JP4684336B2 - 拡開補助具 - Google Patents

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Description

本発明は、拡開補助具に関し、詳しくは、大掛かりな装置を使用することができない箇所に架設されている電線を、防護管内に挿入する作業を行う際に使用するものに関する。
従来より、工事などの作業中に、電線に触れて感電したり、電線自体を損傷してしまうことを防止するために、工事などを行う前に、触れるなどしてはいけない電線の存在を認識し易くして注意喚起するために、防護管を被せることが行われている。このような防護管を電線に装着する際には、防護管脱着装置を用いることが知られている。この防護管脱着装置は、作業者との間の絶縁性を確保しつつ、電力を供給している電線に防護管を装着する必要があることから、絶縁性の確保されている操作棒の先端に装置本体が取り付けられている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2000−197225号公報 特開2003− 47115号公報
このような防護管脱着装置にあっては、油圧モータを取り付けた大掛かりな装置であり、長い距離の電線を保護する必要がある場合に、その防護管を連結させつつ電線をその内部に挿入して内装状態にする際に主に使用される。
しかしながら、防護管内に挿入して保護する必要がある電線は、これに限らず、例えば、図12に示すように、電柱101の上部に設置されたトランス102に接続した電線Dにも防護管を被せて保護することが必要な場合がある。このような場合にまで、大掛かりな防護管脱着装置を使用するのは大変であり、狭い作業スペースで使用できない場合もある。また、この電線Dは、防護管脱着装置のような重い装置の荷重を掛けると、断線等の虞がある。
このことから、電線Dに、例えば、図13に示す簡易構造の防護管103を手作業により被せる場合がある。この場合、トランス102などに接続される電線Dにも高電圧が流れているので、電力供給を止めることができないときには、絶縁用保護具を着用する必要がある。しかし、絶縁用保護具を着用して作業するよりも、防護管脱着装置と同様に、遠隔位置から絶縁性を確保しつつ、その電線Dに防護管103を被せる作業を実現する方が望ましい。
ここで、防護管103は電線Dを挿入するための割り部105が外周面に切り込まれているが、その割り部105にはツバ107が形成されている。一方、トランス102の電線Dの長さは色々であることから、防護管103は任意の長さに切断して利用する。このため、防護管103の端部103aの割り部105にもツバ107が存在しており、このツバ107を除くには大変な労力が必要であるとともに、除いてしまうと防護管103が風等により不用意に電線Dから外れてしまうという不都合が発生する虞がある。
このことから、ツバ107をそのままにして防護管103の端部103aから電線Dを挿入させるためには、その割り部105のツバ107を押し分けて電線Dを防護管103内に進入させなければならない。このような防護管103の端部103aでは、電線Dを進入させ難く、また、無理に進入させようとすると、電線Dに傷が付いてしまう、という課題がある。
要するに、遠隔位置から電線Dに防護管103を容易に被せる作業を実現する場合にも、その防護管103の端部103aから電線Dをスムーズに進入させることも可能にする必要がある。
そこで、本発明は、電線を防護管内に挿入して内装させる作業を補助することにより、防護管を電線に被せる挿入作業を容易化することのできる拡開補助具を提供することを目的とする。
上記課題を解決する拡開補助具の発明は、筒形状に形成された防護管の延在方向に切り込まれている割り部間を拡開させて、当該防護管内に電線を内装状態に挿入する際に使用する拡開補助具であって、防護管の端部の開口側から差込可能に形成されている板状部材からなる差込部を具備しており、該差込部は、防護管端部の開口内に差し込む先端側から後端側の延在方向に対して直交する方向に湾曲して、当該直交方向の断面形状が該防護管端部の開口よりも大径に形成されることにより当該開口径を拡大して割り部間を拡開させるとともに、該直交方向の断面形状に半円形以下の切欠部を有する不完全な円形になるように形成されていることを特徴とするものである。
