JP4340679B2 - 等化器 - Google Patents

等化器 Download PDF

Info

Publication number
JP4340679B2
JP4340679B2 JP2006296972A JP2006296972A JP4340679B2 JP 4340679 B2 JP4340679 B2 JP 4340679B2 JP 2006296972 A JP2006296972 A JP 2006296972A JP 2006296972 A JP2006296972 A JP 2006296972A JP 4340679 B2 JP4340679 B2 JP 4340679B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
complex gain
delay
symbol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006296972A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008118194A (ja
Inventor
雅人 田中
博次 赤堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lapis Semiconductor Co Ltd
Original Assignee
Oki Semiconductor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Semiconductor Co Ltd filed Critical Oki Semiconductor Co Ltd
Priority to JP2006296972A priority Critical patent/JP4340679B2/ja
Priority to US11/926,327 priority patent/US20080101216A1/en
Publication of JP2008118194A publication Critical patent/JP2008118194A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4340679B2 publication Critical patent/JP4340679B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0202Channel estimation
    • H04L25/0212Channel estimation of impulse response
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0202Channel estimation
    • H04L25/0224Channel estimation using sounding signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/03Shaping networks in transmitter or receiver, e.g. adaptive shaping networks
    • H04L25/03006Arrangements for removing intersymbol interference
    • H04L25/03159Arrangements for removing intersymbol interference operating in the frequency domain
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only

