JP4341654B2 - 液体噴射ヘッドユニットの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被位置決め部材のアライメントマークをアライメントマスクに設けられた基準マークに位置合わせするアライメント方法及びそれに用いられるアライメントマスクに関し、特に、被位置決め部材として液体噴射ヘッドを固定板に固定する際の液体噴射ヘッドユニットのアライメント方法に関する。
インクジェット式プリンタやプロッタ等のインクジェット式記録装置は、インクカートリッジやインクタンクなどの液体収容部に収容されたインクをインク滴として吐出するインクジェット式記録ヘッドを含むインクジェット式記録ヘッドユニット(以下、ヘッドユニットと言う)を具備する。ここで、インクジェット式記録ヘッドは並設されたノズル開口からなるノズル列を有するもので、そのインク吐出面側はカバーヘッドで保護されている。カバーヘッドは、インクジェット式記録ヘッドのインク滴吐出面側に設けられてノズル開口を露出する開口窓部を有する窓枠部と、窓枠部からインクジェット式記録ヘッドの側面側に折り曲げ成形された側壁部とを有し、側壁部をインクジェット式記録ヘッドの側面に接合することで固定されている(例えば、特許文献1参照)。
また、カバーヘッドや固定板等の固定部材と複数のインクジェット式記録ヘッドとを接合する際には、平板状のガラスからなるアライメントマスクに設けられた基準マークに、ノズルプレートに設けられてノズル開口と同一形状のアライメントマークが合致するように固定部材に対しインクジェット式記録ヘッドを動かして所定位置決めを行なっている。
特開2002−160376号公報(第4頁、図3)
このようなヘッドユニットのアライメント方法では、マスク部材となるガラスなどの透明部材に設けた基準マークとノズルプレートに設けたアライメントマークとを顕微鏡及びCCDカメラで構成される撮像手段によって同時に撮影して画像を取得し、画像を確認しながら位置合わせが行われるが、アライメントマークは上述のようにノズル開口と同一形状の貫通孔で形成されているため、撮像手段により取得された画像には、アライメントマークは黒色で撮影されると共に、アライメントマークが黒色であるためアライメントマークとのコントラスト比を高くするために基準マークは白色で撮影される。また、撮像手段により取得された画像の背景は、ノズルプレートの表面に反射した光によって白に近い白系色となる。
このため、取得した画像を画像処理して、アライメントマーク及び基準マークと背景との境界を検出しようとすると、白に近い白系色の背景と黒系色のアライメントマークとのコントラスト比が高いことから黒色系のアライメントマークの境界は高精度に検出することができるが、アライメントマスクにガラスなどの透明部材を用いているため、ノズルプレートの背景色が当該アライメントマスクを透過して撮像手段で撮影されるため、白に近い背景と白系色の基準マークとはコントラスト比が低く、基準マークの境界にばらつきが生じ、基準マークの境界を高精度に検出することができず、アライメント精度が低下してしまうという問題がある。
なお、このような問題は、インクジェット式記録ヘッドユニット等の液体噴射ヘッドユニットのアライメント方法に限定されず、被位置決め部材のアライメントマークをアライメントマスクに設けられた基準マークに位置合わせするアライメント方法においても同様に存在する。
本発明はこのような事情に鑑み、アライメントマーク及び基準マークの境界を高精度に検出して、アライメント精度を向上させることができる液体噴射ヘッドユニットの製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、被位置決め部材に設けられたアライメントマークと、アライメントマスクに設けられた基準マークとを相対向するように配置し、前記アライメントマスクの前記基準マークが設けられた面とは反対側の面側から、前記アライメントマークが黒系色又は白系色の何れか一方の色で表示されると共に前記基準マークが黒系色又は白系色の他方の色で表示された画像を取得し、該画像を確認しながら前記アライメントマークを前記基準マークに位置合わせする際に、前記アライメントマスクの前記基準マークよりも前記被位置決め部材側の少なくとも前記画像として取得される領域に、前記画像として取得された際に前記アライメントマークと前記基準マークとのそれぞれに対してコントラスト比が高くなる表面処理を行ってから、前記アライメントマークを前記基準マークに位置合わせすることを特徴とするアライメント方法にある。
かかる第1の態様では、アライメントマスクに表面処理を行うことで、撮像手段が撮影した画像において、黒系色又は白系色の何れか一方の基準マークと黒系色又は白系色の他方のアライメントマークとに対して背景のコントラスト比を高くすることができ、基準マークと背景との境界及びアライメントマークと背景との境界を高精度に検出することができる。
本発明の第2の態様は、前記表面処理が、前記アライメントマスクの前記基準マークよりも前記被位置決め部材側に薄膜を形成することであることを特徴とする第1の態様のアライメント方法にある。
かかる第2の態様では、薄膜を形成する表面処理を行うことで、容易にアライメントマークと基準マークとのそれぞれに対してコントラスト比を高めることができる。
本発明の第3の態様は、前記薄膜が、金属膜からなることを特徴とする第2の態様のアライメント方法にある。
かかる第3の態様では、金属膜を形成する表面処理を行うことによって、容易にアライメントマークと基準マークとのそれぞれに対してコントラスト比を高めることができる。
本発明の第4の態様は、前記薄膜をスパッタリング法により形成することを特徴とする第2又は3の態様のアライメント方法にある。
かかる第4の態様では、金属膜を容易に且つ所望の厚さで形成することができ、コントラスト比の調整を容易に行うことができる。
本発明の第5の態様は、前記表面処理が、前記アライメントマスクの前記基準マークよりも前記被位置決め部材側に着色フィルムを貼付することであることを特徴とする第1の態様のアライメント方法にある。
かかる第5の態様では、着色フィルムを貼付する表面処理を行うことで、容易にアライメントマークと基準マークとのそれぞれに対してコントラスト比を高めることができる。
本発明の第6の態様は、前記表面処理が、前記アライメントマスクの前記基準マークよりも前記被位置決め部材側をブラスト処理することであることを特徴とする第1の態様のアライメント方法にある。
かかる第6の態様では、ブラスト処理からなる表面処理を行うことで、容易にアライメントマークと基準マークとのそれぞれに対してコントラスト比を高めることができる。
本発明の第7の態様は、前記表面処理が、前記基準マークよりも前記被位置決め部材側の前記アライメントマーク上を含む全面に亘って行うことを特徴とする第1〜6の何れかの態様のアライメント方法にある。
かかる第7の態様では、基準マークはアライメントマスクの他方面側から撮影されるため、表面処理された表面が基準マークの撮影時に介在することがなく、基準マークのコントラスト比を低減することがない。また、アライメントマスクの全面に亘って表面処理を施すことによって、表面処理を行う際のマスクやパターニング等の工程が不要となりコストを低減することができる。
本発明の第8の態様は、前記基準マークが環形状を有すると共に、前記アライメントマークが、前記基準マークの内径よりも小さな外径を有することを特徴とする第1〜7の何れかの態様のアライメント方法にある。
かかる第8の態様では、アライメントマークを環形状の基準マークに容易にアライメントすることができると共に、アライメントマークの位置合わせを基準マークとの隙間によって調整することができ、高精度なアライメントを行うことができる。
本発明の第9の態様は、前記表面処理が、前記基準マークの内側で、当該基準マークと前記アライメントマークとのそれぞれに対してコントラスト比が高くなるように行うと共に、前記表面処理が、前記基準マークの外側で、当該基準マークに対して前記基準マークの内側よりもコントラスト比が高くなるように行うことを特徴とする第8の態様のアライメント方法にある。
かかる第9の態様では、基準マークの外側の背景を基準マークの内側よりもコントラスト比が高くなるようにすることで、基準マークと外側の背景とのコントラスト比が高くなり、基準マークを発見し易くすることができる。
本発明の第10の態様は、前記表面処理が、前記基準マークの内側で、当該基準マークと前記アライメントマークとのそれぞれに対してコントラスト比が高くなるように行うと共に、前記表面処理が、前記基準マークの外側で、当該基準マークに対して前記基準マークの内側よりもコントラスト比が低くなるように行うことを特徴とする第8の態様のアライメント方法にある。
かかる第10の態様では、基準マークの外側の背景を基準マークの内側よりもコントラスト比が低くなるようにすることで、基準マークの外側とアライメントマークとのコントラスト比を高くすることができ、アライメントマークが基準マークの外側に存在するときに、アライメントマークを発見し易くすることができる。
