JP4340180B2 - 挿入補助具 - Google Patents

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Description

本発明は、挿入補助具に関し、詳しくは、大掛かりな装置を使用することができない箇所に架設されている電線を、防護管内に挿入する作業を行う際に使用するものに関する。
従来より、工事などの作業中に、電線に触れて感電したり、電線自体を損傷してしまうことを防止するために、工事などを行う前に、触れるなどしてはいけない電線の存在を認識し易くして注意喚起するために、防護管を被せることが行われている。このような防護管を電線に装着する際には、防護管脱着装置を用いることが知られている。この防護管脱着装置は、作業者との間の絶縁性を確保しつつ、電力を供給している電線に防護管を装着する必要があることから、絶縁性の確保されている操作棒の先端に装置本体が取り付けられている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2000−197225号公報 特開2003− 47115号公報
このような防護管脱着装置にあっては、油圧モータを取り付けた大掛かりな装置であり、長い距離の電線を保護する必要がある場合に、その防護管を連結させつつ電線をその内部に挿入して内装状態にする際に主に使用される。
しかしながら、防護管内に挿入して保護する必要がある電線は、これに限らず、例えば、図6に示すように、電柱101の上部に設置されたトランス102に接続した電線Dにも防護管を被せて保護することが必要な場合がある。このような場合にまで、大掛かりな防護管脱着装置を使用するのは大変であり、狭い作業スペースで使用できない場合もある。また、この電線Dは、防護管脱着装置のような重い装置の荷重を掛けると、断線等の虞がある。
このことから、電線Dに、例えば、図7に示す簡易構造の防護管103を手作業により被せる場合がある。この場合、トランス102などに接続される電線Dにも高電圧が流れているので、電力供給を止めることができないときには、絶縁用保護具を着用する必要がある。しかし、絶縁用保護具を着用して作業するよりも、防護管脱着装置と同様に、遠隔位置から絶縁性を確保しつつ、その電線Dに防護管103を被せる作業を実現する方が望ましい。
そこで、本発明は、電線に対して防護管を相対移動させるだけで、その防護管内に電線を挿入して内装状態にすることを可能にし、防護管内に電線を挿入する作業を補助する挿入補助具を提供することを目的とする。
上記課題を解決する挿入補助具の第1の発明は、電線に取り付けた状態にして、筒形状に形成された防護管の延在方向に切り込まれている割り部間を拡開させて、当該防護管内に電線を内装状態に挿入する際に使用する挿入補助具であって、電線を内部に位置させるとともに該電線の平行方向に移動する防護管の割り部間に拡開面を割り込ませて該割り部間を拡開させる拡開部と、防護管の割り部に割り込ませる拡開部の拡開面の入口側および出口側に電線を挟み込んで位置決め保持する位置決め部と、拡開部から離脱しないように防護管の割り部の内面に係合しつつ位置決め部により位置決めされている電線を内装する方向に該防護管を案内する案内部と、を備えており、拡開部は、互いに近接または離隔する部材間で電線を挟んだ状態にして該部材の外面側を拡開面にするとともに、該拡開面は、少なくとも入口側が先端側ほど接近する平面材料の外面で構成されて防護管の割り部間に割り込ませる割込み面に形成されていることを特徴とするものである。
この発明では、電線を拡開部内に位置させて位置決め部により挟み込む状態で位置決め保持して取り付けることができ、その拡開部の拡開面を入口側の平面材料外面の接近する割込み面の先端側から防護管端部の割り部間に割り込ませることにより、その防護管を拡開部から離脱させないように案内部により案内しつつ電線と平行方向にスライド(移動)させることができる。このとき、防護管は、割り部間が拡開されつつ拡開部の出口側の電線を内装する(内部に位置させる)方向に案内されて、その拡開部を通過する。これにより、防護管は、割り部が拡開部を越えるときには内部に電線を挿入した内装状態になる。したがって、人手により防護管の割り部を広げて電線を挿入するなどの無理な作業によらずに、容易に電線を防護管内に挿入することができる。
上記課題を解決する挿入補助具の第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記案内部は、拡開部の入口側に位置決めされた電線から離隔する位置より、該拡開部の出口側に位置決めされた電線に近接する位置に、防護管の割り部の内面を案内することを特徴とするものである。