この発明の構成要素を分解あるいは追加・変更しても、上記課題の解決を達成することができる。
例えば、上記課題を解決する拡開補助具の第1の発明は、筒形状に形成された防護管の延在方向に切り込まれている割り部間を拡開させて、当該防護管内に電線を内装状態に挿入する際に使用する拡開補助具であって、防護管の端部の開口よりも大きく形成されて該開口内に差し込む板状部材からなる差込部を具備することを特徴とするものである。
この発明では、差込部を防護管端部の開口内に差し込むと、その差込部が防護管端部の開口よりも大きいために、差し込まれた部分の割り部間が離隔されて拡開される。したがって、防護管の端部の割り部間と差込部との間に画成される隙間(空間)に電線を位置させて、防護管内に電線を内装状態に挿入する作業を開始することができる。
上記課題を解決する拡開補助具の第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記差込部を、防護管の端部の開口よりも幅狭な先端側から徐々に拡大して該開口よりも幅広な後端側を有するように形成したことを特徴とするものである。
この発明では、差込部を先端側から防護管端部の開口内に差し込むと、その防護管は、端部の開口よりも幅広の後端側が差し込まれるに従って割り部間が離隔される。したがって、防護管端部の開口内に差込部をスムーズに差し込むことができ、例えば、離隔していて、作業する際に大きな力を発揮することのできない位置の防護管端部の割り部でも容易に拡開させることができる。
上記課題を解決する拡開補助具の第3の発明は、上記第2の発明の特定事項に加え、前記差込部を、先端側から後端側の延在方向に対して直交する方向に湾曲する円弧形状に形成したことを特徴とするものである。
この発明では、円弧形状の凹形状が割り部側に面するように差込部を防護管端部の開口内に差し込むことにより、その割り部と差込部の凹形状との間に、より大きな隙間が画成される。したがって、その隙間に電線をより容易に位置させることができ、挿入作業をより容易化することができる。
上記課題を解決する拡開補助具の第4の発明は、上記第2または第3の発明の特定事項に加え、前記差込部の後端側に、先端側からの延在方向に対して平行な側辺を形成したことを特徴とするものである。
この発明では、防護管端部の開口内に差込部を後端側まで差し込むと、平行な側辺がその防護管の内面に位置する。したがって、防護管端部の開口が閉まろうとする力により、差込部が離脱する方向に滑ってしまうことがなく、その差込部を防護管端部の開口内に留まらせることができる。
上記課題を解決する拡開補助具の第5の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記差込部を、先端側から後端側まで、防護管の端部の開口における最大の内面間隔よりも大きく均等な外面間隔を有するように形成したことを特徴とするものである。
この発明では、防護管端部の開口内に差込部を差し込むと、先端側から後端側まで平行な外面がその防護管の内面に位置する。したがって、防護管端部の開口が閉まろうとする力により、差込部が離脱する方向に滑ってしまうことがなく、その差込部を防護管端部の開口内に留まらせることができる。
上記課題を解決する拡開補助具の第6の発明は、上記第5の発明の特定事項に加え、前記差込部を、先端側から後端側の延在方向に対して直交する方向に湾曲して、当該直交方向の断面形状が半円形以下の切欠部を有する不完全な円形になるように形成したことを特徴とするものである。
この発明では、円弧形状の凹形状が割り部側に面する(切欠部が割り部側に位置する)ように差込部を防護管端部の開口内に差し込むことにより、切欠部を介して、その割り部と差込部の凹形状との間に、より大きな隙間が画成される。また、防護管が円筒形状の場合には、開口内面に差込部外面が面接触するように差し込まれて、防護管端部の開口が閉まろうとする力により離脱する方向に滑ってしまうことをより確実に防止することができるとともに、その差込部の内面が防護管の内面のように振舞って電線を挿入状態にすることができる。したがって、その隙間に電線をより容易に位置させることができ、挿入作業をより容易化することができる。