本発明の第11の態様は、第1〜10の何れかの態様のアライメント方法によって、液体を噴射するノズル開口が設けられたノズルプレートを有すると共に該ノズルプレートに前記アライメントマークが設けられた液体噴射ヘッドからなる前記被位置決め部材を、複数の液体噴射ヘッドを保持する固定部材に位置合わせすることを特徴とする液体噴射ヘッドユニットのアライメント方法にある。
かかる第11の態様では、液体噴射ヘッドと固定部材との位置合わせを高精度に行うことができるため、液体噴射特性を向上した液体噴射ヘッドユニットを実現できる。
本発明の第12の態様は、前記アライメントマークが、前記ノズルプレートに設けられた前記ノズル開口と同一形状を有することを特徴とする第11の態様の液体噴射ヘッドユニットのアライメント方法にある。
かかる第12の態様では、アライメントマークが黒系色で撮影されると共に、アライメントマークをノズル開口と同時に形成することができ、アライメントマークを容易に且つ高精度に形成することができる。
本発明の第13の態様は、被位置決め部材に設けられたアライメントマークと、マスク本体に設けられた基準マークとを相対向するように配置し、前記アライメントマークが黒系色又は白系色の何れか一方の色で表示されると共に前記基準マークが黒系色又は白系色の他方の色で表示された画像を取得し、該画像を確認しながら前記アライメントマークを前記基準マークに位置合わせする際に用いられるアライメントマスクであって、前記マスク本体の前記基準マークよりも前記被位置決め部材側の少なくとも前記画像として取得される領域に、前記画像として取得された際に前記アライメントマークと前記基準マークとのそれぞれに対してコントラスト比が高くなる表面処理が行われていることを特徴とするアライメントマスクにある。
かかる第13の態様では、アライメントマスクに表面処理を行うことで、撮像手段が撮影した画像において、黒系色又は白系色の何れか一方の基準マークと黒系色又は白系色の他方のアライメントマークとに対して背景のコントラスト比を高くすることができ、基準マークと背景との境界及びアライメントマークと背景との境界を高精度に検出することができる。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
本発明の実施の形態に係る液体噴射ヘッド用アライメントマスクを説明するのに先立ち当該アライメントの対象となる液体噴射ヘッドユニットの一例であるインクジェット式記録ヘッドユニットの一例について説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る液体噴射ヘッドユニットの一例であるインクジェット式記録ヘッドユニットを示す分解斜視図であり、図2は、インクジェット式記録ヘッドユニットの組立斜視図であり、図3は、その要部断面図である。図1に示すように、液体噴射ヘッドユニットの一例であるインクジェット式記録ヘッドユニット200(以下、ヘッドユニット200と言う)を構成する保持部材であるカートリッジケース210は、インク供給手段(液体供給手段)であるインクカートリッジ(図示なし)がそれぞれ装着されるカートリッジ装着部211を有する。例えば、本実施形態では、インクカートリッジは、ブラック及び3色のカラーインクが充填された別体で構成され、カートリッジケース210には、各色のインクカートリッジがそれぞれ装着される。また、カートリッジケース210の底面には、図3に示すように、一端が各カートリッジ装着部211に開口し、他端が後述するヘッドケース側に開口する複数のインク連通路212が設けられている。さらに、カートリッジ装着部211のインク連通路212の開口部分には、インクカートリッジのインク供給口に挿入されるインク供給針213が、インク内の気泡や異物を除去するためにインク連通路212に形成されたフィルタ(図示なし)を介して固定されている。
また、このようなカートリッジケース210の底面側には、複数の圧電素子300を有すると共に、カートリッジケース210とは反対側の端面に圧電素子300の駆動によってノズル開口21からインク滴を吐出するインクジェット式記録ヘッド220が固定されるヘッドケース230を有する。本実施形態では、インクカートリッジの各色のインクを吐出するインクジェット式記録ヘッド220がインク色毎に対応して複数設けられ、ヘッドケース230も各インクジェット式記録ヘッド220に対応してそれぞれ独立して複数設けられている。
ここで、カートリッジケース210に搭載される本実施形態の液体噴射ヘッドの一例であるインクジェット式記録ヘッド220及びヘッドケース230について説明する。図4は、インクジェット式記録ヘッド及びヘッドケースの要部の分解斜視図であり、図5は、インクジェット式記録ヘッド及びヘッドケースの断面図である。図4及び図5に示すように、インクジェット式記録ヘッド220を構成する流路形成基板10は、本実施形態では、シリコン単結晶基板からなり、その一方面には予め熱酸化により形成した二酸化シリコンからなる弾性膜50が形成されている。この流路形成基板10には、その他方面側から異方性エッチングすることにより、複数の隔壁によって区画された圧力発生室12が、幅方向に並設された列が2列形成されている。また、各列の圧力発生室12の長手方向外側には、後述する保護基板30に設けられるリザーバ部31と連通し、各圧力発生室12の共通のインク室となるリザーバ100を構成する連通部13が形成されている。また、連通部13は、インク供給路14を介して各圧力発生室12の長手方向一端部とそれぞれ連通されている。
また、流路形成基板10の開口面側には、各圧力発生室12のインク供給路14とは反対側で連通するノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が接着剤や熱溶着フィルム等を介して固着されている。すなわち、本実施形態では、1つのインクジェット式記録ヘッド220にノズル開口21の並設されたノズル列21Aが2列設けられている。なお、ノズルプレート20は、厚さが例えば、0.01〜1mmで、線膨張係数が300℃以下で、例えば2.5〜4.5[10−6/℃]であるガラスセラミックス、シリコン単結晶基板又はステンレス鋼などからなる。また、ノズルプレート20には、詳しくは後述する固定板250との位置合わせを行う際に使用されるアライメントマーク22が設けられている。本実施形態では、アライメントマーク22として、ノズル開口21と同一形状の円形状の開口を有する貫通孔をノズル開口21の並設方向の外側に2つ設けるようにした。このように、アライメントマーク22として、ノズル開口21と同一形状のものを設けることで、ステンレス鋼からなるノズルプレート20にノズル開口21をポンチにより形成する際に、アライメントマーク22を同時に同一ピッチで形成することができる。
一方、流路形成基板10の開口面とは反対側には、弾性膜50上に、金属からなる下電極膜と、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等からなる圧電体層と、金属からなる上電極膜とを順次積層することで形成された圧電素子300が形成されている。このような圧電素子300が形成された流路形成基板10上には、リザーバ100の少なくとも一部を構成するリザーバ部31を有する保護基板30が接合されている。このリザーバ部31は、本実施形態では、保護基板30を厚さ方向に貫通して圧力発生室12の幅方向に亘って形成されており、上述のように流路形成基板10の連通部13と連通されて各圧力発生室12の共通のインク室となるリザーバ100を構成している。
また、保護基板30の圧電素子300に対向する領域には、圧電素子300の運動を阻害しない程度の空間を有する圧電素子保持部32が設けられている。このような保護基板30としては、ガラス、セラミック、金属、プラスチック等を挙げることができるが、流路形成基板10の熱膨張率と略同一の材料を用いることが好ましく、本実施形態では、流路形成基板10と同一材料のシリコン単結晶基板を用いて形成した。
さらに、保護基板30上には、各圧電素子300を駆動するための駆動IC110が設けられている。この駆動IC110の各端子は、図示しないボンディングワイヤ等を介して各圧電素子300の個別電極から引き出された引き出し配線と接続されている。そして、駆動IC110の各端子には、図1に示すような、フレキシブルプリントケーブル(FPC)等の外部配線111を介して外部と接続され、外部から外部配線111を介して印刷信号等の各種信号を受け取るようになっている。
また、このような保護基板30上には、コンプライアンス基板40が接合されている。コンプライアンス基板40のリザーバ100に対向する領域には、リザーバ100にインクを供給するためのインク導入口44が厚さ方向に貫通することで形成されている。また、コンプライアンス基板40のリザーバ100に対向する領域のインク導入口44以外の領域は、厚さ方向に薄く形成された可撓部43となっており、リザーバ100は、可撓部43により封止されている。この可撓部43により、リザーバ100内にコンプライアンスを与えている。
