JP4333699B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の操作子を操作可能に該操作子周りを覆うケース本体と、この操作子の操作を信号処理する第1基板とその第1基板の信号を処理する第2基板とを有する電子機器に関する。
従来、特に多数の操作子を有する電子機器においては、広いパネル面(筺体表面)に上記操作子を配設するのが適しているので、そのパネル面の下にスイッチ及び表示器等の操作子関係の処理を行う第1基板(回路基板)を配設するとともに、それ以外の処置を行う第2基板(電気回路基板)を第1基板の下に配設するようなものがある。
そして、このような第1基板及び第2基板をケース本体に組み付ける構造として、従来は、第2基板は下ケースに取り付け、第1基板は上ケース(パネル)からボスを垂下してそこにネジ止めなどにより取り付けていた。なお、ボスは上ケースが金属のときは別途ボス材を溶接し、樹脂のときはパネルと一体に形成するなどしている。
なお、本発明に関連する文献公知発明のうち、出願人が当該特許出願時に知っているものがないので、開示すべき先行技術文献情報はない。
しかし、パネルが金属のものでは、ボス溶接部の対向面(パネル面)に塗装を施しても溶接跡が目立つので、少しでも目立たないようにするために暗色(黒色)系の色で塗装したパネルが多く、パネル面の色に制限があり単調なものが多かった。また、パネルが樹脂のものでは、パネル表面に引け(成型固化時の樹脂の収縮によるへこみ)が生じるので、できるだけボスを細くしたり、ボスの体積を少なくするために、ボスを2条の細いリブ等としてそこにネジ止めにて基板を固定するなどしていた。したがって、前者のものでは耐久性がなく、後者のものではコストアップになるという問題があった。なお、引けをよしとする構成では、高級感がでないのみならず、不良品に間違われるという問題がある。また、パネル面は文字等を記す表示部を構成するので、見づらいというばかりか、印刷不良になることもあった。
本発明は、上記の問題点を解消するためになされたもので、パネル面を精度よく仕上げることができ、明るい色などでもよく、樹脂パネルでも引けのない外観見栄えのよい電子機器を提供することを課題とする。
請求項1の電子機器は、複数の操作子を有する操作子ベースと、上記複数の操作子の操作信号を信号処理する第1基板と、少なくとも前記第1基板における信号を加工処理する第2基板と、上記第1基板を上に、第2基板を下にして該第1基板に結合されるステーと、上記複数の操作子回りを覆う上ケース体と、上記上ケース体の下方に配設され、この上ケース体に重ねて配設された下ケース体とからなり、前記上ケース体は、天板と、該天板の内側に折り曲げ構成されたフレームを有する側板とを有し、前記下ケース体側から順に前記ステー、前記第1基板及び前記操作子ベースを配置するとともに、該ステー、第1基板及び操作子ベースを、前記側板の前記フレームに形成された共締め用ネジ孔にて共締めするようにしたことを特徴とする。
上記のように構成された請求項1の電子機器によれば、ステー、第1基板及び操作子ベースを、側板のフレームに形成された共締め用ネジ孔にて共締めするようにしているので、上ケースの天板からボスなどを垂下する必要がなく、金属の上ケースでは天板のパネル面に溶接跡ができることもなく、樹脂の上ケースではパネル面に引けを生じることもないので、パネル面を傷つけることなく、丁寧に仕上げることができる。また、明るい色などでもよく、さらに樹脂パネルでも外観見栄えを良くすることができる。また、ネジで共締めするので、部品点数、工数の削減を図ることができる。
なお、第1基板と天板との間にボス等がないので、第1基板の表面側に、複数の操作子を有するとともに該操作子を配置する部位を規定する透孔等の規定部を有する操作子ベースを配設することができ、該規定部で規定される部位に操作子を配設することができる。したがって、操作子の組み付け等が容易になる。
ステーが溝状のステーであり、第1基板と第2基板とを接続する配線をステー内を介して行うと、ケース内の配線が容易になる。
また、ステーが少なくとも3本設けられ、該ステーが前記第1基板に対して平行で、かつ、お互いに平行に配設されているとよい。
操作子ベースを複数用意し、この操作子ベースの共締め部の厚み(例えばボス7aの高さ)を複数種類用意して任意の操作子ベースをパネル部(上ケース)に第1基板と共にネジ等により共締めすること、あるいは操作子ベースを共通使用とし、ネジ孔(共締め用ネジ孔11)の台座の高さを異ならせたパネル部(上ケース)を複数種類用意してパネル部(上ケース)に第1基板と共にネジ等により共締めすること、または、これらの双方を施すことによって、わずかな部品のみで同種または別種の電子機器を構成することができる。