上記課題を解決する拡開補助具の第7の発明は、上記第6の発明の特定事項に加え、前記差込部の先端側と後端側のうち、少なくとも先端側の切欠部を画成するエッジ部を傾斜形状あるいはR形状に形成したことを特徴とするものである。
この発明では、差込部を先端側から防護管端部の開口内に差し込む際には、切欠部の反対側から押し込むことにより、その防護管端部の割り部を離隔(拡開)させつつ差し込むことができ、その切欠部側のエッジ部は、その傾斜形状あるいはR形状により滑らかに、防護管端部の開口内に進入することができる。したがって、防護管端部の開口内に差込部をスムーズに差し込むことができ、防護管端部内に容易にセットしてその割り部を拡開させる状態に準備することができる。
上記課題を解決する拡開補助具の第8の発明は、上記第1から第7のいずれかの発明の特定事項に加え、前記差込部に連設されて把持可能に形成された把持部を備え、該把持部は、先端側から後端側の延在方向に対して屈曲していることを特徴とするものである。
この発明では、差込部に対して屈曲する把持部を防護管の延長面から離隔する姿勢にして把持し、その差込部を防護管端部の開口内に差し込む作業や開口内から引き抜く作業を行うことができる。したがって、把持部が電線の防護管内への挿入作業の妨げになることがなく、また、その電線が邪魔になることなく把持部を把持して防護管から引き抜くことができる。
上記課題を解決する拡開補助具の第9の発明は、上記第1から第8のいずれかの発明の特定事項に加え、他の道具等に引っ掛ける手段を設けたことを特徴とするものである。
この発明では、遠隔位置から操作する道具を利用する場合などに、その道具に引っ掛けることができる。したがって、不用意に脱落したときにも、落下させてしまうことを回避することができる。
本発明によれば、防護管端部の開口内に差込部を差し込んで割り部間を離隔させることができ、その割り部間の差込部との間の隙間に電線を進入させて挿入する作業を開始することができる。
このとき、差込部は、先端側が防護管端部の開口よりも幅狭に形成されている場合には、その防護管端部の開口内に容易に差し込んで拡開させることができる。また、その差込部が湾曲形状に形成されている場合には、防護管端部の割り部との間に大きなスペースを確保して電線の挿入作業をより容易化することができる。この差込部が平行な側辺や外面を有することにより、離脱方向に滑ることを回避して防護管端部の開口内に差込部を留まらせることができ、押さえることなく、防護管内に電線を挿入する作業を行うことができる。この差込部に屈曲する把持部を連設することにより、邪魔になることなく、その把持部を掴んで防護管端部の開口内に着脱することができる。さらに、遠隔位置から操作する道具に引掛可能にすることにより、安全性を確保することができる。
したがって、防護管内に電線を容易に進入させることができ、防護管の割り部間を拡開させて電線を内装状態に挿入する作業をスムーズに開始可能に補助することができる。さらに、両端部に差込部を差し込むことにより、短い防護管の場合には、その両端間の割り部のすべてを拡開させることができ、その割り部間から電線を容易に進入させた後に、その差込部を引き抜くだけで、電線を内装状態に挿入する作業を完了することもできる。
本発明に係る拡開補助具の第1実施形態の概略全体構成を示す図であり、(a)はその正面図、(b)はそのA矢視図である。 その拡開補助具の引っ掛け手段を示す一部拡大概念図である。 その拡開補助具の使用を説明する図である。 同時に使用する挿入補助具を示す図であり、その立面図である。 その挿入補助具の図4を正面図とした場合の図であり、(a)は左側面図、(b)は右側面図である。 その挿入補助具の図4を正面図とした場合の図であり、(a)は上面図、(b)は底面図である。 その挿入補助具の使用を説明する図である。 その拡開補助具や挿入補助具等を掴む道具を示す平面図である。 本発明に係る拡開補助具の第2実施形態の概略全体構成を示す図であり、(a)はその正面図、(b)はそのB−B断面図である。 その拡開補助具の展開図である。 その拡開補助具の使用を説明する図である。 その拡開補助具や挿入補助具により防護管内に挿入する電線を示す立面図である。 その拡開補助具や挿入補助具により電線に被せる防護管を示す図であり、(a)はその平面図、(b)はその縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は本発明に係る拡開補助具の第1実施形態を説明する図である。