このように、本実施形態のインクジェット式記録ヘッド220は、ノズルプレート20、流路形成基板10、保護基板30及びコンプライアンス基板40の4つの基板で構成されている。そして、このようなインクジェット式記録ヘッド220のコンプライアンス基板40上には、インク導入口44に連通すると共にカートリッジケース210のインク連通路212に連通して、カートリッジケース210からのインクをインク導入口44に供給するインク供給連通路231が設けられたヘッドケース230が設けられている。このヘッドケース230には、可撓部43に対向する領域に凹部232が形成され、可撓部43の撓み変形が適宜行われるようになっている。また、ヘッドケース230には、保護基板30上に設けられた駆動IC110に対向する領域に厚さ方向に貫通した駆動IC保持部233が設けられており、外部配線111は、駆動IC保持部233を挿通して駆動IC110と接続されている。
このような本実施形態のインクジェット式記録ヘッド220は、インクカートリッジからのインクをインク連通路212及びインク供給連通路231を介してインク導入口44から取り込み、リザーバ100からノズル開口21に至るまで内部をインクで満たした後、駆動IC110からの記録信号に従い、圧力発生室12に対応するそれぞれの圧電素子300に電圧を印加し、弾性膜50及び圧電素子300をたわみ変形させることにより、各圧力発生室12内の圧力が高まりノズル開口21からインク滴が吐出する。
また、このようなインクジェット式記録ヘッド220を構成する各部材及びヘッドケース230には、組立時に各部材を位置決めするためのピンが挿入されるピン挿入孔234が角部の2箇所に設けられている。そして、ピン挿入孔234にピンを挿入して各部材の相対的な位置決めを行いながら部材同士を接合することで、インクジェット式記録ヘッド220及びヘッドケース230が一体的に形成される。
なお、上述したインクジェット式記録ヘッド220は、1枚のシリコンウェハ上に多数のチップを同時に形成し、ノズルプレート20及びコンプライアンス基板40を接着して一体化し、その後、図4に示すような1つのチップサイズの流路形成基板10毎に分割することによってインクジェット式記録ヘッド220となる。
このようなインクジェット式記録ヘッド220及びヘッドケース230は、上述したカートリッジケース210にノズル列21Aの並び方向に所定の間隔で4つ固定されている。すなわち、本実施形態のヘッドユニット200には、ノズル列21Aが8列設けられていることになる。このように複数のインクジェット式記録ヘッド220を用いて並設されたノズル開口21からなるノズル列21Aの多列化を図ることで、1つのインクジェット式記録ヘッド220にノズル列21Aを多列形成するのに比べて歩留まりの低下を防止することができる。また、ノズル列21Aの多列化を図るために複数のインクジェット式記録ヘッド220を用いることで、1枚のシリコンウェハから形成できるインクジェット式記録ヘッド220の取り数を増大させることができ、シリコンウェハの無駄な領域を減少させて製造コストを低減することができる。
また、このような4つのインクジェット式記録ヘッド220は、図1及び図3に示すように、複数のインクジェット式記録ヘッド220のインク滴吐出面に接合された共通の固定部材である固定板250によって位置合わせされて保持されている。固定板250は、平板からなり、ノズル開口21を露出する露出開口部251と、露出開口部251を画成すると共にインクジェット式記録ヘッド220のインク滴吐出面の少なくともノズル列21Aの両端部側に接合される接合部252とを具備する。
接合部252は、本実施形態では、複数のインクジェット式記録ヘッド220に亘ってインク滴吐出面の外周に沿って設けられた固定用枠部253と、隣接するインクジェット式記録ヘッド220の間に延設されて露出開口部251を分割する固定用梁部254とで構成され、固定用枠部253及び固定用梁部254からなる接合部252が複数のインクジェット式記録ヘッド220のインク滴吐出面に同時に接合されている。また、接合部252の固定用枠部253は、インクジェット式記録ヘッド220の製造時に各部材を位置決めするピン挿入孔234を塞ぐように形成されている。
このような固定板250の材料としては、例えば、ステンレス鋼などの金属、ガラスセラミックス又はシリコン単結晶板などが挙げられる。なお、固定板250は、ノズルプレート20との熱膨張の違いによる変形を防止するために、ノズルプレート20と熱膨張係数が同じ材料を用いるのが好ましい。例えば、ノズルプレート20がシリコン単結晶板で形成されているときは、固定板250をシリコン単結晶板で形成するのが好適である。
また、固定板250は、薄く形成するのが好ましく、後述するカバーヘッド240よりも薄くするのが好適である。これは、例えば、固定板250を厚くすると、詳しくは後述するインクジェット式記録ヘッド220のノズルプレート20に設けられたアライメントマーク22と、固定板250とを位置合わせする際に使用される液体噴射ヘッド用アライメント(以下、アライメントマスクと言う)の基準マークとの距離が遠くなり、アライメント精度を高めることが困難になると共に、ノズルプレート20のインク滴吐出面をワイピングした際に固定用梁部254の間などにインクが残留し易いからである。すなわち、固定板250を薄く形成することで、インクジェット式記録ヘッド220のアライメントマーク22とアライメントマスクの基準マークとの距離を短くして、位置合わせを容易に且つ高精度に行うことができると共に、ワイピングの際にインクがノズルプレート20のインク滴吐出面に残留するのを防止することができる。なお、本実施形態では、固定板250の厚さを0.1mmとした。また、固定板250とノズルプレート20との接合は、特に限定されず、例えば、熱硬化性のエポキシ系接着剤や、紫外線硬化型の接着剤などによる接着が挙げられる。
このように、固定板250が、固定用梁部254によって隣接するインクジェット式記録ヘッド220の間を塞いでいるため、隣接するインクジェット式記録ヘッド220の間にインクが侵入することがなく、圧電素子300や駆動IC110などのインクジェット式記録ヘッド220のインクによる劣化及び破壊を防止することができる。また、インクジェット式記録ヘッド220のインク滴吐出面と固定板250との間は、接着剤によって隙間なく接着されているため、隙間に被記録媒体が入り込むのを防止して固定板250の変形及び紙ジャムを防止することができる。
また、このような固定板250には、4つのインクジェット式記録ヘッド220が位置合わせされて固定されており、このようなインクジェット式記録ヘッド220の固定板250への位置合わせは、アライメントマスクを有するアライメント装置を用いて行うことができる。ここで、アライメントマスクを有するアライメント装置について詳細に説明する。なお、図6は、アライメント装置を示す断面図及びそのA−A′断面図であり、図7は、アライメントマスクを示す平面図及びそのB−B′断面図である。
図6に示すように、アライメント装置400は、被位置決め部材であるインクジェット式記録ヘッド220が位置合わせされる基準マーク411が上面側に設けられたアライメントマスク410と、アライメントマスク410の底面側を保持する保持テーブル420と、アライメントマスク410の上面側に設けられたベース治具430と、ベース治具430上に設けられてヘッドユニットの固定部材である固定板250を保持するスペーサ治具440と、保持テーブル420のアライメントマスク410とは反対側に設けられてアライメントマスク410の基準マーク411及びノズルプレート20のアライメントマーク22を確認する光学系を有する顕微鏡及びCCDカメラからなる撮像手段500とを具備する。
このようなアライメント装置400によれば、ベース治具430上にスペーサ治具440を介して固定板250を保持させて、アライメントマスク410の基準マーク411に対してインクジェット式記録ヘッド220のノズルプレート20に設けられた2つのアライメントマーク22を位置合わせすることにより、複数のインクジェット式記録ヘッド220の相対的な位置合わせをした状態で、この複数のインクジェット式記録ヘッド220のノズルプレート20と固定板250とを接着剤を介して接着することができる。
具体的には、アライメントマスク410は、例えば、ガラスなどの透明部材からなり、図7に示すように、アライメントマスク410の上面側には、各インクジェット式記録ヘッド220のアライメントマーク22がそれぞれ位置合わせされる基準マーク411が設けられている。本実施形態では、固定板250に4つのインクジェット式記録ヘッド220が固定されるため、アライメントマスク410には、基準マーク411が8個設けられている。勿論、基準マーク411の数は特にこれに限定されず、ヘッドユニット200に搭載されるインクジェット式記録ヘッド220の数、すなわち、固定板250に固定されるインクジェット式記録ヘッド220の数に応じて適宜設けるようにすればよい。
