JP4337951B2 - 光ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、光ヘッドに関する。
磁気記録方式では、記録密度が高くなると磁気ビットが外部温度等の影響を顕著に受けるようになる。このため高い保磁力を有する記録媒体が必要になるが、そのような記録媒体を使用すると記録時に必要な磁界も大きくなる。記録ヘッドによって発生する磁界は飽和磁束密度によって上限が決まるが、その値は材料限界に近づいており飛躍的な増大は望めない。そこで、記録時に局所的に加熱して磁気軟化を生じさせ、保磁力が小さくなった状態で記録し、その後に加熱を止めて自然冷却することにより、記録した磁気ビットの安定性を保証する方式が提案されている。この方式は熱アシスト磁気記録方式と呼ばれている。
熱アシスト磁気記録方式では、記録媒体の加熱を瞬間的に行うことが望ましい。また、加熱する機構と記録媒体とが接触することは許されない。このため、加熱は光の吸収を利用して行われるのが一般的であり、加熱に光を用いる方式は光アシスト式と呼ばれている。
光アシスト式で超高密度記録を行う場合、必要なスポット径は20nm程度になるが、通常の光学系では回折限界があるため、光をそこまで集光することはできない。
そのため、入射光波長以下のサイズの光学的開口から発生する近接場光(近視野光とも称する。)を利用する近接場光ヘッドが利用されている。
近接場光ヘッドの例として、ミラー基板、開口基板と、光ファイバから成る近接場光ヘッドがある。ミラー基板はSi基板上に異方性エッチングによって形成された斜面にAlを蒸着したミラー面を持つ。ミラー基板にはV溝がエッチングによって形成されており、そこに光ファイバが固定接着されている。開口基板はSiOから成り、上面に直径0.2mmのマイクロレンズが形成されている。開口基板の底面には空気浮上のためのスライダと、その間に略直方体の近視野光発生微小構造が形成されている。光ファイバからの射出光はミラー面で反射され、マイクロレンズで集光されて、近視野光発生微小構造に照射される(特許文献1参照)。
また、上記の例のマイクロレンズに代わり光導波路と光ファイバとが光学的及び機械的に接続する例として、以下の光ファイバ整列部品がある。光ファイバ整列部品は、光導波路と光学的に結合すべき光ファイバの位置を決める為のV字状の溝を設けた、透明な熱硬化性又は熱可塑性のプラスチックから成るV溝部材であって、金型に設けたV字状の溝を転写することにより成形したものと、転写したV字状の溝に接着し固定した光ファイバと、その上に接着固定した透明な板状部材とから成り、かつ光導波路を有する光導波路基板と接続する為の突合端面とを有している(特許文献2参照)。
特開2003−6913号公報 特開平9−152522号公報
特許文献1によれば、ミラー基板はSi基板上に異方性エッチングにより斜面が形成されAlを蒸着することでミラー面とし、また、光ファイバを固定接着するV溝がやはりエッチングにより形成されている。しかし、光ファイバをV溝に固定接着する際に十分にV溝に沿わせた状態を維持して精度良く固定することは容易ではなく、固定接着に関しては記載されていない。
また、特許文献2によれば、多芯の光ファイバを一括して光導波路基板と接続する光ファイバ整列部品としてV字状の溝を、微細なV字状の溝を有する金型をプラスチックに転写する方法で、形状が単純で、本質的には平板の表面に微細なV字状の溝が形成されたものであり、熱収縮も比較的均一で且つ残留歪みも少ないので、成形精度が高いV溝部材を得ることができると記載されている。また、光ファイバの被覆を残しておき、V溝に嵌め込むことにより、光軸方向に位置決め出来る構造が開示されている。しかし、この構造では板状部材によってV溝に十分に沿うように光ファイバを押さえ込まないと、光ファイバがV溝から浮いてしまい、位置ずれを生じてしまうことが十分予測できる。
従って、特許文献1及び2の何れにおいても、光ファイバから射出した光を後段に伝達する効率が低下してしまうことが十分推測できる。
また、近年、例えばHDD(Hard Disk Drive)の様な記録装置の高密度情報記録が進むに伴い、再生記録を行うヘッドの小型化、ヘッドを構成するスライダの小型化が望まれている。スライダのサイズは、国際ディスクドライブ協会(IDEMA、International Disk Drive Equipment and Materials Association)スタンダードとして標準化されている。サイズの大きい順からミニ・スライダ、マイクロ・スライダ、ナノ・スライダ、ピコ・スライダ、フェムト・スライダと命名されている。これらのスライダの中で、大きさの観点から現在注目されているスライダは、ナノ・スライダ、ピコ・スライダ、フェムト・スライダである。これらのスライダの大きさ(サイズ)と質量を表1に示す。
