JP5519035B1 - 防護管 - Google Patents

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Abstract

【課題】防護管挿入機を用いることなく、電線に容易に装着できる防護管を提供する。
【解決手段】防護管10は、開閉する一対の湾曲腕7a・7bを先端部に有する絶縁操作棒70を用いて、電線Wをその外周方向から内部に導入できる。防護管10は、長尺の本体部11と一対の鍔部12・13を備える。一対の鍔部12・13は、本体部11の長手方向に沿って外周方向に突出し、互いに密着している。一対の鍔部12・13は、湾曲腕の先端爪71a・71bが鍔部12・13の先端縁側から挿入可能な一対の第1凹部14・15を外壁の端部に有する。一対の先端爪71a・71bを一対の第1凹部14・15に挿入して、一対の鍔部12・13が閉じた状態で、第1の開角を設けて閉じた一対の湾曲腕7a・7bを開くと、一対の鍔部12・13の端部を拡げることができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、防護管に関する。特に、絶縁操作棒を用いて、架空配電線に防護管を無停電状態で装着可能な防護管の構造に関する。
例えば、建設工事現場の近傍に架空配電線が架設されている場合には、架空配電線を絶縁性の防護管(いわゆる「ポリ管」)で覆っている。これにより、建設作業用の機器類が架空配電線に直接、接触することを防止できる。又、樹木の枝などが架空配電線に接触する可能性がある場合にも、架空配電線に防護管が装着され、地絡事故などを未然に防止できる。
架空配電線に防護管を無停電状態で装着する活線作業には、直接活線工法と間接活線工法の二通りがある。直接活線工法は、作業者が高圧ゴム手袋などの保護具を着用して、通電中の架空配電線に直接触れて防護管を装着する。一方、間接活線工法は、作業者が絶縁操作棒(ホットスティック)などを用いて、通電中の架空配電線に直接触れることなく防護管を装着することができる。近年では、作業環境の改善の観点から、直接活線工法から間接活線工法へと転換が進行している。
間接活線工法による防護管の装着作業には、手動式と油圧を動力源とする機械式の二通りがあることが知られている。手動式の防護管の装着作業としては、防護管をその切れ目から開拡可能な楔状のアダプタを把持工具に設けた第1絶縁操作棒(いわゆる、ヤットコ)と、鉤状のフックを先端部に取り付けた第2絶縁操作棒を用いて、架空配電線に防護管を簡易に装脱する、防護管の装着方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、機械式の防護管挿入機を用いた防護管の装着作業としては、一対のスプロケットに巻き掛けされたゴムベルトによって、防護管をその搬送路に沿って移送することにより、防護管との接触面積を増加できることで送り力を増大でき、防護管送り時の安定性を向上できると共に、防護管接続具を、防護管の係止突起に係合させることにより、防護管同士の接続時に先行する防護管を確実に固定して後続の防護管との接続作業を円滑に行うことができる防護管挿入機が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2009−219326号公報 特開2000−197225号公報
図10は、防護管挿入機を用いて電線に防護管を装着する従来の作業の一例を示す平面図である。本願の図10は、特許文献1の図21に相当している。又、図11は、従来技術による防護管の構成を示す図であり、図11(A)は、防護管の正面図、図11(B)は、図11(A)のX−X矢視断面図である。