この発明では、拡開部の入口側から出口側にスライドさせる防護管の割り部の内面が、電線から離隔する位置から電線に近接する位置に、言い換えると、電線に沿う位置から電線を内装する位置に案内されて、その電線を挿入して内装する状態になる。したがって、防護管は電線に対して斜行して割り部が拡開部を越えたときに電線を内装する。このとき、拡開部は、位置決め部により電線に対して位置決めされているので、スライドさせる防護管により案内部がずれてしまうことがなく(電線と防護管が平行になる方向に回転モーメントにより回転されてしまうことがなく)、その案内部は防護管を斜行させて電線を挿入させることができる。
上記課題を解決する挿入補助具の第3の発明は、上記第1または第2の発明の特定事項に加え、前記拡開部は、防護管の割り部を拡開させる拡開面に沿うように、該割り部の相対移動する方向に回転自在に支持された複数本のローラ部材が並設されていることを特徴とするものである。
この発明では、防護管の割り部間に拡開部を割り込ませてスライドさせる際に、その拡開部の拡開面のローラ部材が回転することにより防護管の割り部のスライドを補助する。したがって、防護管を小さな力で移動させることができ、より容易に電線を防護管内に挿入することができる。
上記課題を解決する挿入補助具の第4の発明は、上記第3の発明の特定事項に加え、前記拡開部は、ローラ部材と平行に並列されて内側に位置することにより電線を挟持する複数本の支柱部材が並設されていることを特徴とするものである。
この発明では、ローラ部材を回転自在に支柱部材に支持させるとともに、その支柱部材でも電線を挟持させて保持することができる。したがって、より信頼性高く、電線を挟み込む状態に取り付けることができる。
上記課題を解決する挿入補助具の第5の発明は、上記第1から第4のいずれかの発明の特定事項に加え、前記拡開部は、防護管の割り部を拡開させる拡開面をそれぞれ備えて互いに近接または離隔する一対の拡開部材と、該拡開部材毎に案内部の反対側に連設された延長部材と、一対の拡開部材および延長部材の間を回動支点として連結する回動軸と、一対の延長部材間を離隔する方向に付勢して拡開部材を接近させる付勢手段と、を備えることを特徴とするものである。
この発明では、一対の延長部材を摘まむように操作するだけで、拡開部材間を離隔させて電線を拡開部内に位置決めすることができ、その摘まむ力を緩めるだけで延長部材間を離隔させる付勢手段の付勢力により拡開部材間が接近されてその電線を保持する状態に取り付けることができる。同様に操作することにより、反対に、拡開部材を離隔させて電線から拡開部を外して回収することもできる。したがって、容易に電線に着脱して防護管を装着する作業を行うことができる。
上記課題を解決する挿入補助具の第6の発明は、上記第5の発明の特定事項に加え、前記延長部材に、滑りを制限する材料を設けたことを特徴とするものである。
この発明では、滑ってしまうことなく延長部材を摘まんで操作することができる。したがって、遠隔位置から操作する道具を利用して、容易に電線に着脱することができる。
本発明によれば、電線を拡開部内に位置決めして取り付けるだけで、その拡開部により防護管の割り部を拡開させて乗り越えさせる際に、電線を内装状態にするように案内することができ、人手による無理な作業によらずに、容易に電線を防護管内に挿入することができる。
この防護管が拡開部を乗り越える際に、ローラ部材が防護管のスライドを補助することにより、防護管を小さな力で移動させて、電線を防護管内に容易に挿入することができる。また、延長部材を摘まむだけで拡開部材間に電線を取付可能な、所謂、クリップ構造にすることにより、電線への着脱作業を容易にすることができ、また、遠隔位置から操作する道具に引掛可能にすることにより、安全性を確保することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図4は本発明に係る挿入補助具の一実施形態を説明する図である。
図1〜図3において、挿入補助具10は、例えば、図6に示す電柱101の上部に設置されたトランス102の電線Dに、電力供給を止めることなく、図7に示す防護管103を図5に示す道具を用いて遠隔位置から被せる作業を行う際に、その作業を補助するために使用するものである。