Description

本発明は、本発明は、ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial:地上デジタル放送)等で用いられているOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex:直交周波数分割多重)信号の受信に使用する等化器、特にそのイメージ軽減に関するものである。
ISDB−Tの放送信号は、下記特許文献1等に記載されているように、テレビジョン放送では13個、ラジオ放送では1個または3個のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex:直交周波数分割多重)セグメント(以下、単に「セグメント」という)で構成されている。1つのセグメントは、伝送モードに応じた所定数(例えば、モード1では108)の搬送波の束であり、約430kHzの帯域を有している。搬送波には、予め定められた変調方式で変調される制御情報キャリアと、この制御情報キャリアで示される変調方法で変調されて放送の本体的な情報を伝送するデータキャリアとがある。
1セグメントにおいて、シンボル周期(変調周期:約1ms)毎に、各搬送波が個別の複素シンボル(情報信号の直交成分を実部と虚部とで表す、いわゆるIQシンボル)で変調され、1つのOFDMシンボルに多重されて伝送される。そして、204個のOFDMシンボルが1つの伝送フレームを構成している。
図2は、ISDB−Tの伝送フレームの構成例を示す図である。この図2では、キャリアを周波数の昇順に左から右へ並べ、OFDMシンボルを時間順に上から下に並べて示している。キャリアとOFDMシンボルとが交差するセルには、シンボル番号nの期間にキャリアkを変調する1つの複素シンボルc(n,k)が位置付けられている。従って、この図は、複素シンボルc(n,k)のキャリアの周波数順と時間順の配列を示している。
図2中に“SP”と記載したシンボルは、信号の等化に用いる基準値を示すパイロットシンボルであるスキャッタードパイロット(Scattered Pilot、以下「SP」という)シンボルを示している。SPシンボルは、時間順には、3本に1本のキャリアによって、それぞれ4シンボル期間に1回伝送される。また、周波数順には、すべてのシンボル期間において、12本に1本のキャリアによってSPシンボルが伝送される。
一方、“TMCC”と記載したシンボルは、予め定められた制御情報キャリアを用いてTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号を伝送するものである。TMCC信号は、フレームの同期タイミングを示す同期シンボル、セグメント形式識別シンボル、及びセグメント種別や変調方法等を示すTMCC情報シンボルを含んでいる。なお、“SP”や“TMCC”と記載されていないシンボルは、放送の本体的な情報を伝送するデータシンボルである。
このような放送信号を受信する受信装置では、過去のSPシンボルを抽出して伝送路の周波数応答H(n,k)を算出することにより、OFDM信号のキャリアデータの位相とレベルの等化を行っている。
図3は、下記特許文献2に記載された従来のOFDM信号の等化器の構成図である。
この等化器は、高速フーリエ変換回路(以下、「FFT」という)1、除算回路3、SP信号抽出回路4、逆高速フーリエ変換回路(以下、「IFFT」という)5−1,5−2、低域通過フィルタ(以下、「LPF」という)6−1,6−2、合成回路7、及びFFT8で構成されている。
この等化器において、FFT1は、デジタルの複素ベースバンド信号に変換された入力信号INをシンボル毎にフーリエ変換し、OFDM信号のキャリアデータY(n,k)を生成して除算回路3とSP信号抽出回路4に与える。
SP信号抽出回路4は、OFDM信号のキャリアデータY(n,k)のシンボル番号iからシンボル番号i−3までの最新の1シンボル分を含む過去4シンボル分のSPシンボルを抽出し、IFFT5−1に供給する。更に、SP信号抽出回路4は、最新の1シンボル分のみのSPシンボルをIFFT5−2に供給する。
IFFT5−1は、最新の1シンボル分を含む過去4シンボル分のSPシンボルを逆フーリエ変換して伝送路のインパルス応答h1(n,t)(但し、tは遅延時間)を算出する。また、IFFT5−2は、最新の1シンボル分のSPシンボルを逆フーリエ変換して伝送路のインパルス応答h2(n,t)を算出する。算出されたインパルス応答h1(n,t),h2(n,t)は、それぞれLPF6−1,6−2に与えられる。LPF6−1,6−2は、インパルス応答h1(n,t),h2(n,t)の高域成分を除去して、合成回路7に供給する。
合成回路7は、最新の1シンボル分のSP信号によってマルチパスの遅延時間が検出可能な時間帯では、LPF6−2から与えられるインパルス応答を使用し、その時間帯の上限から最新の1シンボル分を含んで過去4シンボル分のSP信号によって遅延時間が検出可能な時間帯の上限まではLPF6−1から与えられるインパルス応答を使用するように、時間領域で切り替え合成を行う。
合成回路7で切り換え合成された伝送路のインパルス応答はFFT8に与えられ、フーリエ変換されて伝送路の周波数応答H(n,k)が推定される。周波数応答H(n,k)は除算回路3に与えられ、この除算回路3で、FFT1から直接与えられたキャリアデータY(n,k)との間で、Y(n,k)/H(n,k)の除算が行われる。そして、除算回路3の除算結果が、等化されたOFDM信号のキャリアデータOUTとして出力される。
特開2004−153811号公報 特開2005−45664号公報
しかしながら、前記等化器では、この等化器を搭載した受信機が高速で移動しながらOFDM信号を受信すると、ドップラー効果により、IFFT5−1,5−2で算出されるインパルス応答h1(n,t),h2(n,t)に、84μs(=シンボル周期/1シンボル中のSP信号の間隔)毎にイメージ信号が発生する。通常、主波である目的信号が先に出力され、イメージ信号が遅延して出力されるが、伝搬経路の途中で建物等に反射されて到達するマルチパス等の影響により、この出力順序が逆転すると、等化処理の特性が大幅に劣化するおそれがあった。
本発明は、イメージ信号による特性の劣化を軽減することができるODFM信号用の等化器を提供することを目的としている。
