JP4338554B2 - 硬化性シリコーン樹脂組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、光学デバイスもしくは光学部品用材料、電子デバイスもしくは電子部品用絶縁材料またはコーティング材料として有用な硬化性シリコーン樹脂組成物に関する。
従来、光学デバイスまたは光学部品用材料、特に発光ダイオード(LED)素子の封止材料としては、一般的にエポキシ樹脂が用いられている。また、シリコーン樹脂に関しても、LED素子のモールド材料等として用いること(特許文献1、特許文献2参照)、またカラーフィルター材料として用いること(特許文献3参照)が試みられているが、実際上の使用例は少ない。
近年、白色LEDが注目される中で、これまで問題とされなかったエポキシ封止材の紫外線等による黄変や、小型化に伴う発熱量の増加によるクラック等の問題が発生しており対応が急務となっている。これらの対応策としては、分子中に多量のフェニル基を持つシリコーンレジン硬化物を用いることが検討されている。しかし、今後のLEDの光源としては、より短い波長の光線を生じるものが使用されるようになる傾向にあり、エポキシ封止材およびフェニル基含有シリコーンレジン封止材は短波長領域での光透過性が悪いため、短波長領域の光線を生じるLEDへの適用は問題があった。
特開平10−228249号公報 特開平10−242513号公報 特開2000−123981号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、光学デバイスもしくは光学部品用材料、電子デバイスもしくは電子部品用絶縁材料またはコーティング材料として有用な、硬度および強度が高く、さらに短波長領域での光透過性に優れた硬化物を与える硬化性シリコーン樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意努力を行った結果、ケイ素原子に結合した水素原子またはアルケニル基を、前記ケイ素原子が炭化水素骨格に結合した状態で有する芳香族系炭化水素化合物と、ケイ素原子に結合したアルケニル基または水素原子を有する環状シロキサン化合物とを組み合わせた、ヒドロシリル化反応により硬化するシリコーン樹脂組成物を用いることにより、上記特性を有する硬化物が得られることを見出し、この知見に基づき、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、第一に、
(A) ケイ素原子に結合した水素原子少なくとも2個を、前記ケイ素原子が炭化水素骨格に結合した状態で有する芳香族系炭化水素化合物、
(B) ケイ素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2個有する環状シロキサン化合物、および
(C) ヒドロシリル化反応触媒
を含む硬化性シリコーン樹脂組成物を提供する(以下、「第一発明」という)。
更に、本発明は、第二に、
(D) ケイ素原子に結合したアルケニル基少なくとも2個を、前記ケイ素原子が炭化水素骨格に結合した状態で有する芳香族系炭化水素化合物、
(E) ケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有する環状シロキサン化合物、および
(C) ヒドロシリル化反応触媒
を含む硬化性シリコーン樹脂組成物を提供する(以下、「第二発明」という)。
(なお、以下、ケイ素原子に結合した水素原子を「SiH基」ということがある。
また、上記第二発明においては、上記芳香族系炭化水素化合物が有するケイ素原子に結合したアルケニル基中の−CH=CH2基と、上記環状シロキサン化合物が有するSiH基とが、一方、上記第一発明においては、上記芳香族系炭化水素化合物が有するSiH基と、上記環状シロキサン化合物が有するケイ素原子に結合したアルケニル基中の−CH=CH2基とが、当業者に周知のヒドロシリル化付加反応を受け、ともに同一の連結構造を形成して、硬化物を与える点において、両者は同等のものである。)