図1および図2において、拡開補助具40は、例えば、図12に示す電柱101の上部に設置されたトランス102の電線Dに、電力供給を止めることなく、図13に示す防護管103を遠隔位置から被せる作業を行う際に、図4〜図7に示す挿入補助具、および、図8に示す掴む道具と共に用いることにより、その作業を容易化するように補助するものである。
ここで、防護管103は、胴体部104が自由に屈曲可能な蛇腹状の円筒形状に形成されており、この胴体部104の外面の延在方向には、電線Dを挿入可能にスリット状の割り部105が形成されている。また、防護管103の割り部105の両側には、内装する電線Dからの絶縁性を確保するために外方に延長された脚部106が形成されていると共に、その脚部106の内側には、風等により内装した電線Dから容易に外れてしまわないようにツバ107が形成されて互いに組み合う構造になっている。この防護管103は、装着する電線Dの長さは千差万別であることから、任意の長さに切断して利用する。なお、本実施形態では、蛇腹状筒形状の防護管103を一例に説明するが、これに限るものではなく、単なる筒形状の防護管を電線などに被せる作業にも最適に使用することができることはいうまでもない。
拡開補助具40は、差込部41と、把持部42と、引掛紐(引掛手段)43と、を備えるように形成されており、一枚の板状材料、例えば、円筒状の樹脂材料などから切り出して変形させることにより、あるいは、樹脂成形などすることにより作製されている。
差込部41は、防護管103の端部103aの開口(内径などの最大幅)よりも幅狭に形成された先端部41aと、この先端部41aに連続する両側辺が徐々に拡大する傾斜部41bと、この傾斜部41bに連続する両側辺が防護管103端部103aの開口よりも幅広で延在方向に対して平行になるように形成された後端部41cと、を備えている。この差込部41の先端部41aから後端部41cは、その延在方向に対する直交方向が周方向になるように湾曲する円弧形状に形成されている。
これにより、差込部41は、先端部41aから防護管103の端部103aの開口内に差し込まれると、その傾斜部41bが防護管103端部103aの内側角部に対して摺動しつつ割り部105間を広げる。そして、図3に示すように、この差込部41は、後端部41cまで差し込まれると、平行な側辺が防護管103端部103aの内面に当接する。このため、防護管103の割り部105が閉まろうとしても、その差込部41の後端部41cは、抜ける方向に滑ることなく、そのまま防護管103の端部103a内に留まることができ、割り部105間を拡開させる状態に維持することができる。この差込部41は湾曲していることから、拡開する割り部105側がその凹形状側になるように差し込むことにより、後述する電線Dの挿入作業を開始する際に、その電線Dを位置させる空間(隙間)を大きく確保することができ、その挿入作業を容易に開始することができる。
把持部42は、差込部41の後端部41cに連設されており、把持可能な面積を有するとともに、その差込部41の延長方向から湾曲面の外面側に屈曲しており、また、穿孔されている一対の貫通穴42a内に紐を通して引掛紐43を取り付けることができる。
これにより、把持部42は、防護管103の割り部105内に電線Dを位置させる際に邪魔になってしまうことがない。また、この把持部42は、その防護管103の端部103aから引き抜く際に電線Dが邪魔になることなく把持することができ、例えば、図8に示すような掴む道具、所謂、ヤットコ30の掴み部31により掴んで(把持して)引き抜くことができる。このときには、そのヤットコ30の掴み部31に引掛紐43を引っ掛けることにより、滑ってしまった場合にも拡開補助具40を落下させてしまうことを回避することができる。なお、この把持部42には、滑り止め用の材料を貼付したり塗布するなどして、作業し易くしても良い。
