JP4332104B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、スロットマシン等からなる遊技機に関し、より詳しくは、払い出されたメダルを貯留するカップの改良に関するものである。
遊技機は健全で手軽な大衆娯楽を提供するという大きな役割を果たすが、この遊技機には、パチンコ球を使用するパチンコ遊技機の他、メダルを用いるスロットマシンがある。
係るスロットマシンで遊技し、入賞すると、遊技機の筐体に内蔵されたホッパーユニットから扉の払出口に複数枚のメダルが払い出され、この複数枚のメダルがコインカップに貯留される。このコインカップは、図示しないが、上面の開口した横長のトップオープンボックス構造に形成され、扉の正面最下部に装着されて払出口の下方に位置する(特許文献1参照)。
特開2004‐167065号公報
従来の遊技機は、以上のように構成され、扉にコインカップが単に装着されるに止まるので、メダルが大量に払い出される場合には、コインカップの左右両側部に空き領域があるにもかかわらず、扉の払出口付近に近接したコインカップの中央部付近のみにメダルが貯留されて山のように堆積してしまうという大きな問題がある。
係る問題を解消する方法としては、遊技者がメダルの山を手で左右に崩して均す方法と、コインカップ内の略全域にメダルを払い出せるようメダル払出機構を設置する方法とがあげられる。
しかしながら、遊技中に遊技者がメダルの山を時間をかけて手で均す場合には、身をかがめた不自然な状態でメダルの山を手で均しながらリールの図柄を注視したり、操作ユニットを操作しなければならないので、遊技に対する貴重な集中力を欠くこととなり、しかも、メダルにより掌が汚れてしまうおそれが少なくない。
また、メダル払出機構を設置する場合には、上記問題を解消することができるものの、遊技機の筐体内や扉の裏面に、大きなスペースを占有するフレキシブルのメダル払出管路や駆動源等を設置しなければならず、構造の複雑化を招くという大きな問題が新たに生じることとなる。
本発明は上記に鑑みなされたもので、カップ内の同一箇所にメダルが山のように堆積するのを防止し、堆積したメダルの山を手で均したり、その際の手の汚染を防ぐことのできる遊技機を提供することを目的としている。
本発明においては上記課題を解決するため、開口した正面が扉により開閉される筐体に、メダルを払い出すホッパーユニットを内蔵し、筐体の扉に、ホッパーユニットからのメダルを外部に払い出す払出口を設けた遊技機であって、
の払出口から払い出されたメダルをその中央部付近で受けて支持するとともに、上下方向に屈曲可能な受基材によってメダルを貯留するカップと、
受基材の下方に配置され、受基材の中央部下面に圧接して押し上げて、受基材の中央部を断面山形に変形させて扉の払出口からカップ内に払い出されるメダルを少なくともカップ内の左右方向に分散させる突出位置及びこの突出位置から下降して山形に変形された受基材を断面板状に復帰させる基準位置に進退動可能な分散突起とを備え、
受基材は、外部操作に基づき基準位置または突出位置のいずれかの位置に保持されることを特徴としている。
なお、カップの周壁に、外部操作に基づき上下方向に回転する操作レバーを支持させ、この操作レバーの受基材の少なくとも一部に接触する先端部を分散突起とすることができる。
また、扉の下部とカップのいずれか一方に設置され、扉に設けられたスイッチの操作に基づき駆動する駆動部と、この駆動部の駆動に基づき上下方向に回転するレバーとを備え、このレバーの受基材の少なくとも一部に接触する先端部を分散突起とすることもできる。
ここで、特許請求の範囲における分散突起は、単数複数いずれでも良い。この分散突起としては、例えばカップの底部や内周面に固定される各種形状の突起、モータやシリンダの駆動に基づき、昇降して受基材の少なくとも一部を持ち上げる突起等があげられる。分散突起が進退動する場合の「進退動」には、少なくとも往復動や出没動が含まれる。また、受基材は、各種の金属、樹脂、ゴム、エラストマーシート等を使用して構成することができる。
