JP4334368B2 - 燃料噴射制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、速度制限機能に基づいて、車速が所定速度以上のときに燃料噴射弁からの燃料噴射量を抑制する燃料噴射制御装置に関し、特に、吸気通路内に上流側燃料噴射弁と下流側燃料噴射弁とを備える車両用内燃機関に適用される燃料噴射制御装置に関する。
車両に搭載される内燃機関の燃料噴射制御装置では、速度制限機能に基づいて、車速が速度閾値を超過したときに燃料噴射弁からの燃料噴射量を抑制することがある。一度所定車速を上回った車速が減速して、再度速度閾値を下回ったときには燃料噴射弁からの燃料噴射を再開する。このとき、復帰時の出力変動を低減させるために燃料噴射量を補正すると好適であり、エンジン回転数の降下速度に応じて燃料カット復帰時の燃料噴射補正係数を変化させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−139395号公報
内燃機関には吸気通路のスロットル弁より上流側の上流側燃料噴射弁と下流側の下流側燃料噴射弁とを備えた、いわゆるツインインジェクタ仕様のものがある。該ツインインジェクタ仕様の内燃機関では、上流側燃料噴射弁と燃焼室との離間距離が長く、上流側燃料噴射弁からの噴射燃料の燃料輸送遅れが生じる。つまり、制御上の遅れ要素が存在することとなり、車速が速度閾値を上回っているとき又は下回るときの速度、加速度又は減速度を適切に制御するためには複雑な制御ロジックを必要とした。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、車速が速度閾値を上回るとき又は下回るときの速度、加速度又は減速度を簡便な制御手順によって適切に制御することができる燃料噴射制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る燃料噴射制御装置は、スロットル弁が設けられた吸気通路と、前記スロットル弁より上流側に設けられた上流側燃料噴射弁と、前記スロットル弁より下流側に設けられた下流側燃料噴射弁とを備えた車両用内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記内燃機関の稼動サイクル数を検出するサイクル数検出手段と、車速に基づいて前記上流側燃料噴射弁及び前記下流側燃料噴射弁の燃料噴射を抑制する噴射燃料抑制手段を有し、前記噴射燃料抑制手段は、車速が速度閾値を上回っているとき、前記上流側燃料噴射弁の燃料噴射を停止させるとともに前記下流側燃料噴射弁の燃料噴射を停止又は抑制し、車速が前記速度閾値を下回ったとき、前記下流側燃料噴射弁の停止又は抑制を解除するとともに、車速が前記速度閾値を下回ったときからの前記稼動サイクル数を前記サイクル数検出手段によりカウントし、当該カウント数が所定閾値以下である所定期間中に前記上流側燃料噴射弁を停止させるように構成し、前記所定期間中に車速が再度前記速度閾値を上回ったときには、前記上流側燃料噴射弁の停止状態を継続させることを特徴とする。
このように、車速が速度閾値を上回るときと下回るときで上流側燃料噴射弁及び下流側燃料噴射弁を個別に制御し、車速が速度閾値を下回った後の所定期間は上流側燃料噴射弁を停止させておくことにより、車両の速度、加速度又は減速度を簡便な制御手順によって制御することができ、車速を適切に収束させることができる。
この場合、稼動サイクル数は内燃機関の燃焼サイクルに比例するパラメータであればよく、例えば、点火・燃料噴射回数等でもよい。
前記噴射燃料抑制手段は、車速が前記所定閾値を上回っているとき、前記下流側燃料噴射弁の燃料噴射回数を低減することによって燃料噴射量を抑制することができる。