また、基準マーク411は、円形状の開口を有するノズル開口21と同一形状のアライメントマーク22に位置合わせされるものであり、内部にアライメントマーク22の外径よりも大きな内径を有する単穴が設けられた環形状を有する。このような基準マーク411の単穴にアライメントマーク22を所定の間隔となるように位置合わせすることで、インクジェット式記録ヘッド220はアライメントマスク410に位置合わせすることができる。
なお、基準マーク411は、例えば、金属等をスクリーン印刷することで形成することができる。また、このような基準マーク411は、詳しくは後述するが、撮像手段500によってアライメントマーク22と共に同時に撮影される。このとき、基準マーク411は、金属からなるため、撮像手段500の撮影時の光の反射によって、白色(白系色)で画像に表示される。また、アライメントマーク22は、ノズル開口21と同一形状の貫通孔からなるため、撮像手段500の撮影時の光が反射せずに黒色(黒系色)で画像に表示される。なお、画像処理によって色を反転させることで、基準マーク411を黒色(黒系色)で、アライメントマーク22を白色(白系色)で表示させることもできる。このため、撮像手段500が撮影した画像には、基準マーク411が黒系色又は白系色の何れか一方で表示され、アライメントマーク22が黒系色又は白系色の他方で表示されていればよい。
さらに、アライメントマスク410の基準マーク411が設けられた面には、表面処理が施されている。つまり、アライメントマスク410の基準マーク411よりもノズルプレート20側の面に、後に詳述する表面処理膜412が設けられている。本実施形態では、アライメントマスク410の基準マーク411が設けられた面に、基準マーク411上を含む全面に亘って金属の薄膜からなる表面処理膜412を設けるようにした。このような表面処理膜412は、スパッタリング法又は蒸着法等により形成することができる。なお、表面処理膜412は、金属の薄膜に限定されず、例えば、樹脂の膜等であってもよい。
このようにアライメントマスク410の基準マーク411が設けられた面を表面処理することで、撮像手段500によってアライメントマーク22と基準マーク411とを同時に撮影した際に、撮影した画像には、基準マーク411が白色(白系色)で、アライメントマーク22が黒色(黒系色)で表示され、且つ表面処理膜412は、黒色のアライメントマーク22と白色の基準マーク411とのそれぞれに対してコントラスト比が高くなる灰色の背景色として表示される。すなわち、表面処理膜412は、撮像手段500が撮影した画像において、黒系色のアライメントマーク22と白系色の基準マーク411とのそれぞれに対してコントラスト比が高くなる色で撮影されるように、膜厚や材料等を適宜決定すればよい。例えば、表面処理膜412が基準マーク411と同じ厚さで形成された場合、表面処理膜412に撮像手段500の光が反射して白色に近くなり、基準マーク411と背景との境界が検出し難くなってしまうと共に、背景を透過してアライメントマーク22を撮影することができないという問題がある。このため、例えば、表面処理膜412は、基準マーク411よりも厚さを薄く形成するのが好ましい。
また、本実施形態では、表面処理膜412をアライメントマスク410の基準マーク411上を含む全面に亘って設けるようにしたが、アライメントマスク410は、基準マーク411が設けられた上面とは反対側の底面側から撮像手段500によって撮影されるため、表面処理膜412が基準マーク411の上に設けられることによって、表面処理膜412が基準マーク411の撮影時に介在することがない。また、アライメントマーク22は黒色(黒系色)からなるため、撮像手段500が表面処理膜412を介してアライメントマーク22を撮影しても、アライメントマーク22の色が変化することがない。
このように、アライメントマスク410の基準マーク411が設けられた面に表面処理を施すことによって、撮像手段500が撮像した画像において、黒色(黒系色)のアライメントマーク22と、白色(白系色)の基準マーク22と、これらのそれぞれにコントラスト比が高くなる表面処理膜412からなる背景とが撮影されるため、画像処理によりアライメントマーク22と背景との境界を高精度に検出することができると共に、基準マーク411と背景との境界を高精度に検出することができ、アライメントマーク22を基準マーク411に高精度に位置合わせすることができる。
一方、アライメント装置400の保持テーブル420は、図6に示すように、アライメントマスク410の基準マーク411が設けられた上面側とは反対側の底面側を保持するものであり、本実施形態では、装置本体(図示なし)に対してアライメントマスク410が保持される面方向(撮像手段500の光軸に直交する方向)に移動自在に設けられている。また、保持テーブル420には、アライメントマスク410の基準マーク411に相対向する領域に厚さ方向に貫通する貫通孔421が設けられており、撮像手段500の基準マーク411を経てアライメントマーク22に至る光路が確保されている。
ベース治具430は、保持テーブル420のアライメントマスク410が保持された面側に固定されると共に、底面側が開口してアライメントマスク410を覆う箱型形状を有するステンレス鋼等からなる。また、ベース治具430には、アライメントマスク410の基準マーク411に相対向する領域に厚さ方向に貫通する貫通孔431が設けられており、撮像手段500の基準マーク411を経てアライメントマーク22に至る光路が確保されている。
スペーサ治具440は、ベース治具430のアライメントマスク410とは反対側の面に保持されて、固定板250を保持するものである。具体的には、スペーサ治具440はステンレス鋼等の板状部材からなり、内部に真空ポンプ等の吸引手段(図示なし)が接続された吸引チャンバ441が複数設けられている。吸引チャンバ441は、スペーサ治具440の表面に開口して、固定板250の表面を吸引保持するようになっている。また、スペーサ治具440には、ベース治具430の貫通孔431に連通する連通孔442が設けられており、撮像手段500の基準マーク411を経てアライメントマーク22に至る光路が確保されている。すなわち、撮像手段500は、保持テーブル420の貫通孔421を介してアライメントマスク410を透過して基準マーク411を撮影すると共に、ベース治具430の貫通孔431及びスペーサ治具440の連通孔442を介してインクジェット式記録ヘッド220のアライメントマーク22を撮影するようになっている。
撮像手段500は、光学系を有する顕微鏡及びCCDカメラからなり、保持テーブル420のアライメントマスク410とは反対側に配置されている。そして、撮像手段500は、その光軸が基準マーク411を経てアライメントマーク22に至る方向となるように装置本体(図示なし)に固定されている。これにより、保持テーブル420を撮像手段500の光軸とは直交する方向に移動させることによって、撮像手段500によって複数の基準マーク411とアライメントマーク22とを撮影することができる。なお、本実施形態では、撮像手段500を装置本体に固定し、保持テーブル420を撮像手段500の光軸に直交する方向に移動させるようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、保持テーブル420を装置本体に固定し、撮像手段500を光軸と直交する方向に移動自在に設けるようにしてもよいが、この場合、光軸ずれなどが発生し易いなどの問題がある。また、撮像手段500を2つ、すなわち、撮像手段500をインクジェット式記録ヘッド220の2つのアライメントマーク22のそれぞれが位置合わせされる2つの基準マーク411にそれぞれ設けることで、保持テーブル420をインクジェット式記録ヘッド220の並設方向(ノズル列21Aの並設方向)のみに移動させるようにすればよく、また、全ての基準マーク411のそれぞれに対応して撮像手段500を設ければ、撮像手段500及び保持テーブル420を相対的に移動させる必要がなくなり、両者を装置本体に固定することができる。
さらに、本実施形態のアライメント装置400には、インクジェット式記録ヘッド220を固定板250側に押圧する押圧手段450が設けられている。本実施形態では、押圧手段450は、ベース治具430に着脱自在に設けられている。詳しくは、押圧手段450は、ベース治具430に両端が着脱自在に固定されてインクジェット式記録ヘッド220上に配置されるコ字状のアーム部451と、アーム部451に設けられて各インクジェット式記録ヘッド220を固定板250側に押圧する押圧部453とを具備する。
押圧部453は、アーム部451の各インクジェット式記録ヘッド220に相対向する領域にそれぞれ設けられている。本実施形態では、1つの固定板250にインクジェット式記録ヘッド220が4つ固定されるため、押圧部453はインクジェット式記録ヘッド220と同数である4つ設けられている。