受基材を構成する複数の板は、各種の金属、ゴム、樹脂等を使用して構成できる。この複数の板は、同じ大きさでも良いし、そうでなくても良い。また、分散突起を有する操作レバーやレバーとしては、例えば直線的あるいはJ字形、L字形、Z字形等に屈曲したバーやアーム等があげられる。
操作レバーやレバーの「回転」という用語には、少なくとも回動や揺動が含まれる。分散突起用の駆動部には、少なくとも各種のモータやソレノイド等のアクチュエータが含まれる。分散突起のレバーは、手動操作ではなく、駆動部の駆動により回転する場合、駆動部に直接的に接続されても良いし、歯車機構や減速機構等を介し間接的に接続されても良い。さらに、遊技機には、少なくともスロットマシンが含まれる。
本発明によれば、扉の払出口から払い出されたメダルは、分散突起に衝突してその前後左右、換言すれば、分散突起の周囲に分散する。したがって、カップ内の同一箇所にメダルが集中して山のように堆積するのを防止することができ、しかも、メダルの山を掌であえて崩して均す必要もないので、手の汚れを防ぐことができるという効果がある。また、分散突起を簡易な形状や構造に構成すれば、筐体内や扉の裏面に大きなスペースを占有することがないので、構造の複雑化を抑制することができる。
また、分散突起が操作レバーの先端部の場合において、受基材の少なくとも一部にメダルが堆積するのを防止したいときには、操作レバーを外部から操作してその先端部、すなわち、分散突起を受基材の少なくとも一部に下面側から接触させて押し上げ、この受基材の少なくとも一部に傾斜や高低差を付ければ、受基材の少なくとも一部を中心とした周囲に払いだされたメダルが分散する。
さらに、分散突起がレバーの先端部の場合において、受基材の少なくとも一部にメダルが堆積するのを防止したいときには、扉のスイッチを操作して駆動部を駆動させ、レバーの先端部、すなわち、分散突起を受基材の少なくとも一部に下面側から接触させて押し上げ、この受基材の少なくとも一部に傾斜や高低差を付ければ、受基材の少なくとも一部を中心とした周囲に払いだされたメダルが分散する。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を説明するが、先ず、遊技機の全体構成から説明する。
本実施形態における遊技機は、図1ないし図10に示すように、縦長の筐体ユニット1と、リールユニット42を内蔵して筐体ユニット1に着脱自在に取り付けられる分離ユニット40と、全体を制御する制御装置70と、これら筐体ユニット1、分離ユニット40、及び制御装置70に電力を供給する電源ユニット80とを備え、分離型のスロットマシンとして図示しないホールのシマと呼ばれる一ブロックに設置される。
筐体ユニット1は、正面の開口したフロントオープンボックスタイプの筐体2と、この筐体2に設置されるホッパーユニット3と、筐体2の開口した正面の下半分を開閉する扉4等とから構成される。筐体2は、図4に示すように、背面壁に、空気流通用の複数の通気孔5やメダルM用の補給口等がそれぞれ穿孔され、背面壁の内面下方には、演出音や報知音等を鳴り響かせる大型の背面スピーカ6が装着される。
筐体2の相対向する両側壁は上方向に向かうに従い徐々に狭まる縦長の台形にそれぞれ形成され、各側壁の中央部付近には、運搬用の把持孔7が略トラック形に穿孔される(図2ないし図5参照)。また、筐体2の両側壁の内面中央部間には図4や図5に示すように、筐体2の内部空間を上下に区画する棚板8が水平に架設され、各側壁の内面上部には、分離ユニット40を保持するキャッチクリップが螺着される。
ホッパーユニット3は、図4に示すように、筐体2の平坦な内底にトップオープンボックスタイプのキャッシュボックス9と共に左右に並べて搭載され、筐体2の補給口から上部のタンクに供給等された多数枚のメダルMを遊技結果に応じて払い出すよう機能する。
扉4は、図6等に示すように、筐体2の一側壁にヒンジ機構を介し回転可能に軸支される下部キャビネット10と、この下部キャビネット10の上部の操作プレート11に設置される操作ユニット12と、下部キャビネット10にコネクタや横長の下部リフレクター13を介して装着される扉枠14と、この扉枠14に着脱自在に嵌合される矩形のパネル15とから構成される。