本発明の等化器は、所定のパターンに従ってパイロットシンボルが分散配置されて周期的に送信されるOFDM信号を復調して生成された受信信号を遅延させる遅延部と、前記受信信号に基づいて伝送路の周波数応答を推定するチャネル推定部と、前記チャネル推定部で推定された周波数応答に従って前記遅延部で遅延された受信信号を等化して復調データを出力する等化演算部とを備えた等化器において、チャネル推定部を次のように構成している。
即ち、このチャネル推定部は、受信信号から複数のパイロットシンボルを抽出する抽出
回路と、前記抽出回路で抽出した複数のパイロットシンボルを逆フーリエ変換して伝搬経
路毎の複素利得量を算出する逆フーリエ変換回路と、前記逆フーリエ変換回路で算出され
た複素利得量を遅延させる遅延回路と、前記遅延回路で遅延された複素利得量の中から一
定時間内の複素利得量を切り出す窓関数回路と、前記窓関数回路で切り出された複素利得
量の最大電力に従って一定量以上の電力を有する複素利得量を出力する比較回路と、前記
比較回路の出力信号に所定数の0を付加して出力する付加回路と、前記付加回路で0が付
加された出力信号をフーリエ変換して前記伝送路の周波数応答を出力するフーリエ変換回
路とを有している。そして、前記窓関数回路は、1シンボル期間aの中央を中心とした時間幅b(但し、a>b)の中に入るイメージ信号を消去するために、該中央を中心とする時間幅a−b内の複素利得量を切り出して出力することを特徴としている。
本発明では、伝送路の周波数応答を推定するチャネル推定部において、受信信号の内のパイロットシンボルを逆フーリエ変換して算出した複素利得量の中から、一定時間内の複素利得量を切り出す窓関数回路を有している。これにより、1シンボル期間aの中央を中心とする時間幅a−b内の複素利得量を切り出すように設定することで、この1シンボル期間の中央を中心とした時間幅bの中に入るイメージ信号を消去することができるという効果がある。
この発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、次の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。但し、図面は、もっぱら解説のためのものであって、この発明の範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の実施例を示すOFDM信号の等化器の構成図である。
この等化器は、FFT10、遅延部である遅延回路20、チャネル推定部30、及び等化演算部40で構成されている。
FFT10は、デジタルの複素ベースバンド信号に変換された入力信号INをシンボル毎にフーリエ変換し、OFDM信号の受信信号Rを生成して遅延回路20とチャネル推定部30に与えるものである。遅延回路20は、RAM(Random Access Memory)等で構成され、FFT10から与えられた受信信号Rを1シンボル期間に相当する時間だけ遅延し、等化演算部40に出力するものである。チャネル推定部30は、FFT10から与えられた受信信号Rに従って伝送路の周波数応答Hを推定するものである。また、等価演算部40は、遅延回路20で遅延されて与えられた受信信号Rを、チャネル推定部30で推定された伝送路の周波数応答Hで補正することにより、受信信号Rの位相及びレベルの等化を行い、復調データOUTを出力するものである。
チャネル推定部30は、SP信号抽出回路31、IFFT32、遅延回路33、窓関数回路34、比較回路35、付加回路36、及びFFT37で構成されている。
SP信号抽出回路31は、SPシンボルとデータシンボルとが混在した受信信号RからSPシンボルを抽出するものである。IFFT32は、SP信号抽出回路31で抽出されたSPシンボルに基づいて、推定可能な遅延時間幅を有する離散的逆フーリエ変換を行ない、到来パス(伝搬経路)毎の複素利得量を求めることにより、SPシンボルを時間領域のSP信号に変換するものである。遅延回路33は、RAM等で構成され、IFFT32から出力されるSP信号を1シンボル期間に相当する時間だけ遅延させて、窓関数回路34に与えるものである。
窓関数回路34は、遅延回路33から与えられる1シンボル期間のSP信号から一定時間幅の信号を切り出すものである。この窓関数回路34では、1シンボル期間をaとし、この1シンボル期間の中央を基準にした時間幅bの中に入っているイメージ信号を消去する場合に、その中央を基準として時間幅a−bの信号を切り出すように設定されている。
比較回路35は、窓関数回路34から出力された複素利得量からパス毎の電力を求めて相対的な閾値を設定し、その閾値を超えるパスの複素利得量をそのまま出力し、閾値を超えないパスの複素利得量を0にして出力するものである。付加回路36は、比較回路35の出力に
所定数の0を付加して出力するものである。また、FFT37は、付加回路36の出力信号を周波数領域の信号に変換することにより、伝送路の周波数応答Hを出力するものである。
一方、等価演算部40は、補正ベクトル変換回路41と乗算回路42とで構成されている。補正ベクトル変換回路41は、各サブキャリアに対応した伝送路推定の位相成分を抽出するものであり、乗算回路42は、遅延回路20で1シンボル期間の時間だけ遅延された受信信号Rに、補正ベクトル変換回路41の出力を複素数で掛け合わせて復調データOUTを出力するものである。
図4は、図1の等化器の動作説明図である。以下、この図4を参照しつつ、図1の動作を説明する。
デジタルの複素ベースバンド信号に変換されたOFDM信号の入力信号INは、FFT10によってシンボル毎にフーリエ変換され、受信信号R(n,k)として遅延回路20とチャネル推定部30に与えられる。遅延回路20に与えられた受信信号R(n,k)は、1シンボル期間に相当する時間だけ遅延されて等価演算部40に出力される。
一方、チャネル推定部30に与えられた受信信号R(n,k)は、SP信号抽出回路31に入力され、所定の周期でこの受信信号R中に分散配置されたパイロットシンボルが外部から得たその周期を用いて抽出される。ここで、抽出の具体的なイメージについて説明する。簡略のため、パイロットシンボルをP、データシンボルをDとし、受信信号Rのシンボル番号nにおけるデータ配列が、DDDPDDDPDDDPDDDと仮定すると、抽出するということはDを0(ゼロ)に置き換えるということである。従って、抽出後の信号のデータ配列は、000P000P000P000となる。
パイロットシンボルが抽出された受信信号R(n,k)は、IFFT32に与えられて推定可能な遅延時間幅を有する離散的逆フーリエ変換が行なわれ、到来パス毎の複素利得量が求められる。なお、複素利得量には、遅延パスによる伝送路の伝達関数だけではなく、雑音と演算誤差が含まれている。