前記車両用内燃機関は複数気筒型である場合、前記噴射燃料抑制手段は、車速が前記所定閾値を上回っているとき、各気筒毎に燃料噴射の間隔を個別に設定し、全気筒に対する総燃料噴射量を抑制するようにしてもよい。これにより、簡便且つ綿密な制御が可能になる。
また、本発明は、スロットル弁が設けられた吸気通路と、前記スロットル弁より上流側に設けられた上流側燃料噴射弁と、前記スロットル弁より下流側に設けられた下流側燃料噴射弁とを備えた車両用内燃機関の燃料噴射制御装置において、車速に基づいて前記上流側燃料噴射弁及び前記下流側燃料噴射弁の燃料噴射を抑制する噴射燃料抑制手段を有し、前記噴射燃料抑制手段は、第1の速度閾値、該第1の速度閾値よりも低い第2の速度閾値、及び第2の速度閾値より低い副速度閾値に基づき、車速が前記副速度閾値を超えているときには前記上流側燃料噴射弁を停止状態に維持させておき、車速が前記第1速度閾値を超えてその後第2速度閾値を下回るまで前記下流側燃料噴射弁の燃料噴射を停止又は抑制させることを特徴とする。
トランスミッションのギア段を検出するギア段検出手段をさらに備えた自動二輪車で、前記燃料噴射抑制手段は、検出されたギア段が所定ギア段以上であることを更なる条件として燃料噴射を抑制してもよい。前記ギア段に応じて前記速度閾値を設定してもよい。
本発明に係る燃料噴射制御装置によれば、車速が速度閾値を上回るとき又は下回るときの速度、加速度又は減速度を簡便な制御手順によって適切に制御することができる。
以下、本発明に係る燃料噴射制御装置について実施の形態を挙げ、添付の図1〜図8を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る燃料噴射制御装置10は、車両に搭載されたエンジン12に設けられた上流側燃料噴射弁14及び下流側燃料噴射弁16の制御を行う装置である。エンジン12が搭載される車両としては、例えば、自動二輪車を挙げることができる。
エンジン12の燃焼室18には、吸気ポート20及び排気ポート22が開口し、吸気ポート20、排気ポート22には吸気弁24及び排気弁26がそれぞれ設けられるとともに、燃焼室18の上方には点火プラグ28が設けられる。
吸気ポート20に通じる吸気通路30には、アクセル(図示せず)の操作に連動して開閉し、吸入空気量を調整するスロットル弁32、ならびに該スロットル弁32の開度THを検出するスロットルセンサ34及び吸入負圧PBを検出する負圧センサ36が設けられている。吸気通路30の終端にはエアフィルタを備えるエアクリーナ38が設けられており、該エアクリーナ38を通じて吸気通路30へ外気が取り込まれる。
吸気通路30には、スロットル弁32よりも下流側に前記下流側燃料噴射弁16が設けられ、スロットル弁32よりも上流側(エアクリーナ38側)には、前記吸気通路30を指向するように前記上流側燃料噴射弁14が設けられるとともに、吸気(大気)温度TAを検出する吸気温センサ40が設けられている。排気通路41には排気の酸素濃度を検出する2つの酸素濃度センサ42が設けられている。
エンジン12のピストン44にコンロッド46を介して連結されたクランク軸48には、クランク軸48の回転を磁気的に検出するクランクパルサ50が対向配置されている。クランク軸48から6速のトランスミッション51を介して連結された車輪52には、車速Vを検知する車速センサ54が対向配置されている。エンジン12の周りに形成されたウォータジャケットには、エンジン12の冷却水温度TWを検出する水温センサ56が設けられている。シリンダヘッド内部におけるカムシャフトの端部には吸気弁を開閉駆動する工程判別の基準位置を検出するカムセンサ57が設けられている。
本実施の形態に係る燃料噴射制御装置10は、上記の各センサと、これらのセンサが接続されたECU(Electric Control Unit)60とを含む構成となっている。
該ECU60は、上流側燃料噴射弁14及び下流側燃料噴射弁16の燃料噴射量及び燃料噴射タイミングを制御する燃料噴射弁制御部62と、カムセンサ57の信号に基づいて点火プラグ28の点火制御を行う点火タイミング制御部64とを有する。