本発明の硬化性シリコーン樹脂組成物は、硬度および強度が高く、短波長領域の光線についても光透過率が高く、透明性に優れた硬化物を与えることができる。従って、発光ダイオード素子の保護、封止もしくは接着、波長変更もしくは調整またはレンズ等の用途に好適に使用できる。また、レンズ材料、光学デバイスもしくは光学部品用封止材、ディスプレイ材料等の各種の光学用材料、電子デバイスもしくは電子部品用絶縁材料、更にはコーティング材料としても使用できる。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
第一発明
[(A)芳香族系炭化水素化合物]
(A)成分は、少なくとも2個のSiH基を、前記ケイ素原子が炭化水素骨格に結合した状態で有する芳香族系炭化水素化合物である。
この(A)成分としては、例えば、下記一般式(1):
HR12Si−A−SiR34H (1)
(式中、R1、R2、R3およびR4は、独立に、水素原子、または、アルケニル基以外の非置換の炭素原子数1〜12、好ましくは1〜6の一価炭化水素基、アルケニル基以外の置換の炭素原子数1〜12、好ましくは1〜6の一価炭化水素基、および炭素原子数1〜6、好ましくは1〜4のアルコキシ基よりなる群から選ばれる基であり、Aは炭素原子数6〜12、好ましくは6〜10の2価の芳香環含有炭化水素基である)
で表される化合物が好ましい。
上記R1〜R4がアルケニル基以外の一価炭化水素基である場合、それらとしては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ヘキシル基、sec-ヘキシル基等のアルキル基;フェニル基、o-,m-,p-トリル基等のアリール基;ベンジル基、2-フェニルエチル基等のアラルキル基;およびこれらの基の1個以上の水素原子が、ハロゲン原子、シアノ基、エポキシ基含有基等で置換された、例えば、クロロメチル基、3-クロロプロピル基、3,3,3-トリフルオロプロピル基等のハロゲン化アルキル基、2-シアノエチル基、3-グリシドキシプロピル基等が挙げられる。
また、上記R1〜R4がアルコキシ基である場合、それらとしては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、sec-ブトキシ基、tert-ブトキシ基等が挙げられる。
上記の一般式(1)の化合物の中でも、上記R1〜R4の全てがメチル基であるものが、工業的に製造することが容易であり、入手しやすいことから好ましい。
上記Aの芳香環含有炭化水素基としては、例えば、o-,m-,p-フェニレン基、トリレン基、o-,m-,p-キシリレン基、下記式で表される2価のアリーレン基等が挙げられる。
Figure 0004338554
上記(A)成分の好適な具体例を、以下に示すが、これに限定されるものではない。なお、以下、「Me」はメチル基を、「Et」はエチル基を、「Ph」はフェニル基を、「-p-C64-」はパラフェニレン基を、また「-m-C64-」はメタフェニレン基を、意味する。
HMe2Si-p-C64-SiMe2
HMe2Si-m-C64-SiMe2
HMePhSi-p-C64-SiMePhH
HMePhSi-m-C64-SiMePhH
HPh2Si-p-C64-SiPh2
HPh2Si-m-C64-SiPh2
HMeEtSi-p-C64-SiMeEtH
HMeEtSi-m-C64-SiMeEtH
H(MeO)2Si-p-C64-Si(OMe)2
H(MeO)2Si-m-C64-Si(OMe)2
HMe2Si-CH2-p-C64-CH2-SiMe2
HMe2Si-CH2-m-C64-CH2-SiMe2
HMePhSi-CH2-p-C64-CH2-SiMePhH
HMePhSi-CH2-m-C64-CH2-SiMePhH
また、この(A)成分は1種単独でも2種以上を組み合わせても使用することができる。
[(B)環状シロキサン化合物]
