JP4340130B2 - 野菜抽出液入り茶飲料 - Google Patents

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Description

本発明は、タマネギ抽出液含有の茶飲料及びその製造方法に関する。
近年、身体の健康維持や増進に関連する各種飲料が開発されている。なかでも、野菜ジュースや果汁入り野菜ジュースが好まれている。また、野菜抽出物を含有した茶飲料についても検討されている。
特許文献1には、中国野菜を乾燥又は焙煎した茶風物が開示されている。
特許文献2には、オタネニンジン葉やホウレン草を原料とし、さらに、たまねぎ球根を含む抹茶代用品が開示されている。特許文献3には、片状に切断された玉ねぎを収納した玉ねぎ茶バックが示されており、好みの味に応じてお茶や紅茶を組み合わせることが開示されている。しかしながら、いずれもタマネギ独特の香りや味が飲料として適しているとは言い難く、飲みやすさに欠けるという問題があった。
特許文献4及び特許文献5には、タマネギの薄皮を還元性物質の存在下で抽出して得られる抽出物と茶類抽出物とを含有した飲料が開示されている。しかしながら、このような飲料は、タマネギ薄皮の抽出物を製造するにあたり、還元性物質を使用しなければならなかった。
特開平07−274830号公報 特開平04−23972号公報 特開平11−187849号公報 特開2002−186455号公報 特開2002−51722号公報
本発明の目的は、タマネギ独特の臭いを軽減し、タマネギ抽出液含有の飲みやすい茶飲料を提供することである。
本発明の他の目的は、還元性物質を加えず、タマネギ、大麦、ハト麦等の茶原料のみを抽出して得られる茶飲料を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、上記茶飲料の製造方法を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するため、鋭意研究を重ねた結果、茶類として大麦及び/又はハト麦を選択すれば、意外にもタマネギの抽出工程で還元性物質を使用しなくても、タマネギ独特の臭いを軽減でき、かつ飲みやすいタマネギ抽出液含有の茶飲料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
1) 大麦及び/又はハト麦並びにタマネギをそれぞれ又は一緒に還元性物質の非存在下に抽出して得られる抽出液を含有することを特徴とする茶飲料、
2) 大麦及び/又はハト麦並びにタマネギを一緒に還元性物質の非存在下に抽出して得られる抽出液を含有することを特徴とする茶飲料、
3) 大麦、ハト麦及びタマネギが乾燥又は焙煎したものである上記1)又は2)に記載の茶飲料、
4) タマネギ1重量部に対して、大麦及び/又はハト麦が0.5〜400重量部である上記3)に記載の茶飲料、
5) さらに、豆類及び/又は野菜類(タマネギを除く)の抽出液を含有することを特徴とする上記1)〜4)のいずれかに記載の茶飲料、
6) 豆類及び野菜類(タマネギを除く)が乾燥又は焙煎したものである上記5)に記載の茶飲料、
7) 豆類が大豆であり、野菜類(タマネギを除く)がゴーヤ、キャベツ又はアスパラガスである上記5)又は6)に記載の茶飲料、
8) さらに、大豆、ゴーヤ、キャベツ及びアスパラガスから選ばれる一つ以上の豆類及び/又は野菜類の抽出液を含有することを特徴とする上記1)〜4)のいずれかに記載の茶飲料、
9) 大豆、ゴーヤ、キャベツ及びアスパラガスが、乾燥又は焙煎したものである上記8)に記載の茶飲料、
10) タマネギの1重量部に対して、大豆0.3〜10重量部、ゴーヤ0.3〜3重量部、キャベツ0.3〜1重量部、及びアスパラガス0.3〜0.5重量部であることを特徴とする上記9)に記載の茶飲料、
11) 大麦及び/又はハト麦、タマネギ、豆類並びに野菜類(タマネギを除く)が、乾燥又は焙煎したものであることを特徴とする上記5)に記載の茶飲料、