請求項1の電子機器またはその従属項によれば、上ケースの天板からボスなどを垂下する必要がなく、金属の上ケースではパネル面に溶接跡ができることもなく、樹脂の上ケースではパネル面に引けを生じることもないので、パネル面を精度よく仕上げることができ、明るい色などでもよく、さらに樹脂パネルでも外観見栄えを良くすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は実施形態の電子機器(この例ではミキサー装置)の要部分解斜視図であり、電子機器の斜め下から見た状態を示している。ケース本体は上ケース1と下ケース2とで構成されており、その内部には、第1基板3、第2基板4、第3基板5、3本のステー6,6,6′及び操作子ベース7が収容される。
上ケース1及び下ケース2は金属板のプレス加工等により形成されている。上ケース1は、天板1A、側板1B1,1B2、フロントパネル1C、リアパネル1Dからなる。上記天板1A、フロントパネル1C、リアパネル1Dは断面コ字型をなし、一体に形成されている。上ケース1の天板1Aには、複数の操作子を配するための操作子孔1aが複数形成され、リアパネル1Dには外部端子用コネクタを配設するための複数のコネクタ孔1bが形成されている。
側板1B1,1B2の、天板1Aとの境界近傍にはこの側板1B1,1B2と一体にして折り曲げ構成された金属製のフレーム1E1,1E1が形成されている。図3は側板1B2の一部詳細図である。なお、側板1B1は図3と鏡映対象となっているがそれ以外は側板1B2と同様な構造である。側板1B2のフレーム1E1には共締め用ネジ孔11が形成されている。この供締め用ネジ孔11は、わずかに押し出しプレスされた台座11Aに設けられる。このような台座は、プレス時にプレス方向と直角に切れ込みを入れることで、2〜10mm程度の任意の台座を形成することもできる。なお、台座高さをゼロにすることもできる。
第1基板3の両側には、上ケース1の共締め用ネジ孔11に対応する位置に共締め用透孔31が形成されている。操作子ベース7の両側には、上ケース1の共締め用ネジ孔11に対応する位置に、上ケース1と下ケース2の方向(上下方向)に所定の厚みを有するボス7aが形成されており、このボス7aには各共締め用ネジ孔11に対応する共締め用透孔71が形成されている。さらに、3本のステー6,6,6′の各両端部には、上ケース1の共締め用ネジ孔11に対応する位置に共締め用透孔61が形成されている。
図3により、天板1Aを含む上ケースユニットを形成する手順を、側板1B1,1B2の主に片側の側板1B2について説明する。まず、ステー6、第1基板3、操作子ベース7、側板1B2のフレーム1E1の順に、供締めネジSC1に対応して、その各対応部(ネジ孔,透孔)61,31,71,11を供締して、天板1Aとフロントパネル1Cとリアパネル1Dとを除くユニットを形成し、フレーム1E1(側板1B1,1B2の上部)を天板1Aに当接後、フレーム1E1上のネジ孔11近傍に設けたネジ孔15と天板1Aのネジ孔16とを合わせてネジ止めし、上ケースユニットを形成する。
リアパネル1D側に配設されるステー6′には下方に垂下される基板取付部6aが形成されており、この基板取付部6aには第3基板5を取り付けるためのネジ孔62が形成されている。第3基板5の両側には、ステー6′の基板取付部6aのネジ孔62に対応する位置に透孔51が形成されている。
上ケース1の側板1B1,1B2の下辺には下ケース2をネジ止めするためのネジ孔12が形成されており、下ケース2の両側には、上ケース1のネジ孔12に対応する位置に透孔21が形成されている。
以上の構成により、操作子ベース7を上ケース1内に配置するとともに、この操作子ベース7の裏面に第1基板3を配置し、3本のステー6,6,6′を第1基板3の裏面に配置する。そして、ステー6,6,6′の共締め用透孔61、第1基板3の共締め用透孔31、操作子ベース7の共締め用透孔71に対してネジSC1(他の5本は図示せず)を貫通させ、そのネジSC1を上ケース1の共締め用ネジ孔11においてネジ止めする。なお、このネジ止めは、3本のステー6,6,6′の各両端部の6個の共締め用透孔61についての6箇所となる。これにより、操作子ベース7、第1基板3、及び3本のステー6,6,6′が上ケース1に対して共締めされる。
