JP4338661B2 - 基板収納ユニット及びこれを備えた遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される基板収納ユニット及びこれを備えた遊技機に関するものである。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機であるパチンコ機やスロットマシンは、パチンコ球やメダルに一定の価値が与えられて、遊技を行って獲得したパチンコ球やメダルを種々の景品に交換することができる。パチンコ機は、遊技盤の背面や遊技盤を装着させる本体基部に、パチンコ球の供給に基づいて作動させる各種駆動装置及びこれら駆動装置を制御させるために対応させた制御回路装置を備えており、遊技者が遊技を行う際にこれらを適宜作動させることによって遊技を興趣に溢れたものとしている。
最近のパチンコ機の内部に配設されている制御回路装置は、CPU(central processing unit)、マスクROM(read only memory)といった電子回路部品が組み込まれた回路基板を備え、該CPUが、該マスクROMにデータとして記憶されている制御プログラムのデータを逐次読み出して実行することによって、電子制御を行うものが一般的である。
これらの電子回路部品は、処理能力の高まりにつれて発熱量も増大し、その熱によって破損や性能低下などの問題が生じてしまうことがある。この問題に対して、発熱量の大きな部品にはヒートシンクと呼ばれる放熱部材をネジや接着剤を用いて取り付けることが一般的となっている。
遊技場などに設置される遊技機においては、電子回路部品に針金などの導電性の異物を接触させて回路基板を誤動作させる不正行為を防ぐために、回路基板を収容ケースに収容していることが多い。この収容ケースは透明な樹脂などで形成されており、電子回路部品に交換や改造といった不正が加えられたか否かを回路基板を収容ケースから出さずに視認できるようになっている。
収容ケースに収容された回路基板の放熱の問題を解決するために、特許文献1には、収容ケースから突出する架台に回路基板を装着するとともに、該架台を介して熱が収容ケース側に伝導するようにした構成が記載されている。
特開2002−331136号公報
しかしながら、特許文献1に記載された構成では、回路基板の放熱は行うが、個々の電子回路部品から発せられる熱を回路基板及び架台を介して放熱しており、発熱量の大きい電子回路部品が回路基板に設けられている場合には、放熱しきれないという問題があった。この対策としては、ヒートシンクを直接電子回路部品に取り付けることが考えられるが、この場合には、電子回路部品に対して交換や改造といった不正行為が行われても、ヒートシンクの影になってしまうので視認することが難しく、不正行為の発見が遅れてしまうという問題があった。
本発明は、ヒートシンクによる電子回路部品の放熱効果を損なうことなく、電子回路部品に対する不正行為の有無の確認を容易に且つ確実に行うことができる基板収納ユニット及びこれを備えた遊技機を提供する。
上記目的を達成するために、本発明の基板収納ユニットは、電子回路部品が組み込まれた回路基板、前記電子回路部品に当接して放熱する放熱部材を収納するとともに、少なくとも一部が内部を視認させる透明素材から構成され、前記電子回路部品と対向する対向面に放熱孔が形成された基板収納ケースと、前記対向面に直交する方向に移動可能に設けられ、移動可能な方向の一端が前記放熱部材に固定され、他端が前記対向面に形成された貫通孔に挿通されて外部に突出される移動部材と、前記放熱部材を前記電子回路部品に当接する方向に付勢する付勢手段と、を備えたことを特徴とする。なお、前記電子回路部品としては、CPU、IC、LSI等が挙げられる。また、前記放熱部材としては、ヒートシンク等が挙げられる。また、前記移動部材としては、棒状の部材や板状の部材等が挙げられる。
また、前記放熱孔を、前記移動部材を前記付勢手段の付勢に抗して移動させたときに前記放熱部材の一部を挿通して前記基板収納ケースの外部に突出させる位置及び大きさに形成することが好ましい。