図4(a)は、離散的逆フーリエ変換によって得られる、到来パス毎の複素利得量を示すグラフである。図中最大の複素利得量を示すパス300は、送信装置から受信装置に直接到来したOFDM信号であると推定される。一方、パス301〜303は、送受信装置間において、ビル等の障害物によりOFDM信号が反射し、直接到来した信号に比べ寄り道をしている信号であると推定される。また、パス304は、雑音や演算誤差により生じた信号であると推定される。
図4(b)は、複素利得量から算出された到来パス毎の電力量を示すグラフである。ここで、均等なサブキャリア間隔に配置されたパイロットシンボルを持つOFDMシンボルにおいて、理論的に推定できる複素利得量の遅延時間幅は、有効OFDMシンボル長に対し、パイロットシンボルのサブキャリア間隔の逆数までの遅延時間幅となる。地上デジタル放送では、12のサブキャリアに1つのパイロットシンボルが配置されている。従って、理論的に推定できる複素利得量の遅延時間は、有効OFDMシンボル長の12分の1となる。IFFT32から出力された複素利得量は、遅延回路33に与えられて保持される。
遅延回路33に保持された複素利得量は、読出し要求に応じて出力され窓関数回路34に与えられる。図4(c)は、窓関数回路34の応答特性を示す図である。この図に示すように、窓関数回路34では、与えられた複素利得量の有効OFDMシンボル長の12分の1(=a)よりも、更に短いシンボル長a−bの期間に相当する複素利得量を切り出して出力する。これにより、直接到来したOFDM信号であると推定されるパス300から離れた時間に存在するパス304は、窓関数回路34によって除去され、この窓関数回路34から出力されない。
窓関数回路34で切り出された複素利得量は比較回路35に与えられ、先ず、パス毎の電力が求められる。次に、求められた電力のうち最も大きい電力となるパス300が抽出され、その最大電力から相対的な閾値400が設定される。更に、閾値400以上の電力を有するパス300〜302が抽出される。そして、比較回路35から、抽出したパスについてはそのパスの複素利得量がそのまま出力され、抽出されなかったパスについては0が出力される。従って、比較回路35から付加回路36に出力されるパスは、図4(d)のようになる。
付加回路36は、比較回路35の出力に 所定数の0を付加して出力する。前述のように、理論的に推定できる複素利得量の遅延時間幅は、有効OFDMシンボル長に対しパイロットシンボルのサブキャリア間隔の逆数までの遅延時間幅である。更に、窓関数回路34によって時間幅は狭められているので、比較回路35において雑音と演算誤差を軽減させた複素利得量は、この狭められた遅延時間幅しか有していない。従って、フーリエ変換によって全サブキャリアに対する伝送路推定を行うためには、すべてのフーリエ変換ポイント数に対して値を入れる必要が有る。そのため、付加回路36では、閾値比較で得られる遅延時間幅以降の時間領域に0を追加する。比較回路35から得られる遅延時間幅以降の時間領域に0以外の値を加えた場合、その加えた時間位置に相当する遅延時間に到来パスが存在することになってしまう。0を追加することは、その遅延時間に到来パスが無いという意味でもあるため、ここで0を追加することが重要である。
付加回路36で0が付加された時間領域の信号は、FFT37に与えられて周波数領域の信号に変換される。変換された周波数領域の信号は、推定された伝送路の周波数応答Hとして等化演算部40の補正ベクトル変換回路41に与えられる。
補正ベクトル変換回路41では、各サブキャリアに対応した伝送路推定の位相成分が抽出される。伝送路推定の値は実数部と虚数部を有しているため、実数部と虚数部を用いた演算により位相成分が生成される。そして位相成分の複素共役となる値に変換して出力される。つまり、実数部はそのまま出力され、虚数部は符号を反転させて出力される。
乗算回路42では、受信OFDM信号を高速フーリエ変換することで得た各サブキャリアを1シンボル遅延させた受信信号Rの値と補正ベクトル変換回路41の出力とを複素数で乗算する。これにより伝送路で受けた位相回転が打ち消された復調データOUTが出力される。
以上のように、本実施例の等化器は、受信信号Rからパイロットシンボルを抽出し、逆フーリエ変換して遅延させた後、一定時間内の複素利得量を切り出す窓関数回路34を備えたチャネル推定部30を有している。これにより、窓関数回路34で1シンボル期間aの中央を中心とする時間幅a−bの複素利得量を切り出した後、フーリエ変換により周波数応答Hを生成することにより、シンボル期間の中央を中心とした時間幅bの中に入るイメージ信号が消去される周波数応答Hが生成される。従って、このような窓関数回路34を備えたチャネル推定部30で生成した周波数応答Hを用いて、受信信号Rを等化することにより、ODFM信号におけるイメージ信号による特性の劣化を軽減することができるという利点がある。
なお、本発明は、上記実施例に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次のようなものがある。
(1) 本実施例では、SP信号抽出回路31等のようにハードウエアによる回路構成として説明したが、DSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサを用いてソフトウエア制御で処理するように構成しても良い。
(2) 遅延回路33は、IFFT32の出力信号を単に1シンボル期間だけ遅延させるものに限定されない。例えば、IFFT32の出力信号を、それぞれ1シンボル期間、2シンボル期間遅延させる複数の遅延回路を設け、これらの遅延回路の出力信号とIFFT32の出力信号を任意の組み合わせで加算するような構成にしても良い。これにより、伝送特性に応じて適切な遅延特性を選択することが可能になる。
本発明の実施例を示すOFDM信号の等化器の構成図である。 ISDB−Tの伝送フレームの構成例を示す図である。 従来のOFDM信号の等化器の構成図である。 図1の等化器の動作説明図である。
符号の説明
10,37 FFT(高速フーリエ変換回路)
20,33 遅延回路
30 チャネル推定部
31 SP(スキャッタードシンボル)信号抽出回路
32 IFFT(逆高速フーリエ変換回路)
34 窓関数回路
35 比較回路
36 付加回路
40 等化演算部
41 補正ベクトル変換回路
42 乗算回路