Figure 0004337951
高密度情報記録においては、上記のスライダの大きさから分かるように1枚のディスク上の情報の高密度化は勿論であり、更にディスクを多層配置する、又はできるだけ小型の筐体に収納することで空間的に高密度化することも必要である。例えば、多層のディスク配置を想定した場合、ディスク同士の間隔はできるだけ小さいことが要望され、表1で示したスライダの厚みを含めた光ヘッドの厚みは、1.5mm程度以下とすることが望まれている。
このような微小な光ヘッドにおいて、光源からの導光手段である光ファイバ等の線状導光体を、光効率を低下させないように精度良くまた容易に固定することが必要である。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、線状導光体を精度良く容易に固定することが出来る薄い光学素子を用いた光ヘッドを提供することである。
上記の課題は、以下の構成により解決される。
1. 記録媒体の面の上で、前記面に沿って前記記録媒体と相対的に移動するスライダと、該スライダに結合された光学素子と、該光学素子に光源からの光を導く線状導光体とを備えた光ヘッドであって、
前記光学素子が、
前記線状導光体が導いた光を透過する材料で形成され、
前記線状導光体が配設される一方の端は開放され他方の端は閉じられ、結合される前記スライダに対向する底面に開口している溝と、
前記溝の前記他方の端から入射する前記線状導光体が導いた光を偏向する偏向面と、を備え、
前記溝の前記他方の端は、斜面で構成され、前記斜面は、前記一方の端から前記他方の端の方向に進むに従って浅くなる前記溝の底を成しており、
前記光学素子の前記溝の開口が前記スライダとの結合により被われて成す穴に、前記線状導光体が挿入され、前記線状導光体の先端が前記斜面と当接した状態で固定されていることを特徴とする光ヘッド。
2. 前記斜面は、前記底面と交差する一つの平面内にあり、
前記底面と前記平面とが交差して成す辺が、前記溝が延伸する方向に対して垂直であることを特徴とする1に記載の光ヘッド。
. 前記線状導光体は、先端に前記光源からの光を集光する集光素子が結合されている光ファイバであることを特徴とする1又は2に記載の光ヘッド。
. 前記集光素子は、屈折率分布型レンズであることを特徴とするに記載の光ヘッド。
. 前記光学素子の前記スライダが結合されている面の反対の面に前記光学素子を支持するサスペンションが固定されていることを特徴とする1からの何れか一項に記載の光ヘッド。
本発明の光ヘッドは、スライダと光学素子と線状導光体とを備えている。光学素子は、線状導光体が配設される一方の端は開放され他方の端は閉じられている溝を有し、その溝の閉じられている他方の端に、溝の深さが一方の端から他方の端の方向に進むに従って浅くなる斜面がある。光学素子は、その底面に、スライダを結合して溝の開口を被うことで溝を閉じた穴とすることができ、また、穴の閉じた端には、穴の奥に進むに従ってスライダ側に向かって、穴の断面を小さくする斜面がある。このため、線状導光体がこの穴に挿入されると、その先端部は斜面に当接した状態で、スライダ側に押し付けられて固定される。よって、線状導光体の先端部を光学素子の厚み方向に押さえる板等の新たな部材を必要とすることなく線状導光体を精度良く位置決めすることが出来る。このため、光学素子は薄く、位置決めする線状導光体から射出する光を精度良く偏向面に導くことができ、偏向面にて光を的確に偏向することが出来る。
従って、線状導光体を精度良く容易に固定することが出来る薄い光学素子を用いた光ヘッドを提供することができる。
光記録装置の例を示す図である。 光ヘッドに磁気記録素子を有する光アシスト式磁気記録ヘッドの一例を示す断面図である。 光記録ヘッドが有する光学素子の例を示す斜視図である。 (a)は、結合集光素子と斜面の周辺を光学素子の上面から透視した様子を示している。(b)は、偏向面側から、結合集光素子の周辺を透視した様子を示している。 光記録ヘッドの一例を示す断面図である。 光記録ヘッドが有する光学素子の例を示す斜視図である。 (a)は、結合集光素子と斜面の周辺を光学素子の上面から透視した様子を示している。(b)は、偏向面側から、結合集光素子の周辺を透視した様子を示している。 光記録ヘッドの一例を示す断面図である。 光記録ヘッドが有する光学素子の例を示す斜視図である。 (a)は、結合集光素子と斜面の周辺を光学素子の上面から透視した様子を示している。(b)は、偏向面側から、結合集光素子の周辺を透視した様子を示している。