この押圧部453は、アーム部451に挿通されて軸方向に移動自在に設けられた円柱形状を有する押圧ピン454と、押圧ピン454の基端部側に設けられて押圧ピン454をインクジェット式記録ヘッド220側に付勢する付勢手段455と、押圧ピン454とインクジェット式記録ヘッド220との間に配置される押圧コマ459とで構成されている。
押圧ピン454は、先端が半球状に形成され、押圧コマ459上に点接触して押圧コマ459を押圧するようになっている。
付勢手段455は、アーム部451に設けられて押圧ピン454をインクジェット式記録ヘッド220側に付勢するものであり、本実施形態では、押圧ピン454の基端部側を囲むように設けられたねじ保持部456と、ねじ保持部456に螺合するねじ部457と、ねじ部457の先端面と押圧ピン454の基端部との間に設けられた付勢ばね458とを具備する。
このような付勢手段455は、ねじ部456のねじ保持部456に対する締め付け量により、付勢ねじ458が押圧する押圧ピン454を押圧する圧力を調整することができる。これにより、押圧ピン454が押圧コマ459を押圧する圧力をそれぞれ調整可能となっている。
押圧コマ459は、押圧ピン454とインクジェット式記録ヘッド220の保護基板30との間に配置され、押圧ピン454が押圧コマ459の上面に点接触し、その押圧ピン454の押圧力をインクジェット式記録ヘッド220の保護基板30上のほぼ全面に均等に伝播させた状態でインクジェット式記録ヘッド220を押圧することができる。押圧ピン454の先端をインクジェット式記録ヘッド220の保護基板30上に直接接触させるよりも押圧コマ459によってインクジェット式記録ヘッド220全体を押圧することになり、インクジェット式記録ヘッド220を固定板250に確実に固定することができる。なお、この押圧コマ459は、インクジェット式記録ヘッド220の保護基板30の外周形状と同一の大きさか、又は若干小さな外周形状をなしている。
このような押圧手段450は、ベース治具430と共に保持テーブル420から取り外すことができる。このため、複数のベース治具430と押圧手段450とを用意しておけば、インクジェット式記録ヘッド220と固定板250とを接着する接着剤が硬化する間、押圧手段450をベース治具430と共に保持テーブル420から取り外して、アライメント装置400を次のヘッドユニットの組み立てに使用することができる。これによって、アライメント装置400のコストを低減することができる。
このようなアライメント装置400によれば、撮像手段500によってインクジェット式記録ヘッド220のアライメントマーク22と、アライメントマスク410の基準マーク411とを同時に撮像しながら、このアライメントマーク22が基準マーク411の単穴に所定の間隔となるように移動させることにより、インクジェット式記録ヘッド220をアライメントマスク410に対して所定位置にアライメントすることができる。
ここで、このようなアライメント装置400を用いたヘッドユニットのアライメント方法についてさらに詳細に説明する。なお、図8は、ヘッドユニットのアライメント方法を示すアライメントマスクの底面側からの平面図であり、図9は、撮像手段により撮影した画像の一例である。
図8(a)に示すように、撮像手段500の光軸の中心にアライメントマスク410の基準マーク411を位置合わせする。具体的には、撮像手段500によって透明部材であるアライメントマスク410の底面側から基準マーク411を撮像しながら、保持テーブル420を移動させることにより、撮像手段500の中心に基準マーク411の中心を位置合わせする。
次に、図8(b)に示すように、ベース治具430上にスペーサ治具440を介して固定板250を吸引保持させる。
次に、図8(c)に示すように、インクジェット式記録ヘッド220と固定板250とを接着剤を介して当接させた状態で、撮像手段500によって、アライメントマスク410の基準マーク411とインクジェット式記録ヘッド220のノズルプレート20に設けられたアライメントマーク22とを同時に撮影しながら、このアライメントマーク22が基準マーク411の単穴に所定の間隔となるように移動する。
このとき、図9に示すように、撮像手段500によってアライメントマーク22と基準マーク411とを同時に撮影した画像には、基準マーク411が白色(白系色)で、アライメントマーク22が黒色(黒系色)で表示される。なお、本実施形態では、撮像手段500によって、基準マーク411が白色(白系色)で、アライメントマーク22が黒色(黒系色)で表示される画像を取得するようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、画像処理によって色を反転させることで、基準マーク411を黒色(黒系色)で、アライメントマーク22を白色(白系色)で表示させることもできる。すなわち、撮像手段500が撮影した画像には、基準マーク411が黒系色又は白系色の何れか一方で表示され、アライメントマーク22が黒系色又は白系色の他方で表示されていればよい。
また、本実施形態では、アライメントマスク410の基準マーク411が設けられた面に、上述のように薄膜の表面処理膜412を設けた表面処理を施しておくことで、表面処理膜412は、黒色のアライメントマーク22と白色の基準マーク411とのそれぞれに対してコントラスト比が高くなる灰色の背景色として表示される。このため、基準マーク411と背景との境界と、アライメントマーク22と背景との境界とを画像処理により高精度に検出することができ、アライメント精度を向上することができる。ここで表面処理膜412は、アライメントマスク410の一方の面の全面に設けられているが、表面処理膜412が厚すぎると、ノズルプレート20に形成されたアライメントマーク22をアライメントマスク410を透過して認識することができなくなってしまうため、表面処理膜412は厚くすることはできない。また、表面処理膜412が薄すぎると、ノズルプレート20の背景色とアライメントマーク22とのコントラスト比が高くならず、アライメントマーク22が認識できなくなる。したがって、表面処理膜412の膜厚は、ある程度限定された範囲となる。
なお、例えば、撮像手段500によって撮像した画像の背景がステンレス鋼からなるノズルプレート20の場合、基準マーク411と背景との境界を画像処理により検出すると、境界のばらつきが0.7〜1μmとなってしまう。これに対して、本実施形態のように、アライメントマスク410の表面に表面処理を施すことで、基準マーク411と背景との境界を検出すると、ばらつきは0.25〜0.3μm程度まで減少させることができ、アライメント精度を向上することができる。
なお、インクジェット式記録ヘッド220の固定板250に対する移動は、例えば、図示しないマイクロメータ等により微小な調整を行うことができる。もちろん、撮像手段500としてCCDカメラを用いて、CCDカメラにより撮影された画像を画像処理することにより、マイクロメータを駆動モータ等により駆動させてアライメントマーク22を基準マーク411に位置合わせできるようにインクジェット式記録ヘッド220を自動的に移動させるようにしてもよい。
その後は、図8に示す工程を繰り返し行うことで、複数のインクジェット式記録ヘッド220を固定板250に順次位置合わせする。そして、上述した図6に示す押圧手段450により、複数のインクジェット式記録ヘッド220を固定板250に所定の圧力で加圧しながら接着剤を硬化させることで両者を接合することができる。勿論、押圧手段450によってインクジェット式記録ヘッド220を固定板250側に所定の圧力で押圧した状態で、インクジェット式記録ヘッド220の位置合わせを行うようにしてもよく、位置合わせが終了した段階で、押圧手段450による押圧力を強くするようにしてもよい。
このように、固定板250と複数のインクジェット式記録ヘッド220とを位置合わせして接合することで、固定板250とノズル列21Aとの位置合わせを高精度に行うことができる。また、隣接するインクジェット式記録ヘッド220の各ノズル列21A同士の相対的な位置合わせを高精度に行うことができる。さらに、インクジェット式記録ヘッド220を平板からなる固定板250に当接させて接合するため、インクジェット式記録ヘッド220を固定板250に接合するだけで複数のインクジェット式記録ヘッド220のインク滴吐出方向の相対的な位置合わせが行われる。このため、複数のインクジェット式記録ヘッド220のインク滴吐出方向の位置合わせを行う必要がなく、インク滴の着弾位置不良を確実に防止することができる。
一方、ヘッドユニット200には、図1及び図2に示すように、固定板250のインクジェット式記録ヘッド220とは反対側に、複数のインクジェット式記録ヘッド220を覆うように箱形状を有するカバーヘッド240が設けられている。このカバーヘッド240は、固定板250の露出開口部251に対応して開口部241が設けられた固定部242と、インクジェット式記録ヘッド220のインク滴吐出面の側面側に、固定板250の外周に亘って屈曲するように設けられた側壁部245とを具備する。