下部キャビネット10は、その下部中央に、ホッパーユニット3からのメダルMを払い出す払出口16が矩形に穿孔されるとともに、この払出口16からのメダルMを貯留するコインカップ17が装着される(図6参照)。
下部キャビネット10の上部他側には、施錠・解錠用のドアロック18が内蔵され、このドアロック18の露出した鍵穴にキー19が挿入されて回転操作されることにより、筐体2の正面を覆う下部キャビネット10が開放可能となる。また、下部キャビネット10の上部他側の裏面には図7に示すように、コインセレクタ20、Rシュート21、キャンセルカバー22、及びセレクターブラケット23等が組み合わせて装着される。
操作ユニット12は、図1、図2、図6に示すように、下部キャビネット10の上部他側に投入口カバーを介して螺着されるメダル投入口24と、このメダル投入口24やドアロック18の鍵穴に近接するメダル返却ボタン25と、操作プレート11の上面一側部に装着される1BETボタン26と、この1BETボタン26の横方向に並べて装着されるMAXBETボタン27と、1BETボタン26の下方向に装着されるキャンセルボタン28と、このキャンセルボタン28の横方向に装着されて上下方向に揺動可能なスタートレバー29と、リールユニット42を構成する複数のリール46に対応するよう操作プレート11の正面にボタンプレートを介し装着される複数のストップボタン30とから構成される。
メダル投入口24は遊技者により投入されたメダルMをその真偽判別用のコインセレクタ20に誘導し、1BETボタン26は押圧操作に基づき既に投入された貯留メダルを1枚の投入メダルに減じて遊技可能とするよう機能する。また、MAXBETボタン27は押圧操作に基づき貯留メダル数を最大投入枚数まで減じてメダル投入に変え、キャンセルボタン28は押圧操作に基づき貯留メダルを払い出すよう機能する。
スタートレバー29はメダル投入口24に対するメダルMの投入や1BETボタン26の押圧操作等を前提とした押下操作に基づき、分離ユニット40のリールユニット42を回転駆動するよう機能し、複数のストップボタン30はスタートレバー29の横方向に並べて配設され、各ストップボタン30が押圧操作されることにより対応するリール46の回転を停止させる。
扉枠14は、図6に示すように、横長の枠体に形成され、下部キャビネット10の正面に複数のフックを介して着脱自在に支持されるとともに、下部リフレクター13に水平にセットされた照明用の蛍光灯31を包囲する。この扉枠14の中空部には、蛍光灯31を覆う透光性のパネル15が上方からスライド可能に嵌合され、この横長のパネル15の表面には、遊技者が好む様々なキャラクターや文字等が描かれる。
分離ユニット40は、図2、図8、図9に示すように、筐体2の開口した正面の上半分内にキャッチクリップを介し着脱自在に嵌合保持されるメインフレーム41と、このメインフレーム41に内蔵されるリールユニット42と、メインフレーム41に装着されてリールユニット42を覆う上部パネル43とから構成される。メインフレーム41は、下面と正面がそれぞれ開口した略箱形に形成され、筐体2の棚板8にベース板44を介して搭載支持される。
リールユニット42は、図5に示すように、メインフレーム41のベース板44に搭載される断面略横U字形のリールボックス45を備え、このリールボックス45には、横一列に並ぶ複数(本実施形態では3本)のリール46が内蔵されており、この複数のリール46が共に回転したり、個別に回転する。
各リール46は、リールボックス45にモータプレートを介して装着支持されるステッピングモータ等のリールモータ47を備え、このリールモータ47の回転可能な駆動軸には、合成樹脂製のリールドラムが接続されており、このリールドラムの周面には、エンドレスのリールテープ48が嵌合されるとともに、このリールテープ48の表面には、抽選用の複数の図柄(本実施形態では合計21個)49が所定の配列で周方向に描かれる(図1参照)。
複数の図柄49は、詳細を省略するが、例えば抽選の外れの役を示す普通図柄と、抽選の当選の役を示す特別図柄と、次回の遊技時に新たなメダルMを投入することなく、前回の遊技開始状態と同じ条件で再度遊技が行える再遊技の役を示す再遊技図柄とに分類される。普通図柄としては、例えば「BAR」、「スイカ」、「ベル」、「チェリー」があげられ、特別図柄としては、例えば「赤7」があげられる。再遊技図柄としては、例えば「Replay」があげられる。
