JP4338136B2 - 自動車におけるペダル後退防止構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車が、その前進中に、前方の何らかの物体に衝突(前突)し、その衝撃力により車体前部が後方に向かって変形したとき、この変形に伴うペダルの後退を防止するようにした自動車におけるペダル後退防止構造に関するものである。
上記自動車におけるペダル後退防止構造には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、自動車には、下端側が前後に回動可能となるよう上端側が車体前部に枢支軸により枢支されるペダルと、このペダルの後方に離れて配置され上記車体前部に支持される上記ペダル用の後退防止体とが設けられている。
自動車の前突時の衝撃力により、車体前部が後方に向かって変形し、この変形に伴い上記ペダルが後退したとする。この際、上記ペダルの長手方向の中途部が上記後退防止体に当接することとされている。そして、この当接により、上記ペダルのそれ以上の後退が防止されると共に、上記枢支軸を中心として、上記ペダルの下端側が前方に回動させられる。
よって、自動車の前突時に、ペダルの後方に位置する運転者の下肢に対し、上記ペダルが接近して接触するということが防止される。
ドイツ特許公開公報 DE19601800A1
ところで、上記したようにペダルが後退して上記後退防止体に当接したとき、上記ペダルが上記後退防止体に大きい力で圧接したとする。ここで、上記従来の技術における後退防止体は高剛性とされている。このため、上記後退防止体は上記ペダルから大きい圧接力を与えられても、一定形状を保持しようとする。よって、この後退防止体を支持している上記車体前部の部分に上記圧接力に基づき応力集中が生じがちとなる。この結果、この車体前部の部分が破断して、上記後退防止体が離脱するおそれが生じる。
そして、上記したように車体前部の部分から上記後退防止体が離脱したとすると、この後退防止体はその形状を保持したままで全体的に後退しようとする。このため、上記後退防止体は大きく後退しがちとなって運転者に接触する可能性が高くなる。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、第1に、自動車の前突時に、車体前部が後方に向かって変形することに伴いペダルが後退するとき、このペダルの後退を後退防止体により防止して、運転者にペダルが接触しないようにすることである。また、第2に、上記したように後退するペダルが後退防止体に圧接したとしても、この後退防止体が大きくは後退しないようにして、運転者に後退防止体が接触しないようにすることである。
請求項1の発明は、下端側が前後に回動可能となるよう上端側が車体前部2に枢支軸21により枢支されるペダル22と、このペダル22の後方に離れて配置され上記車体前部2に支持される上記ペダル22用の後退防止体25とを設け、車体前部2が後方に向かって変形することに伴い上記ペダル22が後退Bしたとき、上記ペダル22の長手方向の中途部が上記後退防止体25に当接して上記ペダル22の後退Bが防止されるようにした自動車において、
上記ペダル22が後退Bして上記ペダル22の中途部が上記後退防止体25に圧接したとき、その圧接力Dにより、上記後退防止体25が後方に向かって変形するようにし
記車体前部2が、左右フロントピラー3に架設され、その長手方向の中途部にステアリングコラム14を支持するピラーツーピラーメンバ10と、ダッシュパネル5とフロアパネル6とのうち、少なくともいずれか一方のパネルと上記ピラーツーピラーメンバ10の長手方向の中途部とにそれぞれ結合されるフロアブレース11とを備え
上記後退防止体25の一端部25aを上記ピラーツーピラーメンバ10におけるステアリングコラム14の支持部の近傍部分に結合し、上記後退防止体25の他端部25bを上記フロアブレース11に結合したものである。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、下端側が前後に回動可能となるよう上端側が車体前部に枢支軸により枢支されるペダルと、このペダルの後方に離れて配置され上記車体前部に支持される上記ペダル用の後退防止体とを設け、車体前部が後方に向かって変形することに伴い上記ペダルが後退したとき、上記ペダルの長手方向の中途部が上記後退防止体に当接して上記ペダルの後退が防止されるようにした自動車において、