固定部242は、本実施形態では、固定板250の固定用枠部253に対応して設けられた枠部243と、固定板250の固定用梁部254に対応して設けられて開口部241を分割する梁部244とで構成されている。また、このような枠部243及び梁部244からなる固定部242は、固定板250の接合部252に接合されている。
このように、インクジェット式記録ヘッド220のインク滴吐出面とカバーヘッド240との間が隙間なく接合されているため、隙間に被記録媒体が入り込むのを防止してカバーヘッド240の変形及び紙ジャムを防止することができる。また、カバーヘッド240の側壁部245が、複数のインクジェット式記録ヘッド220の外周縁部を覆うことで、インクジェット式記録ヘッド220の側面へのインクの回り込みを確実に防止することができる。
このようなカバーヘッド240としては、例えば、ステンレス鋼などの金属材料が挙げられ、金属板をプレス加工により形成してもよく、成形により形成するようにしてもよい。また、カバーヘッド240を導電性の金属材料とすることで、接地するこができる。さらに、カバーヘッド240は、インクジェット式記録ヘッド220をワイピングやキャッピングなどの衝撃から保護するために、ある程度の強度が必要である。このため、カバーヘッド240は比較的厚くする必要がある。なお、本実施形態では、カバーヘッド240の厚さを0.2mmとした。
なお、カバーヘッド240と固定板250との接合は、特に限定されず、例えば、熱硬化性のエポキシ系接着剤による接着が挙げられる。
また、固定部242には、カバーヘッド240を他部材に位置決め固定するための固定孔247が設けられたフランジ部246が設けられている。このフランジ部246は、側壁部245から液滴吐出面の面方向と同一方向に突出するように屈曲して設けられている。本実施形態では、カバーヘッド240は、図2及び図3に示すように、インクジェット式記録ヘッド220及びヘッドケース230を保持した保持部材であるカートリッジケース210に固定されている。
詳しくは、図2及び図3に示すように、カートリッジケース210には、インク滴吐出面側に突出して、カバーヘッド240の固定孔247に挿入される突起部215が設けられており、この突起部215をカバーヘッド240の固定孔247に挿入すると共に、突起部215の先端部を加熱してかしめることで、カートリッジケース210にカバーヘッド240が固定されている。このようなカートリッジケース210に設けられた突起部215を、フランジ部246の固定孔247よりも小径の外径とすることで、カバーヘッド240をインク滴吐出面の面方向に位置決めしてカートリッジケース210に固定することができる。
また、このようなカバーヘッド240と、複数のインクジェット式記録ヘッド220が接合された固定板250とは、カバーヘッド240の固定孔247と複数のノズル列21Aとの位置決めにより固定されている。ここで、カバーヘッド240の固定孔247と複数のノズル列21Aとの位置合わせは、上述したアライメント装置を用いて行うこともできるが、固定板250と複数のインクジェット式記録ヘッド220とを位置合わせして固定する際に、同時にカバーヘッド240を位置合わせして固定するようにしてもよい。
(実施形態2)
図10は、本発明の実施形態2に係るアライメント装置の断面図である。なお、上述した実施形態1と同様の部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
図10に示すように、本実施形態のアライメント装置400Aは、アライメントマスク410Aと、保持テーブル420と、ベース治具430と、スペーサ治具440と、撮像手段500Aとを具備する。
アライメントマスク410Aには、上面に基準マーク411が設けられてベース治具430の貫通孔431内に突出する突出部413が設けられている。
突出部413は、本実施形態では、基準マーク411に対してそれぞれ設けられた円柱形状を有する。本実施形態では、固定板250に4個のインクジェット式記録ヘッド220が固定されるため、基準マーク411を有する突出部を合計8個設けるようにした。
また、突出部413の基準マーク411が設けられた先端面には、薄膜からなる表面処理膜412が設けられている。本実施形態では、表面処理膜412を突出部413の先端面のみに設け、アライメントマスク410Aのその他の表面には表面処理膜412を設けないようにした。このような構成としても、表面処理膜412は、撮像手段500Aにより撮影された画像の背景として表示される。
さらに、突出部413は、先端面に設けられた基準マーク411がノズルプレート20のアライメントマーク22近傍となる高さで形成するのが好ましい。これは、アライメントマーク22と基準マーク411との距離を縮めて、位置決め精度を向上するためである。すなわち、例えば、基準マーク411とアライメントマーク22との距離が遠いと、位置決めし難く、アライメント精度を向上することができない。また、基準マーク411とアライメントマーク22との距離が遠い場合には、CCDカメラや顕微鏡からなる撮像手段500により位置を確認する際に用いられるメタルハライドランプ等の熱によって、光学系の光軸が大きくずれてしまい、基準マーク411とアライメントマーク22との実際の位置に大きな誤差が生じてしまうからである。
なお、アライメントマスク410Aに突出部413を設けない場合、アライメントマーク22と基準マーク411との距離が例えば、約5.1mmのときは、光軸ずれが最大約2.5μmとなってしまう。本実施形態では、アライメントマスク410Aに突出部413を設けることによって、基準マーク411とアライメントマーク22との距離を110μm以下とすることで、上述のような熱による撮像手段500の光学系の光軸ずれを0.05μm以下とすることができ、高精度な位置決めを行うことができる。
また、突出部413がノズルプレート20に近すぎると、ノズルプレート20と固定板250とを接着する接着剤が突出部413の先端面に付着して、撮像手段500によりアライメントマーク22及び基準マーク411が確認できなくなる可能性があるため、突出部413の先端面は、ノズルプレート20から所定間隔離した距離となるように設けるのが好ましい。
このように、アライメントマスク410Aに突出部413を設けることによって、アライメントマーク22と基準マーク411との距離を短くしたため、ベース治具430やスペーサ治具440の厚さを薄くして、基準マーク411とアライメントマーク22との距離を短くする必要がない。すなわち、アライメントマーク22と基準マーク411との距離を短くするために、ベース治具430やスペーサ治具440の厚さを薄くすると、インクジェット式記録ヘッド220を固定板250に押し付けた際に、ベース治具430が変形や破壊されることによって基準マーク411とアライメントマーク22との位置合わせに誤差が生じてしまう。本実施形態では、アライメントマスク410Aに突出部413を設けたため、ベース治具430を薄く形成する必要がなく、ベース治具430の剛性を保って変形や破壊を防止することができ、位置合わせを高精度に行うことができる。
なお、本実施形態では、アライメントマスク410Aに円柱形状の突出部413を8つ設けるようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、各インクジェット式記録ヘッド220に対して1つの突出部としてもよい。すなわち、1つのヘッドユニットのアライメントを行うアライメントマスクに4つの突出部を設けるようにしてもよい。この場合には、ベース治具430の貫通孔431を突出部と同じ形状で設けるようにすればよく、このような貫通孔であってもベース治具430の剛性は貫通孔によって低減されるものではない。
撮像手段500Aは、二焦点顕微鏡で構成されており、光軸Lを共有する一つの光学系と、他の光学系とを有する。光軸Lはアライメントマスク410Aの固定板250とは反対側から基準マーク411を得てアライメントマーク22に至る方向(図では垂直方向)に向けられている。ここで、光学系は、基準マーク411、すなわち、アライメントマスク410Aの上面側に焦点を合わせることができるように構成されている。
詳しくは、対物レンズ503は基準マーク411及びアライメントマーク22の方向に光軸Lが向けられた状態で鏡筒504に収納してあり、この鏡筒504が筐体505に固定されている。筐体505内には2個のビームスプリッタ506,507、2個のミラー508,509及び2個の焦点レンズ510,511が収納してある。
光学系501はビームスプリッタ506,ミラー508,焦点レンズ510及びビームスプリッタ507で形成され、ビームスプリッタ506を透過した光がミラー508で反射され、焦点レンズ510を通った後、ビームスプリッタ507を介して外部に至る光路(図中に一点鎖線で示す)を有する。
光学系502はビームスプリッタ506,焦点レンズ511,ミラー509及びビームスプリッタ507で形成され、ビームスプリッタ506で反射された光が焦点レンズ511を通った後、ミラー509及びビームスプリッタ507で反射されて外部に至る光路(図中に一点鎖線で示す)を有する。