次に、リアパネル1D側となったステー6′に第3基板5を配置し、この第3基板5の透孔51に対して図示しないネジを貫通させ、そのネジをステー6′の基板取付部6aに形成されたネジ孔62にネジ止めする。また、このとき、第3基板5に配設されたコネクタ5aを上ケース1におけるリアパネル1Dのコネクタ孔1bに嵌合する。そして、コネクタ孔1bの周囲に形成された透孔13に図示しないネジを貫通させて、そのネジをコネクタ5aに形成されたネジ孔5a−1にネジ止めする。これにより、第3基板5はステー6′と上ケース1のリアパネル1Dに確実に固着される。
以上のようにして、操作子ベース7、第1基板3、3本のステー6,6,6′及び第3基板5が上ケース1に取り付けられるが、第2基板4は図示しないネジ等により下ケース2内に取り付けられる。そして、下ケース2の透孔21に図示しないネジを貫通させて、そのネジを上ケース1の側板1B1,1B2に形成されたネジ孔12にネジ止めし、上ケース1と下ケース2が組み付けられる。
ここで、操作子ベース7は弾性部材で形成されており、所定位置に複数の操作子7b(ボタン等)が一体に形成されている。なお、この操作子7bはベース本体(枠)に対してヒンジ部等により連結されている。また、操作子ベース7には、各操作子7bを配設する位置(操作子ベース7自体を配設する位置でもある)を規定する規定部(上ケース1側に抜ける透孔)72やボタン部BN(上下可動部材)が形成されており、この規定部(透孔)72には第1基板3に固着した操作素子(スイッチの接点等を構成する部品)の操作子(摘み等)が、ボタン部BNには操作素子のアクチュエータが係合される。これにより、操作子7bの位置が規定されるとともに、操作子7bは上ケース1の天板1Aに形成された操作子孔1aに挿入される。なお、第1基板3上にはスライドボリューム等の操作素子もあり、このスライドボリュームの操作子(摘み)は、上ケース1のパネル面側からこの上ケース1の長孔14及び操作子ベース7の長孔73を通してスライドボリュームに連結される。このような操作子素子及び操作子はロータリーエンコーダなど他にもある。
第1基板3は操作子の操作に応じて信号処理する回路基板である。そして、この第1基板3は第2基板4に対して図示しないケーブルにより接続されており、第2基板4では、この第1基板3から得られる信号に対して各種の加工を行う。また、第3基板5は外部との入出力を行うための外部端子用コネクタの基板であり、この第3基板5も図示しないケーブルにより第2基板4に接続されている。
以上のように、電子機器のパネルの表面である天板1Aの表側に操作子1bを複数配したケース本体(1,2)と、ケース本体(1,2)内に内装され、操作子の操作を信号処理する第1基板3と、ケース本体(1,2)内に内装され、少なくとも第1基板3における信号を加工処理する第2基板4とを有し、第2基板4を第1基板3の下に配設した電子機器となり、ケース本体(1,2)の両側の側板1B1,1B2の近傍間を結合するステー6,6,6′を設け、ステー6,6,6′の上方に第1基板3を配設し、該ステー6,6,6′の下方に第2基板4を配設した構成となっている。
そして、第1基板3はステー6,6,6′の上に配設されるので、第1基板3を取り付けるためのボスなどを上ケース1から垂下する必要がなく、金属の上ケース1に溶接部などがない。また、この上ケース1を樹脂製とした場合でも、パネル面(天板1Aの表側)に引けを発生させることもない。したがって、パネル面を精度よく仕上げることができ、明るい色などでもよく、さらに樹脂パネルでも外観見栄えを良くすることができる。
また、ステー6′をケース本体(1,2)の両側の側板1B1,1B2の近傍間を結合するようになっていることから、このステー6′の長手方向の任意の位置に第3基板5を固着することが可能となり、ステー6′に確実に固着し得るので、しっかりと固着しなければならない外部端子用コネクタの基板である第3基板5を確実に固着することができる。
図2は態参考例の電子機器(この例ではミキサー装置)の要部分解斜視図であり、電子機器の斜め上から見た状態を示している。ケース本体は上ケース10と下ケース20とで構成されており、その内部には、第1基板30、第2基板40、第3基板50、3本のステー60,60′,60″及び操作子ベース70が収容される。なお、図示は省略してあるが、上ケース10及び下ケース20の両側部には、この上ケース10と下ケース20の組み付け後に樹脂製等の側板が嵌合される。