図10を参照すると、電線Wには、防護管挿入機100を取り付けている。防護管挿入機100は、レール101と分離板102を備えている。レール101は、電線Wの斜め下方に延びるように配置されている。レール101に沿わせて、防護管9を防護管挿入機100に挿入すると、防護管9は、その割部が分離板102に当接して開拡できる。そして、防護管9は、割部が開拡した状態を維持した状態で、レール101に案内されて電線Wに至ることができる。
図10を参照して、防護管挿入機100に設けられた送りタイヤ103を油圧モータ104で回転駆動することで、レール101に案内された防護管9は、電線Wに向けて送り出される。電線Wに達した防護管9は、その割部が開拡して開拡領域を形成しているので、送りタイヤ103によって更に送り込まれると、その開拡領域に電線Wが入り込み、電線Wに防護管9を装着できる。
図10を参照して、上述した防護管の装着作業は、高所作業車に設けたバケット(図示せず)に複数の作業員が搭乗して実施されている。絶縁操作棒Hs1は、一組の支持ローラ10rを中間部に設けている。絶縁操作棒Hs1の基端部をバケットに固定すると共に、絶縁操作棒Hs1の先端部を電線Wに係合しておく。そして、防護管9の後端部側を支持ローラ10rで支持しておく。
図10を参照して、絶縁操作棒Hs2は、一対の湾曲腕を先端部に備えている。防護管9の中央部を絶縁操作棒Hs2で把持しながら、防護管9を防護管挿入機100に送り出し、電線Wに防護管9を装着できる。
図10を参照して、防護管挿入機100は、絶縁操作棒Hs3の先端部に連結している。防護管挿入機100は相当の重量物である。したがって、防護管挿入機100が電線Wに支持されているとはいえ、バケットに搭乗した状態で、作業員が絶縁操作棒Hs3を保持し続けることは負担が大きいという問題がある。更に、従来の防護管の装着作業は、絶縁操作棒Hs2を操作する別の作業員が必要であるという問題がある。
次に、防護管挿入機100に適用される従来技術による防護管9の構成を説明する。図11(A)を参照すると、防護管9は、本体部91、第1接続部92、及び第2接続部93で構成している。
図11(A)を参照すると、本体部91は、長尺な円筒状に形成している。第1接続部92は、本体部91の一端部側に形成され、他の防護管9の第2接続部93に挿入可能な差し込みフランジ92aを端部に形成している。第2接続部93は、本体部91の他端部側に形成され、他の防護管9の第1接続部92が挿入できるよう、端部を拡開できる。又、第2接続部93は、他の防護管9の第1接続部92が挿入されて、差し込みフランジ92aが嵌合可能な、内壁が拡径する膨張部93aを形成している。
一般、防護管9は、第1接続部92を先頭に電線Wに挿入され、後続する防護管9の差し込みフランジ92aが先の防護管9の膨張部93aに嵌合して、複数の防護管9を連設できる。
図11(B)を参照すると、防護管9は、その長手方向に沿って、外周方向に突出する一対の鍔部94a・94bを有している。通常、一対の鍔部94a・94bは、密着して、防護管9の内部を閉じている。一対の鍔部94a・94bを離隔するように拡げると、電線Wを外周方向から挿入できる。そして、一対の鍔部94a・94bを解放すると、防護管9が弾性復帰して、電線Wを覆って防護できる。
又、図11(B)を参照すると、防護管9の内径を拡径することで、一対の鍔部94a・94bが拡がり、電線Wを外周方向から挿入できる。前述した防護管挿入機100は、防護管9の内径を拡径することで、防護管9を電線Wに挿入しており、防護管の割部とは、一対の鍔部94a・94bが密着する箇所を示している。
図11を参照すると、従来技術による防護管9は、防護管挿入機100に適用可能に構成されている。特許文献1は、防護管挿入機を用いることなく、電線に防護管を無停電状態で装着できるとしているが、2本の絶縁操作棒を連係して操作する必要がある。防護管挿入機を用いることなく、電線に防護管を無停電状態で容易に装着可能な防護管が求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、防護管挿入機を用いることなく、防護管を電線に容易に装着できる防護管を提供することを目的とする。
