JP4333395B2 - プリント配線板及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、各種電子機器用半導体装置を作製するための微細配線を有するプリント配線板に関する。
従来のプリント配線板は、同一配線層内において均一な厚みの配線層と接続端子を備えたもので、均一な厚みの銅箔をエッチングするかめっきによってほぼ均一な厚みの配線層を形成する。また、接続端子部のみに貴金属めっきを施して数μmの厚みの差を設けたものも一般的であるが、配線層及び接続端子を形成している銅等からなる導体層自体の厚みは基本的には同じである。
また、最近では半導体素子接続端子部の厚みを薄く形成したものや、多層配線基板の層間接続用ランドの接合性を改善する目的で該ランドに凹部を形成するものが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3及び特許文献4参照。)。
特許文献1は、COF用テープに関するもので、インナーリードの先端部を延長し、その先端部をリードより幅広の半導体素子接続端子を形成して、必要によりその高さを低く形成することで、半導体素子をフェイスダウンでボンディングする時の接続端子先端部の剥離防止と、接合領域のリード変形による接合不安定化防止と、ショート防止等を図っている。
特許文献2は、はんだバンプの接続を強化するために、はんだ接合パッドに球面状の凹部を設けたものである。
特許文献3は、層間の配線層の電気的接続を導電バンプの圧着接合にて行う多層配線基板において、多層配線基板の層間接続を確実にするため、配線パターンの圧着接合領域に、圧着接合面よりも小さなバンプ接合凹部を設けたものである。
特許文献4は、接続パッドの引出し線の一部に凹部を形成し、該凹部とその近傍を補強膜で覆っているので、ICチップをフリップチップ方式により搭載する場合溶融したはんだは表面張力により接続パッド上に溜められ接続パッドから引き出し線への流出が防止され、接続パッド及びその近傍の引き出し線の機械的強度を高めることができるとしている。
特開2003−249592号公報 特開2002−290022号公報 特開2002−252467号公報 特開平7−142849号公報
従来のプリント配線板の製造技術では、配線層とインナーリード及び半導体素子用接続端子は同じ厚みの銅箔であるため、ファインパターン形成部とそうでないところを同じ条件で製造しなければならず、パターン形成用原版のデザインを品種に合わせて最適化する必要があった。しかし、ファイン化が進展して配線層のピッチが50μmピッチから40μmピッチにファイン化すると、ファインなパターンに合わせて、薄い銅箔を選定してする方法が一般的になってきた。
例えば、通常使用する銅箔18μmに対し、パターンピッチ、線幅によって15μm銅箔を使用したり、12μm銅箔を使用したり、場合によっては9μm銅箔を使用するといった対応が必要となってくる。銅箔厚の異なる材料が数種類存在すると、間違えて使用する可能性が高く、サイズの違いなどを含めると種類は膨大となり、その調達と保管管理が大変になる。そのため、材料の種類を減らすことが求められている。
そして、銅箔の厚みを変えて製造しなければならないような難度の高い配線層は、エッチング時のサイドエッチ量の調整やセリフなどのダミーパターンをその品種に合わせて最適化する必要があり、それには配線パターン形成用のマスク製作と試作による実際の配線層の仕上がり測定を数回に渡って繰り返す必要があり、最初の試作から量産までの期間が長くなる傾向にあった。
また、半導体素子用接続端子やハンダボール用接続端子では接続端子周辺部の配線にクラックが生じ易いため、接続とその後の使用に耐えられる強度が必要となっていた。しかし、ファインパターン形成部が存在すると、それに合わせた薄い銅箔を使用しなければならない。そうすると、はんだボール用接続端子の強度が十分に得られないという問題がある。
本発明は上記問題点に鑑み考案されたもので、はんだボール用接続端子間及びランド間の配線層、インナーリード及び半導体素子用接続端子の所定領域をファイン化領域と設定し、その領域の膜厚を薄膜化処理することにより、通常の厚さの銅箔を用いても微細パターンを容易に再現できるプリント配線板及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を達成するために、絶縁基材上に、はんだボール用接続端子もしくは、ランドと、配線層の配線パターンとが形成されてなるプリント配線板であって、近隣の2つのはんだボール用接続端子間の領域もしくは、近隣の2つのランド間の領域であって、該領域に他の領域よりも微細なピッチの配線パターンが配置された領域をファイン化領域と定義し、前記ファイン化領域の配線パターンが、前記ファイン化領域以外の領域の配線パターンよりも膜厚が薄く線幅が細く形成されていることを特徴とするプリント配線板としたものである。