さらに、前記移動部材の他端に、把手を設けることが好ましい。また、前記把手を、前記放熱孔を覆うとともに、前記放熱部材が前記電子回路部品に当接しているときに前記対向面に対して少なくとも一部に隙間をあけて配設されたカバー部材から構成し、前記カバー部材に、前記対向面に直交する方向において前記放熱孔と重なることのない位置に通気孔を形成することが好ましい。
また、本発明の遊技機は、上記基板収納ユニットを備えたことを特徴とする。なお、前記回路基板としては、遊技時の当りの抽選を行う当り抽選部及び抽選部の駆動を制御する制御部を有する主制御基板や、抽選部の抽選結果に応じてスピーカやランプ等の駆動装置の駆動を制御する副制御基板等が挙げられるが、主制御基板であることが好ましく、前記電子回路部品としては、前記抽選部または前記制御部であることが好ましい。
本発明の基板収納ユニットによれば、電子回路部品が組み込まれた回路基板、電子回路部品に当接して放熱する放熱部材を収納するとともに、少なくとも一部が内部を視認させる透明素材から構成され、電子回路部品と対向する対向面に放熱孔が形成された基板収納ケースと、対向面に直交する方向に移動可能に設けられ、移動可能な方向の一端が放熱部材に固定され、他端が対向面に形成された貫通孔に挿通されて外部に突出される移動部材と、放熱部材を電子回路部品に当接する方向に付勢する付勢手段と、を備えたから、移動部材を付勢手段の付勢に抗して移動させることにより、放熱部材を電子回路部品から離れる方向に移動させることができるため、目視による電子回路部品への不正行為の有無の確認を容易に且つ確実に行うことができる。
また、放熱孔を、移動部材を付勢手段の付勢に抗して移動させたときに放熱部材の一部を挿通して基板収納ケースの外部に突出させる位置及び大きさに形成したから、放熱部材が電子回路部品に当接しているときの放熱部材と基板収納ケースとの隙間を小さくすることができるため、基板収納ケースのサイズを小型化することができ、コストダウンを図ることができる。
さらに、移動部材の他端に、把手を設けたから、移動部材により放熱部材を移動させる際に、把手を持って行うことができるため、容易に放熱部材を移動させることができる。
また、把手を、放熱孔を覆うとともに、放熱部材が電子回路部品に当接しているときに対向面に対して少なくとも一部に隙間をあけて配設されたカバー部材から構成し、カバー部材に、対向面に直交する方向において放熱孔と重なることのない位置に通気孔を形成したから、針金や板などの異物を通気孔、放熱孔の順に挿入して電子回路部品を誤作動させる等の不正行為による被害を軽減することができる。
さらに、本発明の遊技機によれば、上記基板収納ユニットを備えたから、電子回路部品を遊技時の当りの抽選を行う当り抽選部から構成した場合には、抽選部への不正行為の有無の確認を、目視により容易に且つ確実に行うことができる。
図1に示すように、遊技機の1実施例であるパチンコ機2は、本体枠3の内部に遊技盤4が配設されており、本体枠3の前面には前面扉5が開閉自在に取り付けられている。前面扉5の下方には、打球供給用の供給皿6、及びパチンコ球7の打ち出し強さを調節する操作ハンドル8が設けられている。遊技盤4のパチンコ球7が打ち出される遊技領域4aの略中央には、始動入賞口10へパチンコ球7を入賞させるなどの所定入賞条件に基づいて遊技中に様々な図柄を液晶画面に所定時間内において変動表示させた後に停止表示させる図柄可変表示装置9が設けられている。図柄可変表示装置9の周りには、始動入賞口10、通常入賞口11、通過入賞口12、アタッカ13、アウト口14が設けられており、アタッカ13は、遊技盤4に一体的に組み付けられている。また、遊技盤4の略中央には、センター役物15が一体的に組み付けられており、センター役物15に形成された開口15aを介して、図柄可変表示装置9を視認することができる。