なお、エンジン12は直列4気筒型であるが、図1においてはそのうちの1気筒分のみを示している。従って、上流側燃料噴射弁14、下流側燃料噴射弁16及び点火プラグ28等は実際上各気筒毎に合計4つずつ設けられている。4気筒をその並び順に第1気筒、第2気筒、第3気筒及び第4気筒と呼ぶとき、エンジン12は、第1気筒、第2気筒、第4気筒及び第3気筒の順に180°ずつ位相がずれて動作する(図3参照)。
図2に示すように、燃料噴射弁制御部62は、クランクパルサ50の信号からエンジン回転数NEを求めるエンジン回転数検出部70と、燃料噴射量を求める燃料噴射量演算部72と、該燃料噴射量演算部72からアクセス可能な記録部としてのROM(Read Only Memory)74及びRAM(Random Access Memory)75と、燃料噴射量演算部72で求められた総噴射量と噴射配分値とに基づいて各上流側燃料噴射弁14及び各下流側燃料噴射弁16を制御する噴射弁ドライバ76とを有する。
燃料噴射量演算部72は、前記各センサ、エンジン回転数検出部70及び噴射弁ドライバ76に接続されており、車速Vに基づいて上流側燃料噴射弁14及び下流側燃料噴射弁16の燃料噴射を停止及び抑制する噴射燃料抑制部72aと、スロットル弁32の全閉後に再度スロットル弁32を開けたときに噴射燃料を増量補正する燃料増量補正部72bと、車速V及びエンジン回転数NEに基づいてその時点のトランスミッション51のギア段を求めるギア段算出部72cと、エンジン12の稼動サイクル数を検出するサイクル数検出部72dとを有する。
ギア段算出部72cでは、車速Vとエンジン回転数NEとの比によりトランスミッション51のギア段が1速〜6速のいずれのギア段にあるかを検出する。これによりトランスミッション51にシフトポジションセンサを設けることなくギア段を検出することができる。また、ギア段算出部72cでは、所定のクラッチ信号及びギアニュートラル信号に基づいて、エンジン12と車輪52が切り離されていることを検知したときにはギア段の算出処理を停止し、ギア段の誤検出を防止する。
また、燃料噴射量演算部72は、吸気温センサ40により検出される吸気温度TA及び水温センサ56により検出される水温TWに基づいて燃料噴射量の補正を行う温度補正係数算出部72eと、上流側燃料噴射弁14と下流側燃料噴射弁16との燃料噴射量の比率を求める噴射比率決定部72fと、上流側燃料噴射弁14及び下流側燃料噴射弁16の燃料の噴射総量を求める総噴射量決定部72gとを有する。
なお、実際上、ECU60は、主制御部としてのCPU(Central Processing Unit)が前記ROM74及びRAM75と一体となったワンチップマイコンを有し、燃料噴射量演算部72及び噴射弁ドライバ76の各機能は、ROM74に記録されたプログラムをCPUが読み込み実行することにより実現される。
図3に示すように、クランク軸48の角度θに応じてクランクパルサ50が発生するパルスPは30°毎に発生する。また、所定の基準角度を0°としたとき、第1気筒、第2気筒、第4気筒及び第3気筒の各吸気動作は、それぞれ略30〜240°、略210〜420°、略390〜600°及び略570〜60°の間に行われる。
燃料噴射量演算部72における処理は、角度θが0°(=720°)、180°、360°及び540°のときの各基準パルスP2、P4、P3及びP1が発生したときに実行され、基準パルスP1が発生したときには、第1気筒の上流側燃料噴射弁14及び下流側燃料噴射弁16に対する噴射量演算が行われる(以下、第1気筒噴射量演算タイミング100と呼ぶ)。同様に、基準パルスP2、P3、P4が発生したときには、それぞれ第2気筒、第3気筒及び第4気筒に対する燃料噴射量の演算が行われる(以下、第2〜第4気筒噴射量演算タイミング102、104、106と呼ぶ)。第1〜第4気筒噴射量演算タイミング100〜106で演算された燃料噴射量は噴射弁ドライバ76へ伝えられ、該噴射弁ドライバ76の作用下に各気筒の吸気時に上流側燃料噴射弁14及び下流側燃料噴射弁16から演算された量の燃料が噴射される。
