って(すなわち
z軸方向に沿って)移動させるためのモータである。3
21、322、および323は各々、CPU310の制
御の下でモータ331、332、および333を駆動す
るドライバである。なお、これらモータ331ないし3
33およびそれによって移動するための構造そのものは
公知のものを使用することができるので、その詳述は省
略する。
【0023】また、341、342、および343は各
々、投光器301、302、および303のz軸位置を
検出するためのセンサであり、それぞれ対応する投光器
の筐体に取り付けられている。これらのセンサによる位
置検出は、例えば、図3に示すようなものとすることが
できる。すなわち、ガイドレール305の内側に沿って
均一な抵抗盤306を配置し、その一端を接地し、他端
に電圧vを印加する。そして、センサにおける検出子が
この抵抗盤306に接触するようにする。接触位置にお
ける電圧は、その位置に対応する分圧となるので、その
電位を検出することで投光器の位置を検出することがで
きる。この検出電位はA/Dコンバータ307でディジ
タルデータに変換すればよい。
【0024】上記例はその一例であって、他のいかなる
手法を用いても構わない。例えば、z軸位置の検出に、
プリンタ等で採用されているリニアエンコーダ、ロータ
リーエンコーダ等を採用しても構わない。
【0025】350は、各投光器の移動を指示するため
の操作パネルである。図4に、操作パネル350の一例
を示す。図中、351は投光器301、302、および
303のON/OFFを切り替えるためのボタンであ
る。361、362、および363は各々、移動させた
い投光器301、302、および303を選択するボタ
ンであり、いずれか1つだけが選択されるようになって
いる。355Lは選択されている投光器を左に移動する
よう指示するボタンであり、他方、355Rは選択され
ている投光器を右に移動するよう指示するボタンであ
る。この移動ボタン355Lまたは355Rを押下して
いる間、選択されている投光器が対応するモータの駆動
により指定方向に移動し、ボタンを離すとその移動が停
止する。そして、356は選択されている投光器の現在
位置の検出を指示するためのボタンである。
【0026】なお、この投光器の移動操作に係る操作ボ
タン類はガントリ装置100に設けてもよいし、図1に
示したように搬送装置200に設けるほうが操作上の利
便性からも有利であろう。この場合にはもちろん、搬送
装置200のテーブル位置調整を行うためのボタン、ス
イッチ類とともに配置するようにしてもかまわない。
【0027】以下、実施形態におけるスキャン範囲設定
装置300のCPU310の動作手順を図5のフローチ
ャートに従って説明する。
【0028】まず、テーブル201に被検体を横たえ、
テーブル201を所定のホームポジションに位置させた
状態で、ステップS1として、操作パネル350のボタ
ン351が押されたことを受けて、投光器301、30
2、および303をONにする。次に、ステップS2
で、ボタン361、362、または363のいずれかの
ボタンが押されることで、移動対象の投光器を特定す
る。続くステップS3で、ボタン355Lまたは355
Rからの移動指示により、その対象の投光器の位置を調
整する。
【0029】その後、技師または医師(オペレータ)は
投光器を所望の位置に調整したところでOKボタン35
6を押すことになるので、ステップS4ではそのOKボ
タン356が押されたか否かを監視している。ここでO
Kボタン356が押されると、ステップS5に進み、当
該投光器の位置が決定されたと判断して、対応する位置
センサにより現在のz軸位置を検出する。そして、ステ
ップS6に進み、検出された位置データは、当該投光器
番号(その投光器がスキャン開始位置、終了位置あるい
は基準位置のいずれを設定するものであるかを識別する
ための番号)に関連づけられて、操作コンソール400
に出力される。
【0030】スキャン範囲(スキャン開始位置および終
了位置)ならびに基準位置を設定するためには、以上の
ステップS2からステップS6までの処理を、すべての
投光器に対して行うことになる。
【0031】オペレータは、次いで、別室に設けられた
操作コンソール400を操作する。この操作コンソール
400における動作処理手順は、概ね図6のフローチャ
ートのとおりである。
【0032】まず、ステップS11で、上記ステップS
6による投光器毎の位置データを受信する。受信したス
キャン開始位置設定用の投光器301、スキャン終了位
置設定用の投光器303、および基準位置設定用の投光
器302は、それぞれz軸位置における絶対値データで