また、同時に使用する挿入補助具10は、図4〜図6に示すように、クリップ方式で電線Dに着脱することができるように構築されており、一対の本体部材11と、連結部材12と、トーションバネ(付勢手段)13と、複数本のローラ部材14と、複数本の支柱部材15と、引掛紐16と、が組み立てられて作製されている。
本体部材11は、一対の平板材料をそれぞれ「く」の字に屈曲させる形状に作製されており、その中間角部同士を回動支点として相互に回動自在に連結部材12により連結されている。この本体部材11は、連結部材12を中心にする一端側(図4中における下側)に延在して、クリップとして対象物を挟む挟み部(拡開部材)21と、連結部材12を中心にする他端側(図4中における上側)に延在して、この挟み部21間を離隔させるために摘まむ摘まみ部(延長部材)22とを備えている。連結部材12は、軸部材としても機能するように、例えば、汎用品のボルト12aおよびナット12bにより構成されており、本体部材11の両側面に回動軸として貫通し、その本体部材11同士を回動自在に連結する。トーションバネ13は、胴体部13a内にこの連結部材12が貫通するとともに、脚部13bが本体部材11の摘まみ部22間に位置するように取り付けられており、その摘まみ部22間を互いに離隔させる方向に付勢してその弾性力により本体部材11の挟み部21間を接近させる。
これにより、本体部材11は、トーションバネ13の弾性力に抗して、摘まみ部22を互いに接近させる方向に摘まむことで挟み部21間に電線Dを位置させることができ、その摘まみ力を開放することにより、その挟み部21間にトーションバネ13の弾性力により電線Dを挟んだ状態に保持させることができる。同様に、この本体部材11は、摘まみ部22を互いに接近させる方向に摘まんで挟み部21間から電線Dを離脱させて取り外すことができる。したがって、図8に示すヤットコ30の掴み部31により摘まみ部22を摘まんで挟み部21を広げたまま、遠隔位置の電柱101上部に設置されたトランス102の電線Dの近傍まで持って行って、電力供給を止めることなく、その挟み部21を電線Dに簡単に取り付けることができる。また、この挟み部21は、同様に、摘まみ部22を再度ヤットコ30により摘まんで電線Dから容易に取り外すことができる。
この一対の本体部材11の挟み部21は、一方の側方外方(図4における左側外方)に延長されて互いの外面(拡開面)を近接させる割込み面21aと、他方の側面を閉止するように互いに近接する方向に屈曲する閉止面21bとを備えている。この挟み部21の割込み面21aには、先端側の上部(摘まみ部22に近接する側)に電線Dを挟んで位置決めするように円弧状に切り欠かれた上部位置決め部21cが形成される一方、閉止面21b側には、下部(摘まみ部22から離隔する側)に電線Dを挟んで位置決めするように欠落させて閉止面を開放する下部位置決め部21dが形成されている。
また、この一対の本体部材11の挟み部21は、割込み面21aの先端から閉止面21b近傍まで、摘まみ部22から離隔する側で連結部材12と平行にリブ形状に突出する案内リブ(案内部)23が連設されている。
これにより、挟み部21は、防護管103の割り部105の間に、先端側が狭められている割込み面21aを入口側として差し込んで割り込ませることができ、この割込み面21aにより徐々に防護管103の割り部105の間を離隔させることができる。そして、この挟み部21は、その割込み面21aから連続する外面の拡開面21eにより拡開させた状態を維持しつつ、閉止面21bを出口側としてその防護管103の割り部105を乗り越えさせて(通過させて)、その割り部105を閉じさせることができる。この挟み部21内に電線Dを挟んで保持する場合には、その電線Dは、割込み面21aの先端側の上部位置決め部21cと、閉止面21bによる下部位置決め部21dとで回転やスライドさせる方向の力が加えられても位置ずれを起こさないように位置決めされており、挟み部21下部の案内リブ23に対して斜めに位置決めされている。よって、このときの防護管103の内部には、案内リブ23が位置しており、その案内リブ23が割り部105の内面に対面しつつ摺接(係合)する状態で防護管103を案内することができる。ここで、挟み部21は、位置決め部21c、21dの2箇所で電線Dを挟持するので、その電線D回り方向には比較的容易に回転させて、作業し易いように取り付け姿勢を調整することができることはいうまでもない。すなわち、ここでいう回転は、防護管103を案内する案内リブ23が電線Dと平行になる方向の回転をいう。
