JP4334058B2 - 電波吸収パネルおよびその製造方法 - Google Patents

電波吸収パネルおよびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高層建築物の外壁など、電波障害の恐れがある部分に使用する電波吸収パネルおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
高層の建築物や建造物の外壁からのテレビ電波の反射波によるテレビジョンへの電波障害を防止するため、あるいは通信機器の試験等を行うための電波無響室において、壁、天井および床の各面からの電波の反射を防止する目的から電波吸収パネルを設置することが行われている。
【0003】
電子情報通信学会、平成5年6月発行「環境電磁工学の基礎」赤尾保男著、215頁〜231頁に記載のように、電波吸収体を材料面から分けると、導電性電波吸収材料、誘電性電波吸収材料、磁性電波吸収材料の3つがあり、このうち、誘電性電波吸収材料を用いた電波吸収体は、カーボンやグラファイトを発泡スチロールあるいはゴム材料に混入して作られ、カーボンやグラファイトの量を変えることによって比誘電率εs を変えることができる。なお、この比誘電率により電波吸収効果を発揮する周波数特性が決定される。
【0004】
また、磁性電波吸収材料を用いた電波吸収体は、例えば、数mm厚の焼結フェライトに金属板を裏打ちし、あるいはゴムやプラスチックの誘電体中にフェライト粉末を混入して構成され、その周波数特性は、比透磁率μs によって決定される。また、誘電損失を無視できない場合には比誘電率(誘電率)も関与している。なお、いずれの形式の電波吸収体も、要求される電波吸収能力に応じ、単層または2層以上の多層にして用いられる。
【0005】
電波吸収パネルの具体例は、実開昭55−25374号公報および実開昭55−25375号公報に開示されているように、セメント材料等による押出成形板の中空部内に、タイル状の電波吸収体(例えば、フェライト)を複数枚入れて接着剤で固定し、外部から入射する電波(電磁波)のエネルギーを電波吸収体によって吸収減衰させ、反射電波を減少(または消滅)させ、電波吸収を図るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような電波吸収パネルにおいては、タイル状の電波吸収体を1枚ずつ押出成形板の中空部内に挿入するため、生産効率が非常に悪いという問題がある。また、電波吸収体と中空部との間にある程度隙間がないと挿入作業がし難いが、挿入した後にこの隙間を処理しないと電波吸収体が中空部内でがたついてしまう。そこで、電波吸収体1枚ずつに予め接着剤を塗布して挿入すれば、挿入後のがたつきはなくなるものの、接着剤が中空部内に付着しながら挿入されるため、中空部内に付着した接着剤によってその後の電波吸収体の挿入が難くなってしまう。また、このように挿入した電波吸収体は接着剤によって固定されるため、挿入後の位置調整や入れ換えは非常に困難である。つまり、電波吸収体の挿入を1枚でも失敗したパネルは不良品となってしまう。
【0007】
また、電波吸収体1枚ずつに予め接着剤を塗布して挿入した場合、中空部に付着した接着剤が挿入中の電波吸収体に再付着し、先に挿入した電波吸収体と後に挿入した電波吸収体との間に接着剤による隙間が生ずることがある。このため、複数の電波吸収体に不連続な部分が生じ、電波吸収性能が低下するという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような課題を解決するために成された電波吸収パネルおよびその製造方法である。すなわち、本発明の電波吸収パネルは、中空部を有するパネル材と、パネル材の中空部に挿入される複数の電波吸収材と、複数の電波吸収材の各々の間に隙間が開かないよう各電波吸収材を連結保持する保持部材と、パネル材の中空部に挿入された複数の電波吸収剤を固定する発泡硬化性接着剤と、複数の電波吸収材の側面に設けられ、該側面とパネル材の中空部の内壁との間隔を設定し、電波吸収材の厚さより高く設けられるガイド材とを備えており、ガイド材の高さと電波吸収材の厚さとの差によって電波吸収材の上面と中空部の内壁との間に生じる隙間に発泡硬化性接着剤が塗布されているものである。
