JP4341943B2 - 伝票綴り付き媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真の現像、焼増しのデリバリに用いられるDP袋等の伝票綴り付き媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、写真の現像、焼増しのデリバリに用いられるDP袋は、複数枚の複写伝票が貼付された形態をしており、各所で伝票を一枚づつ剥がすようにして使用されている。従来、この複数枚の伝票の貼付方法としては、各伝票における上辺からほぼ同位置に線状に糊を引き、重ね合わせて接着する方法が採られており、この場合、下の枚目の接着が上の枚目の接着より弱くならないよう糊の盛り量等を調節している。また、下部の台紙となるべき封筒等の媒体に、個々の伝票の位置をずらして直接接着することも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた前者の形態では、糊の盛り量による各枚目の接着力の調整は微妙で難しく、各枚目の接着力が段階的にならないと、最上位の一枚を剥離しようとしても他の枚目の接着の弱い部分から剥離し、複数枚が同時に剥がれるという不都合があった。また、後者の形態では、一枚づつ確実に剥離できるという利点はあるものの、下の枚目の接着線のある辺に対して上の枚目の接着線のある辺が外側にずれている必要があるため、製造するに際しては、下枚目から順に接着しなければならず、また丁合をとるために必要とした部分の除去作業を完了していかなければならないなど、製造工程が限定されるという問題がある。
【0004】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、伝票が複数枚同時に剥がれるようなことがなく、一枚づつ確実に剥離でき、しかも製造が簡単な伝票綴り付き媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の伝票綴り付き媒体は、複数枚の伝票を各伝票の上辺部で線状に塗布した接着剤により綴じ合わせてなる伝票綴りと、その伝票綴りが貼付された台紙となるべき媒体とからなり、上から1枚目の伝票の接着線が最も上辺部に近く設けられ、以下枚目の接着線が順次下方にずれた状態で接着することで伝票綴りが形成されており、その伝票綴りが貼付される媒体との接着線が上辺より最も離れた位置に設けられていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、具体例を挙げて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0007】
図1は本発明に係る伝票綴り付き媒体としての小伝票付きDP袋の一例を示す正面図であり、図2は図1のA−A断面図である。
【0008】
このDP袋1は、袋下紙2に袋上紙3を重ね、各々の左右辺と切取り予定線10の内側の下部の辺の3辺を接着剤12により接着して袋状としたものに、お預り引換券としての1枚目伝票4、お店控えとしての2枚目伝票5、受領書としての3枚目伝票6、納品書としての4枚目伝票7の計4枚の伝票からなる伝票綴り11が貼付された構成になっている。
【0009】
伝票綴り11の各枚目間は、線状に引かれた接着剤9により綴じ合わされている。この場合、図2に示すように、1枚目伝票4と2枚目伝票5の間の接着剤9が最もその上辺に近い位置に引かれ、以下の枚目間は順次下方にずらして接着剤9が線状に引かれており、袋上紙3と4枚目伝票7との接着も同様にその枚目の接着位置より下方にずらして接着剤9が引かれている。すなわち、この部分の接着が一番下方にて行われることになる。引かれる接着剤9の線幅は通常1mm程度であるが、各枚目間の接着剤9を引く位置のずらし量は上下の線と線が重ならない程度にずれていればよい。すなわち、線幅程度づつずらせばよい。
【0010】
図1及び図2に示すDP袋1の製造方法は次のようである。まず、1枚目から4枚目までの伝票と袋上紙3と袋下紙2を、図1で言えば横に並べた状態の連続したものとして各々別々に事前に印刷しておく。この時、袋上紙3と袋下紙2の相対する2辺に沿って用紙送り用のマージナルホール8を設けておく。また、1から4枚目の伝票は接着辺となる辺の外側にマージナルホールを設けた用紙送り部を設けておき、接着後に切り取るためのミシンを接着線の外側にあたる位置に入れておく。なお、袋上紙3も同様に袋の開口部となる側のマージナルホールを後で切り取るためのミシンを入れておく必要がある。
【0011】
このように各枚目ごとに事前に印刷された用紙は、コレーターと呼ばれる機械でマージナルホールにより各々送られながら(例えば図1でいうならば左方向に)、各枚目ごとに糊を塗布された後に重ね合わされて接着される。この時、各枚目ともマージナルホールにより搬送されるので事前の印刷の位置等がずれることがない。このようにして接着された後、不要となった袋上紙3の開口部側のマージナルホール部分と、1枚目から4枚目までの伝票のマージナルホールの部分は、切取り用のミシン目から一括して切り取られ除去される。なお、従来の技術で述べた形態、すなわち封筒等の媒体に個々の伝票の位置をずらして直接接着する形態では、図3に示すようになるので、このように一括して不要部分のマージナルホール8の部分を除去することができない。
【0012】
図4(a),(b)は上記DP袋1における1枚目伝票4を剥離する様子を示す説明図である。
【0013】
図4(a)に示すように、1枚目伝票4の下方を持って矢印13方向に捲り上げ剥離しようとすると、図4(b)に示す如く、剥離しようとする力は最初に剥離しようとする1枚目伝票4と2枚目伝票5の間の接着剤9に働き(矢印14)、順次下枚目に伝わるが、矢印15のように下の各枚目の伝票の先端を斜め前方に引っ張るような形でかかるため、接着面を剥離する力にはなりにくい。それに対し、1枚目伝票4にかかる力14は斜め上方に引っ張るために効率よく作用するので先に剥離を始めやすい。そして、一旦剥離を開始するとさらに下の枚目に加わる力は減少するので、確実に1枚目伝票4のみ剥離することができる。以下の枚目においても同様で、最上位枚目が一番剥離しやすい状態となるので、1枚づつ確実に剥離することができる。これに対し、各枚目同じ位置で接着した場合は、各枚目間ほぼ同じ力が同時にかかるので一番接着力の弱い部分から剥離しやすい。