以下、本発明を図示の実施の形態である光ヘッドに磁気記録素子を有する光アシスト式磁気記録ヘッドとそれを備えた光記録装置に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。尚、各実施の形態の相互で同一の部分や相当する部分には同一の符号を付して重複の説明を適宜省略する。
図1に光アシスト式磁気記録ヘッドを搭載した光記録装置(例えばハードディスク装置)の概略構成例を示す。この光記録装置100は、以下(1)〜(6)を筐体1の中に備えている。
(1)記録用のディスク(記録媒体)2
(2)支軸5を支点として矢印Aの方向(トラッキング方向)に回転可能に設けられたサスペンション4
(3)サスペンション4に取り付けられたトラッキング用アクチュエータ6
(4)サスペンション4の先端に取り付けられた光アシスト式磁気記録ヘッド(以下、光記録ヘッドと称する。)3
(5)ディスク2を矢印Bの方向に回転させるモータ(図示しない)
(6)トラッキング用アクチュエータ6、モータ及び記録等の制御を行う制御部7
こうした光記録装置100は、光記録ヘッド3がディスク2の上で浮上しながら相対的に移動しうるように構成されている。
図2は、光記録ヘッド3の一例を断面図で示している。光記録ヘッド3は、ディスク2に対する情報記録に光を利用する光ヘッドであって、光学素子14とスライダ15を備えている。光学素子14は、光源(図示しない)から光を導光する光ファイバ11と、光ファイバ11から射出する光を光アシスト部である光導波路16の上端面に光スポットとして導く集光素子である屈折率分布型レンズ12、13及び光を偏向する偏向面14aを備えている。線状導光体として、光ファイバ11の先端には、集光素子である屈折率分布型レンズ12、13が結合されている。
光学素子14には、光ファイバ11及び集光素子である屈折率分布型レンズ12、13を配設するための断面形状がV字状のV溝14bが設けられている。このV溝14bは、光学素子14とスライダ15とが結合することにより、V溝14bの開口が閉じられて、三角柱状の穴14b−1となる。また、穴14b−1の奥の閉じられている端に本発明に係わる斜面14cがあり、屈折率分布レンズ13の光軸に対し略垂直な面の先端部が斜面14cに突き当てられた状態で固定されている。この斜面14cに関しては以降で説明する。
スライダ15は、上端面に形成された光スポットをディスク2に射出する光導波路16、ディスク2の被記録部分に対して磁気情報の書き込みを行う磁気記録部17及びディスク2に記録されている磁気情報の読み取りを行う磁気再生部18を備えている。
なお、図2ではディスク2の記録領域の進入側から退出側(図の→方向)にかけて、磁気再生部18、光導波路16、磁気記録部17の順に配置されているが、配置順はこれに限らない。光導波路16の退出側直後に磁気記録部17が位置すればよいので、例えば、導波路16、磁気記録部17、磁気再生部18の順に配置してもよい。
光ファイバ11により導光される光は、例えば、半導体レーザーより射出される光である。光ファイバ11の端面から射出したレーザー光は、集光素子である屈折率分布型レンズ12、13、偏向面14aを有する光学素子14によって、スライダ15に設けられた光導波路16の上端面に集光され、この光アシスト部を成す光導波路16を導波して光記録ヘッド3からディスク2に向けて射出する。
スライダ15は浮上しながら磁気記録媒体であるディスク2に対して相対的に移動するが、媒体に付着したごみや、媒体に欠陥がある場合には接触する可能性がある。その場合に発生する摩耗を低減するため、スライダの材質には耐摩耗性の高い硬質の材料を用いることが望ましい。例えば、Alを含むセラミック材料、例えばAlTiCやジルコニア、TiNなどを用いれば良い。また、摩耗防止処理として、スライダ15のディスク2側の面に耐摩耗性を増すために表面処理を行っても良い。例えば、DLC(Diamond Like Carbon)被膜を用いると、光の透過率も高く、ダイヤモンドに次ぐHv=3000以上の硬度が得られる。