ここで、防護管103は、胴体部104が自由に屈曲可能な蛇腹状の筒形状に形成されており、この胴体部104の外面の延在方向には、電線Dを挿入可能にスリット状の割り部105が形成されている。また、防護管103の割り部105の両側には、内装する電線Dからの絶縁性を確保するために外方に延長された脚部106が形成されていると共に、その脚部106の内側には、風等により内装した電線Dから容易に外れてしまわないようにツバ107が形成されて互いに組み合う構造になっている。この防護管103は、装着する電線Dの長さは千差万別であることから、任意の長さに切断して利用する。なお、本実施形態では、蛇腹状筒形状の防護管103を一例に説明するが、これに限るものではなく、単なる筒形状の防護管を電線などに被せる作業にも最適に使用することができることはいうまでもない。
挿入補助具10は、クリップ方式で電線Dに着脱することができるように構築されており、一対の本体部材11と、連結部材12と、トーションバネ(付勢手段)13と、複数本のローラ部材14と、複数本の支柱部材15と、引掛紐(引掛手段)16と、が組み立てられて作製されている。
本体部材11は、一対の平板材料をそれぞれ「く」の字に屈曲させる形状に作製されており、その中間角部同士を回動支点として相互に回動自在に連結部材12により連結されている。この本体部材11は、連結部材12を中心にする一端側(図1中における下側)に延在して、クリップとして対象物を挟む挟み部(拡開部材)21と、連結部材12を中心にする他端側(図1中における上側)に延在して、この挟み部21間を離隔させるために摘まむ摘まみ部(延長部材)22とを備えている。連結部材12は、軸部材としても機能するように、例えば、汎用品のボルト12aおよびナット12bにより構成されており、本体部材11の両側面に回動軸として貫通し、その本体部材11同士を回動自在に連結する。トーションバネ13は、胴体部13a内にこの連結部材12が貫通するとともに、脚部13bが本体部材11の摘まみ部22間に位置するように取り付けられており、その摘まみ部22間を互いに離隔させる方向に付勢してその弾性力により本体部材11の挟み部21間を接近させる。
これにより、本体部材11は、トーションバネ13の弾性力に抗して、摘まみ部22を互いに接近させる方向に摘まむことで挟み部21間に電線Dを位置させることができ、その摘まみ力を開放することにより、その挟み部21間にトーションバネ13の弾性力により電線Dを挟んだ状態に保持させることができる。同様に、この本体部材11は、摘まみ部22を互いに接近させる方向に摘まんで挟み部21間から電線Dを離脱させて取り外すことができる。
この一対の本体部材11の挟み部21は、一方の側方外方(図1における左側外方)に延長されて互いの外面(拡開面)を近接させる割込み面21aと、他方の側面を閉止するように互いに近接する方向に屈曲する閉止面21bとを備えている。この挟み部21の割込み面21aには、先端側の上部(摘まみ部22に近接する側)に電線Dを挟んで位置決めするように円弧状に切り欠かれた上部位置決め部21cが形成される一方、閉止面21b側には、下部(摘まみ部22から離隔する側)に電線Dを挟んで位置決めするように欠落させて閉止面を開放する下部位置決め部21dが形成されている。
また、この一対の本体部材11の挟み部21は、割込み面21aの先端から閉止面21b近傍まで、摘まみ部22から離隔する側で連結部材12と平行にリブ形状に突出する案内リブ(案内部)23が連設されている。
これにより、挟み部21は、防護管103の割り部105の間に、先端側が狭められている割込み面21aを入口側として差し込んで割り込ませることができ、この割込み面21aにより徐々に防護管103の割り部105の間を離隔させることができる。そして、この挟み部21は、その割込み面21aから連続する外面の拡開面21eにより拡開させた状態を維持しつつ、閉止面21bを出口側としてその防護管103の割り部105を乗り越えさせて(通過させて)、その割り部105を閉じさせることができる。この防護管103の内部には、案内リブ23が位置しており、その案内リブ23が割り部105の内面に対面しつつ摺接(係合)する状態で防護管103を案内することができる。
このとき、挟み部21内に電線Dを挟んで保持する場合には、その電線Dは、割込み面21aの先端側の上部位置決め部21cと、閉止面21bによる下部位置決め部21dとで回転やスライドさせる方向の力が加えられても位置ずれを起こさないように位置決めされており、挟み部21下部の案内リブ23に対して斜めに位置決めされている。このため、挟み部21の割込み面21aにより割り部105を拡開させつつ防護管103を閉止面21b側に向かって相対移動させると、その防護管103は、割り部105の内面が割込み面21aから閉止面21b側に向かうほど電線Dに接近する案内リブ23に摺接して、離脱することが制限されつつ案内される。ここで、挟み部21は、位置決め部21c、21dの2箇所で電線Dを挟持するので、その電線D回り方向には比較的容易に回転させて、作業し易いように取り付け姿勢を調整することができることはいうまでもない。すなわち、ここでいう回転は、防護管103を案内する案内リブ23が電線Dと平行になる方向の回転をいう。