上記ペダルが後退して上記ペダルの中途部が上記後退防止体に圧接したとき、その圧接力により、上記後退防止体が後方に向かって変形するようにしている。
このため、自動車の前突時の衝撃力により、車体前部が後方に向かって変形し、この変形に伴い上記ペダルが後退して、このペダルの中途部が上記後退防止体に当接したときには、上記ペダルの後退が防止されて、このペダルが運転者に接近するということが防止され、この運転者へのペダルの接触が防止される。
また、上記したように、ペダルが上記後退防止体に圧接したときには、その圧接力により、上記後退防止体が変形する。このため、上記後退防止体を支持している車体前部の部分に、上記圧接力に基づく応力集中が生じることは防止される。よって、応力集中により上記車体前部の部分が破断して、上記後退防止体が離脱するということは防止される。
この結果、上記ペダルが上記後退防止体に圧接した場合でも、この後退防止体が直ちに上記車体前部から離脱して大きく後退するということは防止される。このため、運転者への後退防止体の接触も防止される。
また、上記車体前部が、左右フロントピラーに架設され、その長手方向の中途部にステアリングコラムを支持するピラーツーピラーメンバと、ダッシュパネルとフロアパネルとのうち、少なくともいずれか一方のパネルと上記ピラーツーピラーメンバの長手方向の中途部とにそれぞれ結合されるフロアブレースとを備え
上記後退防止体の一端部を上記ピラーツーピラーメンバにおけるステアリングコラムの支持部の近傍部分に結合し、上記後退防止体の他端部を上記フロアブレースに結合している。
このため、上記ピラーツーピラーメンバにおけるステアリングコラムの支持部は、上記フロアブレースと後退防止体とによって補強される。よって、走行時、上記後退防止体に支持されるステアリングシャフトやハンドルに無用な振動が生じることが防止される。即ち、前記した運転者へのペダルの接触を防止するために設けた上記後退防止体の利用による簡単な構成によって、自動車への乗り心地の向上が達成される。
本発明の自動車におけるペダル後退防止構造に関し、自動車の前突時に、後退するペダルが後退防止体に圧接したとしても、この後退防止体が大きくは後退しないようにして、運転者に後退防止体が接触しないようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、自動車には、下端側が前後に回動可能となるよう上端側が車体前部に枢支軸により枢支されるペダルと、このペダルの後方に離れて配置され上記車体前部に支持される上記ペダル用の後退防止体とが設けられる。車体前部が後方に向かって変形することに伴い上記ペダルが後退したとき、上記ペダルの長手方向の中途部が上記後退防止体に当接して上記ペダルの後退が防止される。
上記ペダルが後退して上記ペダルの中途部が上記後退防止体に圧接したとき、その圧接力により、上記後退防止体は後方に向かって変形する。
また、上記車体前部が、左右フロントピラーに架設され、その長手方向の中途部にステアリングコラムを支持するピラーツーピラーメンバと、ダッシュパネルとフロアパネルとのうち、少なくともいずれか一方のパネルと上記ピラーツーピラーメンバの長手方向の中途部とにそれぞれ結合されるフロアブレースとを備えている。
上記後退防止体の一端部が上記ピラーツーピラーメンバにおけるステアリングコラムの支持部の近傍部分に結合され、上記後退防止体の他端部が上記フロアブレースに結合される。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例1を添付の図1,2に従って説明する。
図1,2において、符号1は自動車で、矢印Frはこの自動車1の進行方向の前方を示している。
上記自動車1の車体前部2は、その左右各側部を構成するフロントピラー3と、自動車1の幅方向に延びて上記両フロントピラー3に架設されるフロントカウル4と、このフロントカウル4から下方に向かって延出するダッシュパネル5と、このダッシュパネル5の下端縁から後方に向かって延出するフロアパネル6とを備えている。上記フロントカウル4とダッシュパネル5の後方、かつ、フロアパネル6の上方が車室7とされる。