また、スライダ15のディスク2と対向する面には、浮上特性向上のための空気ベアリング面(ABS(Air Bearing Surface)面とも称する。)を有している。スライダ15の浮上は、ディスク2に近接した状態で安定させる必要があり、スライダ15に浮上力を抑える圧力を適宜加える必要がある。このため、光学素子14の上に固定されるサスペンション4は、光記録ヘッド3のトラッキングを行う機能の他、スライダ15の浮上力を抑える圧力を適宜加える機能を有している。
光記録ヘッド3から射出したレーザー光が微小な光スポットとしてディスク2に照射されると、ディスク2の照射された部分の温度が一時的に上昇してディスク2の保磁力が低下する。その保磁力の低下した状態の照射された部分に対して、磁気記録部17により磁気情報が書き込まれる。この光記録ヘッド3に関して以下に説明する。
まず、集光素子を構成する屈折率分布型レンズ12、13に関して説明する。屈折率分布型レンズ(Graded Index Lens、以下、「GRINレンズ」と略す。)は、屈折率が一様でない(中心に近いほど屈折率が大きい)媒質を用いたレンズで、屈折率が連続的に変化することでレンズ作用をする円柱形状のレンズである。具体的なGRINレンズは、例えば、SiGRIN(登録商標)(シリカグリン、東洋ガラス(株))がある。GRINレンズの半径方向の屈折率分布n(r)は、次式(1)で表される。
n(r)=N0+NR2×r (1)
但し、
n(r):中心からの距離rの位置の屈折率
N0:中心部の屈折率
NR2:GRINレンズの集光能力を表す定数
GRINレンズ12、13を具体的に式(1)で表す例として以下があり、直径としては例えば、85μm、125μmである。
GRINレンズ12(NA:0.166)
N0=1.479606
NR2=−2.380952
GRINレンズ13(NA:0.395)
N0=1.540737
NR2=−12.47619
GRINレンズは、半径方向に屈折率分布を持っていることから光軸を合わせることが容易であるという特徴を持っている。このため、光ファイバ11とGRINレンズ12とGRINレンズ13との光軸を容易に合わせることができる。また、光ファイバ11が石英からなる場合、GRINレンズ12とGRINレンズ13を成す材料も光ファイバ11と同様であることから、これらを溶融処理により接合して一体化することができる。この接合により、取り扱いが容易となると同時に、光ファイバ11、GRINレンズ12、GRINレンズ13それぞれが接する面での光損失が抑えられ光ファイバにより導光された光を効率良くGRINレンズ13より射出することができる。
GRINレンズ12及びGRINレンズ13で構成する集光素子は、光ファイバ11により導光された光をGRINレンズ13の光射出面より離れた位置に収束して光スポットを形成する構成としている。GRINレンズ12及びGRINレンズ13それぞれのNA(Numerical Aperture)は異なっており、GRINレンズ12及びGRINレンズ13を選択し、また、組み合わせ、それぞれの長さを適宜決めることで、集光素子が占める長さ、集光素子の光射出面から光スポット位置までの距離を決めることができる。
GRINレンズ12及びGRINレンズ13の直径と光ファイバ11の直径とが±10%程度にほぼ同じことが好ましく、同じであることがより好ましい。上記の通り光ファイバ11とGRINレンズ12とGRINレンズ13は、溶融処理により接合することができるため、それぞれがほぼ同じ直径とすると直径の中心を合わせて接合する作業を容易とすることができる。
光ファイバ11とGRINレンズ12とGRINレンズ13を接合して一体化(以下、結合したGRINレンズ12とGRINレンズ13を結合集光素子20と称する。)すると、光ファイバ11により光源から導かれて光をGRINレンズ13の射出端面から離れた位置に光スポットを効率良く形成することができる。
この結合集光素子20は、図2に示すように、光学素子14とスライダ15とが接着等により結合され、光学素子14が備えているV溝14bがスライダ15で被われることでなる三角柱状の穴14b−1に押し込まれた状態で固定されている。
光学素子14の斜視図を図3に示す。光学素子14は、結合集光素子20を配設するための一方の端が開放され他方の端が閉じられているV溝14bが設けてある。V溝14bの閉じられている端には、斜面14cがある。この斜面14cは、溝14bの底をなしており、この底は、溝14bが開放されている一方の端から閉じられている他方の端の方向に進むに従って浅くなっている。