各入賞口10〜12内には、各入賞口10〜12に入ったパチンコ球7を検知する入賞球検知センサ16(図7参照)が設けられている。遊技者は、供給皿6にパチンコ球7を投入してパチンコ球7を供給皿6内に設けられた誘導路を介して球発射装置17(図7参照)へと導き、回動式の操作ハンドル8を所定量回動して球発射装置17の駆動を制御することで、遊技盤4の遊技領域4aの上方に向けてパチンコ球7を打ち出す。打ち出されたパチンコ球7は遊技領域4aの上方から流下する途中で各入賞口10〜11のいずれかまたはアタッカ13に入るか、あるいはアウト口14から回収される。アタッカ13の奥には大入賞口(図示せず)が設けられており、大入賞口内には、大入賞口に入ったパチンコ球7を検知する大入賞球検知センサ19(図7参照)が設けられている。アタッカ13は大入賞口を開放する開き位置と大入賞口を閉じる閉じ位置との間で回動自在に取り付けられている。なお、パチンコ機2の遊技領域4aに設けられている複数の釘、風車などの構造物は公知であるので説明は省略する。
図2にパチンコ機の背面側の外観を示す。パチンコ機2の本体枠3には、遊技を行う際に音声発生装置26等の各種装置を作動させるための主制御を行う主制御基板(回路基板)21の他に、副制御基板22、球発射装置17、球払出装置18等がそれぞれ組み付けられている。これら制御回路装置及び装置は、図示しないケーブル等を介して電気的に接続されている。また、本体枠3の内部にはスピーカーなどの音声発生装置26(図7参照)や、本体枠3及び遊技盤4上の様々な位置にランプ27(図7参照)が設けられており、音声発生装置26から演出効果を持たせた音声を発生させたり、ランプ27の点灯制御によって演出効果を出すといったことを行う。
主制御基板21は、基板収納ケース30に収納されており、基板収納ケース30は、本体枠3に取り付けられている。
図3に示すように、基板収納ケース30は、第1カバー31と第2カバー32とを備え、第2カバー32は、本体枠3に組み付けられている。第1カバー31と第2カバー32とは、主制御基板21、ヒートシンク(放熱部材)35(図4参照)を収納した状態で取り付けられており、これにより、主制御基板21に対して何人も接触できないよう防護している。第1カバー31及び第2カバー32は、透明な樹脂から構成されており、基板収納ケース30の内部を視認可能になっている。
図4及び図5に示すように、第1カバー31は、長板状の本体部31a、本体部31aの図4における上側の先端部を90°の角度で折り曲げられた形状で形成された上曲げ部31b、本体部31aの図4における下側の先端部を90°の角度で折り曲げられた形状で形成された下曲げ部31cから構成されている。本体部31aの図4における右側の端部には、第2カバー32を取り付けるための取付孔31dが所定のピッチで6個形成されている。本体部31aの前面(対向面)の略中心部には、ヒートシンク35により放熱される熱を外部に放出するための放熱孔31eが6個形成されている。放熱孔31eは、ヒートシンク35を退避位置(図6(B)参照)まで移動させたときに、ヒートシンク35のフィン35bを挿通可能な位置及びサイズで形成されている。本体部31aの放熱孔31eの左側及び右側には、ヒートシンク35に取り付けられた移動シャフト36を挿通させるための貫通孔31fが2個ずつ計4個形成されている。上曲げ部31b及び下曲げ部31cには、図4における左側端部と略中央部と右側端部とに第2カバー32の係合突起32dを挿入するための係合孔31gがそれぞれ形成されている。本体部31aの内面には、移動シャフト36の移動を支持するための支持部31hが2個形成されており、2個の支持部31hには、それぞれ貫通孔31fが連通して形成されている(図6参照)。
第2カバー32は、箱状に形成された本体部32a、本体部32aの図4における右側に一体に形成され、第1カバー31を取り付けるための円筒状の取付部32bから構成されている。取付部32bは6個形成されており、それぞれに取付孔32cが形成されている。本体部32aの図4における上面及び下面には、左側端部と略中央部と右側端部とに第1カバー31の係合孔31gに挿入するための凸状の係合突起32dがそれぞれ形成されている。係合突起32dは、図4における背面側から前面側に向けて肉厚が薄くなるような三角柱状に形成されている。