【0009】
また、本発明の電波吸収パネルの製造方法は、複数の電波吸収材の各々の間に隙間が開かないよう各電波吸収材を保持部材で連結保持してユニットを構成する工程と、ユニットをパネル材の中空部に挿入する工程と、中空部に挿入されたユニットを発泡硬化性接着剤によって固定する工程とを備えており、前記ユニットを構成するにあたり、複数の電波吸収材の側面とパネル材の中空部の内壁との間隔を設定し、電波吸収材の厚さより高く設けられるガイド材を前記側面に取り付け、ガイド材を介してユニットをパネル材の中空部に挿入した後、ガイド材の高さと電波吸収材の厚さとの差によって電波吸収材の上面と中空部の内壁との間に生じる隙間に発泡硬化性接着剤を塗布し、発泡硬化させている。また、ユニットを構成するにあたりユニットを中空部内に挿入する前に発泡硬化性接着剤を塗布し、挿入後に発泡硬化させる製造方法でもある。
【0010】
このような本発明では、パネル材の中空部に挿入される複数の電波吸収材の各々の間に保持部材が取り付けられており、この保持部材によって各電波吸収材の間に隙間が開かないよう連結保持している。これにより、複数の電波吸収材を中空部に挿入しても、隙間なく正確に位置合わせできるようになる。
【0011】
また、予め、複数の電波吸収材の各々の間に隙間が開かないよう各電波吸収材を保持部材で連結保持してユニットを構成しており、このユニットをパネル材の中空部に挿入していることから、各電波吸収材の間に隙間がなく、しかも各電波吸収材間の位置調整が成された状態で、一度の挿入によって複数の電波吸収材を中空部に配設できるようになる。しかも、ユニットを中空部に挿入した状態で接着剤により固定しているため、ユニットのがたつきをなくすことができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電波吸収パネルおよびその製造方法における実施の形態を図に基づいて説明する。図1は、本発明の電波吸収パネルの実施形態を説明する概略斜視図である。すなわち、この電波吸収パネル1は、細長状の中空部2aが複数設けられたパネル材である押出成形板2と、押出成形板2の各中空部2aに挿入される電波吸収材である複数のフェライト30と、この複数のフェライト30の各々の間に隙間が開かないよう各フェライト30を連結保持する保持部材であるスレート31とを備えている。なお、本実施形態ではパネル材として押出成形板2を用い、電波吸収材としてフェライト30を用いているが、本発明はこれら以外のものを用いてもよい。
【0013】
この電波吸収パネル1の中空部2aに挿入される複数のフェライト30は、スレート31によって連結保持され棒状のフェライトユニット3として構成されている。
【0014】
図2は、フェライトユニットを説明する概略斜視図である。このフェライトユニット3は、例えば5個のフェライト30を一列に並べた状態で、その間に隙間が生じないよう上面にスレート31が取り付けられ、さらに、フェライト30の両側面にガイドテープ32が貼り付けられた構成となっている。スレート31は、コンクリート製、樹脂製のものが用いられる。また、ガイドテープ32は、フェライトユニット3を図1に示す押出成形板2の中空部2aに挿入する際、フェライト30の側面と中空部2aの内壁との間隔を設定する役目を果たすとともに、フェライトユニット3を中空部2aに滑らかに挿入できるようにしている。このガイドテープ32によって、フェライトユニット3を中空部2a内でがたつきなく位置決めできるようになる。
【0015】
図3は、本実施形態における電波吸収パネルの断面図である。押出成形板2には所定の間隔で複数の中空部2aが設けられており、この各中空部2aにフェライトユニット3が各々挿入されている。図4は一つの中空部における部分断面図である。押出成形板2の中空部2a内には、相対向する2つの突起部2bが設けられている。フェライトユニット3は、この突起部2bを間とした中空部2a内の一方側に挿入されている。