ある。そこで、続くステップS12では、受信した位置
データに基づいて、基準位置を原点とするスキャン開始
位置および終了位置の相対位置(変位量)を算出する。
【0033】次に、ステップS13で、その他のスキャ
ン計画(例えば、スライス厚、X線管101に与える電
流値、後述のステップS15で行われる画像再構成のパ
ラメータ設定等)を行う。スキャン計画を終えると、オ
ペレータのマウス、キーボード等の所定操作をトリガと
して、スキャン指示を出す(ステップS14)。その
後、公知の手順に従って搬送装置200の搬送とガント
リ装置100の駆動制御指令を出力しつつ、ガントリ装
置100から転送されてくる投影データに基づきX線断
層像の再構成処理を行い(ステップS15)、出力(表
示またはプリント)することになる(ステップS1
6)。
【0034】以上説明したように本発明によれば、従来
は、スキャン計画を立てるために、スカウトスキャンを
行い、そこで得られたスカウト画像を基にスキャン範囲
(スキャン開始位置および終了位置)、基準位置を定め
るようにしていたところ、上記実施形態のようにするこ
とで、実際の被検体を前にして目視によりスキャン範囲
および基準位置を定めることができる。
【0035】そして、このようにすることで、スカウト
スキャンを行う必要がなくなるので、そのぶん被曝量を
抑えることが可能になる。
【0036】なお、上記実施形態では、スキャン開始位
置設定用、スキャン終了位置設定用、および基準位置設
定用といった専用の投光器(各投光器は数ミリ幅の平行
ビームを発する)を設けるものとして説明したが、図7
に示すように、拡散幅を可変することのできる拡散光
(エリア光)を発する1の投光器700によりスキャン
範囲を設定するようにすることもできる。
【0037】図8は拡散光の拡散幅制御を行うことので
きる投光器700の構成の一例を示す図である。図中、
投光器700の内部において、701は拡散レーザの励
振源、702は励振源701からの拡散レーザを平行光
にするためのコリメーションレンズ、703はその平行
光を所定の屈折率で角度θの拡散光に変換する拡散レン
ズである。この拡散レンズ703はスライドバー704
に、スライド自在に取り付けられ、図示しないモータの
駆動によりこのバー704に沿って(すなわち図中Aの
方向に)移動させることができる。さらに、図示しない
別のモータの駆動によって、図中Bに示すように回動さ
せることができる。
【0038】この構成をして、テーブル201には拡散
光が届くことになるとともに、この拡散レンズ703の
高さ方向の位置を制御することにより、テーブル201
の照射範囲を変えることができる。角度θは拡散レンズ
703の屈折率により一意に決まるから、拡散レンズ7
03の高さが決まればスキャン開始位置となるsおよび
スキャン終了位置となるeの位置は容易に求めることが
できる。つまり、この場合には高さ方向の位置を検出す
るためのセンサ手段を設ける必要があるが、操作コンソ
ールには投光器700のz軸位置情報および拡散レンズ
703の高さ情報を出力すればよいことになる。
【0039】さらに、拡散レンズ703をB方向に回動
させて光軸からはずすことにより、平行光を照射させる
こともできる。すなわち、この平行光によって基準位置
を設定することが可能である。
【0040】また、上記実施形態の動作の一部は操作コ
ンソール400側で処理した。操作コンソール400は
ハードウェア的にはワークステーションであり、ソフト
ウェア的にもOSを搭載し、そこで動作するアプリケー
ションで構成される。したがって、本願発明は、装置に
外部よりプログラムを供給する形態でも実現できるもの
でもある。ソフトウェアの供給する媒体としては、フロ
ッピー(登録商標)ディスクやCDROM、その他の記
憶媒体はもちろん、ネットワークもしくは回線を媒体と
して供給することもできるものであるから、それらの媒
体も本願発明を構成する要素となる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スカウトスキャンを行う必要のないスキャン範囲設定装
置およびX線CTシステムおよびその制御方法を提供す
ることができ、もって実際の被検体上でスキャン範囲の
設定および確認を可能とするとともに、被曝量の低減を
実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態におけるX線CTシステムのブロック
構成図である。
【図2】実施形態におけるスキャン範囲設定装置のブロ
ック構成図である。
【図3】実施形態の投光器のz軸位置を検出する手段の
一例を説明するための図である。