本発明者は、電線をその外周方向から円筒状の本体部の内部に導入するために、防護管の長手方向に沿って、外周方向に突出する一対の鍔部が拡がるように、絶縁操作棒の先端部に設けた開閉する一対の湾曲腕の先端爪を挿入可能な一組の凹部を一対の鍔部の外壁に設け、これら凹部を防護管の両端部に配置することにより、この課題が解決可能なことを見出し、これに基づいて、以下のような新たな防護管を発明するに至った。
(1)本発明による防護管は、開閉する一対の湾曲腕を先端部に有する絶縁操作棒を用いて、電線をその外周方向から内部に導入可能な防護管であって、円筒状に形成された長尺の本体部と、前記本体部の長手方向に沿って外周方向に突出すると共に、互いに密着して前記本体部の内部を閉じる一対の鍔部と、を備え、一対の前記鍔部は、一対の前記湾曲腕が第1の開角を設けて閉じた状態で、これらの湾曲腕の先端爪が当該鍔部の先端縁側から挿入可能な一対の第1凹部を外壁の端部に有し、一対の前記湾曲腕の先端爪を一対の前記第1凹部に挿入して、一対の前記鍔部が閉じた状態で、第1の開角を設けて閉じた一対の前記湾曲腕を開くと、一対の前記鍔部の端部を拡げる。
(2)一対の前記第1凹部の両翼に配置され、一対の前記鍔部の先端縁と反対側に開口すると共に、一対の前記湾曲腕が前記第1の開角より広い第2の開角を設けて閉じた状態で、これらの湾曲腕の先端爪が前記本体部を越えて挿入可能な一対の第2凹部を更に備え、一対の前記湾曲腕の先端爪を一対の前記第2凹部に挿入して、一対の前記鍔部が閉じた状態で、第2の開角を設けて閉じた一対の前記湾曲腕を開くと、一対の前記鍔部の端部を拡げることが好ましい。
(3)一方の面を前記本体部の端面側に露出し、防護管を長手方向に互いに吸着する第1磁石を前記第1凹部に取り付けていることが好ましい。
(4)一方の面を前記本体部の端面側に露出し、防護管を長手方向に互いに吸着する第2磁石を前記第2凹部に取り付けていることが好ましい。
(5)一方の前記湾曲腕が固定腕からなり、他方の前記湾曲腕が可動腕からなることが好ましい。
本発明による防護管は、絶縁操作棒の先端部に設けた開閉する一対の湾曲腕の先端爪を挿入可能な一組の凹部を一対の鍔部の外壁に設け、これら凹部を防護管の両端部に配置しているので、防護管挿入機を用いることなく、防護管を電線に容易に装着できる。
本発明の一実施形態による防護管の構成を示す斜視図である。 前記実施形態による防護管の構成を示す縦断面図である。 図2のX−X矢視断面図である。 図2のA矢視図であり、防護管の一方の端部のみを示している。 前記実施形態による防護管を把持するための絶縁操作棒の正面図であり、図5(A)は、絶縁操作棒の基端部側を示し、図5(B)は、絶縁操作棒の先端部側を示している。 前記実施形態による防護管を把持するための絶縁操作棒の先端部を拡大した正面図であり、一対の湾曲腕を最も開いた状態図である。 前記実施形態による防護管を把持するための絶縁操作棒の先端部を拡大した正面図であり、所定の開角を設けて一対の湾曲腕を閉じた状態図である。 前記実施形態による防護管の使用状態を示す正面図であり、一対の湾曲腕を一対の第1凹部に挿入した状態図である。 前記実施形態による防護管の使用状態を示す正面図であり、一対の湾曲腕を一対の第2凹部に挿入した状態図である。 防護管挿入機を用いて電線に防護管を装着する従来の作業の一例を示す平面図である。 従来技術による防護管の構成を示す図であり、図11(A)は、防護管の正面図、図11(B)は、図11(A)のX−X矢視断面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[防護管の構成]