【0016】
フェライトユニット3が中空部2aに挿入された状態では、フェライト30の側面と中空部2aの内壁との間にガイドテープ32が介在し、フェライトユニット3を中空部2a内で図中横方向にがたつきなく位置決めできるようになっている。また、ガイドテープ32は、中空部2aの内壁下面と突起部2bとの間に介在し、フェライトユニット3を中空部2内で図中縦方向にがたつきなく位置決めできるようになっている。
【0017】
さらに、フェライトユニット3が中空部2aに挿入された状態で、フェライト30の上面と突起部2bとの間に例えば発泡硬化性接着剤33から成る接着剤が塗布されており、挿入されたフェライトユニット3を中空部2a内で確実に固定している。
【0018】
図5は、本実施形態における電波吸収パネルの下面図である。この電波吸収パネル1の下面には、ストッパー4が取り付けられている。先に説明したように、フェライトユニット3はガイドテープ32(図4参照)で位置決めされるとともに、発泡硬化性接着剤33(図4参照)で固定されているが、万が一、中空部2aからフェライトユニット3が脱落しないよう図5に示すようなストッパー4を取り付けている。ストッパー4にはねじ穴4aが設けられており、このねじ穴4aを介して押出成形板2aの各中空部2a間に設けられた隔壁2cにねじ止めされている。
【0019】
図6は、ストッパーを説明する図である。ストッパー4は、薄板状の例えばステンレス材をプレス加工して櫛形に成形したものから成り、櫛形の凸部分4bのピッチが図5に示す隔壁2cのピッチと対応している。この凸部分4bにねじ穴4aが形成されている。なお、櫛形に形成するのはフェライトユニット3の脱落を防止するための止め部分4cを残しつつ、ストッパー4の軽量化を図るためや、ストッパー4の取り付け後に中空部2aへパネル取り付け金具や断熱材(ロックウールなど)を挿入できるようにするためである。
【0020】
このような電波吸収パネル1により、押出成形板2の中空部2aに挿入された複数のフェライト30の間に隙間を発生させることなく、しかも中空部2a内で複数のフェライト30を的確に位置決めできるようになる。
【0021】
次に、本実施形態における電波吸収パネルの製造方法について説明する。先ず、図7に示すように、小片のフェライト30(例えば、高さ×幅×長さ=6〜9mm×50〜60mm×100mm)を複数枚用意するとともに、複数本のレール11が取り付けられた平板10の表面に養生ビニール20を被せたものを用意する。この際、平板10の表面にゴミやほこりが付着しないようにし、被せた養生ビニール20に浮きが発生しないように注意する。
【0022】
そして、この平板10のレール11に沿って、例えば5枚を1セットとしてフェライト30を敷並べる。この際、1セットを構成する5枚のフェライト30の各々の間に隙間が発生しないように並べる。また、各フェライト30がレール11に沿ってずれがないように並べる。さらに、並べたフェライト30の下で養生ビニール20が重ならないようにする。
【0023】
次に、図8(a)に示すように、スレート31の一方面にエポキシ系接着剤等の接着剤Bを適量(はみ出さない程度)塗布し、ヘラ31aで均一に伸ばす。その後、図8(b)に示すように、接着剤Bの塗布面をフェライト30に向けて1セットを構成する例えば5枚のフェライト30の略中央に貼り付ける。この貼り付けは、図7に示す平板10上でフェライト30がレール11に沿って敷並べられた状態で行う。
【0024】
スレート31は1セットのフェライト30を並べた長さよりわずかに短くなっており、貼り付けた際にフェライト30からはみ出さないようになっている。スレート31の貼り付けでは、並べたフェライト30がずれないように注意する。接着剤Bが固まった後は、例えば2時間以上の養生を行う。
【0025】
次いで、図9に示すように、スレート31の貼り付けられた複数のフェライト30の両側面にガイドテープ32を貼り付ける。ガイドテープ32は例えばゴムシートから成り、片面に糊が付いている。この糊の付いた面を複数のフェライト30の両側面に各々貼り付けるようにする。この際、ガイドテープ32の長手方向の両端は10mm程度ずつあけるようにする。