CCD520は、光学系501,502を介して基準マーク411とアライメントマーク22との画像を同時に取り込んで再生処理する。ここで、基準マーク411は焦点レンズ510の焦点位置を調整することにより、またアライメントマーク22は焦点レンズ511の焦点位置を調整することによりCCD520上にそれぞれ合焦画像を結像させる。かくして、基準マーク411及びアライメントマーク22に個別に焦点が合った鮮明な画像をCCD520上に得ることができ、この画像が重なるようインクジェット式記録ヘッド220の位置を調整することによって所定のアライメントを行なう。
このような二焦点顕微鏡からなる撮像手段500Aを用いることで、光学系501、502は、光軸Lは共有するが、それぞれ位置が異なる対象(基準マーク411及びアライメントマーク22)に個別に焦点を合わせることができるので、それぞれの被写界深度を小さくして十分な倍率で鮮明な基準マーク411及びアライメントマーク22の画像を得ることができる。これにより、アライメントマーク22を基準マーク411に高精度に位置合わせすることができる。
なお、上述した実施形態1と同様に、二焦点顕微鏡からなる撮像手段500Aを2つ、すなわち、インクジェット式記録ヘッド220の2つのアライメントマーク22に対応して撮像手段500Aを設けるようにしてもよく、また、基準マーク411のそれぞれに対応して二焦点顕微鏡からなる撮像手段500Aを複数設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、1つのCCD520によって2つの光学系501、502の画像を取得するようにしたが、各光学系501、502のそれぞれに対応するCCDを設け、2つのCCDが取得した画像を合成するようにしてもよい。
(実施形態3)
図11は、本発明の実施形態3に係るアライメントマスクの平面図及びそのC−C′断面図である。なお、上述した実施形態1及び2と同様の部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
図11に示すように、本実施形態のアライメントマスク410の一方面側には、環形状の基準マーク411が設けられており、アライメントマスク410の基準マーク411が設けられた面には、表面処理が施されている。本実施形態では、表面処理として、表面処理膜412Aを設けるようにした。
このような表面処理膜412Aは、撮像手段500によって撮影された際に、環形状を有する基準マーク411の内側で、黒系色のアライメントマーク22と白系色の基準マーク411とのそれぞれに対してコントラスト比が高くなるように設けられている。また、表面処理膜412Aは、基準マーク411の外側で、基準マーク411に対して、基準マーク411の内側よりもコントラスト比が高くなるように設けられている。本実施形態では、表面処理膜412Aを基準マーク411の内側に上述した実施形態1と同様の厚さで設け、且つ基準マーク411の外側に基準マーク411の内側よりも厚く設けることで、上述した構成となるようにした。
このようにアライメントマスク410の表面処理として、基準マーク411の内側で、基準マーク411とアライメントマーク22とのそれぞれに対してコントラスト比が高くなり、且つ基準マーク411の外側で、基準マーク411に対して基準マーク411の内側よりもコントラスト比が高くなるよう表面処理膜412Aを設けることで、基準マーク411を検出し易くすることができる。また、基準マーク411の外周側のエッジの検出を高精度に行うことができる。
なお、本実施形態では、アライメントマスク410の表面処理として、表面処理膜412Aを設けるようにしたため、基準マーク411の内側と外側とで、表面処理膜412Aの膜厚を変更するようにしたが、表面処理は、特にこれに限定されず、例えば、着色フィルムの貼付やブラスト処理などであっても、同様である。すなわち、着色フィルムを貼付する場合には、基準マーク411の内側と外側とで着色フィルムの厚さを変更してもよく、また、着色フィルムの色濃度を基準マーク411の内側と外側とで変更するようにしてもよい。また、ブラスト処理する場合には、基準マーク411の内側と外側とでブラスト処理を行う時間を変更すればよい。
(実施形態4)
図12は、本発明の実施形態4に係るアライメントマスクの平面図及びそのD−D′断面図である。なお、上述した実施形態と同様の部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
図12に示すように、本実施形態のアライメントマスク410の一方面側には、環形状の基準マーク411が設けられており、アライメントマスク410の基準マーク411が設けられた面には、表面処理が施されている。本実施形態では、表面処理として、表面処理膜412Bを設けるようにした。
このような表面処理膜412Bは、撮像手段500によって撮影された際に、環形状を有する基準マーク411の内側で、黒系色のアライメントマーク22と白系色の基準マーク411とのそれぞれに対してコントラスト比が高くなるように設けられている。また、表面処理膜412Bは、基準マーク411の外側で、基準マーク411に対して、基準マーク411の内側よりもコントラスト比が高くなるように設けられている。すなわち、表面処理膜412Bは、基準マーク411の外側で、アライメントマーク22に対して基準マーク411の内側よりもコントラスト比が高くなるように設けられている。本実施形態では、表面処理膜412Bを基準マーク411の内側に上述した実施形態1と同様の厚さで設け、且つ基準マーク411の外側に基準マーク411の内側よりも薄く設けることで、上述した構成となるようにした。
このようにアライメントマスク410の表面処理として、基準マーク411の内側で、基準マーク411とアライメントマーク22とのそれぞれに対してコントラスト比が高くなり、且つ基準マーク411の外側で、基準マーク411に対して基準マーク411の内側よりもコントラスト比が低くなる(アライメントマーク22とのコントラスト比が高くなる)ように表面処理膜412Bを設けることで、アライメントマーク22が基準マーク411の外側に存在する際に、アライメントマーク22を検出し易くすることができる。 なお、本実施形態では、アライメントマスク410の表面処理として、表面処理膜412Bを設けるようにしたため、基準マーク411の内側と外側とで、表面処理膜412Bの膜厚を変更するようにしたが、表面処理は、特にこれに限定されず、例えば、着色フィルムの貼付やブラスト処理などであっても、同様である。すなわち、着色フィルムを貼付する場合には、基準マーク411の内側と外側とで着色フィルムの厚さを変更してもよく、また、着色フィルムの色濃度を基準マーク411の内側と外側とで変更するようにしてもよい。また、ブラスト処理する場合には、基準マーク411の内側と外側とでブラスト処理を行う時間を変更すればよい。
(他の実施形態)
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明の基本的構成は上述したものに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態1〜4では、アライメントマスク410の表面処理として、スパッタリング法又は蒸着法により薄膜からなる表面処理膜412を設けるようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、アライメントマスクの表面処理として、着色フィルムを貼付するようにしてもよく、また、アライメントマスクの表面処理として、ブラスト処理するようにしてもよい。なお、ブラスト処理は、アライメントマスク410のアライメントマーク411が除去されない程度に行って、アライメントマーク411以外の領域に凹凸を形成して、撮像手段500、500Aによって撮影された画像の背景を灰色にするものである。
また、例えば、上述した実施形態1〜4では、アライメントマーク22を円形状とし、基準マーク411を円形の環形状としたが、特にこれに限定されず、アライメントマーク22及び基準マーク411は、例えば、矩形状など、特別な形状に限定されるものではない。このような場合、ノズルプレート20に形成されるアライメントマーク22は、ノズル開口21とは別の工程、別の方法で形成するようにすればよい。
さらに、上述した実施形態1〜4では、アライメントマスク410を1つの部材で形成される例を示したが、アライメントマスク410を複数の透明部材からなる平板を積層して形成するようにしてもよい。例えば、アライメントマスクとして、2枚の平板を積層した場合、一方の平板の表面に基準マーク411と表面処理膜412、412A、412Bとを設け、この一方の平板の表面処理膜412、412A、412B上に他方の平板を接合するようにしてもよい。このような構成とすることで、基準マーク411と表面処理膜412、412A、412Bとが外部との接触によって剥離する不具合が発生しない。すなわち、基準マーク411と表面処理膜412、412A、412Bとは、アライメントマスク410のノズルプレート20側の表面に形成していなくても、本発明の課題を解決することができる。勿論、一方の平板の表面に基準マーク411を設け、この基準マーク411上に接合された他方の平板のノズルプレート20側の表面に表面処理膜412、412A、412Bを設けるようにしてもよいことは言うまでもない。
