JP2006310773A - 点火コイル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】点火コイルは、1次コイル及び2次コイル22と中心コア4とを備えた円筒部と、該円筒部の先端部に形成したプラグ取付部とを有してなる。2次コイル22は、円筒状の2次スプール3に巻回されており、2次スプール3の内側には中心コア4が配置されている。2次スプール3は、上記先端部から離れるに従って拡径する内周面を有するテーパ内面部32、34を軸方向の少なくとも一部に有している。中心コア4は、上記先端部から離れるに従って拡径する外周面を有するテーパ外面部42、44を軸方向の少なくとも一部に有している。2次スプール3のテーパ内面部32、34と中心コア4のテーパ外面部42、44とは、対向する位置に設けられている。
【選択図】図2
Description
従来の点火コイルは、中心コアの外径を拡大しようとすれば、点火コイル全体の寸法を大きくする必要があり、そして寸法を大きくした点火コイルをエンジンのプラグホール内に収納するためには、プラグホールの内径を拡大しなければならない。ところが、プラグホールの寸法は、エンジンの小型化等により制約される場合があるため、点火コイルの寸法を大きくしてしまうとプラグホール内に収納できないおそれがある。
上記1次コイル及び2次コイルのうち内周側に配置される内周側コイルは、円筒状のスプールに巻回されており、
該スプールの内側には中心コアが配置されており、
上記スプールは、上記2次コイルの高電圧側に位置する高電圧側端部から離れるに従って拡径する内周面を有するテーパ内面部を軸方向の少なくとも一部に有しており、
上記中心コアは、上記2次コイルの高電圧側に位置する高電圧側端部から離れるに従って拡径する外周面を有するテーパ外面部を軸方向の少なくとも一部に有しており、
上記スプールの上記テーパ内面部と上記中心コアの上記テーパ外面部とは、互いに径方向に対向する位置に設けられていることを特徴とする点火コイルにある(請求項1)。
そのため、従来において内周側コイルを巻回するスプールのテーパ内面部と上記中心コアとの間に形成されていた余分な隙間には、上記中心コアのテーパ外面部が配置される。そして、この部分において、上記中心コアの外径は拡大され、断面積も大きくなる。ただし、これに伴って上記点火コイル自体の寸法が変わることはない。
また、上記点火コイルは、全体の寸法を維持した状態で高出力化及び性能の向上を実現することができるため、全体の寸法を小さくしても、従来と同じ性能を維持することができる。よって、上記点火コイルは、性能を維持した状態で小型化を図ることも可能である。
上記2次コイルは、円筒状の2次スプールに巻回されており、
該2次スプールの内側には中心コアが配置されており、
上記2次スプールは、上記2次コイルの高電圧側に位置する高電圧側端部から離れるに従って拡径する内周面を有するテーパ内面部を軸方向の少なくとも一部に有しており、
上記中心コアは、上記2次コイルの高電圧側に位置する高電圧側端部から離れるに従って拡径する外周面を有するテーパ外面部を軸方向の少なくとも一部に有しており、
上記2次スプールの上記テーパ内面部と上記中心コアの上記テーパ外面部とは、互いに径方向に対向する位置に設けられていることを特徴とする点火コイルにある(請求項11)。
そのため、本発明によっても、全体の寸法を変えることなく、高出力化及び性能の向上を図ることができる点火コイルを提供することができる。
上記1次コイルは、円筒状の1次スプールに巻回されており、
該1次スプールの内側には中心コアが配置されており、
上記1次スプールは、上記2次コイルの高電圧側に位置する高電圧側端部から離れるに従って拡径する内周面を有するテーパ内面部を軸方向の少なくとも一部に有しており、
上記中心コアは、上記2次コイルの高電圧側に位置する高電圧側端部から離れるに従って拡径する外周面を有するテーパ外面部を軸方向の少なくとも一部に有しており、
上記1次スプールの上記テーパ内面部と上記中心コアの上記テーパ外面部とは、互いに径方向に対向する位置に設けられていることを特徴とする点火コイルにある(請求項12)。
そのため、本発明によっても、全体の寸法を変えることなく、高出力化及び性能の向上を図ることができる点火コイルを提供することができる。