Claims (2)

  1. 所定のパターンに従ってパイロットシンボルが分散配置されて周期的に送信される直交周波数分割多重信号を復調して生成された受信信号を遅延させる遅延部と、前記受信信号に基づいて伝送路の周波数応答を推定するチャネル推定部と、前記チャネル推定部で推定された周波数応答に従って前記遅延部で遅延された受信信号を等化して復調データを出力する等化演算部とを備えた等化器において、
    前記チャネル推定部は、
    前記受信信号から複数のパイロットシンボルを抽出する抽出回路と、
    前記抽出した複数のパイロットシンボルを逆フーリエ変換して伝搬経路毎の複素利得量を算出する逆フーリエ変換回路と、
    前記逆フーリエ変換回路で算出された複素利得量を遅延させる遅延回路と、
    前記遅延回路で遅延された複素利得量の中から一定時間内の複素利得量を切り出す窓関数回路と、
    前記窓関数回路で切り出された複素利得量の最大電力に従って一定量以上の電力を有する複素利得量を出力する比較回路と、
    前記比較回路の出力信号に所定数の0を付加して出力する付加回路と、
    前記付加回路で0が付加された出力信号をフーリエ変換して前記伝送路の周波数応答を出力するフーリエ変換回路とを有し、
    前記窓関数回路は、1シンボル期間aの中央を中心とした時間幅b(但し、a>b)の中に入るイメージ信号を消去するために、該中央を中心とする時間幅a−b内の複素利得量を切り出して出力することを特徴とする等化器。
  2. 前記遅延部と前記遅延回路の遅延時間は、何れも1シンボル期間に相当する時間であることを特徴とする請求項1記載の等化器。
JP2006296972A 2006-10-31 2006-10-31 等化器 Active JP4340679B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006296972A JP4340679B2 (ja) 2006-10-31 2006-10-31 等化器
US11/926,327 US20080101216A1 (en) 2006-10-31 2007-10-29 Orthogonal frequency division multiplex (ofdm) signal equalizier