12) 乾燥又は焙煎した大麦及び/又はハト麦と、乾燥又は焙煎したタマネギ、豆類及び野菜類(タマネギを除く)との重量比が6:5〜9:1であることを特徴とする上記11)に記載の茶飲料、
13) 大麦及び/又はハト麦並びにタマネギを一緒に還元性物質の非存在下に抽出することを特徴とする茶飲料の製造方法、
14) 大麦及び/又はハト麦並びにタマネギをそれぞれ還元性物質の非存在下に抽出し、得られる各抽出液を混合することを特徴とする茶飲料の製造方法、
15) 大麦及び/又はハト麦、タマネギ、豆類並びに野菜類(タマネギを除く)を一緒に還元性物質の非存在下に抽出することを特徴とする茶飲料の製造方法、及び
16) 大麦、ハト麦及びタマネギが乾燥又は焙煎したものである上記13)〜15)のいずれかに記載の茶飲料の製造方法、
に関する。
本発明によって、抽出の際に還元性物質を用いないで、タマネギ独特の臭いが隠蔽されたタマネギ抽出液含有の茶飲料を提供できる。
さらに、豆類(大豆等)や野菜類(ゴーヤ、キャベツ、アスパラガス等)の抽出液を含有させた本発明の茶飲料は、豆類や野菜類の風味も有しており、より飲みやすい飲料になる。この飲料は、ご飯との相性がよくない野菜ジュースとは異なる形で野菜の栄養成分を提供できる。
本発明で原料として用いる大麦は、イネ科の植物であるオオムギ(Hordeum vulgare L.)であればどのようなものであってもよく、例えば、二条オオムギ、六条オオムギ、裸麦等が挙げられる。また、本発明にかかる大麦は、乾燥又は焙煎したものであるのが好ましい。乾燥したオオムギは、乾燥状態等は特に限定されず、完全乾燥したものでもよいし、部分乾燥したもの(水分を完全には除去していないもの)でもよい。乾燥手段は、特に限定されず、例えば天日干し又は乾燥機を用いる手段など公知の手段であってよい。焙煎したオオムギの焙煎状態等は特に限定されず、また、焙煎手段は、例えば砂炒り焙煎、フクレ炒り焙煎、カタ炒り焙煎、アルファ化焙煎又は炭火焙煎等の公知の手段であってよい。
本発明で原料として用いるハト麦は、イネ科の植物であるハトムギ(Coix lacryma-jobi L.)であればどのようなものであってもよい。また、ハト麦は、乾燥又は焙煎したハトムギであるのが好ましい。乾燥したハトムギは、完全乾燥したものでもよいし、部分乾燥したもの(水分を完全には除去していないもの)でもよい。乾燥手段は、特に限定されず、例えば天日干し又は乾燥機を用いる手段など公知の手段であってよい。乾燥条件等は特に限定されない。上記焙煎したハトムギの焙煎状態等は特に限定されず、また、焙煎手段は、例えば砂炒り焙煎、フクレ炒り焙煎、カタ炒り焙煎、アルファ化焙煎又は炭火焙煎等の公知の手段であってよい。
本発明で原料として用いるタマネギは、ユリ科ネギ属の植物であるタマネギ(Allium cepa)であればどのようなものであってもよく、例えば、黄タマネギ、赤タマネギ又は白タマネギなどが挙げられる。本発明で用いるタマネギは、内皮のみ、外皮(薄皮)のみ、或いは内皮と外皮を含むタマネギ全体のいずれであってもよいが、内皮のみが好ましい。また、本発明においては、生のタマネギを用いることができるが、タマネギを乾燥又は焙煎したものを用いるのが好ましい。乾燥したタマネギは、完全乾燥したものでもよいし、部分乾燥したもの(例えば水分を完全には除去していないもの等)でもよい。乾燥手段は、例えば天日干し又は乾燥機を用いるなどの公知の手段であってよい。上記焙煎したタマネギとしては、例えば砂炒り焙煎、フクレ炒り焙煎、カタ炒り焙煎、アルファ化焙煎又は炭火焙煎等の公知の手段で製造されたものが挙げられる。
上記大麦及び/又はハト麦、並びにタマネギの使用量は、それぞれの種類や状態(例えば乾燥又は焙煎したもの等)などによって適宜に設定される。本発明においては、例えば上記大麦及び/又はハト麦、並びにタマネギのいずれもが乾燥又は焙煎したものである場合、タマネギ1重量部に対して、大麦及び/又はハト麦の使用量が0.5〜400重量部であるのが好ましい。