また、本発明は、絶縁基材上に、はんだボール用接続端子と、配線層の配線パターンと、インナーリード及び前記インナーリードの先端部に半導体素子用接続端子が形成されてなるプリント配線板であって、近隣の2つのはんだボール用接続端子間の領域であって、該領域に他の領域よりも微細なピッチの配線パターンが配置された領域をファイン化領域と定義し、インナーリード及び前記インナーリードの先端の半導体素子用接続端子が他の領域の配線パターンよりも微細パターンで構成されている領域もファイン化領域と定義し、前記ファイン化領域の配線パターンが、前記ファイン化領域以外の領域の配線パターンよりも膜厚が薄く線幅が細く形成されていることを特徴とする半導体装置用のプリント配線板である。
また、本発明は、少なくとも絶縁基材上に、はんだボール用接続端子もしくは、ランドと配線層の配線パターンをエッチングにより形成する工程と、近隣の2つのはんだボール用接続端子間の領域もしくは、近隣の2つのランド間の領域であって、該領域に他の領域よりも微細なピッチの配線パターンが配置される領域をファイン化領域と定義し、次に、前記ファイン化領域を除く領域にレジストパターンを形成する工程と、次に、前記レジストパターンをマスクにしてファイン化領域の配線層を所定量エッチングする工程とを有することを特徴とするプリント配線板の製造方法としたものである。
また、本発明は、少なくとも絶縁基材上に、はんだボール用接続端子と配線層の配線パターンと、インナーリード及びインナーリードの先端部に半導体素子用接続端子をエッチン
グにより形成する工程と、近隣の2つのはんだボール用接続端子間の領域であって、該領域に他の領域よりも微細なピッチの配線パターンが配置される領域をファイン化領域と定義し、インナーリード及び半導体素子用接続端子が他の領域の配線パターンよりも微細パターンで構成される領域もファイン化領域と定義し、次に、前記ファイン化領域を除く領域にレジストパターンを形成する工程と、次に、前記レジストパターンをマスクにしてファイン化領域の配線層を所定量エッチングする工程とを有することを特徴とする半導体装置用のプリント配線板の製造方法である。
本発明のプリント配線板は、微細パターンが部分的に存在しても、パターン形成用原版のデザインを品種に合わせて最適化する必要がなくなり、試作から量産までの期間を大幅に短縮することができる。そして、微細パターンのファイン化が更に進展してもパターンに合わせた薄い銅箔を選定する必要もなくなる。
また、銅箔厚の微妙に異なる材料を何種類も用意する必要がなくなるため、材料を間違えて使用する可能性がなくなり、材料の調達と保管管理が容易になった。
図1(a)には、本発明のプリント配線板の一実施例を示す部分模式平面図を、図1(b)には、図1(a)の模式平面図をA−A’線で切断した模式構成断面図を、図1(c)には、図1(a)の模式平面図をB−B’線で切断した模式構成断面図をそれぞれ示す。図1(a)のプリント配線板は、本発明のプリント配線板の一実施例を示すもので、絶縁性樹脂フィルムからなる絶縁基材11にはんだボール用接続端子もしくはランド間に複数の配線層を配設したもので、はんだボール用接続端子もしくはランド23間の配線層22aがファイン化領域と設定されており、この配線層22aは、他の配線層22より、薄く、かつ細く形成されている。
図4(a)には、本発明のプリント配線板の他の実施例を示す半導体装置用基板の模式平面図を、図4(b)には、図4(a)の模式平面図をC−C’線で切断した模式構成断面図を、図4(c)には、図4(a)の模式平面図をD−D’線で切断した模式構成断面図を、図5(a)には、半導体装置用基板の途中工程の模式平面図を、図5(b)には、図5(a)の模式平面図をC−C’線で切断した模式構成断面図を、図5(c)には、図5(a)の模式平面図をD−D’線で切断した模式構成断面図をそれぞれ示す。