上記中心コアの低電圧側端部は上記2次コイルの低電圧側となるため、上記中心コアの低電圧側端部と上記2次コイルとの間の電気的な絶縁性を保つための距離は、上記2次コイルの高電圧側(上記中心コアの高電圧側端部)よりも短くてよい。そのため、上記中心コアの低電圧側端部に最も径の大きい上記径大部を設けることが可能である。
そして、上記中心コアの低電圧側端部は、該中心コアを通過する磁束の漏洩が大きい部分である。したがって、上記中心コアの低電圧側端部に最も断面積の大きい上記径大部を有することにより、磁束の漏洩を大幅に低減させることができる。また、これと共に、上記中心コアを通過する磁束を増大させることができる。
この場合には、上記径大部の径をより大きくすることができる。そのため、上記中心コアを通過する磁束をさらに増大させることができる。
この場合には、上記点火コイルの使用時において、上記中心コアの軸心のずれを充分に抑制することができる。また、上記中心コアを上記スプールの内側に取り付けることが容易となる。
このとき、上記永久磁石は、上記1次コイルによって発生する磁束と逆方向の磁束が発生するような向きに配設する。
この場合には、上記永久磁石が発生する磁束によって逆バイアスをかけることができる。そのため、上記2次コイルに生ずる誘導起電力をさらに増大させることができる。上記永久磁石は、その外径が大きければ大きいほど、上記の効果を発揮することができる。
上記圧粉コアは、例えば、軟磁性材料の粉末粒子をコア型に充填し、圧縮成形することにより作製することができる。そして、上記コア型の型面形状を変化させることにより、上記圧粉コアの形状を自由に設定することができる。つまり、上記中心コアを圧粉コアより構成することにより、該中心コアの形状を自由に設定することができ、複雑な形状にも対応することができる。それ故、本発明の上記テーパ外面部を有する上記中心コアの作製を容易に実現することができる。
なお、上記圧粉コアに用いる軟磁性材料としては、公知の、あるいは今後開発されるあらゆる材料を適用可能である。
この場合には、中心コアの軸心をスプールの軸心に合わせることが容易であると共に、スプールへの中心コアの組付を容易にすることができる。
この場合にも、中心コアの軸心をスプールの軸心に合わせることが容易であると共に、スプールへの中心コアの組付を容易にすることができる。
本発明の実施例にかかる点火コイルについて、図1、図2を用いて説明する。
本例の点火コイル1は、図1に示すごとく、同心円状に巻回した1次コイル21及び2次コイル22と中心コア4とを備えた円筒部2と、スパークプラグを取り付けるために円筒部2の先端部201に形成したプラグ取付部711とを有してなる。
また、本例の点火コイル1は、円筒部2及びプラグ取付部711をエンジンのプラグホール内に配置して使用するスティックタイプのものである。本例の点火コイル1においては、2次コイル22の高電圧側巻線端部は、円筒部2の先端側に位置する。
そして、本例において、先端部又は先端側は、高電圧側端部又は高電圧側のことを意味し、後端部又は後端側は、低電圧側端部又は低電圧側のことを意味する。
内周側コイルとしての2次コイル22は、円筒状のスプールとしての2次スプール3に巻回されており、2次スプール3の内側には中心コア4が配置されている。2次スプール3は、円筒部2の先端部201(図1)から離れるに従って拡径する内周面を有するテーパ内面部32、34を軸方向の一部に有している。また、中心コア4は、円筒部2の先端部201(図1)から離れるに従って拡径する外周面を有するテーパ外面部42、44を軸方向の一部に有している。
そして、2次スプール3のテーパ内面部32、34と中心コア4のテーパ外面部42、44とは、互いに径方向に対向する位置に設けられている。
以下、これを詳説する。
また、中心コア4と2次コイル22との間、2次コイル22と1次コイル21との間、1次コイル21と外周コア23との間の各隙間には、絶縁樹脂29が充填されている。なお、本例では、絶縁樹脂29としてエポキシ樹脂を用いた。