(B)成分は、上記(A)成分とともにヒドロシリル化付加反応を受ける、ケイ素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2個有する環状シロキサン化合物である。
この(B)成分としては、例えば、下記一般式(2):
(Ra5SiO)n(R67SiO)m (2)
(式中、Raは炭素原子数2〜6、好ましくは2〜3のアルケニル基であり、R5、R6およびR7は、独立に、非置換もしくは置換の炭素原子数1〜12、好ましくは1〜6の一価炭化水素基であり、nは2〜10の整数であり、mは0〜8の整数であり、ただしn+mは3〜10、好ましくは3〜6の整数である)
で表される環状シロキサン化合物が好ましい。
上記Raとしては、例えば、ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基等が挙げられ、中でもビニル基およびアリル基が好ましく、特にビニル基が好ましい。
上記R5〜R7としては、上記Raについて例示したアルケニル基、および上記R1〜R4について例示した一価炭化水素基が例示される。
上記(B)成分の好適な具体例を、以下に示すが、これに限定されるものではない。なお、以下、「Vi」はビニル基を、「Allyl」はアリル基を、また、「Pr」はn-プロピル基を意味する。
(ViMeSiO)3
(ViMeSiO)4
(AllylMeSiO)3
(AllylMeSiO)4
(ViMeSiO)2(Me2SiO)2
(ViMeSiO)3(Me2SiO)1
(ViMeSiO)2(PrMeSiO)2
(ViMeSiO)3(PrMeSiO)1
また、この(B)成分は1種単独でも2種以上を組み合わせても使用することができる。
第一発明の組成物中における(A)成分と(B)成分の含有量は、全組成物中に存在するアルケニル基1モルに対する、(A)成分中のSiH基の量が好ましくは 0.5〜2.0モル、より好ましくは 0.8〜1.5モルとなる量である。このとき、全組成物中に存在するアルケニル基に対する(B)成分中のアルケニル基の割合は10モル%以上が好ましく、特に30モル%以上が好ましい。組成物中にアルケニル基を有する成分として(B)成分しか存在しない場合には、(B)成分中に含有されるアルケニル基1モルに対する、(A)成分中のSiH基の量が好ましくは 0.5〜2.0モル、より好ましくは 0.8〜1.5モルとなる量である。
[(C)ヒドロシリル化反応触媒]
(C)成分のヒドロシリル化反応触媒としては、従来から公知のものが全て使用することができる。具体例としては、例えば、白金黒、塩化第2白金、塩化白金酸、塩化白金酸と一価アルコールとの反応生成物、塩化白金酸とオレフィン類との錯体、白金ビスアセトアセテート等の白金系触媒;パラジウム系触媒、ロジウム系触媒等の白金族金属系触媒が挙げられる。
なお、この(C)成分の配合量は、触媒としての有効量であればよい。(A)成分と(B)成分との合計重量に対して、白金族金属原子として、通常、1〜500 ppm、特に2〜100 ppm程度配合することが好ましい。
第二発明
[(D)芳香族系炭化水素化合物]
(D)成分は、ケイ素原子に結合したアルケニル基少なくとも2個を、前記ケイ素原子が炭化水素骨格に結合した状態で有する芳香族系炭化水素化合物である。
この(D)成分としては、例えば、下記一般式(3):
a89Si−A−SiR1011b (3)
(式中、RaおよびRbは、独立に、炭素原子数2〜6、好ましくは2〜3のアルケニル基であり、R8、R9、R10およびR11は、独立に、非置換の炭素原子数1〜12、好ましくは1〜6の一価炭化水素基、置換の炭素原子数1〜12、好ましくは1〜6の一価炭化水素基、および炭素原子数1〜6、好ましくは1〜4のアルコキシ基よりなる群から選ばれる基であり、Aは上記式(1)に関して定義と同じである)
で表される芳香族系炭化水素化合物が好ましい。
上記RaおよびRbの例としては、上記式(2)に関して定義のRaについて例示した基が挙げられる。また、上記R8〜R11の例としては、上記式(2)に関して定義のRaについて例示した基、および上記式(1)に関して定義のR1〜R4について例示した基(但し、水素原子を除く)が例示される。