斜面14cにおいて、斜面14cとスライダ15と結合する側の底面14dとは交差し、この交差により成す辺14gが、V溝14bが延伸する方向(図3中の矢印14h方向)に垂直な関係となっているのが好ましい。また、斜面14cと底面14dとが成す溝側の角度θ(図2参照)は、90°未満で、後述の様に適宜決めればよい。
光学素子14とスライダ15とが結合されてなる穴14b−1に結合集光素子20が挿入されて固定されている様子を図4(a)、(b)に示す。図4(a)は、結合集光素子20と斜面14cの周辺を光学素子14の上面から透視した様子を示している。図4(b)は、偏向面14a側から、結合集光素子20の周辺を透視した様子を示している。
穴14b−1に押し込まれた結合集光素子20の先端部は、図4(a)に示すように、V溝14bの閉じられている端の斜面14cに押し当てられ、斜面14cに結合集光素子20の外周端部P10が当接する。斜面14cに押し当てられた結合集光素子20の外周端部P10は、図4(b)に示すように、斜面14cに沿ってスライダ15の方向(図4(b)中の矢印)に押さえられる力を受ける。この力により、結合集光素子20の先端部は、浮くことなく、スライダ15の上面15aに押し付けられて、この上面15aに対して垂直な方向の位置決めができる。
V溝14bは、配設される光ファイバ11及び結合集光素子20の直径、偏向面14aへの光の入射角度が考慮されて設けてある。また、斜面14cの位置及び傾きは、結合集光素子20の直径、結合集光素子20の光の射出端面から偏向面14aを経て光導波路16の上端面までの距離が考慮されて設けられている。光学素子14とスライダ15を所定の位置で結合し、結合集光素子20を結合によりなる三角柱状の穴14b−1に挿入し、斜面14cへ押し付けて固定することにより、結合集光素子20の先端部の光軸方向の位置と、光軸方向に垂直な方向の位置とを容易に決めることができる。
従って、穴14b−1に挿入され、先端部が斜面14cによりスライダ15の上面15aに押し付けられ、浮き上がることなく安定して固定される結合集光素子20から射出する収束光は、偏向面14aに精度良く導かれ、的確に偏向される。偏向された収束光は、光学素子14の下面に光スポットを所望の位置に効率よく形成することが出来る。この光スポットが形成される位置に、スライダ15が備えている光導波路16の上端面を合わせると、光スポットは光導波路16により導波されディスク2に向けて射出される。
図2から図4で示した斜面14cは、1つの平面で構成されているが、図5から図7に示す光学素子34の斜面34cとするのも好ましい。図5は、光学素子34を備えた光記録ヘッド3の一例の断面図である。スライダ15が備えている光導波路等は省略している。
光学素子34は、図6の斜視図に示すように、結合集光素子20を配設するためのV溝34bが設けられており、V溝34bの閉じられている端に斜面34cがある。斜面34cは、図7(a)、(b)に示すように、交差した2つの平面34c−1、34c−2で構成され、この2つの平面34c−1、34c−2が成す溝の幅方向の断面はV字形状を成している。また、2つの平面34c−1、34c−2が交差して成す辺34fは、溝34bの一方の開放側の端から他方の閉じられている端の方向に進むに従って浅くなる溝の底となっている。
光学素子34とスライダ15とが結合されて成る三角柱状の穴34b−1に結合集光素子20が挿入されて固定されている様子を図7(a)、(b)に示す。図7(a)は、結合集光素子20と斜面34cの周辺を光学素子34の上面から透視した様子を示している。また、図7(b)は、偏向面34a側から、結合集光素子20の周辺を透視した様子を示している。
光学素子34が備えているV溝34bがスライダ15で被われることで形成される穴34b−1に押し込まれた結合集光素子20の先端部は、図7(a)に示すように、V溝34bの閉じられている端の斜面34cに押し付けられて当接する。
2つの平面34c−1、34c−2で構成される斜面34cに結合集光素子20を当接させると、結合集光素子20は、斜面34cに外周端部P20、21の2点で当接することになる。図7(b)に示すように、結合集光素子20の先端部は、斜面34cを構成する2つの平面34c−1と34c−2から互いに対向する力(図7(b)中の矢印)を受ける。この力により、結合集光素子20の先端部は、浮かないようにスライダ15の上面15aに押し付けられて、この上面15aに対して垂直な方向の位置決めがなされ、且つ2つの平面34c−1、34c−2で成すV字形状の中心に倣う様に上面15aに平行な方向の位置決めがなされる。