さらに、一対の本体部材11の挟み部21は、割込み面21aから連続する閉止面21bまでの拡開面21eに沿うように(拡開面21eを構成するように)、ローラ部材14が設けられており、このローラ部材14は、割り部105を拡開されつつ相対移動する防護管103のスライド方向を回転方向に一致させるように並列されている。また、この挟み部21には、ローラ部材14と同様に、拡開面21eに沿うように、支柱部材15が設けられており、この支柱部材15は、ローラ部材14間に平行になるように並列されている。
この挟み部21のローラ部材14は、図5や図6(b)に示すように、割込み面21aに連続するとともに、支柱部材15の間で外周面が出っ張るように外側に配置されており、割込み面21aから防護管103の割り部105を受け取るとともに、その防護管103の割り部105が支柱部材15に摺接しないように受け流す。これにより、防護管103は、大きく拡開された状態でも小さな力で挟み部21に対して相対移動させることができる。
この挟み部21の支柱部材15は、図5(b)や図6(b)に示すように、ローラ部材14よりも内側に配置されており、位置決め部21c、21dに位置決め保持されている電線Dを同時に挟持して保持することができる。これにより、挟み部21は、位置決め部21c、21dで電線Dを位置決めするのに加えて、支柱部材15が電線Dの延在方向の2箇所で回転したり移動しないように挟持して位置決め保持することができる。
なお、一対の本体部材11の摘まみ部22には、外面側に滑り止め用のゴム材料が貼り付けられており、また、他の道具等に引っ掛けておくことができる引掛紐16が取り付けられている。これにより、摘まみ部22は、図8に示すヤットコ30を用いて滑らないように摘まんで電線Dに挟み部21を着脱することができ、また、念のために引掛紐16をそのヤットコ30の掴み部31内に引っ掛けておくことにより、滑ってしまった場合にも挿入補助具10を落下させてしまうことを回避することができる。
したがって、図8に示すヤットコ30により防護管103の胴体部104を掴んで割り部105間に端部103a側から挟み部21の割込み面21aを差し込んで閉止面21b側に向かって相対移動させると、図7に示すように、その防護管103の割り部105間を拡開させつつローラ部材14により小さな力でスムーズに送ってスライドさせることができる。この防護管103は、割り部105の内面が割込み面21aから閉止面21b側に向かうほど電線Dに接近する案内リブ23に摺接することにより、離脱することを制限されつつ案内されることによって、その割り部105が挟み部21を乗り越えて閉じたときには、沿う位置にあった電線Dが内装する状態になる。
このときに、図3に示すように、防護管103は、拡開補助具40の差込部41を端部103a内に差し込んで割り部105間を拡開させた状態に準備しておくことにより、電線Dに取り付けた挿入補助具10に接近させて、その拡開する割り部105間に挟み部21の割り込み面21aから割り込ませることができる。この防護管103端部103aの割り部105は拡開補助具40により拡開されており、ツバ107も互いに離隔しているので、挿入補助具10の挟み部21の割り込み面21aから容易に割り込ませることができる。
この結果、防護管103の割り部105の内面側からツバ107を取り除くことなく、また、その割り部105を人手により拡開させたり電線Dを押し込むなどの無理な作業を行うことなく、防護管103の割り部105間に電線Dを容易に進入させて内装する状態に挿入することができる。
ここで、ヤットコ30は、挿入補助具10の摘まみ部22を摘まんだり防護管103の胴体部104や拡開補助具40の把持部42を掴む掴み部31と、作業者が把持して掴み部31を電線Dの近傍に持っていく支持棒35と、掴み部31を動作させる力を伝達する伝達棒36と、作業者の操作を伝達棒36に伝えて掴み部31を動作させるハンドル37と、挿入補助具10側からなどの水分を滴下させる傘カバー38と、電線Dからの絶縁性を考慮して安全に作業を行い得る限界位置を示す傘カバー39とを備えており、概略全体をプラスチックやゴム材料などの絶縁材料で作製されて絶縁性が確保されている。
