JP4332761B2 - エンジンの点火コイル装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、開磁路型のエンジンの点火コイル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、二次側コイルボビンの中空軸内に一次側コイルボビンが装着され、一次側コイルボビンの中空軸内に棒状のコアが挿入されたコイルユニットを円筒状のコイルケース内に入れて、内部に絶縁性の溶融樹脂を注入し、その注入樹脂を固化することによって一体的に成形され、そのコイルケースの下側部分に設けられた高圧ターミナルに点火プラグを直接差し込むようにした開磁路型のエンジンの点火コイル装置にあって、一次電流の断続に際して磁束量の大きな変化が得られるように、棒状のコアの両端に逆バイアス用の永久磁石をそれぞれ設けるようにしている。
【0003】
従来、棒状のコアの両端に逆バイアス用の永久磁石を設けるに際して、コアの永久磁石に近い部分ではその磁化力が強く、永久磁石から離れた部分ではその磁化力が弱くなって、比較的長い磁路をもったコアにおける部分的な磁化力のバラツキが点火コイルの性能を低下させてしまうのを抑制するために、永久磁石による磁化力が強い部分では一次コイルの巻数を多くし、その磁化力が弱い部分では一次コイルの巻数を少なくするようにして全体のバランスをとるようにしている(特開平4−18716号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、棒状のコアの両端にそれぞれ永久磁石を設けたときのコアにおける部分的な磁化力のバラツキを抑制するために、永久磁石による磁化力が強い部分では一次コイルの巻数を多くし、その磁化力が弱い部分では一次コイルの巻数を少なくするようにして全体のバランスをとるようにするのでは、ボビンに一次コイルを巻回する際に部分的に巻数を可変にする必要があり、その管理が煩雑になってしまうことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、両端に永久磁石が設けられた棒状のコアの外周囲に一次コイルボビンおよび二次コイルボビンが同軸状に配されたエンジンの点火コイルにおいて、ボビンに一次コイルを巻回する際に部分的に巻数を可変にするようなことなく容易に永久磁石によるコアの部分的な磁化力のバラツキを抑制することができるようにするべく、一次コイルボビンのコイルが巻装される軸部の軸方向における中央部分およびその両側の対称となる箇所に、それぞれの箇所における永久磁石によるコアの磁化力のバラツキの程度に応じた幅に設定されたコイルの巻回を排除する仕切りを設けるようにしている。
【0006】
【実施例】
図1は本発明が適用されるエンジンの点火コイル装置の一構成例を示しており、それが、内部にコイルユニットが入れられる円筒状のコイルケース1の部分と、そのコイルケース1の下方の開口部に嵌め込まれて装着されるプラグカバー2の部分とからなっている。
【0007】
コイルケース1の内部には、一次コイル5が巻装されたコイルボビン6の中空軸内に二次コイル7が巻装されたコイルボビン8が同軸状に装着されて、その一次側のコイルボビン6の中空軸内に、断面が円形の棒状の積層コア9が挿入されたコイルユニットが収納されている。そのコア9の両端には、一次電流の断続に際して磁束量の大きな変化が得られるように、逆バイアス用の永久磁石10がそれぞれ取り付けられている。
【0008】
二次側のコイルボビン8の下方の端部には、その中央部分に突出して高圧端子の取付部11が一体的に形成されている。また、その取付部11の先端部分に取り付けられる高圧端子12には、点火プラグ15との電気的接続をとるための接触子13が装着されている。
【0009】
一次側のコイルボビン6、二次側のコイルボビン8、コア9、永久磁石10、高圧端子12および接触子13からなる組立体がコイルケース1内に収納されるに際して、接触子13がプラグケース2の中央部分に形成されている孔の外方に突出した状態で、その組立体がコイルケース1内に所定に位置決めされるようになっている。
【0010】
そして、コイルケース1内に組立体が所定に位置決めされた状態で、上方の開口部から溶融されたエポキシなどの絶縁性樹脂が注入されて、その絶縁性樹脂が固化されることによって全体が一体的に成形される。