また、本発明においては、上記した大麦及び/又はハト麦、並びにタマネギ以外に、さらに豆類及び/又は野菜類(タマネギを除く)、穀物茶原料(大麦及びハト麦を除く)、及び/又は茶葉を原料として用いてよい。穀物茶原料としては、ハブ茶原料、玄米、コーンなど、茶葉としては緑茶、烏龍茶、紅茶、プーアル茶などが挙げられる。
上記豆類としては、例えば大豆、あずき、いんげん豆、えんどう豆(青えんどう、赤えんどう)、そら豆などが挙げられるが、タマネギ臭の隠蔽効果及び/又は飲みやすさの向上の観点から、大豆が好ましい。
上記野菜類(タマネギを除く)としては、例えば、ゴーヤ(にがうり)、キャベツ、アスパラガス、うど、えだまめ、オクラ、かぶ、かぼちゃ、カリフラワー、きゅうり、グリーンピース、クレソン、くわい、ごぼう、こまつな、さやいんげん、さやえんどう、ししとうがらし、しゅんぎく、セロリ、そらまめ、だいこん、たけのこ、チンゲンさい、トマト、なす、にら、にんじん、ねみつば、はくさい、ピーマン、ふき、ブロッコリー、ほうれんそう、レタス、シソ、ネギ、パセリ、ヨモギ、モロヘイヤ、大麦若葉又はれんこんなどが挙げられる。これらを2種以上組み合わせて上記野菜類(タマネギを除く)として用いてよい。本発明においては、上記野菜類(タマネギを除く)が、タマネギ臭の隠蔽効果及び/又は飲みやすさの向上の観点から、ゴーヤ、キャベツ、アスパラガス、又はこれらの2種以上であるのが好ましく、ゴーヤ、キャベツ及びアスパラガスであるのがより好ましい。
上記豆類及び/又は野菜類(タマネギを除く)は生のものを用いることができるが、乾燥又は焙煎したものを用いるのが好ましい。乾燥した豆類及び/又は野菜類(タマネギを除く)は、完全乾燥したものでもよいし、部分乾燥したもの(例えば水分を完全に除去していないもの等)でもよい。乾燥手段は、例えば天日干し又は乾燥機を用いるなどの公知の手段であってよい。上記焙煎した豆類及び/又は野菜類(タマネギを除く)としては、例えば砂炒り焙煎、フクレ炒り焙煎、カタ炒り焙煎、アルファ化焙煎又は炭火焙煎等の公知の手段で製造されたものが挙げられる。
上記豆類及び/又は野菜類(タマネギを除く)の使用量等は特に限定されないが、例えば上記豆類及び/又は野菜類(タマネギを除く)として大豆、ゴーヤ、キャベツ及びアスパラガスを乾燥品又は焙煎品として用いる場合、タマネギ1重量部に対して、大豆0.3〜10重量部、ゴーヤ0.3〜3重量部、キャベツ0.3〜1重量部、アスパラガス0.3〜0.5重量部であるのが好ましい。
大麦及び/又はハト麦と、タマネギ、豆類及び野菜類との重量比(乾燥品又は焙煎品として)は、6:5〜9:1の範囲であるのが好ましい。
本発明の茶飲料は、大麦及び/又はハト麦並びにタマネギ、必要によりさらに豆類、野菜類(タマネギを除く)を一緒に還元性物質の非存在下に抽出する方法(以下、集合抽出方法ともいう)、或いは大麦及び/又はハト麦並びにタマネギ、必要によりさらに豆類、野菜類(タマネギを除く)をそれぞれ還元性物質の非存在下に抽出し、得られる各抽出液を混合する方法(以下、個別抽出後混合方法ともいう)によって製造される。
上記集合抽出方法の場合も上記個別抽出後混合方法の場合も、抽出手段は、公知の手段であってよく、例えばニーダー式、カゴ式、ジェット式、ドリップ式、水だし、エスプレッソ、サイフォン等の公知の手段などが挙げられる。抽出条件は、原料の種類や状態、又は抽出溶媒等によって適宜に設定される。抽出溶媒は、好ましくは水であり、より好ましくは温水、熱水又は超臨界水である。抽出溶媒の使用量は、原料の種類や状態等によって適宜に設定されるが、例えば原料を乾燥品又は焙煎品として用い、かつ原料全体を1重量部とした場合、2〜1000重量部であり、好ましくは10〜200重量部である。抽出液を希釈して用いてもよい。抽出温度は、50〜100℃、好ましくは80〜95℃であり、抽出時間は、30秒〜2時間、好ましくは2分〜10分間である。