すなわち、図4に示すように、防護管103は、電線Dに対して斜行するように案内リブ23に案内されて、割り部105が挟み部21を乗り越えるときには、電線Dに沿う位置からその電線Dを内装する位置に変位するように案内される。したがって、防護管103の割り部105を人手により拡開させて電線Dを挿入したり、防護管103の割り部105(ツバ107)が摺接して電線Dを傷つけてしまうなどの無理な作業を行うことなく、摘まみ部22を摘まんで挟み部21を電線Dに取り付けた後に、その挟み部21の割込み面21aから防護管103の割り部105内に割り込ませてその防護管103をスライド(相対移動)させるだけで、電線Dを内部に挿入して内装する状態に装着することができる。
さらに、一対の本体部材11の挟み部21は、割込み面21aから連続する閉止面21bまでの拡開面21eに沿うように(拡開面21eを構成するように)、ローラ部材14が設けられており、このローラ部材14は、割り部105を拡開されつつ相対移動する防護管103のスライド方向を回転方向に一致させるように並列されている。また、この挟み部21には、ローラ部材14と同様に、拡開面21eに沿うように、支柱部材15が設けられており、この支柱部材15は、ローラ部材14間に平行になるように並列されている。
この挟み部21のローラ部材14は、図2や図3(b)に示すように、割込み面21aに連続するとともに、支柱部材15の間で外周面が出っ張るように外側に配置されており、割込み面21aから防護管103の割り部105を受け取るとともに、その防護管103の割り部105が支柱部材15に摺接しないように受け流す。これにより、防護管103は、大きく拡開された状態でも小さな力で挟み部21に対して相対移動させることができ、電線Dを内装する方向にスムーズにスライドさせることができる。
この挟み部21の支柱部材15は、図2(b)や図3(b)に示すように、ローラ部材14よりも内側に配置されており、位置決め部21c、21dに位置決め保持されている電線Dを同時に挟持して保持することができる。これにより、挟み部21は、位置決め部21c、21dで電線Dを位置決めするのに加えて、支柱部材15が電線Dの延在方向の2箇所で回転したり移動しないように挟持して位置決め保持することができる。
一方、一対の本体部材11の摘まみ部22は、外面側に滑り止め用のゴム材料が貼り付けられており、また、他の道具等に引っ掛けておくことができる引掛紐16が取り付けられている。
これにより、摘まみ部22は、図5に示すような掴む道具、例えば、所謂、ヤットコ30を用いて滑らないように摘まんで電線Dに挟み部21を着脱することができ、また、念のために引掛紐16をそのヤットコ30の掴み部31内に引っ掛けておくことにより、滑ってしまった場合にも挿入補助具10を落下させてしまうことを回避することができる。
ここで、ヤットコ30は、挿入補助具10の摘まみ部22を摘まんだり防護管103の胴体部104を掴む掴み部31と、作業者が把持して挿入補助具10を電線Dの近傍に持っていく支持棒35と、掴み部31を動作させる力を伝達する伝達棒36と、作業者の操作を伝達棒36に伝えて掴み部31を動作させるハンドル37と、挿入補助具10側からの水分を滴下させる傘カバー38と、電線Dからの絶縁性を考慮して安全に作業を行い得る限界位置を示す傘カバー39とを備えており、概略全体をプラスチックやゴム材料などの絶縁材料で作製されて絶縁性が確保されている。
簡単に説明すると、ヤットコ30の掴み部31は、円弧形状に形成されて支持棒35に固設されている不動部材32と、同様に円弧形状に形成されて伝達棒36に連結されているとともに不動部材32側の回動軸32aを中心に回動自在に軸支されている可動部材33とを備えている。このヤットコ30は、作業者が支持棒35およびハンドル37を掴むと伝達棒36が引かれて掴み部31の可動部材33が不動部材32に接近するように回動して挿入補助具10の摘まみ部22を摘まむことができ、その状態で挟み部21を電線Dに取り付けたり、その電線Dから外すことができる。なお、この掴み部31の可動部材33は、不図示のスプリングなどの弾性材料により不動部材32から離隔する方向に付勢されている。