第2気筒噴射量演算タイミング102、第4気筒噴射量演算タイミング106、第3気筒噴射量演算タイミング104及び第1気筒噴射量演算タイミング100では、前記サイクル数検出部72dが所定のカウンタCをカウントすることにより、クランク軸48の回転回数Cxを検出することができる。つまり、カウンタCは、クランク軸48の回転回数Cxの2倍値であり、換言すれば各気筒の燃焼サイクル数の4倍値を示す。本実施例のごとく、燃料噴射両演算タイミングをカウンタCとしてカウントすることにより、各気筒の燃料噴射量算出直前の状態をパラメータとして得ることが可能となり各気筒に対してより精密な制御を行うことができる。
また、カウンタCはサイクル数検出部の作用下にカウントの開始、停止及びリセットが可能であり、リセットされた場合はその時点から再度カウントが開始される。従って、カウンタCがリセットされた時点からのクランク軸48の回転回数Cxが検出可能となる。なお、サイクル数検出部では、クランクパルサ50の信号以外にもカムセンサ57の信号や点火プラグ28の点火回数に基づいてカウンタCをカウントしてもよく、換言すれば、カウンタCはエンジン12の稼動サイクル数に比例するようにカウントされればよい。
次に、このように構成される燃料噴射制御装置10の燃料噴射弁制御部62により行われるエンジン12の上流側燃料噴射弁14及び下流側燃料噴射弁16に対する燃料噴射制御の手順について、図4〜図8を参照しながら説明する。
なお、前記のとおり、燃料噴射弁制御部62の機能は、CPUがROM74に記録されたプログラムを読み込み実行することにより実現されることから、プログラムの内容によって異なる機能が実現可能であって、以下、第1のプログラム及び第2のプログラムに基づいた燃料噴射弁制御部62の制御手順を説明する。
第1及び第2のプログラムに基づく燃料噴射弁制御部62の制御処理(図4及び図7参照)は、主に噴射燃料抑制部72aによって微小時間毎に繰り返し実行され、いわゆるリアルタイム処理が可能である。また、前記のとおり、燃料噴射弁制御部62は気筒毎に異なるタイミングで燃料噴射量の演算を行うが、以下の説明では代表的な1気筒分の燃料噴射量の演算手順について説明する。以下の説明では、断りのない限り表記したステップ番号順に実行されるものとする。
先ず、第1のプログラムによれば、最初のステップS1において、ギア段算出部72cによってトランスミッション51のギア段を確認し6速であるときにはステップS4へ移り、1〜5速であるときにはステップS2へ移る。トランスミッション51が1〜5速であるときには車両は所定の速度閾値Va1を上回ることがなく、この場合には、速度制限処理の実質的な処理部であるステップS4〜ステップS14を省略できる。なお、トランスミッション51のギア段は、所定のシフトポジション検出器により検出してもよい。
ステップS2においては、カウンタC及び後述する上流側停止フラグFlgOV1及び下流側停止フラグFlgOV2を初期化する。なお、このステップS2と同様の処理は第1のプログラムの初期立ち上げ時にも実行される。
ステップS3においては、上流側燃料噴射弁14及び下流側燃料噴射弁16に対して通常の燃料噴射処理を行う。つまり、スロットル弁32の開度TH、負圧PB、酸素濃度O2、エンジン水温TW等に基づいて燃料噴射量を求めて噴射弁ドライバ76に燃料噴射の指令として与える。ステップS3の終了後、燃料噴射弁制御部62における今回の処理を終了する。