なお、大麦及び/又はハト麦並びにタマネギ以外に、さらに豆類及び/又は野菜類(タマネギを除く)を原料として用いる場合、豆類及び/又は野菜類(タマネギを除く)の抽出は、これらを別個に行ってもよく、或いは大麦及び/又はハト麦の抽出と一緒に行ってもよいし、タマネギの抽出と一緒に行ってもよい。
上記個別抽出後混合方法で抽出された各抽出液は、公知の混合手段(例えば撹拌、容器回転又は混流等)によって混合される。
本発明においては、原料の抽出後或いは抽出液の混合後、ろ過処理するのが好ましい。かかるろ過手段としては、フィルターを用いる手段、遠心ろ過手段等の公知の手段が挙げられる。
上記方法を用いて得られた茶飲料は、さらにその他の茶飲料や各種添加剤を配合してもよい。上記その他の茶飲料としては、ハブ茶、玄米茶、コーン茶、煎茶、ほうじ茶、抹茶、玉緑茶、烏龍茶、紅茶などが挙げられる。上記各種添加剤としては、例えば、抗酸化剤、安定剤、重曹、配糖体、エタノール、矯味剤、色素、香料又はビタミン類などが挙げられる。
上記抗酸化剤の例としては、カテキン、イソフラボン、ルチン、ケルセチン、クロロゲン酸、ビタミンP又はヤマモモ抽出物などが挙げられる。
上記安定剤としては、例えばキサンタンガム、カラギーナン、又はレンネットカゼインなどのタンパク質が挙げられる。
上記配糖体の例としては、ルチン配糖体味料、ケルセチン配糖体又はビタミンP配糖体等が挙げられる。
上記矯味剤としては、例えばグリシン、グリチルリチン酸、それらの塩又は食塩等が挙げられる。
上記色素は、食品添加物として認められているものであればどのようなものでもよい。例えば、食用赤色2号、食用赤色3号、食用赤色40号、食用赤色102号、食用赤色104号、食用赤色105号、食用赤色106号、食用黄色4号、食用黄色5号、食用青色1号、食用青色2号、食用赤色2号アルミニウムレーキ、食用赤色3号アルミニウムレーキ、食用赤色40号アルミニウムレーキ、食用黄色4号アルミニウムレーキ、食用黄色5号アルミニウムレーキ、食用青色1号アルミニウムレーキ、又は食用青色2号アルミウムレーキなどが挙げられる。
上記香料としては、例えば天然香料又は合成香料などが挙げられる。上記天然香料としては、例えば草根、木皮、花、果実、果皮又はその他動植物を素材として常法にしたがって調製された香成分含有物等が挙げられる。上記天然香料は、天然素材を水蒸気蒸留法、圧搾法又は抽出法等によって処理して分離した精油等も含まれる。
上記合成香料としては、例えば、コーヒー由来香料、紅茶由来香料、緑茶由来香料、ウーロン茶由来香料、ココア由来香料、ハーブ由来香料、スパイス由来香料又はフルーツ由来香料などが挙げられる。
上記ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC(アスコルビン酸)、ビタミンD、ビタミンE、ナイアシン、パントテン酸カルシウム又は葉酸等が挙げられる。
本発明の茶飲料は、飲用に供する前に加圧・加熱殺菌処理(レトルト殺菌処理)に付されるのが好ましい。
ベース茶原料として、市販の焙煎大麦、焙煎ハト麦、緑茶用茶葉(比較例)を用いた。他方の原料であるタマネギとして、生のタマネギを外皮を取り除いた後スライスし、70℃で6時間乾燥機で乾燥し、更に80℃で10分間焙煎機で焙煎したものを用いた。ベース茶原料各1gに、タマネギ0g(タマネギを使用しない)、1.0g及び2.0gをそれぞれに添加し、熱水(90℃)で2分間抽出して、タマネギ抽出液含有の茶飲料を製造した。なお、ベース茶原料を用いないで、上記と同様にしてコントロールを製造した。得られた各茶飲料及びコントロールのタマネギ臭の有無について官能試験を行った。官能試験は、5名の訓練された試験員により行った。3点を評価基準値として、1点(タマネギ臭が非常に強い)〜5点(タマネギ臭が無い)の範囲で0.1点刻みで評価した。結果を表1に示す。
Figure 0004340130
いずれのベース茶原料を用いて製造した茶飲料においても、タマネギ使用量が増加するにつれて、タマネギ臭は強くなった。しかし、大麦を用いて製した茶飲料と、ハト麦を用いて製した茶飲料は、タマネギ使用量2.0gでも、評価基準(3点)以上の評価を獲得し、好結果が得られた。