上記(D)成分の好適な具体例を、以下に示すが、これに限定されるものではない。
ViMe2Si-p-C64-SiMe2Vi
ViMe2Si-m-C64-SiMe2Vi
ViMePhSi-p-C64-SiMePhVi
ViMePhSi-m-C64-SiMePhVi
ViMe2Si-CH2-p-C64-CH2-SiMe2Vi
ViMe2Si-CH2-m-C64-CH2-SiMe2Vi
ViMePhSi-CH2-p-C64-CH2-SiMePhVi
ViMePhSi-CH2-m-C64-CH2-SiMePhVi
ViMe(MeO)-CH2-p-C64-CH2-Si(OMe)MeVi
ViMe(MeO)-CH2-m-C64-CH2-Si(OMe)MeVi
ViMe(EtO)-CH2-p-C64-CH2-Si(OEt)MeVi
ViMe(EtO)-CH2-m-C64-CH2-Si(OEt)MeVi
また、この(D)成分は1種単独でも2種以上を組み合わせても使用することができる。
[(E)環状シロキサン化合物]
(E)成分は、上記(D)成分とともにヒドロシリル化付加反応を受ける、SiH基を少なくとも2個有する環状シロキサン化合物である。
この(E)成分としては、例えば、下記一般式(4):
(HR12SiO)n(R1314SiO)m (4)
(式中、R12、R13およびR14は、独立に、水素原子、またはアルケニル基以外の非置換もしくは置換の炭素原子数1〜12、好ましくは1〜6の一価炭化水素基であり、nは2〜10の整数であり、mは0〜8の整数であり、ただしn+mは3〜10、好ましくは3〜6の整数である)
で表される環状シロキサン化合物が好ましい。
上記R12〜R14の例としては、上記式(1)に関して定義のR1〜R4について例示した基(但し、アルコキシ基を除く)が挙げられる。
上記(E)成分の好適な具体例を、以下に示すが、これに限定されるものではない。
(HMeSiO)3
(HMeSiO)4
(HMeSiO)2(Me2SiO)1
(HMeSiO)3(Me2SiO)1
(HMeSiO)4(Me2SiO)1
また、この(E)成分は1種単独でも2種以上を組み合わせても使用することができる。
第二発明の組成物中における(D)成分と(E)成分の含有量は、(D)成分中に含有されるアルケニル基1モルに対する、全組成物中のSiH基の量が好ましくは 0.5〜2.0モル、より好ましくは 0.8〜1.5モルとなる量である。このとき、全組成物中に存在するSiH基に対する(E)成分中のSiH基の割合は10モル%以上が好ましく、特に30モル%以上が好ましい。組成物中にSiH基を有する成分として(E)成分しか存在しない場合には、(D)成分中に含有されるアルケニル基1モルに対する、(E)成分中のSiH基の量が好ましくは 0.5〜2.0モル、より好ましくは 0.8〜1.5モルとなる量である。
[(C)ヒドロシリル化反応触媒]
(C)成分のヒドロシリル化反応触媒については、上記と同じものが例示される。また、(D)成分と(E)成分との合計重量に対する(C)成分の好ましい配合量も上記と同様である。
その他の配合成分
本発明の組成物に、上記(A)〜(E)成分に加えて、本発明の効果を損なわない範囲で他の成分を配合することは任意である。
例えば、組成物の粘度、硬化物の硬度等を調整するために、ケイ素原子に結合したアルケニル基またはSiH基を有する直鎖状ジオルガノポリシロキサンもしくは網状オルガノポリシロキサン、非反応性の直鎖状もしくは環状ジオルガノポリシロキサン等を配合してもよい。
中でも、ケイ素原子に結合したアルケニル基またはSiH基を有する単官能性構造単位と4官能性構造単位(SiO2)とから構成される網状オルガノポリシロキサンを配合すると、透明性が高く、耐候性も付与された硬化物が得られるので好ましい。