上ケース10及び下ケース20は金属板のプレス加工等により形成されており、上ケース10は、天板10A、フロントパネル10B、リアパネル10Cで構成されている。上ケース10の天板10Aには、複数の操作子を配するための操作子孔10aが複数形成され、リアパネル10Cには外部端子用コネクタを配設するための複数のコネクタ孔10bが形成されている。また、下ケース20は、底板20Aとリアパネル20Bで構成されている。下ケース20のリアパネル20Bには外部端子用コネクタを配設するための複数のコネクタ孔20aが形成されている。
3本のステー60,60′,60″には共締め用ネジ孔610が形成されている。ステー60,60′,60″は脚部60A,60A′,60A″を有しており、これらの脚部60A,60A′,60A″の下端にはそれぞれネジ孔620,620,620が形成されている。なお、3本のステー60,60′,60″の脚部60A,60A′,60A″は長さが異なり、ステー60、60′、60″の順に高さが低中高となっているが、これは、上ケース10の天板10Aの傾斜に合わせて第1基板30と操作子ベース70を取り付けるためである。
第1基板30の前後の端部及び中程には、ステー60,60′,60″の共締め用ネジ孔610に対応する位置に共締め用透孔310が形成され、操作子ベース70の前後の端部及び中程には、ステー60,60′,60″の共締め用ネジ孔610に対応する位置に共締め用透孔710が形成されている。
リアパネル10C側に配設されるステー60″には下方に垂下される基板取付部60aが形成されており、この基板取付部60aには第3基板50を取り付けるためのネジ孔630が形成されている。第3基板5の両側には、ステー60″の基板取付部60aのネジ孔630に対応する位置にネジ孔510が形成されている。
上ケース10のフロントパネル10Bの下辺には、該フロントパネル10Bの内側に曲げた端部111を有する固着ガイド110が形成されており、この固着ガイド110には下ケース20をネジ止めするためのネジ孔120が形成されている。また、上ケース10のリアパネル10Cの下辺には下ケース20をネジ止めするための透孔130が形成されている。一方、下ケース20の前面側端部には上ケース10のネジ孔120に対応する位置に透孔220を有する取付部210が形成され、この取付部210を上に固着ガイド110が下になるよう図示しないネジで下からネジ止めする。また、下ケース20のリアパネル20Bの上端部には上ケース10のリアパネル10Cの透孔130に対応する位置にネジ孔220が形成されている。
以上の構成により、第2基板40を図示しないネジにより下ケース20内にネジ止めし、このとき、第2基板40に配設されたコネクタ40aを下ケース20のリアパネル20Bのコネクタ孔20aに嵌合する。また、CD−RW用のケース80及びHDDの取付台90を第2基板40と併設して下ケース20に取り付ける。そして、下ケース20の側部近傍に形成されたネジ孔20h1,20h2,20h3を介して、ネジSC7,SC8,SC9をネジ孔620,620,620にそれぞれネジ止めし、3本のステー60,60′,60″を下ケース20に取り付ける。さらに、ステー60″の基板取付部60aに第3基板50を配置し、この第3基板50のネジ孔510に対して図示しないネジを貫通させ、そのネジを基板取付部60aに形成されたネジ孔630にネジ止めする。
さらに、3本のステー60,60′,60″の上に第1基板30を配置するとともに、この第1基板30上に操作子ベース70を配置する。そして、操作子ベース70の共締め用透孔710及び第1基板30の共締め用透孔310に対して図示しないネジを貫通させ、そのネジをステー60,60′,60″の共締め用ネジ孔610においてネジ止めする。これにより、操作子ベース70、第1基板30が、下ケース20上の3本のステー60,60′,60″に対して共締めされる。
次に、上ケース10のフロントパネル10Bの下辺に形成された固着ガイド110を下ケース20の前面側端部に被せ、ケース本体の裏側から図示しないネジで固着ガイド110のネジ孔120にネジ止めする。また、上ケース10のリアパネル10Cの下辺を下ケース20のリアパネル20Bの上端部に被せ、図示しないネジで、リアパネル10Cの透孔130を通してリアパネル20Bのネジ孔220にネジ止めする。これにより、上ケース10が下ケース20に組み付けられる。このとき、第3基板50に配設されたコネクタ50aを上ケース10におけるリアパネル10Cのコネクタ孔10bに嵌合する。そして、コネクタ孔10bの周囲に形成された透孔140に図示しないネジを貫通させて、そのネジをコネクタ50aに形成されたネジ孔50a−1にネジ止めする。これにより、第3基板50はステー60″と上ケース10のリアパネル10Cに確実に固着される。