上部パネル43は、図8に示すように、メインフレーム41の側部にロック機構を介し回転可能に軸支される上部キャビネット50を備え、この上部キャビネット50の正面には、透光性の上部パネル板51が上部パネル枠により装着される。この上部キャビネット50は、図1や図9に示すように、リールユニット42に対応する横長の開口52が形成されるとともに、この開口52に隣接する箱形の液晶ユニット53が縦長の状態で装着され、この液晶ユニット53に、遊技内容に応じて様々なキャラクター等が表示される。
上部キャビネット50の開口52の下部周縁には、遊技メダルの払出枚数やエラーを表示する表示器54、遊技メダルの貯留枚数を表示する枚数表示器55がそれぞれ装着され、上部キャビネット50の開口52の上部周縁近傍には、上部パネル板51に覆われる照明用の蛍光灯31Aが上部リフレクター56を介し水平にセットされる(図9参照)。
上部キャビネット50の上部中央には、透光性の上部ランプレンズ57が装着され、上部キャビネット50の上部両側には、上部ランプレンズ57と共にアーチを形成するLEDレンズ58がアーチLED基板を介してそれぞれ装着される。また、上部キャビネット50の最上部両側には、LEDレンズ58の上方に位置する透光性のスピーカレンズ59がそれぞれ装着される。
上部キャビネット50の裏面の上部中央には、上部ランプレンズ57に対応する電球付きのアーチランプ基板60がサブ中継基板等と共に装着され、上部キャビネット50の裏面の最上部両側には、スピーカレンズ59に対応する上部スピーカ61がスピーカグリルを介しそれぞれ装着される(図9参照)。
上部パネル板51は、その表面に遊技者が好む様々なキャラクターや文字等が描かれ、リールユニット42の複数の図柄49を3×3のマトリックスに表示する横長の図柄表示窓62、表示器54や枚数表示器55に対応する複数の表示窓63がそれぞれ透明に形成される。
制御装置70は、図5に示すように、遊技内容や抽選内容を制御する主制御装置71と、この主制御装置71の制御下で動作する副制御装置72とを備え、これら主制御装置71と副制御装置72とが筐体2内に設置されるとともに、背面スピーカ6、ホッパーユニット3、操作ユニット12、蛍光灯31・31A、液晶ユニット53、表示器54、枚数表示器55、アーチLED基板、アーチランプ基板60、サブ中継基板、上部スピーカ61等にコネクタを介して接続されており、分離ユニット40と共に着脱自在のメインユニットを構成する。
主制御装置(メイン基板ともいう)71は、プリント基板からなる回路基板に、CPU、ROM、RAM、I/O、その他の部品が実装されることにより構成され、不正改造されないよう透明の樹脂ケース73に収納されて強固に封止されるとともに、メインフレーム41の背面にメイン基板ベース74を介して装着されており、図示しないホールのホールコンピュータに集中端子板75を介して接続される。
このような主制御装置71は、CPUがRAMを作業領域としてROMに記憶された所定のプログラムを読み込むことにより、ホッパーユニット3やリールユニット42等を制御する遊技制御手段、予め定められた抽選確率に基づいて当選か否かの抽選を行なう当選抽選手段を形成する。
遊技制御手段は通常遊技手段や特別遊技手段として機能し、当選抽選手段は乱数発生手段、乱数抽出手段、当選判定テーブル、判定手段として機能するが、ここでは説明を省略する。特別遊技手段も、特定導入遊技制御手段や特定遊技制御手段として機能するが、ここでは説明を省略する。
副制御装置(サブ基板ともいう)72は、プリント基板からなる回路基板に、CPU、ROM、RAM、I/O、その他の部品が実装されることにより構成され、不正改造されないよう透明の樹脂ケース73Aに収納されて強固に封止されており、メインフレーム41のベース板44側方に箱形のサブ基板ベース76を介し立てて設置され、かつリールユニット42に隣接する。