ハト麦(焙煎品)2gに、タマネギ(焙煎品)0.005、0.01、0.1、0.2gをそれぞれ添加したこと以外、実施例1と同様にして茶飲料を製造した。また、ハト麦を用いないで、同様にしてコントロールを製造した。
得られた茶飲料及びコントロールのタマネギ臭の有無について官能試験を行った。官能試験は、5名の訓練された試験員により行った。3点を評価基準値として、1点(タマネギ臭が非常に強い)〜5点(タマネギ臭が無い)の範囲で0.1点刻みで評価した。結果を表2に示す。
Figure 0004340130
上記の結果、いずれのタマネギ使用量においても、コントロールに比較してハト麦を用いて製した茶飲料の評点の方が高値であった。
ハト麦(焙煎品)2g、タマネギ(焙煎品)0.1gを用い、抽出時間を表3に示すようにそれぞれ1〜30分間としたこと以外、実施例1と同様にして、タマネギ抽出液含有の茶飲料を製造した。また、ハト麦を用いないでコントロールを製造した。
また、得られた茶飲料のタマネギ臭を評価した。評価は実施例1の試験に従って得られた。結果を表3に示す。
Figure 0004340130
すべての抽出時間において、ハト麦を用いて製した茶飲料の評価が全て評価基準以上であると共に、コントロールの評価を上回っていた。
ハト麦(焙煎品)2g、タマネギ(焙煎品)0.5gを配合し、さらに表4に示す量の豆類(大豆:焙煎品)又は野菜類(ゴーヤ、キャベツ又はアスパラガス:いずれも焙煎品)を配合したこと以外、実施例1と同様にして茶飲料を製造した。なお、大豆は70℃で6時間乾燥後に焙煎機にて180℃で20分焙煎したものを、ゴーヤは50℃で7時間乾燥後に焙煎機にて180℃で8分焙煎したものを、キャベツは85℃で8時間乾燥後に焙煎機にて130℃で15分焙煎したものを、アスパラガスは80℃で10時間乾燥後に焙煎機にて90℃で10分焙煎したものを用いた。
得られた茶飲料について、飲料としての総合的な飲みやすさについて官能試験を行った。官能試験は、5名の訓練された試験員により行った。3点を評価基準値として、1点(非常に飲みにくい)〜5点(非常に飲みやすい)の範囲で0.1点刻みで評価した。結果を表4に示す。なお、豆類又は野菜類を使用しないで製した茶飲料の評価は3.0であった。
Figure 0004340130
上記の結果から、大豆、ゴーヤ、キャベツ又はアスパラガスを添加すると、タマネギ臭の隠蔽性が向上し、飲みやすさが向上することがわかった。
ハト麦(焙煎品)とそれ以外の原料(タマネギ、大豆、ゴーヤ、キャベツ及びアスパラガス:いずれも焙煎品)の全重量を2gとし、かつハト麦とそれ以外の原料との重量比を下記表に示した比とする以外は、実施例4と同様にして茶飲料を製造した。なお、タマネギ、大豆、ゴーヤ、キャベツ及びアスパラガスの重量比は、タマネギ:大豆:ゴーヤ:キャベツ:アスパラガス=1:1:1:1:1である。
同様にハト麦を用いずに調製した飲料をコントロールとした。
得られた茶飲料及びコントロールについて、実施例4と同様の官能試験によって、飲みやすさを評価した。結果をそれぞれ表5及び表6に示す。
Figure 0004340130
Figure 0004340130
コントロールに比較して、いずれの豆類及び野菜類の場合も、本発明の飲料の方が飲みやすさの評価が高かった。特に、コントロール群において低い評価であった6:4〜9:1の重量比において本発明の飲料は特に有用であることが判った。
大麦(焙煎品)145gに、タマネギ(焙煎品)6.0gを混合し、5Lの水(90℃)でドリップ抽出した。得られた抽出液を遠心、ろ過した後、ビタミンC1.7g、重曹3.4g及び水を加えて17Lとした。得られた混合液を約85℃に昇温後、190g缶に充填し、レトルト殺菌(125℃、14分)を行って、茶飲料を得た。得られた茶飲料を用いて、実施例1と同様の官能試験を行った結果、タマネギ臭は何ら問題なく、飲料として良好な香味を示した。