一方、ステップS4において、エンジン回転数NEが閾値回転数Na1を上回っているか否かを確認する。NE>Na1であるときにはステップS5へ移り、NE≦Na1であるときにはステップS8へ移る。閾値回転数Na1はトランスミッション51が6速であって、かつ車速VがV=Va1であるときのエンジン回転数NEに相当する値であり、実質的にはステップS4では車速Vと速度閾値Va1との比較を行うことになる。
なお、繁雑となるために手順の詳細な説明は省略するが、実際には車速Vが一旦車速閾値Va1を上回って次のステップS5で下流側停止フラグFlgOV2に1がセットされている間は、ステップS4における比較対象値を閾値回転数Na1よりもやや小さい閾値回転数Na2とする。この閾値回転数Na2は車速閾値Va1よりもやや低速の車速閾値Va2(図6参照)に相当する値であって、車速Vが車速閾値Va2を下回らない限りステップS4からステップS8へ移ることがないようにする。これにより制御上のヒステリシス特性が実現されて車速Vの安定的な制御が可能となる。
ステップS5においては、車速Vが速度閾値Va1を上回ったことを示す上流側停止フラグFlgOV1及び下流側停止フラグFlgOV2に1をセットする。上流側停止フラグFlgOV1は、上流側燃料噴射弁14燃料噴射を停止する期間を示すフラグとして作用し、下流側停止フラグFlgOV2は下流側燃料噴射弁16の燃料噴射量を抑制する期間を示すフラグとして作用する(図6参照)。これらの上流側停止フラグFlgOV1及び下流側停止フラグFlgOV2は初期状態においては0であるものとする。
ステップS6において、下流側燃料噴射弁16の燃料噴射回数を制限して燃料噴射量を抑制する。つまり、通常時(ステップS3)であればクランク軸48が2回転する毎に下流側燃料噴射弁16から燃料噴射を行うが、ステップS6においては、例えば下流側燃料噴射弁16の燃料噴射回数をクランク軸48が4回転に1度又は6回転に1度の割合に設定する。また、噴射回数を制限する割合は、車速Vが速度閾値Va1に一致するように制御される。
なお、このステップS6においては、下流側燃料噴射弁16の燃料噴射量を抑制するように作用させればよく、例えば、図5に示すように気筒毎に燃料噴射の間隔を個別に設定し、4つの気筒に対する総燃料噴射量を抑制するようにしてもよい。つまり、第1気筒及び第4気筒については通常稼働時と同様に毎サイクルに燃料噴射を行い、第2気筒については燃料の噴射を停止させ、第3気筒については間欠的に燃料噴射を行うようにしてもよい。このような方法によれば、多くの組合せのなかから適当な噴射タイミングを選択することができて綿密な制御が可能になる。また、1回あたりの噴射量は一定として、噴射の有無だけを設定すればよいことから、制御手順が簡便である。なお、図5における「○」は各サイクル毎の燃料の噴射を示し、「−」は燃料の噴射を停止することを示す。
ステップS6における下流側燃料噴射弁16の燃料噴射量を抑制する方法には種々の方法があり、上述した方法以外にも、1回の噴射時の燃料噴射量を低下させる方法や、各気筒の噴射を全て停止させる方法を採ってもよく、エンジン12の特性や車種によって燃料噴射量の抑制方法を設定すればよい。
このステップS6においては、スロットル弁32の開度THが小さくなったときには、燃料噴射回数の低減とともに、吸気量に応じて1回の噴射時の燃料噴射量を低下させることは当然である。
ステップS7においては上流側燃料噴射弁14の燃料噴射を停止させる。このように、ステップS6及びS7においては、上流側燃料噴射弁14の燃料噴射を停止させるとともに下流側燃料噴射弁16の燃料噴射回数を低減して燃料噴射量を抑制することから、エンジン12の出力は減少して車両の加速度が低減するとともにやがて減速することとなる。従って、車速Vの速度閾値Va1に対する超過量はわずかとなる。
また、車速Vが速度閾値Va1を上回ったときに、下流側燃料噴射弁16は完全に停止する訳ではなく、回数を制限しながら燃料噴射を継続することからエンジン12の出力は0になることはない。従って、急激な出力変化にともなうショックの発生を防止できる。