【図4】実施形態の操作パネルの一例を示す図である。
【図5】実施形態におけるスキャン範囲設定装置の動作
処理手順を示すフローチャートである。
【図6】実施形態における操作コンソールの動作処理手
順を示すフローチャートである。
【図7】1つの投光器を用いるスキャン範囲設定装置に
ついて説明するための図である。
【図8】実施形態における拡散光の拡散幅制御を行うこ
とのできる投光器の構成の一例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐久間 利洋 東京都日野市旭が丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C093 AA22 BA17 CA16 CA34 EA17 FA36

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガントリ装置に向けて搬送するためのテ
    ーブルに載置された被検体の搬送方向のスキャン範囲を
    設定するための、X線CTシステムにおけるスキャン範
    囲設定装置であって、 前記テーブルに載置された被検体を挟んで該テーブルに
    対向する位置に設けられ、被検体の搬送方向に沿ってス
    ライド可能な、可視光を照射する投光手段と、 該投光手段の前記搬送方向における位置情報を検出する
    検出手段と、 当該スキャン範囲設定装置と前記ガントリ装置とに接続
    され、該ガントリ装置に対してスキャンに係る情報を出
    力する操作コンソールに、前記検出された位置情報を出
    力する出力手段と、 を備えることを特徴とするスキャン範囲設定装置。
  2. 【請求項2】 前記投光手段は、 スキャン開始位置を決定するために、被検体に向けて可
    視光を照射する第1の投光器と、 スキャン終了位置を決定するために、被検体に向けて可
    視光を照射する第2の投光器と、を備え、 前記検出手段は、 前記各投光器毎の前記搬送方向における位置情報を検出
    する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のス
    キャン範囲設定装置。
  3. 【請求項3】 前記投光手段は、前記スキャンの基準位
    置を決定するために、被検体に向けて可視光を照射する
    第3の投光器を更に備えることを特徴とする請求項2に
    記載のスキャン範囲設定装置。
  4. 【請求項4】 前記可視光は、略平行の可視光であるこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載のスキャン範囲
    設定装置。
  5. 【請求項5】 前記投光手段は、前記可視光の、前記搬
    送方向における照射範囲を制御する制御手段を備え、 前記検出手段は、前記投光手段の前記搬送方向における
    前記位置情報および前記制御手段の制御値を検出するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のスキャン範囲設定装
    置。
  6. 【請求項6】 ガントリ装置に向けて搬送するためのテ
    ーブルに載置された被検体の搬送方向のスキャン範囲を
    決定するための、X線CTシステムにおけるスキャン範
    囲設定装置の制御方法であって、 前記テーブルに載置された被検体を挟んで該テーブルに
    対向する位置に設けられ、前記搬送方向に沿ってスライ
    ド可能な、可視光を照射する投光手段の、前記搬送方向
    における位置情報を検出する検出工程と、 当該スキャン範囲設定装置と前記ガントリ装置とに接続
    され、該ガントリ装置に対してスキャンに係る情報を出
    力する操作コンソールに、前記検出された位置情報を出
    力する出力工程と、 を有することを特徴とするスキャン範囲設定装置の制御
    方法。
  7. 【請求項7】 被検体に複数方向からX線を照射するこ
    とで投影データを収集するスキャンを行うためのガント
    リ装置と、 該ガントリ装置に接続され、該ガントリ装置に対してス
    キャンに係る情報を出力する操作コンソールと、 テーブルに載置された被検体を、前記ガントリ装置に向
    けて搬送する搬送装置と、 前記操作コンソールに接続され、前記テーブルに載置さ
    れた被検体の搬送方向のスキャン範囲を決定するための
    スキャン範囲設定装置と、で構成されるX線CTシステ
    ムであって、 前記スキャン範囲設定装置は、 前記テーブルに載置された被検体を挟んで該テーブルに
    対向する位置に設けられ、前記搬送方向に沿ってスライ