図4(a)の半導体装置用基板は、本発明のプリント配線板の他の実施例を示すもので、絶縁性樹脂フィルムからなる絶縁基材11に、デバイスホール15、はんだボール用接続端子26、インナーリード24a及びインナーリード24aの先端部に半導体素子用接続端子24bを形成したもので、図5(a)に示すように、インナーリード24a及び半導体素子用接続端子24bがファイン化領域と設定されており、このファイン化領域のインナーリード2a及び半導体素子用接続端子24bは、他の配線層よりも薄く、かつ細く形成されている。
本発明係るプリント配線板の製造方法は、絶縁性樹脂フィルムからなる絶縁基材11上に、ランド、はんだボール用接続端子、配線層、インナーリード及び半導体素子用接続端子等を公知のプロセスで形成し、配線層、インナーリード及び半導体素子用接続端子の所定領域をファイン化領域に設定し、ファイン化領域を除く領域をレジストパターンでマスキングし、ファイン化領域に設定された配線層、インナーリード及び半導体素子用接続端子を所定量エッチングすることにより、他の配線層よりも薄くて、細い配線層、インナーリード及び半導体素子用接続端子を形成するものである。
この結果、通常の配線パターンと微細パターンが混在したプリント配線板であっても、ファイン化領域の配線層、インナーリード及び半導体素子用接続端子は形状再現性に優れたものが得られる。
以下、図1(a)に示すプリント配線板の作製法について説明する。
図2(a)〜(g)及び図3(a)〜(g)に、本発明に係るプリント配線板の製造工程の模式構成断面図を示す。図2(a)〜(g)は図1(a)をA−A’線で切断した模式構成断面図、図3(a)〜(g)は図1(a)をB−B’線で切断した模式構成断面図を示す。
まず、ポリイミドフィルム等からなる絶縁基材11に接着剤フィルムをラミネートする等の方法で接着剤層12を形成し、所定厚の銅箔21を接着剤層12上にラミネートして、銅箔21が積層された基材を作製する(図2(a)及び図3(a)参照)。
次に、銅箔21表面を洗浄後ドライフィルムをラミネートする等の方法で感光層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、レジストパターン31を形成する(図2(b)及び図3(b)参照)。
次に、レジストパターン31をマスクにして銅箔21を塩化第2鉄溶液等のエッチング液を用いてスプレーエッチングし(図2(c)及び図3(c)参照)、専用の剥離液でレジストパターン31aを剥離処理し、絶縁基材11上に配線層22及びランド23を形成する(図2(d)及び図3(d)参照)。
次に、ランド23間に配設された配線層22の所定領域をファイン化領域に設定する(図1(a)参照)。
次に、配線層22及びランド23が形成された絶縁基材11上にドライフィルムをラミネートする等の方法で感光層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、図1(a)に示すファイン化領域を除く領域にレジストパターン32を形成する(図2(e)及び図3(e)参照)。
次に、レジストパターン32をマスクにしてファイン化領域の配線層22を塩化第2鉄溶液等のエッチング液を用いて所定量エッチングし(図2(f)及び図3(f)参照)、専用の剥離液でレジストパターン32を剥離処理し、ランド23間に配線層22よりも薄く、かつ細く形成された配線層22aが形成されたプリント配線板を得る(図2(g)及び図3(g)及び図1(a)参照)。
ここで、ファイン化領域の配線層22をエッチングする際配線層22のパターン形状もテーパー形状が緩和され、テーパー形状が無くなり、配線層22a間の絶縁性も改善される。
また、ファイン化領域のエッチング量は銅箔の厚さ及びパターンピッチにより適宜設定されるが、1〜6μmの範囲が好適である。
以下、図4(a)に示す半導体装置用基板の作製法について説明する。
図6(a)〜(f)、図7(g)〜(k)及び図8(a)〜(f)に、本発明に係るプリント配線板(半導体装置用基板)の製造工程の模式構成断面図を示す。図6(a)〜(f)及び図7(g)〜(k)は図4(a)をC−C’線で切断した模式構成断面図、図8(a)〜(f)は図4(a)をD−D’線で切断した模式構成断面図を示す。
まず、ポリイミドフィルム等からなる絶縁基材11に接着剤フィルムをラミネートする等の方法で接着剤層12を形成する(図6(a)参照)。
次に、接着剤層12が形成された絶縁基材11を金型で打ち抜き、スプロケットホール13及びデバイスホール15を形成する(図6(b)参照)。
次に、所定厚の銅箔を接着剤層12上にラミネートして、銅箔21が積層された基材を作製する(図6(c)及び図8(a)参照)。