ハト麦(焙煎品)145gに、タマネギ(焙煎品)6.0g、大豆(焙煎品)30g、ゴーヤ(焙煎品)9.0g、キャベツ(焙煎品)6.0g、アスパラガス(焙煎品)3.0gを混合し、5Lの水(90℃)でドリップ抽出した。得られた抽出液を遠心、ろ過した後、ビタミンC1.7g、重曹3.4g及び水を加えて17Lとした。得られた混合液を約85℃に昇温後、190g缶に充填し、レトルト殺菌(125℃、14分)を行って、茶飲料を20本得た。得られた茶飲料を用いて実施例1と同様の官能試験を行った結果、タマネギ臭は何ら問題なく、飲料として良好な香味を示した。
(参考例1)
10kgの大麦を量りとり、焙煎機にて約100℃から260℃に温度を上昇させながら、約6分間焙煎した。得られた大麦を粉砕機にて茶飲料として適当なサイズになるまで粉砕し、本発明の実施例で使用した大麦焙煎品を得た。
(参考例2)
10kgのハト麦を量りとり、260℃から280℃の熱風を約30分間当てて焙煎した。得られたハト麦を粉砕機にて茶飲料として適当なサイズになるまで粉砕し、本発明の実施例で使用したハト麦焙煎品を得た。
本発明によって、タマネギ独特の香味を軽減した、タマネギ抽出液含有の飲みやすい茶飲料を提供できる。

Claims (13)

  1. 大麦及び/又はハト麦並びにタマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分をそれぞれ又は一緒に還元性物質の非存在下に抽出して得られる抽出液を含有し、
    上記大麦、上記ハト麦及び上記タマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分が乾燥又は焙煎したものであり、
    乾燥又は焙煎したタマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分1重量部に対して、乾燥又は焙煎した大麦及び/又はハト麦が0.5〜200重量部であることを特徴とする茶飲料。
  2. 大麦及び/又はハト麦並びにタマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分を一緒に還元性物質の非存在下に抽出して得られる抽出液を含有し、
    上記大麦、上記ハト麦及び上記タマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分が乾燥又は焙煎したものであり、
    乾燥又は焙煎したタマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分1重量部に対して、乾燥又は焙煎した大麦及び/又はハト麦が0.5〜200重量部であることを特徴とする茶飲料。
  3. さらに、豆類及び/又は野菜類(タマネギを除く)の抽出液を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の茶飲料。
  4. 豆類及び野菜類(タマネギを除く)が乾燥又は焙煎したものである請求項に記載の茶飲料。
  5. 豆類が大豆であり、野菜類(タマネギを除く)がゴーヤ、キャベツ又はアスパラガスである請求項又はに記載の茶飲料。
  6. さらに、大豆、ゴーヤ、キャベツ及びアスパラガスから選ばれる一つ以上の豆類及び/又は野菜類の抽出液を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の茶飲料。
  7. 大豆、ゴーヤ、キャベツ及びアスパラガスが、乾燥又は焙煎したものである請求項に記載の茶飲料。
  8. タマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分1重量部に対して、大豆0.3〜10重量部、ゴーヤ0.3〜3重量部、キャベツ0.3〜1重量部、及びアスパラガス0.3〜1重量部であることを特徴とする請求項7に記載の茶飲料。
  9. 乾燥又は焙煎した大麦及び/又はハト麦と、乾燥又は焙煎したタマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分、豆類及び野菜類(タマネギを除く)との重量比が6:5〜9:1であることを特徴とする請求項に記載の茶飲料。