    ド可能な、可視光を照射する投光手段と、 該投光手段の前記搬送方向における位置情報を検出する
    検出手段と、 該件検出された前記位置情報を前記操作コンソールに出
    力する出力手段と、を備え、 前記操作コンソールは、 前記出力手段より入力された前記位置情報に基づいてス
    キャン範囲を決定する手段と、 該決定されたスキャン範囲内でスキャンを行うよう前記
    ガントリ装置に指示するスキャン指示手段と、 を備えることを特徴とするX線CTシステム。
  8. 【請求項8】 被検体に複数方向からX線を照射するこ
    とで投影データを収集するスキャンを行うためのガント
    リ装置と、 該ガントリ装置に接続され、該ガントリ装置に対してス
    キャンに係る情報を出力する操作コンソールと、 テーブルに載置された被検体を、前記ガントリ装置に向
    けて搬送する搬送装置と、 前記操作コンソールに接続されるとともに、前記テーブ
    ルに載置された被検体を挟んで該テーブルに対向する位
    置に設けられ、被検体の搬送方向に沿ってスライド可能
    な、可視光を照射する投光手段と、該投光手段の前記搬
    送方向における位置情報を検出する検出手段と、該検出
    された前記位置情報を前記操作コンソールに出力する出
    力手段と、を備え、被検体の前記搬送方向のスキャン範
    囲を決定するスキャン範囲設定装置と、で構成されるX
    線CTシステムにおける操作コンソールであって、 前記出力手段より入力された前記位置情報に基づいてス
    キャン範囲を決定する手段と、 該決定されたスキャン範囲内でスキャンを行うよう前記
    ガントリ装置に指示するスキャン指示手段と、 を備えることを特徴とするX線CTシステムにおける操
    作コンソール。
  9. 【請求項9】 被検体に複数方向からX線を照射するこ
    とで投影データを収集するスキャンを行うためのガント
    リ装置と、 該ガントリ装置に接続され、該ガントリ装置に対してス
    キャンに係る情報を出力する操作コンソールと、 テーブルに載置された被検体を、前記ガントリ装置に向
    けて搬送する搬送装置と、 前記操作コンソールに接続されるとともに、前記テーブ
    ルに載置された被検体を挟んで該テーブルに対向する位
    置に設けられ、被検体の搬送方向に沿ってスライド可能
    な、可視光を照射する投光手段と、該投光手段の前記搬
    送方向における位置情報を検出する検出手段と、該検出
    された前記位置情報を前記操作コンソールに出力する出
    力手段と、を備え、被検体の前記搬送方向のスキャン範
    囲を決定するスキャン範囲設定装置と、で構成されるX
    線CTシステムにおける操作コンソールの制御方法であ
    って、 前記出力手段より入力された前記位置情報に基づいてス
    キャン範囲を決定する工程と、 該決定されたスキャン範囲内でスキャンを行うよう前記
    ガントリ装置に指示するスキャン指示工程と、 を有することを特徴とするX線CTシステムにおける操
    作コンソールの制御方法。
  10. 【請求項10】 被検体に複数方向からX線を照射する
    ことで投影データを収集するスキャンを行うためのガン
    トリ装置と、 該ガントリ装置に接続され、該ガントリ装置に対してス
    キャンに係る情報を出力する操作コンソールと、 テーブルに載置された被検体を、前記ガントリ装置に向
    けて搬送する搬送装置と、 前記操作コンソールに接続されるとともに、前記テーブ
    ルに載置された被検体を挟んで該テーブルに対向する位
    置に設けられ、被検体の搬送方向に沿ってスライド可能
    な、可視光を照射する投光手段と、該投光手段の前記搬
    送方向における位置情報を検出する検出手段と、該検出
    された前記位置情報を前記操作コンソールに出力する出
    力手段と、を備え、被検体の前記搬送方向のスキャン範
    囲を決定するスキャン範囲設定装置と、で構成されるX
    線CTシステムにおける操作コンソール用のプログラム
    コードを格納する記憶媒体であって、 前記出力手段より入力された前記位置情報に基づいてス
    キャン範囲を決定する工程のプログラムコードと、 該決定されたスキャン範囲内でスキャンを行うよう前記
    ガントリ装置に指示するスキャン指示工程のプログラム
    コードと、 を格納することを特徴とする記憶媒体。
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