次に、銅箔21表面を洗浄後ドライフィルムをラミネートする等の方法で感光層33を形成し(図6(d)参照)、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、レジストパターン33aを形成する(図6(e)及び図8(b)参照)。
次に、レジストパターン33aをマスクにして銅箔21を塩化第2鉄溶液等のエッチング液を用いてエッチングし(図6(f)及び図8(c)参照)、専用の剥離液でレジストパターン33aを剥離処理し、絶縁基材11上にインナーリード24、配線層25、はんだボール用接続端子26を形成する(図7(g)、図8(d)及び図5(a)参照)。
次に、インナーリード24、配線層25、はんだボール用接続端子26が形成された絶縁基材11上にドライフィルムをラミネートする等の方法で感光層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、図5(a)に示すファイン化領域を除く領域にレジストパターン34を形成する(図7(h)参照)。
ここで、ファイン化領域は説明の便宜上インナーリード24周辺を設定したが、はんだボール用接続端子26間の配線層25も配線層ピッチが込み入ってくればファイン化領域の設定対象になりうる。
次に、レジストパターン34をマスクにしてファイン化領域のインナーリード24を塩化第2鉄溶液等のエッチング液を用いて定量エッチングし(図7(i)参照)、専用の剥離液でレジストパターン34を剥離処理し、配線層24よりも薄く、かつ細く形成されたインナーリード24a及びインナーリード24aの先端部に半導体素子用接続端子24bを形成する(図7(j)及び図8(e)参照)。
ここで、ファイン化領域のインナーリード24をエッチングする際インナーリードのパターン形状もテーパー形状が緩和されてテーパー形状が無くなり、インナーリード間の絶縁性も改善される。
また、ファイン化領域のエッチング量は銅箔の厚さ及びパターンピッチにより適宜設定されるが、1〜6μmの範囲が好適である。
最後に、感光性のソルダーレジストを印刷してソルダーレジスト層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、ソルダーレジストパターン41を形成して、ソルダーレジストパターン41をマスクにしてはんだボール用接続端子26及び半導体素子用接続端子24b上に電解ニッケルめっき、金めっきを順に施して絶縁基材11にはんだボール用接続端子26及び半導体素子用接続端子24bが形成された半導体装置用基板を得る(図7(k)、図8(f)及び図4(a)参照)。
以下実施例により本発明を詳細に説明する。
まず、50μmのポリイミドフィルム(ユーピレックスS(商品名):宇部興産株式会社製)からなる絶縁基材11の片面に接着剤(タイプX(商品名)、株式会社巴川製紙所製)シートをラミネートして12μm厚の接着剤層12を形成し、ラミネーターを用いて、設定温度120℃、ラミネートローラー圧0.2MPa、ラミネート速度1.2m/分で18μm厚の銅箔21を接着剤層12にラミネートした。その後、オーブンで段階的に加熱していき、最終的には140℃で5時間保持して接着剤を完全に硬化させ、銅箔21が積層された基材を作製した(図2(a)及び図3(a)参照)。
次に、銅箔21表面を洗浄後、10μm厚のドライフィルムレジスト(SUNFORT(商品名):旭化成株式会社製)をロール温度105℃、圧力0.3MPa、ラミネート速度1.5m/分でラミネートし、感光層を形成し、投影型露光装置を用いて、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、レジストパターン31を形成した(図2(b)及び図3(b)参照)。
次に、レジストパターン31をマスクにして50℃に加熱した塩化第2鉄溶液をスプレーで吹き付けて、露出した銅箔21をエッチングし(図2(c)及び図3(c)参照)、50℃の3%水酸化ナトリウム溶液をスプレーし、レジストパターン31を剥離し、絶縁基材11上に配線層22及びランド23を形成した(図2(d)、図3(d)及び図1(a)参照)。
ここで、ランド23間の配線層22のピッチは30μmであった。