簡単に説明すると、ヤットコ30の掴み部31は、円弧形状に形成されて支持棒35に固設されている不動部材32と、同様に円弧形状に形成されて伝達棒36に連結されているとともに不動部材32側の回動軸32aを中心に回動自在に軸支されている可動部材33とを備えている。このヤットコ30は、作業者が支持棒35およびハンドル37を掴むと伝達棒36が引かれて掴み部31の可動部材33が不動部材32に接近するように回動して挿入補助具10や拡開補助具40や防護管103などを掴むことができる。なお、この掴み部31の可動部材33は、不図示のスプリングなどの弾性材料により不動部材32から離隔する方向に付勢されている。
このように本実施形態においては、防護管103の割り部105を挿入補助具10により拡開させて、その防護管103内に電線Dを内装状態に挿入する作業を行う際に、その作業を補助する道具として使用することができる。すなわち、その防護管103の端部103aの開口内に差込部41を差し込むだけで割り部105間を離隔させて拡開させることができ、その割り部105間との間に確保された隙間から電線Dや挿入補助具10の挟み部21の割り込み面21aを進入させる作業を開始することができる。
したがって、防護管103内に電線Dを挿入する作業をスムーズに開始することができるように補助することができ、防護管103内への電線Dを挿入する作業を容易にすることができる。
次に、図9〜図11は本発明に係る拡開補助具の第2実施形態を説明する図である。なお、本実施形態は、上述実施形態と略同様に構成されているので、同様な構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する。
図9において、拡開補助具50は、上述実施形態の拡開補助具40と同様に、例えば、図12に示す電柱101の上部に設置されたトランス102の電線Dに、電力供給を止めることなく、図13に示す防護管103を遠隔位置から被せる作業を行う際に、図8に示す掴む道具と共に用いることにより、その作業を容易化するように補助するものである。
拡開補助具50は、上述実施形態の差込部41に代わる差込部51に、把持部42と、引掛紐43とが設けられており、拡開補助具40と同様に、一枚の板状材料、例えば、円筒状の樹脂材料などから切り出して変形させることにより、あるいは、樹脂成形などすることにより作製されている。
差込部51は、防護管103が割り部105を有する概略円筒形状に形成されているのに対して、その延在方向に対する直交方向への断面形状51aが半円形以上連続する不完全な円形(湾曲形状)になるように形成されている。言い換えると、この差込部51は、その断面形状51aの平行な端辺51b間に挟まれている切欠部51cが半円形以下の間隔で先端側から後端側に連続するように形成されている。
また、差込部51は、必要なだけ割り部105を拡開させた状態の防護管103の内径程度の外径になるように形成されている。すなわち、この差込部51は、先端側から後端側まで、防護管103の端部103aの開口における内径(最大の内面間隔)よりも大きく均等な外径(外面間隔)を有するように形成されている。
さらに、この差込部51は、図10の展開図に示すように、切欠部51cを画成する端辺51bの先端側と後端側の双方のエッジ部51dがR形状(傾斜形状でもよい)に形成されている。
これにより、差込部51は、防護管103の端部103aの開口内に、先端側の切欠部51cの反対側をその斜め方向から押し込むことにより、その差込部51の先端側の円弧形状の縁が防護管103端部103aの内側角部に対して摺動しつつ割り部105間を広げるように容易に差し込むことができる。このとき、差込部51の切欠部51c側では、R形状のエッジ部51dが滑らかにその防護管103の端部103aの開口内に進入してスムーズに後端側まで差し込むことができる。