ステップS7の終了後、燃料噴射弁制御部62における今回の処理を終了する。
ステップS8(NE≦Na1であるとき)においては、上流側停止フラグFlgOV1の値を確認し、FlgOV1=1であるときにはステップS9へ移り、FlgOV1=0であるときにはステップS3へ移る。つまり、上流側停止フラグFlgOV1が0であるときには燃料噴射量の抑制を行う必要がないことからステップS3において通常の燃料噴射制御を行う。
ステップS9において、下流側停止フラグFlgOV2の値を確認し、FlgOV2=1であるときにはステップS10へ移り、FlgOV1=0であるときにはステップS12へ移る。
ステップS10において、サイクル数検出部72dの作用下に、カウンタCを0にリセットするとともにカウンタCのカウントを開始する。なお、カウンタCは十分大きい値に初期化されているものとする。
ステップS11において、下流側停止フラグFlgOV2を0にリセットする。このように、ステップS10及びS11においては、車速Vが速度閾値Va1を上回った後に該速度閾値Va1を下回った時点t1(図6参照)にサイクル数検出部72dによってカウンタCのカウントが開始される。
ステップS12において、カウンタCとサイクル閾値C1とを比較し、C<C1であるときにはステップS14へ移り、C≧C1であるときにはステップS13へ移る。
ステップS13においては、速度超過フラグFlgOV1を0にリセットするとともに、カウンタCのカウントを停止させ、ステップS3へ移る。
ステップS14においては、前記ステップS6において燃料噴射回数を制限した下流側燃料噴射弁16を、その抑制状態を解除して通常稼動に復帰させる。この後ステップS7へ移る。
このように、ステップS12〜S14の処理によれば、上流側停止フラグFlgOV1及びカウンタCを参照しながら、車速Vが速度閾値Va1(実際には速度閾値Va2)を下回った時点t1の後の所定期間においてステップS14及びS7を実行させて上流側燃料噴射弁14の燃料噴射を停止させるとともに下流側燃料噴射弁16を通常稼動させる。つまり、車速Vが速度閾値Va1を下回ったときに通常処理であるステップS3へ即時に移ることはない。従って、上流側燃料噴射弁14と下流側燃料噴射弁16とが同時に通常稼動を再開するということがなく、エンジン12の出力が急変する事態を防止できるとともに、車速Vが速度閾値Va1に収束するように作用する。
また、図6から明らかなように、カウンタCがC<C1である時点t2で速度Vが再び速度閾値Va1を上回ったときには下流側停止フラグFlgOV2が1にセットされるとともに速度超過履歴フラグFlgOV1が1の状態を維持することとなり、上流側燃料噴射弁14の停止状態が継続される。従って、車速Vが速度閾値Va1を上回るとき又は下回るときに上流側燃料噴射弁14は停止していることから、車両が過度に加速することがなく、車速Vのハンチングを防止して収束させ、車速閾値Va1に略一致させることができる。特に、燃料の噴射を停止させるのは吸気弁24から遠い上流側燃料噴射弁14であり、吸気弁24から比較的近い下流側燃料噴射弁16により燃料を抑制しながら噴射していることから、燃料輸送遅れにともなう制御上の遅延がなく、車速Vを安定的に制御可能である。
次に、第2のプログラムに基づいて実行される燃料噴射弁制御部62の処理について図7及び図8を参照しながら説明する。第2のプログラムの説明では、前記第1のプログラムの説明における車両と異なる車両を制御するものとし、トランスミッション51が所定ギア段未満(例えば、1〜4速のギア段)であるときには対象となる車両は所定の速度閾値Va1を上回ることがなく、第2のプログラムによる制御がない場合において所定ギア段以上(例えば、5速及び6速のギア段)であるときに速度閾値Va1を上回り得るものとする。