なお、操作子ベース70も実施形態の操作子ベース7と同様に弾性部材で形成されており、所定位置に複数の操作子70b(ボタン等)が一体に形成されている。また、操作子ベース70には、各操作子70bを配設する位置を規定する規定部(上ケース1側に抜ける透孔)720が形成されており、この規定部720は第1基板30に固着した操作素子(スイッチの接点等を構成する部品)の操作子(摘み等)が形成された突起等に係合する。これにより、操作子70bの位置が規定される。したがって、上ケース10を組み付けたとき、操作子70bは上ケース10の天板10Aに形成された操作子孔10aに挿入される。なお、図2では、スライドボリュームの操作子(摘み)等を、第1基板30の対応するスライドボリューム等に取り付けられている状態として図示してある。
また、第1基板30、第2基板40及び第3基板50の基本的な機能は実施形態と同様であり、第1基板30は第2基板40に対して図示しないケーブルにより接続され、第3基板50も図示しないケーブルにより第2基板40に接続されている。
以上のように、参考例でも、電子機器のパネルの表面である天板10Aの表側に操作子10bを複数配したケース本体(10,20)と、ケース本体(10,20)内で、第2基板40が第1基板30の下に配設され、ケース本体(10,20)の両側の近傍間を結合するステー60,60′,60″の上方に第1基板30が配設され、該ステー60,60′,60″の下方に第2基板40が配設された構成となっているので、第1基板30はステー60,60′,60″の上に配設されるので、第1基板30の取り付け用のボスなどが必要なく、上ケース10に溶接部がない。あるいは樹脂製とした場合でも、引けを発生させることもない。したがって、パネル面を精度よく仕上げることができ、明るい色などでもよく、さらに樹脂パネルでも外観見栄えを良くすることができる。
上記の参考例では、ステー60,60′,60″の脚部60A,60A′,60A″は、第1基板30と上ケース10の天板10Aとの間隔を設定するスペーサの機能を有しているが、このようなスペーサは下ケース10に設けるようにしてもよい。例えば、下ケースにプレス加工時に孔をあけて切り起し部を形成し、この切り起し部の上部に例えば実施形態と同様なステーを配設してもよい。この場合、下ケースに形成された切り起し孔をプラスチック等の盲板で覆うようにし、この盲板を外した切り起し孔を、前記ケース80に取り付けたCD−RWのチェック部位として利用することもできる。また、下ケースにボス等を設けてスペーサとすることもできる。
また、実施形態及び参考例において、以下のような作用効果が得られる。上ケース(1,10)の内側に、第1基板(3,30)を取り付けるためのボス等を必要としないので、上ケースと第1基板との間に操作子ベース(7,70)を容易に配置することができ、この操作子ベースにより操作子(7b,70b)の組み付けが容易になる。
また、実施形態及び参考例ではステー(6,6,6′,60,60′と60″)を複数設けているので第1基板(3,30)が安定する。
また、ステー(6,6,6′,60,60′,60″)は断面コ字状の溝状になっているので、第1基板(3,30)と第2基板(4,40)とを接続するケーブルや、第2基板と第3基板(5,50)とを接続するケーブルなど、各種ケーブルの配線時にステーの内部を這わせることにより、ケース内の配線が容易になる。
また、実施形態においては、上ケース1のステー6,6,6′への結合部と、ステー6,6,6′の上ケース1への結合部と、この両結合部と第1基板3との結合部とを、ネジで共締めしているので、部品点数、工数の削減を図ることができる。さらに、このネジによる共締めを、操作子ベース7の結合部へも可能にしているので、さらに部品点数、工数の削減を図ることができる。また、参考例においては、第1基板30のステー60,60′,60″への結合部と、この結合部と操作子ベース70との結合部とを、ネジで共締めしているので、部品点数、工数の削減を図ることができる。