この差込部51は、防護管103端部103aの開口内に後端側まで差し込まれると、その内面に相似形状の外面(同一径の外周面)が当接する。このため、防護管103の割り部105が閉まろうとしても、その差込部51は、抜ける方向に滑ることなく、そのまま防護管103の端部103a内に留まることができ、割り部105間を拡開させる状態に維持することができる。この差込部51は概略円形状に湾曲していることから、拡開する割り部105側がその凹形状側(切欠部51c側)になるように差し込むことにより、電線Dを位置させる空間(隙間)を防護管103の内面と同等程度に大きく確保することができ、上述実施形態と同様に挿入補助具10を用いての電線Dの挿入作業を容易に開始することができる。
その一方で、図11に示すように、この拡開補助具50は、短尺な防護管103の両端部103a内に差込部51を差し込んで割り部105を拡開させる状態にすると、その端部103a間の割り部105を完全に離隔(拡開)する状態にすることができる。すなわち、図8に示すヤットコ30によりその防護管103の胴体部104を掴んで割り部105間にそのまま電線Dを内装状態に挿入した後に、拡開補助具40の把持部42をヤットコ30により掴んで(把持して)引き抜くことにより、電線Dの挿入作業を完了することもできる。なお、上述実施形態の拡開補助具40を利用して同様の電線Dの挿入作業を行ってもよいが、ヤットコ30により防護管103の胴体部104を掴む際に、拡開補助具50の方が拡開補助具40よりも抜け辛く適している。
この結果、防護管103の割り部105の内面側からツバ107を取り除くことなく、また、その割り部105を人手により拡開させたり電線Dを押し込むなどの無理な作業を行うことなく、防護管103の割り部105間に電線Dを容易に進入させて内装する状態に挿入することができる。
このように本実施形態においては、上述実施形態と同様の作用効果に加えて、短尺な防護管103の場合には、挿入補助具10を用いることなく、その防護管103内に電線Dを容易に挿入して内装状態にする作業を補助することができる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことはいうまでもない。
10 挿入補助具
11 本体部材
12 連結部材
13 トーションバネ
14 ローラ部材
15 支柱部材
16 引掛紐
21 挟み部
21a 割込み面
22 摘まみ部
23 案内リブ
30 ヤットコ
31 掴み部
37 ハンドル
40、50 拡開補助具
41、51 差込部
41a 先端部
41b 傾斜部
41c 後端部
42 把持部
43 引掛紐
51b 端辺
51c 切欠部
51d エッジ部
103 防護管
104 胴体部
105 割り部
D 電線

Claims (4)

  1. 筒形状に形成された防護管の延在方向に切り込まれている割り部間を拡開させて、当該防護管内に電線を内装状態に挿入する際に使用する拡開補助具であって、
    防護管の端部の開口側から差込可能に形成されている板状部材からなる差込部を具備しており、
    該差込部は、防護管端部の開口内に差し込む先端側から後端側の延在方向に対して直交する方向に湾曲して、先端側から後端側まで、防護管の端部の開口における最大の内面間隔よりも大きく均等な外面間隔を有するように形成することによって、当該直交方向の断面形状が該防護管端部の開口よりも大径に形成されることにより当該開口径を拡大して割り部間を拡開させるとともに、該直交方向の断面形状に半円形以下の切欠部を有する不完全な円形になるように形成されていることを特徴とする拡開補助具。
  2. 前記差込部の先端側と後端側のうち、少なくとも先端側の切欠部を画成するエッジ部を傾斜形状あるいはR形状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の拡開補助具。
  3. 前記差込部に連設されて把持可能に形成された把持部を備えて、
    該把持部は、先端側から後端側の延在方向に対して屈曲していることを特徴とする請求項1または2に記載の拡開補助具。
  4. 他の道具等に引っ掛ける手段を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の拡開補助具。
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