光学素子14の場合と同様に光学素子34においては、斜面34cの位置及び傾きは、結合集光素子20の直径、結合集光素子20の光の射出端面から偏向面34aを経て光導波路16の上端面までの距離が考慮されて設けられている。光学素子34とスライダ15を所定の位置で結合し、結合によりなる穴34b−1に結合集光素子20を挿入し、斜面34cに押し付けるようにして固定することにより結合集光素子20の先端部の光軸方向の位置と、光軸方向に垂直な方向の位置とを容易に決めることができる。
従って、穴34b−1に挿入され、先端部が斜面34cによりスライダ15の上面15aに押し付けられ、浮き上がることなく安定して固定される結合集光素子20から射出する収束光は、偏向面34aに精度良く導かれ、的確に偏向される。偏向された収束光は、光学素子34の下面に光スポットを所望の位置に効率よく形成することが出来る。この光スポットが形成される位置に、スライダ15が備えている光導波路16の上端面を合わせると、光スポットは光導波路16により導波されディスク2に向けて射出される。
溝34bの幅方向の中心を通り、且つ溝34の延伸方向の断面である中央断面34eに対して、2つの平面34c−1、34c−2が成す溝の幅方向の断面のV字形状が対称となるようにするのがより好ましい。このようにすると、穴34b−1に挿入した結合集光素子20の射出端での光軸を、上記の中央断面34eの面内にあるようにすることができる。よって、結合集光素子20から射出する集束光をより精度よく偏向面34aに導くことができ、光学素子14の下面に光スポットをより位置精度、また効率よく形成することが出来る。
このように、光学素子14、34にスライダ15を結合することで、結合集光素子20からの光を容易に精度良く、例えばスライダ15の光導波路16の入射面に導くことができる。このために、光記録ヘッド3を構成する上で必要なスライダ15以外に、結合集光素子20を精度良く固定するための、例えば結合集光素子20の先端部が浮いて不安定とならない様に押さえ込む新たな部材等を必要としないため、光学素子14は小型で、薄くすることが出来る。
これまで図2から図7を用いて説明した光学素子14、34に結合光学素子20を固定する際に、結合光学素子20の先端面と光学素子14、34の入射面(斜面14c、34c)との間に間隙が生じる。この間隙に、例えばアクリル系やエポキシ系の屈折率が1.3〜1.5程度の公知の光学部品用の接着剤等を充填するのが好ましい。このような屈折率の値を有する接着剤等を間隙に充填することで、屈折率差による光の伝達効率の低下を抑えることが出来る。
また、図8から図10に示す光学素子54のように、これまで説明した例えば斜面34cの先端部を、挿入されて固定される結合集光素子20の射出端の光軸に対して垂直な平面54mにするのがより好ましい。図8は、光学素子54を備えた光記録ヘッド3の一例の断面図である。スライダ15が備えている光導波路等は省略している。
光学素子54は、図9の斜視図に示すように、結合集光素子20を配設するためのV溝54bが設けられており、V溝54bの閉じられている端に斜面54cがあり、その先端部に平面54mがある。斜面54cは、結合集光素子20に対して、上記図5から図7を用いて説明した斜面34cと同じように機能する。
光学素子54とスライダ15とが結合されて成る三角形柱状の穴54b−1に結合集光素子20が挿入されて固定されている様子を図10(a)、(b)に示す。図10(a)は、結合集光素子20と斜面54cの周辺を光学素子54の上面から透視した様子を示している。また、図10(b)は、偏向面54a側から、結合集光素子20の周辺を透視した様子を示している。
光学素子54が備えているV溝54bがスライダ15で被われることで形成される穴54b−1に押し込まれた結合集光素子20の先端部は、図10(a)に示すように、V溝54bの閉じられている端の斜面54cに押し付けられて当接する。
2つの平面54c−1、54c−2で構成される斜面54cに結合集光素子20を当接させると、結合集光素子20は、斜面54cに外周端部P30、31の2点で当接することになる。図10(b)に示すように、結合集光素子20の先端部は、斜面54cを構成する2つの平面54c−1と54c−2から互いに対向する力(図10(b)中の矢印)を受ける。この力により、結合集光素子20の先端部は、スライダ15の上面15aに押し付けられて、この上面15aに対して垂直な方向の位置決めがなされ、且つ2つの平面54c−1、54c−2で成すV字形状の中心に倣う様に上面15aに平行な方向の位置決めがなされる。