上記第一発明において、(F1)ケイ素原子に結合したアルケニル基を有する網状オルガノポリシロキサンを配合する場合、その配合量は、該(F1)成分が有するアルケニル基と上記(B)成分が有するアルケニル基との合計量1モル当り、上記(A)成分が有するSiH基が好ましくは 0.5〜2.0モル、より好ましくは 0.8〜1.5モルとなる量である。また、(F2)SiH基を有する網状オルガノポリシロキサンを配合する場合、その配合量は、該(F2)成分が有するSiH基と上記(A)成分が有するSiH基との合計量が、上記(B)成分が有するアルケニル基1モル当り好ましくは 0.5〜2.0モル、より好ましくは 0.8〜1.5モルとなる量である。
一方、上記第二発明において、(F1)ケイ素原子に結合したアルケニル基を有する網状オルガノポリシロキサンを配合する場合、その配合量は、該(F1)成分が有するアルケニル基と上記(D)成分が有するアルケニル基との合計量1モル当り、上記(E)成分が有するSiH基が好ましくは 0.5〜2.0モル、より好ましくは 0.8〜1.5モルとなる量である。また、(F2)SiH基を有する網状オルガノポリシロキサンを配合する場合、その配合量は、該(F2)成分が有するSiH基と上記(E)成分が有するSiH基との合計量が、上記(D)成分が有するアルケニル基1モル当り好ましくは 0.5〜2.0モル、より好ましくは 0.8〜1.5モルとなる量である。
また、必要なポットライフを確保するために、1-エチニルシクロヘキサノール、3,5-ジメチル-1-ヘキシン-3-オール等の反応制御剤を配合することができる。更に、透明性に影響を与えない範囲で、硬化物の強度を向上させるためにヒュームドシリカ等の無機質充填剤を配合してもよいし、必要に応じて、染料、顔料、難燃剤等を配合してもよい。
なお、本発明組成物の硬化条件は、その量により異なり、特に制限されないが、通常、60〜180℃、5〜180分の条件とすることが好ましい。
本発明の組成物は用途に応じて所定の基板に塗布した後、上記条件で加熱することにより硬化させることができる。
以下、実施例および比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。
[実施例1]
(A) HMe2Si-p-C64-SiMe2H:53重量部、
(B) (ViMeSiO)4:47重量部(なお、(A)中のSiH/(B)中のVi(モル比)=1.0)、および
1-エチニルシクロヘキサノール:0.03重量部
を均一に混合し、この混合物に、
(C) 白金-ビニルシロキサン錯体:白金金属原子として(A)と(B)との合計量に対して20 ppmとなる量
を添加しさらに均一に混合して組成物を得た。この組成物を、ガラス板で組んだ型の中に4mm厚になるように流し込み、150℃で2時間加熱して硬化物を得た。
[実施例2]
実施例1に記載の(A)成分および(B)成分に代えて、
(D) ViMe2Si-p-C64-SiMe2Vi:67重量部、および
(E) (HMeSiO)4:33重量部(なお、(E)中のSiH/(D)中のVi(モル比)=1.0)
を用いること以外は、実施例1と同様にして組成物を調製し、硬化物を得た。
[実施例3]
実施例1に記載の(A)成分および(B)成分に代えて、
(A) HMe2Si-p-C64-SiMe2H:23重量部、
(B) (ViMeSiO)4:17重量部、および
(F1)組成式:(ViMe2SiO1/2)3(Me3SiO1/2)18(SiO2)25で表される数平均分子量 3600のシリコーンレジン:60重量部(なお、(A)中のSiH/(B)および(F1)中のVi(モル比)=1.0)
を用いること以外は、実施例1と同様にして組成物を調製し、硬化物を得た。
[実施例4]
実施例1に記載の(A)成分および(B)成分に代えて、
(D) ViMe2Si-p-C64-SiMe2Vi:33重量部、
(E) (HMeSiO)4:7重量部、および
(F2)組成式:(HMe2SiO1/2)5(Me3SiO1/2)15(SiO2)10で表される数平均分子量 2300のシリコーンレジン:60重量部(なお、(E)および(F2)中のSiH/(D)中のVi(モル比)=1.0)