第2のプログラムによれば、最初のステップS101において、前記ステップS1と同様にトランスミッション51のギア段を確認し、前記閾値回転数Na1、Na2及び、副閾値回転数Nbを求める。副閾値回転数Nbは車速Vが副速度閾値Vbと等しいときのエンジン回転数NEに相当する値である。副速度閾値Vbは速度閾値Va1及び速度閾値Va2よりもやや低い車速として設定されている(図8参照)。
また、これらの閾値回転数Na1、Na2及び副閾値回転数Nbは、その時点におけるギア段に対応した値として設定・更新される。
ステップS102において、所定ギア段以上であるときにはステップS105へ移り、所定ギア段未満であるときにはステップS103へ移る。
ステップS103においては、トランスミッション51が所定ギア段未満であることから車速Vが速度閾値Va1を上回ることがないため、上流側燃料噴射弁14に対して通常の燃料噴射制御を行う。
ステップS104においては、さらに下流側燃料噴射弁16に対して通常の燃料噴射制御を行う。ステップS104の終了後、燃料噴射弁制御部62における今回の処理を終了する。
一方、ステップS105においては、エンジン回転数NEが副閾値回転数Nbを上回っているか否かを確認する。NE>NbであるときにはステップS106へ移り、NE≦NbであるときにはステップS103へ移る。このステップS105では、実質的には車速Vと副速度閾値Vbとの比較を行うことになる。
ステップS106において、前記ステップS7と同様に、上流側燃料噴射弁14の燃料噴射を停止させる。つまり、ステップS106及びS107の処理により、車速Vが副車速閾値Vbを上回るときには、上流側燃料噴射弁14の燃料噴射を停止させることができる。
ステップS107において、前記ステップS4と同様に、エンジン回転数NEが閾値回転数Na1を上回っているか否かを確認し、NE>Na1であるときにはステップ108へ移り、NE≦Na1であるときにはステップS104へ移る。つまり、実質的には車速Vと速度閾値Va1との比較を行う。
ステップ108において、前記ステップS6と同様に、下流側燃料噴射弁16の燃料噴射回数を制限して燃料噴射量を抑制する。ステップ108の後、燃料噴射弁制御部62における今回の処理を終了する。
ステップS107及び108の処理により、車速Vが車速閾値Va1を上回っているときには、下流側燃料噴射弁16の燃料噴射回数を制限することができる。これにより、エンジン12の出力が減少して車両の加速度が低減するとともにやがて減速することとなる。また、下流側燃料噴射弁16は、回数を制限しながら燃料噴射を継続し、しかも車速Vが副車速閾値Vbを上回った時点で上流側燃料噴射弁14の燃料噴射が停止されていることから、急激な出力変化にともなうショックの発生を防止できる。
さらに、車速Vが速度閾値Va1を再び下回った後、車速Vが副速度閾値Vbを上回っている期間T(図8参照)はステップS106が実行されることにより上流側燃料噴射弁14の燃料噴射の停止が継続する。従って、エンジン12の出力が即時に上昇することがなく、速度Vがハンチングする事態を防止でき、安定的な速度制御が可能となる。
本発明に係る燃料噴射制御装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本実施の形態に係る燃料噴射制御装置の機能ブロック図である。 燃料噴射量演算部の機能ブロック図である。 クランク角度に対する第1〜第4気筒噴射量演算タイミング及びカウンタの動作を示すタイムチャートである。 第1のプログラムに基づく燃料噴抑制部の制御手順を示すフローチャートである。 気筒毎の燃料噴射間隔の設定テーブルの内容を示す図である。 第1のプログラムに基づいて制御される車速の変化を示すタイムチャートである。 第2のプログラムに基づく燃料噴抑制部の制御手順を示すフローチャートである。 第2のプログラムに基づいて制御される車速の変化を示すタイムチャートである。