主制御基板21には、メインCPU(電子回路部品)21aが組み込まれている。このメインCPU21aは、多量の電気的処理を行うものであり、熱を発する。ヒートシンク(放熱部材)35は、メインCPU21aが発する熱を放熱させるものであり、基板収納ケース30に収納されている。ヒートシンク35は、平板状のベース35aと、ベース35aの一面から突出するように形成された6個のフィン35bとを備え、ベース35aの一面における四隅には、移動シャフト(移動部材)36の一端が取り付けられている。移動シャフト36は、4本設けられている。基板収納ケース30の内部には、コイルバネ(付勢手段)37が4個収納されており、移動シャフト36は、コイルバネ37の中心部に挿通されている(図6参照)。本実施形態では、フィン35bを板状に形成しているが、フィン35bの形状は適宜変更されるものである。
図5及び図6に示すように、主制御基板21を第2カバー32内部に取り付け、主制御基板21のメインCPU21aの上部平面に、ヒートシンク35のベース35aの底部平面を接触させ、第1カバー31を第2カバー32に取り付けてビス38により固定したときに、4本の移動シャフト36に4個のコイルバネ37の中心部がそれぞれ挿通されている。なお、図6は、図3の正面略中心部の下側面断面図であり、簡略的に4個のコイルバネ37のうち2個のみを図示している。上記したような取付作業を行うと、ヒートシンク35は、コイルバネ37によりベース35aがメインCPU21aに当接する当接位置(図6(A)参照)に向けて図6中A方向に付勢される。すなわち、ベース35aはメインCPU21aに当接した状態となる。これにより、メインCPU21aから発せられる熱は、ヒートシンク35により放熱され、ヒートシンク35により放熱された熱は、放熱孔31eから基板収納ケース30の外部に放出される。
移動シャフト36のベース35aに取り付けられる一端とは反対側の他端を、第1カバー31の貫通孔31fに挿通させると、移動シャフト36は、支持部31hにより図6中A及びB方向(本体部31aの前面に直交する方向)に移動可能に支持される。このとき、移動シャフト36の他端は、貫通孔31fから突出する。移動シャフト36の貫通孔31fから突出した他端には、把手39が取り付けられる。把手39は、略コ字状に形成されており、本体部39aと、本体部39aの上下の端部に曲折形成された2個の取付部39bとからなり(図4参照)、取付部39bの端部は、移動シャフト36の他端に取り付けられる。把手39を持って移動シャフト36をコイルバネ37の付勢に抗して移動させることにより、ヒートシンク35を、図6中A及びB方向に移動させることができる。本実施形態では、基板収納ユニットは、基板収納ケース30、移動シャフト(移動部材)36、コイルバネ(付勢手段)37、把手39を備えて構成されている。なお、移動シャフト36と把手39とを、1個の部品として一体的に形成するようにしてもよい。
図7に示すように、パチンコ機2の作動は基本的に主制御基板21、副制御基板22によって管制される。主制御基板21と副制御基板22とには、それぞれ接続端子が設けられ、接続ケーブル等で接続端子を接続することにより主制御基板21と副制御基板22とは電気的に接続される。
主制御基板21は、メインCPU(central processing unit)21a及びメインROM(read only memory)21b及びメインRAM(random access memory)21cを備える。メインCPU21aは、入賞球検知センサ16から入力される入力信号に応じて、メインROM21bに記憶されている遊技制御プログラムを読み込んでパチンコ機の遊技状態を制御する命令を生成すると共に、副制御基板22に命令情報を送信して所定の遊技状態となるように実行させる。メインROM21bには、遊技制御プログラムが所定の領域に格納されているとともに、大当り抽選部21dが設けられており、この大当たり抽選部21dには、乱数生成処理プログラム及び乱数テーブルなどが格納されている。これら遊技制御プログラム、乱数生成処理プログラム及び乱数テーブルは、メインCPU21aによって読み出され、演算処理されるように適宜用いられる。メインRAM21cは、ワーキングエリアとなっており、遊技において利用されるデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