【0026】
また、図10に示すように、ガイドテープ32はフェライト30の下面30bからはみ出ないように貼り付ける。すなわち、ガイドテープ32の幅(高さ方向の長さ)はフェライト30の厚さより長くなっており、ガイドテープ32の下面32bとフェライト30の下面30bとが略同一平面になるようにする。これにより、ガイドテープ32の上面32aは、フェライト30の上面30aから高さhだけ突出するようになる。このガイドテープ32の貼り付けによって、1セット例えば5枚のフェライト30を隙間なく並べたフェライトユニット3が構成される。
【0027】
次に、このフェライトユニット3を図1に示す押出成形板2の各中空部2aへ挿入する。図4に示すように、フェライトユニット3を押出成形板2の中空部2aへ挿入する際には、ガイドテープ32が中空部2aの内壁に沿って入り込んでいき、複数のフェライト30を一括して滑らかに挿入できるとともに、中空部2a内でのフェライト30の位置決めを行うことができる。ここで、図10に示すように、ガイドテープ32の下面32bとフェライト30の下面390bとが略同一平面になっていることから、図4に示すように、フェライトユニット3を中空部2aに挿入すると、フェライト30は中空部2aの図中下側の内面に沿って配置される。これにより、フェライトユニット3を安定して配置できることになる。
【0028】
フェライトユニット3を各中空部2aへ挿入した後は、適量の発泡硬化性接着剤33(例えば、ウレタン系)をフェライト30と中空部2aの内壁(突起部2b)との間に塗布し、発泡させる。発泡硬化性接着剤33を用いることで、少量の接着剤で済むとともに、中空部2aへの接着剤の付着を最小限に抑えることができるようになる。
【0029】
また、発泡硬化性接着剤33は、発泡時間を調節することができるので、発泡硬化時間を長くしておくことで、硬化するまでの間、一度挿入したフェライトユニット3の位置調整やフェライトユニット3の入れ換えを何度でも容易に行うことができる。これにより、不良品の発生を防止できる。
【0030】
なお、発泡硬化性接着剤33は、フェライトユニット3を中空部2aへ挿入する前に予めフェライトユニット3へ塗布しておき、発泡硬化性接着剤33の塗布されたフェライトユニット3を中空部2aへ挿入するようにしてもよい。この場合、図10に示すガイドテープ32の上面32aがフェライト30の上面30aから高さhだけ高くなっていることから、このガイドテープ32による高さhとスレート31の高さとで発泡硬化性接着剤33の流動防止枠が構成され、適量の発泡硬化性接着剤33をこの枠内に塗布することで、硬化前の流れ出しを防止できるようになる。また、少量の発泡硬化性接着剤33の塗布で済むことから、塗布後にフェライトユニット3を挿入しても発泡硬化性接着剤33が中空部2aの突起部2bからはみ出ることはない。
【0031】
最後に、図5に示すように、フェライトユニット3の挿入された押出成形板2の下面にストッパー4をねじ止めする。ストッパー4は、万が一フェライトユニット3が脱落してしまうことを防止するために取り付ける。また、先に説明したように、ストッパー4を櫛形に成形していることから、ストッパー4を取り付けた後に中空部2aへパネル取り付け金具や断熱材(ロックウールなど)を挿入できる。また、ストッパー4とフェライト30とが直接触れないよう、ストッパー4は絶縁性のスペーサ(図示せず)を介して取り付けられる。ここで、ストッパー4など金属製の部材(副資材)は、フェライト30よりパネル前面側に出ないよう取り付ける必要がある。つまり、フェライト30よりパネル前面側に金属製の部材があると電波を反射してしまうからである。このようにストッパー4を取り付けることで、本実施形態の電波吸収パネル1が完成する。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電波吸収パネルおよびその製造方法によれば次のような効果がある。