また、上記車体前部2は、自動車1の幅方向に延びて上記両フロントピラー3に架設されるピラーツーピラーメンバ10と、上記フロアパネル6とピラーツーピラーメンバ10の長手方向の中途部とにそれぞれ結合される板金製のフロアブレース11と、上記ピラーツーピラーメンバ10の上記中途部を上記フロントカウル4に結合させる結合体12とを備えている。上記ピラーツーピラーメンバ10は上記両フロントピラー3を補強し、上記ピラーツーピラーメンバ10は上記フロアブレース11と結合体12とを介しフロントカウル4とフロアパネル6とによって補強される。
上記ピラーツーピラーメンバ10の長手方向の中途部にブラケット13を介しステアリングコラム14が支持されている。このステアリングコラム14にステアリングシャフト15が支承され、このステアリングシャフト15にハンドル16が取り付けられている。上記ブラケット13はステアリングサポートブラケットであって、上記ピラーツーピラーメンバ10に結合されている。また、上記ステアリングコラム14とステアリングシャフト15とはダッシュパネル5側から後上方に向かって突出し、上記ステアリングシャフト15の突出端に上記ハンドル16が取り付けられている。上記ハンドル16の後下方に運転者18用のシート19が設けられ、このシート19は上記フロアパネル6上に支持される。
上記シート19の前方にパーキングブレーキ用のペダル22が設けられている。このペダル22は、上下方向に延び、その下端部が前後に回動可能となるよう上端側が車体前部2のダッシュパネル5に枢支軸21により枢支されている。上記ペダル22の下端部が、上記シート19上の運転者18により踏動可能とされるペダル本体23とされている。上記ペダル本体23を後方に回動させるよう上記ペダル22を付勢する不図示のばねが設けられている。上記ペダル22の自由状態で、このペダル22は、上記ばねにより、上記ペダル本体23が所定寸法だけ後方回動させられた姿勢に保持される(実線図示)。
上記自由状態のペダル22の後方に少し離れて配置され、上記車体前部2に支持される上記ペダル22用の後退防止体25が設けられている。この後退防止体25の一端部25aは、上記ピラーツーピラーメンバ10における上記ステアリングコラム14の支持部の近傍部分に結合されている。また、上記後退防止体25の他端部25bは、上記フロアブレース11の長手方向の中途部に結合されている。
上記後退防止体25は、金属製の線材26で構成されている。この線材26は断面円形の中実棒である.この線材26は、曲げ加工により、その中途部に複数の屈曲部27−29を有して、全体としてL字形状をなしている。上記後退防止体25の一端部25a側である上記線材26の一端部25a側はほぼ鉛直方向に延び、この一端部25aである上端部が上記ピラーツーピラーメンバ10におけるステアリングコラム14の支持部の近傍部分に結合されている。
より詳しくは、上記線材26の一端部25aは、上記ブラケット13に結合され、つまり、このブラケット13を介してピラーツーピラーメンバ10に結合されている。上記後退防止体25の他端部25b側である上記線材26の他端部25b側は自動車1の幅方向に延びて、この他端部25bである自由端部が上記フロアブレース11の中途部に結合されている。上記ペダル22の長手方向の中途部の後方に少し離れて、上記線材26の他端部25b側の長手方向の中途部が配置されている。
自動車1の前突時の衝撃力Aにより、車体前部2が車体後部に対し後方移動し、つまり、この車体前部2が後方に向かって変形し、この変形に伴い上記ペダル22が後退Bしたとする(図1中一点鎖線)。この際、上記ペダル22の長手方向の中途部が上記線材26の他端部25b側に当接する。すると、この当接により、上記ペダル22の後退が防止されると共に、上記枢支軸21を中心として、前記ばねの付勢力に対抗し上記ペダル22の下端側(ペダル本体23側)が前方回動Cさせられる(図1中一点鎖線)。