図2に示すごとく、2次スプール3は、円筒部2の先端部201(図1)から離れるに従って、つまり、2次スプール3の先端部301から離れるに従って拡径する内周面を有するテーパ形状の第1テーパ内面部32及び第2テーパ内面部34と、内径が軸方向一定の内周面を有するストレート形状の第1ストレート内面部31、第2ストレート内面部33、及び第3ストレート内面部35とを有する。そして、2次スプール3の先端側から第1ストレート内面部31、第1テーパ内面部32、第2ストレート内面部33、第2テーパ内面部34、及び第3ストレート内面部35の順に設けられている。
また、本例の第1当接内面部38及び第2当接内面部39は、2次スプール3の内周面から突出した突起38、39として形成されている。これらの突起38、39は、2次スプール3の内周面308の周方向における複数箇所に形成されている。そして、中心コア4の径大部49及び先端部401を、各突起38、39に当接させることによって、2次スプール3の軸心に対して中心コア4の軸心を容易に合わせることができる。
また、2次スプール3の外周面309には、上述したとおり、1次コイル21よりも多い巻回数で絶縁被覆したワイヤが巻回されてなる2次コイル22が設けられている。
本例の点火コイル1において、2次スプール3は、円筒部2の先端部201から離れるに従って拡径する内周面を有するテーパ内面部32、34を有している。そして、中心コア4は、2次スプール3のテーパ内面部32、34に対向する位置に、円筒部2の先端部201から離れるに従って拡径する外周面を有するテーパ外面部42、44を有している。
そのため、従来において2次スプール3のテーパ内面部32、34と中心コア4との間に形成されていた余分な隙間には、中心コア4のテーパ外面部42、44が配置される。そして、この部分において、中心コア4の外径は拡大され、断面積も大きくなる。ただし、これに伴って点火コイル1自体の寸法が変わることはない。
また、点火コイル1は、全体の寸法を維持した状態で高出力化及び性能の向上を実現することができるため、全体の寸法を小さくしても、従来と同じ性能を維持することができる。つまり、点火コイル1は、性能を維持した状態で小型化を図ることも可能である。
また、中心コア4の径大部49は、2次スプール3における2次コイル22を巻回した巻回領域よりも後端側に配置されている。そのため、径大部49の径をより大きくすることができると共に、中心コア4を通過する磁束をさらに増大させることができる。
なお、永久磁石25は、配設しない構成とすることもできる。
なお、上記圧粉コアに用いる軟磁性材料としては、上述した公知の材料、あるいは今後開発されるあらゆる材料を適用可能である。
本例は、図3に示すごとく、実施例1の点火コイル1において、2次スプール3及び中心コア4の形状を変更した例である。
同図に示すごとく、2次スプール3は、2次スプール3の先端部301から離れるに従って拡径する内周面を有するテーパ形状の第1テーパ内面部311及び第2テーパ内面部312と、内径が軸方向一定の内周面を有するストレート形状のストレート内面部313とを有する。そして、2次スプール3の先端側から第1テーパ内面部311、第2テーパ内面部312、及びストレート内面部313の順に設けられている。
その他は、実施例1と同様の構成である。
その他は、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図4に示すごとく、実施例1の点火コイル1において、2次スプール3及び中心コア4の形状を変更した例である。
同図に示すごとく、2次スプール3は、2次スプール3の先端部301から離れるに従って拡径する内周面を有するテーパ形状のテーパ内面部321を有する。
また、中心コア4は、中心コア4の先端部401から離れるに従って拡径する外周面を有するテーパ形状のテーパ外面部421を有する。
つまり、本例では、2次スプール3の内周面308及び中心コア4の外周面409は、すべての部分が円筒部2の先端部201から離れるに従って拡径するテーパ形状となっている。また、本例では、テーパ外面部421の後端が最も径の大きい径大部49となる。
その他は、実施例1と同様の構成である。
その他は、実施例1と同様の作用効果を有する。
本例は、図5、図6に示すごとく、実施例1の点火コイル1において、点火コイル1の一部及び中心コア4の構成を変更し、円筒部2の後端部202にサイドプレート61及びアッパープレート62を配設した例である。