最初に、本発明の一実施形態による防護管の構成を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による防護管の構成を示す斜視図である。図2は、前記実施形態による防護管の構成を示す縦断面図である。図3は、図2のX−X矢視断面図である。図4は、図2のA矢視図であり、防護管の一方の端部のみを示している。
図1から図4を参照すると、本発明の一実施形態による防護管10は、長尺の本体部11と一対の鍔部12・13を備えている。本体部11は、円筒状に形成されている。本体部11は、架空配電線などの電線Wをその外周方向から内部に導入できる。
図1から図4を参照すると、一対の鍔部12・13は、本体部11の長手方向に沿って外周方向に突出している。通常、一対の鍔部12・13は、互いに密着して、本体部11の内部を閉じている。一対の鍔部12・13を離隔するように拡げると、電線Wを外周方向から挿入できる。そして、一対の鍔部を解放すると、本体部11が弾性復帰して、電線Wを覆って防護できる。
図1又は図2を参照すると、一対の鍔部12・13を拡げることで、一対の鍔部12・13の間から電線Wを本体部11の内部に導入できる。又、一対の鍔部12・13を拡げることで、一対の鍔部12・13の間から電線Wを導出できる。後述する絶縁操作棒70は、一対の鍔部12・13を拡げることで、防護管10を電線Wに導入、又は、防護管10から電線Wを導出している。
図1から図4を参照すると、一対の鍔部12・13は、相反する向きに向かう一対の第1鍔片12a・13aを鍔部12・13の基端部から延出している。更に、一対の鍔部12・13は、一対の鍔部12・13に対向配置された一対の第1対向片12b・13bを一対の第1鍔片12a・13aの先端部から延出している。
図3又は図4を参照すると、鍔部12と第1対向片12bを第1リブ12rで結合すると共に、鍔部12と第1対向片12bの間を第1リブ12rで区画している。同様に、鍔部13と第1対向片13bを第1リブ13rで結合すると共に、鍔部13と第1対向片13bの間を第1リブ13rで区画している。そして、これらの第1リブ12r・13rで区画された一方の空間を、後述する一対の湾曲腕7a・7bの先端爪71a・71bが挿入可能な一対の第1凹部14・15とした(図2又は図8参照)。又、これらの第1リブ12r・13rで区画された他方の空間に第1磁石m1を取り付けている(図1又は図4参照)。
図1から図4を参照すると、一対の第1対向片12b・13bは、相反する向きに向かう一対の第2鍔片12c・13cを第1対向片12b・13bの先端部から延出している。更に、第2鍔片12c・13cは、一対の第1対向片12b・13bに対向配置された一対の第2対向片12d・13dを一対の第2鍔片12c・13cの先端部から延出している。
図3又は図4を参照すると、第1対向片12bと第2対向片12dを第2リブ16rで結合すると共に、第1対向片12bと第2対向片12dの間を第2リブ16rで区画している。同様に、第1対向片13bと第2対向片13dを第2リブ17rで結合すると共に、第1対向片13bと第2対向片13dの間を第2リブ17rで区画している。そして、これらの第2リブ16r・17rで区画された一方の空間を、後述する一対の湾曲腕7a・7bの先端爪71a・71bが本体部11側から挿入可能な一対の第2凹部16・17とした(図3又は図9参照)。又、これらの第2リブ16r・17rで区画された他方の空間に第2磁石m2を取り付けている(図1又は図3参照)。
図1又は図3及び図4を参照すると、第1磁石m1は、その一方の面が本体部11の端面側に露出するように、第1凹部14・15に取り付けている。一組の第1磁石m1・m1は、防護管10の両端部に配置しており、防護管10の端面同士をつき合わせて、複数の防護管10を長手方向に互いに吸着できる。