このような副制御装置72は、CPUがRAMを作業領域としてROMに記憶された所定のプログラムを読み込むことにより、背面スピーカ6、蛍光灯31・31A、アーチLED基板、アーチランプ基板60、上部スピーカ61等からなる表示装置を制御する演出制御手段を形成する。
演出制御手段は、演出選択手段や遊技回数記憶手段として機能するが、ここでは説明を省略する。
電源ユニット80は、図4に示すように、筐体2の棚板8下面に装着され、背面スピーカ6、ホッパーユニット3、操作ユニット12、蛍光灯31・31A、液晶ユニット53、表示器54、枚数表示器55、アーチLED基板、アーチランプ基板60、サブ中継基板、上部スピーカ61、制御装置70等にコネクタを介して接続されており、これらに必要な電力を給電する。この電源ユニット80には、例えばメインスイッチ、設定キースイッチ、設定変更スイッチ、打ち止め切り替えスイッチ、保護ヒューズ、ACランプ、パワーランプ、アース線取付端子等が配設される。
さて、本実施形態における遊技機は、図1、図3、図6、図10に示すように、下部キャビネット10の正面最下部に装着され、払出口16から払い出されたメダルMを貯留するコインカップ17と、下部キャビネット10の払出口16からコインカップ17内に払い出されるメダルMをコインカップ17内の前後左右方向に分散させる分散突起92とを備えている。
コインカップ17は、例えばPC等からなる所定の合成樹脂等を使用して左右横方向に伸びる上面の開口したトップオープンボックスタイプに形成され、その背面壁の中央部には、遊技機の前後方向に傾斜したメダルM用の滑走路90が一体形成されており、この滑走路90の上部が払出口16の下部に接続される。このコインカップ17の一側部には中空が形成され、この中空の一側部には、喫煙者用の灰皿セット91が締結具を介し着脱自在に嵌合螺着される。
分散突起92は、例えばPC、PPE、PAアロイ等からなる所定の合成樹脂を使用して頂点92aが上方に伸びる三角錐に形成され、コインカップ17の底面に一体的に立設されてコインカップ17の正面壁と滑走路90との間に介在配置される。この分散突起92は、コインカップ17の正面壁の高さよりも低く形成され、その頂点92aが滑走路90よりも下方に位置するとともに、コインカップ17の正面壁と滑走路90との間の中間に位置する。
上記構成において、スロットマシンからなる遊技機で遊技し、入賞すると、遊技機の筐体2に設置されたホッパーユニット3から扉4の払出口16に複数枚のメダルMが払い出され、この複数枚のメダルMがコインカップ17の中央部に滑走路90を介して払い出される。
この際、分散突起92の頂点92aや複数の傾斜面92bに払い出された複数枚のメダルMが衝突すると、この複数枚のメダルMが分散突起92のいずれかの傾斜面92b(本実施形態では4面)に案内されてコインカップ17内の前後左右のいずれかの方向に流動し、貯留される。
上記構成によれば、メダルMが大量に払い出される場合でも、簡易な構成の分散突起92がその周囲にメダルMを分散させるので、コインカップ17の中央部付近にメダルMが貯留されて山のように堆積してしまうのをきわめて有効に抑制防止することができる。
また、遊技中に遊技者が身をかがめ、メダルMの山を手で均しながらリール46の図柄49を不自然な姿勢で注視したり、操作ユニット12を操作する必要がないので、遊技に対する貴重な集中力を欠くことがなく、しかも、メダルMにより掌が汚れてしまうおそれも実に少ない。さらに、構造の複雑な大型のメダル払出機構を設置する必要もないので、遊技機の筐体2内や扉4の裏面に、大きな設置スペースを確保する必要がなく、遊技機の構造の著しい簡素化を図ることができる。
次に、図11ないし図13は本発明の第2の実施形態を示すもので、この場合には、コインカップ17に、複数枚のメダルMを支持する受基材93を上下方向に屈曲可能に内蔵し、コインカップ17の正面壁には、上下方向に揺動可能な操作レバー94を軸支させ、この操作レバー94の受基材93の中央部下面(裏面)に接触する先端部を分散突起92に形成するようにしている。