【0011】
プラグカバー2の先端には点火プラグ14を保持するプラグラバー15が装着されている。そして、プラグカバー2内に点火プラグ14が差し込まれたときに、その点火プラグ14の先端が接触スプリング13に接触して電気的な接続がとられるようになっている。
【0012】
このように構成されたエンジンの点火コイル装置にあって、特に本発明では、図1および図2に示すように、一次コイル5が巻装されるコイルボビン6の軸部のほぼ中央部分に所定幅wをもった仕切り61を設けて、その分だけ一次コイル5の巻回を排除するようにしている。
【0013】
しかして、そのコイルボビン6の中空軸内に挿入されている捧状のコア9の両端に永久磁石10をそれぞれ設けるに際して、両端の永久磁石10からそれぞれ離れて逆バイアスの磁化力が最も弱くなる中央部分における一次コイル5の巻回数をほぼ零にすることができ、永久磁石10によるコア9の中央部分における磁化力のバラツキを抑制することができるようになる。
【0014】
その際、永久磁石10によるコア9の中央部分における磁化力のバラツキの程度に応じて仕切り61の幅wを調整することによって、そのバラツキを有効に抑制することができるようになる。
【0015】
そして、棒状のコマ9の両端に永久磁石10を設けると一次電流の立上がりが遅くなるが、仕切り61によって一次コイル5を仕切ることによって、その分インダクタンスが小さくなって一次電流の達上がりを速くすることができるようになる。
【0016】
したがって、エンジンが高回転時にあって、一次電流の立上がりが速くなることによって短時間で充分大きな一次電流を得ることができるようになる。
【0017】
また、一次コイル5が巻装されるコイルボビン6の軸部の適宜箇所に、それぞれの箇所における永久磁石10によるコア9の磁化力のバラツキの程度に応じて所定の幅に設定された仕切りを複数設けるようにすれば、磁化力のバラツキをより有効に抑制することができるようになる。
【0018】
図3は、一次コイル5が巻装されるコイルボビン6の軸部における中央部分に幅w1をもった仕切り61を設けるとともに、その両側の対称となる位置に、それぞれ幅w2(w2<w1)をもった仕切り62,63を設けるようにしている。
【0019】
なお、ここでは、一次コイル5の巻回を2層とし、最初の1層目は密巻きとして、2層目で巻数の調整を行うようにしている。
【0020】
【効果】
以上、本発明は、両端に永久磁石が設けられた棒状のコアの外周囲に一次コイルボビンおよび二次コイルボビンが同軸状に配されたエンジンの点火コイルにおいて、一次コイルボビンのコイルが巻装される軸部の軸方向における中央部分およびその両側の対称となる箇所に、それぞれの箇所における永久磁石によるコアの磁化力のバラツキの程度に応じた幅に設定されたコイルの巻回を排除する仕切りを設けるようにしたもので、ボビンに一次コイルを巻回する際に部分的に巻数を可変にするようなことなく容易に永久磁石によるコアの部分的な磁化力のバラツキを抑制することができるという優れた利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるエンジンの点火コイル装置を示す正断面図である。
【図2】同実施例における一次コイルが巻装されるコイルボビンの一構成例を示す正面図である。
【図3】同実施例における一次コイルが巻装されるコイルボビンの他の構成例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 コイルケース
2 プラグカバー
6 一次側のコイルボビン
8 二次側のコイルボビン
9 コア
10 永久磁石
61 仕切り
62 仕切り
63 仕切り

Claims (1)

  1. 両端に永久磁石が設けられた棒状のコアの外周囲に一次コイルボビンおよび二次コイルボビンが同軸状に配されたエンジンの点火コイルにおいて、一次コイルボビンのコイルが巻装される軸部の軸方向における中央部分およびその両側の対称となる箇所に、それぞれの箇所における永久磁石によるコアの磁化力のバラツキの程度に応じた幅に設定されたコイルの巻回を排除する仕切りを設けたことを特徴とするエンジンの点火コイル装置。
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