メインCPU21aは、入賞球検知センサ16からの信号が入力されると、メインROM21bに記憶されている遊技制御プログラムに基づいて、球払出装置18を駆動して所定個数の賞球を供給皿6上に払い出す。なお、賞球の個数は、遊技球が入った各入賞口10、11の種類に応じて適宜設定して良い。また、球発射装置17は、メインCPU21aに接続されており、メインCPU21aにより駆動が制御される。
副制御基板22は、サブCPU22a、サブROM22b及びサブRAM22cを備える。サブCPU22aは、サブROM22bに格納された副制御装置用制御プログラムを適宜読み出し、主制御基板21から命令情報として入力される制御信号に応じて、副制御用制御プログラムに従って、図柄可変表示装置9の駆動制御を行う。サブRAM22cはワーキングエリアとなっており、図柄可変表示装置9の制御において利用されるデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
始動入賞口10に入ったパチンコ球7が入賞球検知センサ16により検知されると、メインCPU21aにスタート信号が入力される。メインCPU21aはスタート信号に応答して大当り抽選部21dを作動させる。
大当り抽選部21dは、乱数発生器、乱数サンプリング回路、大当り決定テーブルを含んでおり、始動入賞口10の入賞球検知センサ16によりパチンコ球7の入賞が検知されるたびに1つの乱数値を抽選する。抽選された乱数値は大当りテーブルと照合され、大当りモードに移行させるか否かが抽選判定の結果として決定され、該決定に係る情報(例えばコマンド)が生成される。
大当り決定テーブルでは、乱数値がその大きさに応じて3つのグループにグループ分けされている。3つの乱数値グループには、ハズレ、通常大当たりモードに移行させる「通常大当たり」、通常時とは大当たり確率が異なる(例えば、大当たり確率が高い)確率変動大当たり(以下、確変大当り)モードに移行させる「確変大当り」がそれぞれ割り当てられており、サンプリングされた乱数値がいずれのグループに属する値であるかによって、ハズレ及び大当りのいずれかにするかを決定する当選判定が行われる。抽選が終了すると抽選結果信号がメインCPU21aにフィードバックされる。メインCPU21aは、抽選結果信号をサブCPU22aに送る。
メインCPU21aは、大当り抽選部21dで「通常大当たり」または「確変大当たり」が抽選されると、アタッカ13を開き位置まで回動し、アタッカ13が30秒開放されるか、または大入賞口にパチンコ球7が10個入賞される(大入賞球検知センサ19によりパチンコ球7が10個検知される)かを1ラウンドとして、所定ラウンド(例えば、15ラウンド)を継続して実行する。また、「確変大当たり」が抽選されると、次回大当たりが抽選されるまで、通常時より大当たり確率の高い確変大当り決定テーブルが抽選時に用いられる。
副制御基板22のサブROM22bには、各特別図柄のグラフィックデータ、停止図柄用乱数サンプリング回路、停止図柄テーブルが格納されている。サブCPU22aは、抽選結果信号が入力されると、サブROM22bに格納させた停止図柄用乱数サンプリング回路に基づいて乱数値のサンプリングを行わせ、サンプリングされた乱数値を停止図柄テーブルと比較させる。停止図柄テーブルはハズレ用、大当り用、確変大当たり用の3種類設けられており、サンプリングされた乱数値は大当り抽選部21dでの抽選結果に対応する停止図柄テーブルと照合される。ぞれぞれの停止図柄テーブルには、グループ分けされた乱数値に入賞有効ライン上に停止させる特別図柄の組み合わせが割り当てられており、サンプリングされた乱数値がいずれのグループに属する値であるかによって、入賞有効ライン上に停止される特別図柄の組み合わせが決定される。サブCPU22aは、決定された特別図柄の組み合わせに基づき、図柄可変表示装置9での特別図柄の変動表示及び停止表示の制御を行う。なお、停止図柄テーブルには、例えば入賞有効ライン上に特別図柄が2個停止したときに特定の特別図柄が揃った状態、つまりはリーチ状態となったときの特別図柄の変動態様、図柄可変表示中に行われるリーチ予告での特別図柄の変動態様、大当り予告での特別図柄の停止態様など、様々なバリエーションの特別図柄の変動態様を行わせるか否かのデータも含まれている。