次に、40μm厚のドライフィルムレジスト(SUNFORT(商品名):旭化成株式会社製)をロール温度105℃、圧力0.4MPa、ラミネート速度1.2m/分でラミネートして感光層を形成し、投影型露光装置にて所定のパターン露光を行い、30℃、1%の炭酸ナトリウム溶液を約30秒間スプレー現像してパターニング処理を行い、図1(a)に示すファイン化領域を除く領域にレジストパターン32を形成した(図2(e)及び図3(e)参照)。
次に、レジストパターン32をマスクにしてファイン化領域のインナーリード22を塩化第2鉄溶液にて2μm程度スプレーエッチングし(図2(f)及び図3(f)参照)、50℃3%水酸化ナトリウム溶液をスプレーで吹き付けてレジストパターン32を剥離処理し、配線層22よりも2μm程度薄く、かつ5μm程細く形成されたランド23間の配線層22aを形成したプリント配線板を得た(図2(g)、図3(g)及び図1(a)参照)。
ここで、ファイン化領域の配線層22をエッチングする際配線層22のパターン形状もテーパー形状が緩和され、テーパー形状が無くなり、配線層22a間の絶縁性も改善された。
まず、50μmのポリイミドフィルム(ユーピレックスS(商品名):宇部興産株式会社製)からなる絶縁基材11の片面に接着剤(タイプX(商品名)、株式会社巴川製紙所製)シートをラミネートして12μm厚の接着剤層12を形成した(図6(a)参照)。
次に、絶縁基材11の所定位置を金型で打抜いてスプロケットホール13及びデバイスホール15を形成した(図6(b)及び図5(a)参照)。
次に、ラミネーターを用いて、設定温度120℃、ラミネートローラー圧0.2MPa、ラミネート速度1.2m/分で18μm厚の銅箔21を接着剤層12にラミネートした。その後、オーブンで段階的に加熱していき、最終的には140℃で5時間保持して接着剤を完全に硬化させ、銅箔21が積層された基材を作製した(図6(c)及び図8(a)参照)。
次に、銅箔21表面を洗浄後、10μm厚のドライフィルムレジスト(SUNFORT(商品名):旭化成株式会社製)をロール温度105℃、圧力0.3MPa、ラミネート速度1.5m/分でラミネートし、感光層33を形成した(図6(d)参照)。
次に、投影型露光装置を用いて、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、レジストパターン33aを形成した(図6(e)及び図8(b)参照)。
次に、レジストパターン33aをマスクにして50℃に加熱した塩化第2鉄溶液をスプレーで吹き付けて、露出した銅箔21をエッチングし(図6(f)及び図8(c)参照)、50℃の3%水酸化ナトリウム溶液をスプレーし、レジストパターン33aを剥離し、絶縁基材11上にインナーリード24、配線層25、はんだボール用接続端子26を形成した(図7(g)、図8(d)及び図5(a)参照)。
ここで、インナーリード24のピッチは35μmであった。
次に、40μm厚のドライフィルムレジスト(SUNFORT(商品名):旭化成株式会社製)をロール温度105℃、圧力0.4MPa、ラミネート速度1.2m/分でラミネートして感光層を形成し、投影型露光装置にて所定のパターン露光を行い、30℃、1
%の炭酸ナトリウム溶液を約30秒間スプレー現像してパターニング処理を行い、図5(a)に示すファイン化領域を除く領域にレジストパターン34を形成した(図7(h)参照)。
次に、レジストパターン34をマスクにしてファイン化領域のインナーリード24を塩化第2鉄溶液にて表裏合計で5μm程度スプレーエッチングし(図7(i)参照)、50℃3%水酸化ナトリウム溶液をスプレーで吹き付けてレジストパターン34を剥離処理し、配線層25よりも6μm程度薄く、かつ3μm程細く形成されたインナーリード24a及びインナーリード24aの先端部に半導体素子用接続端子24bを形成した(図7(j)及び図8(e)参照)。
最後に、感光性のソルダーレジストを印刷してソルダーレジスト層を形成し、パターン露光、現像等の一連のパターニング処理を行って、ソルダーレジストパターン41を形成して、ソルダーレジストパターン41をマスクにしてはんだボール用接続端子26及び半導体素子用接続端子24b上に電解ニッケルめっき、金めっきを順に施して、絶縁基材11にはんだボール用接続端子26及び半導体素子用接続端子24bが形成された半導体装置用基板を得た(図7(k)、図8(f)及び図4(a)参照)。
(a)は、本発明に係るプリント配線板の一実施例を示す模式平面図である。
(b)は、(a)をA−A’線で切断した模式構成断面図である。
(c)は、(a)をB−B’線で切断した模式構成断面図である。