を用いること以外は、実施例1と同様にして組成物を調製し、硬化物を得た。
[比較例1]
(HMeSiO)4:41重量部、(ViMeSiO)4:59重量部、および 1-エチニルシクロヘキサノール:0.03重量部を均一に混合した。この混合物に白金-ビニルシロキサン錯体:白金金属原子として前記環状シロキサン化合物の合計量に対して20 ppmとなる量を添加し更に均一に混合して組成物を得た。この組成物を用いて、実施例1と同様にして硬化物を得た。
[比較例2]
ビスフェノールA型エポキシ樹脂(商品名:ペルノックス ME-540、ペルノックス社製)を実施例1と同様にガラス板で組んだ型の中に4mm厚になるように流し込み、150℃で8時間加熱して硬化物を得た。
[比較例3]
フェニルシリコーンレジン系硬化性組成物(商品名:X-34-1195、信越化学工業社製、フェニル基含有量:約50モル%)を実施例1と同様にガラス板で組んだ型の中に4mm厚になるように流し込み、150℃で8時間加熱して硬化物を得た。
<性能評価手法>
上記各実施例および比較例で得られた硬化物について、下記手法に従い、性能を評価した。
外観
各硬化物の外観を観察し、表1に記載した。
硬度
ASTM D 2240 に準じて、各硬化物の硬度(Shore D)を測定した。測定結果を表1に記載した。
弾性率
4mm厚の各硬化物から、10mm×100mmの試験片を作製し、JIS K-66911 に準じて、3点曲げ試験により、弾性率(MPa)を測定した。測定結果を表1に記載した。
光透過率
各硬化物の光透過率を分光光度計を用いて、測定波長:800、600、400nm、および 350nm(紫外線領域)の4点について測定した。測定結果を表2に記載した。
Figure 0004338554
Figure 0004338554
[評価]
比較例1の硬化物は、硬度等が測定できない程度に柔らかなものであった。また、比較例2および比較例3の硬化物に比較して、実施例の硬化物は、いずれも、硬度および弾性率に優れ、また、特に 350nm(紫外線領域)の短波長における光透過率においても優れていることが分かる。

Claims (11)

  1. (A) ケイ素原子に結合した水素原子少なくとも2個を、前記ケイ素原子が炭化水素骨格に結合した状態で有する芳香族系炭化水素化合物、
    (B) ケイ素原子に結合したアルケニル基を少なくとも2個有する環状シロキサン化合物
    (C) ヒドロシリル化反応触媒、および
    (F1)ケイ素原子に結合したアルケニル基を有する単官能性構造単位と4官能性構造単位(SiO 2 )とから構成される網状オルガノポリシロキサン、または、(F2)ケイ素原子に結合した水素原子を有する単官能性構造単位と4官能性構造単位(SiO 2 )とから構成される網状オルガノポリシロキサン
    を含む硬化性シリコーン樹脂組成物。
  2. 前記(A)成分が、下記一般式(1):
    HR12Si−A−SiR34H (1)
    (式中、R1、R2、R3およびR4は、独立に、水素原子、または、アルケニル基以外の非置換の炭素原子数1〜12の一価炭化水素基、アルケニル基以外の置換の炭素原子数1〜12の一価炭化水素基、および炭素原子数1〜6のアルコキシ基よりなる群から選ばれる基であり、Aは炭素原子数6〜12の2価の芳香環含有炭化水素基である)
    で表される芳香族系炭化水素化合物である請求項1に記載の硬化性シリコーン樹脂組成物。
  3. 前記(B)成分が、下記一般式(2):
    (Ra5SiO)n(R67SiO)m (2)
    (式中、Raは炭素原子数2〜6のアルケニル基であり、R5、R6およびR7は独立に非置換もしくは置換の炭素原子数1〜12の一価炭化水素基であり、nは2〜10の整数であり、mは0〜8の整数であり、ただしn+mは3〜10の整数である)
    で表される環状シロキサン化合物である請求項1または2に記載の硬化性シリコーン樹脂組成物。