コインカップ17の前後左右の周壁の内周面には、受基材93を水平に保持する図示しない保持片が周設され、コインカップ17の正面壁の中央部には、メダルMが飛び出ないように操作レバー94用の孔95が穿孔されており、この孔95内に操作レバー94がピンを介し揺動可能に挿入軸支される。また、受基材93は、硬質の複数のゴム板が相互に屈曲するよう略キャタピラ状に連結されることにより、平面帯形に形成される。各ゴム板は、例えば平面長方形に形成され、表面に凹凸がないよう滑らかに形成されてメダルMの滑走を容易にする。
操作レバー94は、例えば直線的なバーからなり、その先端部がコインカップ17の内部に挿入されてコインカップ17の底面と受基材93との間に介在され、残りの末端部が外部から遊技者が手動操作可能なよう露出する。
上記構成において、受基材93の中央部付近に払い出されるメダルMが山のように堆積するのを防止する場合には、遊技者は、予め操作レバー94の末端部を握持操作して押し下げておけば良い。
すると、基準位置に待機していた操作レバー94の先端部、換言すれば、分散突起92が突出位置である受基材93の中央部下面に圧接して押し上げ、平坦な受基材93を断面山形に変形させ、この山形に変形した受基材93の頂点付近を中心とした周囲に払い出されたメダルMが分散する。
分散したメダルMが大量に貯留され、コインカップ17の中央部にもメダルMを貯留したい場合には、操作レバー94を手動操作して分散突起92を元の基準位置に後退復帰させれば良い。
すると、操作レバー94の分散突起92が下降して受基材93の中央部下面を元の位置に復帰させ、断面山形の受基材93が断面板形に変形復帰し、この復帰した受基材93の中央部付近に払い出されたメダルMが貯留される。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、分散突起92の構造の多様化を図ることができるのは明らかである。
次に、図14、図15は本発明の第3の実施形態を示すもので、この場合には、下部キャビネット10の最下部中央に、駆動モータ97を内蔵したユニット96を設置し、このユニット96の駆動モータ97の駆動軸には、コインカップ17の底面と受基材93との間に介在されるレバー98を嵌着支持させ、このレバー98の受基材93の中央部下面に接触する先端部を分散突起92に形成するようにしている。
駆動モータ97は、図15に示すように、例えばステッピング駆動モータ等からなり、操作ユニット12に設けられた専用スイッチ99・99Aが選択的に操作されることにより正転駆動あるいは逆転駆動し、基準位置と突出位置との間でレバー98を上下に揺動、換言すれば、進退動させるよう機能する。
上記構成において、受基材93の中央部付近に払い出されたメダルMが山のように堆積するのを防止する場合には、遊技者は、予め操作ユニット12の専用スイッチ99を操作しておけば良い。
すると、駆動モータ97が駆動してレバー98を上方向に揺動させ、基準位置に待機していたレバー98の先端部、換言すれば、分散突起92が突出位置である受基材93の中央部下面に圧接して押し上げ、平坦な受基材93を断面山形に変形させ、この山形に変形した受基材93の頂点付近を中心とした周囲に払い出されたメダルMが分散する。
分散したメダルMが大量に貯留され、コインカップ17の中央部にもメダルMを貯留したい場合には、専用スイッチ99Aを操作して駆動モータ97を逆転駆動させ、分散突起92を元の基準位置に復帰させれば良い。その他の部分については、上記第2の実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、分散突起92の多様化を図ることができる他、レバー98を手で強く操作する必要がないので、手や指の疲労を大いに軽減することができる。
なお、上記実施形態では遊技機として分離型のスロットマシンを示したが、何らこれに限定されるものではなく、非分離型のスロットマシンでも良い。また、分散機能を確保することができるのであれば、分散突起92を多角形の柱形や半円柱等としても良い。例えば、分散突起92を三角柱に形成し、この分散突起92をコインカップ17の正面壁と滑走路90との間に寝かせた状態で介在するとともに、この分散突起92の頂点92aを上方に向け、払い出された複数枚のメダルMをコインカップ17内の左右方向に分散させるようにしても良い。