また、同じく円筒部2の後端部202には、軟磁性材料よりなる平板状のアッパープレート62がサイドプレート61の軸方向後端部612及び中心コア4の軸方向後端部402に対向するように配設されている。
また、中心コア4の中央部分47において、その一部に第2軟磁性材料52を用いてもよい。その際には、第2軟磁性材料52の構成位置を様々に変えることもできる。
また、図5に示すごとく、その他の基本的な構成は実施例1と同様である。
本例は、図7、図8に示すごとく、実施例4の点火コイル1において、2次スプール3及び中心コア4の形状を変更し、また円筒部2の後端部202にアッパープレート62を配設せず、サイドプレート61の形状を変更した例である。
また、同図に示すごとく、中心コア4の構成材料(第1軟磁性材料51及び第2軟磁性材料52)及びその構成位置は、実施例4と同様である。
また、図7に示すごとく、その他の基本的な構成は実施例4と同様である。
また、本例においても、点火コイル1全体の寸法を変えることなく、従来において2次スプール3のテーパ内面部311、312と中心コア4との間に形成されていた余分な隙間に中心コア4のテーパ外面部411、412を配置し、中心コア4の断面積を拡大することによって中心コア4における磁束の通過量を増大させる効果を有する。
その他は、実施例4と同様の作用効果を有し、点火コイル1は、さらなる高出力化を実現し、より高い性能を有するものとなる。
本例は、図9、図10に示すごとく、上記2次スプール3のテーパ内面部32に、中心コア4のテーパ外面部42と当接して、当該中心コア4の軸心を2次スプール3の軸心に合わせるための突起(調芯突起)381を設けた例である。
本例の調芯突起381は、2次スプール3と一体成形されており、テーパ内面部32の高電圧側端部から中央部分まで形成されている。また、調芯突起381は、2次スプール3の第1テーパ内面部32の周方向における複数箇所に形成されている。本例の調芯突起381は、周方向に略等間隔に4箇所形成されている。なお、調芯突起381は、中心コア4に当接する面積を小さくし、中心コア4の組付を容易にするために、周方向における3箇所以上に形成することが好ましい。
本例においても、点火コイル1のその他の構成は上記実施例1と同様であり、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
本例は、図11、図12に示すごとく、1次コイル21及び2次コイル22と中心コア4とを備えた頭部2を、エンジンのプラグホール8の外部に配置し、プラグホール8内には、スパークプラグを取り付けるためのプラグ取付部711を配置するよう構成した外部配置タイプの点火コイル1を示す例である。
これに対し、本例の点火コイル1は、図12に示すごとく、頭部2の軸方向をプラグホール8内に挿入配置するプラグ取付部711の軸方向に対して垂直に設けて構成することもできる。この場合には、プラグ取付部711は、1次コイル21、2次コイル22及び中心コア4を収容するコイルケース20の側部に取り付けることができる。
本例においても、点火コイル1のその他の構成は上記実施例1と同様であり、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
本例の点火コイル1Zは、図13、図14に示すごとく、1次コイル21Zと2次コイル22Zとのうち、内周側に配置する内周側コイルを、1次コイル21Zとした例である。また、本例においては、中心コア4を内側に配置するスプールは、1次コイル21Zを巻回する1次スプール3Zであり、2次コイル22Zは、円筒状の2次スプール221に巻回してある。
本例においても、点火コイル1Zのその他の構成は上記実施例1と同様であり、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。また、上記実施例2〜7は、本例においても同様に適用することができる。
22 2次コイル
3 2次スプール
32 第1テーパ内面部(テーパ内面部)
34 第2テーパ内面部(テーパ内面部)
4 中心コア
42 第1テーパ外面部(テーパ外面部)
44 第2テーパ外面部(テーパ外面部)