図1又は図3及び図4を参照すると、第2磁石m2は、その一方の面が本体部11の端面側に露出するように、第2凹部16・17に取り付けている。一組の第2磁石m2・m2は、防護管10の両端部に配置しており、防護管10の端面同士をつき合わせて、複数の防護管10を長手方向に互いに吸着できる。なお、本体部11の端部には、一組の第1磁石m1・m1を取り付けるだけでもよく、一組の第2磁石m2・m2を取り付けるだけでもよい。
(絶縁操作棒の構成)
次に、実施形態による防護管10を把持するための絶縁操作棒の構成を説明する。図5は、前記実施形態による防護管を把持するための絶縁操作棒の正面図であり、図5(A)は、絶縁操作棒の基端部側を示し、図5(B)は、絶縁操作棒の先端部側を示している。
図6は、前記実施形態による防護管を把持するための絶縁操作棒の先端部を拡大した正面図であり、一対の湾曲腕を最も開いた状態図である。図7は、前記実施形態による防護管を把持するための絶縁操作棒の先端部を拡大した正面図であり、所定の開角を設けて一対の湾曲腕を閉じた状態図である。
図5から図7を参照すると、間接活線工具となる絶縁操作棒70(いわゆる、絶縁ヤットコ)は、長尺の操作棒71と把持工具72で構成している。把持工具72は、操作棒71の先端部に着脱自在に取り付けられている。又、絶縁操作棒70は、作動棒73を備えている。絶縁操作棒70は、操作棒71及び作動棒73の中間部が絶縁性を有するプラスチックパイプなどで連結され、間接活線工法に好適なように、絶縁性が確保されている。
図5から図7を参照すると、把持工具72は、開閉する一対の湾曲腕7a・7bで構成している。そして、一方の湾曲腕7aは、基端部が固定された固定腕であり、他方の湾曲腕7bは、一方の湾曲腕7aの基端部に設けた回動軸7cを中心に回動する可動腕となっている。
図5から図7を参照すると、作動棒73は、操作棒71に沿って保持されている。作動棒73の先端部は、他方の湾曲腕7bに回動可能に連結している。そして、作動棒73の手許部に設けた操作レバー74を操作すると、一方の湾曲腕7aに対して、他方の湾曲腕7bを開閉できる。
図5を参照して、操作レバー74を握って、操作レバー74を操作棒71に近づけると、一方の湾曲腕7aに対して、他方の湾曲腕7bを閉じることができる。操作レバー74を解放すると、操作レバー74に連結したばね(図示せず)の力で、一方の湾曲腕7aに対して、他方の湾曲腕7bを開くことができる。図4又は図5は、一方の湾曲腕7aに対して、他方の湾曲腕7bが最大に開いた状態を示している。
図5を参照して、一方の湾曲腕7aは、先細り状の先端爪71aを突出している。先端爪71aは、把持面70aを形成している。把持面70aは、操作棒71の軸中心と略平行に配置されている。同様に、他方の湾曲腕7bは、先細り状の先端爪71bを突出している。先端爪71bは、把持面70bを形成している。把持面70bは、把持面70aと所定の開角を設けて配置されている。図5を参照して、操作レバー74を握ると、把持面70bを把持面70aに近づけることができる。そして、被把持物を把持できる。
[防護管の作用]
次に、実施形態による絶縁操作棒70を用いて、防護管に架空配電線を挿入する方法を説明しながら、防護管10の作用及び効果を説明する。
図8は、前記実施形態による防護管の使用状態を示す正面図であり、一対の湾曲腕を一対の第1凹部に挿入した状態図である。図9は、前記実施形態による防護管の使用状態を示す正面図であり、一対の湾曲腕を一対の第2凹部に挿入した状態図である。
図8を参照すると、一対の第1凹部14・15は、一対の鍔部12・13の先端縁側に向かって開口している。一対の湾曲腕7a・7bが第1の開角を設けて閉じた状態で、一対の先端爪71a・71bを一対の第1凹部14・15に挿入することができる。次に、第1の開角を設けて閉じた一対の湾曲腕7a・7bを開くと、一対の鍔部12・13の端部を拡げることができる。そして、一対の鍔部12・13を拡げることで、一対の鍔部12・13の間から電線Wを本体部11の内部に導入できる。又、一対の鍔部12・13を拡げることで、一対の鍔部12・13の間から電線Wを導出できる。