上記のように構成されたパチンコ機2の作用について説明する。遊技場の管理者は、主制御基板21のメインCPU21aへの不正行為の有無を目視により検査する。第1カバー31は、透明樹脂により形成されてり、主制御基板21を基板収納ケース30に収納した状態のまま検査する。メインCPU21aは、ヒートシンク35により隠されているため、遊技場の管理者は、図6(B)及び図8に示すように、把手39を持って、ヒートシンク35を図6及び図8中B方向に移動させる。ヒートシンク35を図6及び図8中B方向に退避位置(図6(B)参照)まで移動させると、フィン35bの先端部が第1カバー31の放熱孔31eを通り、本体部31aの前面から突出する。これにより、メインCPU21aとヒートシンク35との間に隙間が生じ、メインCPU21aが視認可能になるため、メインCPU21aを検査することができる。
このように、ヒートシンク35を、メインCPU21aに当接する当接位置(図6(A)参照)と、当接しない退避位置(図6(B)参照)との間で移動可能にしたから、ヒートシンク35を退避位置に移動させるだけで、メインCPU21aへの不正行為の有無を容易に且つ確実に検査することができる。さらに、通常時には、ヒートシンク35をコイルバネ37により当接位置(図6(A)参照)に付勢しているから、ヒートシンク35による放熱性能を維持することができる。
また、ヒートシンク35に移動シャフト36を取り付け、移動シャフト36に把手39を取り付けたから、ヒートシンク35を移動させる場合には、把手39を持つことにより、容易に移動させることができる。
さらに、第1カバー31の放熱孔31eの開口の大きさを、ヒートシンク35のフィン35bを挿通可能な位置及びサイズで形成し、ヒートシンク35を退避位置まで移動させると、フィン35bの先端部が第1カバー31の放熱孔31eを通り、本体部31aの前面から突出するようにしたから、当接位置に位置するときのフィン35bと第1カバー31の内面との隙間を小さくすることができるため、基板収納ケース30のサイズを小型化することができ、コストダウンを図ることができる。なお、常時、フィン35bの先端部を放熱孔31eから突出させるようにしてもよく、この場合には、放熱孔31eから針金や板などの異物が挿入されることを抑止することができる。
なお、上記実施形態では、ヒートシンク35を1個設けた実施形態について説明したが、その個数は限定されることなく、電子回路部品の個数に応じて適宜変更されるものである。
また、上記実施形態では、ヒートシンク35を、ベース35a上にフィン35bを配列した形状のものから構成したが、ヒートシンク35の形状としてはこれに限定されることなく、電子回路部品と当接することのできる形状であればよく、ベース35a上に放熱ピンを配列したものなど適宜変更可能である。また、ヒートシンク35の一部を挿通する第1カバー31の放熱孔31eの形状も、ヒートシンク35の形状に合わせて、例えば、放熱ピンが一本ずつ挿通される複数の孔とするなど、適宜変更されるものである。
さらに、上記実施形態では、パチンコ機2を例に挙げて説明したが、スロットマシンなどの各種遊技機についても本発明は適用することができる。
図9及び図10に他の実施形態を示す。上記実施形態のものと同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を簡略化する。この実施形態では、移動シャフト36には、カバー把手40が取り付けられている。カバー把手40は、第1カバー31の放熱孔31eを覆う板状の本体部40aと、移動シャフト36の端部に取り付けるための円柱状の取付部40bとからなり、取付部40bは4個形成されている。カバー把手40は、ヒートシンク35が当接位置(図10(A)参照)に位置するときに、第1カバー31の本体部31aの前面との間に僅かな隙間が設けられるように配設されている。本体部40aには、ヒートシンク35による放熱を通気させるための通気孔40cが7個形成されている。