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006296972A JP4340679B2 (ja) 2006-10-31 2006-10-31 等化器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008118194A JP2008118194A (ja) 2008-05-22
JP4340679B2 true JP4340679B2 (ja) 2009-10-07

Family

ID=39329953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006296972A Active JP4340679B2 (ja) 2006-10-31 2006-10-31 等化器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20080101216A1 (ja)
JP (1) JP4340679B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090110135A1 (en) * 2007-10-24 2009-04-30 Augusta Technology, Inc. Methods for PRS-Based Symbol Timing Adjustment for OFDM Systems
JP4774435B2 (ja) * 2008-11-21 2011-09-14 株式会社半導体理工学研究センター ドップラー周波数推定装置、受信装置、プログラム、及びドップラー周波数推定方法
US8290462B2 (en) * 2009-02-04 2012-10-16 Agere Systems Llc Receiver and method for estimating a plurality of estimated transfer functions corresponding to wireless channels in a multiple-input system
JP5630646B2 (ja) * 2010-10-19 2014-11-26 ソニー株式会社 送信装置及びその送信方法、並びに、受信装置
JP2012165040A (ja) * 2011-02-03 2012-08-30 Sharp Corp 受信装置、受信方法、通信システムおよび通信方法
EP2840745B1 (en) * 2013-08-22 2017-10-11 CommAgility Limited Method and apparatus for channel estimation using an adaptive windowing approach
CN106789760B (zh) * 2015-11-20 2020-03-24 中国科学院上海高等研究院 一种抗干扰的单载波信道估计与均衡方法与装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6909761B2 (en) * 2002-12-19 2005-06-21 Motorola, Inc. Digital communication system having improved pilot encoding
US7457231B2 (en) * 2004-05-04 2008-11-25 Qualcomm Incorporated Staggered pilot transmission for channel estimation and time tracking
US7675844B2 (en) * 2006-02-24 2010-03-09 Freescale Semiconductor, Inc. Synchronization for OFDM signals

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008118194A (ja) 2008-05-22
US20080101216A1 (en) 2008-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4664234B2 (ja) Ofdm受信機
JP4938679B2 (ja) キャリア間干渉除去装置及びこれを用いた受信装置
CN101079866B (zh) 正交频分多路复用解调器、接收机和方法
JP4340679B2 (ja) 等化器
US8619744B2 (en) Reception method and receiver
US8363539B2 (en) OFDM receiver and OFDM receiving method
JP4612511B2 (ja) 受信装置及び受信方法
EP2192735A1 (en) Receiving apparatus and method for receiving signals in a wireless communication system with improved equalization performance
JP2002141846A (ja) アダプティブ受信機
JP2005079911A (ja) Ofdm伝送方式における受信装置
JP2008227622A (ja) 受信装置及び通信方法
EP2720426A1 (en) Method and a device for correcting a frequency shift on received symbols
JP2010124368A (ja) ドップラー周波数推定装置、受信装置、プログラム、及びドップラー周波数推定方法
JP2007142603A (ja) 受信装置並びにチャネル推定装置
JP2010103716A (ja) 受信装置あるいは中継装置
JP2001308760A (ja) 受信装置
JP4847850B2 (ja) Ofdm受信装置
JP4486008B2 (ja) 受信装置
JP5645613B2 (ja) 無線通信システム、送信機および受信機
JP4440282B2 (ja) Ofdm受信装置
JP4684308B2 (ja) 復調装置
JPH1168630A (ja) 伝搬路ひずみ補償法
JP4255908B2 (ja) マルチキャリア信号復調回路およびマルチキャリア信号復調方法
JP5072680B2 (ja) 受信方法および装置
JP5306111B2 (ja) Ofdm受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081208

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20081218

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090310

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090403

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090422

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090609

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4340679

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350