また、実施形態においては、操作子を配設する操作子ベース7はボス7aの部分が共締め部となっており、第1基板3と上ケース1の天板1Aとの間隔がこの操作子ベース7のボス7aの厚み(ボスの高さ)によって設定される構造になっている。したがって、このような共締め部のボスの厚みの異なる操作子ベースを複数種類用意し、任意の操作子ベースを上ケース1(パネル部)に第1基板3と共に共締めさせること、あるいは操作子ベースを共通使用として、共締め用ネジ孔11の台座の高さを異ならせた上ケース1を複数種類用意して上ケース1に第1基板3と共に共締めすること、または、これらの双方を施すことによって、同機種または同機種以外に容易に別機種の電子機器を構成することができる。例えば第1基板に搭載するスイッチ等(操作素子)の平面配置は同じで高さのみが異なるような同機種間あるいは異機種間でも、操作子ベースを変更するだけで、第1基板3と天板1Aとの間隔を調整できるので、同一の上ケースと下ケースを用いることができる。また、操作子ベース7のボス7aと上ケース1の共締め用ネジ孔11との間にスペーサを設けることでも、他機種に対応可能である。
また、参考例においては、上ケース10を下ケース20から取り外した後は、下ケース20を下にした正常な状態で第1基板30、第2基板40、第3基板50等の分解(補修点検)等が容易になる。
実施形態におけるステー6,6,6′と第1基板3との接触部分、参考例におけるステー60,60′,60″と第1基板30との接触部分については次のようにすることができる。各ステーと第1基板とは該第1基板の裏面において接触している。第1基板の裏面のステーと接触する部分(少なくとも1つのステーと接触する部分)において、該第1基板におけるアース端子としてのランド部(絶縁層レジストが形成されていない導体露出部)をもうけ、ステーを導電性部材とする。そして、このランド部とステーが接触することでステーを介して上ケース1や下ケース20に第1基板のアースをとるようにしてもよい。これにより、ステーを利用してアース対策が容易になる。なお、第1基板のアースを別途の配線でとるような場合には次のようにするとよい。ステーを強化プラスチック等の絶縁物としたり、ステーと第1基板との間にテープのような絶縁物を介在させる。あるいは、第1基板においてこのステーと接触する部分は回路を形成しない。
実施形態では、ステーを左右方向(幅方向)に渡してあるが、前後方向(奥行き方向)でもよい。また、ステーを固着する固着手段については、ネジ以外にボルトナット、弾性フック、あるいは接着剤などを利用してもよい。
以上の実施形態ではミキサー装置を例に説明したが、本発明は他の各種電子機器に適用できることはいうまでもない。
本発明の実施形態の電子機器の要部分解斜視図である。 本発明の参考例の電子機器の要部分解斜視図である。 本発明の実施形態の電子機器における主に側板の一部詳細図である。
符号の説明
1…上ケース、1A…天板、2…下ケース、3…第1基板、4…第2基板、5…第3基板、6,6,6′…ステー、7…操作子ベース、7a…ボス、11…共締め用ネジ孔、31…共締め用透孔、61…共締め用透孔、71…共締め用透孔、10…上ケース、10A…天板、20…下ケース、30…第1基板、40…第2基板、50…第3基板、60,60′,60″…ステー、60A,60A′,60A″…脚部、70…操作子ベース、610…共締め用ネジ孔、310…共締め用透孔、710…共締め用透孔

Claims (3)

  1. 複数の操作子を有する操作子ベースと、
    上記複数の操作子の操作信号を信号処理する第1基板と、
    少なくとも前記第1基板における信号を加工処理する第2基板と、
    上記第1基板を上に、第2基板を下にして該第1基板に結合されるステーと、
    上記複数の操作子回りを覆う上ケース体と、
    上記上ケース体の下方に配設され、この上ケース体に重ねて配設された下ケース体とからなり、
    前記上ケース体は、天板と、該天板の内側に折り曲げ構成されたフレームを有する側板とを有し、
    前記下ケース体側から順に前記ステー、前記第1基板及び前記操作子ベースを配置するとともに、該ステー、第1基板及び操作子ベースを、前記側板の前記フレームに形成された共締め用ネジ孔にて共締めするようにしたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記ステーが溝状であり、該ステー内を前記第1基板と第2基板とを接続する配線の配線収納スペースとしたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記ステーが少なくとも3本設けられ、該ステーが前記第1基板に対して平行で、かつ、お互いに平行に配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
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