すなわち、複数のフェライトをユニット化してパネル材の中空部へ挿入するため、複数の中空部に効率良く数多くのフェライトを挿入することができ、生産性の向上およびコストダウンを図ることが可能となる。また、複数のフェライトの側面に貼り付けたガイドテープにより、フェライトユニットを滑らかに中空部へ挿入することが可能となる。さらに、予め構成したフェライトユニットを挿入することで、複数のフェライト間に不連続な部分が発生せず、電波吸収性能の低下を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電波吸収パネルの実施形態を説明する概略斜視図である。
【図2】フェライトユニットを説明する概略斜視図である。
【図3】本実施形態における電波吸収パネルの断面図である。
【図4】一つの中空部における部分断面図である。
【図5】本実施形態における電波吸収パネルの下面図である。
【図6】ストッパーを説明する図である。
【図7】本実施形態の電波吸収パネルの製造方法を説明する図(その1)である。
【図8】本実施形態の電波吸収パネルの製造方法を説明する図(その2)である。
【図9】本実施形態の電波吸収パネルの製造方法を説明する図(その3)である。
【図10】本実施形態の電波吸収パネルの製造方法を説明する図(その4)である。
【符号の説明】
1…電波吸収パネル、2…押出成形板、2a…中空部、3…フェライトユニット、4…ストッパー、10…平板、11…レール、20…養生ビニール、30…フェライト、31…スレート、32…ガイドテープ、33…発泡硬化性接着剤

Claims (3)

  1. 中空部を有するパネル材と、
    前記パネル材の中空部に挿入される複数の電波吸収材と、
    前記複数の電波吸収材の各々の間に隙間が開かないよう各電波吸収材を連結保持する保持部材と、
    前記パネル材の中空部に挿入された前記複数の電波吸収剤を固定する発泡硬化性接着剤と
    前記複数の電波吸収材の側面に設けられ、該側面と前記パネル材の中空部の内壁との間隔を設定し、前記電波吸収材の厚さより高く設けられるガイド材とを備えており、
    前記ガイド材の高さと前記電波吸収材の厚さとの差によって前記電波吸収材の上面と前記中空部の内壁との間に生じる隙間に前記発泡硬化性接着剤が塗布されている
    ことを特徴とする電波吸収パネル。
  2. 複数の電波吸収材の各々の間に隙間が開かないよう各電波吸収材を保持部材で連結保持してユニットを構成する工程と、
    前記ユニットをパネル材の中空部に挿入する工程と、
    前記中空部に挿入された前記ユニットを発泡硬化性接着剤によって固定する工程とを備えており、
    前記ユニットを構成するにあたり、前記複数の電波吸収材の側面と前記パネル材の中空部の内壁との間隔を設定し、前記電波吸収材の厚さより高く設けられるガイド材を前記側面に取り付け、
    前記ガイド材を介して前記ユニットを前記パネル材の中空部に挿入した後、前記ガイド材の高さと前記電波吸収材の厚さとの差によって前記電波吸収材の上面と前記中空部の内壁との間に生じる隙間に前記発泡硬化性接着剤を塗布し、発泡硬化させる
    ことを特徴とする電波吸収パネルの製造方法。
  3. 複数の電波吸収材の各々の間に隙間が開かないよう各電波吸収材を保持部材で連結保持してユニットを構成する工程と、
    前記ユニットをパネル材の中空部に挿入する工程と、
    前記中空部に挿入された前記ユニットを発泡硬化性接着剤によって固定する工程とを備えており、
    前記ユニットを構成するにあたり、前記複数の電波吸収材の側面と前記パネル材の中空部の内壁との間隔を設定し、前記電波吸収材の厚さより高く設けられるガイド材を前記側面に取り付け、前記ガイド材と前記保持部材とで構成される流動防止枠内に前記発泡硬化性接着剤を塗布した後、
    前記ユニットを前記パネル材の中空部に挿入し、前記発泡硬化性接着剤を発泡硬化させる
    ことを特徴とする電波吸収パネルの製造方法。
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