また、操作レバー94やレバー98の先端部それ自体を分散突起92としても良いし、操作レバー94やレバー98の先端部に別体の分散突起92を設けることも可能である。また、上記実施形態では受基材93の少なくとも一部として、受基材93の中央部下面を押し上げたが、何らこれに限定されるものではない。例えば、受基材93の側部下面を突き上げたり、受基材93の中央部下面や側部下面等を持ち上げることも可能である。要するに、払出口16から払い出された複数枚のメダルMが衝突する箇所に、分散突起92の頂点92a又は受基材93の頂点が位置するようにすれば良い。さらに、下部キャビネット10の最下部中央にユニット96を設置するのではなく、コインカップ17にユニット96を設置しても良い。
本発明に係る遊技機の実施形態を示す正面図である。 本発明に係る遊技機の実施形態を示す全体分解図である。 本発明に係る遊技機の実施形態を示す側面図である。 本発明に係る遊技機の実施形態における筐体ユニット等を示す分解斜視説明図である。 本発明に係る遊技機の実施形態における分離ユニット等を示す分解斜視説明図である。 本発明に係る遊技機の実施形態における扉を示す分解斜視説明図である。 本発明に係る遊技機の実施形態における扉をその裏面側から示す分解斜視説明図である。 本発明に係る遊技機の実施形態における上部パネルを示す分解斜視説明図である。 本発明に係る遊技機の実施形態における上部パネルをその裏面側から示す分解斜視説明図である。 本発明に係る遊技機の実施形態における払出口、コインカップ、及び分散突起の関係を模式的に示す断面説明図である。 本発明に係る遊技機の第2の実施形態を示す正面図である。 本発明に係る遊技機の第2の実施形態を示す全体分解図である。 本発明に係る遊技機の第2の実施形態を示す側面図である。 本発明に係る遊技機の第3の実施形態を示す分解斜視説明図である。 本発明に係る遊技機の第3の実施形態における分散突起を模式的に示す断面説明図である。
符号の説明
1 筐体ユニット
2 筐体
3 ホッパーユニット
4 扉
10 下部キャビネット
11 操作プレート
12 操作ユニット
13 下部リフレクター
14 扉枠
15 パネル
16 払出口
17 コインカップ(カップ)
40 分離ユニット
42 リールユニット
70 制御装置
71 主制御装置
72 副制御装置
80 電源ユニット
92 分散突起
92a 頂点
92b 傾斜面
93 受基材
94 操作レバー
96 ユニット
97 駆動モータ(駆動部)
98 レバー
99 専用スイッチ(スイッチ)
99A 専用スイッチ(スイッチ)
M メダル

Claims (3)

  1. 開口した正面が扉により開閉される筐体に、メダルを払い出すホッパーユニットを内蔵し、筐体の扉に、ホッパーユニットからのメダルを外部に払い出す払出口を設けた遊技機であって、
    の払出口から払い出されたメダルをその中央部付近で受けて支持するとともに、上下方向に屈曲可能な受基材によってメダルを貯留するカップと、
    受基材の下方に配置され、受基材の中央部下面に圧接して押し上げて、受基材の中央部を断面山形に変形させて扉の払出口からカップ内に払い出されるメダルを少なくともカップ内の左右方向に分散させる突出位置及びこの突出位置から下降して山形に変形された受基材を断面板状に復帰させる基準位置に進退動可能な分散突起とを備え、
    受基材は、外部操作に基づき基準位置または突出位置のいずれかの位置に保持されることを特徴とする遊技機。
  2. カップの周壁に、外部操作に基づき上下方向に回転する操作レバーを支持させ、この操作レバーの受基材の少なくとも一部に接触する先端部を分散突起としたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 扉の下部とカップのいずれか一方に設置され、扉に設けられたスイッチの操作に基づき駆動する駆動部と、この駆動部の駆動に基づき上下方向に回転するレバーとを備え、このレバーの受基材の少なくとも一部に接触する先端部を分散突起としたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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