  4. (D) ケイ素原子に結合したアルケニル基少なくとも2個を、前記ケイ素原子が炭化水素骨格に結合した状態で有する芳香族系炭化水素化合物、
    (E) ケイ素原子に結合した水素原子を少なくとも2個有する環状シロキサン化合物
    (C) ヒドロシリル化反応触媒、および
    (F1)ケイ素原子に結合したアルケニル基を有する単官能性構造単位と4官能性構造単位(SiO 2 )とから構成される網状オルガノポリシロキサン、または、(F2)ケイ素原子に結合した水素原子を有する単官能性構造単位と4官能性構造単位(SiO 2 )とから構成される網状オルガノポリシロキサン
    を含む硬化性シリコーン樹脂組成物。
  5. 前記(D)成分が、下記一般式(3):
    a89Si−A−SiR1011b (3)
    (式中、RaおよびRbは、独立に、炭素原子数2〜6のアルケニル基であり、R8、R9、R10およびR11は、独立に、非置換の炭素原子数1〜12の一価炭化水素基、置換の炭素原子数1〜12の一価炭化水素基、および炭素原子数1〜6のアルコキシ基よりなる群から選ばれる基であり、Aは炭素原子数6〜12の2価の芳香環含有炭化水素基である)
    で表される芳香族系炭化水素化合物である請求項4に記載の硬化性シリコーン樹脂組成物。
  6. 前記(E)成分が、下記一般式(4):
    (HR12SiO)n(R1314SiO)m (4)
    (式中、R12、R13およびR14は、独立に、水素原子、またはアルケニル基以外の非置換もしくは置換の炭素原子数1〜12の一価炭化水素基であり、nは2〜10の整数であり、mは0〜8の整数であり、ただしn+mは3〜10の整数である)
    で表される環状シロキサン化合物である請求項4または5に記載の硬化性シリコーン樹脂組成物。
  7. 前記(F1)成分を含み、
    前記(A)成分、(B)成分および(F1)成分が、前記(B)成分および(F1)成分中に含有されるアルケニル基1モルに対する、前記(A)成分中のケイ素原子に結合した水素原子の量が0.5〜2.0モルとなる量で存在し、前記(C)成分が触媒としての有効量存在する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の硬化性シリコーン樹脂組成物。
  8. 前記(F1)成分を含み、
    前記(D)成分、(E)成分および(F1)成分が、前記(D)成分および(F1)成分中に含有されるアルケニル基1モルに対する、前記(E)成分中のケイ素原子に結合した水素原子の量が0.5〜2.0モルとなる量で存在し、前記(C)成分が触媒としての有効量存在する、
    請求項4〜6のいずれか1項に記載の硬化性シリコーン樹脂組成物。
  9. 前記(F2)成分を含み、
    前記(A)成分(B)成分および(F2)成分が、前記(B)成分中に含有されるアルケニル基1モルに対する、前記(A)成分および(F2)成分中のケイ素原子に結合した水素原子の量が0.5〜2.0モルとなる量で存在し、前記(C)成分が触媒としての有効量存在する、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の硬化性シリコーン樹脂組成物。
  10. 前記(F2)成分を含み、
    前記(D)成分(E)成分および(F2)成分が、前記(D)成分中に含有されるアルケニル基1モルに対する、前記(E)成分および(F2)成分中のケイ素原子に結合した水素原子の量が0.5〜2.0モルとなる量で存在し、前記(C)成分が触媒としての有効量存在する、
    請求項4〜6のいずれか1項に記載の硬化性シリコーン樹脂組成物。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の硬化性シリコーン樹脂組成物を硬化させることにより得られる硬化物。
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