よって、自動車1の前突時に、ペダル22の後方に位置する運転者18の下肢に上記ペダル22が接触するということが防止される。
図1において、自動車1の前突時の衝撃力Aにより、上記ペダル22が後退Bしてこのペダル22の中途部が上記線材26の他端部25b側に圧接したとする。すると、その圧接力Dにより、上記線材26が後方に向かって屈曲することにより変形Eする(図1中二点鎖線)。また、この線材26の変形E分だけ、上記ペダル22は更なる後退Fをする(図1中二点鎖線)。
上記構成によれば、ペダル22が後退Bして上記ペダル22の中途部が上記後退防止体25に圧接したとき、その圧接力Dにより、上記後退防止体25が後方に向かって変形するようにしている。
このため、自動車1の前突時の衝撃力Aにより、車体前部2が後方に向かって変形し、この変形に伴い上記ペダル22が後退Bして、このペダル22の中途部が上記後退防止体25に当接したときには、上記ペダル22の後退Bが防止されて、このペダル22が運転者18の下肢に接近するということが防止され、この運転者18の下肢へのペダル22の接触が防止される。
また、上記したように、ペダル22が上記後退防止体25に圧接したときには、その圧接力Dにより、上記後退防止体25が変形する。このため、上記後退防止体25を支持している車体前部2の部分に、上記圧接力Dに基づく応力集中が生じることは防止される。よって、応力集中により上記車体前部2の部分が破断して、上記後退防止体25が離脱するということは防止される。
この結果、上記ペダル22が上記後退防止体25に圧接した場合でも、この後退防止体25が直ちに上記車体前部2から離脱して大きく後退するということは防止される。このため、運転者18への後退防止体25の接触も防止される。
また、前記したように、後退防止体25の一端部25aを上記ピラーツーピラーメンバ10におけるステアリングコラム14の支持部の近傍部分に結合し、上記後退防止体25の他端部25bを上記フロアブレース11に結合している。
このため、上記ピラーツーピラーメンバ10におけるステアリングコラム14の支持部は、上記フロアブレース11と後退防止体25とによって補強される。よって、走行時、上記後退防止体25に支持されるステアリングシャフト15やハンドル16に無用な振動が生じることが防止される。即ち、前記した運転者18へのペダル22の接触を防止するために設けた上記後退防止体25の利用による簡単な構成によって、自動車1への乗り心地の向上が達成される。
また、前記したように、ピラーツーピラーメンバ10におけるステアリングコラム14の支持部の近傍部分と、上記フロアブレース11とにそれぞれ結合されてその長手方向の中途部に屈曲部27−29を有する線材26により、上記後退防止体25を構成している。
ここで、上記したように後退防止体25は屈曲部27−29を有する線材26で構成されていて、この構成のものは外力による変形が、より確実に得られるものである。このため、上記したようにペダル22が後退防止体25に圧接して、その圧接力Dが、ある大きさに達したときには、上記後退防止体25は、より確実に変形する。よって、この後退防止体25を支持している車体前部2の部分に、応力集中が生じるということは、より確実に防止され、この車体前部2の部分から上記後退防止体25が離脱するということは、より確実に防止される。
この結果、上記ペダル22が上記後退防止体25に圧接した場合でも、この後退防止体25が直ちに上記車体前部2から離脱して大きく後退するということはより確実に防止される。このため、運転者18へのペダル22の接触が、より確実に防止される。
また、上記線材26は構成が簡単なものであるため、上記運転者18へのペダル22の接触防止は簡単な構成によって達成される。
なお、以上は図示の例によるが、上記フロアブレース11は、上記ダッシュパネル5とフロアパネル6とのうち、少なくともいずれか一方のパネルと結合させればよい。また、上記結合の用語は、溶接や締結を含む概念である。また、上記ペダル22はクラッチペダルであってもよい。