【0014】
なお、図5に示すように、逆に下枚目間の接着位置の方が上方にあるときは、下の2枚目伝票5が持ち上げられ、接着面にかかる力14は下にほとんど伝わってしまうので、最終的には最も上方で接着した枚目間の接着面に最も力がかかり、そこから剥離しやすくなり、1枚ごとの確実な剥離ができない。また、接着線が各枚目の同位置にある場合は、剥離しようとする力が同時に上方向にかかるため、接着が弱い枚目があるとそこから剥離を開始してしまい、複数枚同時に剥離されてしまう。
【0015】
図6は本発明に係る伝票綴り付き媒体としての小伝票付きDP袋の別の例を示す正面図であり、図7は図6のB−B断面図である。
【0016】
このDP袋1は、先に伝票綴り11を綴じ合わせておき、袋上紙3と袋下紙2とからなる袋に貼付したものである。図1及び図2に示したDP袋と同様に、図示の如く伝票間の接着位置は順次下方にずらされており、かつ、DP袋1との接着部もさらに下方になるように設けて貼付されており、図1及び図2に示したDP袋と同様の効果が得られる。
【0017】
なお、上記した例のように接着剤は連続した線状に限るものではなく、断続的に引かれたものでもよい。また、伝票綴りの枚数も2枚以上であれば何枚でも効果は同じである。また、本発明の伝票綴り付き媒体は、DP袋の用途以外でもよく、台紙となるべき紙等の媒体に複数枚の伝票を貼付し、1枚づつ剥離して使用する用途のものに適用可能である。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の伝票綴り付き媒体は、複数枚の伝票を各伝票の上辺部で線状に塗布した接着剤により綴じ合わせてなる伝票綴りと、その伝票綴りが貼付された台紙となるべき媒体とからなり、上から1枚目の伝票の接着線が最も上辺部に近く設けられ、以下枚目の接着線が順次下方にずれた状態で接着することで伝票綴りが形成されており、その伝票綴りが貼付される媒体との接着線が上辺より最も離れた位置に設けられていることを特徴としているので、伝票綴りが貼付されている封筒等の媒体を持ち伝票綴りの1枚目を下方から上方へ捲りあげ剥離しようとすると、1枚目伝票と2枚目伝票との間に存在する接着線に剥離しようとする力が最初に伝わって剥離を開始し、一旦剥離を開始すると、力はその下の枚目にはほとんど伝わらなくなるので、下の枚目を同時に剥離することなく確実に最上部の1枚を剥離でき、以下枚目の剥離においても同様に最上部の枚目の接着線に優先的に力がかかり、1枚づつ確実に剥離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る伝票綴り付き媒体としての小伝票付きDP袋の一例を示す正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】従来の形態のDP袋を図2と対応して示す説明図である。
【図4】図1及び図2に示したDP袋における1枚目伝票を剥離する様子を示す説明図である。
【図5】本発明とは異なる形態のDP袋における1枚目伝票を剥離する様子を示す説明図である。
【図6】本発明に係る伝票綴り付き媒体としての小伝票付きDP袋の別の例を示す正面図である。
【図7】図6のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 小伝票付きDP袋
2 袋下紙
3 袋上紙
4 1枚目伝票
5 2枚目伝票
6 3枚目伝票
7 4枚目伝票
8 マージナルホール
9 接着剤
10 切取り予定線
11 伝票綴り
12 接着剤
Claims (1)
- 複数枚の伝票を各伝票の上辺部で線状に塗布した接着剤により綴じ合わせてなる伝票綴りと、その伝票綴りが貼付された台紙となるべき媒体とからなり、上から1枚目の伝票の接着線が最も上辺部に近く設けられ、以下枚目の接着線が順次下方にずれた状態で接着することで伝票綴りが形成されており、その伝票綴りが貼付される媒体との接着線が上辺より最も離れた位置に設けられていることを特徴とする伝票綴り付き媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000193982A JP4341943B2 (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | 伝票綴り付き媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000193982A JP4341943B2 (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | 伝票綴り付き媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002011975A JP2002011975A (ja) | 2002-01-15 |
JP4341943B2 true JP4341943B2 (ja) | 2009-10-14 |
Family
ID=18692882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000193982A Expired - Lifetime JP4341943B2 (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | 伝票綴り付き媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4341943B2 (ja) |
-
2000
- 2000-06-28 JP JP2000193982A patent/JP4341943B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2002011975A (ja) | 2002-01-15 |
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