  10. 大麦、ハト麦、タマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分、大豆、ゴーヤ、キャベツ及びアスパラガスを一緒に還元性物質の非存在下に抽出して得られる抽出液を含有する茶飲料であって、
    上記大麦、ハト麦、タマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分、大豆、ゴーヤ、キャベツ及びアスパラガスは、いずれも焙煎したものであり、
    焙煎したタマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分1重量部に対して、焙煎した大麦及びハト麦が0.5〜200重量部であり、
    焙煎したタマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分1重量部に対して、焙煎した大豆0.3〜10重量部、焙煎したゴーヤ0.3〜3重量部、焙煎したキャベツ0.3〜1重量部、及び焙煎したアスパラガス0.3〜1重量部であり、
    焙煎した大麦及びハト麦の重量と、焙煎したタマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分、焙煎した大豆、焙煎したゴーヤ、焙煎したキャベツ、及び焙煎したアスパラガスの合計重量との比が6:5〜9:1であることを特徴とする茶飲料。
  11. 大麦及び/又はハト麦並びにタマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分を乾燥又は焙煎し、
    乾燥又は焙煎したタマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分1重量部に対して、乾燥又は焙煎した大麦及び/又はハト麦を0.5〜200重量部使用し、
    乾燥又は焙煎した大麦及び/又はハト麦並びに乾燥又は焙煎したタマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分を一緒に還元性物質の非存在下に抽出することを特徴とする茶飲料の製造方法。
  12. 大麦及び/又はハト麦並びにタマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分を乾燥又は焙煎し、
    乾燥又は焙煎したタマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分1重量部に対して、乾燥又は焙煎した大麦及び/又はハト麦を0.5〜200重量部使用し、
    乾燥又は焙煎した大麦及び/又はハト麦並びに乾燥又は焙煎したタマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分をそれぞれ還元性物質の非存在下に抽出し、
    得られる各抽出液を混合することを特徴とする茶飲料の製造方法。
  13. 大麦及び/又はハト麦、タマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分、豆類並びに野菜類(タマネギを除く)を乾燥又は焙煎し、
    乾燥又は焙煎したタマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分1重量部に対して、乾燥又は焙煎した大麦及び/又はハト麦を0.5〜200重量部使用し、
    乾燥又は焙煎した大麦及び/又はハト麦、乾燥又は焙煎したタマネギの外皮(薄皮)を取り除いた部分、乾燥又は焙煎した豆類並びに乾燥又は焙煎した野菜類(タマネギを除く)を一緒に還元性物質の非存在下に抽出することを特徴とする茶飲料の製造方法。
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