以下の図3−5は、実施例2を示している。この実施例2は、前記実施例1と構成、作用効果において多くの点で共通している。そこで、これら共通するものについては、図面に共通の符号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主に説明する。また、この実施例における各部分の構成を、本発明の目的、作用効果に照らして種々組み合せてもよい。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例2を添付の図3−5に従って説明する。
図3−5において、上記後退防止体25の線材26は円形パイプ材で形成されている。この線材26の一端部25a、他端部25b、および長手方向の中途部25cは互いに別体とされている。上記一端部25aと他端部25bの各突出端部は、上記ピラーツーピラーメンバ10とフロアブレース11とからそれぞれ後方に向かって突出している。上記中途部25cの各端部はそれぞれ前方に向かって突出し、これら各端部は、上記一端部25aと他端部25bの突出端部に対し、その後方から嵌合している。
上記一端部25aと他端部25bの各突出端部には、自動車1の長手方向に延びる長孔33が形成されている。一方、上記中途部25cの各端部にはリベット形状のピン34が貫設され、このピン34の各端部が上記各長孔33の前端に嵌入されている。上記長孔33の後部側の幅寸法は、上記ピン34の径寸法よりも小さくされている。
自動車1の前突時の衝撃力Aにより、上記ペダル22が後退Bして、このペダル22が上記後退防止体25の線材26の中途部25cに圧接したとする。すると、その圧接力Dにより、上記線材26の一端部25aと他端部25bとに対し、上記中途部25cがピン34と共に後方移動する。この際、このピン34は上記長孔33の開口縁を塑性変形させながら後方移動する。つまり、上記線材26は後方に延びるよう変形Eする(図4中二点鎖線)。また、この線材26の変形E分だけ、上記ペダル22は更なる後退Fをする(図4中二点鎖線)。
なお、以上は図示の例によるが、上記線材26の中途部25cは中実材であってもよい。また、上記一端部25aおよび他端部25bと、中途部25cとの各端部同士の嵌合構造は、前後が逆となるよう180°反転させた構造であってもよい。
実施例1を示し、自動車の前部の部分側面図である。 実施例1を示し、図1で示したものの部分背面図である。 実施例2を示し、自動車の前部の部分斜視図である。 実施例2を示し、図1に相当する部分側面図である。 実施例2を示し、図4の5−5線矢視断面図である。
1 自動車
2 車体前部
5 ダッシュパネル
6 フロアパネル
10 ピラーツーピラーメンバ
11 フロアブレース
13 ブラケット
14 ステアリングコラム
15 ステアリングシャフト
16 ハンドル
18 運転者
21 枢支軸
22 ペダル
23 ペダル本体
25 後退防止体
25a 一端部
25b 他端部
26 線材
27 屈曲部
28 屈曲部
29 屈曲部
A 衝撃力
B 後退
C 前方回動
D 圧接力
E 変形
F 更なる後退

Claims (1)

  1. 下端側が前後に回動可能となるよう上端側が車体前部に枢支軸により枢支されるペダルと、このペダルの後方に離れて配置され上記車体前部に支持される上記ペダル用の後退防止体とを設け、車体前部が後方に向かって変形することに伴い上記ペダルが後退したとき、上記ペダルの長手方向の中途部が上記後退防止体に当接して上記ペダルの後退が防止されるようにした自動車において、
    上記ペダルが後退して上記ペダルの中途部が上記後退防止体に圧接したとき、その圧接力により、上記後退防止体が後方に向かって変形するようにし
    記車体前部が、左右フロントピラーに架設され、その長手方向の中途部にステアリングコラムを支持するピラーツーピラーメンバと、ダッシュパネルとフロアパネルとのうち、少なくともいずれか一方のパネルと上記ピラーツーピラーメンバの長手方向の中途部とにそれぞれ結合されるフロアブレースとを備え
    上記後退防止体の一端部を上記ピラーツーピラーメンバにおけるステアリングコラムの支持部の近傍部分に結合し、上記後退防止体の他端部を上記フロアブレースに結合したことを特徴とする自動車におけるペダル後退防止構造。
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