Claims (12)
- 同心円状に巻回した1次コイル及び2次コイルを有してなる点火コイルにおいて、
上記1次コイル及び2次コイルのうち内周側に配置される内周側コイルは、円筒状のスプールに巻回されており、
該スプールの内側には中心コアが配置されており、
上記スプールは、上記2次コイルの高電圧側に位置する高電圧側端部から離れるに従って拡径する内周面を有するテーパ内面部を軸方向の少なくとも一部に有しており、
上記中心コアは、上記2次コイルの高電圧側に位置する高電圧側端部から離れるに従って拡径する外周面を有するテーパ外面部を軸方向の少なくとも一部に有しており、
上記スプールの上記テーパ内面部と上記中心コアの上記テーパ外面部とは、互いに径方向に対向する位置に設けられていることを特徴とする点火コイル。 - 請求項1において、上記中心コアは、上記2次コイルの低電圧側に位置する低電圧側端部に、最も径の大きい径大部を有していることを特徴とする点火コイル。
- 請求項2において、上記中心コアの上記径大部は、上記スプールにおける上記内周側コイルを巻回した巻回領域よりも低電圧側に配置されていることを特徴とする点火コイル。
- 請求項2又は3において、上記スプールの低電圧側端部には、上記中心コアの上記径大部と当接して該中心コアの軸心調整可能な第1当接内面部を有しており、上記スプールの高電圧側端部には、上記中心コアの高電圧側端部と当接して該中心コアの軸心調整可能な第2当接内面部を有していることを特徴とする点火コイル。
- 請求項1〜4のいずれか1項において、上記中心コアの軸方向両端には、永久磁石が配設されていることを特徴とする点火コイル。
- 請求項1〜5のいずれか1項において、上記中心コアは、圧粉コアよりなることを特徴とする点火コイル。
- 請求項4において、上記第1当接内面部及び上記第2当接内面部は、上記スプールの内周面から突出した突起であり、該突起は、上記スプールの内周面の周方向における複数箇所に形成されていることを特徴とする点火コイル。
- 請求項1〜3のいずれか1項において、上記スプールにおける上記テーパ内面部には、上記中心コアにおける上記テーパ外面部と当接して、当該中心コアの軸心を当該スプールの軸心に合わせるための突起が設けられていることを特徴とする点火コイル。
- 請求項1〜8のいずれか1項において、上記内周側コイルは、上記2次コイルであり、上記スプールは、上記2次コイルを巻回する2次スプールであることを特徴とする点火コイル。
- 請求項1〜8のいずれか1項において、上記内周側コイルは、上記1次コイルであり、上記スプールは、上記1次コイルを巻回する1次スプールであることを特徴とする点火コイル。
- 同心円状に巻回した1次コイル及び2次コイルを有してなる点火コイルにおいて、
上記2次コイルは、円筒状の2次スプールに巻回されており、
該2次スプールの内側には中心コアが配置されており、
上記2次スプールは、上記2次コイルの高電圧側に位置する高電圧側端部から離れるに従って拡径する内周面を有するテーパ内面部を軸方向の少なくとも一部に有しており、
上記中心コアは、上記2次コイルの高電圧側に位置する高電圧側端部から離れるに従って拡径する外周面を有するテーパ外面部を軸方向の少なくとも一部に有しており、
上記2次スプールの上記テーパ内面部と上記中心コアの上記テーパ外面部とは、互いに径方向に対向する位置に設けられていることを特徴とする点火コイル。 - 同心円状に巻回した1次コイル及び2次コイルを有してなる点火コイルにおいて、
上記1次コイルは、円筒状の1次スプールに巻回されており、
該1次スプールの内側には中心コアが配置されており、
上記1次スプールは、上記2次コイルの高電圧側に位置する高電圧側端部から離れるに従って拡径する内周面を有するテーパ内面部を軸方向の少なくとも一部に有しており、
上記中心コアは、上記2次コイルの高電圧側に位置する高電圧側端部から離れるに従って拡径する外周面を有するテーパ外面部を軸方向の少なくとも一部に有しており、
上記1次スプールの上記テーパ内面部と上記中心コアの上記テーパ外面部とは、互いに径方向に対向する位置に設けられていることを特徴とする点火コイル。
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