光学素子34の場合と同様に光学素子54においては、斜面54cの位置及び傾きは、結合集光素子20の直径、結合集光素子20の光の射出端面から偏向面54aを経て光導波路16の上端面までの距離が考慮されて設けられている。光学素子54とスライダ15を所定の位置で結合し、結合により形成される穴54b−1に結合集光素子20を挿入し、斜面54cに押し付けるようにして固定することにより結合集光素子20の先端部の光軸方向の位置と、光軸方向に垂直な方向の位置とを容易に決めることができる。
更に、斜面54cの先端部を結合集光素子20の射出端の光軸に対して垂直な平面54mとすることで、結合集光素子20から射出された光は、垂直に光学素子54に入射できるため、より効率よく光学素子54に入射することが出来る。こうした斜面の先端部を平面とすることは、光学素子34の斜面34cに対してのみではなく、光学素子14の斜面14cの場合に対しても同様に可能である。また、上述した屈折率が1.3〜1.5程度の公知の光学部品用の接着剤等で平面54mと結合集光素子20の先端面との間隙を充填すると屈折率差による光の伝達効率の低下を抑えることが出来る。また、間隙が少ないため接着剤等の充填量を少なくすることができるので、接着剤の応力による光記録ヘッド3の変形を生じにくくすることができる。
光ファイバ11及び結合集光素子20を光学素子14に配設する開放されている一方の端から閉じられている他方の端までの溝の断面形状は、これまでの説明ではV字形状としているが、V字形状に限定する必要はなく、例えば矩形状の溝としてもよいが、円筒形状の結合集光素子20の座りの良さや高精度に成形する容易性からV字形状とするのが好ましい。また、これまで説明した、例えばV溝14bは、その稜線がスライダ15との取り付け面である底面14dとほぼ並行に延伸し、開放されている一方の端から閉じられている他方の端の斜面14cに到るまでの断面形状は一定としているが、必ずしもこのように平行で断面形状を一定とする必要はない。例えば、偏向面14cへの入射角を大きくするためにV溝14bに傾斜を持たせても良いし、結合集光素子20を挿入し易い様に、V溝14bの開放されている端側の断面を大きくしても良い。図2の様に、V溝14bを、その稜線が底面14dとほぼ並行に延伸し、斜面14cに到るまでのV溝14bの断面が、結合集光素子20の断面形状に合わせた一定状態とすると、スライダ15と結合して成る三角柱状の穴14b−1に挿入された結合集光素子20の配設がより規制され、結合集光素子20と溝14bとの位置をより良好に行うことができるので好ましい。
図3、図6、図9にそれぞれ示す光学素子14、34、54は、例えば、熱可塑性樹脂を材料として射出成形法やプレス成形法により形成することが出来る。熱可塑性樹脂としては、例えば、ZEONEX(登録商標)480R(屈折率1.525、日本ゼオン(株))、PMMA(ポリメチルメタクリレート、例えば、スミペックス(登録商標)MGSS、屈折率1.49、住友化学(株))、PC(ポリカーボネート、例えば、パンライト(登録商標)AD5503、屈折率1.585、帝人化成(株))等が挙げられる。
これまで説明した光学素子14、34、54を上述の成形法で製造する場合、斜面14c、34c、54cの傾斜方向は、それぞれの光学素子14、34、54における偏向面14a、34a、54aと略平行となる様に構成することが好ましい。このようにすることで、成形した光学素子14、34、54を、型から抜きやすくすることが出来、製造効率を良好とすることが出来る。
図2で示す光記録ヘッド3のように、光学素子14のV溝14bが開口している面にスライダ15が固定され、V溝14bが開口している面の反対の面に光学素子14を支持するサスペンションが固定されるのが好ましい。
光記録ヘッド3はこれをディスク2の上に保持するサスペンション4と結合する必要があり、サスペンション4と結合する場所を光記録ヘッド3に確保する必要がある。サスペンション4で光記録ヘッド3を下側から保持する構成は、ディスク2の上を浮上して相対移動する浮上機構を有したスライダ15が必要であるため困難である。