これら7個の通気孔40cは、取付部40bを移動シャフト36に取り付けたときに、移動シャフト36の移動方向において第1カバー31の放熱孔31eと重なることがない位置、すなわち、互い違いとなる位置に形成されている。また、本体部40aの図9における上面及び下面には、それぞれ切欠き40dが形成されており、ヒートシンク35を図10中B方向に移動させる場合には、本体部40aの切欠き40dが形成された部分を手で持って行う。本実施形態では、基板収納ユニットは、基板収納ケース30、移動シャフト(移動部材)36、コイルバネ(付勢手段)37、カバー把手40を備えて構成されている。なお、移動シャフト36とカバー把手40とを、1個の部品として一体的に形成するようにしてもよい。
このように、移動シャフト36に、第1カバー31の放熱孔31eを覆うカバー把手40を取り付け、カバー把手40を、ヒートシンク35が当接位置(図10(A)参照)に位置するときに本体部31aの前面に接触しないようにするとともに、本体部40aには、放熱孔31eに重なることがない位置に通気孔40cを形成したから、ヒートシンク35による放熱性能を維持しながら、針金や板などの異物を通気孔40c、放熱孔31eの順に挿入してCPU21aを誤作動させる等の不正行為による被害を軽減することができる。
本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。 パチンコ機の背面側からの外観を示す斜視図である。 基板収納ケースと把手とを示す斜視図である。 基板収納ケースを示す分解斜視図である。 主制御基板と第1カバーと第2カバーとヒートシンクと移動シャフトと把手とを示す斜視図である。 主制御基板と第1カバーと第2カバーとヒートシンクと移動シャフトと把手とを示す下側面断面図である。 パチンコ機内部の電気的構成を示す機能ブロック図である。 ヒートシンクを退避位置まで移動させた状態の基板収納ケースとフィンと移動シャフトと把手とを示す斜視図である。 カバー把手を設けた実施形態の基板収納ケースとカバー把手とを示す斜視図である。 図9に示す実施形態の主制御基板と第1カバーと第2カバーとヒートシンクと移動シャフトとカバー把手とを示す下側面断面図である。
符号の説明
2 パチンコ機(遊技機)
21 主制御基板(回路基板)
21a CPU(電子回路部品)
22 副制御基板
30 基板収納ケース
31 第1カバー
31a 本体部
31e 放熱孔
31f 貫通孔
31h 支持部
32 第2カバー
35 ヒートシンク(放熱部材)
35a ベース
35b フィン
36 移動シャフト(移動部材)
37 コイルバネ(付勢手段)
39 把手
40 カバー把手

Claims (4)

  1. 電子回路部品が組み込まれた回路基板、前記電子回路部品に当接して放熱する放熱部材を収納するとともに、少なくとも一部が内部を視認させる透明素材から構成され、前記電子回路部品と対向する対向面に放熱孔が形成された基板収納ケースと、
    前記対向面に直交する方向に移動可能に設けられ、移動可能な方向の一端が前記放熱部材に固定され、他端が前記対向面に形成された貫通孔に挿通されて外部に突出される移動部材と、
    前記放熱部材を前記電子回路部品に当接する方向に付勢する付勢手段と、
    前記移動部材の他端に設けた把手と、を備えたことを特徴とする基板収納ユニット。
  2. 前記把手を、前記放熱孔を覆うとともに、前記放熱部材が前記電子回路部品に当接しているときに前記対向面に対して少なくとも一部に隙間をあけて配設されたカバー部材から構成し、
    前記カバー部材に、前記対向面に直交する方向において前記放熱孔と重なることのない位置に通気孔を形成したことを特徴とする請求項1記載の基板収納ユニット。
  3. 前記放熱孔を、前記移動部材を前記付勢手段の付勢に抗して移動させたときに前記放熱部材の一部を挿通して前記基板収納ケースの外部に突出させる位置及び大きさに形成したことを特徴とする請求項1または2記載の基板収納ユニット。
  4. 請求項1ないし3いずれか1つ記載の基板収納ユニットを備えたことを特徴とする遊技機。
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