このように本実施形態においては、ヤットコ30の掴み部31により挿入補助具10の摘まみ部22を摘まんで挟み部21を広げたまま、遠隔位置の電柱101上部に設置されたトランス102の電線Dの近傍まで持って行くことができ、電力供給を止めることなく、その電線Dに挿入補助具10の挟み部21を簡単に取り付けることができる。この後には、同様に、ヤットコ30で防護管103を掴んで割り部105間に端部側から挿入補助具10の挟み部21の割込み面21aを差し込んで割り込ませることにより、図4に示すように、その防護管103の割り部105間を拡開させつつローラ部材14により小さな力でスムーズに送ってスライドさせることができる。この防護管103は、割り部105の内面が案内リブ23により外れてしまうことを制限されつつ案内されることによって、その割り部105が挿入補助具10の挟み部21を乗り越えて閉じたときには、沿う位置にあった電線Dを内装する状態になる。
したがって、人手による無理な作業によらずに、安全を確保しつつ容易に電線Dに防護管103を被せることができる。なお、この挿入補助具10は、この挿入作業の後に、摘まみ部22を再度ヤットコ30により摘まんで電線Dから容易に取り外せばよい。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
本発明に係る挿入補助具の一実施形態の概略全体構成を示す図であり、その立面図である。 その挿入補助具の図1を正面図とした場合の図であり、(a)は左側面図、(b)は右側面図である。 その挿入補助具の図1を正面図とした場合の図であり、(a)は上面図、(b)は底面図である。 その挿入補助具の使用を説明する図である。 その挿入補助具等を掴む道具を示す平面図である。 その挿入補助具により防護管内に挿入する電線を示す立面図である。 その挿入補助具により電線に被せる防護管を示す図であり、(a)はその平面図、(b)はその縦断面図である。
符号の説明
10 挿入補助具
11 本体部材
12 連結部材
13 トーションバネ
14 ローラ部材
15 支柱部材
16 引掛紐
21 挟み部
21a 割込み面
21c、21d 位置決め部
21e 拡開面
22 摘まみ部
23 案内リブ
30 ヤットコ
31 掴み部
37 ハンドル
103 防護管
104 胴体部
105 割り部
D 電線

Claims (6)

  1. 電線に取り付けた状態にして、筒形状に形成された防護管の延在方向に切り込まれている割り部間を拡開させて、当該防護管内に電線を内装状態に挿入する際に使用する挿入補助具であって、
    電線を内部に位置させるとともに該電線の平行方向に移動する防護管の割り部間に拡開面を割り込ませて該割り部間を拡開させる拡開部と、防護管の割り部に割り込ませる拡開部の拡開面の入口側および出口側に電線を挟み込んで位置決め保持する位置決め部と、拡開部から離脱しないように防護管の割り部の内面に係合しつつ位置決め部により位置決めされている電線を内装する方向に該防護管を案内する案内部と、を備えており、
    拡開部は、互いに近接または離隔する部材間で電線を挟んだ状態にして該部材の外面側を拡開面にするとともに、該拡開面は、少なくとも入口側が先端側ほど接近する平面材料の外面で構成されて防護管の割り部間に割り込ませる割込み面に形成されていることを特徴とする挿入補助具。
  2. 前記案内部は、拡開部の入口側に位置決めされた電線から離隔する位置より、該拡開部の出口側に位置決めされた電線に近接する位置に、防護管の割り部の内面を案内することを特徴とする請求項1に記載の挿入補助具。
  3. 前記拡開部は、防護管の割り部を拡開させる拡開面に沿うように、該割り部の相対移動する方向に回転自在に支持された複数本のローラ部材が並設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の挿入補助具。
  4. 前記拡開部は、ローラ部材と平行に並列されて内側に位置することにより電線を挟持する複数本の支柱部材が並設されていることを特徴とする請求項3に記載の挿入補助具。
  5. 前記拡開部は、防護管の割り部を拡開させる拡開面をそれぞれ備えて互いに近接または離隔する一対の拡開部材と、該拡開部材毎に案内部の反対側に連設された延長部材と、一対の拡開部材および延長部材の間を回動支点として連結する回動軸と、一対の延長部材間を離隔する方向に付勢して拡開部材を接近させる付勢手段と、を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の挿入補助具。
  6. 前記延長部材に、滑りを制限する材料を設けたことを特徴とする請求項5に記載の挿入補助具。
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