また、例えば、上述した実施形態1〜4のノズルプレート20のインク滴吐出面には、実際には撥水性を向上する撥水膜が形成されている。この撥水膜としては、特に限定されないが、例えば、金属膜を挙げることができる。このような金属膜は、固定板250をインク滴吐出面に接合する際に、接着剤の接着力が低下してしまうため、固定板250の露出開口部251により露出した領域のみに設けるのが好ましい。また、このような金属膜は、例えば、共析メッキにより所定の厚さで高精度に形成することができる。
また、上述した実施形態1〜4では、アライメント装置400、400Aに押圧手段450を設けるようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、固定板250とインクジェット式記録ヘッド220とを接合する接着剤として紫外線硬化型の接着剤を用いた場合には、固定板250の接合面に接着剤を塗布した後、固定板250とインクジェット式記録ヘッド220とを当接させた状態で紫外線を照射して接着剤を硬化させることで両者を接合することができるため、押圧手段450を設けないようにしてもよい。なお、紫外線硬化型接着剤は、熱硬化性接着剤のように固定板250とインクジェット式記録ヘッド220とを所定の圧力で加圧しながら硬化させる必要がなく、加圧することによってインクジェット式記録ヘッド220と固定板250との位置ズレを防止して両者を高精度に接合することができる。また、紫外線硬化型の接着剤を用いた接合では、接合強度が比較的弱いため、固定板250とインクジェット式記録ヘッド220とを紫外線硬化型接着剤で接合した後、インクジェット式記録ヘッド220と固定板250とで画成される角部等の周囲を熱硬化性接着剤で固定するようにすればよい。これにより、固定板250とインクジェット式記録ヘッド220とを高精度に且つ強固に接合して、信頼性を高めることができる。
さらに、上述した実施形態1〜4では、複数のインクジェット式記録ヘッド220を接合する固定部材として平板からなる固定板250を例示したが、固定部材は固定板250に限定されず、例えば、カバーヘッド240に直接複数のインクジェット式記録ヘッド220を位置決めして接合するようにしてもよい。このような場合でも、上述した実施形態1及び2のアライメントマスク410、410A及びアライメント方法を用いて高精度に位置決めして接着することができる。
また、上述した実施形態1〜4では、撓み振動型のインクジェット式記録ヘッド220を例示したが、これに限定されず、例えば、圧電材料と電極形成材料とを交互に積層させて軸方向に伸縮させる縦振動型のインクジェット式記録ヘッドや発熱素子等の発熱で発生するバブルによってインク滴を吐出させるインクジェット式記録ヘッド等、種々の構造のインクジェット式記録ヘッドを有するヘッドユニットに応用することができることは言うまでもない。
なお、液体噴射ヘッドとしてインクを吐出するインクジェット式記録ヘッドを有するヘッドユニットのアライメント方法及びアライメントマスクを一例として説明したが、本発明は、広く液体噴射ヘッドを有する液体噴射ヘッドユニットのアライメント方法及びアライメントマスクを対象としたものである。液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンタ等の画像記録装置に用いられる記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等を挙げることができる。
また、本発明は、液体噴射ヘッドユニットのアライメント方法に限定されるものではなく、被位置決め部材に設けられたアライメントマークと、アライメントマスクの一方面側に設けられた基準マークとを相対向するように配置し、アライメントマークの他方面側から撮像手段により、アライメントマークと基準マークとを同時に撮影してアライメントマークを基準マークに位置合わせするアライメント方法に広く適用することができる。
実施形態1に係るヘッドユニットの分解斜視図である。 実施形態1に係るヘッドユニットの組立斜視図である。 実施形態1に係るヘッドユニットの要部断面図である。 実施形態1に係るヘッドユニットの要部の分解斜視図である。 実施形態1に係る記録ヘッド及びヘッドケースの断面図である。 実施形態1に係るアライメント装置の断面図である。 実施形態1に係るアライメントマスクの平面図及び断面図である。 実施形態1に係るアライメント方法を示す平面図である。 実施形態1に係る撮像手段の取得した画像を示す平面図である。 実施形態2に係るアライメント装置の断面図である。 実施形態3に係るアライメントマスクの平面図及び断面図である。 実施形態4に係るアライメントマスクの平面図及び断面図である。
符号の説明
10 流路形成基板、 12 圧力発生室、 20 ノズルプレート、 21 ノズル開口、 22 アライメントマーク、 100 リザーバ、 200 ヘッドユニット、 210 カートリッジケース、 220 インクジェット式記録ヘッド、 230 ヘッドケース、 240 カバーヘッド、 250 固定板、 300 圧電素子、 400、400A アライメント装置、 410、410A アライメントマスク、 411 基準マーク、 412、412A、412B 表面処理膜、 420 保持テーブル、 430 ベース治具、 440 スペーサ治具、 450 押圧手段、 500、500A 撮像手段

Claims (12)

  1. アライメントマークを有する液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドを保持する固定部材と、を備えた液体噴射ヘッドユニットの製造方法であって、
    前記液体噴射ヘッドと透明部材からなるアライメントマスクとの間に前記固定部材が位置するよう配置し、前記アライメントマスクに設けられた基準マークと前記アライメントマークとの位置合わせを行う工程を有し、
    前記アライメントマスクの表面には、前記基準マーク及び前記アライメントマークに対してコントラスト比が高くなる表面処理膜が形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッドユニットの製造方法。
  2. 前記アライメントマークは、貫通孔であることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射ヘッドユニットの製造方法。
  3. 前記基準マークは、金属からなることを特徴とする請求項1または2に記載の液体噴射ヘッドユニットの製造方法。
  4. 前記表面処理膜は、金属からなることを特徴とする請求項1乃至3何れか一項に記載の液体噴射ヘッドユニットの製造方法。
  5. 前記表面処理膜は、前記基準マークより厚さが薄いことを特徴とする請求項1乃至4何れか一項に記載の液体噴射ヘッドユニットの製造方法。
  6. 前記表面処理膜は、前記基準マークより前記液体噴射ヘッド側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5何れか一項に記載の液体噴射ヘッドユニットの製造方法。
  7. 前記位置合わせは、前記アライメントマスクの前記液体噴射ヘッドとは反対側に設けられた撮像手段により行うことを特徴とする請求項1乃至6何れか一項に記載の液体噴射ヘッドユニットの製造方法。
  8. 前記基準マークは、前記アライメントマスクの前記液体噴射ヘッド側表面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至7何れか一項に記載の液体噴射ヘッドユニットの製造方法。
  9. 前記基準マークは環形状に形成されており、前記基準マークの外側における前記表面処理膜の厚さが、前記基準マークの内側における前記表面処理膜の厚さよりも厚いことを特徴とする請求項1乃至8何れか一項に記載の液体噴射ヘッドユニットの製造方法。
  10. 前記基準マークは環形状に形成されており、前記基準マークの内側における前記表面処理膜の厚さが、前記基準マークの外側における前記表面処理膜の厚さよりも厚いことを特徴とする請求項1乃至8何れか一項に記載の液体噴射ヘッドユニットの製造方法。
  11. 前記アライメントマスクは、前記基準マークが設けられて前記液体噴射ヘッド側に突出する突出部を有することを特徴とする請求項1乃至10何れか一項に記載の液体噴射ヘッドユニットの製造方法。
  12. 前記液体噴射ヘッドユニットは複数の前記液体噴射ヘッドを備え、前記位置合わせを行う工程において、各液体噴射ヘッド同士の位置合わせを行うことを特徴とする請求項1乃至11何れか一項に記載の液体噴射ヘッドユニットの製造方法。
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