(a)〜(g)は、本発明に係るプリント配線板の製造工程の一例を示すA−A’線で切断した模式構成断面図である。 (a)〜(g)は、本発明に係るプリント配線板の製造工程の一例を示すB−B’線で切断した模式構成断面図である。 (a)は、本発明に係るプリント配線板の他の実施例を示す半導体装置用基板の模式平面図である。
(b)は、(a)をC−C’線で切断した模式構成断面図である。
(c)は、(a)をD−D’線で切断した模式構成断面図である。
(a)は、本発明に係るプリント配線板の他の実施例を示す半導体装置用基板の途中工程を示す模式平面図である。
(b)は、(a)をC−C’線で切断した模式構成断面図である。
(c)は、(a)をD−D’線で切断した模式構成断面図である。
(a)〜(f)は、本発明に係るプリント配線板の他の実施例を示す半導体装置用基板の製造方法における工程の一部を示すC−C’線で切断した模式構成断面図である。 (g)〜(k)は、本発明に係るプリント配線板の他の実施例を示す半導体装置用基板の製造方法における工程の一部を示すC−C’線で切断した模式構成断面図である。 (a)〜(f)は、本発明に係るプリント配線板の他の実施例を示す半導体装置用基板の製造工程を示すD−D’線で切断した模式構成断面図である。
符号の説明
11……絶縁基材
12……接着剤層
13……スプロケットホール
15……デバイスホール
21……銅箔
22、25……配線層
22a……薄膜化された配線層
23……ランド
31、32、33a、34……レジストパターン
24……インナーリード
24a……薄膜化されたインナーリード
24b……半導体素子用接続端子
26……ハンダボール用接続端子
33……感光層
41……ソルダーレジストパターン

Claims (4)

  1. 絶縁基材上に、はんだボール用接続端子もしくは、ランドと、配線層の配線パターンとが形成されてなるプリント配線板であって、近隣の2つのはんだボール用接続端子間の領域もしくは、近隣の2つのランド間の領域であって、該領域に他の領域よりも微細なピッチの配線パターンが配置された領域をファイン化領域と定義し、前記ファイン化領域の配線パターンが、前記ファイン化領域以外の領域の配線パターンよりも膜厚が薄く線幅が細く形成されていることを特徴とするプリント配線板。
  2. 絶縁基材上に、はんだボール用接続端子と、配線層の配線パターンと、インナーリード及び前記インナーリードの先端部に半導体素子用接続端子が形成されてなるプリント配線板であって、近隣の2つのはんだボール用接続端子間の領域であって、該領域に他の領域よりも微細なピッチの配線パターンが配置された領域をファイン化領域と定義し、インナーリード及び前記インナーリードの先端の半導体素子用接続端子が他の領域の配線パターンよりも微細パターンで構成されている領域もファイン化領域と定義し、前記ファイン化領域の配線パターンが、前記ファイン化領域以外の領域の配線パターンよりも膜厚が薄く線幅が細く形成されていることを特徴とする半導体装置用のプリント配線板。
  3. 少なくとも絶縁基材上に、はんだボール用接続端子もしくは、ランドと配線層の配線パターンをエッチングにより形成する工程と、近隣の2つのはんだボール用接続端子間の領域もしくは、近隣の2つのランド間の領域であって、該領域に他の領域よりも微細なピッチの配線パターンが配置される領域をファイン化領域と定義し、次に、前記ファイン化領域を除く領域にレジストパターンを形成する工程と、次に、前記レジストパターンをマスクにしてファイン化領域の配線層を所定量エッチングする工程とを有することを特徴とするプリント配線板の製造方法。
  4. 少なくとも絶縁基材上に、はんだボール用接続端子と配線層の配線パターンと、インナーリード及びインナーリードの先端部に半導体素子用接続端子をエッチングにより形成する工程と、近隣の2つのはんだボール用接続端子間の領域であって、該領域に他の領域よりも微細なピッチの配線パターンが配置される領域をファイン化領域と定義し、インナーリード及び半導体素子用接続端子が他の領域の配線パターンよりも微細パターンで構成される領域もファイン化領域と定義し、次に、前記ファイン化領域を除く領域にレジストパターンを形成する工程と、次に、前記レジストパターンをマスクにしてファイン化領域の配線層を所定量エッチングする工程とを有することを特徴とする半導体装置用のプリント
    配線板の製造方法。
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