また、光学素子14とスライダ15との間に挟む様にサスペンション4を設ける構成は、結合集光素子20を設けるためのV溝14bがあるために、このV溝14bの開口を避ける必要がある。また、光導波路16に集光する光束も避ける必要がある。このため、例えば、サスペンション4を記録面の上を浮上走行する方向で且つ光学素子14の中央部で固定しようとする場合、サスペンション4を固定する個所をV溝14bに沿った光学素子14の中央とすることが出来ないので、バランスの良い保持が困難となる。
上記より、光学素子14のスライダ15を取り付ける下面側に開口するV溝14bを設ける構成とするのが好ましく、このようにすると光学素子14の上面側にサスペンション4を容易に設けることができる。光学素子14の上面は、V溝等の凹凸がない平面状態であり、サスペンション4を取り付ける上での自由度が大きく、光記録ヘッド3をディスク2の上に安定して浮上させることができるようにサスペンション4を光学素子14にバランス良く固定することができる。また、上記の平面状態を利用して、例えば、光学素子14の上面に組み立てを容易とするサスペンション4との結合用の位置決めマーク等を設けることもできる。また、サスペンション4と光源から光を導く光ファイバ11とが近い状態となるため、光ファイバ11をサスペンション4に沿わせて固定することが容易にできる。
また、光学素子14の下面側にスライダ15が固定されると、スライダ15が備えている光導波路16に光学素子14により導かれる光を効率良く伝達することができるため、好ましい。
これまで説明した光ヘッドは、ディスク2に対する情報記録に光を利用する光アシスト式磁気記録ヘッドであるが、記録媒体に対する情報記録に光を利用する光記録ヘッドであって、磁気再生部17と磁気記録部18を有しない、例えば、近接場光記録、相変化記録等の記録を行う光ヘッドとすることができる。また、光ヘッドは、近接場光を発生する微小な金属構造体(プラズモンプローブとも称する。)を光導波路16の光射出位置又はその近傍に設けてもよい。
1 筐体
2 ディスク
3 光ヘッド
4 サスペンション
11 光ファイバ(線状導光体)
12、13 屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)
14、34、54 光学素子
14a、34a、54a 偏向面
14b、34b、54b V溝
14c、34c、34c−1、34c−2、54c、54c−154c−2 斜面
14d 底面
14g、34f 辺
20 結合集光素子
15 スライダ
16 光導波路
17 磁気記録部
18 磁気再生部
34e 中央断面
54m 平面

Claims (5)

  1. 記録媒体の面の上で、前記面に沿って前記記録媒体と相対的に移動するスライダと、該スライダに結合された光学素子と、該光学素子に光源からの光を導く線状導光体とを備えた光ヘッドであって、
    前記光学素子が、
    前記線状導光体が導いた光を透過する材料で形成され、
    前記線状導光体が配設される一方の端は開放され他方の端は閉じられ、結合される前記スライダに対向する底面に開口している溝と、
    前記溝の前記他方の端から入射する前記線状導光体が導いた光を偏向する偏向面と、を備え、
    前記溝の前記他方の端は、斜面で構成され、前記斜面は、前記一方の端から前記他方の端の方向に進むに従って浅くなる前記溝の底を成しており、
    前記光学素子の前記溝の開口が前記スライダとの結合により被われて成す穴に、前記線状導光体が挿入され、前記線状導光体の先端が前記斜面と当接した状態で固定されていることを特徴とする光ヘッド。
  2. 前記斜面は、前記底面と交差する一つの平面内にあり、
    前記底面と前記平面とが交差して成す辺が、前記溝が延伸する方向に対して垂直であることを特徴とする請求項1に記載の光ヘッド。
  3. 前記線状導光体は、先端に前記光源からの光を集光する集光素子が結合されている光ファイバであることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ヘッド。
  4. 前記集光素子は、屈折率分布型レンズであることを特徴とする請求項3に記載の光ヘッド。
  5. 前記光学素子の前記スライダが結合されている面の反対の面に前記光学素子を支持するサスペンションが固定されていることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の光ヘッド。
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