符号の説明
10…燃料噴射制御装置 12…エンジン
14…上流側燃料噴射弁 16…下流側燃料噴射弁
24…吸気弁 26…排気弁
30…吸気通路 32…スロットル弁
34…スロットルセンサ 48…クランク軸
50…クランクパルサ 51…トランスミッション
52…車輪 54…車速センサ
60…ECU 62…燃料噴射弁制御部
62a…噴射燃料抑制部 62c…ギア段算出部
62d…サイクル数検出部 72…燃料噴射量演算部
70…エンジン回転数検出部 C…カウンタ
NE…エンジン回転数 TH…開度
Va1、Va2…車速閾値

Claims (6)

  1. スロットル弁が設けられた吸気通路と、前記スロットル弁より上流側に設けられた上流側燃料噴射弁と、前記スロットル弁より下流側に設けられた下流側燃料噴射弁とを備えた車両用内燃機関の燃料噴射制御装置において、
    前記内燃機関の稼動サイクル数を検出するサイクル数検出手段と、
    車速に基づいて前記上流側燃料噴射弁及び前記下流側燃料噴射弁の燃料噴射を抑制する噴射燃料抑制手段を有し、
    前記噴射燃料抑制手段は、車速が速度閾値を上回っているとき、前記上流側燃料噴射弁の燃料噴射を停止させるとともに前記下流側燃料噴射弁の燃料噴射を停止又は抑制し、車速が前記速度閾値を下回ったとき、前記下流側燃料噴射弁の停止又は抑制を解除するとともに、車速が前記速度閾値を下回ったときからの前記稼動サイクル数を前記サイクル数検出手段によりカウントし、当該カウント数が所定閾値以下である所定期間中に前記上流側燃料噴射弁を停止させるように構成し、
    前記所定期間中に車速が再度前記速度閾値を上回ったときには、前記上流側燃料噴射弁の停止状態を継続させることを特徴とする燃料噴射制御装置。
  2. スロットル弁が設けられた吸気通路と、前記スロットル弁より上流側に設けられた上流側燃料噴射弁と、前記スロットル弁より下流側に設けられた下流側燃料噴射弁とを備えた車両用内燃機関の燃料噴射制御装置において、
    車速に基づいて前記上流側燃料噴射弁及び前記下流側燃料噴射弁の燃料噴射を抑制する噴射燃料抑制手段を有し、
    前記噴射燃料抑制手段は、第1の速度閾値、該第1の速度閾値よりも低い第2の速度閾値、及び第2の速度閾値より低い副速度閾値に基づき、車速が前記副速度閾値を超えているときには前記上流側燃料噴射弁を停止状態に維持させておき、車速が前記第1速度閾値を超えてその後第2速度閾値を下回るまで前記下流側燃料噴射弁の燃料噴射を停止又は抑制させることを特徴とする燃料噴射制御装置。
  3. 請求項1記載の燃料噴射制御装置において、
    前記噴射燃料抑制手段は、車速が前記速度閾値を上回っているとき、前記下流側燃料噴射弁の燃料噴射回数を低減することにより燃料噴射量を抑制することを特徴とする燃料噴射制御装置。
  4. 請求項1記載の燃料噴射制御装置において、
    前記車両用内燃機関は複数気筒型であって、
    前記噴射燃料抑制手段は、車速が前記速度閾値を上回っているとき、各気筒毎に燃料噴射の間隔を個別に設定し、全気筒に対する総燃料噴射量を抑制することを特徴とする燃料噴射制御装置。
  5. 請求項1又は2に記載の燃料噴射制御装置において、
    トランスミッションのギア段を検出するギア段検出手段をさらに備えた自動二輪車で、
    前記燃料噴射抑制手段は、検出されたギア段が所定ギア段以上であることを更なる条件として燃料噴射を抑制することを特徴とする燃料噴射制御装置。
  6. 請求項5記載の燃料噴射制御装置において、
    前記ギア段に応じて前記速度閾値を設定することを特徴とする燃料噴射制御装置。
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