図9を参照すると、一対の第2凹部16・17は、一対の鍔部12・13の先端縁と反対側に開口している。一対の湾曲腕7a・7bが第1の開角より広い第2の開角を設けて閉じた状態で、本体部11を越えて、一対の先端爪71a・71bを一対の第2凹部16・17に挿入することができる。次に、第2の開角を設けて閉じた一対の湾曲腕7a・7bを開くと、一対の鍔部12・13の端部を拡げることができる。そして、一対の鍔部12・13を拡げることで、一対の鍔部12・13の間から電線Wを本体部11の内部に導入できる。又、一対の鍔部12・13を拡げることで、一対の鍔部12・13の間から電線Wを導出できる。
このように、実施形態による防護管10は、絶縁操作棒70の先端部に設けた開閉する一対の湾曲腕7a・7bの先端爪71a・71bを挿入可能な一組の第1凹部14・15又は一組の第2凹部16・17を一対の鍔部12・13の外壁に設け、これら凹部を防護管10の両端部に配置しているので、防護管挿入機を用いることなく、防護管10を電線Wに容易に装着できる。
本発明による防護管は、次のような効果が奏される。
(1)防護管挿入機を用いることなく、絶縁操作棒のみで防護管の取り付け、又は、防護管の撤去を容易に実施ができる。
(2)鍔部側又は本体部側のいずれの方向からでも、一対の鍔部の端部を拡げることができる。
(3)複数の防護管を長手方向に磁石で接続できる。
本発明は、絶縁操作棒などを用いて、無停電状態の高圧配電線を間接的に活線工事できる防護管を開示したが、本発明の防護管は、間接活線工事用に限定されることなく、他の分野でも応用されることが期待される。
7a・7b 一対の湾曲腕
10 防護管
11 本体部
12・13 一対の鍔部
14・15 一対の第1凹部
70 絶縁操作棒
71a・71b 一対の先端爪
W 電線

Claims (4)

  1. 開閉する一対の湾曲腕を先端部に有する絶縁操作棒を用いて、電線をその外周方向から内部に導入可能な防護管であって、
    円筒状に形成された長尺の本体部と、
    前記本体部の長手方向に沿って外周方向に突出すると共に、互いに密着して前記本体部の内部を閉じる一対の鍔部と
    一対の前記鍔部の外壁にそれぞれ設けられ、一対の前記湾曲腕が第1の開角を設けて閉じた状態で、これらの湾曲腕の先端爪が当該鍔部の先端縁側から挿入可能な一対の第1凹部
    一対の前記第1凹部の両翼に配置され、一対の前記鍔部の先端縁と反対側に開口すると共に、一対の前記湾曲腕が前記第1の開角より広い第2の開角を設けて閉じた状態で、これらの湾曲腕の先端爪が前記本体部を越えて挿入可能な一対の第2凹部と、
    を備え、
    一対の前記湾曲腕の先端爪を一対の前記第1凹部に挿入して、一対の前記鍔部が閉じた状態で、第1の開角を設けて閉じた一対の前記湾曲腕を開くと、一対の前記鍔部の端部拡げられ、あるいは、一対の前記湾曲腕の先端爪を一対の前記第2凹部に挿入して、一対の前記鍔部が閉じた状態で、第2の開角を設けて閉じた一対の前記湾曲腕を開くと、一対の前記鍔部の端部が拡げられる防護管。
  2. 前記第1凹部に取り付けられ、一方の面を前記本体部の端面側に露出し、防護管を長手方向に互いに吸着する第1磁石をさらに備える請求項記載の防護管。
  3. 前記第2凹部に取り付けられ、一方の面を前記本体部の端面側に露出し、防護管を長手方向に互いに吸着する第2磁石をさらに備える請求項2記載の防護管。
  4. 一方の前記湾曲腕が固定腕からなり、他方の前記湾曲腕が可動腕からなる絶縁操作棒が利用される請求項1から3のいずれかに記載の防護管。
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